明 細 書 エルゴステロール誘導体からなるメラニン生成抑制剤及ぴ美白剤、 並びにエルゴステロール誘導体を含有する組成物 技術分野
本発明はエルゴステロール誘導体からなるメラ二ン生成抑制剤及 ぴ美白剤、 並びにエルゴステロール誘導体を含有する組成物、 特に 化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食品に関する。 さらに詳細には、 メラ ノサイ トにおけるメラニン生成を抑制し、 紫外線照射後の日焼け皮 膚の美白、 また、 日焼け等によるしみ、 そばかす、 肝班等の皮膚の 色素沈着を予防、 改善及び治療することができるメラニン生成抑制 剤及び美白剤、 並びに組成物、 特に化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食 品に関する。 背景技術
日焼け等によるしみ、 そばかす、 肝班等の皮膚の色素沈着は加齢 に伴って発生し、 加齢に伴って増加、 あるいは消失しにく くなるた め、 中高年齢層にとって悩みとなっている。 これらの色素沈着の発 症機構は未だ明確にされていないが、 太陽光線(特に紫外線)による 日焼け等によって、 表皮細胞に存在するメラノサイ ト内のメラノ ソームとよばれるメラニン生成顆粒においてメラニン色素が産生さ れ、 生成したメラニン色素が隣接細胞へ拡散することによって生じ ると考えられている。
このような色素沈着を正常皮膚色にまで回復することが可能な物 質の開発が強く望まれており、 これまでに多くの物質が商品化され てきている。 例えば、 Lーァスコルビン酸、 コウジ酸、 あるいはハ ィ ドロキノンなどが知られている。
しかし、 Lーァスコルビン酸は安定性に難があり、 コウジ酸は一 応効果が認められているものの、 その効果は弱い。 一方、 ハイ ド口
キノンも一応効果が認められているが、 刺激性およびァレルギ一性 を有し、 安全性に問題があり、 薬剤として配合することには問題が ある。 したがって、 充分な色素沈着予防および改善効果を有する物 質は未だ知られていないのが現状である。
本発明に係る化合物は既知の物質であるが、 メラニン生成を抑制 する効果を有し、 皮膚美白効果を持つことは知られていない (例え は、 ; ータ等 (Koj i Ohta, Yasunori Yaoi ta and Masao Kikuchi)、 ナチユ ラノレ メ ディ ス ンズ ( Natural Medicines ) ( 曰 本)、 1 9 9 6年、 5 0卷、 5号、 p . 3 6 6参照。)。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、 その目的は、 紫外線 照射後の日焼け皮膚の美白、 また日焼け等によるしみ、 そばかす、 肝斑等の皮膚の色素沈着の予防、 改善及び治療に有効な物質及びこ れを含有する組成物を提供することにある。 発明の開示
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、 特定構造を有するエルゴステロール誘導体が強いメラニン生成抑制 作用及び美白作用を有し、 上記課題が解決されることを見出し、 本 発明を完成するに至った。
すなわち、 本発明は、 下記の式 ( 1 )
( 1 )
で示されるエルゴステロール誘導体からなるメラニン生成抑制剤及 ぴ美白剤である。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で示されるエルゴステロール誘導 体を含有するメ ラニン生成抑制剤、 美白剤である。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で示されるエルゴステロ一ル誘導 体を含有するメラニン生成抑制用組成物、 美白用組成物である。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で示されるエルゴステロール誘導 体を含有する化粧料であり、 この化粧料はメラニン生成抑制用及び 美白用であることができる。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で示されるエルゴステロール誘導 体を含有する医薬であり、 この医薬はメラニン生成抑制用及び美白 用であることができる。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で示されるエルゴステロール誘導 体を含有する皮膚外用剤であり、 この皮膚外用剤はメラニン生成抑 制用及び美白用であることができる。
また、 本発明は、 前記式 ( 1 ) で示されるエルゴステロール誘導 体を含有するメラニン生成抑制用食品及び美白用食品である。
