WO2006070531A1

WO2006070531A1 - ユーザインターフェイスシステム、ユーザインターフェイス装置及び電子機器の制御方法

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Publication number: WO2006070531A1
Application number: PCT/JP2005/020179
Authority: WO
Inventors: Tomoko Ohta; Hiroshi Nakamura
Original assignee: Pioneer Corporation
Priority date: 2004-12-27
Filing date: 2005-11-02
Publication date: 2006-07-06
Also published as: JP4273154B2; US7804495B2; US20080018594A1; JPWO2006070531A1

Abstract

　ボタン数の増加を招くことなく、制御内容及び制御量の双方を決定可能なユーザインターフェイス装置を提供する。　リモコン装置ＲＣにリング形状の操作子であるリングパット１２１を設ける。このリングパット１２１の全範囲を所定数の領域に分割し、各領域に対して制御内容と領域番号を定義付ける。このリモコン装置ＲＣを用いてＤＶＤ／ＨＤレコーダＤＨＲを制御する場合、ユーザが最初に接触したリングパット１２１上の領域から制御内容を特定する。また、ユーザがリングパット１２１を連続的になぞる入力操作を行った場合、当該操作によりなぞられた領域数に応じた制御量の制御を行う。

Description

明細書

ユーザインターフェイスシステム、ユーザインターフェイス装置及び電子機器の制御方法

技術分野

[0001] 本発明は、制御対象となる電子機器を制御するための技術に関し、特に電子機器に用いるユーザインターフェイス装置の技術に関する。

背景技術

[0002] 近年、ユーザの利便性の向上を目的として、 DVDZHD (Hard Disk)レコーダゃテレビジョン受像器といった電子機器の高機能化が進み、これに伴い、リモコン装置や操作パネル上に配置されるボタン数が増加している現状にある。かかる現状は、ユーザの利便性確保のために行った機能向上であるにも関わらず、ユーザの操作性を低下させるという、相反する弊害をもたらすに至っている。このような現状から、例えば、特許文献 1に記載の入力装置のように複数のボタンを設けることなぐタツチパネル上においてユーザが入力した入力内容に応じて、再生、停止等の制御内容を特定し、当該内容に対応した制御を行う電子機器が提案されるに至っている。

特許文献 1 :特開 2001—154766号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] ところで、実際に電子機器を制御しょうとする場合、例えば、音量調整や再生スピードの調整を行う場合のように、制御量を指定する必要性がある場合が多い。しかし、上記特許文献 1に記載の電子機器の場合、タツチパネルに対する入力操作に基づ V、て制御内容を指定することはできても、制御量を指定することはできな力つた。

[0004] この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その課題の一例としては、ボタン数の増加を招くことなぐ制御内容及び制御量の双方を指定可能なユーザインターフェイスシステム、ユーザインターフェイス装置及び電子機器の制御方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 [0005] 上述した課題を解決するため、本願の一つの観点にぉ、て請求項 1に記載のユーザインターフェイスシステムは、ユーザの入力操作に基づき、予め定められた複数の制御内容にて電子機器を制御するためのユーザインターフェイスシステムであって、接触することによりユーザの入力操作を受け付ける操作面を有する操作手段と、前記操作面におけるユーザの接触位置を検出する位置検出手段と、前記操作手段に対する接触状態を維持しつつ、ユーザが接触位置を変化させた場合に当該接触位置の変化を検出する位置変化検出手段と、前記操作面に接触した位置に基づいて前記制御内容を決定し、その後接触位置が変化した場合に当該接触位置の変化の変化量に応じた制御量に基づき前記制御内容で前記電子機器を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。

[0006] また、本願の他の観点において、請求項 10に記載のユーザインターフェイス装置は、予め定められた複数の制御内容にて電子機器を制御するため制御信号をユーザの入力操作に基づき出力するユーザインターフェイス装置であって、接触することによりユーザの入力操作を受け付ける操作面を有する操作手段と、前記操作面におけるユーザの接触位置を検出する位置検出手段と、前記操作手段に対する接触状態を維持しつつ、ユーザが接触位置を変化させた場合に当該接触位置の変化を検出する位置変化検出手段と、前記接触位置及び前記位置変化検出手段によって検出された前記接触位置の変化に対応した制御信号を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。

[0007] また更に、本願の他の観点にぉ、て、請求項 11に記載の電子機器の制御方法は、ユーザの入力操作に基づき、予め定められた複数の制御内容にて電子機器を制御する電子機器の制御方法であって、接触することによりユーザの入力操作を受け付ける操作面を有する操作子におけるユーザの接触位置を検出する第 1ステップと、前記操作子に対する接触状態を維持しつつ、ユーザが接触位置を変化させた場合に当該接触位置の変化を検出する第 2ステップと、前記操作子に接触した位置に基づいて前記制御内容を決定し、その後接触位置が変化した場合に当該接触位置の変化の変化量に応じた制御量に基づき前記制御内容で前記電子機器を制御する第 3ステップとを備えることを特徴とする。図面の簡単な説明

