社会起業家の久能祐子さん 日米で創薬成功の恩を次代へ
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創業した日米のスタートアップで2つの新薬の実用化に成功し、アメリカンドリームをつかんだ社会起業家の久能祐子さん。日米で後進育成に力を注いできた。起業家の卵を育てる仕組みを作り、自身が受けた恩を次世代へとつないでいる。
くのう・さちこ 1954年山口県生まれ。京都大学大学院で工学博士号を取得。89年にアールテック・ウエノを共同創業、94年に緑内障治療薬の実用化に成功した。その後、米国に移住し、医薬品を開発するスタートアップを連続起業。米国でも新薬を世に送り出した。起業家支援にも注力しており、米国では1100万ドルで買い取った歴史的邸宅をインキュベーション施設として活用している。...
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