明 細 書
リソース交換処理プログラムおよびリソース交換処理方法
技術分野
[0001] この発明は、複数のサーバによって構成される複数のサーバグループに、予備サ ーバを追加 ·交換するリソース交換処理プログラムおよびリソース交換処理方法に関 し、特に、低コストかつ迅速にサーバグループを復旧させることが可能なリソース交換 処理プログラムおよびリソース交換処理方法に関する。 背景技術
[0002] 従来から、複数のサーバを利用して、様々な業務を実行する情報処理システムを 構成し、情報処理システムに含まれるサーバが故障した場合や、サーバに対する負 荷が大きくなつた場合には、故障したサーバの代わりや、サーバに対する負荷を分 散させるために、予備のサーバを用意し、この予備のサーバを新たに追加している。
[0003] しかし、新たにサーバを追加する場合には、追加するサーバに、各種処理を行うた めのソフトウェアのインストールや、種々の環境設定などを行う必要があり、新たにサ ーバを追加するまでにかなりの時間を要するという問題があった。
[0004] また、ソフトウェアのインストールや、種々の環境設定は、人手によって行われるた めに、作業ミスが起こった場合には、ソフトウェアのインストールや、環境設定が適切 に行われず、追加したサーバが機能しな ヽと 、う問題もあった。
[0005] そこで、特許文献 1では、運用中のサーバのタスククラスを、予備のサーバのタスク クラスに動的に複写し、常に双方のタスククラスを同じに保つことによって、運用中の サーバに異常が発生した場合にでも、予備のサーバと運用中のサーバとを即座に入 れ替え可能とする技術が公開されて!、る。
[0006] 特許文献 1:特開平 11 85555号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] し力しながら、かかる従来の技術では、運用中のサーバが故障していない場合であ つても、常に予備のサーバを稼動させ、運用中のサーバと同様の状態を保たなけれ
ばならず、余分なコストがかかってしまうという問題があった。
[0008] したがって、常に予備のサーバを稼動させるのではなぐ運用中のサーバが故障し た場合や、負荷が大きくなつた場合に、迅速に予備のサーバを追加'入れ替えするこ とが極めて重要な課題となって!/ヽる。
[0009] 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、余分なコストを抑え、運用中のサ ーバが故障した場合や、負荷が大きくなつた場合に、迅速に予備のサーバを追加' 入れ替えすることができるリソース交換処理プログラム、リソース交換処理方法を提供 することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0010] 上述した課題を解決し、 目的を達成するために、本発明は、複数のサーバによって 構成される複数のサーバグループに、予備サーバを追加 ·交換するリソース交換処 理プログラムであって、前記サーバグループに対するソフトウェア、ネットワークおよび ストレージの設定に係る情報である設定情報を取得し、該設定情報を基にして、前記 サーバグループに対応する設定を、予め、前記予備サーバに対して行う設定処理手 順と、前記サーバグループに異常が発生した場合や、前記サーバグループにかかる 負荷が増大した場合に、前記設定処理手順にぉ 、て設定を行った予備サーバを、 前記サーバグループに追加する追加処理手順と、をコンピュータに実行させることを 特徴とする。
[0011] また、本発明は、複数のサーバによって構成される複数のサーバグループに、予備 サーバを追加 ·交換するリソース交換処理方法であって、前記サーバグループに対 するソフトウェア、ネットワークおよびストレージの設定に係る情報である設定情報を 取得し、該設定情報を基にして、前記サーバグループに対応する設定を、予め、前 記予備サーバに対して行う設定処理工程と、前記サーバグループに異常が発生した 場合や、前記サーバグループにかかる負荷が増大した場合に、前記設定処理工程 にお 、て設定を行った予備サーバを、前記サーバグループに追加する追加処理ェ 程と、を含んだことを特徴とする。
発明の効果
[0012] 本発明によれば、複数のサーバによって複数のサーバグループが構成され、該サ
一バグループに対するソフトウェア、ネットワークおよびストレージの設定に係る情報 である設定情報を取得し、該設定情報を基にして、サーバグループに対応する設定 を予め、予備サーバに対して行い、サーバグループに異常が発生した場合や、サー バグループに力かる負荷が増大した場合に、設定を行った予備サーバをサーバダル ープに追加するので、迅速にサーバグループを復旧させることができる。
図面の簡単な説明
[図 1]図 1は、本発明に係るリソース交換処理の概念を示す図(1)である。
[図 2]図 2は、本発明に係るリソース交換処理の概念を示す図(2)である。
[図 3]図 3は、本実施例に係るリソース交換処理システムの機能構成を示す図である。
[図 4]図 4は、本実施例に係るリソース交換処理の処理手順を示すフローチャートであ る。
[図 5]図 5は、運用管理サーバの情報を登録するサイトデータ 300の一例を示す図で ある。
[図 6]図 6は、ドメイン管理サーバ 50, 60の情報を登録するドメイン管理サーバデータ 310の一例を示す図である。
[図 7]図 7は、管理対象となるサブネットの情報を登録する管理サブネットデータ 320 の一例を示す図である。
[図 8]図 8は、ミドルウェアと連携して各種処理を実行するためのコマンドを記憶したミ ドルウェア連携 IFデータ 330の一例を示す図である。
[図 9]図 9は、サーバ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cが属するドメインで あるサーバドメインに係る情報を記憶したサーバドメインデータ 340の一例を示す図 である。
[図 10]図 10は、プールグループに係る情報を記憶したプールグループデータ 350の 一例を示す図である。
[図 11]図 11は、ストレージドメインに係る情報を記憶したストレージドメインデータ 360 の一例を示す図である。
[図 12]図 12は、ネットワークドメインおよびネットワークサブドメインを説明する説明図 である。
[図 13]図 13は、ネットワークサブドメインに係る情報を記憶したネットワークサブドメィ ンデータ 470の一例を示す図である。
[図 14]図 14は、ネットワークドメインに係る情報を記憶したネットワークドメインデータ 4 80の一例を示す図である。
[図 15]図 15は、負荷分散装置に係る情報を記憶した負荷分散装置データ 490の一 例を示す図である。
[図 16]図 16は、ネットワークサブグループの構成例を説明する説明図である。
[図 17]図 17は、ネットワークサブグループに係る情報を記憶したネットワークサブダル ープデータ 660の一例を示す図である。
[図 18]図 18は、サーバドメイン間の対応関係に係る情報を記憶したサーバドメイン間 リンクデータ 670の一例を示す図である。
[図 19]図 19は、サーバドメインとストレージドメインとの間の対応関係に係る情報を記 憶したサーバ Zストレージドメイン間リンクデータ 680の一例を示す図である。
[図 20]図 20は、ネットワークブートがなされるサーバの情報を記憶したネットワークブ ートサーバデータ 690の一例を示す図である。
[図 21]図 21は、管理対象となるサーバのデータを記憶した管理対象サーバデータ 7 00の一例を示す図である。
[図 22]図 22は、サーバが属するグループの情報を記憶したプロビジョユング構成デ ータ 710の一例を示す図である。
[図 23]図 23は、結線状態が均一であるサーバとストレージ機器との結線の一例を示 す図である。
[図 24]図 24は、 WWPNに基づく結線の均一性チヱック処理を説明する図である。
[図 25]図 25は、ストレージテンプレートに係るデータを記憶したストレージテンプレー トデータ 800の一例を示す図である。
[図 26]図 26は、サーバグループに係る情報を記憶したサーバグループデータ 810の 一例を示す図である。
[図 27]図 27は、サーバグループに対応するストレージグループの情報を記憶したサ ーバ Zストレージグループリンクデータ 820の一例を示す図である。
[図 28]図 28は、サーバグループ間の対応関係に係る情報を記憶したサーバグルー プ間リンクデータ 830の一例を示す図である。
[図 29]図 29は、負荷分散装置のグループ情報を記憶した負荷分散グループデータ 840の一例を示す図である。
[図 30]図 30は、ネットワークグループに係る情報を記憶したネットワークグループデ ータ 850の一例を示す図である。
[図 31]図 31は、論理ボリュームを RAID装置に設定する設定処理の処理手順を示す フローチャートである。
[図 32]図 32は、論理ボリュームの設定画面の一例を示す図である。
[図 33]図 33は、 RAIDレベルの設定情報を記憶した RAIDレベル設定データ 940の 一例を示す図である。
[図 34]図 34は、 RAID装置に係る情報を記憶した RAID装置データ 950の一例を示 す図である。
[図 35]図 35は、ストレージサブグループが設定されたプロビジョユング構成データ 96 0の一例を示す図である。
[図 36]図 36は、サーバに論理ボリュームを認識させる論理ボリュームの設定処理の 処理手順を示すフローチャートである。
圆 37]図 37は、 RAID装置に構築された論理ボリュームの設定処理を説明する説明 図である。
[図 38]図 38は、ァフィ-ティグループに係る情報を記憶したァフィ-ティグループデ ータ 1010の一例を示す図である。
[図 39]図 39は、マルチパスの構成に係る情報を記憶したマルチパス構成データ 102 0の一例を示す図である。
[図 40]図 40は、ミラーボリュームの構成に係る情報を記憶したミラーボリューム構成デ ータ 1030の一例を示す図である。
[図 41]図 41は、サーバに割り当てられた IPアドレスに係る情報を記憶した IPアドレス 管理データ 1040の一例を示す図である。
[図 42]図 42は、ソフトウェアイメージに係る情報を記憶したソフトウェアイメージ管理デ
ータ 1050の一例を示す図である。
[図 43]図 43は、ソフトウェア配布イメージに係る情報を記憶したソフトウェア配布ィメ ージ管理データ 1060の一例を示す図である。
[図 44]図 44は、スナップショットに係る情報を記憶したスナップショット管理データ 10 70の一例を示す図である。
[図 45]図 45は、サーバをサーバグループに追加する処理の処理手順を示すフロー チャートである。
[図 46]図 46は、ソフトウェア配布イメージの配布状況に係る情報を記憶した配布管理 データ 1080の一例を示す図である。
[図 47]図 47は、サーバグループからサーバを削除するサーバ削除処理の処理手順 を説明するフローチャートである。
[図 48]図 48は、プール内のサーバにソフトウェアおよびネットワークなどの情報を事 前に設定する処理手順を示すフローチャートである。
[図 49]図 49は、プール内のサーバにソフトウェアおよびネットワークなどの情報を事 前に設定する処理手順を具体的に示すフローチャートである。
[図 50]図 50は、サーバ異常時や高負荷時に、サーバ資源を追加する処理手順を示 すフローチャートである。
[図 51]図 51は、サーバ異常時や高負荷時に、サーバ資源を追加する処理手順を具 体的に示すフローチャートである。
[図 52]図 52は、管理対象となるリソースの配置を示すリソース配置出力画面 1090の 一例を示す図である。
[図 53]図 53は、リソースの配置に係る設定をユーザ力 受け付けるリソース配置設定 画面 1140の一例を示す図である。
[図 54]図 54は、サーバドメインに属するサーバグループの一覧を出力するサーバグ ループ一覧画面 1150の一例を示す図である。
[図 55]図 55は、サーバグループに属するサーバの一覧を出力するサーバ一覧画面 1160の一例を示す図である。
[図 56]図 56は、ストレージグループに属するストレージの一覧を出力するストレージ
一覧画面 1170の一例を示す図である。
[図 57]図 57は、図 3に示したサイト管理サーバ 20となるコンピュータ 1200のハードウ エア構成を示す図である。
[図 58]図 58は、図 3に示したドメイン管理サーバ 20となるコンピュータ 1300のノヽード ウェア構成を示す図である。
[図 59]図 59は、図 3に示したサーバ 110aとなるコンピュータ 1400のハードウェア構 成を示す図である。
符号の説明
1, 2 業務
3 プール
4 Webドメイン
4一 4 Webサーバ
1 9
5 APドメイン
5一 5 APサーバ
1 6
6 DBドメイン
6一 6 DBサーバ
1 3
7 ストレージドメイン
7一 7 ストレージ
1 9
10 運用管理クライアント
20 サイト管理サーバ
21 システムリソースマネージャ
22 サーバ RM
23 ソフトウェア RM
24 ネットワーク RM
25 ストレージ RM
26 システムリソース DB
27 AP管理統括部
30, 40, 90, 120 FW
, 60 ドメイン管理サーバ システムリソースドメインマネージャ サーバサブ RM
ソフトウェアサブ RM
ネットワークサブ RM
ドメインリソース DB
インターネット
ルータ
, 130 SLB
a, 110b, 110c サーノ
a リソースマネージャエージェントa サーバ RMエージェントa ソフトウェア RMエージェントa ネットワーク RMエージェントa ストレージ RMエージェントa AP管理部
a, 140b, 140c サーバ
a, 150b, 150c サーバ
a, 160b, 160c, 160d ス卜レージ
SAN
エッジドメイン
Webドメイン
APドメイン
DBドメイン
サイトデータ
ドメイン管理サーバデータ 管理サブネットデータ
ミドルウェア連携 IFデータ
340 サーバドメインデータ
350 プールグループデータ
360 ストレージドメインデータ
370 Webドメイン
380a, 380b, 380c, 380d, 380e サー.
390 APドメイン
400a, 400b, 400c, 400d, 400e サー.
