WO2019003361A1 - 撮像システム及び撮像装置 - Google Patents
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- the European new car assessment Euro NCAP is expected to further improve the detection performance of in-vehicle cameras in dark environments, such as adding a function to detect pedestrians at night as a target of collision avoidance by automatic braking in 2018 Be
- an illumination technology for illuminating the front is required.
- the vehicle lamp described in Patent Document 1 is described to realize high-intensity illumination as a configuration including a light emitting unit including a phosphor, a laser optical system including a laser light source, a projection lens, and the like. .
- FIG. 1B is a block diagram showing the configuration of the imaging unit (imaging device) 2.
- the imaging unit (imaging device) 2 outputs an imaged image data to the image processing unit 5, and a synchronization signal input terminal 2 b that inputs a synchronization signal of illumination light emission timing as a control signal from the control unit 4. And have. Thus, the imaging operation of the imaging unit 2 is performed in synchronization with the illumination light emission timing of the illumination unit 1.
- the change width of the light flux amount when dimming the illumination light is temporally constant, but in the third embodiment, the case where the change width of the light flux amount can be temporally changeable will be described.
- the change width of the luminous flux amount is also referred to as “light control width”.
- FIG. 10 is a diagram showing an example in which the imaging system is applied to a monitoring camera system.
- the monitoring camera system 12 includes, in addition to the imaging unit (monitoring camera) 2, an illumination unit 1, a light control unit 3 for controlling the illumination unit 1, and a control unit 4 for controlling these.
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Abstract
撮像システム10は、被写体に照明光を照射する照明部1と、照明部から照射する照明光の光束量を調光する調光部3と、撮像素子により被写体を撮像し画像信号を出力する撮像部2と、調光部と撮像部を制御する制御部4と、を備える。制御部は調光部を介し、撮像部の撮像フレームに同期して、照明部から照射する照明光の光束量および/又は照射時間を制御する。一例として、調光部は照明部に対し、撮像部の連続する2つの撮像フレームを周期とし、撮像部の第1のフレームにおける照明光の光束量L1と、これに続く第2のフレームにおける照明光の光束量L2とを異なる値に調光する。
