WO2001008437A1

WO2001008437A1 - Procede et systeme de communication telephonique cellulaire

Info

Publication number: WO2001008437A1
Application number: PCT/JP1999/004026
Authority: WO
Inventors: Fumiyo Fukuda
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 1999-07-27
Filing date: 1999-07-27
Publication date: 2001-02-01
Also published as: US20010004590A1; EP1122968A1; US6477365B2; EP1122968A4

Description

明細書携帯電話通信システム及び携帯電話通信方法技術分野

この発明は、電話通信ネットワーク、特にセルラー方式の携帯電話ネットワークにおいて、着信応答前に、発信者や発信内容に関する付加情報をユーザに通知する携帯電話通信システム及び携帯電話通信方法に関するものである。背景技術

第 1図は従来の携帯電話通信システムの概略的な構成を示すプロック図であり、図において、 1はサービスエリアである制御ゾーン 2内に配置された無線基地局、 3は制御ゾーン 2内を移動し無線基地局 1 と通信を行う移動局である。

また、第 1図において、 1 0 1 は無線基地局 1から移動局 3に送信される着信制御信号であり、例えば、 G S M (G 1 o b a 1 S y s t e m f o r M o b i l e C o mmu n i c a t i o n) 勧告に基づいたものである。 1 0 2は移動局 3から無線基地局 1 に送信される受信完了通知信号である。

次に動作について説明する。

携帯電話ネットワークにおいては、サービスエリアである制御ゾーン 2内に複数の無線基地局 1が配置されており、移動局 3はこれらの複数の無線基地局 1 との間で、着信制御信号 1 0 1 と受信完了通知信号 1 0 2の送受信を行う。

この移動局 3は通信を行う際に、無線基地局 1から送信される着信制御信号 1 0 1 を受信し、この着信制御信号 1 0 1 内に格納されている移動局識別番号を認識し、自己の移動局認識番号と一致すれば、着信制御信号 1 0 1 に応答して、受信完了通知信号 1 0 2 を無線基地局 1 に送信し、一致しない場合には、受信した着信制御信号 1 0 1 を無視する。移動局 3が自己の移動局識別番号と一致する着信制御信号 1 0 1 を受信した場合には，呼出音の発生によりユーザに通知される。

従来の携帯電話通信システムは以上のように構成されているので、移動局 3が着信制御信号 1 0 1 を受信した際に、発信者の特定ができないという課題があった。また、受信した着信制御信号 1 0 1 に対して、応答するか否か考慮するような場面では、その発信の重要性を判断できないという課題があった。

上記課題を解決する従来の技術として、特開平 9 一 1 5 3 9 5 5号公報に示される「電話端末装置」がある。ここでは、電話端末装置のメモリに固定メッセージを記億しておき、発信時に、この固定メッセージを送信し、受信側のユーザが通話に入る着信応答前に、送信された固定メッセージをユーザに通知するものである。しかし、電話端末装置に固定メッセージを記億させるメモリが必要になるという課題があった。

この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、発信側の移動局 3に、発信者の特定や発信の重要性に関する情報を記憶することなく、着信側の移動局 3が着信制御信号 1 0 1 を受信した際に、発信者の特定ができると共に、その発信の重要性が判断できる携帯電話通信システム及び携帯電話通信方法を得ることを目的とする。発明の開示

この発明に係る携帯電話通信システムは、サービスエリアである制御ゾーンに存在する移動局と、上記移動局と通信する無線基地局と、上記制御ゾーンのネットヮ一クを管理するネッ卜ワーク管理装置を備えたものにおいて、上記ネットワーク管理装置が、第 1 の移動局の要求に基づき、第 2の移動局への着信制御信号に付加する付加情報を登録し、上記第 1 の移動局からの発信制御信号を、上記無線基地局を介して受信し、第 2 の移動局への着信制御信号に登録している付加情報を付加して、上記無線基地局を介して上記第 2の移動局に送信し、上記第 2の移動局が、上記着信制御信号に付加された付加情報を、着信応答前に出力するものである。