さらに、 本発明においては、 前記式 ( 1 ) で示されるエルゴステ ロール誘導体を含有する、 メ ラニン生成抑制用組成物、 美白用組成 物、メラニン生成抑制用,美白用等の化粧料、メラニン生成抑制用, 美白用等の医薬、 メ ラニン生成抑制用, 美白用等の皮膚外用剤、 メ ラニン生成抑制用食品、 美白用食品等の組成物に、 前記式 ( 1 ) で 示されるエルゴステロール誘導体以外の美白剤成分をさらに含有す ることができる。 該美白剤成分と前記式 ( 1 ) で示されるエルゴス テロール誘導体との併用配合により、 メ ラニン生成抑制効果、 美白 効果を相乗的に向上させることができる。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施形態について詳述する。
本発明において用いられる下記の式 ( 1 )
で示されるエルゴステロール誘導体 (以下、 単にエルゴステロール 誘導体という。) は既知の物質であり、 例えば、 菌類から単離するこ とができる。 エルゴステロール誘導体の生成にはエルゴステロール 誘導体を含むあらゆる菌類を用いることができるが、 例えばォオシ ロカラカサタケ (chlorophyl lum molybdites) を用いるのが好都合 である。 また、 化学合成によって調製することも可能である。 エル ゴステロール誘導体を含む菌類からのエルゴステロール誘導体の単 離は次のようにして行うことができる。 すなわち、 菌類の子実体ま たは菌糸、 胞子等の部分的個所を好ましくは粉砕した後、 抽出溶媒 中に浸漬するかまたは抽出溶媒中で加熱還流し、 次いでろ過、 遠心 分離等により不溶物を除去して得られる抽出溶液を場合によって濃 縮した後、 公知の分離精製手段によって単離する。
抽出に用いる溶媒は、 通常菌類、 植物等の抽出に用いられる溶媒 でよく、 例えば、 メタノール、 エタノール等のアルコール、 ァセ ト ン、 酢酸ェチル等の有機溶媒、 水を単独であるいは組み合わせて用 いることができる。 抽出方法は通常の方法でよく、 一般的には、 抽 出温度は、 0〜 1 0 0 °C、 好ましくは 4 0〜 7 0 °Cの範囲であり、 抽出時間は、 1〜 1 6 8時間、 好ましくは 2 4〜 7 2時間である。 抽出溶液からの単離は、 例えば、 逆相クロマトグラフィー、 ゲルろ 過カラムクロマトグラフィー、 液体クロマトグラフィ一等のクロマ
トグラフィ一によつて行うことができる。
以下に、 エルゴステロール誘導体の生成の具体例を挙げる。
[精製例 (菌類からの単離)]
栽培したォオシロカラカサタケの子実体を粉砕した後、 メタノー ルに浸漬し、 4 0 °Cで 7 2時間抽出を行った。 次いで、 ろ過により 不溶物を除去し、 得られた抽出溶液を濃縮した後、 逆相クロマトグ ラフィ一により精製した。 精製物の構造は、 質量分析ガスクロマト グラフィ一と N M Rにより決定した。 その化合物は、 前記式 ( 1 ) に示す、 ( 22E, 24R) -5a, 8a-epidioxyergosta-6, 9, 22-triene であり、 エルゴステロ一ノレの誘導体であった。
本発明の前記エルゴステロール誘導体は、 後述するようにメラ二 ン生成抑制作用及び美白作用を有する。 したがって、 メラニン生成 抑制剤及び美白剤として用いることができる。 さらに、 エルゴステ ロール誘導体を含有するメラニン生成抑制剤及び美白剤に応用する ことができる。 これらのメラニン生成抑制剤及び美白剤は、 メラノ サイ トにおけるメラニン生成を抑制し、 紫外線照射後の日焼け皮膚 の美白、 また、 日焼け等によるしみ、 そばかす、 肝班等の皮膚の色 素沈着を予防、 改善及び治療することができる。 また、 組成物とし て、 エルゴステロール誘導体を含有する、 メラニン生成抑制用組成 物及ぴ美白用組成物、さらに、エルゴステロール誘導体を含有する、 化粧品, 医薬品, 食品分野における各種化粧料、 医薬、皮膚外用剤、 メラニン生成抑制用食品、 美白用食品等に応用することができる。 前記化粧料、 医薬、 皮膚外用剤は、 前記エルゴステロール誘導体の 機能を有したメラエン生成抑制用及び美白用としての応用が好まし い。 前記組成物は、 前記メラニン生成抑制及ぴ美白に関連する症状 等の予防、 処置のための組成物である。
本発明の組成物は、 経口用 (内用) 又は非経口用 (外用) の両形 態をとることができる。 経口用の場合は、 本発明の組成物を、 例え ば医薬または食品等の形態に調製することができる。 また、 非経口 用の場合には、 化粧料、 医薬部外品、 医薬、 皮膚外用剤等の形態に
調製することができる。
エルゴステロール誘導体の本発明の組成物への配合に際しては、 エルゴステロール誘導体の純品が配合されるが、 エルゴステロール 誘導体を含有する植物、 菌類等の抽出物または抽出エキスの形で配 合しても構わない。
本発明における、前記エルゴステロール誘導体を含有する組成物、 すなわちメラニン生成抑制用組成物、 美白用組成物、 メラニン生成 抑制用,美白用等の化粧料、メラニン生成抑制用,美白用等の医薬、 メ ラニン生成抑制用, 美白用等の皮膚外用剤、 メ ラニン生成抑制用 食品、 美白用食品等の組成物には、 さらに前記エルゴステロール誘 導体以外の美白剤成分 (以下、 単に美白剤成分ということがある。) を含有するこ とができ、 前記エルゴステロール誘導体と美白剤成分 との併用配合により、 メ ラニン生成抑制効果、 美白効果を相乗的に 向上させることができる。
