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WO2006117975A1 - 太陽電池の製造方法及び太陽電池 - Google Patents

太陽電池の製造方法及び太陽電池 Download PDF

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WO2006117975A1
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Hiroyuki Ohtsuka
Naoki Ishikawa
Masatoshi Takahashi
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Shin-Etsu Handotai Co., Ltd.
Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
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  • the manufacturing method of the present invention can produce a highly competitive product in the solar cell market.
  • crystal plane orientation (100), 15 cm square 250 / zm thickness, specific resistance 0.5 cc 'cm (dopant concentration 3.26X10 16 cm_ 3 ) at az slice, conductivity type
  • a crystalline silicon substrate use the same method as in Fig. 2 (a), and perform a total etching of about 30 / zm on both sides, and then use the same method as in Fig. 2 (a) to prevent reflection on the surface. Texture formation, which is a structure, was performed.

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Abstract

 本発明は、第1導電型の半導体基板にpn接合を形成して太陽電池を製造する方法であって、少なくとも、前記第1導電型の半導体基板上にドーパントを含む第1塗布剤を塗布し、気相拡散熱処理により、第1塗布剤の塗布領域に形成される第1拡散層と、気相拡散により第1拡散層に接するように形成され、第1拡散層より導電率が低い第2拡散層とを同時に形成することを特徴とする太陽電池の製造方法及び太陽電池である。これにより、オーミックコンタクトを得ながら、受光面の電極以外の部分での表面再結合およびエミッタ内の再結合を抑制することにより、光電変換効率を向上させた太陽電池を、簡便かつ容易な方法により安価に製造することができる太陽電池の製造方法及び太陽電池が提供される。

Description

明 細 書
太陽電池の製造方法及び太陽電池
技術分野
[0001] 本発明は、太陽電池の製造方法及び太陽電池に関するものであり、特に低コストで 高効率の太陽電池の製造方法及びこの方法で製造される太陽電池に関する。 背景技術
[0002] 現在、民生用の太陽電池を製造するのに用いられている方法ではコスト低減が重 要課題であり、そのため熱拡散法とスクリーン印刷法を組み合わせた方法が一般的 である。その詳細は例えば次の通りである。
[0003] まず、チヨクラルスキー(CZ)法で引き上げられた単結晶シリコンインゴットやキャスト 法により作製した多結晶シリコンインゴットをマルチワイヤー法でスライスすることによ り得られた P型シリコン基板を用意する。次に、アルカリ溶液で表面のスライスダメージ を取り除いた後、最大高さ 10 m程度の微細凹凸 (テクスチャ)を表面に形成し、熱 拡散法で n型の拡散層を形成する。さらに受光面には TiO又は SiNを、例えば、 70
2
nm程度の膜厚で堆積し、反射防止膜を形成する。次にアルミニウムを主成分とする 材料を受光面の裏面全面にわたり印刷、焼成することにより裏面電極を形成する。一 方、受光面電極は、銀を主成分とする材料を例えば幅 100〜200 /ζ πι程度の櫛形状 に印刷、焼成することにより形成する。
[0004] この手法の優れている点は、デバイスを構成する上で必要最小限の工程数となつ ているにもかかわらず、特性を高める様々な効果が付随していることである。例えば、 熱拡散はゲッタリング作用によりバルタ内の少数キヤリャの拡散長を改善する働きが ある。また、裏面に印刷したアルミニウムの焼成は電極を形成すると同時に裏面に電 界層(BSF: Back Surface Field)となる p+高濃度層を形成する。さらに、反射防 止膜は、光学的効果 (反射率低減)とともにシリコン表面近傍で発生するキヤリャの再 結合速度を低減する。
このような必要最小限工程数といくつかの有用な効果により、民生用太陽電池は以 前より低コストィ匕が図られている。