このことによって、第 2の移動局のユーザは、着信応答前に、第 1 の移動局のユーザからの付加情報を認識することができるという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信システムは、ネッ卜ワーク管理装置に登録する付加情報として、第 1 の移動局のユーザを特定する情報とするものである。

このことによって、第 2の移動局のユーザは、着信応答前に、第 1 の移動局のユーザを認識することができるという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信システムは、ネットワーク管理装置に登録する付加情報として、第 1 の移動局の発信の重要性を示す情報とするものである。

このことによって、第 2の移動局のユーザは、着信応答前に、第 1 の移動局の発信の重要性を認識することができるという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信システムは、ネットワーク管理装置が付加情報を音声デ一夕として登録するものである。

このことによって、第 2の移動局のュ一ザは、第 1 の移動局のユーザからの付加情報を音声で認識することができるという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信システムは、ネットワーク管理装置が付加情報をテキストデ一夕として登録するものである。

このことによって、第 2の移動局のユーザは、第 1 の移動局のュ一ザからの付加情報をテキス卜で認識することができるという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信システムは、第 1 の移動局がテキストデ —タをネットワーク管理装置に登録するときに、 G S M (G l o l S y s t e m f o r M o b i l e C omm u n i c a t i o n ) システムにおける S M S ( S h o r t M e s s a e S e r v i c e ) により上記テキストデータを送信するものである。

このことによって、第 2の移動局のユーザは、 G S Mの通信方式においても、第 1 の移動局のユーザからの付加情報をテキストで認識することができるという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信システムは、第 2の移動局が、着信制御信号に付加された付加情報を出力するか否かを設定し、上記付加情報を出力するように設定されている場合には、上記付加情報が付加された着信制御信号を受信時に、着信音を鳴動させて上記付加情報を出力するものである。

このことによって、第 2の移動局のユーザは、ユーザの置かれる状況に促して、送信された付加情報を出力するか否かを選択することができるという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信システムは、ネットワーク管理装置が、付加情報を登録する付加情報記憶部と、この付加情報記憶部に登録している付加情報を、第 2の移動局への着信制御信号に付加するネットヮーク制御部とを備えたものである。

このことによって、付加情報をネットワーク管理装置に登録することができ、移動局に付加情報を記憶させる必要がないという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信システムは、サービスエリアである制御ゾーンに存在する移動局と、上記移動局と通信する無線基地局と、上記制御ゾーンのネットワークを管理するネッ卜ワーク管理装置を備えたものにおいて、上記ネットワーク管理装置が、第 2 の移動局への着信制御信号に付加する複数の付加情報とこの複数の付加情報に対応する番号を登録すると共に、上記複数の付加情報と対応する番号を第 1 の移動局に送信し、上記第 1 の移動局が、送信された上記複数の付加情報の中から所定の付加情報を選択し、上記所定の付加情報に対応する番号を発信制御情報に付加して、上記無線基地局を介して上記ネットワーク管理装置に送信し、上記ネットワーク管理装置が、上記発信制御情報に付加された番号に対応する登録している所定の付加情報を、上記第 2の移動局への着信制御信号に付加して、上記無線基地局を介して上記第 2の移動局に送信し、上記第 2の移動局が、上記着信制御信号に付加された付加情報を、着信応答前に出力するものである。

このことによって、第 1 の移動局は、第 2 の移動局に対するそれぞれの呼に対応して、付加情報を適切に選択することができるという効果が得られる。

この発明に係る携帯電話通信方法は、サービスエリァである制御ゾーンに存在する移動局と、上記移動局と通信する無線基地局と、上記制御ゾーンのネットワークを管理するネットワーク管理装置を備えて通信を行うものにおいて、上記ネットワーク管理装置が、第 1 の移動局の要求に基づき、第 2 の移動局への着信制御信号に付加する付加情報を登録し、上記第 1 の移動局からの発信制御信号を、上記無線基地局を介して受信し、第 2の移動局への着信制御信号に登録している付加情報を付加して、上記無線基地局を介して上記第 2 の移動局に送信し、上記第 2 の移動局が、上記着信制御信号に付加された付加情報を、着信応答前に出力するものである。