[0008] [図 1]第 1実施形態におけるユーザ IZFシステム UISの構成を示すブロック図である

[図 2]同実施形態におけるリモコン装置 RCに設けられたタツチパット 121上の各位置と制御内容の対応関係を例示する図である。

[図 3]同実施形態における DVDZHDレコーダ DHRのシステム制御部 206が実行する処理を示すフローチャートである。

[図 4]同実施形態における DVDZHDレコーダ DHRのシステム制御部 206が実行する処理を示すフローチャートである。

[図 5]変形例 3にかかるユーザ IZFシステム UISにお、て、一領域変化した場合における音量レベルの変化量と、現状の音量レベルとの関係を示す図である。

符号の説明

[0009] UIS ユーザ IZFシステム

RC リモコン装置

11 送信部

12 操作部

121 リングパット

13 制御部

14 システム制御部

DHR DVDZHDレコーダ

201 TV受信部

202 信号処理部

203 DVDドライブ

204 HDドライブ

205 復号処理部

206 システム制御部

207 リモコン受信部

208 記録制御部 209 再生制御部

210 ROMZRAM部

211 システムバス

発明を実施するための最良の形態

[0010] iii i m

(1)ユーザインターフェイスシステムの概要

まず、本実施形態に力かるユーザインターフェイスシステム UIS (以下、「インターフェイス」を「IZF」と略称する）の構成を示す図 1を参照しつつ、ユーザ IZFシステム u

ISについて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本願に力かるユーザィンターフェイス装置（以下、「インターフェイス」を「IZF」と略称する）を DVDZHD ( ハードディスク）レコーダ DHRの制御に適用した実施の形態となって、る。

[0011] まず、同図に示すように、本実施形態に力かるユーザ IZFシステム UISは、例えば、リモコン装置 RCと、操作対象となる電子機器としての DVDZHDレコーダ DHRと、この DVDZHDレコーダ DHRに接続されたモニタ MNと、を有しており、ユーザがリモコン装置 RCに行った入力操作に対応した制御が DVDZHDレコーダ DHRにおいて実行される。

[0012] また、本実施形態において特徴的な事項として、このリモコン装置 RCには、リング形状の操作子 (例えば、タツチパット)であるリングパット 121が設けられており、ユーザが、このリングパット 121に対して行つた入力操作に応じて DVDZHDレコーダ D HRにお、て各種の制御が実行される。

[0013] 力かる機能を実現するため、本実施形態においては、このリングパット 121上の全範囲を複数の領域に分割し、各領域に対して複数の制御内容 (例えば、音量調整や再生スピード調整等）を定義付けている。そして、ユーザがリングパット 121上の所定領域に指等の体の一部 (以下、「指」と略称する）を接触させ、押圧した場合 (以下、単に「接触」という。）、当該接触した領域に基づいて制御内容が特定され、当該内容に合致する制御が実行される。なお、以下の説明において単に「領域」というときは、このリングパット 121上の領域を意味するものとする。 [0014] また、電子機器 (本実施形態にぉヽては DVDZHDレコーダ DHR)における制御の中には、例えば、画面のスクロール表示を行う場合や音量調整を行う場合のように制御内容のみならず制御量の指定が必要となる場合も多い。そこで、本実施形態においては、ユーザカ^ングパット 121を連続的に指でなぞり、そのなぞった領域の数（すなわち、接触開始時からリングパット 121から指を離すまでになぞった領域数）により制御量を指定する方法を採用することとした。なお、本実施形態において「連続的になぞる」というときはリングパット 121から指を離すことなく（すなわち、接触状態を維持しつつ）、リングパット 121の周方向に指を移動させ、複数の領域に接触する操作を意味するものとする。

[0015] 以下、かかる機能を実現する各装置の具体的な構成について以下説明する。

(2)リモコン装置 RCの暴体的構成

まず、リモコン装置 RCは、ユーザの入力操作を受け付け当該入力操作に対応した信号を DVDZHDレコーダ DHRに送信するための装置であり、本実施形態にお!ヽては、例えば、送信部 11と、操作部 12と、制御部 13と、各要素間を相互に接続するデータバス 14と、を有している。

[0016] 送信部 11は、発光ダイオードを有しており、制御部 12による制御の下、データバス 14を介して入力されたデータを赤外線により DVDZHDレコーダ DHRに送信する。

[0017] 操作部 12は、リモコン装置 RCの筐体上に配設された各種のボタンやカーソルキーを有し、ユーザの入力操作に対応した入力信号を制御部 13に出力する。また、本実施形態において特徴的な事項として、この操作部 12には上述したリングパット 121が設けられており、ユーザは指で、このリングパット 121に接触することにより、各種の入力操作を行えるようになつている。なお、このリングパット 121は如何なるデバイスによつて構成するようにしても良い。例えば、（a)静電容量に基づいてユーザの接触を検出する形式のタツチパットや、（b)ユーザが接触している位置に応じて抵抗値を変化させてユーザの接触を検出する形式のタツチパット、或いは、（c)ストロークが「0」に近い複数のボタンを配置したタツチパット、等のデバイスを用いることが可能となっている。

[0018] ここで、このリングパット 121について図 2を参照しつつより詳細に説明する。なお、図 2は、タツチパット 121上の各位置と制御内容の対応関係を例示する図である。

[0019] 同図に示すように、本実施形態に力かるタツチパット 121は、周上の全範囲を複数の領域 (図 2の場合、 32領域)に分割した領域毎に、当該領域を示す領域番号と制御内容とが対応付けて定義されている。例えば、図 2に示す例の場合、「1」〜「8」番の領域が「再生スピードの調整」なる制御内容に定義付けられ、「9」〜「16」番の領域が「音量調整」なる制御内容に定義付けられ、「17」〜「24」番の領域が「タイトルの移動」なる制御内容に定義付けられ、「25」〜「32」番の領域が「チヤプタの移動」なる制御内容に定義付けられている。

