WO2003036967A1 - Appareil et procede de traitement de signaux video, programme et moyen d'enregistrement - Google Patents

Description

明 細 書 映像信号処理装置、映像信号処理方法、プログラム、及び記録媒 体 技術分野

本発明は、映像信号を複数の種類の圧縮信号として記録する映像 信号処理装置、映像信号処理方法、プログラム、及び記録媒体に関 する。 背景技術

近年、 映像信号に対して高能率符号化処理 （いわゆる、 圧縮符 号化処理） を施し、 記録または伝送する装置、 機器が普及してき ている。 ここで扱う映像信号と しては、 静止画 （スチル画） 、 動 画の種別、 画素数、 フレーム数など様々であり、 また圧縮方法も

MP E G 2 , M P E G 4 , J P E Gなど様々な方式が提案または 採用されている（例えば、特開 2 0 0 1 — 8 6 5 1 0号公報参照）, 一方、 記録担体と しては、 従来の磁気テープ以外にも、 光ディ スク、 光磁気ディスク、 ハー ドディスク、 半導体メモリ等、 様々 なものが用いられるよ うになつてきている。

しかしながら、 磁気テープ、 半導体メモリや小径ディスクを用 いたムービー等の映像信号記録再生装置では、 その構成上、 動画 を撮影中に、撮影者の意思によ り特定のシーンの静止画を撮影す るこ と、 即ち、 動画記録と静止画記録とを撮影者の要求に基づき 両立させることが困難であった。

また、 特開 2 0 0 1— 8 6 5 1 0号公報に記載の発明は、 撮影 前に選択された撮影モー ドに応じて記録レー トを決定するもの が開示されている。

しかしながら、この様な装置では、撮影者の意図により画質を決定す ることは可能ではあるが、動画を撮影中に撮影者の意思により特定の シーンを高画質の静止画として撮影または保存することはできないとい う課題があった。 発明の開示

本願発明は、 上記従来の装置の上記課題を考慮して、 動画を撮 影中に、 撮影者の意思によ り特定のシーンの静止画を撮影するこ との出来る映像信号処理装置、 映像信号処理方法、 プログラム、 及び記録媒体を提供することを目的とする。

第 1 の本発明は、 入力映像信号を動画像と して圧縮符号化する 第 1 の圧縮符号化手段 （例えば、 図 4中の符号 2 ) と、 前記入力 映像信号をスチル画像と して圧縮符号化する第 2の圧縮符号化 手段 （例えば、 符号 4 ) と、 前記第 1 の圧縮符号化手段によ り得 られた第 1 の圧縮信号と前記第 2の圧縮符号化手段により得ら れた第 2の圧縮信号との双方を記録するための記録手段 （例えば 符号 3 ) とを備え、 前記第 1 の圧縮符号化手段と前記第 2の圧縮 符号化手段は、 互いに独立制御が可能である映像信号処理装置で ある。

また、 第 2の本発明は、 前記記録手段は、 前記第 1 の圧縮信号 と前記第 2の圧縮信号とを所定の基準に基づいて関連付けるた めの付加情報をも記録する上記第 1の本発明の映像信号処理装 置である。 ，

また、 第 3の本発明は、 前記記録された信号を再生するための 再生手段 （例えば、 符号 7 ) と、 前記再生された信号の内、 前記 第 1 の圧縮信号を伸長し、 第 1 の伸長信号と して出力する第 1 の 伸長復号化手段（例えば、符号 8 ) と、前記再生された信号の内、 前記第 2 の圧縮信号を伸長し、 第 2の伸長信号と して出力する第 2の伸長復号化手段 （例えば、 符号 1 0 ) と、 前記第 1 の伸長信 号と前記第 2 の伸長信号とを同一画面に合成して出力する合成 出力手段 （例えば、 符号 2 1 ) とを備えた上記第 2の本発明の映 像信号処理装置である。

また、 第 4 の本発明は、 前記付加情報に基づいて、 再生すべき 前記第 2の圧縮信号が選択されるか、 または前記第 2の圧縮信号 の出力タイ ミ ングが決定される上記第 3の本発明の映像信号処 理装置である。

また、 第 5 の本発明は、 前記付加情報は、 撮影時刻を基準にし た関連付けであり、 少なく とも前記第 2の圧縮信号に付加されて おり、 前記再生手段は、 前記第 1 の圧縮信号に含まれるタイムス タンプ情報と、 前記第 2の圧縮信号に付された前記付加情報とに 基づき、 再生すべき前記第 2の圧縮信号を特定し、 その特定され た前記第 2の圧縮信号の再生開始のタイ ミ ングを決定する上記 第 4の本発明の映像信号処理装置である。