このことによって、第 2の移動局のユーザは、着信応答前に、第 1 の移動局のユーザからの付加情報を認識することができるという効果が得られる。図面の簡単な説明

第 1 図は従来の携帯電話通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。

第 2図はこの発明の実施の形態 1 による携帯電話通信システムの構成を示すブロック図である。

第 3図はこの発明の実施の形態 1 による音声データを登録する手順を示すフローチヤ一トである。

第 4図はこの発明の実施の形態 1 による拡張された着信制御信号を示す図である。

第 5図はこの発明の実施の形態 1 による拡張された着信制御信号を受信し音声データを再生する手順を示すフローチャートである。

第 6図はこの発明の実施の形態 2 による音声データ再生制御の手順を示すフローチヤ一卜である。

第 7図はこの発明の実施の形態 3 によるテキストデータを登録する手順を示すフローチヤ一トである。

第 8図はこの発明の実施の形態 3 による受信したテキストデータを表示する手順を示すフロ一チヤ一トである。発明を実施するための最良の形態

以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。

実施の形態 1 .

第 2図はこの発明の実施の形態 1 による携帯電話通信システムの構成を示すブロック図であり、図において、 l a， l bはサービスエリアである制御ゾーン 2内に配置された無線基地局で、 3 aは制御ゾーン 2内を移動して無線基地局 1 a と通信データの授受を行う移動局（第 1 の移動局）で、 3 bは制御ゾーン 2内を移動して無線基地局 1 b と通信デー夕の授受を行う移動局（第 2 の移動局）であり、 4は制御ゾーン 2内のネットワークを管理するネッ卜ワーク管理装置である。

また、第 2図の移動局 3 a において、 1 1 はアンテナ、 1 2 はアンテナ 1 1 を介して無線基地局 1 aに各種の信号を送信する送信部、 1 3はアンテナ 1 1 を介して無線基地局 1 aからの各種の信号を受信する受信部、 1 4は送信部 1 2 と受信部 1 3 との間に設けれられた周波数シンセサイザ部、 1 5は移動局 3 aの全体の動作を制御する主制御部、 1 6は各種の情報を表示する表示部、 1 7は主制御部 1 5 の制御により表示部 1 6 に各種の情報を伝達するマンマシン · イン夕フェース部、 1 8 はュ一ザによる各種設定情報や送信された音声デ一夕等を一時的に格納する内蔵メモリ、 1 9は内蔵メモリ 1 8 を制御するメモリ制御部、 2 0はシリアルインタフェース等の接続を行う外部インタフェース部、 2 1 はマイク、 2 2はスピーカであり、移動局 3 b も同一の構成を備えている。

さらに、第 2図のネットワーク管理装置 4において、 3 1 はネットヮーク管理装置 4全体を制御するネットワーク制御部、 3 2 は移動局 3 a ， 3 bへの着信制御信号に付加する音声データやテキストデ一夕等の付加情報を記憶する付加情報記憶部であり、 1 1 1 は移動局 3 aからの発信制御信号、 1 1 2 は移動局 3 aがネットワーク管理装置 4に付加情報を登録するときの登録信号、 1 1 3はネットワーク管理装置 4に登録されている付加情報が付加された拡張された着信制御信号である。

次に動作について説明する。

第 3図はこの発明の実施の形態 1 による付加情報として音声データを登録する手順を示すフローチャートである。この実施の形態では、移動局 3 a を発信側、移動局 3 b を着信側としている。なお、ュ一ザによるキー操作と機能の対応は任意に規定できるので、ユーザによるキー操作は省略する。