前記美白剤成分としては、特に限定されるものではなく、例えば、 ァスコルビン酸及びその誘導体並びにそれらの塩 (例えば、 ァスコ ルビン酸、 ァスコルビン酸 2—ダルコシ ド、 ァスコルビン酸リン酸 エステルマグネシウム塩、 ァスコルビン酸ナ ト リ ウム、 ステアリ ン 酸ァスコルビル、 パルミチン酸ァスコルビル、 ジパルミチン酸ァス コルビル、 テ トライ ソパルミチン酸ァスコルビル、 ァスコルビン酸 マグネシウム、 キ トサンァス コノレべ一 ト 、 ァス コノレビノレメチノレシラ ノールぺクチネー ト、 ァスコルビン酸ポリぺプチ ド、 ジァゼライン 酸ァス コノレビノレ、 ァスコノレビン酸ポリ リ ン酸エステ/レ、 ァスコルビ ン酸ポリ オキシエチレン誘導体、 リ シノール酸ァスコルビル、 ァス コルビン酸一 2—硫酸エステルナ ト リ ゥム塩等)ノ、ィ ドロキノ ン及 びその誘導体並びにそれらの塩 (例えば、 アルブチン等)、 システィ ン及ぴその誘導体並びにそれらの塩(例えば、 L 一システィン、 N, N, ージァセチルシスチンジメチル等)、 プラセンタエキス、 コ ウジ 酸及ぴその誘導体、 ルシノール、 エラグ酸及ぴその誘導体、 ダルコ サミン及びその誘導体、 ァゼライン及ぴその誘導体、 ヒ ドロキシケ
ィ ヒ酸及びその誘導体、 ダルタチオン、 植物抽出物 (力 ミツレ抽出 物、 アル二力抽出物、 ォゥゴン抽出物、 センキユウ抽出物、 ソゥハ ク ヒ抽出物、サイコ抽出物、ボウフゥ抽出物、ハマボウフゥ抽出物、 ギムネマ抽出物、 シナノキ抽出物、 モモ葉抽出物、 クジン抽出物、 チュ抽出物、 トウキ抽出物、 ョクイニン抽出物、 カキ葉抽出物、 ダ ィォゥ抽出物、 ボタンピ抽出物、 ハマメ リ ス抽出物、 マロニエ抽出 物、 オトギリソゥ抽出物、 ォドリ コソゥ抽出物、 カンゾゥ抽出物、 センプクカ抽出物、 ケィケッ トウ抽出物、 サンペンズ抽出物、 イブ キトラノォ抽出物、 クララ抽出物、 サンザシ抽出物、 シラユリ抽出 物、ホップ抽出物、ノイバラ抽出物等)、グラブリジン、グラブレン、 リ クイ リ チン、 イ ソ リ クイ リチン、 カンゾゥ球水性フラボノィ ド、 リコカルコン 、 胎盤抽出物等が挙げられる。 美白剤成分は、 1種 または 2種以上が任意に選択されて配合することができる。 美白剤 成分を配合する場合の美白剤成分の配合量 (含有量) は前記組成物 全量中 0 . 0 0 0 1〜: L 0重量%が好ましく、さらに好ましくは 0 .
0 0 1〜 5重量%である。 なお、 抽出物の場合は抽出液から溶媒を 除去した乾燥物重量に換算した量である。
以下、 エルゴステロール誘導体を含有した本発明の具体的な組成 物を用途別にさらに詳述する。
本発明の第一の用途である化粧料は、 例えば、 軟膏剤、 溶液、 ク リーム、乳液、化粧水、 ローショ ン、 ジエル、 エッセンス (美容液)、 ファンデーショ ン、 パック ' マスク、 口紅、 スティ ック、 入浴剤等 の皮膚外用剤等として医薬部外品を含む広い範囲で適用可能である c また、 化粧料の剤型も、 溶液系、 可溶化系、 乳化系、 粉末系、 粉 末分散系、 油液系、 ゲル系、 軟膏系、 エアゾール系、 水一油 2層系、 水一油一粉末 3層系等、 幅広い剤型を採り得る。
本発明の化粧料へのエルゴステロール誘導体の配合量は、 化粧料 全量中 0 . 0 0 1 〜 2 0重量%が好ましく、 よ り好ましく は 0 . 0 1〜 1 6重量%、 さらに好ましくは 0 . 1〜 1 2重量%である。 1〜 1 0重量%が最も好ましい。 本発明の化粧料は、 メラニン生成
抑制作用及び美白作用を有するので、 メラニン生成抑制用化粧料及 ぴ美白用化粧料として使用される。 また、 本発明の化粧料は、 特に 皮膚外用剤としての用途に好ましく応用できるので、 メラニン生成 抑制用皮膚外用剤及び美白用皮膚外用剤として使用される。
本発明の第二の用途である医薬は、 経口投与、 非経口投与いずれ の投与方法をも採用することができ、 それぞれに適した医薬製剤の 形態とすることができる。 医薬製剤としては、例えば、液剤、 シロッ プ剤、 注射剤、 吸入剤、 乳剤等の液状剤、 錠剤、 粉剤、 顆粒剤、 力 プセル剤、 吸入剤等の固形剤、 軟膏等の皮膚外用剤、 座剤等の外用 剤等を挙げることができる。
医薬製剤へのエルゴステロール誘導体の配合量は医薬製剤全量中