また、 第 6 の本発明は、 前記再生開始のタイ ミ ングは、 前記第 1 の伸長複号化手段 （符号 8 ) によ り復号化された前記第 1 の圧 縮信号 （例えば、 図 2中の符号 S 1 ) が、 表示手段 （符号 1 1 ) によ り表示が開始されるタイ ミ ング （例えば、 図 2中の符号 t 0 に対応する時刻） と実質上同じになる様に決定され、 前記撮影時 刻 （例えば、 符号 t 2 ) が、 前記表示が開始された第 2の圧縮信 号 （例えば、 符号 S 2 1 ) の次に遅い第 2の圧縮信号 （例えば、 符号 S 2 2 ) の表示開始のタイ ミ ングは、 前記直前まで表示され ていた第 2 の圧縮信号 （例えば、 符号 S 2 1 ) の撮影時刻 （例え ば、 符号 t 1 ) に対応するタイ ミ ングと実質上一致する上記第 5 の本発明の映像信号処理装置である。

また、 第 7 の本発明は、 入力映像信号を動画像と して圧縮符号 化する第 1 の圧縮符号化ステップと、 前記入力映像信号をスチル 画像と して圧縮符号化する第 2の圧縮符号化ステップと、 前記第 1 の圧縮符号化ステツプによ り得られた第 1 の圧縮信号と前記 第 2の圧縮符号化ステツプによ り得られた第 2の圧縮信号との 双方を記録するための記録ステップとを備え、 前記第 1 の圧縮符 号化手段の動作と前記第 2の圧縮符号化手段の動作は、互いに独 立制御が可能である映像信号処理方法である。

また、 第 8の本発明は、 上記第 1 6の何れか一つの本発明の 映像信号処理装置の、 （ a ) 入力映像信号を動画像と して圧縮符 号化する第 1 の圧縮符号化手段、 （ b ) 前記入力映像信号をスチ ル画像と して圧縮符号化する第 2の圧縮符号化手段、 及び （ c ) 前記第 1 の圧縮符号化手段により得られた第 1 の圧縮信号と前 記第 2の圧縮符号化手段によ り得られた第 2の圧縮信号との双 方を記録するための記録手段と してコンピュータを機能させる ためのプログラムである。

また、 第 9の本発明は、 上記第 7の本発明の映像信号処理方法 の、 （ a ) 入力映像信号を動画像と して圧縮符号化する第 1 の圧 縮符号化ステップと、 （ b ) 前記入力映像信号をスチル画像と し て圧縮符号化する第 2の圧縮符号化ステップと、 （ c ) 前記第 1 の圧縮符号化ステップにより得られた第 1 の圧縮信号と前記第 2の圧縮符号化ステップによ り得られた第 2の圧縮信号との双 方を記録するための記録ステップとをコンピュータに実行させ るためのプログラムである。

また、 第 1 0の本発明は、 上記第 8又は、 第 9の本発明のプロ グラムを担持した媒体であって、 コ ンピュータによ り処理可能な ことを特徴とする記録媒体である。

これにより、例えば、入力映像信号を動画像として記録中であっても、 撮影者の意図により任意のタイミングで高画質な静止画を撮影及び記 録することができる。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明の実施の形態 1 による映像信号記録再生装置 の構成を示すブロック図である。

第 2図は、 同実施の形態 1 による映像信号記録再生装置の動作 を説明するための記録信号列の概念図である。

第 3図は、 同実施の形態 1 による映像信号記録再生装置の他の 構成を示すブロック図である。

第 4図は、 同実施の形態 2による映像信号記録再生装置の構成 を示すプロック図である。

第 5図は、 同実施の形態 2による映像信号記録再生装置の出力 信号を表示したモニター画面を示す概念図である。

第 6図は、 同実施の形態 2による映像信号記録再生装置の動作 を説明するためのフローチヤ一トである。

第 7図は、 同実施の形態 2による映像信号記録再生装置の他の 構成を示すプロック図である。

(符号の説明）

1 カメラ部 2 動画像用情報量圧縮符号化器

3 記録手段

4 スチル画像用情報量圧縮符号化器

5 ノ ス

6 メモリ手段

7 再生手段

8 動画像用情報量伸長符号化器

9 スィ ッチ

1 0 スチル画像用情報量伸長複号化器

1 1 モニタ T V

1 2 動画像撮影用シャッター

1 3 スチル画像撮影用シャッター

1 4 動画 Zスチル画切替信号

2 1 ピクチャー ' イ ン ' ピクチャー回路 （ P i n P回路） 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施の形態について、 図面を用いて説明する。