410 Web— APネットワークドメイン
420 Web— Backネットワークサブド.メイン
430a, 430b スィッチ
440 AP— Frontネットワークサブド イン
450a, 450b スィッチ
460a, 460b SLB
470 ネットワークサブドメインデータ
480 ネットワークドメインデータ
490 負荷分散装置データ
510 Webドメイン
520a, 520b, 520c, 520d, 520e サー,
530 サーバグループ A一 Web
540 サーバグノレープ BJWeb
550 APドメイン
560a, 560b, 560c, 560d, 560e サー,
570 A— AP
580 B— AP
590, 610 スィッチ
600a, 600b SLB
620 ネットワークサブグループ A_Web_Back 630 ネットワークサブグループ B_Web_Back
640 ネットワークサブグループ A_AP_Front
650 ネットワークサブグループ B_AP_Front
660 ネットワークサブグループデータ
670 サーバドメイン間リンクデータ
680 サーバ zストレージドメイン間リンクデータ
690 ネットワークブートサーバデータ
700 管理対象サーバデータ
710 プロビジョユング構成データ
720 サーバドメイン
730a, 730b, 790a, 790b サーノ
740 ストレージドメイン
750a, 750b FCスィッチ
760a, 760b RAID装置
770a, 770b RAID装置 WWPNデータ
780a, 780b FCスィッチ WWPNデータ
790a, 790b サーバ WWPNデータ
800 ストレージテンプレートデータ
810 サーノ グノレープデータ
820 サーバ zストレージグループリンクデータ
830 サーバグループ間リンクデータ
840 負荷分散グループデータ
850 ネットワークグループデータ
860 必要条件出力画面
870a, 870b, 870c 必要条件
880 論理ボリューム構成出力画面
890 RAID装置
900a, 900b, 900c 必要条件
910a, 910b, 910c, 910d 論理ボジユーム
920a, 920b, 920c, 920d, 920e 論理ポジユーム
930a, 930b RAIDグノレープ
950 RAID装置データ
960 プロビジョユング構成データ
970 サーバグノレープ
980 ストレージプーノレ
990 ストレージグループ
1000 サーバ内ストレージ構成
1010 ァフィ-ティグループデータ
1020 マルチパス構成データ
1030 ミラーボリューム構成データ
1040 IPアドレス管理データ
1050 ソフトウェアイメージ管理データ
1060 ソフトウェア配布イメージ管理データ
1070 スナップショット管理データ
1080 配布管理データ
1090 リソース配置出力画面
1100 Webドメイン
1110 APドメイン
1120 DBドメイン
1130 ストレージドメイン
1140 リソース配置設定画面
1150 サーノ グノレープ一覧画面
1160 サーバ一覧画面
1170 ストレージ一覧画面
発明を実施するための最良の形態
以下に添付図面を参照して、この発明に係るリソース交換処理プログラム、リソース 交換処理方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの
発明が限定されるものではない。
実施例
[0016] まず、本発明に係るリソース交換処理の概念について説明する。図 1及び図 2は、 本発明に係るリソース交換処理の概念を示す図である。図 1には、各業務 1, 2にお いて Webサーバ 4
1一 4や AP (Application)サーバ 5— 5 , DB (Database)サーバ 6 9 1 6 1 一 6、ストレージ 7— 7などの情報処理装置が利用される場合が示されている。
3 1 9
[0017] ここで、 Webサーバ 4一 4は、 Webブラウザで閲覧されるコンテンツを、インターネ
1 9
ットを介してクライアント装置に提供するサーバ装置である。 APサーバ 5— 5
1 6は、ュ 一ザによる情報処理要求を受け付けた Webサーバ 4
1一 4から要求された情報処理 9
の実行を引き継ぐサーバ装置である。
[0018] DBサーバ 6— 6は、 APサーバ 5— 5力 データベースへのアクセス要求を受け
1 3 1 6
付けた場合に、データベースへのアクセスを管理するサーバ装置である。ストレージ
7一 7は、 SAN (Storage Area Network)により Webサーバ 4
1一 4や APサーバ 5
1 9 9 1 一 5 , DBサーバ 6— 6に接続される記憶装置である。
6 1 3
[0019] 本発明に係るリソース交換処理では、 LAN (Local Area Network)や SANなどにお いて、他の装置との間の物理的な結線状態が互いに均一であるサーバやストレージ などのリソース群をドメインとして管理する。
[0020] たとえば、図 1の場合には、業務 1, 2で利用されるサーバ群が、 Webドメイン 4、 AP ドメイン 5および DBドメイン 6として管理され、業務 1, 2で利用されるストレージ群が、 ストレージドメイン 7として管理されて 、る。
[0021] この場合、 Webドメイン 4に属する Webサーバ 4 る結線状
1一 4の他の装置に対す
9
態は互いに均一であり、 APドメイン 5に属する APサーバ 5 5の他の装置に対する
1 6
結線状態は互いに均一であり、 DBドメイン 6に属する DBサーバ 6 6の他の装置
1 3
に対する結線状態は互いに均一であり、ストレージドメイン 7に属するストレージ 7— 7
1
9の他の装置に対する結線状態は互いに均一となって 、る。
[0022] そして、このリソース交換処理では、未使用の Webサーバ 4 バ 5 5
1一 4
9、 APサー
1
, DBサーバ 6 6およびストレージ 7 7をドメインごとにプール 3に登録しておき
6 1 3 1 9
、必要に応じて各業務 1, 2に Webサーバ 4一 4、 APサーバ 5 5, DBサーバ 6
6およびストレージ 7— 7を割り当てる。
3 1 9
[0023] たとえば、図 1では、業務 1には、 Webサーバ 4 , 4 、 APサーバ 5 、 DBサーバ 6 、
2 3 1 1 ストレージ 7が割り当てられ、業務 2には、 Webサーバ 4 、 APサーバ 5 , 5 、 DBサー
7 9 2 3
ノ 6、ストレージ 7 , 7が割り当てられている。
2 8 9
[0024] そして、業務 1, 2に割り当てられた Webサーバ 4 , 4 , 4 、 APサーバ 5 , 5 , 5 、 D
2 3 9 1 2 3
Bサーバ 6 , 6の負荷が増大した場合や、ストレージ 7— 7の記憶容量が不足したよ
1 3 7 9
うな場合に、プール 3に登録されている Webサーバ 4 , 4 一 4 、 APサーバ 5 5 , D
1 4 8 4 6
Bサーバ 6またはストレージ 7— 7を業務で利用可能なサーバとして追加する。
3 1 6
[0025] 具体的には、プール 3に登録されている Webサーバ 4 , 4 一 4 、 APサーバ 5 5
1 4 8 4 6
, DBサーバ 6に必要なソフトウェアを導入し、ネットワークの設定などを自動的におこ
3
なうことにより、 Webサーバ 4 , 4 一 4 、 APサーバ 5 5 , DBサーバ 6を業務で利
1 4 8 4 6 3
用可能なサーバとして追加する。
[0026] また、ストレージ 7— 7を追加する場合は、ストレージ 7— 7に対して論理ボリユー
1 9 1 9
ムの設定やネットワークの設定などを自動的におこなうことにより、当該ストレージ 7—
1
7を業務で利用可能なストレージ 7— 7として追加する。
9 1 9
[0027] たとえば、図 1には、業務 2の Webドメイン 4において、プール 3に登録されていた W ebサーバ 4が新たに追加される場合が示されて!/、る。
4
[0028] また、本実施例では、図 2に示すように、各サーバを業務で利用可能なサーバとし て追加する場合に、予め、プールに登録されているサーバを、ー且、対応するサー バ群に組み込み、必要なソフトウェアやネットワーク設定等を行った後、プールに戻 す。そして、サーバの負荷が増加した場合や、サーバが故障した場合に、プールに 登録されたサーバを組み込むことで、高速にサーバ故障や高負荷などに対応するこ とがでさる。
[0029] さらに、このリソース交換処理では、業務 1, 2で利用されている Webサーバ 4 , 4 ,
2 3
4 、 APサーバ 5— 5 , DBサーバ 6 , 6またはストレージ 7— 7が長期間使用されて
9 1 3 1 2 7 9
いないような場合に、 Webサーバ 4 , 4 , 4 、 APサーバ 5— 5 、 DBサーバ 6 , 6、ま
2 3 9 1 3 1 2 たは、ストレージ 7— 7を業務で利用可能なサーノから除外し、プール 3に登録する
7 9
処理がおこなわれる。
[0030] ここでプール 3に登録された Webサーバ 4 , 4 , 4 、 APサーバ 5— 5 , DBサーバ
2 3 9 1 3
6 , 6 ,ストレージ 7— 7は、別の業務 1, 2で利用されている Webサーバ 4 , 4 , 4 、
1 2 7 9 2 3 9
APサーバ 5— 5 、 DBサーバ 6 , 6の負荷が増大したり、ストレージ 7— 7の記憶容
1 3 1 2 7 9 量が不足したような場合に再利用される。
[0031] 具体的には、 Webサーバ 4 , 4 , 4 、 APサーバ 5— 5 、 DBサーバ 6 , 6に導入さ
2 3 9 1 3 1 2 れているソフトウェアを削除し、ネットワークの設定の変更などを自動的におこなうこと により、 Webサーノ 4 , 4 , 4 、 APサーノ 5 一 5 , DBサーノ 6 , 6力業務 1, 2で禾 IJ
2 3 9 1 3 1 2
用可能なサーバから除外され、プール 3に登録される。
[0032] また、ストレージ 7— 7を業務 1, 2で利用可能なストレージから除外してプール 3に
7 9
登録する場合には、ストレージ 7— 7に対するネットワークの設定などを自動的にお
7 9
こなうこと〖こより、当該ストレージ 7— 7を業務で利用可能なストレージから除外し、プ
7 9
ール 3に登録する。
[0033] たとえば、図 1には、業務 2の APドメイン 5において、プール 3に登録されていた AP サーバ 5が業務で利用可能なサーバから除外され、プール 3に登録される場合が示
2
されている。また、プール 3に登録されたサーバ 5は、業務 1で利用されているサーバ
4
5の負荷が増大したような場合に再利用され、業務 1に新たに追加される。
1
[0034] つぎに、本実施例に係るリソース交換処理システムの機能構成について説明する。
図 3は、本実施例に係るリソース交換処理システムの機能構成を示す図である。
[0035] 図 3に示すように、このリソース交換処理システムでは、運用管理クライアント 10と、 サイト管理サーバ 20と力 FW (Firewall) 30経由でネットワークを介して接続されてい る。また、サイト管理サーバ 20とドメイン管理サーバ 50, 60と力 FW40経由でネット ワークを介して接続されて 、る。
[0036] また、サイト管理サーバ 20と、エッジドメイン 180に属するルータ 80とが、 FW40経 由でネットワークを介して接続されている。さらに、サイト管理サーバ 20と、ストレージ ドメイン 220に属するストレージ 160a— 160c、および、プールされているストレージ 1 60dと力 FW40経由でネットワークを介して接続されている。
[0037] ドメイン管理サーバ 50は、 FW90、 SLB (Server Load Balancer) 100および Web ドメイン 190に属するサーバ 110a— 110cに、ネットワークを介して接続されて!、る。
[0038] また、ドメイン管理サーバ 60は、 FW120、 SLB130、 APドメイン 200に属するサー ノ 140a一 140c、および、 DBドメイン 210に属するサーノ 150a一 150cに、ネットヮ —クを介して接続されて 、る 0
[0039] さらに、ストレージドメイン 220に属するストレージ 160a— 160c、および、プールさ れているストレージ 160dは、 Webドメイン 190に属するサーバ 110a— 110c、 APドメ イン 200に属するサーノ 140a— 140c、および、 DBドメイン 210に属するサーバ 15 Oa一 150c【こ、 S AN 170を介して接続されて!ヽる。
[0040] ここで、運用管理クライアント 10は、リソース交換処理に係るさまざまな設定をユー ザ力も受け付けて、その設定情報をサイト管理サーバ 20に送信するとともに、サイト 管理サーバ 20からさまざまな出力結果を受け付けて、モニタ等に表示するクライアン ト装置である。
[0041] サイト管理サーバ 20は、図 1及び図 2で説明したようなリソース交換処理を、ドメイン 管理サーバ 50, 60と連携して実行するサーバ装置である。このサイト管理サーバ 20 は、システムリソースマネージャ 21、サーバ RM (Resource Manager) 22、ソフトウェア RM (Resource Manager) 23、ネットワーク RM (Resource Manager) 24、ストレージ R M (Resource Manager) 25、システムリソース DB (Database) 26および AP (
Application)管理統括部 27の各機能部を有する。
[0042] システムリソースマネージャ 21は、運用管理クライアント 10からリソース交換処理に 係るさまざまな設定情報を受け付けるとともに、サーバ RM22、ソフトウェア RM23、 ネットワーク RM24、ストレージ RM25と連携してリソースの設定処理を実行する管理 部である。また、このシステムリソースマネージャ 21は、ドメイン管理サーバ 50, 60と の間のデータの授受を司る。
[0043] サーバ RM22は、各サーバ 110a— 110c, 140a— 140cおよび 150a— 150cの起 動、停止、ハードウェアに係る情報の収集、設定などをおこなう管理部である。このサ ーバ RM22は、ドメイン管理サーバ 50のサーバサブ RM (Resource Manager) 52お よびサーバ 110aのサーバ RMエージェント 112aと連携して上記処理を実行する。
[0044] ソフトウェア RM23は、各サーバ 110a— 110c, 140a— 140cおよび 150a— 150c に対するソフトウェアのインストール、設定、ソフトウェアに係る情報の収集などをおこ
なう管理部である。このソフトウェア RM23は、ドメイン管理サーバ 50のソフトウェアサ ブ RM (Resource Manager) 53およびサーバ 110aのソフトウェア RMエージェント 11 3aと連携して上記処理を実行する。
[0045] ネットワーク RM24は、ネットワークに係る情報の収集や設定などをおこなう管理部 である。このネットワーク RM24は、ドメイン管理サーバ 50のネットワークサブ RM ( Resource Manager) 54およびサーバ 110aのネットワーク RMエージェント 14aと連携 して上記処理を実行する。
[0046] ストレージ RM25は、ストレージドメイン 220に属するストレージ 160a— 160c、およ び、プールされているストレージ 160dに係る情報の収集や設定などをおこなう管理 部である。ここでは、ストレージ RM25は、ドメイン管理サーバ 50, 60を介することなく 、ストレージ 160a— 160c、および、プールされているストレージ 160dを管理する。
[0047] システムリソース DB (Database) 26は、システムリソースマネージャ 21、サーバ RM2 2、ソフトウェア RM23、ネットワーク RM24およびストレージ RM25が管理するさまざ まなリソースの情報を記憶するデータベースである。ここに記憶される具体的なデー タについては、後に詳細に説明する。
[0048] AP管理統括部 27は、 AP (Application)管理部 116aを統括管理する処理部である 。具体的には、 AP管理部 116aにアプリケーションの組み込み処理や設定処理の実 行要求をおこなう。この AP管理統括部 27の機能は、サイト管理サーバ 20に導入さ れたミドルウェアが実行されることにより実現されるものである。
[0049] ドメイン管理サーバ 50, 60は、 1つまたは複数のドメイン内のリソースを管理するサ ーバ装置である。ドメイン管理サーバ 50は、システムリソースドメインマネージャ 51、 サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM53、ネットワークサブ RM54およびドメインリ ソース DB (Database) 55の各機能部を有する。
[0050] なお、ドメイン管理サーバ 60は、ドメイン管理サーバ 50の各機能部と同様の機能部 を有しているため、図 3ではドメイン管理サーバ 60の各機能部の図示および説明を 省略する。
[0051] システムリソースドメインマネージャ 51は、サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM 53、ネットワークサブ RM54と連携して各ドメインに属するリソースの情報収集や設定
処理などを実行させる管理部である。
[0052] また、このシステムリソースドメインマネージャ 51は、サイト管理サーバ 20、および、 FW90や SLB100などのネットワーク機器、また、リソースの管理対象であるサーバ 1 10a— 110cとの間のデータの授受を司る。