Description
本発明は、照明動作と連携して撮像動作を行う撮像システム及び撮像装置に関する。
車載用カメラにおいては、より遠方の物体を精度良く認識し、解像度を落とさずに広い範囲の物体を認識する要求が高まっている。例えば欧州の新車アセスメントEuro NCAPでは、自動ブレーキによる衝突回避の対象として、夜間の歩行者を検知する機能を2018年に加点するなど、今後、暗環境における車載カメラの検出性能の向上がますます求められる。そのためには、カメラに搭載する撮像素子の高感度化だけでなく、暗環境において前方をできるだけ明るく照らす照明技術が必要となる。例えば特許文献1に記載の車両用灯具は、蛍光体を含む発光部と、レーザー光源を含むレーザー光学系と、投影レンズ等を備える構成として、高輝度の照明を実現することが述べられている。
車載カメラに要求される検出性能として、暗環境における物体の認識性能だけでなく、高速走行時における物体の検出性能、すなわち検出速度も要求される。いずれの要求を優先するかは、カメラの使用条件である車外の明るさや車両速度によって異なってくる。よって、使用条件に応じて検出性能の内容を切り替えることが望ましい。
特許文献1に示すようなレーザー光源を搭載した照明装置によれば、前者の暗環境における物体の認識性能の向上が期待できるが、レーザー光源はLED光源などの汎用光源に比べて高価であるという課題がある。また、特許文献1をはじめ従来技術では、カメラの使用条件に応じて検出性能や検出速度を向上させることは特に考慮されていなかった。
本発明の目的は、汎用の光源を使用しつつ、暗環境における検出性能の向上、および高速走行時の検出速度の向上を実現する撮像システムを提供することである。
本発明の撮像システムは、被写体に照明光を照射する照明部と、照明部から照射する照明光の光束量を調光する調光部と、撮像素子により被写体を撮像し画像信号を出力する撮像部と、調光部と撮像部を制御する制御部と、を備え、制御部は調光部を介し、撮像部の撮像フレームに同期して、照明部から照射する照明光の光束量および/又は照射時間を制御することを特徴とする。
その一例を挙げれば、調光部は照明部に対し、撮像部の連続する2つの撮像フレームを周期とし、撮像部の第1のフレームにおける照明光の光束量L1と、これに続く第2のフレームにおける照明光の光束量L2とを異なる値に調光する構成とした。
本発明によれば、汎用の光源を使用しつつ、暗環境における検出性能の向上、および高速走行時の検出速度の向上を実現する撮像システムを提供することができる。
以下、本発明の撮像システムの実施形態について図面を用いて説明する。以下の説明は、撮像システムを車両に搭載する場合を例とするが、監視カメラシステムに適用することも可能である。
実施例1では、暗環境における検出性能の向上に適した撮像システムについて説明する。
図1Aは、実施例1において車両に搭載した撮像システムの構成を示すブロック図である。車両20に搭載された撮像システム10は、照明光を照射する照明部1、被写体を撮像する撮像部(撮像装置)2、照明部1からの照明光を調光する調光部3、および撮像部2と調光部3を制御する制御部4を備えている。ここに照明部1は、車両20の前方を照明する灯具(ヘッドライト)であり、LED光源などの汎用光源を使用している。
図1Aは、実施例1において車両に搭載した撮像システムの構成を示すブロック図である。車両20に搭載された撮像システム10は、照明光を照射する照明部1、被写体を撮像する撮像部(撮像装置)2、照明部1からの照明光を調光する調光部3、および撮像部2と調光部3を制御する制御部4を備えている。ここに照明部1は、車両20の前方を照明する灯具(ヘッドライト)であり、LED光源などの汎用光源を使用している。
照明部1から照射した照明光30によって車両20の前方領域を照明し、撮像部2により前方領域を撮像する。撮像部2にて撮像した画像データは画像処理部5に送られ、前方領域の物体(人物)を検出する。また、画像処理部5の処理結果に応じて、制御部4は撮像部2と調光部3を制御することも可能である。なお構成としては、画像処理部5の機能の一部または全てが、撮像システム10の中に組み込まれた構成でも良い。本実施例では、制御部4からの制御により、撮像部2の撮像動作と、調光部3による照明部1の照明動作を連携させている。
図1Bは、撮像部(撮像装置)2の構成を示すブロック図である。撮像部(撮像装置)2は、撮像した画像データを画像処理部5に出力する撮像データ出力端子2aと、制御部4からの制御信号として照明発光タイミングの同期信号を入力する同期信号入力端子2bとを備えている。これにより、照明部1の照明発光タイミングに同期して撮像部2の撮像動作を行うようにしている。
図2は、撮像フレームと照明動作の関係を示す図である。(a)は撮像部2による撮像フレーム列を、(b)は照明部1が照射する光束量の変化を、(c)は撮像部2から得られる出力信号のSN比を示したものである。(a)において、符号F1~F4は撮像フレームの番号を示しており、制御部4からの制御信号に従ってフレーム単位で撮像動作を行う。