[0020] 制御部 13は、主として CPU (Central Processing Unit)により構成されリモコン装置 RCの各部を制御する。またこの制御部 13は、 ROM (Read Only Memory)等のメモリを有しており、この ROM内には DVDZHDレコーダ DHRを遠隔制御するための遠隔制御情報が記録されている。制御部 13は、この遠隔制御情報に基づいてユーザが操作部 12に対して行った入力操作に対応する制御信号を送信部 11を介して DV DZHDレコーダ DHRに送信する。

[0021] 具体的には、ユーザが操作部 12の所定ボタンを押下すると、制御部 13は、この遠隔制御情報に基づいて制御信号を DVDZHDレコーダ DHRに送信する。

[0022] また、ユーザが指をリングパット 121に接触させた場合、制御部 13は、当該接触された領域を特定した後、遠隔制御情報に基づ!、て当該領域の領域番号を示す制御信号を DVDZHDレコーダ DHRに送信する。例えば、上記図 2に示す例において、ユーザが「10」番の領域に接触した場合、制御部 13は、この領域を示す領域番号「1 0」を示す制御信号を DVDZHDレコーダ DHRに送信する。この結果、 DVDZHD レコーダ DHRにお、ては、当該制御信号に基づ!/、てユーザの指定した制御内容が「音量調整」であることが特定されることとなる。

[0023] また更に、ユーザが指でリングパット 121を連続的になぞり、指の接触している領域に変化が生じた場合、制御部 13は、順次、ユーザの接触している領域の領域番号を示す制御信号を DVDZHDレコーダ DHRに送信する。このようにして、リモコン装置 RC力も送信されてきた制御信号に基づいて、ユーザカ^ングパット 121を連続的になぞったことが DVDZHDレコーダ DHRにより検出され、例えば、音量レベルが順次変更される等、所定量の制御が行われることとなる。

[0024] なお、ユーザの指が複数の領域に跨って接触したような場合に如何なる取り扱いを行うかは任意である。例えば、力かる場合については、エラーとして処理して、制御信号を送信しないようにし、その後にユーザの指が移動して最初に接触した領域の領域番号を制御信号として出力するようにしても良い。また、複数の領域においてユーザの指が接触して、る範囲が広、領域の領域番号を示す制御信号を出力するようにしても良い。更には、予め優先度を決めておき、当該優先度の高い領域の領域番号を示す制御信号を出力するようにしても良ヽ。

[0025] (3) DVDZHDレコーダ DHRの具体的構成

次に、 DVDZHDレコーダ DHRの具体的な構成につ!/ヽて説明する。

[0026] まず、図 1に示すように本実施形態に力かる DVDZHDレコーダ DHRは、例えば、 TV受信部 201と、信号処理部 202と、 DVDドライブ 203と、 HDドライブ 204と、復号処理部 205と、システム制御部 206と、リモコン受信部 207と、記録制御部 208と、再生制御部 209と、 ROMZRAM部 210と、これら各要素間を相互に接続するシステムノス 211と、を有し、 DVDドライブ 203に装着された DVDに対するデータの記録及び再生や、 HDドライブ 204に搭載された HDに対するデータの記録及び再生が実現される。

[0027] また、本実施形態において DVDZHDレコーダ DHRは、リモコン装置 RCから送信されてくる制御信号に基づいて当該制御信号に対応した処理が実行される。特に、リモコン装置 RC力も送信されてきた制御信号がリングパット 121における領域番号を示すものである場合、 DVDZHDレコーダ DHRにおいては当該領域番号に対応した制御が行われる。

[0028] 以下、力かる機能を有する DVDZHDレコーダ DHRを構成する各要素について、説明する。

[0029] まず、 TV受信部 201は、アンテナ ATを介して各放送局カゝら送信された放送波、例えば、 VHF (Very High Frequency)放送等の RF信号を受信し、ユーザの選択した受信帯域に同調して受信された放送波を IF (中間周波数)信号に変換する。また、この TV受信部 201は、変換された IF信号を TV用の映像信号および音声信号 (すなわち、 TV信号）に復調して、信号処理部 202に出力する。

[0030] 信号処理部 202は、記録制御部 208による制御の下、 TV受信部 201から供給される TV信号に対して所定の形式の信号変換または AZD変換などの予め定められた処理を施して、所定形式のデジタルデータ（すなわち、コンテンツデータ）に変換する。また、この信号処理部 202は、当該変換して得られたデジタルデータを、例えば、 MPEG (Moving Picture Coding Experts Group)形式にエンコードすると共に、当該エンコード後のコンテンツデータに基づいてプログラムストリームを生成し、この生成されたプログラムストリームを DVDドライブ 203、或いは、 HDドライブ 204に供給する

[0031] DVDドライブ 203は、 DVDを着脱可能な構成を有するとともに、 ATAPI (ATAttac hment Packet Interface)などの規格に準拠した DVD用ドライブインターフェースを有し、装着された DVDに対するデータの記録及び再生を行う。 HDドライブ 204は、 A TAPIなどの規格に準拠した HD用ドライブインターフェースを有し、 HDに対するデータの記録及び再生を行う。

[0032] 復号処理部 205には、 DVDまたは HDに記録されたコンテンツデータの再生時に、 DVDおよび HDから読み出されたプログラムストリーム形式のコンテンツデータが入力される。この復号処理部 205は、再生制御部 209の制御の下、入力されたプロダラムストリームを音声データと映像データに分離すると共に、これらの各データをデコードする。また、復号処理部 205は、このようにしてデコードされたコンテンツデータを N TSC形式の信号に変換し、当該変換された映像信号を映像信号出力端子 T1および音声信号出力端子 T2を介してモニタ MNに出力する。