[0005] ところが、この手法では変換効率の大きな改善がこれ以上見込めない。例えばシリ コン単結晶基板を利用した太陽電池セルでは変換効率は 16%程度で頭打ちとなる 。というのも、受光面電極のコンタクト抵抗を充分に低くするためには拡散層のリン等 のドーパントの表面濃度を 2. 0〜3. 0 X 102Gcm_2程度にする必要があることによる 。表面がこれ程の高濃度となると、表面準位が非常に高くなるため、受光面近傍での キヤリャ再結合が促進され、短絡電流、開放電圧が制限され、変換効率が頭打ちと なる。
[0006] そこで、上記熱拡散法とスクリーン印刷法を組み合わせた方法を活かし、受光面の 拡散層の表面濃度を低減することにより変換効率を改善する方法が発案されている 。例えば、この方法に関わる発明は米国特許第 6180869号明細書で公知となって いる。この文献によると拡散層の表面濃度が 1. 0 X 102 cm_2程度若しくはそれ以下 でも、低ォーミックコンタクトを形成可能である。これは、電極ペーストに含まれる銀フ イラ一の周りにドーパントを含む化合物を添加しておくことによる。これにより、電極焼 成時、ドーパントが電極直下に高濃度層を形成する。
ところ力 このように電極ペーストに含まれる銀フイラ一の周りにドーパントを含む化 合物を添加する方法では、安定的にコンタクトを形成できないため、フィルファクタが 低ぐかつ、信頼性が低いといった問題がある。
[0007] また、電極直下のみにドーパントを高濃度に含む高濃度拡散層(ェミッタ層)を形成 し、受光面の他の部分の拡散層の表面濃度を下げること、つまりニ段ェミッタを形成 することにより変換効率を向上させる方法として、例えば「光電変換装置及びその製 造方法」が、特開 2004— 273826号公報で公知となっている。この方法は特開平 8 — 37318号公報及び特開平 8— 191152号公報で公知となっている埋め込み型電 極太陽電池の電極形成方法を電解メツキからスクリーン印刷法へ変更したものである 。これにより、製造管理を容易とし、併せて製造コストも低減することが可能とされてい る。
しかし、このような埋め込み型電極太陽電池の製造方法では、拡散工程を最低 2回 行う必要があり、煩雑でコスト増加を招く。 [0008] また別のニ段ェミッタを形成することにより変換効率を向上させる方法としては、例 えば「太陽電池の製造方法」(特開 2004— 221149号公報)が公知となっている。こ の文献では、インクジェット方式により複数の種類の塗布剤の塗り分けを同時に行い 、ドーパント濃度やドーパント種類が異なる領域を簡単な工程で作り出すことを提案 している。
しかし、このようなインクジェット方式によるドーパント塗布を用いた太陽電池セルの 作製においては、ドーパントとしてリン酸などを用いる場合、腐食対策が必要であり、 装置が複雑となる上、メンテナンスも煩雑となる。
[0009] また、電極直下のみに高濃度拡散層を形成し、受光面の他の部分の拡散層の表 面濃度を下げることにより変換効率を向上させる別の方法としては、例えば「太陽電 池の製造方法」(特開 2004— 281569号公報)が公知となっている。
し力し、この方法では、特開 2004— 281569号公報の明細書によると 2回熱処理 を施す必要があり、簡便でない。だからといって熱処理を 1回にすると、オートドーピ ングにより受光面の電極直下以外の部分もドーパントが高濃度となり、高変換効率を 示さなくなる。 発明の開示
[0010] 本発明は上記課題を鑑みなされたものであり、ォーミックコンタクトを得ながら、受光 面の電極以外の部分での表面再結合およびェミッタ内の再結合を抑制することによ り、光電変換効率を向上させた太陽電池を、簡便かつ容易な方法により安価に製造 することができる太陽電池の製造方法及び太陽電池を提供することを目的とする。
[0011] 上記目的達成のため、本発明は、第 1導電型の半導体基板に pn接合を形成して 太陽電池を製造する方法であって、少なくとも、前記第 1導電型の半導体基板上にド 一パントを含む第 1塗布剤を塗布し、気相拡散熱処理により、第 1塗布剤の塗布領域 に形成される第 1拡散層と、気相拡散により第 1拡散層に接するように形成され、第 1 拡散層より導電率が低い第 2拡散層とを同時に形成することを特徴とする太陽電池 の製造方法を提供する。
[0012] このように、第 1導電型の半導体基板上にドーパントを含む第 1塗布剤を塗布し、気 相拡散熱処理により、第 1塗布剤の塗布により形成される第 1拡散層と、気相拡散に より第 1拡散層に接するように形成され、第 1拡散層より導電率が低い第 2拡散層とを 同時に形成する。これにより、これまで拡散マスク形成等、煩雑であった高濃度拡散 層と低濃度拡散層からなるニ段ェミッタの形成が非常に簡便となり、結果的に製造コ ストが低減する。また、高濃度層領域となる第 1拡散層においては充分な表面濃度が 保たれるため、容易に低ォーミックコンタクトが形成でき、製造歩留まりを高レベルで 維持しながら高性能の太陽電池を性能のバラツキがなく製造できる。
[0013] また本発明は、第 1導電型の半導体基板に pn接合を形成して太陽電池を製造する 方法であって、少なくとも、前記第 1導電型の半導体基板上にドーパントを含む第 2 塗布剤を塗布し、気相拡散熱処理により、第 2塗布剤の塗布領域に形成される第 2 拡散層と、気相拡散により第 2拡散層に接するように形成され、第 2拡散層より導電率 が高い第 1拡散層とを同時に形成することを特徴とする太陽電池の製造方法を提供 する。