ステップ S T 1 1 において、移動局 3 aの主制御部 1 5 は、無線基地局 1 aを介して、ネットワーク管理装置 4により予め定められたダイヤル番号で発信制御信号 1 1 1 を送信する。ステップ S T 1 2 において、発信制御信号 1 1 1 を受信したネットワーク管理装置 4では、自動音声又はオペレータにより通話が開始され、ステップ S T 1 3 において、ネットワーク管理装置 4は、登録する音声データの送信を開始しても良いことを、移動局 3 aに音声にて通知する。

ステップ S T 1 4において、移動局 3 aの主制御部 1 5 は、ユーザからマイク 2 1 を介して登録する音声データ、例えばユーザの氏名やユーザの所属する会社名、発信側が指定する重要性の情報等を取り込み、無線基地局 1 a を介してネットワーク管理装置 4 に登録信号 1 1 2 を送信する。

ステップ S T 1 5 において、ネットワーク管理装置 4のネットワーク制御部 3 1 は、送信された音声データを符号化して、付加情報記憶部 3 2に登録する。

次に、ネットワーク管理装置 4 に付加情報として音声データを登録したユーザが、第 3者に発信する場合について説明する。

第 4図はネットワーク管理装置 4から移動局 3 bに送信される拡張された着信制御信号 1 1 3の内容を示す図であり、図において、 5 1 は着信制御信号の種類を識別する種別識別部、 5 2は発信者の電話番号等の発信者番号情報であり、種別識別部 5 1 ，発信者番号情報 5 2は、着信制御信号として G S M勧告に示されているものである。 5 3は従来の着信制御信号に新たに付加する音声データやテキストデ一夕等の付加情報であり、例えばユーザの氏名やユーザの所属する会社名、発信側が指定する重要性の情報等である。

ユーザが移動局 3 aから移動局 3 bのユーザに電話をかけるために、基地局 1 aを介して発信制御信号 1 1 1 をネットワーク管理装置 4に送信する。発信制御信号 1 1 1 を受信したネットワーク制御部 3 1 は、付加情報記憶部 3 2に登録されている音声データを読み出し、着信制御信号に符号化された音声データ、例えば、ユーザの氏名やユーザの所属する会社名、発信側が指定する重要性の情報等を付加して、拡張された着信制御信号 1 1 3 として、無線基地局 1 bを介して移動局 3 bに送信する。

移動局 3 aのユーザが登録した音声デ一夕を付加しないで、移動局 3 bのユーザに電話をかける場合には、その旨を示す指定情報を、発信制御信号 1 1 1 に設定して、ネットワーク管理装置 4に送信する。ネットワーク管理装置 4は、付加情報 5 3を付加せずに、着信制御信号を移動局 3 bに送信する。

第 5図は移動局 3 bが拡張された着信制御信号 1 1 3を受信して再生する手順を示すフローチヤ一トである。

ステップ S T 2 1 において、移動局 3 bの主制御部 1 5は、受信部 1 3を介して拡張された着信制御信号 1 1 3を受信する。

ステップ S T 2 2において、主制御部 1 5は、拡張された着信制御信号 1 1 3に含まれている識別信号、例えば、 G S Mでは、 I M S I ( I n t e r n a t i o n a l M o b i l e S u b s c r i b e r I d e n t i f y ) により、自己に対する拡張された着信制御信号 1 1 3 であるか否かを判断し、自己に対する拡張された着信制御信号 1 1 3でない場合には、ステップ S T 2 1 に戻る。

ステップ S T 2 2で、主制御部 1 5が自己に対する拡張された着信制御信号 1 1 3であることを確認すると、ステップ S T 2 3 において、主制御部 1 5 は、拡張された着信制御信号 1 1 3 に音声データが付加されているか否かを確認し、音声デ一夕が付加されていない場合には処理を終了する。また、音声デ一夕が付加されている場合には、主制御部 1 5 はスピーカ 2 2から、一定時間、着信呼出音を鳴動させた後、付加されている音声データ、例えば、ユーザの氏名やユーザが所属する会社名、又は発信側が指定する重要性の情報を再生する。

移動局 3 bのユーザは、再生された音声データにより、通話に入るための着信応答を行うか否かを判断する。

以上のように、この実施の形態 1 によれば、着信応答前に、音声により発信者を確実に認識したり、発信の重要性を認識することができるという効果が得られる。また、発信者はネットワーク管理装置 4に登録されている氏名や会社名等を送信することにより、着信側のユーザに対する印象づけや宣伝等が行えるという効果が得られる。

さらに、音声データを移動局 3 a に記憶する必要がないという効果が得られる。実施の形態 2 .