[0053] サーバサブ RM52は、サーバ RM22およびサーバ RMエージェント 112aと連携し て、各サーバ 110a— 110cの起動、停止、ハードウェアに係る情報の収集、設定など をおこなう管理部である。
[0054] ソフトウェアサブ RM53は、ソフトウェア RM23およびソフトウェア RMエージェント 1 13aと連携して、各サーバ 110a— 110cに対するソフトウェアのインストール、設定、 ソフトウェアに係る情報の収集などをおこなう管理部である。
[0055] ネットワークサブ RM54は、ネットワーク RM24およびネットワーク RMエージェント 1 14aと連携して、ネットワークに係る情報の収集や設定などをおこなう管理部である。
[0056] ドメインリソース DB55は、サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM53、ネットワーク サブ RM54が管理対象であるサーバ 110a— 110cの各種情報の収集や設定をおこ なう場合に、サーバ 110a— 110cから取得した情報や、システムリソース DB26から 取得したデータを記憶するデータベースである。また、ドメインリソース DB55は、サー バ 110a— 110cのネットワークブートをおこなう場合に用いる仮の OS (Operating System; 己'隐する。
[0057] ルータ 80は、インターネット 70を介したデータ通信においてデータパケットのルー ティングをおこなうネットワーク機器である。 FW30, 40, 90, 120は、各種サーバ 11 Oa— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cへの不正アクセスを防止するためのネット ワーク機器である。
[0058] SLB100, 130は、サーノ 110a— 110c, 140a— 140cに対する情報処理要求を 複数のサーバ 110a— 110c, 140a— 140cに分散して転送する負荷分散装置であ る。なお、 SLB100, 130の前後には、さらにスィッチが接続されている力 図 3では スィッチの図示を省略して!/ヽる。
[0059] サーノ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cは、さまざまな情報処理を実行 するサーバ装置である。サーバ装置 110aは、リソースマネージャエージェント 11 la、
サーバ RMエージェント 112a、ソフトウェア RMエージェント 113a、ネットワーク RMェ ージェント 114a、ストレージ RMエージェント 115aおよび AP管理部 116aの各機能 部を有する。
[0060] なお、サーノ 110b, 140a, 140b, 150a, 150bは、サーノ 110aの各機會咅と同 様の機會咅を有して ヽるため、図 3で ίまサーノ 110b, 140a, 140b, 150a, 150bの 各機能部の図示および説明を省略する。
[0061] また、サーバ 110c, 140c, 150cは、プールされているサーバであり、これ
らのサーバには、上記各機能部は存在しない。これらのサーバ 110c, 140c, 150c においては、業務に利用可能なサーバとして設定される場合に、各機能部を実現す るコンピュータプログラムがサーバ 110c, 140c, 150cに導入され実行されることによ り各機能部が実現される。
[0062] リソースマネージャエージェント 11 laは、ドメイン管理サーバ 50のシステムリソース ドメインマネージャ 51からサーバ 110aの情報収集処理や設定処理などの実行要求 を受け付け、それらの処理をサーバ RMエージェント 112a、ソフトウェア RMエージェ ント 113a、ネットワーク RMエージェント 114a、ストレージ RMエージェント 115aと連 携して実行するエージェントである。
[0063] サーバ RMエージェント 112aは、サーバ 110aの起動、停止、ハードウェアに係る 情報の収集、設定などを実行するエージェントである。ソフトウェア RMエージェント 1 14bは、サーバ 110aに対するソフトウェアの導入、設定およびソフトウェアに係る情 報収集などをおこなうエージェントである。
[0064] ネットワーク RMエージェント 114aは、サーバ 110aが接続されているネットワークの 情報収集および設定などを実行するエージェントである。ストレージ RMエージェント 115aは、サーバ 110aに接続されたストレージの情報収集や設定などをおこなうエー ジェントである。
[0065] ストレージ 160a— 160cは、 Webドメイン 190に属するサーバ 110a— 110c、 APド メイン 200に属するサーバ 140a— 140c、 DBドメイン 210に属するサーバ 150a— 1 50cにより利用されるストレージであり、 RAID装置により構成される。ストレージ 160d は、プールされているストレージである。
[0066] なお、 Webドメイン 190に属するサーバ 110a— 110c、 APドメイン 200に属するサ ーノ 140a— 140c、および、 DBドメイン 210に属するサーバ 150a— 150c間を接続 するネットワークには VLAN (Virtual Local Area Network)を設定することもできる
[0067] つぎに、本実施例に係るリソース交換処理の処理手順について説明する。図 4は、 本実施例に係るリソース交換処理の処理手順を示すフローチャートである。
[0068] ここで、サイト管理サーバ 20には、システムリソースマネージャ 21、サーバ RM22、 ソフトウェア RM23、ネットワーク RM24、ストレージ RM25、 AP管理統括部 27の各 機能をコンピュータに実行させるプログラムを、ドメイン管理サーバ 50, 60には、シス テムリソースドメインマネージャ 51、サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM53、ネッ トワークサブ RM54の各機能をコンピュータに実行させるプログラムを、各サーバ 110 a, 110b, 140a, 140b, 150a, 150bには、リソースマネージャエージェント 11 la, サーバ RMエージェント 112a、ソフトウェア RMエージェント 113a、ネットワーク RMェ ージェント 114a、ストレージ RMエージェント 115a、 AP管理部 116aの各機能をコン ピュータに実行させるプログラムを、あら力じめ導入しておくこととする。
[0069] 図 4に示すように、まず、サイト管理サーバ 20のシステムリソースマネージャ 21は、 運用管理サーバおよび管理 LANの登録処理をおこなう(ステップ S101)。ここで、運 用管理サーバおよび管理 LANとは、サーバ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cや SAN170などの管理対象となるリソースを管理するために用いられるサーバ および LANのことである。
[0070] 以下に、ステップ S101でおこなわれる処理をさらに詳細に説明する。図 5は、運用 管理サーバの情報を登録するサイトデータ 300の一例を示す図である。このサイトデ ータ 300は、サイト、サイト管理サーバおよびドメイン管理サーバの情報を記憶してい る。
[0071] サイトは、管理対象となるリソースがあるサイトの識別情報である。サイト管理サーバ は、そのサイトを管理するよう設定されたサイト管理サーバ 20の情報である。ドメイン 管理サーバは、そのサイトに設定されたドメインを管理するよう設定されたドメイン管 理サーバ 50, 60の情報である。
[0072] また、図 6は、ドメイン管理サーバ 50, 60の情報を登録するドメイン管理サーバデー タ 310の一例を示す図である。このドメイン管理サーバデータ 310は、ドメイン管理サ ーバおよび管理サブネットの情報を記憶している。
[0073] ドメイン管理サーバは、図 5で説明したドメイン管理サーバと同様の情報である。管 理サブネットは、ドメイン管理サーバによりリソースが管理されるサブネット (管理サブ ネット)の情報である。
[0074] また、図 7は、管理対象となるサブネットの情報を登録する管理サブネットデータ 32 0の一例を示す図である。この管理サブネットデータ 320は、管理サブネット、ネットヮ ークアドレス、ネットマスクおよびデフォルトゲートウェイの情報を記憶して!/、る。
[0075] 管理サブネットは、図 6で説明した管理サブネットと同様の情報である。ネットワーク アドレスは、管理サブネットを識別するためのネットワークアドレスである。ネットマスク は、 IPアドレスの何ビット目をネットワークアドレスとして使用するかを定義するために 用いられるネットマスクである。デフォルトゲートウェイは、管理サブネット外にデータ を送信する場合に用いられるデフォルトゲートウェイを特定する IPアドレスの情報であ る。
[0076] ステップ S101において、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クラ イアント 10を操作して設定したサイト、サイト管理サーバおよびドメイン管理サーバの 情報を受け付け、その情報を図 5に示したサイトデータ 300に登録する。
[0077] また、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て設定したドメイン管理サーバおよび管理サブネットの情報を受け付け、その情報を 図 6に示したドメイン管理サーバデータ 310に登録する。
[0078] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 6で説明した管理サブネットに対応す るネットワークアドレス、ネットマスクおよびデフォルトゲートウェイの情報を、図 7の管 理サブネットデータ 320に登録する。
[0079] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ミドルウェアによりその機能が実現される AP管理統括咅 に、サーノ 110a一 110c, 140a— 140c, 150a一 150cの追カロや 削除などのイベントの発生を通知し、 AP管理統括部 27と連携して各種処理を実行 するためのコマンドを設定する。
[0080] 図 8は、ミドルウェアと連携して各種処理を実行するためのコマンドを記憶したミドル ウェア連携 IFデータ 330の一例を示す図である。このミドルウェア連携 IFデータ 330 は、ミドルウェア名、対象イベント、タイミング、場所、実行コマンドの情報を記憶してい る。
[0081] ミドルウェア名は、システムリソースマネージャ 21が連携して処理をおこなうミドルゥ エアの情報である。対象イベントは、システムリソースマネージャ 21がミドルウェアに実 行要求をおこなうイベントの情報である。タイミングは、システムリソースマネージャ 21 力 Sミドルウェアに処理の実行要求を送信するタイミング (対象イベントの処理の前後) の情報である。
[0082] 場所は、ミドルウェアのコマンドを実行する場所 (Managerあるいは Agent)の情報で ある。「Manager」は、管理サイトサーバ 20上でコマンドを実行する場合を示し、「
Agent」は、管理対象となるサーバ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150c上で コマンドを実行する場合を示している。実行コマンドは、ミドルウェアに対して各種ィ ベントの発生を通知するコマンドの情報である。
[0083] 図 4の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、ドメインの作成処理および 作成したドメイン間のリンク処理をおこなう(ステップ S102)。以下に、ステップ S 102 でおこなわれる処理をさらに詳細に説明する。
[0084] 図 9は、サーバ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cが属するドメインである サーバドメインに係る情報を記憶したサーバドメインデータ 340の一例を示す図であ る。
[0085] このサーバドメインデータ 340は、サーバドメイン、サーバアーキテクチャおよび管 理サブネットの情報を記憶している。サーバドメインは、管理対象となるサーバ 110a 一 110c, 140a— 140c, 150a— 150cが属するドメインの情報である。
[0086] サーバアーキテクチャは、各サーバドメインに属するサーバ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cの CPU (Central Processing Unit)アーキテクチャの情報であ る。管理サブネットは、図 6に示した管理サブネットと同様の情報である。
[0087] ステップ S102においては、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理ク ライアント 10を操作しておこなったサーバドメインおよびサーバアーキテクチャの設定
に係る情報を受け付け、サーバドメインデータ 340に登録する。このサーバドメインは
、ステップ S101にお 、て設定された管理サブネット単位で設定される。
[0088] また、ステップ S 102においては、システムリソースマネージャ 21は、各サーバドメイ ンに属するサーバグループを設定し、サーバグループ間で共有されるプールグルー プおよび特定のサーバグループに専用のプールグループを設定する。
[0089] ここで、サーバグループとは、同一のサーバドメインに含まれるサーバを 1つまたは 複数のグループに分けたものである。また、プールグループとは、各サーバグループ に割り当てられたサーバのプールである。
[0090] 図 10は、プールグループに係る情報を記憶したプールグループデータ 350の一例 を示す図である。このプーノレグノレープデータ 350には、プーノレグノレープ、種別、サー バドメインの情報が記憶されて 、る。
[0091] プールグループは、上述したサーバのプールの識別情報である。種別は、プール グループが複数のサーバグループに共用させるもの力、特定のサーバグループにの み利用を許可するものかを示す情報である。サーバドメインは、図 9で説明したサー バドメインと同様の情報である。
[0092] ここで、システムリソースマネージャ 21は、各サーバドメインに対してプールグルー プを 1つずつ割り当てる。また、サーバドメイン力 複数のサーバグループを有する場 合に、システムリソースマネージャ 21は、それらのサーバグループ専用のプールグル ープを割り当てる。
[0093] その後、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したストレージドメインの情報を受け付け、システムリソース DB26にその情 報を、以下に説明するストレージドメインデータ 360として登録する。
[0094] 図 11は、ストレージドメインに係る情報を記憶したストレージドメインデータ 360の一 例を示す図である。このストレージドメインデータ 360は、ストレージドメインおよびパ スの多重度の情報を記憶している。ストレージドメインは、設定されたストレージドメイ ンを識別する識別情報である。パスの多重度は、 SANにおけるデータ通信ノ スの多 重度の情報である。
[0095] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作
して設定したネットワークサブドメインの情報を受け付け、システムリソース DB26にそ の情報を、以下に説明するネットワークサブドメインデータ 470として登録する。
[0096] ここで、ネットワークサブドメインとは、異なるサーバドメインに属するサーバを接続 する複数のネットワーク機器が属するネットワークドメインをさらに分割したサブドメィ ンである。
[0097] 図 12は、ネットワークドメインおよびネットワークサブドメインを説明する説明図であ る。図 12には、 Webドメイン 370に属するサーノ 380a一 380eと、 APドメイン 390に 属するサーノ 400a一 400eとを接続するスィッチ 430a, 430b, 450a, 450b,およ び、 SLB460a, 460b力示されている。
[0098] ここで、スィッチ 430aおよびスィッチ 430bは、 Web— Backサブドメイン 420を構成 し、スィッチ 450aおよびスィッチ 450bは、 AP— Frontサブドメイン 440を構成してい る。また、 Web— Backサブドメイン 420、 AP— Frontサブドメイン 440、 SLB460a、お よび、
[0099] 図 13は、ネットワークサブドメインに係る情報を記憶したネットワークサブドメインデ ータ 470の一例を示す図である。このネットワークサブドメインデータ 470は、ネットヮ ークサブドメイン、スィッチ機種およびスィッチ管理 IPの情報を記憶して 、る。
[0100] ネットワークサブドメインは、図 12で説明したネットワークサブドメインを識別する情 報である。スィッチ機種は、ネットワークサブドメインに属するスィッチの機種の情報で ある。スィッチ管理 IPは、管理用に各スィッチに割り当てられた IPアドレスの情報であ る。
[0101] また、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て設定したネットワークドメインに係る情報を受け付け、システムリソース DB26にその 情報を、以下に説明するネットワークドメインデータ 480として登録する。
[0102] 図 14は、ネットワークドメインに係る情報を記憶したネットワークドメインデータ 480 の一例を示す図である。このネットワークドメインデータ 480は、ネットワークドメイン、 フロントサブドメイン、接続方式、機器、バックサブドメインおよび冗長化方式の情報を 記憶している。