[0014] このように、気相拡散により高濃度拡散層を形成し、塗布拡散により低濃度拡散層 を形成しても、性能のバラツキがなぐ低コストで高性能の太陽電池を高歩留まりで製 造できる。
[0015] また、第 1塗布剤又は第 2塗布剤として珪素化合物を含むものを用いることが好まし い。
このように、第 1塗布剤又は第 2塗布剤として珪素化合物を含むものを用いれば、ド 一パントのアウトディフュージョン (外方拡散)を抑制でき、これによつてニ段ェミッタに おいて高濃度拡散層と低濃度拡散層との表面濃度差を極めて確実に形成できる。
[0016] また、前記珪素化合物をシリカゲル又は珪素酸ィ匕物前駆体とすることが好ましい。
このように、珪素化合物をシリカゲル又はアルコキシシラン等の珪素酸ィ匕物前駆体 とすれば、塗布剤の粘度を効果的に制御できるとともに、ドーパントのアウトディフユ 一ジョンを抑制でき、これによつてニ段ェミッタにおける高濃度拡散層と低濃度拡散 層との表面濃度差を極めて確実に形成できる。
[0017] また、珪素化合物を含む第 3塗布剤を、第 1塗布剤又は第 2塗布剤の上部を覆うよ うに塗布し、その後前記拡散熱処理を行うことが好ま Uヽ。 このように、珪素化合物を含む第 3塗布剤を、第 1塗布剤又は第 2塗布剤の上部を 覆うように塗布し、その後前記拡散熱処理を行えば、さらにアウトディフュージョン及 びオートドープを抑制し、これによつてニ段ェミッタの高濃度拡散層及び低濃度拡散 層の表面濃度差を極めて確実に形成できる。
[0018] また、前記拡散熱処理により形成した拡散層の表面をエッチバックすることが好まし い。
このように、拡散熱処理により形成した拡散層の表面をエッチバックすれば、特に低 濃度拡散層の表面準位の多い領域を削るため、太陽電池の性能を向上させることが できる。
[0019] また、前記拡散熱処理により形成した拡散層の表面を酸ィ匕することが好ましい。
このように、拡散熱処理により形成した拡散層の表面を酸化しても、後のガラスエツ チング工程時に表面準位の多い領域を削るため、太陽電池の性能を向上させること ができる。
[0020] また、第 1拡散層及び第 2拡散層を前記半導体基板の受光面及び該受光面の裏 面の少なくとも一方に形成することができる。
このように、第 1拡散層及び第 2拡散層を前記半導体基板の受光面及び該受光面 の裏面の少なくとも一方に形成することにより、従来の構造の太陽電池を容易に製造 できるし、また裏面全体又は部分的に BSF層を容易に形成できる。
[0021] また、本発明は、上記のいずれかの製造方法により製造した太陽電池であって、前 記半導体基板が有する第 1導電型とは反対導電型の第 1拡散層及び該反対導電型 の第 1拡散層より導電率の低い第 2拡散層とが前記半導体基板の受光面に形成され たものであることを特徴とする太陽電池を提供する。
[0022] このように、半導体基板が有する第 1導電型とは反対導電型の第 1拡散層及び該 反対導電型の第 1拡散層より導電率の低い第 2拡散層とが半導体基板の受光面に 形成されたものであれば、従来と同様の構造を有し、低コストで、製造歩留まりが高い
、ニ段ェミッタを有する高性能の太陽電池となる。
[0023] この場合、さらに、少なくとも第 1導電型と同一導電型の拡散層が前記受光面の裏 面に形成されたものであることが好ましい。 このように、少なくとも第 1導電型と同一導電型の拡散層が前記受光面の裏面に形 成されたものであれば、裏面全体又は部分的に BSF層が形成された太陽電池となる
[0024] 本発明の太陽電池の製造方法によれば、これまで拡散マスク形成等、煩雑であつ た高濃度拡散層と低濃度拡散層からなるニ段ェミッタの形成が非常に簡便となり、結 果的に製造コストが低減する。また、高濃度層領域となる第 1拡散層においては充分 な表面濃度が保たれるため、容易に低ォーミックコンタクトが形成でき、製造歩留まり を高レベルで維持しながら高性能の太陽電池を性能のバラツキがなく製造できる。
[0025] また、本発明の太陽電池は、低コストで、製造歩留まりが高い、ニ段ェミッタを有す る高性能の太陽電池となる。 図面の簡単な説明
[0026] [図 1]本発明に従う太陽電池の実施形態の一例の断面構造を示す図である。
[図 2] (a)は本発明に従う太陽電池の製造方法の第一の実施形態を示すフロー図で あり、 (b)はマスクを用いてニ段ェミッタを形成する従来の太陽電池の製造方法の一 例を示すフロー図である。
[図 3]図 2 (a)に示す太陽電池の製造方法を説明するための説明図である。
[図 4]単結晶太陽電池の反射防止構造 (ランダムテクスチャ)を示す図である。
[図 5]本発明に従う太陽電池の製造方法の第二の実施形態を説明するための説明 図である。
[図 6]本発明の太陽電池の実施形態の別の一例の断面構造を示す図である。
[図 7]実施例 2、 3、 4における外部量子効率を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
[0027] 以下、本発明の実施の形態について具体的に説明する力 本発明はこれらに限定 されるものではない。
図 1は本発明に従う太陽電池の実施形態の一例の断面構造を示す。
この太陽電池 100は、半導体基板 1が有する第 1導電型とは反対導電型の第 1拡 散層である高濃度ェミッタ層 2及び高濃度ェミッタ層 2より導電率の低い第 2拡散層で ある低濃度ェミッタ層 3とが半導体基板の受光面 laに形成されたものであり、好ましく は少なくとも第 1導電型と同一導電型の拡散層である BSF層 5が受光面の裏面 lbに 形成されたものである