この実施の形態 2 による携帯電話通信システムの構成は、実施の形態 1 の第 2図と同一である。実施の形態 1 では、拡張された着信制御信号 1 1 3 に付加された音声データを必ず再生しているが、この実施の形態 2は、着信側の移動局 3 bのュ一ザが、付加された音声データを再生させるか否かを設定できるようにしたものである。

次に動作について説明する。

第 6 図はこの発明の実施の形態 2 による音声データ再生制御の手順を示すフローチャートである。移動局 3 bのユーザのキ一操作により、主制御部 1 5は、送信された音声データを着信時に鳴動させるか否か、すなわち、再生設定〇 N (再生可）又は再生設定 O F F (再生禁止）を、予め内蔵メモリ 1 8 に格納している。

ステップ S T 3 1 において、拡張された着信制御信号 1 1 3 を受信した移動局 3 bの主制御部 1 5 は、メモリ制御部 1 9 を介して、内蔵メモリ 1 8 に音声データの再生設定が O Nになっているかを確認する。

ステップ S T 3 1で、音声データの再生設定が O Nになっている場合には、ステップ S T 3 2 において、主制御部 1 5は着信音を鳴動させると共に、音声デ一夕を再生する。ステップ S T 3 1 で、音声データの再生設定が 0 F Fになっている場合には、ステップ S T 3 3 において、主制御部 1 5は着信音のみ鳴動させる。

以上のように、この実施の形態 2 によれば、移動局 3 bの着信側のュ一ザは、ユーザの置かれる状況に促して、送信された音声データを再生するか否かを選択することができるという効果が得られる。実施の形態 3 .

この実施の形態 3 による携帯電話通信システムの構成は、実施の形態 1 の第 2図と同一である。実施の形態 1 では、着信制御信号に音声デー夕を付加しているが、この実施の形態 3では、付加情報として音声デー夕の代わりに任意のテキストデータを付加するものである。

次に動作について説明する。

第 7図はこの発明の実施の形態 3 によるテキストデ一夕登録の手順を示すフローチャートである。ユーザによるキー操作と機能の対応は任意に規定できるのでユーザによるキー操作は省略するものとする。

ステップ S T 4 1 において、移動局 3 aの主制御部 1 5は、付加したいテキストデータ、例えば会社名、「至急」等の注意喚起文、又はこれから話す内容のタイトルを、移動局 3 aのテキストエディ夕（図示せず ) を用いて作成する。

ステップ S T 4 2において、主制御部 1 5は、例えばネットワーク管理装置 4により予め定められたダイヤル番号に対し、 G S Mシステムにおける S M S ( S h o r t M e s s a g e S e r v i c e ) によりテキストデータを登録信号 1 1 2 としてネットワーク管理装置 4に送信し、ネットワーク管理装置 4のネットワーク制御部 3 1力付加情報記憶部 3 2に登録する。ここでは、 S M Sを用いたが、ポケットベルのように発信して、通話モードになつてからテンキー入力により登録しても良い。

次に、テキストデータを登録済みの移動局 3 aのユーザが、移動局 3 bのユーザに発信した場合には、ネットワーク管理装置 4のネッ卜ヮ一ク制御部 3 1 は、付加情報記憶部 3 2に登録されたテキストデータを付加した拡張された着信制御信号 1 1 3を移動局 3 bに送信する。