(実施の形態 1 )

図 1 は、本発明の実施の形態 1 による映像信号記録再生装置の 構成を示すブロック図である。

図 1 において、 1 はカメラ部、 2は動画用情報量圧縮符号化器 である。 3は記録手段、 4はスチル画像用情報量圧縮符号化器で ある。 5 は内部パス、 6 は脱着可能なメモリカー ドなどによるメ モリ手段である。 7は再生手段、 8は動画用情報量伸長複号化器 でめる。

又、 9 はスィ ッチ （ S W ) 、 1 0 はスチル画像用情報量伸長復 号化器である。 1 1 はモニタ T Vである。 1 2は動画像撮影用シ ャッター、 1 3はスチル画像撮影用シャ ッターである。 1 4は動 画/スチル画切替信号である。

ここで、 動画用情報量圧縮符号化器 2、 記録手段 3、 スチル画 像用情報量圧縮符号化器 4、パス 5、メモリ手段 6、再生手段 7、 動画用情報量伸長復号化器 8、 スチル画像用情報量伸長符号化器 1 ◦、 スィ ッチ 9、 動画像撮影用シャッター 1 2およぴスチル画 像撮影用シャッター 1 3によ り映像記録再生装置 1 0 0が構成 される。

カメ ラ部 1 で撮影された映像信号は、 映像記録再生装置 1 0 0 に入力される。 また、 映像記録再生装置 1 0 0の出力信号は、 モ ニタ T V 1 1 に入力される。

尚、 記録手段 3及び再生手段 7は、 メモリ手段 8に、 圧縮され たデータフアイノレを F A T (File Allocation Table) に基づ き、 記録 · 再生するものとする。

尚、 本発明の第 1の圧縮符号化手段は、 動画像用情報量圧縮符 号化器 2に対応する。 又、 本発明の第 2の圧縮符号化手段は、 ス チル画像用情報量圧縮符号化器 4に対応する。

又、 本発明の第 1の伸長復号化手段は、 動画像用情報量伸長復 号化器 8に対応する。 又、 本発明の第 2の伸長復号化手段は、 ス チル画像用情報量伸長復号化器 1 0に対応する。

ここで、 動画用情報量圧縮符号化器 2は、 M P E G 4を用いた 情報量圧縮符号化器とする と、 例えば、 カメ ラ部 1から得られた 映像信号は、 動画像撮影用シャッター 1 4を開けている間、 動画 用情報量圧縮符号化器 2において、 2 5 6 kbpsの圧縮信号に変 換される。 この圧縮信号は、 記録手段 3 にて、 記録に必要な付加 情報を付加されると共に、 記録媒体と してのメモ リ手段 6 に適し た記録信号列 S 1 に変換され、例えばファイル形式でパス 5を介 してメモり手段 6に記録される。

例えば、 図 2に示すよ うに、 動画像撮影用シャッター 1 2を開 けている時間 （ t 0力 ら t 5 ) を 1時間と し、 記録信号列 S 1 の ビッ トレー ト d 1 をたとえば 2 7 8 kbpsとする （ここでは仮に 付加情報によ り約 1 0 %増加したとする） と、 1 2 5 MBのデータ が、 メモリ手段 6に記録される。

一方、 カメ ラ部 1 から得られた映像信号は、 スチル画像用情報 量圧縮符号化器 4にも加えられている。 ここで、 スチル画像用情 報量圧縮符号化器 4は、 J P E Gを用いた情報量圧縮符号化器と する と、 たとえば、 カメ ラ部 1から得られた映像信号は、 スチル 画像撮影用シャッター 1 3が切られたシーンのスチル画のみス チル画像用情報量圧縮符号化器 4で、 たとえば、 1 MBの高画質ス チル画像圧縮信号に変換される。

スチル画像撮影用シャッター 1 3が切られたシーンの時間を t 1 とする と、 この圧縮信号は、 記録手段 3 にて付加情報 （ここ でも仮に + 1 0 %とする） が付加され、 メモリ手段 6 に 1 . 1 MB のデータ量を有する記録信号列 S 2 1 (ファイル） と して記録さ れる。