0. 0 0 1 〜 3 0重量%が好ましい。 さ らに好ましく は、 0 . 0 1〜 2 0重量%、 最も好ましくは 0. 1〜 1 0重量%である。 投 与量は、 患者の年齢及ぴ体重、 適用経路、 疾病の進行度及び並行し て行われている処置に基づいて適宜変えられるものであり、 特定さ れるものではないが、 一般的には 1 日当たり 4〜 1 O m l程度で、 1 日に 1回又は 2〜 3回に分けて投与することができるが、 これに 限られるものではない。 本発明の医薬は、 メラニン生成抑制作用及 ぴ美白作用を有するので、 メラニン生成抑制用医薬及び美白用医薬 として使用される。 また、 本発明の医薬は、 特に皮膚外用剤として の用途に好ましく応用できるので、 メラニン生成抑制用皮膚外用剤 及び美白用皮膚外用剤として使用される。
本発明の第三の用途である食品は、 いわゆる健康機能食品への用 途として有用であり、 例えば、 菓子、 清涼飲料等の飲料、 野菜又は 果実加工品、 畜肉製品、 調味料等として広く適用可能である。 その 形態としては、 粉末、 固形製品、 溶液等である。 食品へのエルゴス テロール誘導体の配合量は、 目的や製品形態等に応じて適宜変更す ることができる。 一般的には、 ドリンク剤等溶液の場合、 例えば
3 0 m l 中、 0. 0 0 1〜: L O m gであり、 好ましくは 0. 0 1〜 5 m g、 さらに好ましくは 0. 1 5〜: I m gである。 また、 タブレツ
ト等粉末固形製品の場合は、 例えば 3 0 0 m g中、 0 . 0 0 1 〜 1 0 m gであり、 好ましくは◦ . 0 1 〜 5 m g、 さらに好ましくは 0 . :! 〜 l m gである。 本発明の食品は、 メラニン生成抑制作用及 び美白作用を有するので、 メラニン生成抑制用食品及び美白用食品 として使用される。
本発明の化粧料、 医薬、 食品等の組成物には、 本発明の効果を損 なわない範囲で上記したエルゴステロール誘導体の他に通常化粧料, 医薬、 皮膚外用剤、 食品等に用いられる他の成分を配合することが できる。
例えば、 化粧料としては、 油分、 粉末、 界面活性剤、 保湿剤、 増 粘剤、低級アルコール、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、 有機ァミン類、 P H調整剤、薬効成分、糖類、 防腐剤、 ビタミン類、 酸化防止剤、 香料、 水等が挙げられる。
油分の例としては、 ホホバ油、 ォリーブ油、 アポガド油、 ヒマシ 油、 ヤシ油、 牛脂、 硬化油、 液状ラノ リ ン等の天然油脂及ぴその誘 導体、 カルナゥバロウ、 ミツロウ、 ラノリン等のロウ類、 流動パラ フィ ン、 マイク ロク リ スタ リ ンワックス、 スク ヮラン、 ワセリ ン等 の炭化水素類、ステアリン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、 ステアリルアルコール等の高級アルコール類、 グリセリ ンモノステ ァリ ン酸エステル、 ト リオクタン酸グリセリル、 グリセリ ンモノォ レー ト、 ミ リスチン酸イ ソプロ ピル、 リ ンゴ酸ジイ ソステアリル、 ジ 2 一へプチノレゥンデカン酸グリセ リ ン、 トリ 2—ェチノレへキシノレ 酸トリメチロールプロ ノ ン、 トリオクタン酸トリメチロールプロパ ン、 セパチン酸ジ 2—ェチノレへキシノレ等のエステノレ類、 ハツ力油、、 ローズ油、 シトロネラーノレ等の精油類、 ジメチノレポリシロキサン、 デカメチルシク口ペンタシロキサン等のシリコーン油類等が挙げら れる。 油分の化粧料中の配合量は、 化粧料の形態、 剤型等に応じて 適宜選定されるが、 通常、 化粧料全量中 0 . 1 〜 9 5重量%とする ことができる。
粉末の例としては、 タルク、 マイ力、 カオリン、 シリカ、 亜鉛華、
雲母チタン、 酸化チタン、 酸化鉄、 ナイ ロン粉末等が挙げられる。 界面活性剤の例と しては、ポリォキシエチレンアルキルエーテル、 ポリォキシエチレン脂肪酸エステル、 ポリォキシエチレンソルビタ ン脂肪酸エステル、 グリセリ ン脂肪酸エステル、 ポリ オキシェチレ ン硬化ヒマシ油、ポリォキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、 ポリォキシアルキレン変性ポリシロキサン等の非イオン界面活性剤. パルミチン酸ナトリ ゥム等のァニオン界面活性剤、 塩化ステアリル トリメチルアンモニゥム等のカチオン界面活性剤、 ベタイン、 アミ ドべタイン、 スルホベタイン、 イミダゾリェゥム等の両性界面活性 剤が挙げられる。
保湿剤の例としては、 グリセリ ン、 1, 3—ブチレングリ コール、 ポリエチレングリ コーノレ、 ジプロピレングリ コーノレ、 ソノレビトーノレ 等が挙げられる。
増粘剤の例としては、 カルボキシビュルポリマー、 カルボキシメ チルセルロース、 ポリ ビニルァノレコール等の水溶性高分子、 ベン ト ナイ ト等の粘土鉱物が挙げられる。