[0033] リモコン受信部 207は、例えば、リモコン装置 RC力も赤外線により送信された制御信号を受信し、当該受信した制御信号をシステム制御部 206に出力する。

[0034] 次!、で記録制御部 208は、システム制御部 206による制御の下、 DVD或!、は HD に対するコンテンツデータの記録を制御し、再生制御部 209は、システム制御部 206 による制御の下、 DVD或いは HDに記録されたコンテンツデータの再生を制御する

[0035] システム制御部 206は、主として CPUにより構成されると共に、キー入力ポート等の各種入出力ポートを含み、 DVDZHDレコーダ DHRの全体的な機能を統括的に制御する。かかる制御に際して、システム制御部 206は、尺01^71^^[部210に記録されている制御情報を利用すると共に、当該 ROMZRAM部 210をワークエリアとして利用する。

[0036] 例えば、このシステム制御部 206は、リモコン装置 RC力も送信される制御信号に基づいて記録制御部 208及び再生制御部 209に対する制御を施し、 DVDや HDに対するデータの記録及び再生を行わせる。

[0037] また、リモコン装置 RC力も送信されてきた制御信号カ^ングパット 121上における領域番号を示すものである場合、システム制御部 206は当該制御信号により示される領域番号に基づヽて制御内容を特定し、当該制御内容に対応した制御を行うための状態（以下、「制御モード」という）に遷移するようになっている。

[0038] 更に、所定の制御モード下 (例えば、音量調整のためのモード）においてリモコン装置 RCから送信されてくる領域番号が変化した場合、システム制御部 206は当該変化に合わせて、例えば、音量レベルのアップ、ダウン等の制御を行うようになっている。この結果、ユーザカ^ングパット 121を連続的に指でなぞった場合、そのなぞった領域の数に対応した制御量分だけ、例えば、音量レベルがアップ、ダウンされることとなる。なお、この際の処理の詳細については動作の項にて詳述する。

[0039] 更にまた、システム制御部 206は、所定の制御モード下において、リモコン装置 RC においてリングパット 121からユーザの指が離れたことが検出された場合、当該制御モードによる制御を終了する。

[0040] なお、システム制御部 206がリングパット 121から指が離れた力否かを判定する方法については任意である。但し、本実施形態においては次の方法により判定を行うものとして説明を行う。すなわち、ユーザがリングパット 121に接触している指を動かして、指の接触している領域が変化した場合のみならず、ユーザが指を動かすことなくリングパット 121に対する接触状態を継続して、る場合であつてもリモコン装置 RCから一定の周期（例えば、 30msecに一回）にてユーザの接触している領域の領域番号を示す制御信号を出力するようにする。そして、当該周期以上の時間、リモコン装置 RC力も制御信号が送信されて来なければリングパット 121から指が離れたものと判定するのである。

[0041] [1. 2Ί第 1実施形態の動作

以下、本実施形態に力かるユーザ IZFシステム UISの動作について説明することとする。なお、以下の説明においては、説明をより具体的なものとするため、リモコン装置 RCを用いて DVDZHDレコーダ DHRを制御する場合を例に説明を行うものとし、リモコン装置 RCのリングパット 121の各領域に対応付けられている制御内容は、上記図 2のようなものである場合を例に説明を行うものとする。

[0042] まず、ユーザが DVDZHDレコーダ DHRの図示せぬ操作パネルを操作して、 DV DZHDレコーダ DHRの電源を投入する。この状態において、ユーザがリモコン装置 RCのリングパット 121に接触すると、リモコン装置 RCの制御部 13は、当該ユーザの接触した領域に対応する領域番号を示す制御信号を送信部 11を介して DVDZH Dレコーダ DHRに送信する。

[0043] このようにして、リモコン装置 RC力制御信号が送信され、当該制御信号が DVD ZHDレコーダ DHRのリモコン受信部 207によって受信されると、システム制御部 20 6においては、当該制御信号の受信をトリガとして図 3及び図 4に示す処理が実行されることとなる。なお、図 3及び図 4は、リモコン装置 RC力も領域番号を示す制御信号が送信されてきた場合に、システム制御部 206が実行する処理を示すフローチヤートであり、この処理はシステム制御部 206が実行するメインルーチンのサブルーチンとして処理されるものとなって、る。

[0044] この処理にぉ、て、システム制御部 206は、まず、当該制御信号に基づ!/、て領域番号を特定し (ステップ Sl)、当該領域番号が「1」〜「8」、「9」〜「16」、「17」〜「24」、「25」〜「32」の何れに属すのかを判定する（ステップ S 2)。そして、システム制御部 206は、この判定結果に応じて、各制御内容を実現するため以下のような処理を実行する。

[0045] <領城番号が「1 1〜「8 I (再牛スピード調整)の場合 >

ステップ S1にお、て特定された領域番号が「1」〜「8」の場合、システム制御部 20 6は、コンテンツデータが再生中か否かを判定し (ステップ S3)、この判定において「n ojと判定すると処理をメインルーチンに処理を復帰するのに対して、「yes」と判定した場合、再生スピードを調整するためのモードに遷移する (ステップ S4)。このモードに遷移した場合、システム制御部 206は、まず、現状の再生スピードを ROMZRA M部 210に記憶させると共に、当該再生スピードを示す画像データを生成して、復号処理部 205に供給する（ステップ S5)。この結果、モニタ MN上には、現状の再生スピード等の情報が表示されることとなる。次いで、システム制御部 206は、リングパット 121からユーザが指を離した力否かを判定する状態となり (ステップ S6)、指を離したものと判定すると（「yes」 )、処理をメインルーチンに復帰させる。