[0103] ネットワークドメインは、図 12で説明したネットワークドメインを識別する識別情報で
ある。フロントサブドメインは、図 12に示したように、ネットワークドメイン力 LB460a, 460bを境として 2つのサブドメインに分割された場合に、インターネット 70に近い方 のサブドメインを識別する識別情報である。
[0104] 接続方式は、フロントサブドメインに属するスィッチ 430a, 430bなどのネットワーク 機器と、後に説明するバックサブドメインに属するスィッチ 450a, 450bなどのネットヮ ーク機器との間を接続する方式に係る情報である。たとえば、この方式には、ロード ノ ランサにより接続する方式や、ファイアウォールにより接続する方式などがある。
[0105] バックサブドメインは、図 12に示したように、ネットワークドメイン力 LB460a, 460b を境として 2つのサブドメインに分割された場合に、インターネット 70に通い方のサブ ドメインを識別する識別情報である。冗長化方式は、ネットワークドメインにおいてデ ータ通信経路が冗長化されている場合の冗長化の方式を示す情報である。
[0106] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したネットワークサブドメインの接続機器に係る情報を受け付け、システムリ ソース DB26にその情報を、以下に説明する負荷分散装置データ 490として登録す る。ここで、ネットワークサブドメインの接続機器とは、図 12で説明した SLB460a, 46 Obなどの機器のことである。
[0107] 図 15は、負荷分散装置に係る情報を記憶した負荷分散装置データ 490の一例を 示す図である。この負荷分散装置データ 490は、負荷分散装置名、管理 IP、機種、 SNMPコミュニティおよび ID/パスワードの情報を記憶している。
[0108] 負荷分散装置名は、ネットワークサブドメインの接続機器を識別する名称である。管 理 IPは、接続機器の管理用に各接続機器に割り当てられた IPアドレスの情報である 。機種は、接続機器の機種の情報である。
[0109] SNMP (Simple Network Management Protocol)コミュニティは、接続機器を管理 するドメイン管理サーバ 50, 60およびサイト管理サーバ 20と接続機器とが属する SN MPコミュニティを特定する情報である。 ID/パスワードは、接続機器にアクセスする ために必要な IDおよびパスワードの情報である。
[0110] また、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て設定したネットワークサブグループの情報を受け付け、システムリソース DB26にそ
の情報を、以下に説明するネットワークサブグループデータ 660として登録する。
[0111] ここで、ネットワークサブグループとは、サーバドメインに属するサーバにサーバグ ループが設定されている場合に、異なるサーバドメインに属するサーバグループ間を 接続するネットワークを複数のネットワークに分割したものである。
[0112] 図 16は、ネットワークサブグループの構成例を説明する説明図である。図 16には、 Webドメイン 510に属するサーバ 520a— 520eと、 APドメイン 550に属するサーバ 5 60a— 560eとを接続するスィッチ 590, 610、および、 SLB600a, 600b力 S示されて いる。
[0113] ここで、サーノ 520aとサーノ 520bとは、サーバグループ A— Web 530を構成し、 サーノ 520cとサーノ 520dとは、サーバグループ B— Web540を構成し、サーバ 56 Oaとサーノ 560bとは、サーバグループ A— AP570を構成し、サーバ 560cとサーバ 560dとは、サーバグループ B— AP580を構成して!/ヽる。
[0114] そして、サーバグループ A— Web530と SLB600aとを接続するネットワークがネット ワークサブグループ A— Web— Back620を構成し、サーバグループ B— Web540と SLB600bとを接続するネットワークがネットワークサブグループ B— Web— Back63 0を構成し、 SLB600aとサーバグループ A— AP570とを接続するネットワークがネッ トワークサブグループ A— AP— Front640を構成し、 SLB600bとサーバグループ B —AP580とを接続するネットワークがネットワークサブグループ B—AP—Front650 を構成している。
[0115] また、図 17は、ネットワークサブグループに係る情報を記憶したネットワークサブグ ノレープデータ 660の一例を示す図である。このネットワークサブグノレープデータ 660 は、ネットワークサブグループ、ネットワークサブドメイン、サブネットおよび冗長化用 サブネットの情報を記憶して 、る。
[0116] ネットワークサブグループは、図 16で例を挙げて説明したようなネットワークサブグ ループを識別する名称である。ネットワークサブドメインは、ネットワークサブグループ が属するネットワークサブドメインの情報である。
[0117] サブネットは、ネットワークサブグループに割り当てられるネットワークアドレスおよび サブネットマスクの情報である。冗長化用サブネットは、ネットワークサブグループに
属するネットワークが複数のデータ通信回線を用いて冗長化される場合に、余分に 追加されたデータ通信回線力もなるネットワークに割り当てられるネットワークアドレス およびサブネットマスクの情報である。
[0118] その後、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したサーバドメイン間の対応関係に係る情報を受け付け、システムリソース D B26にその情報を、以下に説明するサーバドメイン間リンクデータ 670として登録す る。
[0119] 図 18は、サーバドメイン間の対応関係に係る情報を記憶したサーバドメイン間リンク データ 670の一例を示す図である。このサーバドメイン間リンクデータ 670は、フロン トサーバドメイン、ネットワークドメインおよびバックサーバドメインの情報を記憶して ヽ る。
[0120] フロントサーバドメインは、図 12に示したようなネットワークドメインを挟むサーバドメ インのうち、よりインターネット 70側にあるサーバドメインを示す情報である。ネットヮー クドメインは、図 12で説明したネットワークドメインの識別情報である。ノ ックサーバド メインは、図 12に示したようなネットワークドメインを挟むサーバドメインのうち、よりイン ターネット 70から遠い側にあるサーバドメインを示す情報である。
[0121] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したサーバドメインとストレージドメインとの間の対応関係に係る情報を受け 付け、システムリソース DB26にその情報を、以下に説明するサーバ Zストレージドメ イン間リンクデータ 680として登録する。
[0122] 図 19は、サーバドメインとストレージドメインとの間の対応関係に係る情報を記憶し たサーバ Zストレージドメイン間リンクデータ 680の一例を示す図である。このサーバ /ストレージドメイン間リンクデータ 680は、サーバドメインおよびストレージドメインの 情報を記憶している。ここで、サーバドメインは、図 9に示したサーバドメインと同様の 情報である。ストレージドメインは、図 11に示したストレージドメインと同様の情報であ る。
[0123] 図 4の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、管理対象となるサーバリソ ースおよびストレージリソースの登録をおこなう(ステップ S103)。以下に、ステップ S1
03でおこなわれる処理をさらに詳細に説明する。
[0124] まず、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て、サーバを登録する管理サブネットの選択をおこなった際、ユーザにより選択され た管理サブネットの情報を受け付ける。
[0125] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して入力した管理対象とするサーバの情報を運用管理クライアント 10から受け付け、 その情報をドメイン管理サーバ 50のドメインリソース DB26に、以下に説明するネット ワークブートサーバデータ 690として記憶する。ここで登録されたサーバは、後にネッ トワークブートがおこなわれ、サーバの各種情報が取得された後、サーバリソースとし て登録される。
[0126] 図 20は、ネットワークブートがなされるサーバの情報を記憶したネットワークブートサ ーバデータ 690の一例を示す図である。このネットワークブートサーバデータ 690は、 MACアドレス、 IPアドレスおよびホスト名の情報を記憶して 、る。
[0127] MACアドレスは、サーバの MACアドレスの情報である。 IPアドレスは、サーバに割 り当てられた IPアドレスの情報である。ホスト名は、サーバに割り当てられたホスト名の 情報である。
[0128] ここで、システムリソースマネージャ 21は、ネットワークブートをおこなうサーバのュ 一ザにより入力された MACアドレスの情報を受け付けた場合に、その MACアドレス に対応するサーバに、 IPアドレスとホスト名とを自動的に割り当てる。
[0129] そして、システムリソースマネージャ 21は、ドメイン管理サーバ 50のシステムリソース ドメインマネージャ 51と連携し、ドメイン管理サーバ 50のドメインリソース DB55に記 憶された仮の OSを用いて、 IPアドレスとホスト名とが割り当てられたサーバのネットヮ ークブートをおこなう。
[0130] そして、サーバサブ RM52、リソースマネージャエージェント 11 la、および、サーバ RMエージェント 112aが連携することにより、サーバのハードウェアに係る情報を収 集し、収集した情報をシステムリソースドメインマネージャ 51に送信する。
[0131] その後、システムリソースマネージャ 21は、システムリソースドメインマネージャ 51か らサーバのハードウェアに係る情報を取得して、システムリソース DB26にその情報を
、以下に説明する管理対象サーバデータ 700として記憶する。
[0132] また、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して、 SAN170を介して接続されるストレージ 160a— 160dからサーバを起動する S
ANブートをおこなうか否かの設定情報を入力した場合に、その設定情報を受け付け
、その設定情報を管理対象サーバデータ 700に登録する。
[0133] 図 21は、管理対象となるサーバのデータを記憶した管理対象サーバデータ 700の 一例を示す図である。この管理対象サーバデータ 700は、サーバ名、 IPアドレス、 M
ACアドレス、サーバアーキテクチャ、モデル、 SANブートおよび状態の情報を記憶 している。
[0134] サーバ名は、管理対象となるサーバを識別する名称である。 IPアドレスは、サーバ に割り当てられた IPアドレスである。 MACアドレスは、サーバの MACアドレスである 。サーバアーキテクチャは、サーバの CPUアーキテクチャの情報である。モデルは、 サーバの型式である。 SANブートは、 SAN170を介して接続されるストレージ 160a 一 160dからサーバを起動する SANブートをおこなうか否かの設定情報である。状態 は、サーバに異常が発生している力否かを示す情報である。
[0135] なお、ここでは、ユーザが MACアドレスを指定してネットワークブートをおこなうサー バを選択することとして 、るが、サーバの選択を自動的におこなうようにしてもょ 、。 具体的には、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を 操作して、自動的に選択をおこなうサーバの台数に係る情報を設定した場合に、そ の設定情報を運用管理クライアント 10から受け付ける。
[0136] そして、システムリソースマネージャ 21は、設定された台数分のサーバを選択し、選 択したサーバの IPアドレスおよびホスト名の情報を、図 20に示したネットワークブート サーバデータ 690に登録する。
[0137] そして、システムリソースマネージャ 21は、ドメイン管理サーバ 50のシステムリソース ドメインマネージャ 51と連携し、ドメイン管理サーバ 50のドメインリソース DB55に記 憶された仮の OSを用いて、 IPアドレスとホスト名とが割り当てられたサーバのネットヮ ークブートをおこなう。
[0138] そして、サーバサブ RM52、リソースマネージャエージェント 11 la、および、サーバ
RMエージェント 112aが連携することにより、各サーバの MACアドレス、サーバァー キテクチャ、モデル、状態の情報を収集し、収集した情報をシステムリソースドメインマ ネージャ 51に送信する。
[0139] その後、システムリソースマネージャ 21は、システムリソースドメインマネージャ 51か ら各サーバの MACアドレス、サーバアーキテクチャ、モデル、状態の情報を取得して 、その情報をシステムリソース DB26に管理対象サーバデータ 700として記憶する。
[0140] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、管理対象となるストレージ機器の登録を おこなう。ここで、ストレージ機器とは、 FCスィッチや RAID装置などの機器である。
[0141] 具体的には、システムリソースマネージャ 21は、管理対象として登録するストレージ の IPアドレスの情報が、図 7に示した管理サブネットごとにユーザにより入力された場 合に、その情報を運用管理クライアント 10から受け付ける。そして、システムリソース マネージャ 21は、 IPアドレスに対応するストレージ機器の情報をシステムリソース DB 26に記憶することによりストレージ機器を登録する。
[0142] その後、システムリソースマネージャ 21は、図 21の管理対象サーバデータ 700に 登録されたサーバをサーバドメインに追加する処理をおこなう。具体的には、システ ムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作してサーバとそ のサーバを追加するサーバドメインを指定した場合に、そのサーバおよびサーバドメ インの情報を運用管理クライアント 10から受け付ける。
[0143] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 21に示した管理対象サーバデータ 70 0を参照し、サーバのサーバアーキテクチャが、図 9に示したサーバドメインデータ 34 0に登録されているサーバアーキテクチャと一致することをチェックする。
[0144] また、システムリソースマネージャ 21は、図 21に示した管理対象サーバデータ 700 を読み込み、サーバが SANブートをおこなうように設定されて!、ることをチェックする
[0145] さらに、システムリソースマネージャ 21は、サーバドメインに追加するサーバのネット ワークの結線状態をチェックする。具体的には、システムリソースマネージャ 21は、図 18に示したサーバドメイン間リンクデータ 670を読み込み、サーバドメインに対するフ ロントサーバドメインおよびバックサーバドメインの情報を取得する。
[0146] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 14に示したネットワークドメインデータ
480を読み込み、ネットワークドメインに対応するフロントサブドメインおよびバックサ ブドメインの情報を取得する。
[0147] その後、システムリソースマネージャ 21は、図 13に示したネットワークサブドメインデ ータ 470を読み込み、フロントサブドメインおよびバックサブドメインに対応するスイツ チを特定する。
[0148] そして、システムリソースマネージャ 21は、ネットワーク RM24およびネットワークサ ブ RM54に対して、サーバとスィッチ間の結線をチェックするよう要求する。さらに、ネ ットワーク RM24およびネットワークサブ RM54は、ネットワーク RMエージェント 114a にサーバとスィッチとの間の結線をチェックするよう要求し、チェック結果を取得する。
[0149] そして、システムリソースマネージャ 21は、サーバとスィッチとの間の結線に問題が ない場合、そのサーバに係る情報を図 10で説明したプールグループに対応付けて、 以下に説明するプロビジョユング構成データ 710としてシステムリソース DB26に記憶 する。
[0150] 図 22は、プールグループに属するサーバの情報を記憶したプロビジョユング構成 データ 710の一例を示す図である。このプロビジョユング構成データ 710は、サーバ 名、プーノレグノレープ、サーバグノレープ、ストレージサブグノレープ、アクセス可否の情 報を記憶する。
[0151] サーバ名は、図 21で説明したサーバ名と同様の情報である。プールグループ名は 、図 10で説明したプールグループと同様の情報である。サーバグループは、同一の サーバドメインに含まれるサーバを 1つまたは複数のグループに分けた場合のグルー プの識別情報である。この段階では、サーバグループの情報はまだ登録されない。
[0152] ストレージサブグループ名は、ストレージドメインに属するストレージを 1つまたは複 数のグループに分け、サーバグループに属する各サーバに割り当てた場合に、各サ ーバに割り当てたグループの識別情報である。この段階では、ストレージサブグルー プの情報はまだ登録されない。アクセス可否は、サーバによるストレージへのアクセス を許可する力否かを示す情報である。この段階では、アクセス可否の情報はまだ登 録されない。
[0153] プロビジョユング構成データ 710にサーバ名およびプールグループ名を登録した 後、システムリソースマネージャ 21は、先に登録したストレージ機器をストレージドメイ ンに登録する。