紫外線吸収剤の例と しては、 パラアミノ安息香酸 (以下 P A B A と略す)、 グリセリル P A B A、 ェチルジヒ ドロキシプロピル P A B A、 ォクチルメ トキシシンナメー ト、 2—エトキシェチルー p—メ トキシシンナメー ト、 2 , 4ージヒ ドロキシベンゾフエノ ン、 2— ヒ ドロキシー 4ーメ トキシベンゾフエノン、 2 —ヒ ドロキシー 4一 メ トキシ一 4 一メチルベンゾフエノ ン、 2—ヒ ドロキシー 4—メ ト キシ一 4—メチルベンゾフエノンスルホン酸塩、 ゥロカニン酸ェチ ノレエステノレ、 2一フエ二ルー 5 ーメチルベンゾキサゾール、 4ーメ トキシ一 4 _ t 一プチルジベンゾィルメタン、 パラメ トキシケィ皮 酸ェチルへキシル等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤の例としては、 ェデト酸四ナト リ ウム、 クェン 酸等が挙げられる。 低級アルコールの例と しては、 エタノール等が 挙げられる。 有機アミン類の例と しては、 モノエタノールァミン、 トリエタノールアミン等が挙げられる。 p H調整剤の例と しては、
乳酸一乳酸ナトリ ウム、 クェン酸一タエン酸ナトリ ゥム等の緩衝剤 が挙げられる。
薬効成分の例としては、 パントテニールェチルエーテル、 グリチ ルリチン酸塩等が挙げられる。 ビタミン類の例としては、 ビタミン E又はその誘導体等が挙げられる。 酸化防止剤の例としては、 トコ フェローノレ類、 ジブチ^ ^ヒ ドロキシトノレェン、 没食子酸プロピノレ等 が挙げられる。
糖類の例としては、 エリ スリ トール、 ショ糖、 ヒアルロン酸等が 挙げられる。 防腐剤の例としては、 ェチルパラベン、 ブチルパラべ ン、 安息香酸ナトリ ウム等が挙げられる。 その他、 後記医薬及ぴ食 品に配合し得る成分の中から選択され配合することもできる。
次に、 医薬としては、 賦形剤、 安定剤、 湿潤剤、 乳化剤、 吸収促 進剤、 p H調整剤、 界面活性剤、 稀釈剤、 担体等の種々の添加成分 を配合することができる。 これらの添加成分の具体例としては、 例 えば、 でん粉、 乳糖のような糖類、 硫酸マグネシウム、 タルク、 ゼ ラチン、ヒ ドロキシプロ ピ/レセノレロースのよ う なセノレロース誘導体、 大豆油、 ゴマ油のような植物油、 動物油若しくは合成油、 ゴム、 生 理食塩水等のような水、エタノール、 1 , 3 —プチレングリコール、 ポリアルキレンダリコール等のようなアルコ一ル類等を挙げること ができる。 その他、 前記化粧料及ぴ後記食品に配合し得る成分の中 から選択され配合することもできる。
次に、 食品としては、 甘味料、 酸味料、 保存料、 香料、 着色剤、 賦形剤、 安定剤、 湿潤剤、 乳化剤、 吸収促進剤、 p H調整剤、 界面 活性剤、稀釈剤、担体等の種々の添加成分を配合することができる。 これらの添加成分の具体例としては、 例えば、 キノコ抽出液、 人参 抽出液、 ショ ウガ抽出液、 ハチミツのような各種食品抽出エキス溶 液、液状食品、 糖類として、 環状ォリゴ糖、 還元麦芽糖、 ト レハロー ス、乳糖、ショ糖脂肪酸エステル等を挙げることができる。その他、 前記化粧料、 医薬に配合し得る成分の中から選択され配合すること もできる。
本発明の前記組成物は、 本発明の必須成分と前記任意配合成分の 1種または 2種以上とを混合して、 常法により任意の形態、 剤型に 調製することができる。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。 組成物の配合量 中、 特に記載のないものは重量%である。
[実施例 1 ] メラニン生成抑制効果
[B 1 6メラノーマ細胞におけるメラニン生成抑制作用]
メラニン生成抑制作用は、 マウス由来のメラニン生成細胞である
B 1 6 1 0 F 7メラノーマ細胞 (入手先:秋田県総合食品研究所よ り移譲) を用い、 前記精製例で精製したエルゴステロール誘導体を 培養液で稀釈した溶液を細胞に作用させメラニンの生成を観察し評 価した。 B— 1 6細胞は 7 0 %コンフルェン トの細胞を P B Sにて 洗いトリプシンを加え剥離し、トリプシンと同量の血清入り培地(E
-MEM+ 1 0 % F B S )を加え細胞を集め遠心した( 8 00 r p m, 5 m i n .)。 細胞数を力ゥントし、 約 1 04 c e l l s /m 1 (E -MEM+ 1 0 %F B S) に調整した。 エルゴステロール誘導体溶 液の稀釈は、 細胞培養プレート (接着細胞用) に 2 0 ii Lの滅菌 P B Sを分注し、 エルゴステロール誘導体溶液を 20 μ L取り倍々稀 釈した(培養液中の最終濃度 1 O O ^a gZmL O . O O l S ^ g/ m L )。 コン ト ロールと してアルブチン (培養液中の最終濃度 1 4 0 μ 8/πι 〜 0. 2 2 U gZmL)、 メタノールも同様に稀釈 した。
この稀釈液の入ったプレートに細胞浮遊液を 8 0 μ Lずつ分注し た。 さらに、 3 7°C、 C〇