[0046] 一方、ステップ S6において「no」と判定した場合、システム制御部 206は、リモコン装置 RCから送信されてくる制御信号により示される領域番号が変化したか否かを判定する (ステップ S7)。ここで、例えば、ユーザが指をリングパット 121に接触させたまま停止している場合、リモコン装置 RC力は、同一の領域番号を示す制御信号が一定の周期にて送信されてくる状態となる。力かる場合にシステム制御部 206は、ステップ S7において「no」と判定し、ステップ S6の処理にリターンする。

[0047] これに対して、例えば、ユーザが指でリングパット 121をなぞった場合、リモコン装置 RCから送信されてくる制御信号により示される領域番号に変化が生じる。かかる場合に、システム制御部 206は、ステップ S7において、「yes」と判定し、かかる領域番号の変化により番号が増力!]したか否かを判定する状態になる (ステップ S8)。

[0048] そして、この判定において「yes」と判定した場合 (すなわち、ユーザがリングパット 1 21を時計回りに連続的になぞった場合）、システム制御部 206は、現状の再生スピードから所定量だけ再生スピードを増加させて、当該変化後の再生スピードを ROM ZRAM部 210に記憶させた後 (ステップ S9)、ステップ S5の処理にリターンする。これに対して、ステップ S8において「no」と判定した場合 (すなわち、反時計回りに連続的になぞった場合)、現状の再生スピードから所定量だけ再生スピードを減少させて、当該変化後の再生スピードを ROMZRAM部 210に記憶させた後 (ステップ S10) 、ステップ S5の処理にリターンする。なお、再生スピードの変化量を、どのような基準に従って決定するかについては、任意であり、例えば、次のような方法を採用するようにしても良い。まず、再生速度を「一 3」〜「〇」〜「 + 3」の 7レベルに分け、各レベル毎に（1)「一 3」 = 3倍速での巻き戻し再生、（2)「一 2」 = 2倍速での巻き戻し再生、（3) 「一 1」 = 1. 5倍速での巻き戻し再生、（4)「0」=通常の再生速度、（5)「 + 1」= 1. 5 倍速での早送り再生、（6)「 + 2」 = 2倍速での早送り再生、（7)「 + 3」 = 3倍速での早送り再生、と定義付ける。そして、領域番号の変化に合わせて、再生スピードのレベルを増減させて再生スピードを調整するようにしても良、。

[0049] 以後、力かるステップ S5〜ステップ S10の処理が繰り返される結果、順次、ユーザの所望する再生スピードまで調整が行われ、ユーザがリングパット 121から指を離した時点で、システム制御部 206は、ステップ S6において「yes」と判定して処理をメインルーチンに復帰させる。

[0050] <領城番号が「 9 I〜「 16 I (音量調整)の場合 >

ステップ S1にお、て特定された領域番号が「9」〜「16」の場合、システム制御部 2 06は音量調整のためのモードに遷移する (ステップ Sl l)。このモードに遷移した場合、システム制御部 206は、現状の音量レべルを1^01^71^^1部210に記憶させると共に、当該音量レベルを表示するための画像データを生成して、復号処理部 205 に供給する（ステップ S12)。この結果、モニタ MN上には現状の音量レベルが表示されることとなる。次いで、システム制御部 206は、ステップ S13〜S15において上記ステツプ S6〜S8と同様の処理を実行し、ステップ S 15において「yes」と判定した場合、音量レベルを指でなぞられた領域番号の変化量に応じて増カロさせて、当該変化後の音量レベルを ROMZRAM部 210に上書きし (ステップ S16)、ステップ S12の処理にリターンする。なお、この際、一領域変化時に変更する音量レベルの値については任意であり、例えば、一領域変化に対して音量レベルを「1」レベル分だけ変更するように制御しても良いし、一領域変化時に「2」、「3」レベル変更するようにしても良い。これに対して、「no」と判定した場合、システム制御部 206は、音量レベルを指でなぞられた領域番号の変化量に応じて減少させて、当該変化後の音量レベルを RO MZRAM部 210に上書きし (ステップ S17)、ステップ S12の処理にリターンする。以後、力かるステップ S12〜S17の処理を繰り返すことにより音量調整が行われ、ユーザがリングパット 121から指を離した時点で、システム制御部 206は、ステップ S13にお!、て「yes」と判定して処理をメインルーチンに復帰させる。

[0051] <領城番吾が「17 1〜「24 1 (タイトルの移動）の場合 > ステップ SIにお、て特定された領域番号が「17」〜「24」の場合、システム制御部 206は、タイトルを移動させるためのモードに遷移する（ステップ S18)。ここで、「タイトル」とは、コンテンツデータの番組名を意味し、タイトルの移動とは再生対象となるコンテンッデータを選択する操作を意味する。このモードに遷移した場合、システム制御部 206は、再生対象となって、る DVD等に記録されて、るデータに基づ、て記録されている番組のリストを示すメニュー画面を表示するための画像データを復号処理部 205に出力する（ステップ S19)。なお、メニュー画面の表示方法については、任意であり、例えば、 DVD等にメニュー画面に対応する画像データを記録するようにして、この画像データに基づいてリストを表示するようにしても良い。また、 HD等に記録されているコンテンツデータの最初のフレームの画像をリストとしたメニュー画面を表示するようにしても良い。