(b)は、(a)の各フレームにおいて照明部1から照射する光束量(記号Lで示す)の変化を示している。なお、本実施例では、調光部3によって照明部1のLED光源をパルス幅制御することで各フレームの光束量(L)を変化させている。例えば、フレームF1では光束量を相対的に高く調光し(L=L1)、次のフレームF2では光束量を相対的に低く調光する(L=L2)。その際、撮像フレームの周期を人の目の応答時間より短くすることで、照明光の光束量がフレーム単位で変化しても人の目にはその明暗の変化を認識できない。すなわち、人の目にとっては平均的な光束量(L=Lav)となり、フリッカーを感じさせることはない。一方撮像部2では、高速な撮像素子を用いているため、照明光の明暗の変化に応じた撮像動作を行うことができる。
(c)は撮像部2から出力される撮像信号のSN比(記号Pで示す)を相対的に示している。フレームF1の期間では物体への照度が高いためSN比は高くなり(P=P1)、フレームF2の期間では物体への照度が低くなるためSN比が低くなる(P=P2)。これにより、フレームF1で得られるSN比(P1)は、平均的な光束量(Lav)で得られるSN比(Pav)よりも大きくなる。なお、フレームF2の期間ではSN比(P2)は平均的なSN比(Pav)よりも小さくなるが、画像処理部5においてはフレーム単位での検出処理を行うため、フレームF1での検出性能に支障を与えることはない。このようにして、撮像部2の出力信号のSN比が平均的なSN比よりも高くなる期間を設けることで、検出性能を向上することができる。
このように本実施例では、フレームF1,F3の期間では相対的に高い光束量(L1)に調光するのに対し、これに続くフレームF2,F4の期間では相対的に低い光束量(L2)に調光している。その理由は、光束量が高い期間と光束量が低い期間とを交互に設けることで、継続した照明動作期間にわたり、平均的な光束量(Lav)を略一定の値とするためである。これにより、人の目が感じる照明部1による本来の照明効果の変動をなくすとともに、照明部1の消費電力を従来とほぼ同等にすることができる。
図2に示す例では、フレームF1,F3の期間では相対的に高い光束量(L1)に、これに続くフレームF2,F4の期間では相対的に低い光束量(L2)に調光したが(L1>L2)、光束量の大小関係を逆にしてL1<L2としても良いことは言うまでもない。すなわち、連続する2つのフレームを周期とし、先行する第1のフレームにおける光束量L1と、これに続く第2のフレームにおける光束量L2とを異なる値(L1≠L2)に調光すればよい。
また、光束量の変化の周期を2フレームとしたが、これに限定されず、人の目の応答時間に応じてもっと長い周期とすることができる。つまり、撮像素子の1フレーム期間がさらに短い場合には、光束量の変化の周期をNフレーム(Nは2以上)として、Nフレーム内に最大の光束量(L1)に調光するフレームと、最小の光束量(L2)に調光するフレームとを含ませ、Nフレーム期間内の光束量の平均値がLavとなるように調光すればよい。
図3は、本実施例による照明光の効果を模式的に説明する図である。(a)は比較のために従来の照明状態を、(b)は本実施例における照明状態を示す。いずれも暗環境において、車両20から照明光30を照射し、車両20から比較的遠方に存在する歩行者21や標識22を検出する場合である。
図3(a)は、図2における平均的な光束量L=Lavにて照明した場合で、検出対象物(歩行者21や標識22)に対する照度が十分でなく、得られる撮像信号のSN比が低く、検出対象物の識別が困難な状態となる。
これに対し図3(b)は、図2における相対的に高い光束量L=L1にて照明した場合(フレームF1、F3の期間)で、検出対象物に対する照度が高まり、得られる撮像信号のSN比が向上し、検出対象物の識別が可能となる。つまり、ここで言う相対的に高い光束量L1とは、撮像部2からの出力信号のSN比が検出対象物の検出に十分となるように調光した状態である。
なお、ここには図示しないが、図2における相対的に低い光束量L=L2にて照射した場合(フレームF2、F4の期間)は、検出対象物に対する照度が図3(a)の場合よりも低下し、得られる撮像信号のSN比が劣化する。しかし画像処理部5では、この期間での検出対象物の識別は行わないので支障にはならない。
このように本実施例によれば、照明部1の消費電力を従来とほぼ同等としつつ撮像部2からの出力信号のSN比を高くして、暗環境における検出対象物の検出性能を向上することが可能となる。その際、LED光源などの汎用光源を使用できるので、コストアップを招くことはない。
実施例1では照明光の照射領域全体に対して光束量を調光したが、実施例2では、照射領域の一部領域のみを調光する場合について説明する。
図4は、実施例2における照明光の照射状態を示す図である。車両20の前方の照射領域31のうち、符号32で示す領域のみを部分的に調光している。例えばこの領域32は車両20の走行方向であり、他よりも検出性能が要求される領域である。