2インキュベータ一にて 7 2時間培養し、 顕微鏡により、 細胞におけるメラニン生成を観察した。 さらに、 メ ラニンが生成されている場合、 培地を除き 3 0 0 Lの 1 N、 N a OHで、 メラニンを溶かし、 4 7 0 n mの紫外線吸収を測定するこ とでメラニン生成量を評価した。 溶媒であるメタノールを反応させ
た値を 1 0 0 %とし、 エルゴステロール誘導体、 アルブチンを用量 変化させ、もっとも低濃度でメラニン合成阻害を示す濃度を求めた。 この結果を表 1に示す。 表 1
表 1から分かるように、 エルゴステロール誘導体はメラノーマ B 1 6細胞に対し、 メラニン生成抑制剤であるアルブチンと同程度の メラニン生成抑制作用 (美白作用) を示しており、 メラニン生成抑 制剤、 美白剤として有用であることが明らかである。
なお、 エルゴステロール誘導体の場合、 顕微鏡写真によっても、 アルブチンの場合と同程度 B— 1 6細胞の黒色が抑えられており、 優れたメラニン生成抑制効果及ぴ美白効果を有していることが確認 された。
[実施例 2〜 3、 比較例 1〜 2 ] 美白効果の測定
成分 配合量 (重量%)
(アルコール相)
エチルアルコール 2 5 . 0
ホ。リオキシエチレン (25モル) ^ィ匕ヒマシ油 2 . 0
酸化防止剤
防腐剤
香料
試験化合物(表 2に記載) 表 2記載の量
(水相)
グリセリ ン 5 . 0
へキサメタ リン酸ナトリ ウム
イオン交換水 残余
(製法) 上記組成物の処方中の、 水相、 アルコール相をそれぞれ調 製後、 両者を混合、 可溶化し、 組成物 (ローショ ン) を得た。
(試験方法)
パネラー 2 0名を夏期の午前 1 1 時から午後 1 時までの時 間、 2日間にわたり太陽光に計 4時間さらした。さらされたパネラー の上腕内側部皮膚を対象とし、 太陽光にさらされた日から 5 日後よ り、 上記組成物 (ローショ ン) を朝夕 1回ずつ 5週間塗布した。 (評価方法)
使用後の試験結果を以下の判定基準で評価した。
(判定基準)
著効 :色素沈着がほとんど目立たなくなった。
有効 :色素沈着が非常にうすくなった。
やや有効 :色素沈着がうすくなつた。
無効 : 変化なし。
(判定)
◎ : パネラーのうち 1 6人以上が有効以上の効果を示した。
〇 : パネラーのうち 1 1〜 1 5人が有効以上の効果を示した。 △ :パネラーのうち 6〜1 0人が有効以上の効果を示した。
X : パネラーのうち 5人以下が有効以上の効果を示した。 評価結果を表 2に示す ( 表 2
試験化合物 効果 実施例 2 0. 2 〇 実施例 3 エルゴステロ一ノレ誘導体 1. 0 ◎ 比較例 1 無添カロ X 比較例 2 ハイドロキノン 1. 0 Δ
表 2から明らかなように、 エルゴステロール誘導体を含有する組 成物 (ローション) はメラニン色素の沈着を防ぎ、 メラニン生成抑 制作用、美白作用が見られた。一方、試験化合物が無添加の場合(比 較例 1 )、 ハイ ドロキノンを配合した場合 (比較例 2 ) は、 いずれも 効果が見られなかった。
[実施例 4〜7、 比較例 3〜 4 ] 美白効果の測定
以下の成分と配合量の乳化組成物を常法にて製造した。 なお、 ェ ルゴステロール誘導体の配合量と併用した美白剤成分の成分名及び 配合量については表 3に記載した。
成分 配合量 (重量%) モノステアリ ン酸ポリエチレングリ コーノレ 2 . 0 モノステアリ ン酸グリセリル 5 0 ベへニノレアルコール 5 5 スクヮラン 8 0 ト リオクタン酸グリセリル 8 0 グリセリン 5 0 クェン酸 0 1 タエン酸ナトリ ウム 0 9 ノ^ラべン 0 2 精製水
エノレゴステロ一ノレ誘導体 表 3記載の量 美白剤成分(表 3に記載) 表 3記載の量
表 3
(配合量(重量%) )
(試験方法)
明らカ こしみ、 そばかすのある健常人ボランティァ 3 0名を 5名 ずつの 6群に分け、実施例 4〜 7、比較例 3〜4 の組成物を 1 日 2回 朝及び就寝前に塗布させた。 そして、 化粧をしない状態で試験開始 日及び 4週間後にカラー写真を撮影し、 試験開始日に比べた色の状 態を目視で比較判定した。
(結果)
判定結果を表 4に示した。 表 4には判定により各判定項目に該当 する人の人数を示している。 表 4
判定項目 実施例 比較例
4 5 6 7 3 4 開始日に比べ明らかに淡色化した 5名 4名 3名 3名 0名 0名 開始日に比べわずかに淡色化した 0名 1名 2名 2名 2名 2名 変化なし又はより濃くなつた 0名 0名 0名 0名 3名 3名
表 4から明らかなように、 エルゴステロール誘導体を、 ァスコル ビン酸 2—ダルコシドまたはァスコルビン酸リ ン酸エステルマグネ シゥム塩と併用して配合することによってエルゴステロール誘導体 の美白効果、 すなわちメラニン生成抑制効果が相乗的に向上するこ とが分かる。 以下、 種々の処方の組成物を常法により調製した本発明の実施例 を示す。 なお、 いずれの実施例においても優れたメラニン生成抑制 効果、 美白効果が見られた。