[0154] 具体的には、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を 操作して、ストレージドメインとストレージドメインに登録するストレージ機器とを指定し た場合に、それらの情報を運用管理クライアント 10から受け付ける。
[0155] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 19に示したサーバ Zストレージドメイ ン間リンクデータ 680を読み込んで、ストレージドメインに対応するサーバドメインを特 定する。
[0156] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ストレージ RM25およびストレージ RMェ ージェント 115aと連携して、特定されたサーバドメインに属するサーバと、ストレージ ドメインに属するストレージ機器との間の結線の均一性をチェックする。
[0157] 図 23は、結線状態が均一であるサーバとストレージ機器との結線の一例を示す図 である。図 23に示すように、この例では、ストレージドメイン 740に属する FC (Fiber Channel)スィッチ 750a、および、サーバドメイン 720に属するサーバ 730a, 730b間 の結線状態と、ストレージドメイン 740に属する FCスィッチ 750b、および、サーバ 73 Oa, 730b間の結線状態とが均一になっている。
[0158] また、 FCスィッチ 750a, 750b,および、ストレージドメイン 740に属する RAID装置 760a間の結線状態と、 FCスィッチ 750a, 750b,および、ストレージドメイン 740に 属する RAID装置 760b間の結線状態が均一になっている。
[0159] システムリソースマネージャ 21は、上記結線の均一性のチェックを WWPN (World Wide Port Name)の情報を基にしておこなう。その際、システムリソースマネージャ 21 は、図 11に示したストレージドメインデータ 360からストレージドメインのパスの多重度 の情報を読み込み、冗長度のチェックも併せておこなう。図 24は、 WWPNに基づく 結線の均一性チ ック処理を説明する図である。
[0160] 図 24には、図 23〖こ示した RAID装置 760a, 760bが記憶している RAID装置 WW PNデータ 770a, 770bと、 FCスィッチ 750a, 750b力記'隐して!/、る FCスィッチ WW PNデータ 780a, 780bと、サーノ 730a, 730b力記'隐して!/ヽるサーノ WWPNデー
タ 790a, 790bと力示されて! /、る。
[0161] RAID装置 WWPNデータ 770a, 770bは、 CA (Channel Adapter)および WWPN の情報を記憶している。 CAは、 RAID装置 760a, 760bが有するチャネルアダプタ の識別情報である。 WWPNは、 RAID装置 760a, 760bが有するチャネルアダプタ に割り当てられて!/、る WWPNの情報である。
[0162] FCスィッチ WWPNデータ 780a, 780bは、 portおよび相手先 WWPNの情報を記 憶している。 portは、 FCスィッチ 750a, 750bのポートの識別情報である。相手先 W WPNiま、 FCスィッチ 750a, 750bのポー卜【こ接続されて!ヽる RAID装置 760a, 760 bのチャネルアダプタに割り当てられている WWPNの情報、または、 FCスィッチ 750 a, 750bのポート【こ接続されて!/、るサーノ 730a, 730bの HBA (Host Bus Adapter )に割り当てられた WWPNの情報である。
[0163] サーバ WWPNデータ 790a, 790bは、 HBAおよび WWPNの情報を記憶している 。 HBAは、サーバ 730a, 730bが有する HBAの識別情報である。 WWPNは、サー ノ 730a, 730bが有する HBAに割り当てられている WWPNの情報である。
[0164] システムリソースマネージャ 21は、 RAID装置 WWPNデータ 770a, 770b、 FCスィ ツチ WWPNデータ 780a, 780b,および、サーノ WWPNデータ 790a, 790bを RA ID装置 760a, 760b, FCスィッチ 750a, 750b,および、サーノ 730a, 730b力ら収 集し、 WWPNの対応関係を調べることにより、各装置間の結線状態の均一性をチヱ ックすることができる。
[0165] その後、システムリソースマネージャ 21は、あらかじめ設定されている LUN (Logical
Unit)の記憶領域と、 LUNが未設定の記憶領域とをプール用のストレージとして登 録する。
[0166] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、サーバグループの作成処理をおこなう( ステップ S104)。以下に、ステップ S104でおこなわれる処理をさらに詳細に説明す る。
[0167] まず、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て設定したストレージテンプレートに係る情報を受け付け、システムリソース DB26に その情報を、以下に説明するストレージテンプレートデータ 800として登録する。ここ
で、ストレージテンプレートとは、後に作成されるサーバグループ用のストレージの構 成に係る設定情報である。
[0168] 図 25は、ストレージテンプレートに係るデータを記憶したストレージテンプレートデ ータ 800の一例を示す図である。このストレージテンプレートデータ 800は、ストレー ジテンプレート、ディスク種別、ディスク名、信頼性の必要度、負荷の度合い、ディスク 容量およびブートディスクの情報を記憶している。
[0169] ストレージテンプレートは、設定されたストレージテンプレートを識別する識別情報 である。ディスク種別は、ストレージテンプレートに属するディスクの用途の種別を示 す情報である。
[0170] たとえば、「root」は、そのディスクがシステムデータを記憶するために利用されるこ とを示し、「local」は、そのディスクがサーバ個別のデータを記憶するために利用され ることを示し、「shared」は、そのディスクがサーバ間で共有されるデータを記憶する ために利用されることを示す。
[0171] ディスク名は、各ディスクに割り当てられたディスクを識別する名称である。信頼性 の必要度は、ディスクに必要とされる信頼性の情報である。負荷の度合いは、デイス クにかかる負荷の度合いの情報である。ディスク容量は、ディスクの記憶容量である。 ブートディスクは、そのディスクがシステムのブート用に利用されるものか否かを示す 情報である。
[0172] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操 作して設定したサーバグループの情報を受け付け、システムリソース DB26にその情 報を、以下に説明するサーバグループデータ 810として記憶する。
[0173] 図 26は、サーバグループに係る情報を記憶したサーバグループデータ 810の一例 を示す図である。このサーバグループデータ 810は、サーバグループ、サーバドメイ ン、ソフト配布イメージ、版数、ストレージテンプレート、 SANブートおよび自動リカバ リの情報を記憶している。
[0174] サーバグループは、同一のサーバドメインに含まれるサーバを 1つまたは複数のグ ループに分けた場合のグループの識別情報である。サーバドメインは、サーバダル ープが属するサーバドメインの情報である。ソフトウェア配布イメージは、サーバダル
ープに属するサーバに配布するソフトウェアのイメージファイルを識別する情報である
[0175] 版数は、ソフトウェア配布イメージの版数の情報である。ストレージテンプレートは、 図 25で説明したストレージテンプレートと同様の情報である。 SANブートは、サーバ グループに属するサーバの SANブートをおこなうか否かを示す情報である。 自動リカ ノ リは、複数のサーバが連携して動作するスケールアウト構成のサーバが故障した 場合に、自動的にサーバを追加する処理を実行する力否かを示す情報である。
[0176] その後、システムリソースマネージャ 21は、システムリソース DB26に、サーバグノレ ープに対応するストレージグループの情報をサーバ Zストレージグループリンクデー タ 820として登録する。ここで、ストレージグループとは、同一のストレージドメインに含 まれるストレージを 1つまたは複数のグループに分けたものである。
[0177] 図 27は、サーバグループに対応するストレージグループの情報を記憶したサーバ Zストレージグループリンクデータ 820の一例を示す図である。このサーバ Zストレー ジグループリンクデータ 820は、サーバグループ、ストレージグループおよびストレー ジドメインの情報を記憶して 、る。
[0178] サーバグループは、図 26に示したサーバグループと同様の情報である。ストレージ グループは、各サーバグループに対応して生成されたストレージグループの識別情 報である。ストレージドメインは、ストレージグループが属するストレージドメインの識別 情報である。
[0179] ストレージグループを生成する際には、システムリソースマネージャ 21は、図 26に 示したサーバグループデータ 810から、サーバグループに対応付けられたストレージ テンプレートの情報を読み込み、図 25に示したストレージテンプレートデータ 800か らストレージテンプレートに対応するディスク種別の情報を読み込む。
[0180] そして、システムリソースマネージャ 21は、「root」や「local」、「shared」などのディ スク種別ごとに、ストレージグループを各サーバグループに対して生成し、その情報 をサーバ Zストレージグループリンクデータ 820に登録する。
[0181] さらに、システムリソースマネージャ 21は、図 19に示したサーバ Zストレージドメイン 間リンクデータから、サーバグループが属するサーバドメインに対応するストレージド
メインの情報を読み込み、その情報をサーバ Zストレージグループリンクデータ 820 に登録する。
[0182] その後、システムリソースマネージャ 21は、サーバグループを追加したことを AP管 理部 116aに認識させるコマンドを AP管理部 116aに送信する。具体的には、シス テムリソースマネージャ 21は、図 8に示した「issvgrp &(1(1」を八?管理部116&に送信 する。
[0183] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したサーバグループ間の対応関係の情報を受け付け、システムリソース DB 26にその情報を、以下に説明するサーバグループ間リンクデータ 830として登録す る。
[0184] 図 28は、サーバグループ間の対応関係に係る情報を記憶したサーバグループ間リ ンクデータ 830の一例を示す図である。このサーバグループ間リンクデータ 830は、 フロントサーバグノレープ、ネットワークグノレープおよびバックサーバグノレープの情報を 記憶している。
[0185] フロントサーバグループは、ネットワークグループにより連結されるサーバグループ のうち、よりインターネット 70側にあるサーバグループを示す情報である。ここで、ネッ トワークグループとは、サーバグループ間を連結するよう図 16で説明したネットワーク サブグループを結合したネットワークのグループである。
[0186] ネットワークグループは、上記ネットワークグループを識別する識別情報である。ノ ックサーバグループは、ネットワークグループにより連結されるサーバグループのうち 、インターネット 70から遠 、側にあるサーバグループを示す情報である。
[0187] その後、システムリソースマネージャ 21は、システムリソース DB26に、ネットワーク グループに係る情報を、以下に説明するネットワークグループデータ 850として記憶 する。
[0188] 具体的には、システムリソースマネージャ 21は、まず、図 18に示したサーバドメイン 間リンクデータ 670を読み込み、 2つのサーバドメインに挟まれて設定されているネッ トワークドメインの情報を取得する。
[0189] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 14に示したネットワークドメインデータ
480を読み込み、ネットワークドメインに対応するフロントサブドメイン、バックサブドメ インおよび機器の情報を取得する。
[0190] さらに、システムリソースマネージャ 21は、図 17に示したネットワークサブグループ データ 660を読み込み、フロントサブドメイン、および、ノ ックサブドメインに対応する ネットワークサブドメインをネットワークサブグループデータ 660から検索し、検索した ネットワークサブドメインに対応するネットワークサブグループのうち、未使用のネット ワークサブグループを抽出する。
[0191] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 14に示したネットワークドメインデータ
480から読み込んだ機器の情報に該当するネットワーク機器を 1つまたは複数のダル ープに分けて、システムリソース DB26にその情報を、以下に説明する負荷分散ダル ープデータ 840として記憶する。
[0192] 図 29は、負荷分散装置のグループ情報を記憶した負荷分散グループデータ 840 の一例を示す図である。この負荷分散グループデータ 840は、負荷分散グループ、 ロードバランサ名および代表 IPの情報を記憶して 、る。
[0193] 負荷分散グループは、ロードバランサを 1つまたは複数のグループに分けた場合の グループを識別する情報である。ロードバランサ名は、ロードバランサを識別する名 称である。代表 IPは、各負荷分散グループに割り当てられた IPアドレスの情報である
[0194] その後、システムリソースマネージャ 21は、上記各ネットワークグループに属するネ ットワークドメインやネットワークサブグループ、負荷分散グループなどの構成の情報 に基づいて、それらの間の対応関係の情報を生成し、システムリソース DB26にその 情報を、以下に説明するネットワークグループデータ 850として記憶する。
[0195] 図 30は、ネットワークグループに係る情報を記憶したネットワークグループデータ 8 50の一例を示す図である。このネットワークグループデータ 850は、ネットワークグル ープ、ネットワークドメイン、フロントネットワークサブグループ、負荷分散グループおよ びバックネットワークサブグループの情報を記憶している。
[0196] ネットワークグループは、図 28で説明したネットワークグループと同様の情報である 。ネットワークドメインは、図 18で説明したネットワークドメインと同様の情報である。
[0197] フロントネットワークサブグループは、図 17で説明したネットワークサブグループに 対応するものであり、負荷分散グループを挟むネットワークサブグループのうち、より インターネット 70側にあるネットワークサブグループを示す情報である。
[0198] 負荷分散グループは、図 29で説明した負荷分散グループと同様の情報である。バ ックネットワークサブグループは、図 17で説明したネットワークサブグループに対応す るものであり、負荷分散グループを挟むネットワークサブグループのうち、よりインター ネット 70から遠い側にあるネットワークサブグループを示す情報である。
[0199] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ネットワーク RM24およびネットワークサ ブ RM54と連携し、図 13のネットワークサブドメインデータ 470に登録されたスィッチ に対して、ネットワークサブグループの VLANの設定をおこなう。
[0200] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、サーバグループに一台目のサーバを追 カロして、そのサーバに導入されたソフトウェアのソフトウェアイメージを作成する処理を おこなう(ステップ S105)。以下に、ステップ S105でおこなわれる処理をさらに詳細 に説明する。
[0201] まず、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て、サーバとそのサーバを登録するサーバグループを指定した場合に、サーバおよ びサーバグループの情報を受け付け、サーバグループにサーバを登録する。
[0202] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 26のサーバグループデータ 810を読 み込んでサーバグループに対応するストレージテンプレートを検索し、そのストレージ テンプレートの設定条件を図 25のストレージテンプレートデータ 800から取得する。
[0203] さらに、ストレージ RM25は、システムリソースマネージャ 21により取得されたストレ ージテンプレートの設定条件を満足するようプールされたストレージに論理ボリューム を設定し、論理ボリュームが設定されたストレージを上記サーバグループに割り当て る処理をおこなう。
[0204] 図 31は、論理ボリュームを RAID装置に設定する設定処理の処理手順を示すフロ 一チャートである。図 31に示すように、まず、システムリソースマネージャ 21は、論理 ボリュームの必要条件の情報を取得する (ステップ S 201)。ここで、論理ボリューム の必要条件とは、図 25のストレージテンプレートデータ 800に記憶された信頼性の必
要度、負荷の度合い、および、ディスク容量の情報である。