図4(a)は、例えば図2のフレームF1、F3において、照明部1からの光束量を領域32のみ相対的に高く調光した状態(L=L1’)である。他の領域31では、平均的な光束量(L=Lav)とする。
一方図4(b)は、図2のフレームF2、F4において、領域32のみ低く調光した状態(L=L2’)である。他の領域31では、平均的な光束量(L=Lav)とする。その際の光束量の変化(L1’、L2’)の平均がLavとなるように設定することで、人の目には、一部の領域32と周囲の領域31とで照度の差を感じさせないようにできる。
なお、一部の領域32に対してのみ照明光の光束量を調光するには、照明部1に例えばLEDアレイ光源を使用することで部分領域の調光が可能である。あるいは、光ビームを走査する照明方式を採用することでも、部分領域の調光が可能である。
本実施例によれば、照射領域のうち他よりも検出性能が要求される一部の領域について、撮像部2からの出力信号のSN比を高くして検出性能を向上することが可能となる。
実施例1では、照明光を調光するときの光束量の変化幅は時間的に一定としたが、実施例3では、光束量の変化幅を時間的に変更可能とする場合について説明する。以下、光束量の変化幅を「調光幅」とも呼ぶ。
図5は、実施例3における撮像フレームと照明動作の関係を示す図である。(a)は撮像部2による撮像フレーム列を、(b)は照明部1が照射する光束量の変化を示している。(a)において、符号T1~T3は撮像期間を示し、各撮像期間には複数の撮像フレーム(ここでは4フレーム)が含まれている。
(b)で示すように、撮像期間T1では調光幅(光束量の変化幅)を小さくし、光束量をL1とL2の間で繰り返している。一方撮像期間T2では、調光幅を大きくし、光束量をL3とL4の間で繰り返している。実施例1でも述べたように、照明光による照度が高いほど撮像信号のSN比は高くなる。その結果、撮像期間T1のフレームF1,F3で得られるSN比よりも、撮像期間T2のフレームF5,F7で得られるSN比がより高くなる。
このような照明制御は、撮像環境に応じて、撮像部2からの出力信号のSN比を変化させたい(更に高めたい)場合に有効である。つまり、検出対象物に対する照度が低下し、より高い照度を必要とする場合には、撮像期間T2のように、これに含まれるフレームF5,F7における光束量を更に増大させる(L=L3)。これにより、撮像信号のSN比を改善することができる。その際、現在の照度が十分かどうかは、制御部4において、撮像部2からの出力信号のSN比や画像処理部5での処理結果をモニタしたり、周囲の環境輝度をモニタしたりすることで、所定の基準値と比較して判断すればよい。
なお、実施例1と同様に、継続した照明動作期間において人の目には照度の変化を感じさせないように、また照明部1の消費電力が従来とほぼ同等となるようにする。そのため、撮像期間T2における光束量L3,L4の平均値が撮像期間T1における光束量の平均値Lavと略等しくなるように、フレームF6,F8における光束量を更に減少させる(L=L4)。
実施例4では、高速走行時に対応し検出速度の向上に適した撮像システムについて説明する。
図6は、実施例4において車両に搭載した撮像システムの構成を示すブロック図である。本実施例の撮像システム11は、2つの照明部1a,1bを備え、互いに異なるスペクトル成分の光を照射する。例えば、照明部1aは白色光を、照明部1bは近赤外光を照射する。2つの照明部1a,1bは別体である必要はなく、同一の筐体内に各々の光源を収納してもよい。調光部3は、2つの照明部1a,1bに対し調光を行う。他の構成は実施例1(図1A)と同様である。照明部1aから照射した照明光30aと、照明部1bから照射した照明光30bは、車両20の前方領域を照明する。この図では2つの照明光30a,30bの照射領域をずらして描いているが、実際には照射領域は一致している。本実施例でも、制御部4からの制御により、撮像部2の撮像動作と、照明部1a,1bを調光する調光部3の動作を連携させている。
図7は、撮像フレームと照明動作の関係を示す図である。(a)は撮像部2による撮像フレーム列を、(b)と(c)はそれぞれ照明部1aと照明部1bが照射する光束量の変化を示している。
(a)のように、各撮像フレームF1,F2,・・を時分割し、例えばフレームF1を前半期間F1aと後半期間F1bの2つの期間に分割する。そして(b)(c)に示すように、フレームF1の前半期間F1aは照明部1a(白色光)のみで照明し、フレームF1の後半期間F1bでは照明部1b(近赤外光)のみで照明する。その時の光束量La,Lbは、それぞれの期間F1a,F1bにおいて、撮像部2からの出力信号のSN比が検出対象物の検出に十分となるように設定している。その結果、前半期間F1aには照明部1a(白色光)による1枚の撮像信号が、後半期間F1bには照明部1b(近赤外光)による1枚の撮像信号を出力し、1つの撮像フレームF1の期間に2枚の画像を得ることができる。これにより、フレームレートが実効的に2倍となり、検出速度を向上させることができる。