[実施例 8 ] ク リーム
成分 配合量 (重量%) ステアリ ン酸 6 . 0
グリセリ ンモノステアリ ン酸エステル 2 . 0
ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ、、タンモノステアリン エステル 2 . 0
1 , 3—ブチレングリ コーノレ 1 0 . 0
エルゴステロール誘導体 5 . 0
イ ソプロピルミ リ ステー ト 1 2 . 0
スク ヮラン 5 . 0
流動ノ ラフィ ン 3 . 0
ビタ ミ ン E 0 . 0 5 亜硫酸水素ナ ト リ ウム
防腐剤
香料
イオン交換水 残余
[実施例 9 ] 乳液
成分 配合量 (重量%) ステアリルアルコール 2 . 0
スクヮラン 5 . 0
液状ラノ リ ン 3 0 ト リ オクタン酸ト リ メチロールプロパン 2 0 ト リ オクタン酸グリセリル 5 0 グリ セ リ ンモノォレー ト 2 0 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ、、タンモノォレイン酸エステ/レ 1 0 ビタ ミ ン C 0 1 防腐剤
エルゴステ口ール誘導体 8 . 0 パラアミノ安息香酸 0 . 1 香料
亜硫酸水素ナトリ ウム
グリ セ リ ン 5 . 0 カルボキシビュルポリ マー 0 . 2 トリエタノールァミン 1 . 0 精製水 残余
[実施例 1 0 ] ジ ル
成分 配合量 (重量%) ジプロ ピレンダリ コーノレ 1 0 . 0
P E G 1 5 0 0 5 0 力ノレボキシビニルポリ マー 0 ェチノレアノレコースレ 2 0 ホ。リオキシエチレン(50モル)ォレイルエーテル 2 0 水酸化力リ ウム 0 1 5 エノレゴステロ一ノレ誘導体 0
2 -ヒト、、口キシー 4ーメトキシへ"ンソ、、フエノンスルホン酸ナト!]ゥム 0 0 5 防腐剤
E D T A · 3 Na
香料
イオン交換水 残余
[実施例 1 1 ] ジェル
成分 配合量 (重量%) ジプロピレンダリ コ一ノレ 1 0 0
P E G 1 5 0 0 5 0 カルボキシビニルポ リマー 1 0 ェチノレアノレコ—ノレ 2 0 ホ。 リオキシエチレン(50モル)ォレイルエ-テル 2 0 水酸化力リ ウム 0 1 5 エルゴステ口ール誘導体 0 ァスコルビン酸 2—グノレコシ ド 0 0 1
2-ヒド Pキシ- 4-メトキシへ、、ンソ"フエノンスルホン酸ナトリウム 0 0 5 防腐剤
E D T A · 3 Na
香料
イオン交換水 残余
[実施例 1 2 ] エッセンス
成分 配合量 (重量%) グリセリ ン 5 . 0 ジプロピレンダリコーノレ 1 0 . 0 エタノーノレ 1 0 . 0 カルボキシビ二ルポ リマー 0 . 2 ヒ アル口 ン酸ナ ト リ ウム 0 . 5 水酸化力リ ウム 0 . 1 ホ。 リオキシエチレン(20 モル)ソルヒ、、タンモノォレイン酸エステル 0 . 5 ホ。 リオキシエチレン(20モル)ォクチルト、、 シルエーテル 1 . 0 ォリーブ油 0 . 1 5 ビタ ミ ン E アセテー ト 0 . 1 エノレゴステロ一ノレ誘導体 3 . 0
亜硫酸水素ナトリ ウム
防腐剤
E D T A · 3 Na
香料
精製水 残余
[実施例 1 3 ] パック
成分 配合量 (重量%) ポリ酢酸ビニノレエマノレショ ン 1 5 0 ポリ ビニノレアノレコーノレ 1 0 0 ジプロ ピレングリコーノレ 5 0 ソルビ ト一ノレ 5 0 酢酸 ト コフエ口ール 0 2 ォリーブ油 1 0 スク ヮラン 3 0 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ、、タンモノォレイン ^エステル 5 酸化チタン 5 0 タルク 1 0 0 エタノーノレ 7 0 エノレゴステロ一ノレ誘導体 3 0 防腐剤
香料
精製水 残余 [実施例 1 4 ] 化粧水
成分 配合: (重量%)
1 , 3 —ブチレングリ コーノレ 6 . 0 グリ セ リ ン 5 . 0 ヒァノレ口 ン酸ナ ト リ ウム 0 . 3 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ、、タンモノステアリン エステル 1 . 5
ホ。リオキシエチレン(20モル)ォクチルト、、 シルエーテル 0. 5
エタノーノレ 5. 0
エルゴステロール誘導体 4. 0
防腐剤
香料
精製水 残余
[実施例 1 5] 化粧水
成分 配合量(重量%) 1 , 3ーブチレングリ コ ーノレ 6. 0 グリセ リ ン 5. 0 ヒアル口 ン酸ナ ト リ ウム 0. 3 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1. 5 ホ。リオキシエチレン(20モル)ォクチルト、、テ'、シルエーテル 0. 5 エタノーノレ 1 5. 0 エノレゴステ口ール誘導体 4. 0 ァスコルビン酸 2—ダルコシ ド 0. 0 5 ァスコルビン酸— 2—硫酸エステルナ ト リ ウム塩 0. 0 5 防腐剤