[0205] 図 32は、論理ボリュームの設定画面の一例を示す図である。図 32には、システムリ ソースマネージャ 21が、運用管理クライアント 10に対して出力する論理ボリュームの 必要条件を表示した必要条件出力画面 860と、論理ボリューム設定後の論理ボリュ ーム構成出力画面 880とが示されて 、る。
[0206] 図 32の例では、 3つの必要条件を満足する 3つの論理ボリュームを作成するよう要 求された場合が示されている。そして、必要条件出力画面 860には、 3つの必要条件 870a— 870c力出力される。
[0207] 図 31の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、信頼性の必要度および負 荷の度合いに応じて、 RAID装置の RAIDレベルを決定する(ステップ S 202)。図 33 は、 RAIDレベルの設定情報を記憶した RAIDレベル設定データ 940の一例を示す 図である。
[0208] この RAIDレベル設定データ 940は、信頼性の必要度、負荷の度合 、および RAI Dレベルの情報を記憶している。信頼性の必要度は、図 25で説明した信頼性の必要 度と同様の情報である。負荷の度合いは、図 25で説明した負荷の度合いと同様の情 報である。 RAIDレベルは、信頼性の必要度および負荷の度合いにより決定される R AIDレべノレの†青報である。
[0209] 図 31の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、必要とされるディスク容量 の合計値から、 RAID装置種を決定する (ステップ S 203)。図 34は、 RAID装置に係 る情報を記憶した RAID装置データ 950の一例を示す図である。
[0210] この RAID装置データ 950は、必要な記憶容量合計値、 RAID装置の型名、デー タアクセススピード、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID0+ 1の場 合)、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID5の場合)および RAIDグ ループの最大数の情報を記憶して 、る。
[0211] 必要な記憶容量合計値は、論理ボリュームに必要とされるディスク容量の合計値の 情報である。 RAID装置の型名は、必要な記憶容量合計値を確保するのに適した R AID装置の型名の情報である。
[0212] データアクセススピードは、 RAID装置の型名により特定されるディスクドライブのデ
ータのアクセススピードの情報である。このデータアクセススピードには、アクセススピ ードが速い順に、「一番目」、「二番目」、「三番目」の 3つのディスクドライブ種の情報 が記憶されている。
[0213] RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID0+ 1の場合)は、 RAIDレべ ルが RAID0+ 1の場合において、 RAIDグループを構成するディスクドライブの数の 情報である。 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID5の場合)は、 RAI Dレベルが RAID5の場合にお!、て、 RAIDグループを構成するディスクドライブの数 の情報である。 RAIDグループの最大数は、作成する RAIDグループの最大数の情 報である。
[0214] 図 31の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、図 34で説明した RAID装 置データ 950から、 RAID装置種ごとの特有情報を取得する (ステップ S 204)。
[0215] ここで、特有情報とは、データアクセススピードのうち、「一番目」に該当するディスク ドライブ種、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID0+ 1の場合)、 RAI Dグループを構成するディスクドライブ数 (RAID5の場合)および RAIDグループの 最大数の情報である。
[0216] そして、ストレージ RM25は、論理ボリュームを作成する(ステップ S 205)。具体的 には、ストレージ RM25は、論理ボリュームの各必要条件を満足する論理ボリューム を作成し、 RAID装置に論理ボリュームを設定する。
[0217] 図 32に示した論理ボリューム構成出力画面 880には、各必要条件 900a— 900cを 満足する!^理ボリューム 910a— 910d, 920a— 920e力 RAID装置 890に設定さ れた状況が示されている。
[0218] 図 31の説明に戻ると、ストレージ RM25は、 RAIDレベルが同一である論理ボリュ ームをグループ化した RAIDグループを作成する(ステップ S206)。そして、ストレー ジ RM25は、作成した RAIDグループに論理ボリュームを割り当てる(ステップ S207
) o
[0219] 図 32の例では、必要条件 900aおよび必要条件 900bを満足する論理ボリューム 9 10a— 910dは、 RAIDレベルが RAID0+ 1で同じであるので、 RAIDグループ 930 aにグループィ匕されている。また、必要条件 900cを満足する論理ボリューム 920a—
920eは、 RAIDレベルが RAID5であるので、 RAIDグループ 930bとしてグループ 化されている。
[0220] RAIDグループを作成する際には、ストレージ RM25は、各 RAIDグループに属す るディスクドライブを、図 34の RAID装置データ 950のデータアクセススピードにより 決定されるディスクドライブ種に設定する。
[0221] また、ストレージ RM25は、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数を、図 34 の RAID装置データ 950の RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAIDO + 1の場合)、または、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID5の場合)に より決定されるディスクドライブ数に設定する。
[0222] さらに、ストレージ RM25は、 RAIDグループの数が図 34の RAID装置データ 950 の RAIDグループの最大数以下になるよう RAIDグループを作成する。
[0223] 図 32の論理ボリューム構成出力画面 880では、必要条件 900a— 900cを満足し、 各 RAIDグループ 930, 940に割り当てられた論理ボリューム 910a— 910d, 920a 一 920eが、対応する必要条件 900a— 900cと線で結合されて表示されて ヽる。
[0224] 図 31の説明に戻ると、ストレージ RM25は、図 32に示した論理ボリュームの構成を RAID装置に反映させるコマンドファイルを作成する(ステップ S208)。そして、ストレ ージ RM25は、そのコマンドファイルに基づいて、作成した論理ボリュームを実装置 に反映させる (ステップ S 209)。
[0225] その後、システムリソースマネージャ 21は、各サーバが属するサーバグループに対 応付けて、 RAID装置に設定された論理ボリュームをストレージサブグループとして 登録し、サーバのストレージグループに対するアクセス権を設定する。具体的には、 システムリソースマネージャ 21は、図 22に示したプロビジョユング構成データ 710に サーバグループ、ストレージサブグループおよびアクセス可否の情報を記憶する。
[0226] 図 35は、ストレージサブグループが設定されたプロビジョユング構成データ 960の 一例を示す図である。このプロビジョユング構成データ 960には、図 22に示したプロ ビジョユング構成データ 710にサーバグループ、ストレージサブグループおよびァク セス可否の情報が追加されて 、る。
[0227] RAID装置に構築された論理ボリュームをサーバに認識させ、ストレージサブダル
ープとして登録する場合には、ストレージ RM25は、以下のような手順で論理ボリユー ムの設定をおこなう。
[0228] 図 36は、サーバに論理ボリュームを認識させる論理ボリュームの設定処理の処理 手順を示すフローチャートである。図 36に示すように、まず、ストレージ RM25は、 R AID装置の論理ボリュームをグループィ匕し、ァフィ-ティグループを設定する (ステツ プ S301)。
[0229] ここで、ァフィ-ティグループとは、サーバが認識する論理ユニット番号 (LUN, Logical Unit Number)と RAID装置における論理ボリューム(LV, Logical Volume)番号との間の対応関係を示す情報である。
[0230] 図 37は、 RAID装置に構築された論理ボリュームの設定処理を説明する説明図で ある。図 37には、サーバ Aおよびサーバ B力も構成されるサーバグループ 970と、論 理ボリューム LV0、 LV1、 LV2、 LV3が構築された RAID装置 a、および、論理ボリ ユーム LV10、 LV1 1、 LV12、 LV13が構築された RAID装置 j8力も構成されるスト レージプール 980とが示されて!/、る。
[0231] さらに、図 37には、ストレージプール 980から RAID装置 αの論理ボリューム LV0 および LV1と、 RAID装置 13の論理ボリューム LV12および LV13とが追加されたスト レージグループ 990が示されて!/、る。
[0232] ストレージグループ 990に追加された RAID装置 αの論理ボリューム LV0および L VIは、ァフィ-ティグループ 0およびァフィ-ティグループ 1に属するように設定され ている。また、 RAID装置 j8の論理ボリューム LV12および LV13は、ァフィ-ティグ ループ 10およびァフィ-ティグループ 1 1に属するように設定されて!、る。
[0233] 図 38は、ァフィ-ティグループに係る情報を記憶したァフィ-ティグループデータ 1 010の一例を示す図である。このァフィ二ティグループデータ 1010は、 RAID装置名 、ァフィ-ティグループ名、 LUNおよび LVの情報を記憶している。
[0234] RAID装置は、各 RAID装置を識別する識別情報である。ァフィ-ティグループは、 各 RAID装置において設定されたァフィ-ティグループの情報である。 LUNは、サ ーバ Aまたはサーバ Bからアクセスする際に論理ボリュームを識別する識別情報であ る。 LVは、論理ボリュームを識別する識別情報である。
[0235] 図 36の説明に戻ると、ストレージ RM25は、サーバ Aおよびサーバ Bと、論理ボリュ ーム LVO, LV1, LV12, LV13との間の冗長パスをチェックし、パスを選択すること によりアクセスパスを設定する(ステップ S302)。
[0236] そして、ストレージ RM25は、論理ユニットに対するマルチパスの設定をおこなう(ス テツプ S303)。図 39は、マルチパスの構成に係る情報を記憶したマルチパス構成デ ータ 1020の一例を示す図である。
[0237] このマルチパス構成データ 1020は、マルチパスインスタンスおよび LUNの情報を 記憶している。マルチパスインスタンスは、設定されたマルチパスのインスタンスを識 別する情報である。 LUNは、設定されたマルチパスインスタンスに対応し、サーバ A またはサーバ Bにより認識される論理ユニットを識別する情報である。
[0238] そして、ストレージ RM25は、設定したマルチパスインスタンスをミラーボリュームの 構成要素としてクラスタリングをおこなうサーバのクラスタリソースに登録する (ステップ S304)。その後、ストレージ RM25は、クラスタリソースに登録されたマルチパスイン スタンスを用いて異なる RAID装置のボリュームどうしをペアとするミラーボリュームグ ループを設定する (ステップ S 305)。
[0239] 図 37には、サーバ「A」またはサーバ「B」において内部設定されるサーバ内ストレ ージ構成 1000が示されている。このストレージ構成 1000においては、マルチパスィ ンスタンス mplbOおよびマルチパスインスタンス mplb2とから構成されるミラーボリュ ーム M0と、マノレチノ スインスタンス mplblおよびマノレチノ スインスタンス mplb3と力 ら構成されるミラーボリューム Mlとが設定されている。
[0240] 図 40は、ミラーボリュームの構成に係る情報を記憶したミラーボリューム構成データ 1030の一例を示す図である。このミラーボリューム構成データ 1030は、ミラーボリュ ームおよび構成ディスクの情報を記憶して 、る。
[0241] ミラーボリュームは、設定されたミラーボリュームを識別する識別情報である。構成 ディスクは、ミラーボリュームを構成する論理ユニットを識別する識別情報である。ここ で、構成ディスクには、図 39に示したマルチパス構成データ 1020におけるマルチパ スインスタンスの情報が記憶されている力、マルチノ ス構成データ 1020を参照する ことにより、ミラーボリュームに対応する LUNを特定することができる。
[0242] 図 38に示したァフィ-ティグループデータ 1010は、ストレージ RM25によりシステ ムリソース DB26および RAID装置内に記憶される。また、図 39に示したマルチパス 構成データ 1020、および、図 40に示したミラーボリューム構成データ 1030は、ストレ ージ RM25によりシステムリソース DB26に記憶されるとともに、ストレージ RMエージ ェント 115aにより管理対象であるサーバ内に記憶される。
[0243] 図 4に示すステップ S105におけるソフトウェアイメージの作成処理の説明に戻ると、 ネットワーク RM24は、サーバグループに登録したサーバのネットワークの設定をつ ぎにおこなう。
[0244] 具体的には、ネットワーク RM24は、図 28に示したサーバグループ間リンクデータ 8 30力ら、サーバを追加したサーバグループをフロントサーバグループおよびバックサ 一バグループとして有するネットワークグループの情報を読み込む。
[0245] さらに、ネットワーク RM24は、図 30に示したネットワークグループデータ 850を読 み込み、ネットワークグループに対応するフロントネットワークサブグループおよびバ ックネットワークサブグループを抽出する。
[0246] その後、ネットワーク RM24は、図 17に示したネットワークサブグループデータ 6 60を読み込み、フロントネットワークサブグループおよびバックネットワークサブグル ープに対応するネットワークサブグループを検索し、ネットワークサブグループに割り 当てられたサブネットの情報を基にして、サーバに IPアドレスを割り当てる。
[0247] 図 41は、サーバに割り当てられた IPアドレスに係る情報を記憶した IPアドレス管理 データ 1040の一例を示す図である。この IPアドレス管理データ 1040は、システムリ ソースマネージャ 21により、システムリソース DB26に記憶される。
[0248] この IPアドレス管理データ 1040は、 IPアドレスおよび割当先の情報を記憶している 。 IPアドレスは、サーバに割り当てられた IPアドレスの情報である。割当先は、 IPアド レスの割当先であるサーバを識別する情報である。
[0249] 続いて、ネットワーク RM24は、図 29に示した負荷分散グループデータ 840および 図 30に示したネットワークグループデータ 850を基にして、サーバが追加されたサー バグループに対応するネットワークグループに代表 IPアドレスを有する負荷分散ダル ープを割り当てる。なお、この時点では、ロードバランサの負荷分散機能は停止状態
にある。
[0250] その後、ユーザは、サーバに導入する OSなどのソフトウェアを、サーバグループに 追加するサーバに対応付けられたストレージサブグループにインストールする。この ストレージサブグループは、 SANの技術を用いて構成されたものである。
[0251] そして、インストールの終了後、ソフトウェアサブ RM53は、ソフトウェア RM23およ びソフトウェア RMエージェント 113aと連携して、 OS、デバイスドライノく、アプリケーシ ヨンソフトウェアなどのソフトウェアの集合体力 構成されるソフトウェアイメージを作成 し、作成したソフトウェアイメージをドメインリソース DB55に記憶する。
[0252] 具体的には、ソフトウェア RM23は、図 8に示したミドルウェア連携 IFデータ 330を 読み込み、ソフトウェア RMエージェント 113aは、ミドルウェアにより実現される機能部 である AP管理部 116aに対して、ソフトウェアイメージ採取前に実行が必要なコマンド を送信する。
[0253] すなわち、ソフトウェア RMエージェント 113aは、 AP管理部 116aの機能を停止さ せるコマンドを送信し、 AP管理部 116aの機能を停止させる。そして、ソフトウェアサ ブ RM53は、サーバのシステムをシャットダウンする。さら〖こ、ソフトウェアサブ RM53 は、サーバのドメイン管理サーバ 50のドメインリソース DB55に記憶された仮の OSを 用いてサーバのネットワークブートをおこなう。
[0254] その後、ソフトウェアサブ RM53は、起動したサーバに導入されているソフトウェアの ソフトウェアイメージを作成する。そして、ソフトウェア RM23は、システムリソース DB2 6にソフトウェアイメージに係る情報を、以下に説明するソフトウェアイメージ管理デー タ 1050として登録する。
[0255] 図 42は、ソフトウェアイメージに係る情報を記憶したソフトウェアイメージ管理データ 1050の一例を示す図である。このソフトウェアイメージ管理データ 1050は、ソフトゥ エアイメージ名、形式、 OS属性およびソフトウェア名の情報を記憶している。
[0256] ソフトウェアイメージ名は、ソフトウェアイメージの名称である。形式は、ソフトウェアィ メージがアーカイブ形式で作成されたものであるの力 パッチ形式で作成されたもの であるのかを示す情報である。 OS属性は、ソフトウェアイメージ力 OSのソフトウェア イメージである力否かを示す情報である。ソフトウェア名は、ソフトウェアイメージが作