[0052] このようにして、一覧表が表示された状態となると、システム制御部 206は、ステップ S20〜S22において上記ステップ S6〜S8と同様の処理を実行し、ステップ S22にお V、て ryesjと判定した場合、選択されて!、るメニュー項目を所定方向 aに指でなぞられた領域番号の変化量に応じて移動させ (ステップ S23)、ステップ S 19の処理にリターンする。一方、「no」と判定した場合、システム制御部 206は、選択されているメ- ユー項目を方向 aと反対方向 bに指でなぞられた領域番号の変化量に応じて移動させ (ステップ S24)、ステップ S19の処理にリターンする。なお、この際の移動方向については、メニュー画面の表示形式に応じて適宜決定する必要が有り、メニュー項目を、例えば、 1行多列にて表示する場合、ステップ S23において選択項目を上 (すなわち、 a =上）に移動させ、ステップ S 24において選択項目を下 (すなわち、 b =下）に移動させるようにすれば良い。以後、力かるステップ S19〜S24の処理が繰り返されることによりタイトル選択が行われ、ユーザカ^ングパット 121から指を離した時点で、システム制御部 206は、ステップ S19において「yes」と判定して、当該時点で選択されて、たメニュー項目に対応したコンテンツデータの再生を開始して (ステップ S 25) 、処理をメインルーチンに復帰させる。

[0053] <領城番吾が「25 I〜「32 I (チヤプタの移動）の場合 >

ステップ S1にお、て特定された領域番号が「25」〜「32」の場合、システム制御部 206は、コンテンツデータが再生中か否かを判定し (ステップ S26)、この判定において「no」と判定すると処理をメインルーチンに復帰させるのに対して、「yes」と判定した場合、再生の位置を他のチヤプタまで移動させるためのモードに遷移する（ステップ S27)。なお、チヤプタとは、コンテンツデータに対応する番組の区切りタイミングを示すデータである。このモードに遷移した場合、システム制御部 206は、まず、再生中のコンテンツデータにおける再生位置 (すなわち、再生開始力の再生時間）を RO MZRAM部 210に記憶させると共に、現在の再生位置に最も近いチヤプタを表示するための画像データを生成して、復号処理部 205に供給する (ステップ S28)。この結果、モニタ MN上には、現在再生中のチヤプタを示す情報が表示されることとなる。次ヽで、システム帘 U御咅 206 ίま、ステップ S29〜S31【こお!ヽて、上記ステップ S6〜 S8と同様の処理を実行し、ステップ S31において「yes」と判定した場合、 ROMZR AM部 210に記憶されているチヤプタカも指でなぞられた領域番号の変化量に応じた値だけ再生位置を後にチヤプタジャンプさせ、当該ジャンプ後のチヤプタを示すデータを ROMZRAM部 210に上書きして（ステップ S32)、ステップ S28の処理にリターンする。これに対して、ステップ S31において「no」と判定した場合、システム制御部 206は、 ROMZRAM部 210に記憶されて!、るチヤプタカも指でなぞられた領域番号の変化量に応じた値だけ再生位置を前にチヤプタジャンプさせ、当該ジャンプ後のチヤプタを示すデータを ROMZRAM部 210に上書きして（ステップ S33)、ステツプ S28の処理にリターンする。

[0054] 以後、ステップ S28〜ステップ S33の処理を繰り返し、再生位置が変更され、ユーザがリングパット 121から指を離した時点で、システム制御部 206は、ステップ S29にお!、て「yes」と判定して処理をメインルーチンに復帰させる。

[0055] このようにして、本実施形態に力かるユーザ IZFシステム UISは、ユーザの入力操作に基づき、予め定められた複数の制御内容にて DVDZHDレコーダ DHRを制御するためのシステムであって、リモコン装置 RCには、接触することによりユーザの入力操作を受け付けるリングパット 121を有する操作部 12と、ユーザの接触領域を検出する制御部 13とが設けられ、 DVDZHDレコーダ DHRにおいてシステム制御部 20 6は、リングパット 121に対する接触状態を維持しつつ、ユーザが接触位置を変化させた場合 (すなわち、連続的になぞった場合)に当該接触領域の変化を検出し、リングパット 121に接触した領域に基づいて制御内容を決定し、その後接触領域に変化した場合に変化した領域数に応じた制御量に基づき、特定されて！ヽる制御内容にて制御を行う構成となって、る。

[0056] この構成により、ユーザが接触した領域に基づいて制御対象が決定され、更に、ュ一ザが連続的になぞった領域数に応じた制御量にて制御が行われることとなり、持つてボタン数の増加を招くことなぐ制御内容及び制御量の双方を指定可能となる。

[0057] また、本実施形態にぉ、てシステム制御部 206は、接触領域の変化方向に応じて制御量の増減を変更する構成となっているため、例えば、音量調節を行う場合に、時計回り、或いは、反時計回りにてリングパット 121を連続的になぞるという簡易な入力操作により音量調整を行うことが可能となり、もってユーザの利便性を向上させることが可能となる。

[0058] なお、上記実施形態においては、 DVDZHDレコーダ DHRを制御する場合を例に説明を行ったが、制御対象となる電子機器は、例えば、テレビジョン受像器や AV( Audio Visual)アンプ、ポータブノレ DVDプレーヤ、 MP3 (MPEG Audio Layer- 3)プレーャ、カーナビゲーシヨン装置等、如何なる電子機器であっても良い。この場合であつても、上記実施形態と同様の方法により制御を行うことが可能である。