図8は、撮像部2内の撮像素子の構成と動作を示す図である。(a)は撮像素子の配置を示し、(b)は撮像処理動作を示す。
(a)のように撮像素子40は、R(赤)、G(緑)、B(青)それぞれのカラーフィルタをアレイ状に配置した画素群に、近赤外光(IR)の検出に対応した画素を追加して2次元状に配列している。これにより、照明部1aの白色光照射に対してはR,G,Bの画素が、照明部1bの近赤外光照射に対してはIR画素が光電変換を行う。その結果、撮像素子40の各画素からは、R,G,BおよびIRのうち1つの画素信号のみが出力され、得られるデータはモザイクデータとなる。
(b)は撮像部2の撮像処理動作を示し、撮像素子40から出力されたモザイクデータをデモザイキング処理し、R画素データ群から補間処理された画像40a、G画素データ群から補間処理された画像40b、B画素データ群から補間処理された画像40c、およびIR画素データ群から補間処理された画像40dを生成する。そして、画像40a、40b、40cを組み合わせることでカラー画像を、また画像40dから近赤外画像を、同一フレーム内で取得することができる。
前述したように、本実施例では1つのフレームを時分割して、互いにスペクトルが異なる照明光で照明している。また撮像部2に用いる撮像素子は、互いにスペクトルが異なる照明光に反応するように構成しているので、1フレーム期間に時間的にずれた2枚の画像を互いに干渉することなく生成できる。
図9は、本実施例による撮像画像の例を示す図である。(a)は撮像フレームを、(b)は撮像画像の時間変化の例を示す。撮像フレームF1の期間において、照明部1aの照射光(白色光)だけを照射している期間F1aの撮像画像51aと、照明部1bの照射光(近赤外光)だけを照射している期間F1bの撮像画像51bの2つの画像を生成できる。フレームF2の期間においても同様で、2つの撮像画像52a、52bを生成できる。このように1フレームを時分割して2枚の画像を生成することで、実効的にフレームレートを増大させ、高速に変化する検出対象に対する検出速度を向上させることができる。
上記の例では照明光を白色光と近赤外光の2つに分離したが、これに限定されず、互いにスペクトルが異なる照明光とし、かつ撮像素子がそれぞれの照明光に対応して別々の画像を生成する構成であれば、同様の効果が得られる。また、分離する数は2以上の任意の整数Mでも良い。例えば照明光をR、G、Bの3色に分離し(M=3)、1フレーム内を3つの期間に時分割してR、G、B光を順に照射する構成でも構わない。この場合、撮像部2の撮像素子には、R、G、Bそれぞれのカラーフィルタの画素をアレイ状に配置したものを用いる。R画素データ群から補間処理されたR画像と、G画素データ群から補間処理されたG画像、およびB画素データ群から補間処理されたB画像の3つの画像を順に生成することで、1フレームを3つに時分割した撮像画像を生成できる。これにより、実効的なフレームレートを3倍に向上させることができ、撮像システムの検出速度をさらに向上することができる。本実施例によれば、車両が高速で走行している場合などのように、動きの速い検出対象物の検出を高速に行う場合に効果がある。
本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。例えば、撮像システムの使用条件(車両の走行速度)に応じて、実施例1の動作(検出性能の向上)と、実施例4の動作(検出速度の向上)を適宜切り替える構成も可能である。
また、上記した各実施例では、本発明の撮像システムを車両に搭載した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、撮像部と照明部を備えたシステム(例えば監視カメラやスマートフォン)にも適用できる。
図10は、撮像システムを監視カメラシステムに適用した例を示す図である。監視カメラシステム12は、撮像部(監視カメラ)2の他に、照明部1と、照明部1を調光する調光部3、これらを制御する制御部4を備える。
実施例1と同様に、調光部3は、照明部1による照明光が瞬間的に強くなる期間を設けて、この期間における撮像部2からの出力信号のSN比を改善させる。その際、照明光が瞬間的に弱くなる期間を設けて平均的な照度を一定に保ち、人の目には照度の変化を感じさせないようにする。これにより、暗環境における検出性能の向上を図ることができる。
あるいは実施例4と同様に、照明部1からスペクトルが異なる2つの照明光で交互に照射する。そして撮像部2が、各照明光に対応して別々の画像を生成する構成とすることで、実効的に監視カメラのフレームレートを向上させ、検出速度の向上を図ることができる。
1,1a,1b:照明部、
2:撮像部(撮像装置)、
3:調光部、
4:制御部、
5:画像処理部、
10,11:撮像システム、
12:監視カメラシステム、
20:車両、
30,30a,30b:照明光、
40:撮像素子、
40a~40d:画像。
2:撮像部(撮像装置)、
3:調光部、
4:制御部、
5:画像処理部、
10,11:撮像システム、