さ らに、 時間 t 2， t 3 , t 4にスチル画像撮影用シャ ッター 1 3が切られる とする と、 各々のデータ量が 1. 1 MBの記録信号 列 S 2 2， S 2 3， S 2 4が、 メモリ手段 6 に記録される。 メモ リ手段 6には、 合計 1 2 9. 4 MB ( 1 2 5 MB+ 4 X 1. 1 MB) のデータが記録される。

スチル画像撮影用シャ ッター 1 3は、 動画像撮影用シャッター 1 2 とは、 独立に設けられており、 動画像撮影用シャッター 1 2 の動作に関わらずスチル画像を撮影可能とするものである。

メモリ手段 6が 2 5 6 M Bのフラッシュメモリで構成されて いる場合は、 これらのデータは、 余裕を持って、 記録される。

なお、 メモリ手段 6の入出力のビッ トレー トは、 2 Mbp s〜 l 0 Mbp sのものが既に実現されており、 例えば、 一時的にビッ ト レー トが上昇したと しても何ら問題なく記録再生が行える。

このよ うな構成を用いれば、 一般に、 数十分から 2時間程度の 動画を記録中に、 高画質が要求されるシーンの高画質静止画記録 を実施することができる。

再生時には、 メモリ手段 6から読み出されたデータは、 バス 5 を介して再生手段 7によ り、 M P E G 4のデータ列 S 1 と J P E Gのデータ列 S 2 1 , S 2 2 , S 2 3 , S 2 4に復元される。

これらのデータ列の内、 S 1 はたとえば M P E G 4復号器で構 成される動画'用情報量伸長復号化器 8で、 元の 1時間の動画像映 像信号に復元される。 これらのデータ列のう ち、 S 2 1〜 S 2 4 はたとえば J P E G復号器で構成されるスチル画像用情報量伸 長復号器 1 0で、 元の 4枚のスチル画像映像信号に復元される。

このよ うにして、 復元された映像信号は、 スィ ッチ 9で、 動画 Zスチル画切替信号 1 4の指示によ り切り替えられて、 モニタ T V I 1 に映し出される。

なお、 動画 Zスチル画切替信号 1 4は、 映像信号記録再生装置 1 0 0の外部スィ ッチに基づき生成してもよいし、 内部の制御手 段 （図示せず） よ り生成してもよい。 内部の制御手段に基づき生 成する場合は、 メモリ手段 6 に記録された内容を予め指定可能に 構成し、 指定されたデータの種別により 自動的に切り替えればよ い o

なお、 記録手段 3 において、 動画像のファイルとスチル画像の ファイルとを関連付ける付加情報を双方あるいは一方に付加し てもよい。 また、 スチル画像を生成した時刻を動画像のファイル に記録するタイムスタ ンプゃプレゼンテーショ ンタイム等と共 通にしておいても良い。

次に、 本実施の形態の他の構成例について図 3を用いて説明す る。

図 3 は、 記録媒体をメモ リ手段 6 に代えてディスク手段 1 9 と した場合の映像信号記録再生装置のプロック図である。

映像信号記録再生装置 1 0 2は、 図 1 における記録手段 3、 パ ス 5 、 メ モ リ手段 6、 再生手段 7を、 図 4に示すように記録符号 化器 1 5 , 1 6、 データ量加算器 1 7 、 スィ ッチ （ S W ) 1 8、 ディスク手段 1 9、 再生復号化器 2 0で構成する。 以下、 相違点 に付いて説明する。

動画用情報量圧縮符号化器 2 の出力は、 記録符号化器 1 5 で誤 り訂正符号が付加される と共に、記録媒体に適した記録信号列 S 1 に変換され、 データ量加算器 1 7に加えられる。 また、 スチル 画像用情報量圧縮符号化器 4 の出力は、 記録符号化器 1 6 で誤り 訂正符号が付加される と共に、 記録媒体に適した記録信号列に変 換され、 データ量加算器 1 7に加えられる。 データ量加算器 1 7 からの記録信号列は、 スィ ツチ 1 8 を介してディスク手段 1 9に 記録される。

ここで、 ディスク手段 1 9は、 光ディスク、 光磁気デイスクぁ るいは磁気ディスクである。 記録されるデータは、 メ モ リ の場合 と同様にフアイル形式で記録される。 光デイ スクあるいは光磁気 ディスクの場合 ίま、 U D F (Universal Disk Format) 等によ り記録再生すればよい。 また、 記録する動画像またはスチル画像 のファイルには、 関連性を示す付加情報や時刻に係る付加情報も 含まれる。