[0028] 以下、図 1に示す太陽電池の製造フローを説明する。図 2 (a)は本発明に従う太陽 電池の製造方法の第一の実施形態を示すフロー図であり、 (b)はマスクを用いて二 段ェミッタを形成する従来の太陽電池の製造方法の一例を示すフロー図である。さら に、図 3は図 2 (a)に示す太陽電池の製造方法を説明するための説明図を示す。
[0029] まず、第 1導電型の半導体基板 1を用意する。半導体基板 1の特性は特に限定され ないが、例えば結晶面方位(100)、 15cm角 250 m厚、ァズスライスでの比抵抗 2 Ω ' cm (ドーパント濃度 7. 2 X 1015cm_3)、ガリウムドープ、第 1導電型が p型の単結 晶シリコン基板を用いることができる。これを例えば 40重量パーセント水酸ィ匕ナトリウ ム水溶液に浸し、ダメージ層をエッチングで取り除く。基板 1は CZ法およびフロートゾ ーン (FZ)法の 、ずれの方法によって作製されて 、ても構わな 、。基板比抵抗は例 えば 0. 1〜200 ' «11が好ましぐ特に0. 5〜2. 0 Ω ' cmであることが高い性能の太 陽電池を作る上で好適である。また、上記では基板 1のダメージ除去のために水酸 化ナトリウム水溶液を用いたが、水酸ィ匕カリウム等の強アルカリ水溶液を用いても構 わない。また、フッ硝酸等の酸水溶液でも同様の目的を達成することが可能である。
[0030] 太陽電池は通常、表面に凹凸形状を形成するのが好ましい。その理由は、可視光 域の反射率を低減させるために、できる限り 2回以上の反射を受光面で行わせる必 要があるためである。そこで、ダメージエッチングを行った基板を例えば 3重量パーセ ント水酸化ナトリウムにイソプロピルアルコールをカ卩えた水溶液に浸し、ウエットエッチ ングすることにより、両面に図 4に示すようなランダムテクスチャを形成する。これら一 つ一つの山のサイズは 1〜20 m程度である。他の代表的な表面凹凸構造としては V溝、 U溝が挙げられる。これらは研削機を利用して形成可能である。また、ランダム な凹凸構造を作るには酸エッチングゃリアクティブ'イオン'エッチング等を代替法とし て用いることが可能である。なお、図 1では基板の両面 (受光面 la、裏面 lb)に形成 したテクスチャ構造は微細なため図中での記載を省略して 、る。
[0031] 引き続き、基板を洗浄した後、図 3 (a)に示すように、基板の受光面 laに第 1塗布剤 としてリン酸等のドーパントおよび好ましくはシリカゲルや、アルコキシシラン等の珪素 酸ィ匕物前駆体をはじめとする珪素化合物を含有した拡散ペースト 8をスクリーン印刷 機によって印刷し、塗布する。このときの印刷はストライプ状のラインパターンやドット パターンとすることができ、例えばラインパターンの場合の印刷パターンは 2mmピッ チ、 150 m幅ラインとできる。印刷した基板を 700°Cで 30分間ベータし、その後、こ のように作製したサンプル基板を熱処理炉に入れ、 POC1等の気相拡散ソース雰囲
3
気下、 880°Cで 30分間保持して気相拡散熱処理を行ない、取り出す。これにより、塗 布により形成される第 1拡散層 2 (高濃度拡散層又は高濃度ェミッタ層ともいう)と、気 相拡散により形成される第 1拡散層より導電率が低い第 2拡散層 3 (低濃度拡散層又 は低濃度ェミッタ層ともいう)とを同時に形成することができ、 pn接合が形成される。 低濃度ェミッタ層である拡散ペースト印刷部以外の箇所、すなわち気相拡散のみを 行った箇所のシート抵抗は、 80から 110 ΩΖ口とできる。また、拡散ペーストを印刷 した部分のドーパントの表面濃度は 2 X 102Gcm_2程度とできる。
[0032] なお、別の実施形態として、図 3 (b)に示すように、基板の受光面 laに第 2塗布剤と して前記第 1塗布剤よりドーパント濃度が低い拡散ペースト 8'をスクリーン印刷機によ つて印刷、塗布し、その後気相拡散ソースを高濃度とする他は前記と同様の工程に より、気相拡散熱処理によって、塗布により形成される第 2拡散層と、気相拡散により 形成される第 2拡散層より導電率が高い第 1拡散層とを同時に形成してもよい。
この場合、低濃度ェミッタ層 3を形成する拡散ペースト 8 'に含まれるシリカゲル等の 珪素化合物はペーストからのドーパントのアウトディフュージョンを抑制するとともに、 気相拡散ソースのドーパントが低濃度ェミッタ層 3に拡散するのを防ぐ役割を果たす 。本製法は確実にニ段ェミッタを形成できる特徴がある。
[0033] 次に、プラズマエッチヤーを用い、接合分離を行う。このプロセスではプラズマゃラ ジカルが受光面 1 aや裏面 lbに侵入しな ヽょう、複数枚のサンプル基板をスタックし、 その状態で、基板端面を数 mだけ削る。
[0034] 引き続き、表面に形成されたリンガラスをフッ酸でエッチングした後、 13. 56MHz の周波数を持つダイレクトプラズマ CVD装置を用い、図 1に示すようにェミッタ層上に 表面保護膜 (パッシベーシヨン膜)兼反射防止膜 4として例えば窒化膜を堆積する。こ のノ ッシベーシヨン膜兼反射防止膜 4は、反射防止膜も兼ねるため、膜厚としては 70 nmから lOOnmが適している。他の反射防止膜として酸化膜、二酸化チタン膜、酸ィ匕 亜鉛膜、酸化スズ膜等があり、代替が可能である。また、形成法も上記以外にリモー トプラズマ CVD法、コーティング法、真空蒸着法等があるが、経済的な観点から、上 記のように窒化膜をプラズマ CVD法によって形成するのが好適である。さらに、上記 反射防止膜上にトータルの反射率が最も小さくなるような条件、例えばニフッ化マグ ネシゥム膜といった屈折率が 1から 2の間の膜を形成すれば、反射率がさらに低減し 、生成電流密度が高くなる。