香料
精製水 残余
[実施例 1 6 ] 軟膏
成分 配合量 (重量%) ホ。リオキシエチレン(30モル)硬化ヒマシ油 2. 0
グリ セ リ ルモノステアレー ト 1 0. 0
スク ヮラン 1 0. 0
ワセ リ ン 4 0. 0
セタノーノレ 6. 0
エルゴステロール誘導体 5. 0
1 , 3—ブチレングリ コーノレ 0 . 0 イオン交換水
防腐剤
香料
[実施例 1 7 ] 軟膏
成分 配合量 (重量%) ホ。リオキシエチレン(30モル)硬ィ匕ヒマシ?由 2 . 0 グリセリルモノステアレー ト 1 0 0 スク ヮラン 1 0 0 ワセリ ン 4 0 0 セタノーノレ 6 0 エルゴステ口ール誘導体 5 0 ァスコルビン酸 2—グルコシド 0 0 0 3 力ミツ 抽出物 (乾燥物重量) 0 0 0 2
1 , 3 —ブチレングリ コーノレ 1 0 0 イオン交換水
防腐剤
香料
[実施例 1 8 ] ファンデ——ンョ ン
成分 配合量 (重量%) タルク 3 . 0 酸化チタン 5 0 ベンガラ 0 5 酸化鉄黄 5 酸化鉄黒 0
ベン トナイ ト 0 5 ホ。リオキシエチレン(20モル)ソルヒ、、タンモノステアリン酸エステル 1 0 ト リエタノールァミ ン 0
グリセリ ン 5 0 プロピレングリ コーノレ 5 0 ステアリ ン酸 2 0 モノステアリ ン酸グリセリ ン 1 0 0 流動パラフィン 1 0 0 ジメチルポリシロキサン 5 0 ポリォキシアルキレン変性ポリシ口キサン 3 0 エノレゴステ口一ノレ誘導体 3 0 精製水
防腐剤
香料
[実施例 1 9 ] 健康ドリ ンク
成分 配合量 ( 3 0 m L中) エノレゴステロ一ノレ誘導体 0 . 0 8 5 m g 人参抽出液 5 0 m g 冬虫夏草抽出液 1 0 0 m g ショゥガ抽出液 3 0 0 m g ハチミツ 1 5 0 m g 環状ォリ ゴ糖 3 0 0 m g 甘味料
酸味料
保存料
香料
水
[実施例 2 0 ] 健康ドリ ンク
成分 配合量 ( 3 0 m L中) エノレゴステ口一ノレ誘導体 0 . 0 8 5 m g ビタミン C 1 0 0 0 m g
人参抽出液 5 0 m g
冬虫夏草抽出液 1 0 0 m g
ショゥガ抽出液 3 0 0 m g
ハチミツ 1 5 0 m g
環状オリゴ糖 3 0 0 m g
甘味料
酸味料
保存料
香料
水
[実施例 2 1 ] 健康ドリンク
成分 配合量 (3 0 m L中) エルゴステ口ール誘導体 0 . 5 m g 人参抽出液 5 0 m g
冬虫夏草抽出液 1 0 0 m g
ショゥガ抽出液 3 0 0 m g
ハチミツ 1 5 0 m g
環状オリゴ糖 3 0 0 m g
甘味料
酸味料
保存料
香料
水
[実施例 2 2 ] 健康食品タブレツ ト
成分 配合量 ( 3 0 0 m g中) エノレゴステロ一ノレ誘導体 0 . 0 2 5 m g 還元麦芽糖 8 7 . 8 m g ト レ/ヽロ—ス 4 1 . 2 m g
乳糖 1 6. 5 m g ショ糖脂肪酸エステル 6. 2 m g デキス ト リ ン 1 4 8. 2 7 5 m g
[実施例 2 3] 健康食品タブレツ ト
成分 配合量 ( 3 0 0 m g中) エルゴステロール誘導体 0. 0 2 5 m g ビタ ミ ン C 1 0 0 m g
元麦芽糖 8 7. 8 m g ト レノヽロース 4 1 2 m g 乳糖 1 6 5 m g ショ糖脂肪酸エステル 6 2 m g デキス ト リ ン 4 8 2 7 5 m g [実施例 2 4 ] 健康食品タブレッ ト
成分 配合量 ( 3 0 0 m g中) エルゴステロール誘導体 0. 0 2 5 m g L一システィ ン 4 0 m g
還元麦芽糖 8 7. 8 m g ト レノヽロース 4 1 2 m g 乳糖 1 6 5 m g ショ糖脂肪酸エステル 6 2 m g デキス ト リ ン 0 8 2 7 5 m g [実施例 2 5 ] 健康食品タブレツ ト
成分 配合量 ( 3 0 0 m g中) エルゴステロール誘導体 0. 5 m g 還元麦芽糖 8 7. 8 m g ト レ/ヽロース 4 1. 2 m g 乳糖 丄 6. 5 m g
ショ糖脂肪酸エステル 6 . 2 m g デキス ト リ ン 1 4 7 . 8 m g 産業上の利用可能性
以上、 詳述したように本発明によれば、 新規なメラニン生成抑制 剤、 美白剤並びにメラニン生成抑制作用及び美白作用を有した組成 物が得られる。さらに、メラニン生成抑制作用及び美白作用を有し、 紫外線照射後の日焼け皮膚の美白、 また日焼け等によるしみ、 そば かす、 肝斑等の皮膚の色素沈着の予防、 改善及び治療に優れた効果 を有する化粧料、 医薬、 皮膚外用剤、 食品が得られる。 さらに、 本 発明の組成物は、 エルゴステロール誘導体とともに美白剤成分を併 用して配合することにより、 メラニン生成抑制効果、 美白効果を相 乗的に向上させることができる。