再生時は、 選択された動画像またはスチル画像のファイルがス イ ッチ 1 8を介して再生復号化器 2 0に入力され、 動画像の圧縮 信号またはスチル画像の圧縮信号に復号される。 復号された圧縮 信号は、 それぞれ情報量伸長複号化器 8、 1 0に入力され、 スィ ツチ 9で選択された映像信号がモニタ T V 1 1 に出力される。

以上のよ う に、 記録媒体が異なる場合においても、 動画像の撮 影中に撮影者の意図によ り高画質の静止画像を任意に記録する ことができる。

(実施の形態 2 )

図 4は、 本発明の実施の形態 2による映像信号記録再生装置の 構成を示すプロック図である。

本実施の形態は、 映像信号記録再生装置 1 0 0のスィ ッチ 9を 図 4の映像信号記録再生装置 1 0 2に示すよ う に、 ； P i n P回路 (ピクチャーイ ンピクチャー回路） 2 1 に置き換えたものである, 本実施の形態によれば、 図 5に示すよ うに、 モニタ T V 1 1の 画面に、 動画像 2 2 とスチル画像 2 3 とを同時に表示することが できる。 尚、 動画像 2 2は、 子画面に表示され、 スチル画像 2 3 は親画面に表示される。

なお、 記録手段 3において、 動画像のファイルとスチル画像の ファイルとを関連付ける付加情報を双方あるいは一方に付加し てもよい。 また、 スチル画像を生成した時刻情報を、 それと同時 刻に、動画像のファイルに記録するタイムスタンプゃプレゼンテ ーシヨ ンタイム等と共通にする構成と しても良い。

動画と静止画とを関連づける付加情報と しての時刻情報を、 少 なく ともスチル画像のファィルに付加することによ り、 例えば、 再生時に図 2に示す撮影時のタイ ミングを再現することもでき る。

本実施の形態では、 上述した通り、 子画面に動画像 2 2を再生 し、 親画面にスチル画像 2 3を再生する。 こ の時、 動画像のファ ィル （信号列 S 1 ) に関連する静止画像のフアイル （信号列 S 2 1〜S 2 4 ) を予め選択可能にしておく。 そして、 動画像のファ ィルにおけるタイムスタンプを参照しつつ、 そのタイムスタンプ の示す時刻情報と、 スチル画像信号に付加された時刻情報とが、 一致する時刻において、 スチル画像 2 3を親画面に所定の時間表 示すれば、 撮影時のタイ ミングを再生することがでる。

ここで、 所定の時間と しては、 次のスチル画像信号の再生が始 まるまで、 その直前のスチル画像信号を表示し続けても良いし、 前記再生が始まるよ り早く表示を終わっても良い。

即ち、 上記付加情報は、 動画像及びスチル画像の撮影時刻を基 準にした関連付けであり、 少なく と もスチル画像用情報量圧縮符 号化器 4からのスチル画像圧縮信号に付加されている。 又、 再生 手段 7は、 動画像用情報量圧縮符号化器 2からの動画像圧縮信号 に含まれるタイ ムスタ ンプ情報と、 上記付加情報とに基づき、 再 生すべき上記スチル画像圧縮信号を特定し、 その特定された圧縮 信号の再生開始のタイ ミ ングを決定する。

上記構成の動作について、 図 6に示すフローチヤ一トを用いて 更に詳細に説明する。

図 6において、 ステップ 2 0 1 において、 再生する動画像ファ ィル （ S I ) をメモリ手段 6力 らセッ トする。

次にステップ 2 0 2 で、 動画像ファイルの付加情報から関連す るスチル画像フアイル （ S 2 1〜 S 2 4 ) をセッ トする。

ステップ 2 0 3で、 スチル画像ファイルのタイムスタンプをセ ッ トする。

ステップ 2 0 4で、 ステップ 2 0 1でセッ トされた動画像ファ ィルを再生する。

ステップ 2 0 5で動画像ファイルのタイムスタンプとステツ プ 2 0 3でセッ トされたスチル画像ファイルのタイムスタンプ とを比較し、 一致するとステップ 2 0 6に移行する。