[0035] 次に、スクリーン印刷装置等を用い、裏面 lbに例えばアルミニウム力もなるペースト を塗布し、乾燥させる。さらに受光面 la側にもスクリーン印刷装置等を用い、櫛形電 極パターン印刷版を用いて例えば幅 80 /z mの Ag電極を印刷し、乾燥させる。この際 、ァライメント機構を利用し、高濃度ェミッタ層 2に櫛形電極が乗るよう印刷する。ァラ ィメント方法としては、高濃度拡散層の色から直接、電極位置を決定する方法や予め 基板にマーキングをしておき、それを目印にして拡散ペースト、電極を印刷する方法 がある。
[0036] その後、所定の熱プロファイルにより焼成を行い、 BSF層 5、裏面電極 6および表面 櫛形電極 7を形成する。これらの電極形成は真空蒸着法、スパッタリング法等、上記 印刷法だけによらなくとも可能である。
[0037] 一方、マスクを用いてニ段ェミッタを形成する従来の太陽電池の製造フローを、図 2
(b)を用いて説明する。
まず、本発明の第一の実施形態と同様に例えば 15cm角のァズスライスのガリウム ドープ p型単結晶シリコン基板等の半導体基板を用意し、ダメージエッチング、ランダ ムテクスチャ形成を行う。
[0038] 基板を洗浄した後、酸化により表面に拡散マスクとなる酸化膜を形成する。この酸 化膜の厚さは、拡散マスクとしては少なくとも lOOnmは必要である。
[0039] 続、て、高濃度拡散層をライン状に 2mmピッチで形成するために、拡散マスクをラ イン状に開口する必要がある。方法としてはレジスト印刷により、開口したくない箇所 を覆い、開口したい箇所をフッ酸でエッチングする方法がある。本例では、ダイシング ソーを利用し、酸ィ匕膜をライン状に削り取ることにより開口を行う。この際、一部半導 体基板を酸ィ匕膜と共に削り取るが、コンタクト近傍であるため、特性に影響はない。
[0040] マスクの部分開口の後、洗浄を行い、拡散部分のシート抵抗が例えば 40 Ω Ζロ以 下となるよう POC1気相拡散を行い、高濃度拡散層(例えば n+ +層)を形成する。続
3
いて、マスクエッチングを行い、次に受光面全体に拡散部分のシート抵抗が 100 Ω Z口となるよう POC1気相拡散を行い、低濃度拡散層(例えば n+層)を形成する。こ
3
のようにしてニ段ェミッタを形成する。
次の工程である接合分離およびその後の工程は、図 2 (a)に示すように上記第一の 実施形態の工程と同様に行うことができる。
[0041] 上記の従来例によるニ段ェミッタを有する太陽電池の製法は極めてオーソドックス な方法であるが、図 2の(a)、 (b)を比較すれば、プロセスステップ数が圧倒的に少な い図 2 (a)のような本発明の製造方法の方が製造コストは大幅に少なく、優れて 、ると いえる。
さらに、拡散ペーストにシリカゲルやアルコキシシランを含有させるとドーパントのァ ゥトディフュージョンを抑制できる力 実際には 100%抑制することは不可能であり、 ある程度再拡散する。しかし、気相拡散熱処理時にドーパントが充分に充満する気 相拡散ソース雰囲気下にサンプルを配置しているため、拡散ペーストからアウトディ フュージョンしたドーパントが再拡散しても、拡散層濃度の面内分布が生じずにこれ を均一にでき、性能のバラツキの少な 、太陽電池を提供することが可能である。 このように、本発明の製造方法により、太陽電池市場において競争力の強い製品を 生み出すことが可能である。
[0042] なお、上記において、シリカゲル等の珪素化合物を含む第 3塗布剤を、第 1塗布剤 又は第 2塗布剤の上部を覆うように塗布し、その後前記拡散熱処理を行えば、さらに アウトディフュージョン及びオートドープを抑制し、これによつてニ段ェミッタにおける 高濃度拡散層と低濃度拡散層との表面濃度差を極めて確実に形成できる。
[0043] 図 5に本発明に従う太陽電池の製造方法の第二の実施形態を説明するための説 明図を示す。
[0044] 図 5 (a)に示す処理 Aでは、図 2 (a)の製造フローにおける気相拡散熱処理に加え 、拡散熱処理後、アンモニア ·過酸ィ匕水素水混合液に浸け、表層のェミッタ層の界面 準位密度が高いと思われる部分、すなわち厚みにして数 nm程度の部分をエツチン グ (エッチバック)する。その後の反射防止膜形成工程以降は、図 2 (a)と同一の処理 を行うことで、特に低濃度拡散層の表面準位を減らし、太陽電池の性能を向上させる ことができる。
なお、アンモニア ·過酸ィ匕水素水混合液を用いる場合に限らず、フッ硝酸や弱アル カリにより表層をエッチングしても同様の効果が得られる。
[0045] また、図 5 (b)に示す処理 Bでは、図 2 (a)の製造フローにおける拡散熱処理に引き 続き、降温せずに、ドライ酸素だけを流し、炉内で 10分間保持する。これにより、最表 面の界面準位密度が高 ヽ領域が酸化され、接合分離後の希弗酸によるガラスエッチ ングで容易にエッチングすることが可能となる。この場合も、その後の反射防止膜形 成工程以降は、図 2 (a)と同一の処理を行うことで、特に低濃度拡散層の表面準位を 減らし、太陽電池の性能を向上させることができる。
[0046] 図 6に本発明の太陽電池の実施形態の別の一例の断面構造を示す。