[0059] また、上記第 1実施形態においては、リモコン装置 RCの操作部 12に対してリング状の操作子 (すなわち、リングパット 121)を設けた例について説明したが、操作部 12 に設ける操作子は、周方向に対して領域を分割して入力操作を行うことができれば良ぐ例えば、 3角形や四角形、 5角形等あらゆる形状のものを用いることができる。また、この場合、各辺に対して制御内容を定義付けて、ユーザが最初に接触した辺によって制御内容を特定するようにすることも可能である。

[0060] また更に、上記第 1実施形態においては、リングパット 121上の各領域に対して 4つの操作を定義付けた場合について説明したが、定義付ける操作は 4つに限らず、幾つであっても良い。

[0061] 更に、上記第 1実施形態においては、再生スピードの調整等を行う場合について例示的に説明したが、制御内容は、これに限られず、制御内容と制御量からなる処理であれば如何なる制御に対して適用するようにしても良！、。

[0062] 更にまた、上記第 1実施形態においては、リングパット 121上の全範囲を複数の領域に分割し、ユーザの指が接触している領域の変化量に応じて、制御量を変更する構成を採用していた。しかし、ユーザが最初に接触した領域カゝらなぞった距離を算出して、制御量を変更することも可能である。この場合、リングパット 121上の各位置を座標値として管理し、座標の変化量に基づ、て制御量を変更するようにすれば良、

[0063] また、上記実施形態にお!、ては、リングパット 121を領域分割した方法にっ、て説明したが、リングパット 121をストロークが「0」に近い複数のボタンを配置した構成の場合、各ボタンを領域として取り扱うことも可能である。

[0064] [1. 3Ί栾形例

(l)^ l

上記実施形態においては、リモコン装置 RC力もユーザの指が接触した領域の領域番号を示す制御信号を送信し、 DVDZHDレコーダ DHRにおヽて当該制御信号により示される領域番号に対応した制御内容を特定し、更に、制御量を変更する方法が採用されていた。しかし、リモコン装置 RC内において、ユーザの接触した領域に対応する制御内容及び制御量を特定し、当該制御内容及び制御量に対応する制御信号を DVDZHDレコーダ DHRに送信するようにすることも可能である。この場合、リモコン装置 RCの制御部 13にお、て上記図 3及び図 4の処理を実行して、ステップ S 9、 S10、 S16、 S17、 S23、 S24、 S32、 S33【こお!ヽて当該帘 U御内容【こ対応した帘 U 御信号を出力するようにすれば良、。

[0065] また、 DVDZHDレコーダ DHR本体に操作部としてリングパット 121を設け、このリングパット 121上におけるユーザの入力操作に応じて、上記図 3及び図 4の処理を実行するようにしても良い。この場合、リモコン装置 RCを設けるようにしても良いし、設けなくとも良い。

[0066] (2)変形例 2

上記実施形態にぉヽてはユーザが連続的になぞった領域数のみに基づ、て制御量を決定する方法を採用していたが、領域数のみならず連続的になぞった際の速度も加味して制御量を決定するようにしても良い。この場合、ユーザがリングパット 121 をなぞり、ユーザの指の接触している領域が変化した場合に、一領域分の変化に要した時間数を DVDZHDレコーダ DHRのシステム制御部 206において管理する。そして、なぞるスピードが速ぐ当該時間数が所定値以内である場合には、例えば、音量レベルを一度に「2」或いは「3」レベルずつ変化させるようにしても良、。

[0067] このようにして本変形例によれば、速度をも加味して制御量を決定されるため、制御の自由度を向上させることが可能となる。

[0068] (3)変形例 3

上記実施形態においては、ユーザの指の接触している領域が、一領域変化する毎に所定制御量分だけ制御を行う方法を採用していた。しかし、一領域変化した場合における制御量は一定値である必要性はない。例えば、音量レベルについては、現状の音量レベルを加味しつつ、一領域変化時における制御量を決定するようにすることも可能である。

[0069] この場合、現状の音量レベルに対して、一領域変化時に変更する音量レベルを、図 5に示す例のように設定し、低音量レベル時及び高音量レベル時に一領域変化すると「2」或いは「3」レベル分だけ変更するように制御しても良、。この方法を採用した場合、現状の音量レベル等に応じて、制御の自由度を広げ、例えば、一定の音量レベル時に微調整を行うような制御を行うことも可能となる。

[0070] (4)栾形例 4

上記実施形態においては、リモコン装置 RCのリングパット 121の各領域に対して定義付ける制御内容を変更することは考慮していな力つた。これに対して、本変形例は、リングパット 121の各領域に対して定義付ける制御内容を変更可能としょうとするものである。

[0071] 力かる機能を実現するため、本変形例においては、当該リモコン装置 RCにおけるモードを切り換えるためのボタンを操作部 12に設けると共に、例えば、液晶パネルからなる表示部をリモコン装置 RCに設ける。そして、ユーザがモード切り換え用のボタンを選択する度に、リングパット 121の各領域に定義付ける制御内容を変更し、これに合わせて、表示部に現在のモードと各領域に定義付けられている制御内容を表示するようにする。より具体的には、例えば、モード 1において上記図 2のような制御内容を各領域に割り当てると共に、モード 2にお、ては「1」〜「8」番の領域に「コマ送り再生」なる制御内容を定義付け、「9」〜「16」番の領域に「録画年月日の選択」なる制御内容を定義付け、「17」〜「24」番の領域が「録画時刻の選択」なる制御内容を定義付け、「24」〜「32」番の領域が「録画チャネルの選択」なる制御内容を定義付ける。そして、選択されたモードに合わせて、表示部上にリングパット 121に定義付けられて、る制御内容を表示するようにするのである。