ステップ 2 0 6では、 ステップ 2 0 2でセッ ト されたスチル画 像ファイルの中から該当するものを再生する。

ステップ 2 0 7では、 再生中の動画像ファイルの再生終了を監 視し、 再生継続の場合は、 ステップ 2 0 5に戻る。

この様なステップを実行するこ とで、 動画像と静止画像の撮影 時のタイ ミ ングを再現して再生することができる。

尚、 上記実施の形態では、 図 2において、 スチル画像ファイル S 2 1 を時刻 t 1 のタイ ミ ングで、 モエタ T V 1 1 に表示を開始 し、 時刻 t 2のタイ ミ ングでスチル画像ファイル S 2 2の表示に 切り替えることが出来る構成について説明した。 しかし、 これに 限らず例えば、 動画像のフアイルの再生がスター ト した、 時刻情 報 t 0 (図 2参照） に対応するタイ ミ ングにおいて、 スチル画像 ファイル S 2 1 を再生し、 時刻 t 1 のタイ ミ ングでスチル画像フ アイル S 2 2に切り替えるなどの制御を行ってもよい。

即ち、 この構成によれば、 再生手段 7におけるスチル画像ファ ィルの再生開始のタイ ミ ングは、 動画像用情報量伸長復号化器 8 によ り復号化された動画像フアイル S 1が、 モニタ T V 1 1 によ り表示が開始されるタイ ミ ング （時刻 t 0 ) と実質上同じになる 様に決定される。 又、 スチル画像の撮影時刻 t 2が、 モニタ T V 1 1 での表示が開始された上記スチル画像フアイル S 2 1 の次 に遅いスチル画像フアイル S 2 2の表示開始のタイ ミ ングは、 そ の直前までモニタ T V 1 1 に表示されていたスチル画像フアイ ル S 2 1 の撮影時刻 t 1 に対応するタイ ミ ングと実質上一致す る。

次に、 本実施の形態の他の構成例について図 7を用いて説明す る。 図 7に示した映像信号記録再生装置 1 0 3は、 図 4に示した 映像信号記録再生装置 1 0 2をディスク手段 1 9に対応するた めの構成と したものである。 その詳細は、 図 3における説明と同 様であるので、 省略する。 このよ う に、 記録媒体の種別に関わら ず本発明を実施可能である。

なお、 動画用の情報量圧縮符号化器を M P E G 4 と したが、 こ れに限るものではなく 、 M P E G 2などの他の圧縮手法を用いた ものでもかまわない。

また、 スチル画用の情報量圧縮符号化器を J P E Gと したが、 これに限るものではなく、 J P E G 2 0 0 0などの他の圧縮手法 あるいは、 非圧縮のものでもかまわない。

また、 上記実施の形態では、 動画を撮影しつつ静止画を撮影す る場合について説明したが、 従来機器同様に、 動画撮影のみの機 器あるいは静止画撮影のみの機器と して使用 能なことは言う までもない。

また、 上記実施の形態では、 映像信号の記録機能と、 再生機能 の両方を備えた構成について説明したが、 これに限らず例えば、 再生機能のみを備えた構成でもよい。

即ち、 この場合の再生専用の映像信号処理装置は、 （ a ) 映像 信号が動画像と して圧縮符号化されて、 第 1 の圧縮信号と して記 録された信号と、 前記映像信号がスチル画像と して圧縮符号化さ れて、 第 2の圧縮信号と して記録された信号とを再生するための 再生手段 （例えば、 図 4中の再生手段 7 ) と、 （ b ) 前記再生さ れた信号の内、 前記第 1 の圧縮信号を伸長し.、 第 1 の伸長信号と して出力する第 1 の伸長復号化手段 （例えば、 動画像用情報量伸 長復号化器 8 ) と、 （ c ) 前記再生された信号の内、 前記第 2の 圧縮信号を伸長し、 第 2 の伸長信号と して出力する第 2の伸長復 号化手段 （例えば、 スチル画像用情報量伸長復号化器 1 0 ) と、 ( d ) 前記第 1 の伸長信号と前記第 2の伸長信号とを同一画面に '合成して出力する合成出力手段 (例えば、 ピクチャーイ ンピクチ ヤー回路 2 1 ) とを備えた構成である。 又、 前記記録された信号 と と もに、 前記第 1の圧縮信号と前記第 2の圧縮信号とを所定の 基準に基づいて関連付けるための付加情報をも記録されていれ ばよ り好ましい。

これによ り、 例えば、 上記付加情報を利用することにより、 動 画像の再生中に、 スチル画像をその撮影時のタイ ミ ングを再現し て再生出来る等、 効果的な再生が可能となる。

この場合の概略構成図と しては、 図 4を用いて説明すると、 力 メ ラ部 1や記録手段 3等の撮影 ·記録機能に関する構成部分を除 いたものと基本的には同じである。