一般的なスクリーン印刷技術による太陽電池は、図 1に示すように、 A1による BSF 層 5に裏面全面が覆われた構造となっている。この BSF層の面積を小さくし、裏面の 残りの領域を高品質なパッシベーシヨン膜で覆うと開放電圧が高まり、その結果、出 力が増大することが知られている。
[0047] 図 6に示す太陽電池はこのように BSF層の面積を小さくしたものであり、図 6 (a)に 示す実施形態 (以下サンプル (A)とする)は基板 1と同一導電型のローカル BSF層 1 0を裏面櫛形電極 12とのコンタクト直下近傍のみに形成し、図 6 (b)に示す実施形態 (以下サンプル (B)とする)は基板 1と同一導電型の高濃度 BSF層 14を裏面櫛形電 極 12とのコンタクト直下近傍のみに形成し、さらに基板 1と同一導電型の低濃度 BSF 層 15を裏面全面に形成するものである。
[0048] これまでなら、前述のように、面内のある部分に拡散層を形成するには拡散マスクを 必要としていたが、本発明の製造方法であればこれを必要とせず、簡単に所望の構 造を作ることが可能である。
以下、上記太陽電池を製造するための、本発明に係る太陽電池の製造方法の第 三の実施形態について説明する。
[0049] まず、半導体基板 1として、例えば結晶面方位(100)、 15cm角 250 m厚、ァズス ライスでの比抵抗 0. 5 Ω 'cm (ドーパント濃度 3. 26 X 1016cm_3)、ガリウムドープで 導電型が p型の単結晶シリコン基板を用意し、図 2 (a)に示す工程と同様の方法を用 い、両面合計で 30 m程度ダメージエッチングを行い、さらに、表面に反射防止構 造であるテクスチャ形成を行う。
[0050] 引き続き、基板を洗浄した後、受光面側にニ段ェミッタを作ることを目的として、高 濃度拡散層を作る領域には拡散ペーストを印刷し、その後 POC1等の気相拡散ソー
3
ス雰囲気下、 880°Cで 30分間保持して受光面側のみ気相拡散熱処理を行ない、取 り出す。
[0051] 次に、裏面側に 0. lg/mlの割合で基板 1と同一導電型のドーパントである酸ィ匕ボ ロンを含んだペーストを例えば 2mmピッチ、 200 μ m幅のラインパターンで印刷する 。ここまでのプロセスを経たサンプルのうち、このまま 700°Cで 30分間ベータし、続い て裏面上にアルコキシシランを含む塗布剤を 3000rpm、 15秒の条件でスピン塗布 したものをサンプル (A)とする。一方、前記プロセスを経たサンプルのうち、続けて酸 化ボロンとシリカを含むペーストを全面印刷し、 700°Cで 30分間ベータしたものを、サ ンプル(B)とする。
[0052] 引き続き、これらのサンプル (A)、 (B)を熱処理炉に入れ、 980°Cで 10分間保持し 、その後取り出す。
次に図 2 (a)に示す工程と同様、プラズマエッチヤーを用いて接合分離を行った後 、表面に形成されたリンおよびボロンガラスをフッ酸でエッチングする。
[0053] その後、ダイレクトプラズマ CVD装置を用い、両面に窒化膜等のパッシベーシヨン 膜兼反射防止膜 4及び裏面パッシベーシヨン膜 11を例えば厚さ 85nmで堆積する。 裏面パッシベーシヨン膜 11の厚さを 70nmから l lOnmで堆積すれば、両面受光セ ルとして利用可能である。
[0054] 次に、ァライメント機構をもったスクリーン印刷装置を用い、両面の高濃度拡散層に あわせ、櫛形電極パターンを Agからなる電極ペーストを用い、印刷する。電極ペース トを乾燥後、所定の熱プロファイルにより焼成を行い、図 6に示すような太陽電池が作 製される。
[0055] 本実施形態では BSF領域を全面力 コンタクト直下近傍だけに制限したことにより 、図 1に示す太陽電池と比較して、開放電圧が大幅に向上する。また、短絡電流は 裏面近傍での光吸収が減るため増大する。また、裏面にグリッド電極を用いたことに より基板のソリが減少する。これは、薄型化が容易となることを意味する。
[0056] 上記実施形態では、サンプル (B)の低濃度 BSF層を拡散ペーストのドーパント量を 調節することで形成できる力 ドーパントを入れずにシリカゲルの含有量を減らすこと により、高濃度 BSF層形成のための拡散ペーストからアウトディフュージョンしたドー パントが再拡散することにより、サンプル )と同様の構造を形成することも可能であ る。
また、窒化膜等の反射防止膜兼パッシベーシヨン膜を堆積する前に、酸化により 5 〜30nmの膜厚の酸ィ匕膜をつければ、さらに開放電圧が向上し、発電効率が高まる
[0057] 以下に本発明の実施例および比較例をあげてさらに具体的に説明する力 本発明 はこれらに限定されるものではない。
(実施例 2、比較例 1)
実施例 2として、図 2 (a)の工程に従い、 CZ法により作製された結晶面方位(10 0)、 15cm角 250 /z m厚、ァズスライスでの比抵抗 2 Ω 'cm (ドーパント濃度 7. 2 X 1 015cm_3)、ガリウムドープ、第 1導電型が p型の単結晶シリコン基板を用意し、これを 40重量パーセント水酸ィ匕ナトリウム水溶液に浸し、ダメージ層をエッチングで取り除 いた。次に、この基板を 3重量パーセント水酸化ナトリウムにイソプロピルアルコール をカロえた水溶液に浸し、ウエットエッチングすること〖こより、表面にランダムテクスチャ を形成した。