[0072] また、この場合、リモコン装置 RCから現在のモード及び領域番号の双方を示す制御信号を送信し、当該制御信号に基づ、て DVDZHDレコーダ DHRにお!/、てユーザの入力操作に対応した制御内容を特定するようにすれば良ヽ。

[0073] なお、力かる構成を採用する場合、ユーザの任意にて各領域に対応付ける制御内容を変更可能な構成としても良い。

[0074] このようにして、本変形例においては、リモコン装置 RCに複数のモードを設け、このモードを切り換えることによりリングパット 121に定義付けられている制御内容が変更される構成となっているため、 1つのリングパットを用いて行うことが可能な制御内容を増加させ、リモコン装置 RCに設けるボタン数を更に減少させることが可能となる。

Claims

請求の範囲

[1] ユーザの入力操作に基づき、予め定められた複数の制御内容にて電子機器を制御するためのユーザインターフェイスシステムであって、

接触することによりユーザの入力操作を受け付ける操作面を有する操作手段と、前記操作面におけるユーザの接触位置を検出する位置検出手段と、

前記操作手段に対する接触状態を維持しつつ、ユーザが接触位置を変化させた場合に当該接触位置の変化を検出する位置変化検出手段と、

前記操作面に接触した位置に基づいて前記制御内容を決定し、その後接触位置が変化した場合に当該接触位置の変化の変化量に応じた制御量に基づき前記制御内容で前記電子機器を制御する制御手段と

を備えることを特徴とするユーザインターフェイスシステム。

[2] 前記ユーザインターフェイスシステムは、前記電子機器に搭載される制御装置と、前記制御装置とは別体として設けられたリモコン装置と、を有し、

前記リモコン装置は、前記操作手段と前記位置検出手段とを有すると共に、前記位置検出手段によって検出された接触位置を示す位置情報を前記制御装置に送信する送信手段を、更に有し、

前記制御装置は、前記位置変化検出手段と前記制御手段とを有すると共に、前記リモコン装置から送信された前記位置情報を受信する受信手段を、更に有する一方前記位置変化検出手段は、前記位置情報に基づ!、て前記接触位置の変化を検出することを特徴とする請求項 1に記載のユーザインターフェイスシステム。

[3] 前記ユーザインターフェイスシステムは、前記電子機器に搭載される制御装置と、前記制御装置とは別体として設けられたリモコン装置と、を有し、

前記リモコン装置は、前記操作手段と前記位置検出手段と前記位置変化検出手段とを有すると共に、

(a)前記位置検出手段によって検出された前記接触位置及び

(b)前記位置変化検出手段によって検出された前記接触位置の変化

に対応した制御情報を送信する制御情報送信手段を、更に有し、前記制御装置は、前記制御手段を有すると共に、前記制御信号を受信する受信手段を有する一方、

前記制御手段は前記制御情報に基づいて前記電子機器を制御する

ことを特徴とする請求項 1に記載のユーザインターフェイスシステム。

[4] 前記操作手段は、輪形状の操作子を有することを特徴とする請求項 1に記載のュ一ザインターフェイスシステム。

[5] 前記操作手段は、複数の領域に分割された前記操作面を有し、

前記位置検出手段は、ユーザが接触した前記領域を検出すると共に、前記位置変化検出手段は、接触状態を維持しつつユーザの接触領域に変化が生じた場合に当該接触領域の変化を検出する一方、

前記制御手段は、前記操作手段に接触した領域に基づいて前記制御内容を決定し、その後接触領域が変化した場合に当該変化した領域数に応じた制御量に基づき前記制御内容で前記電子機器を制御する

[6] 前記制御手段は、前記接触位置の変化方向に応じて前記制御量の増減を変更することを特徴とする請求項 1に記載のユーザインターフェイスシステム。

[7] 前記制御手段は、更に前記接触位置の変化速度に応じて前記制御量の増減を変更することを特徴とする請求項 1に記載のユーザインターフェイスシステム。

[8] 前記制御手段は、前記変化量に応じて、非線形的に前記制御量を可変させることを特徴とする請求項 1に記載のユーザインターフェイスシステム。

[9] 前記制御手段は、前記制御内容及び前記制御量を予め規定した複数のモードを有し、前記モードに応じて、前記制御内容及び制御量を変化させることを特徴とする請求項 1に記載のユーザインターフェイスシステム。

[10] 予め定められた複数の制御内容にて電子機器を制御するため制御信号をユーザの入力操作に基づき出力するユーザインターフェイス装置であって、

前記操作手段に対する接触状態を維持しつつ、ユーザが接触位置を変化させた場合に当該接触位置の変化を検出する位置変化検出手段と、前記接触位置及び前記位置変化検出手段によって検出された前記接触位置の変化に対応した制御信号を出力する出力手段と

を備えることを特徴とするユーザインターフェイス装置。

ユーザの入力操作に基づき、予め定められた複数の制御内容にて電子機器を制御する電子機器の制御方法であって、

接触することによりユーザの入力操作を受け付ける操作面を有する操作子におけるユーザの接触位置を検出する第 1ステップと、

前記操作子に対する接触状態を維持しつつ、ユーザが接触位置を変化させた場合に当該接触位置の変化を検出する第 2ステップと、

前記操作子に接触した位置に基づいて前記制御内容を決定し、その後接触位置が変化した場合に当該接触位置の変化の変化量に応じた制御量に基づき前記制御内容で前記電子機器を制御する第 3ステップと、

を備えることを特徴とする電子機器の制御方法。