また、 本発明の映像信号処理装置は、 上記実施の形態では、 映 像信号記録再生装置である場合について説明したが、 これに限ら ず例えば、 再生機能を備えていなく てもよい。 即ち、 この場合の映像信号処理装置は、 （ 1 ) 入力映像信号を 動画像と して圧縮符号化する第 1 の圧縮符号化手段と、 （ 2 ) 前 記入力映像信号をスチル画像と して圧縮符号化する第 2の圧縮 符号化手段と、 （ 3 ) 前記第 1 の圧縮符号化手段によ り得られた 第 1 の圧縮信号と前記第 2の圧縮符号化手段によ り得られた第 2の圧縮信号との双方を記録するための記録手段とを備えた装 置であり、 前記第 1 の圧縮符号化手段と前記第 2 の圧縮符号化手 段は、 互いに独立制御が可能であることを特徴とする映像信号処 理装置である。

本発明に係るプロ グラ ムは、 上述 した本発明の映像信号 処理装置の全部又は一部の手段 （又は、 装置、 素子、 回路、 部等） の機能をコ ン ピュータ によ り 実行させるためのプロ グラ ムであっ て、 コ ン ピュータ と 協働 して動作する プロ グ ラムである。

また、 本発明に係るプロ グラムは、 上述 した本発明の映 像信号処理方法の全部又は一部のステ ッ プ （又は、 工程、 動作、 作用等） の動作をコ ン ピュータ に よ り 実行させるた めのプロ グラ ムであって、 コ ンピュータ と 協働して動作す るプロ グラムである。

また、 本発明に係る記録媒体は、 上述'した本発明の映像 信号処理装置の全部又は一部の手段の全部又は一部の機能 をコ ン ピュータ に よ り 実行させる ためのプロ グラ ムを担持 した記録媒体であ り 、 コ ン ピュータ に よ り 読み取 り 可能且 つ、 読み取られた前記プロ グラ ムが前記コ ン ピュータ と協 動 して前記機能を実行する記録媒体である。

また、 本発明に係る記録媒体は、 上述 した本発明の映像 信号処理方法の全部又は一部のス テ ッ プの全部又は一部の 動作をコ ン ピュータによ り 実行させる ためのプロ グラ ムを 担持した記録媒体であ り 、 コ ンピュータ に よ り 読み取 り 可 能且つ、 読み取 られた前記プロ グラ ム が前記コ ン ピュータ と協動して前記動作を実行する記録媒体 ある。

尚、 本発明の上記 「一部の手段 （又は、 装置、 素子、 回 路、 部等） 」 、 本発明の上記 「一部のス テ ッ プ （又は、 ェ 程、 動作、 作用等） 」 と は、 それらの複数の手段又はステ ッ プの内の、 幾つかの手段又はステ ッ プを意味し、 あるレヽ は、 一つの手段又はステ ップの内の、 一部の機能又は一部 の動作を意味する ものである。

又、 本発明のプロ グラ ムの一利用形態は、 コ ン ピュータ によ り 読み取 り 可能な記録媒体に記録され、 コ ン ピュ ータ と協働して動作する態様であっても良い。

又、 本発明のプロ グラ ムの一利用形態は、 伝送媒体中を 伝送し、 コ ン ピュータ によ り 読み と られ、 コ ン ビユータ と 協働して動作する態様であっても良い。

又、 本発明のデータ構造と しては、 データべ一ス 、 デー タ フ ォーマ ッ ト 、 データ テーブル、 デー タ リ ス ト、 データ の種類な どを含む。

又、 記録媒体と しては、 R O M等が含まれ、 伝送媒体と しては、 イ ンタ ーネ ッ ト等の伝送媒体、 光 · 電波 • 音波等 が含まれる。

又、 上述 した本発明のコ ンピュータ は、 C P U等の純然 たるハー ド ウ ェアに限らず、 フ ァ ーム ウ ェアや、 O S 、 更 に周辺機器を含むものであっても良い。 尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現して も良いし、ハードゥヱァ的に実現しても良い。

産業上の利用可能性

以上説明したよ う に本発明は、 カメ ラ部からの映像信号を動画 用とスチル画用と の 2 つの情報量圧縮符号化器によ り、 動画像を 記録しながら撮影者の意志によ り特定のシーンをスチル画像と しても記録することができ、 記録時間をむやみに消費することな く動画像とスチル画像の記録を両立させることができる。

また、本発明による再生動作においては、例えば、動画像とスチル画 像とを関連づける付加情報を用いることにより、動画像の再生中に、ス チル画像をその撮影時のタイミングを再現して再生出来る等、効果的 な再生が可能となる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 入力映像信号を動画像と して圧縮符号化する第 1 の圧縮符 号化手段と、