[0058] 引き続き、基板を洗浄した後、ここまでのプロセスを経たサンプルのうち、半分の基 板の受光面にリン酸を含有した拡散ペーストをスクリーン印刷機によって印刷し、塗 布した。このときの印刷パターンは 2mmピッチ、 150 m幅ラインのラインパターンと した。印刷した基板を 700°Cで 30分間ベータし、その後、このように作製したサンプ ル基板を熱処理炉に入れ、 POC1雰囲気下 880°Cで 30分間保持して気相拡散熱
3 、
処理を行ない、取り出した。これにより、拡散ペーストを印刷した部分に高濃度エミッ タ層を、気相拡散のみを行った部分に低濃度ェミッタ層を形成した。これをサンプル( a)とする(実施例 1)。
[0059] 一方、残りの半分の基板につ!、ては、その受光面にリン酸を含有した拡散ペースト をスクリーン印刷機によって印刷し、塗布した。このときの印刷パターンは、上記サン プル (a)のような印刷のラインパターンの部分には印刷をしな 、ものとした。印刷した 基板を 700°Cで 30分間ベータし、その後、このように作製したサンプル基板を熱処理 炉に入れ、 POC1雰囲気下 880°Cで 30分間保持して気相拡散熱処理を行ない、
3 、
取り出した。これにより、拡散ペーストを印刷した部分に低濃度ェミッタ層を、気相拡 散のみを行った部分に高濃度ェミッタ層を形成した。これをサンプル (b)とする(実施 例 2)。
[0060] 上記サンプル (a)、 (b)につ 、て、低濃度ェミッタ層のシート抵抗を測定したところ、 80カゝら 110 Ω ロであった。また、スプレディングレジスタンス(SR)法で拡散プロフ アイルを確認したところ、高濃度ェミッタ層では、ドーパントの表面濃度として 2 X 102G cm を得 7t0
[0061] 次に、プラズマエッチヤーを用い接合分離を行い、引き続き表面に形成されたリン ガラスをフッ酸でエッチングした後、 13. 56MHzの周波数を持つダイレクトプラズマ CVD装置を用い、ェミッタ層上に膜厚 70nmの窒化膜を堆積した。
[0062] 次に、スクリーン印刷装置等を用い、裏面にアルミニウム力もなるペーストを塗布し、 乾燥させた。さらに受光面側にもスクリーン印刷装置等を用い、櫛形電極パターン印 刷版を用いて幅 80 /z mの Ag電極を印刷し、乾燥させた。この際、ァライメント機構を 利用し、高濃度ェミッタ層に櫛形電極が乗るよう印刷した。
その後、所定の熱プロファイルにより焼成を行い、裏面電極および表面櫛形電極を 形成し、太陽電池を作製した。
[0063] 一方、比較例 1として、実施例 1、 2と同様の 15cm角のァズスライスのガリウムドープ P型単結晶シリコン基板を用意し、図 2 (b)の工程に従い太陽電池を作製した。
[0064] それぞれ作製した 15cm角太陽電池を 25°Cの雰囲気の中、ソーラーシミュレータ( 光強度: lkWZm2、スペクトル: AMI. 5グローバル)の下で電流電圧特性を測定し た。表 1にその測定結果の平均およびバラツキの度合 、を示す標準偏差を示す。
[表 1]
Figure imgf000017_0001
表内 ( ) 内は標準偏差を示す。
[0066] 表 1に示すように、実施例 2の太陽電池は、いずれも従来の製法による比較例 1 の太陽電池と比較し、プロセスステップ数が圧倒的に少なぐ製造コストが低いにもか 力わらず性能に差が見られない。し力も、括弧内の標準偏差を見れば、本実施例の 製法により標準偏差が軽減したことが分かる。すなわち、性能バラツキは本発明に係 る製法により改善したといえる。よって、本発明に係る製法を利用することにより、太陽 電池巿場において競争力の強い製品を生み出すことが可能である。
[0067] (実施例 3、 4)
図 5に示す処理 A、 Bに従う工程に従い、拡散ペーストを印刷した部分に低濃度ェ ミッタ層を、気相拡散のみを行った部分に高濃度ェミッタ層を形成することにより、太 陽電池を作製した (実施例 3、 4)。本実施例で得られた太陽電池の諸特性を表 2〖こ 示す。なお、比較のため実施例 2の太陽電池の諸特性も示す。また、分光感度特性 ( 外部量子効率)を図 7に示す。
[0068] [表 2] 開放電圧 短絡電流密度 変換効率
フィ ファ クタ (V) ( m A / c mつ (%)
実施例 3
0. 6 3 4 3 6 - 9 1 8. 5 0. 7 8 9 (処理 A)
実施例 4
0. 6 3 5 3 7. 2 1 8. 4 0. 7 7 8 (処理 B )
実施例 2 0. 6 3 1 3 6. 4 1 8. 3 0. 7 9 5 本実施例の処理 A Bを施した両サンプルともに熱処理後、ェミッタエツチノックを 行わな力つた実施例 2と比較して、短絡電流、開放電圧両方とも、高い値を示した。 ただし、コンタクト部の表面濃度も若干低下するため、フィルファクタが減少した。 短絡電流が増加したのは、図 7に示すように短波長域の量子効率がェミッタエッチ バック後、増加したことによる。本実施例のように、拡散層表層部を改質してやること で、界面準位密度が低下し、太陽電池の性能をさらに改善することができた。
[0070] (実施例 5 6)
図 6(a) (b)に示すような太陽電池を作製した。
具体的には、結晶面方位(100)、 15cm角 250/zm厚、ァズスライスでの比抵抗 0 .5 Ω 'cm (ドーパント濃度 3.26X1016cm_3)、ガリウムドープで導電型力 ¾型の単 結晶シリコン基板を用意し、図 2 (a)と同様の方法を用い、両面合計で 30/zm程度ダ メージエッチングを行い、さらに、図 2 (a)と同様の方法を用い、表面に反射防止構造 であるテクスチャ形成を行った。