成されたソフトウェアの名称である。
[0257] さらに、ソフトウェアサブ RM53は、作成したソフトウェアイメージを基にして、他のサ ーバ用に配布するソフトウェア配布イメージを作成する。具体的には、ソフトウェアサ ブ RM53は、一台目のサーバ用にストレージに導入された複数のソフトウェアのソフト ウェアイメージを組にしたソフトウェア配布イメージを作成する。
[0258] そして、システムリソースマネージャ 21は、システムリソース DB26にソフトウェア配 布イメージに係る情報を、以下に説明するソフトウェア配布イメージ管理データ 1060 として記憶する。
[0259] 図 43は、ソフトウェア配布イメージに係る情報を記憶したソフトウェア配布イメージ管 理データ 1060の一例を示す図である。このソフトウェア配布イメージ管理データ 106 0は、ソフトウェア配布イメージ名、版数、サーバアーキテクチャおよびソフトウェアィメ ージ Zスナップショットの情報を記憶している。
[0260] ソフトウェア配布イメージ名は、ソフトウェア配布イメージの名称である。版数は、ソフ トウエア配布イメージの版数である。サーバアーキテクチャは、ソフトウェア配布ィメー ジの配布対象となるサーバの CPUアーキテクチャである。ソフトウェアイメージ/スナ ップショットは、ソフトウェア配布イメージに含まれるソフトウェアイメージまたはスナップ ショットを示す情報である。
[0261] ここでスナップショットとは、ある特定の時点でサーバに導入されているソフトウェア のソフトウェアイメージである。システムリソースマネージャ 21は、システムリソース DB 26にスナップショットに係る情報を、以下に説明するスナップショット管理データ 107 0として登録する。
[0262] 図 44は、スナップショットに係る情報を記憶したスナップショット管理データ 1070の 一例を示す図である。このスナップショット管理データ 1070は、スナップショット名お よびソフトウェアイメージの情報を記憶している。スナップショット名は、スナップショット の名称である。ソフトウェアイメージは、スナップショットに含まれるソフトウェアイメージ の情報である。
[0263] その後、ソフトウェア RM23は、図 8に示したミドルウェア連携 IFデータ 330を読み 込み、ソフトウェア RMエージェント 113aは、ミドルウェアにより実現される機能部であ
る AP管理部 116aに対して、ソフトウェアイメージ採取後に実行が必要なコマンドを送 信する。
[0264] 具体的には、ソフトウェア RMエージェント 113aは、停止していた AP管理部 116a を始動させるコマンドを送信し、 AP管理部 116aを始動させる。そして、ネットワーク!^ M24は、スィッチに VLANの設定をおこなってサーバを VL ANに接続するとともに、 ロードバランサの負荷分散機能を始動させ、負荷を分散させる対象サーバとして当 該サーバを割り当てる。
[0265] その後、システムリソースマネージャ 21は、図 8に示したミドルウェア連携 IFデータ 3 30を読み込み、ミドルゥヱァにより実現される機能部である AP管理統括部 27に対し て、サーバグループ作成後に実行が必要なコマンドを送信する。
[0266] 具体的には、システムリソースマネージャ 21は AP管理統括部 27に対して、サーバ グループの追加を認識させるコマンドを送信する。そして、 AP管理統括部 27は、 AP 管理部 116aと連携して、サーバに対してアプリケーションプログラムの導入および設 定などをおこない、サーバを業務で利用可能な状態に設定する。
[0267] 図 4の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、二台目以降のサーバをサ 一バグループに追加する処理をおこなう(ステップ S106)。以下に、ステップ S106で おこなわれる処理をさらに詳細に説明する。
[0268] 図 45は、サーバをサーバグループに追加する処理の処理手順を示すフローチヤ ートである。図 45に示すように、まず、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運 用管理クライアント 10を操作して、サーバとそのサーバを登録するサーバグループを 指定した場合に、サーバおよびサーバグループの情報を受け付ける (ステップ S401
) o
[0269] そして、システムリソースマネージャ 21は、サーバグループにサーバを登録する(ス テツプ S402)。続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 21に示した管理対象サ ーバデータ 700および図 43に示したソフトウェア配布イメージ管理データ 1060を読 み込んで、サーバのサーバアーキテクチャがソフトウェアイメージを導入可能なものか 否かを調べる(ステップ S403)。サーバのサーバアーキテクチャがソフトウェアィメー ジを導入可能なものでない場合には (ステップ S403, No)、当該サーバのサーバグ
ループへの追加処理を終了する。
[0270] サーバのサーバアーキテクチャがソフトウェアイメージを導入可能なものである場合 には(ステップ S403, Yes)、ストレージ RM25は、一台目のサーバにストレージを設 定した場合と同様の方法で、サーバに対してストレージを設定する処理をおこなう(ス テツプ S404)。具体的には、ストレージ RM25は、図 31および図 36で説明した論理 ボリュームの設定処理を当該サーバに対して実行する。
[0271] 続いて、ネットワーク RM24は、一台目のサーバにネットワークを設定した場合と同 様の方法で、サーバグループに登録したサーバのネットワークブートを仮の OSを用 いておこない、サーバのネットワークの設定をおこなう(ステップ S405)。
[0272] その後、ソフトウェアサブ RM53は、一台目のサーバに導入されたソフトウェアから 作成されたソフトウェア配布イメージを二台目のサーバに対応付けられたストレージ サブグループに展開し、展開されたソフトウェアを用いてサーバを再起動させる (ステ ップ S406)。
[0273] ソフトウェア配布イメージをサーバに対応付けられたストレージサブグループに展開 した場合には、ソフトウェア RM23は、システムリソース DB26に、配布したソフトウェア 配布イメージに係る情報を記憶する。
[0274] 図 46は、ソフトウェア配布イメージの配布状況に係る情報を記憶した配布管理デー タ 1080の一例を示す図である。この配布管理データ 1080は、サーバ、ストレージサ ブグループ、ソフトウェア配布イメージ、版数および状態の情報を記憶している。
[0275] サーバは、ストレージサブグループが割当てられているサーバを識別する情報であ る。ストレージサブグループは、ソフトウェア配布イメージが展開されるストレージサブ グループを識別する情報である。ソフトウェア配布イメージは、ストレージサブグルー プに展開されたソフトウェア配布イメージの情報である。状態は、ソフトウェア配布ィメ ージの配布状況を示す情報である。
[0276] 図 45の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、ネットワーク RM24および AP管理統括部 27と連携して、二台目のサーバを業務モードに移行させる処理をお こなう(ステップ S407)。
[0277] 具体的には、ネットワーク RM24は、サーバの再起動時に、一台目のサーバが属す
るサブネットの情報に基づいて、二台目のサーバに IPアドレスを割り当てる。二台目 のサーバに割り当てられた IPアドレスの情報は、システムリソースマネージャ 21により 、図 41に示した IPアドレス管理データ 1040に記憶される。
[0278] 続いて、ネットワーク RM24は、スィッチに VLANの設定をおこなってサーバを VL ANに接続するとともに、ロードバランサに対して、負荷を分散させる対象サーバとし て当該サーバを登録させる。
[0279] その後、システムリソースマネージャ 21は、 AP管理統括部 27に対して、サーバの サーバグループの追加を AP管理統括部 27に認識させるコマンドを送信する。そし て、 AP管理統括部 27は、 AP管理部 116aと連携して、サーバに対してアプリケーシ ヨンプログラムの導入および設定などをおこない、サーバを業務で利用可能な状態に 設定する。
[0280] 三台目以降のサーバをサーバグループに追加する場合には、図 45で説明したサ ーバの追加処理を繰り返す。
[0281] つぎに、サーバグループに追加されたサーバをサーバグループから削除する処理 について説明する。図 47は、サーバグループ力 サーバを削除するサーバ削除処 理の処理手順を説明するフローチャートである。
[0282] 図 47に示すように、まず、ネットワーク RM24は、ネットワークサブ RM54と連携して 、サーバに設定された VLANを切断する(ステップ S501)。そして、ネットワーク RM2 4は、ネットワークサブ RM54と連携して、ロードバランサの設定を変更し、負荷を分 散させる対象サーバから当該サーバを除外する (ステップ S502)。
[0283] 続いて、ネットワーク RM24は、サーバに割り当てられた IPアドレスを返却する(ステ ップ S503)。さらに、ソフトウェアサブ RM53は、ドメイン管理サーバ 50のドメインリソ ース DB55に記憶された仮の OSを用いて、ネットワークブートによりサーバの再起動 をおこなう(ステップ S504)。
[0284] そして、ストレージ RM25は、サーバグループから削除するサーバに割り当てられ たディスクを削除する(ステップ S505)。その後、ストレージ RM25は、サーバに対し て設定されたサーバとストレージとの間の論理的な接続関係である SANゾ一二ング を変更し、当該サーバを除外したサーバとストレージとの間の SANゾーユングを設定
する(ステップ S 506)。
[0285] つぎに、サーバ異常時や高負荷時に、サーバ資源の追加を高速で行うため、ブー ル内のサーバにソフトウェアおよびネットワークなどの情報を事前に設定する処理に ついて説明する。
[0286] 図 48は、プール内のサーバにソフトウェアおよびネットワークなどの情報を事前に 設定する処理手順を示すフローチャートである。図 48に示すように、システムリソース マネージャ 21は、追加するサーバおよび追加対象となるサーバグループの情報を運 用管理クライアント 10から受付け、サーバを対応するサーバグループに移行する(登 録する)(ステップ S601)。
[0287] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 27に示したサーバ Zストレージグルー プリンタデータ 820を読み込んで、サーバグループのストレージグループの情報を取 得し (ステップ S602)、取得したストレージグループの情報を基にストレージサブダル ープ名を作成し、作成したストレージサブグループ名を図 35に示したプロビジョニン グ構成データ 960に登録する(ステップ S603)。
[0288] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 46に示した配布管理データ 1080を 読み込んで、追加するサーバに配信されているソフトウェアの情報を取得する (ステツ プ S604)。そして、システムリソースマネージャ 21は、図 26に示したサーバグループ データ 810を読み込んで、追加するサーバに配信すべきソフトウェアを判別し (ステツ プ S605)、判別したソフトウェアを、ソフトウェア RM23が、追加するサーバにインスト ールし (ステップ S606)、図 46に示した配布管理データ 1080を更新する(ステップ S 607)。
[0289] そして、ネットワーク RM24が、サーバのネットワーク設定を行 ヽ(ステップ S608)、 サーバ RM22が、サーバを起動させ (ステップ S609)、システムリソースマネージャ 2 1はサーバをプールに移行する(ステップ S610)。
[0290] そして、サーバ RM22が、サーバを停止させ (ステップ S611)、ネットワーク RMが サーバをネットワークらから切り離し (ステップ S612)、サーバを次のサーバグループ に移行させる場合には (ステップ S613, YES)、システムリソースマネージャ 21はサ ーバを次のサーバグループに移行させ (ステップ S614)、ステップ S602に移行する
。一方、サーバを次のサーバグループに移行させない場合には (ステップ S613, No )、処理を終了する。
[0291] つぎに、図 48で示したフローチャートを具体的に説明する。図 49は、プール内の サーバにソフトウェアおよびネットワークなどの情報を事前に設定する処理手順を具 体的に示すフローチャートである。なお、図 49では一例として、追加するサーバのサ ーバ名を「host5」、追加対象となるサーバグループを「A_Web」および「B_Web」とする
[0292] 図 49に示すように、システムリソースマネージャ 21は、追加するサーバ(以下、図 4 9の説明にお 、て、追加するサーバを host5と表記する)および追加対象となるサー バグループ A_Webの情報を運用管理クライアント 10から受付け、 host5をサーバグル 一 A_Webに移行する(登録する)(ステップ S 701)。
[0293] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 27に示したサーバ Zストレージグルー プリンタデータ 820を読み込んで、サーバグループ A_Webのストレージグループの情 報を取得(サーバグループ A_Webの起動用のストレージグループが A_Web_rootdisk である旨の情報を取得)し (ステップ S702)、取得したストレージグループの情報を基 に、ストレージサブグループ名「A_Web_rootdisk_host5」を作成し、作成したストレージ サブグループ名を図 35に示したプロビジョユング構成データ 960に登録する(ステツ プ S703)。
[0294] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 46に示した配布管理データ 1080を 読み込んで、 host5に配信されているソフトウェアの情報を取得する(図 46に示した配 布管理データ 1080は、配信後のものであり、この時点では、 host5には何も配信され ていない)(ステップ S704)。
[0295] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 26に示したサーバグループデータ 81 0を読み込んで、 host5に配信すべきソフトウェア「A_OS_Web_image 版数 1.0」を判別 し (ステップ S705)、図 43に示したソフトウェア配布イメージ管理データ 1060を基に 、判別したソフトウェア「A_OS_Webjmage 版数 1.0」に対応するソフトイメージ「 apimg_snap_l」を、ソフトウェア RM23が、 host5にインストールし(ステップ S 706)、図 46に示した配布管理データ 1080を更新する (ステップ S 707)。
[0296] そして、ネットワーク RM24が、 host5のネットワーク設定を行 ヽ(ステップ S708)、サ ーバ RM22力 host5を起動させ (ステップ S 709)、システムリソースマネージャ 21は host5をプールに移行する(ステップ S710)。
[0297] そして、サーバ RM22が、 host5を停止させ (ステップ S711)、ネットワーク RM24が host5をネットワークらから切り離し (ステップ S712)、システムリソースマネージャ 21が 、 host5をサーバグループ B_Webに移行する(ステップ S713)。
[0298] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 27に示したサーバ Zストレージグルー プリンタデータ 820を読み込んで、サーバグループ B_Webのストレージグループの情 報を取得(サーバグループ B_Webの起動用のストレージグループが B_Web_rootdisk である旨の情報を取得)し (ステップ S714)、取得したストレージグループの情報を基 に、ストレージサブグノレープ名「B_Web_rootdisk host5」を作成し、作成したストレージ サブグループ名を図 35に示したプロビジョユング構成データ 960に登録する(ステツ プ S715)。
[0299] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 46に示した配布管理データ 1080を 読み込んで、 host5に配信されているソフトウェアの情報を取得する (ステップ S716)
[0300] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 26に示したサーバグループデータ 81 0を読み込んで、 host5に配信すべきソフトウェア「B_OS_Web_image 版数 1.1」を判別 し (ステップ S717)、図 43に示したソフトウェア配布イメージ管理データ 1060を基に 、判別したソフトウェア「B_OS_Web_image 版数 1.1」に対応するソフトイメージ「 B— OSServer, A— Software— W」を、ソフトウェア RM23が、 host5にインストールし(ステツ プ S718)、図 46に示した配布管理データ 1080を更新する(ステップ S719)。
[0301] そして、ネットワーク RM24が、 host5のネットワーク設定を行 ヽ(ステップ S720)、サ ーバ RM22力 host5を起動させ (ステップ S721)、システムリソースマネージャ 21は host5をプールに移行し (ステップ S722)、サーバ RM22力 host5を停止させ (ステ ップ S723)、ネットワーク RM24力 ¾ost5をネットワークらから切り離す (ステップ S724