前記入力映像信号をスチル画像と して圧縮符号化する第 2の 圧縮符号化手段と、

前記第 1 の圧縮符号化手段によ り得られた第 1 の圧縮信号と 前記第 2の圧縮符号化手段によ り得られた第 2の圧縮信号との 双方を記録するための記録手段とを備え、

前記第 1 の圧縮符号化手段と前記第 2の圧縮符号化手段は、 互 いに独立制御が可能である映像信号処理装置。

2 . 前記記録手段は、前記第 1 の圧縮信号と前記第 2の圧縮信 号とを所定の基準に基づいて関連付けるための付加情報をも記 録する請求項 2記載の映像信号処理装置。

3 . 前記記録された信号を再生するための再生手段と、

前記再生された信号の内、 前記第 1 の圧縮信号を伸長し、 第 1 の伸長信号と して出力する第 1 の伸長復号化手段と、

前記再生された信号の内,、 前記第 2の圧縮信号を伸長し、 第 2 の伸長信号と して出力する第 2の伸長復号化手段と、

前記第 1の伸長信号と前記第 2の伸長信号とを同一画面に合 成して出力する合成出力手段とを備えた請求項 2記載の映像信 号処理装置。

4 . 前記付加情報に基づいて、再生すべき前記第 2の圧縮信号 が選択される力 、 または前記第 2の圧縮信号の出力タイ ミ ングが 決定される請求項 3記載の映像信号処理装置。

5 . 前記付加情報は、 撮影時刻を基準にした関連付けであり、 少なく とも前記第 2の圧縮信号に付加されており、 前記再生手段は、 前記第 1 の圧縮信号に含まれるタイムスタン プ情報と、 前記第 2の圧縮信号に付された前記付加情報とに基づ き、 再生すべき前記第 2 の圧縮信号を特定し、 その特定された前 記第 2の圧縮信号の再生開始のタイ ミングを決定する請求項 4 記載の映像信号処理装置。

6 . 前記再生開始のタイ ミ ングは、前記第 1 の伸長復号化手段 によ り復号化された前記第 1 の圧縮信号が、 表示手段によ り表示 が開始されるタイ ミ ングと実質上同じになる様に決定され、 前記撮影時刻が、 前記表示が開始された第 2の圧縮信号の次に 遅い第 2の圧縮信号の表示開始のタイ ミ ングは、 前記直前まで表 示されていた第 2の圧縮信号の撮影時刻に対応するタイ ミ ング と実質上一致する請求項 5記載の映像信号処理装置。

7 . 入力映像信号を動画像として圧縮符号化する第 1 の圧縮 符号化ステップと、

前記入力映像信号をスチル画像と して圧縮符号化する第 2の 圧縮符号化ステップと、

前記第 1 の圧縮符号化ステップによ り得られた第 1 の圧縮信 号と前記第 2の圧縮符号化ステップにより得られた第 2の圧縮 信号との双方を記録するための記録ステップとを備え、

前記第 1の圧縮符号化手段の動作と前記第 2の圧縮符号化手 段の動作は、 互いに独立制御が可能である映像信号処理方法。

8 . 請求項 1 〜 6 の何れか一つに記載の映像信号処理装 置の、 （ a ) 入力映像信号を動画像と して圧縮符号化する 第 1 の圧縮符号化手段、 （ b ) 前記入力映像信号をスチル 画像 と して圧縮符号化する 第 2 の圧縮符号化手段、 及び ( c ) 前記第 1 の圧縮符号化手段によ り 得られた第 1 の圧 縮信号と 前記第 2 の圧縮符号化手段に よ り 得られた第 2 の 圧縮信号と の双方を記録するための記録手段と して コ ン ビ ユ ータ を機能させるためのプロ グラ ム。

9 . 請求項 7記載の映像信号処理方法の、 （ a ) 入力映像信号 を動画像と して圧縮符号化する第 1 の圧縮符号化ステップと、

( b ) 前記入力映像信号をスチル画像と して圧縮符号化する第 2 の圧縮符号化ステップと、 （ c ) 前記第 1 の圧縮符号化ステップ により得られた第 1 の圧縮信号と前記第 2の圧縮符号化ステツ プによ り得られた第 2の圧縮信号との双方を記録するための記 録ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。

10 . 請求項 8又は、 9記載のプログラムを担持した媒体であって、コ ンピュータにより処理可能なことを特徴とする記録媒体。