[0071] 引き続き、基板を洗浄した後、受光面側にニ段ェミッタを作ることを目的として、図 2
(a)と同様の方法で高濃度拡散層を作る領域には拡散ペーストを印刷し、その後 PO C1の気相拡散ソース雰囲気下、 880°Cで 30分間保持して受光面側のみ気相拡散
3
熱処理を行ない、取り出した。
[0072] 次に、裏面側に 0. lgZmlの割合で酸ィ匕ボロンを含んだペーストを 2mmピッチ、 2 00 m幅のラインパターンで印刷した。ここまでのプロセスを経たサンプルのうち、半 分はこのまま 700°Cで 30分間ベータし、続いて裏面上にアルコキシシランを含む塗 布剤を 3000rpm 15秒の条件でスピン塗布した。これをサンプル (A)とする(実施 例 5)。一方、残りのサンプルは酸化ボロンとシリカを含むペーストを全面印刷し、 700 °Cで 30分間ベータした。これをサンプル (B)とする(実施例 6)
[0073] 引き続き、これらのサンプルを熱処理炉に入れ、 980°Cで 10分間保持し、その後取 り出し、次に図 2 (a)のように、プラズマエッチヤーを用い、接合分離を行った後、表面 に形成されたリンおよびボロンガラスをフッ酸でエッチングした。
[0074] その後、ダイレクトプラズマ CVD装置を用い、両面に窒化膜を厚さ 85nmで堆積し 、次に、ァライメント機構をもったスクリーン印刷装置を用い、両面の高濃度拡散層に あわせ、櫛形電極パターンを Ag力もなる電極ペーストを用い、印刷した。電極ペース トを乾燥後、所定の熱プロファイルにより焼成を行い、図 6 (a) (b)に示すような太陽 電池を作製した。
[0075] 作製した 15cm角太陽電池を 25°Cの雰囲気の中、ソーラーシミュレータ(光強度: 1 kWZm2、スペクトル: AMI. 5グローバル)の下で電流電圧特性を測定した。表 3に 実施例 5 6と実施例 1の太陽電池諸特性を示す。
[0076] [表 3]
Figure imgf000019_0001
本実施例では高濃度の BSF層を全面力 コンタクト直下近傍だけに制限したことに より、実施例 1の結果と比較して、開放電圧が大幅に向上した。また、短絡電流は裏 面近傍での光吸収が減るため増大した。また、裏面にグリッド電極を用いたことにより 基板のソリが減少した。これは、薄型化が容易となることを意味する。 尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではな 、。上記実施形態は単なる例 示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構 成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的 思想に包含される。

Claims

請求の範囲
[1] 第 1導電型の半導体基板に pn接合を形成して太陽電池を製造する方法であって、 少なくとも、前記第 1導電型の半導体基板上にドーパントを含む第 1塗布剤を塗布し 、気相拡散熱処理により、第 1塗布剤の塗布領域に形成される第 1拡散層と、気相拡 散により第 1拡散層に接するように形成され、第 1拡散層より導電率が低い第 2拡散 層とを同時に形成することを特徴とする太陽電池の製造方法。
[2] 第 1導電型の半導体基板に pn接合を形成して太陽電池を製造する方法であって、 少なくとも、前記第 1導電型の半導体基板上にドーパントを含む第 2塗布剤を塗布し 、気相拡散熱処理により、第 2塗布剤の塗布領域に形成される第 2拡散層と、気相拡 散により第 2拡散層に接するように形成され、第 2拡散層より導電率が高い第 1拡散 層とを同時に形成することを特徴とする太陽電池の製造方法。
[3] 第 1塗布剤又は第 2塗布剤として珪素化合物を含むものを用いることを特徴とする 請求項 1又は請求項 2に記載の太陽電池の製造方法。
[4] 前記珪素化合物をシリカゲル又は珪素酸化物前駆体とすることを特徴とする請求 項 3に記載の太陽電池の製造方法。
[5] 珪素化合物を含む第 3塗布剤を、第 1塗布剤又は第 2塗布剤の上部を覆うように塗 布し、その後前記拡散熱処理を行うことを特徴とする請求項 1乃至請求項 4のいずれ か一項に記載の太陽電池の製造方法。
[6] 前記拡散熱処理により形成した拡散層の表面をエッチバックすることを特徴とする 請求項 1乃至請求項 5のいずれか一項に記載の太陽電池の製造方法。
[7] 前記拡散熱処理により形成した拡散層の表面を酸化することを特徴とする請求項 1 乃至請求項 6のいずれか一項に記載の太陽電池の製造方法。
[8] 第 1拡散層及び第 2拡散層を前記半導体基板の受光面及び該受光面の裏面の少 なくとも一方に形成することを特徴とする請求項 1乃至請求項 7のいずれか一項に記 載の太陽電池の製造方法。
[9] 請求項 1乃至請求項 8のいずれか一項の製造方法により製造した太陽電池であつ て、前記半導体基板が有する第 1導電型とは反対導電型の第 1拡散層及び該反対 導電型の第 i拡散層より導電率の低い第 2拡散層とが前記半導体基板の受光面に 形成されたものであることを特徴とする太陽電池。
[10] 請求項 9に記載の太陽電池において、さらに、少なくとも第 1導電型と同一導電型 の拡散層が前記受光面の裏面に形成されたものであることを特徴とする太陽電池。
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