) o
[0302] つぎに、サーバ異常時や高負荷時に、サーバ資源を追加する処理にっ 、て説明
する。図 50は、サーバ異常時や高負荷時に、サーバ資源を追加する処理手順を示 すフローチャートである。システムリソースマネージャ 21が、サーバグループの負荷が 所定値を上回った旨の情報を受付け (ステップ S801)、追加するサーバを対応する サーバグループに移行する(ステップ S802)。
[0303] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 27に示したサーバ Zストレージグルー プリンタデータ 820を読み込み、サーバグループのストレージグループの情報を取得 し (ステップ S803)、図 46に示した配布管理データ 1080を読み込んで、追加するサ ーバに配信されているソフトウェアの情報を取得する(ステップ S804)。
[0304] そして、図 26に示したサーバグループデータ 810を読み込んで、対応するサーバ グループのソフトウェアが更新されている場合には(ステップ S805)、ネットワーク RM 24は、ロードバランサのサーバへの振り分けを停止させ (ステップ S806)、ソフトゥェ ァ RM23力 パッチを適応し (ステップ S807)、ネットワーク RM24がサーバをネットヮ ークに接続する (ステップ S808)。一方、ソフトウェアが更新されていない場合には( ステップ S805, No)、そのままステップ S808に移行する。
[0305] そして、ネットワーク RM24は、ロードバランサのサーバへの振り分けを再開させ (ス テツプ S809)、サーバ RM22は、サーバを起動させる(ステップ S810)。なお、図 50 では、一例としてシステムリソースマネージャ 21が、サーバグループの負荷が所定値 を上回った旨の情報を受付けた場合に、サーバ資源をサーバグループに追加する 処理を示した力 サーバが故障した場合や、運用管理クライアント 10からサーバを移 行する旨の命令を受付けた場合にも同様の処理を行う。
[0306] つぎに、図 50に示したサーバ異常時や高負荷時に、サーバ資源を追加する処理 を具体的に説明する。図 51は、サーバ異常時や高負荷時に、サーバ資源を追加す る処理手順を具体的に示すフローチャートである。なお、図 51では一例として、サー バグループ A_Webに高負荷がかかり、サ一ノ^サーバ名を host5とする)を追加する場 合を示す。
[0307] 図 51〖こ示すよう〖こ、システムリソースマネージャ 21が、サーバグループ A_Webの負 荷が所定値を上回った旨の情報を受付け (ステップ S901)、 host5をサーバグループ A_Webに移行する(ステップ S 902)。
[0308] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 27に示したサーバ Zストレージグルー プリンタデータ 820を読み込み、サーバグループのストレージグループの情報を取得 (サーバグループ A_Webの起動用のストレージグループが A_Web_rootdiskである旨の 情報を取得)し (ステップ S903)、図 46に示した配布管理データ 1080を読み込んで 、 host5に配信されているソフトウェアの情報を取得(host5に A_OS_Webjmaga 版数 1.0が配信されて 、る旨の情報を取得)する (ステップ S904)。
[0309] そして、サーバグループデータ 810を読み込んで、サーバグループ A_Webのソフト ウェアの情報を取得する(このフローチャートでは、サーバグループ A_Webのソフトゥ エアが A_OS_Web_image 版数 1.1である旨を取得した場合を示す)(ステップ S905)。
[0310] サーバグループ A_Webのソフトウェアが版数 1.0から版数 1.1に更新されているため 、ネットワーク RM24は、ロードバランサの host5への振り分けを停止させ (ステップ S9 06)、システムリソースマネージャ 21が、図 43に示したソフトウェア配布イメージ管理 データ 1060を読み込み、ソフトウェア RM23が、「patch_a」を host5に適応する(ステ ップ S 907)。
[0311] そして、ネットワーク RM24が host5をネットワークに接続し (ステップ S908)、ロード バランサのサーバへの振り分けを再開させ (ステップ S909)、サーバ RM22は、サー バを起動させる(ステップ S910)。
[0312] このように、プール内のサーバに対して予め、追加対象となるサーバグループに対 応するソフトウェアやネットワーク設定などを行っているため、サーバ異常時や高負荷 時に、プール内のサーバを迅速に追加することができ、サーバクループの運用を即 座に復旧させることができる。
[0313] つぎに、システムリソースマネージャ 21が、リソース割当管理処理において、運用管 理クライアント 10に出力する各種出力画面について説明する。図 52は、管理対象と なるリソースの配置を示すリソース配置出力画面 1090の一例を示す図である。
[0314] 図 52に示すように、このリソース配置出力画面 1090は、 Webドメイン 1100、 APド メイン 1110、 DBドメイン 1120に属する各種サーバと、ストレージドメイン 1130に属 するストレージとがどのように接続されて!、るかをユーザが一目で把握できるように構 成されている。
[0315] 図 53は、リソースの配置に係る設定をユーザ力 受け付けるリソース配置設定画面 1140の一例を示す図である。このリソース配置設定画面 1140では、部品パレット 11 40aが出力され、この部品パレットにあるドメインやサーノ 、ストレージなどの各種アイ コンをユーザがマウス等を操作して配置していくことにより、各種リソースの配置を決 定することができる。
[0316] 図 54は、サーバドメインに属するサーバグループの一覧を出力するサーバグルー プ一覧画面 1150の一例を示す図である。このサーバグループ一覧画面 1150では 、ユーザによるマウス等の操作により、サーバドメインが指定されると、そのサーバドメ インに属するサーバグループおよびサーバグループに追加可能な、プールされたサ ーバの一覧が出力される。
[0317] 図 55は、サーバグループに属するサーバの一覧を出力するサーバ一覧画面 1160 の一例を示す図である。このサーバ一覧画面 1160では、ユーザによるマウス等の操 作により、サーバグループが指定されると、そのサーバグループに属するサーバおよ びサーバグループに追加可能な、プールされたサーバの一覧が出力される。
[0318] さらに、このサーバ一覧画面 1160では、ユーザによるマウス等の操作により、プー ルされたサーバが指定され、追加ボタンがクリックされると、指定されたサーバをサー バグループに追加する処理の実行要求がシステムリソースマネージャ 21に送信され 、当該サーバの追加処理が実行される。
[0319] また、このサーバ一覧画面 1160では、ユーザによるマウス等の操作により、サーバ グループに属するサーバが指定され、削除ボタンがクリックされると、指定されたサー バをサーバグループから削除する処理の実行要求がシステムリソースマネージャ 21 に送信され、当該サーバの削除処理が実行される。
[0320] 図 56は、ストレージグループに属するストレージの一覧を出力するストレージ一覧 画面 1170の一例を示す図である。このストレージ一覧画面 1170においても、図 55 に示したサーバ一覧画面 1160と同様、ユーザによるマウス等の操作により、ストレー ジグループが指定されると、そのストレージグループに属するストレージおよびストレ ージグループに追カ卩可能な、プールされたストレージの一覧が出力される。
[0321] そして、ストレージ一覧画面 1170では、ユーザによるマウス等の操作により、プー
ルされたストレージが指定され、追加ボタンがクリックされると、指定されたストレージ をストレージグループに追加する処理の実行要求がシステムリソースマネージャ 21に 送信され、当該ストレージの追加処理が実行される。
[0322] また、このストレージ一覧画面 1170では、ユーザによるマウス等の操作により、ス トレージグループに属するストレージが指定され、削除ボタンがクリックされると、指定 されたストレージをストレージグループから削除する処理の実行要求がシステムリソー スマネージャ 21に送信され、当該ストレージの削除処理が実行される。
[0323] 上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンビュ ータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図 57から図 59 を用いて、リソース交換処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
[0324] 図 57は、図 3に示したサイト管理サーバ 20となるコンピュータ 1200のハードウェア 構成を示す図である。このコンピュータ 1200は、ユーザからのデータの入力を受け 付ける入力装置 1210、モニタ 1220、各種プログラムを記録した記録媒体カもプログ ラムを読み取る媒体読取り装置 1230、 ROM (Read Only Memory) 1240、ネットヮ ークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフ エース 1250、 HDD (Hard Disk Drive) 1260、 RAM (Random Access Memory) 1 270および CPU (Central Processing Unit) 1280をバス 1290で接続して構成され る。
[0325] そして、 HDD1260には、サイト管理サーバ 20の機能と同様の機能を発揮するプロ グラム、つまり、図 57に示すシステムリソース交換処理プログラム 1260bおよび AP管 理統括プログラム 1260cが記憶されて 、る。
[0326] なお、システムリソース交換処理プログラム 1260bおよび AP管理統括プログラム 12 60cにつ 、ては、適宜統合または分散して記憶することとしてもよ!/、。
[0327] そして、 CPU1280力 システムリソース交換処理プログラム 1260bおよび AP管理 統括プログラム 1260cを HDD1260力も読み出して実行することにより、システム、 Jソ ース交換処理プロセス 1280aおよび AP管理統括プロセス 1280bとして機能するよう になる。
[0328] このシステムリソース交換処理プロセス 1280aは、図 3に示したシステムリソースマネ
ージャ 21、サーバ RM22、ソフトウェア RM23、ネットワーク RM24、ストレージ RM2 5に対応する。また、 AP管理統括プロセス 1280bは、図 3に示した AP管理統括部 2 7に対応する。
[0329] また、 HDD1260には、システムリソースデータ 1260aが記憶される。なお、このシ ステムリソースデータ 1260aは、図 3に示したシステムリソース DB26に記憶される各 種データに対応する。
[0330] そして、 CPU1280は、リソースの管理に係る各種データをシステムリソースデータ 1 260aとして記憶するとともに、システムリソースデータ 1260aを HDD1260から読み 出して RAM1270に格納し、 RAM 1270に格納されたシステムリソースデータ 1270 aに基づ ヽて各種データ処理を実行する。
[0331] 図 58は、図 3に示したドメイン管理サーバ 20となるコンピュータ 1300のハードゥエ ァ構成を示す図である。このコンピュータ 1300は、ユーザからのデータの入力を受 け付ける入力装置 1310、モニタ 1320、各種プログラムを記録した記録媒体力もプロ グラムを読み取る媒体読取り装置 1330、 ROM1340、ネットワークを介して他のコン ピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース 1350、 HDD1 360、RAM1370および CPU1380をバス 1390で接続して構成される。
[0332] そして、 HDD1360には、ドメイン管理サーバ 50, 60の機能と同様の機能を発揮 するプログラム、つまり、図 57に示すドメインリソース交換処理プログラム 1360bが記 憶されている。なお、ドメインリソース交換処理プログラム 1260bについては、適宜統 合または分散して記憶することとしてもょ 、。
[0333] そして、 CPU1380力 ドメインリソース交換処理プログラム 1360bを HDD 1360か ら読み出して実行することにより、ドメインリソース交換処理プロセス 1380aとして機能 するようになる。
[0334] このドメインリソース交換処理プロセス 1380aは、図 3に示したシステムリソースドメイ ンマネージャ 51、サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM53、ネットワークサブ RM 54に対応する。
[0335] また、 HDD1360には、ドメインリソースデータ 1360aが記憶される。なお、このドメ インリソースデータ 1360aは、図 3に示したドメインリソース DB55に記憶される各種デ
ータに対応する。
[0336] そして、 CPU1380は、ドメインにおけるリソースの管理に係る各種データをドメイン リソースデータ 1360aとして記憶するとともに、ドメインリソースデータ 1360aを HDD1 360から読み出して RAM 1370に格納し、 RAM 1370に格納されたドメインリソース データ 1370aに基づいて各種データ処理を実行する。
[0337] また、図 59は、図 3に示したサーバ 110aとなるコンピュータ 1400のハードウェア構 成を示す図である。このコンピュータ 1400は、ユーザからのデータの入力を受け付 ける入力装置 1410、モニタ 1420、各種プログラムを記録した記録媒体力もプロダラ ムを読み取る媒体読取り装置 1430、 RAM 1440, ROM1450、ネットワークを介し て他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース 146 0、 HDD1470および CPU1480をバス 1490で接続して構成される。
[0338] そして、 HDD1470には、サーバ 110aの機能と同様の機能を発揮するプログラム、 つまり、図 59に示すエージェントリソース交換処理プログラム 1470aおよび AP管理 プログラム 1470bが記憶されている。なお、エージェントリソース交換処理プログラム 1470aおよび AP管理プログラム 1470bについては、適宜統合または分散して記憶 することとしてもよい。
[0339] そして、 CPU1480力 エージェントリソース交換処理プログラム 1470aおよび AP 管理プログラム 1470bを HDD1470から読み出して実行することにより、エージェント リソース交換処理プロセス 1480aおよび AP管理プロセス 1480bとして機能するよう になる。
[0340] このエージェントリソース交換処理プロセス 1480aは、図 3に示したリソースマネージ ヤエージェント 11 la、サーバ RMエージェント 112a、ソフトウェア RMエージェント 11 3a、ネットワーク RMエージェント 114aおよびストレージ RMエージェント 115aに対応 する。また、 AP管理プロセス 1480bは、図 3に示した AP管理部 116aに対応する。
[0341] ところで、システムリソース交換処理プログラム 1260b、 AP管理統括プログラム 126 0c、ドメインリソース交換処理プログラム 1360b、エージェントリソース交
換処理プログラム 1470aおよび AP管理プログラム 1470bについては、必ずしも最初 力ら HDD1260、 HDD1360または HDD1470に記憶させておく必要はない。
[0342] たとえば、コンピュータ 1200、 1300または 1400に挿入されるフレキシブルディスク (FD) , CD-ROM, MOディスク、 DVDディスク、光磁気ディスク、 ICカードなどの「 可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライ ブ (HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、 LAN, WANなどを介してコンピュータ 1200、 1300または 1400〖こ接続される「他のコンビ ユータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶しておき、コンピュータ 1200、 130 0または 1400がこれら力も各プログラムを読み出して実行するようにしてもょ 、。
[0343] 上述してきたように、本実施例では、ソフトウェア RM23やネットワーク RM24力 プ ール内のサーバに、予め、追加対象となるサーバグループに対応するソフトウェアの インストールや、ネットワーク設定をシステムリソース DB26の情報を利用して行う。そ して、サーバグループに含まれるサーバが故障した場合や、サーバグループの負荷 が大きくなつた場合に、ソフトウェアやネットワークの設定を予め行ったサーバを、サ 一バグループに追加することによって、低コストかつ迅速にサーバグループを復旧さ せることができる。
産業上の利用可能性
[0344] 以上のように、本発明に力かるリソース交換処理プログラムおよびリソース交換処理 方法は、複数のサーノ から構成され、種々の業務を実行する情報処理システムに有 用であり、特に、サーバの故障に対して迅速な復旧が必要な情報処理システムに適 している。