12:監視カメラシステム、
20:車両、
30,30a,30b:照明光、
40:撮像素子、
40a~40d:画像。
Claims (9)
- 照明動作と連携して撮像動作を行う撮像システムにおいて、
被写体に照明光を照射する照明部と、
該照明部から照射する照明光の光束量を調光する調光部と、
撮像素子により前記被写体を撮像し画像信号を出力する撮像部と、
前記調光部と前記撮像部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は前記調光部を介し、前記撮像部の撮像フレームに同期して、前記照明部から照射する照明光の光束量および/又は照射時間を制御することを特徴とする撮像システム。 - 請求項1記載の撮像システムにおいて、
前記調光部は前記照明部に対し、前記撮像部の連続する2つの撮像フレームを周期とし、前記撮像部の第1のフレームにおける前記照明光の光束量L1と、これに続く第2のフレームにおける前記照明光の光束量L2とを異なる値(L1≠L2)に調光することを特徴とする撮像システム。 - 請求項2記載の撮像システムにおいて、
前記照明光の光束量L1と光束量L2の平均値Lavは、前記照明部による継続した照明動作期間にわたり略一定の値とすることを特徴とする撮像システム。 - 請求項2記載の撮像システムにおいて、
前記調光部の行う光束量の調光動作は、前記照明部により照明光を照射する領域のうち一部の領域に対してのみ行うことを特徴とする撮像システム。 - 請求項2記載の撮像システムにおいて、
前記調光部は、前記撮像部による撮像期間に応じて、前記照明光の光束量L1と光束量L2の値を変更して調光することを特徴とする撮像システム。 - 請求項1記載の撮像システムにおいて、
前記調光部は前記照明部に対し、前記撮像部の連続するN個(Nは2以上の整数)の撮像フレームを周期とし、同一の周期に含まれる第1のフレームにおける前記照明光の光束量が最大値L1となり、他の第2のフレームにおける前記照明光の光束量が最小値L2となるように調光し、同一の周期に含まれるN個の撮像フレームの各光束量の平均値Lavは、前記照明部による継続した照明動作期間にわたり略一定の値とすることを特徴とする撮像システム。 - 請求項1記載の撮像システムにおいて、
前記照明部は、第1のスペクトルを有する第1の照明光を照射する第1の照明部と、第1のスペクトルとは異なる第2のスペクトルを有する第2の照明光を照射する第2の照明部とを備え、
前記撮像部の撮像素子は、前記第1のスペクトルの光に対し光電変換を行う第1の画素群と、前記第2のスペクトルの光に対し光電変換を行う第2の画素群とを有し、
前記調光部は前記照明部に対し、前記撮像部の1つのフレーム内において、前記第1の照明光と前記第2の照明光を時分割にて照射させることにより、
前記撮像部は1つのフレーム内において、前記第1の画素群から生成される第1の画像と前記第2の画素群から生成される第2の画像の信号を時分割にて出力することを特徴とする撮像システム。 - 請求項1記載の撮像システムにおいて、
前記照明部は互いにスペクトルが異なるM通り(Mは2以上の整数)の照明光を照射する構成であり、
前記撮像部の撮像素子は、前記M通りのスペクトルの光に対し光電変換を行うM通りの画素群を有し、
前記調光部は前記照明部に対し、前記撮像部の1つのフレーム内において、前記M通りの照明光を時分割にて照射することにより、
前記撮像部は1つのフレーム内において、前記M通りの画素群から生成されるM通りの画像の信号を時分割にて出力することを特徴とする撮像システム。 - 照明装置の照明動作と連携して撮像動作を行う撮像装置であって、
前記照明装置の照明発光タイミングの同期信号を入力する同期信号入力端子と、
撮像した画像データを出力する撮像データ出力端子と、を備え、
前記照明装置の照明発光タイミングに同期して撮像動作を行うことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
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PCT/JP2017/023821 WO2019003361A1 (ja) | 2017-06-28 | 2017-06-28 | 撮像システム及び撮像装置 |
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JP2014049963A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Nikon Corp | 動画撮影システム、カメラ、照明装置および照明制御装置 |
WO2016084500A1 (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | オリンパス株式会社 | カプセル型内視鏡、カプセル型内視鏡起動システム、及び検査システム |
-
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