ユーザが登録したテキストデ一夕を付加しないで移動局 3 bに電話をかける場合には、その旨を示す指定情報を、発信制御信号 1 1 1 に設定して、ネットワーク管理装置 4に送信する。ネットワーク管理装置 4はテキス卜データを付加しないで着信制御信号を移動局 3 bに送信する。第 8図はこの発明の実施の形態 3による受信したテキストデータの表示の手順を示すフローチヤ一トである。

ステップ S T 5 1 において、受信側の移動局 3 bの主制御部 1 5は、受信部 1 3を介して拡張された着信制御信号 1 1 3を受信する。ステツプ S T 5 2 において、拡張された着信制御信号 1 1 3 に含まれている識別信号、例えば、 G S Μでは、 I M S I により、自己に対する拡張された着信制御信号 1 1 3であるか否かを判断し、自己に対する拡張された着信制御信号 1 1 3でない場合には、ステップ S Τ 5 1 に戻る。

ステップ S 丁 5 2で、自己に対する拡張された着信制御信号 1 1 3であることを確認すると、主制御部 1 5 は、ステップ S Τ 5 3 において、拡張された着信制御信号 1 1 3 にテキストデータが付加されているか否かを確認し、テキストデータが付加されていない塌合には、処理を終了する。また、テキストデータが付加されている場合には、主制御部 1 5 は、テキストデータ、例えば、会社名や注意喚起文を、表示部 1 6 に表示させる。

移動局 3 bのユーザは、表示されたテキストデータにより、通話に入るための着信応答を行うか否かを判断する。

以上のように、この実施の形態 3 によれば、着信応答前に、テキストにより発信者を確実に認識したり、発信の要件や重要性を認識することができるという効果が得られる。また、発信者はネットワーク管理装置 4に登録されている氏名や会社名等を送信することにより、着信側のュ —ザに対する印象づけや宣伝等が行えるという効果が得られる。

さらに、テキストデ一夕を移動局 3 aに記憶する必要がないという効果が得られる。実施の形態 4 .

この実施の形態 4による携帯電話通信システムの構成は、実施の形態 1 の第 2図と同一である。この実施の形態 4では、ネットワーク管理装置 4が予め複数個の定型のテキストデータを用意し登録しているものとする。まず、ネットワーク管理装置 4は、登録している複数のテキストデ一夕、例えば、「至急」、「絶対お得です」等の注意喚起文とそれに対応した番号を、例えば G S Mシステムにおける S M Sにより移動局 3 aに送信する。ここでは、 S M Sを用いたが、もちろん予め紙面でその情報を保有していても良い。

次に、移動局 3 aのユーザが移動局 3 bのユーザに電話をかける場合には、移動局 3 aは、希望する上記のテキストデータに対応する番号を発信制御信号 1 1 1 に付加して、無線基地局 1 aを介してネットワーク管理装置 4に送信し、ネットワーク管理装置 4は、送信された番号に対応する登録しているテキストデータを付加して、拡張された着信制御信号 1 1 3を受信側の移動局 3 bに送信する。

この実施の形態では、複数のテキストデータをネットワーク管理装置 4に登録しているが、複数のテキストデータを登録していても良い。以上のように、この実施の形態 4によれば、発信側の移動局 3 aは、着信側の移動局 3 bに対するそれぞれの呼に対応して、付加するテキストデ一夕を適切に選択することができるという効果が得られる。

また、複数のテキストデ一夕を移動局 3 aに記憶する必要がないという効果が得られる。産業上の利用可能性

以上のように、この発明に係る携帯電話通信システム及び携帯電話通信方法は、拡張された着信制御信号を受信した際に、発信者を特定すると共に、その発信の重要性を判断するのに適している。

Claims

請求の範囲

1 . サービスエリアである制御ゾーンに存在する移動局と、上記移動局と通信する無線基地局と、上記制御ゾーンのネッ卜ワークを管理するネットワーク管理装置を備えた携帯電話通信システムにおいて、上記ネットワーク管理装置が、第 1 の移動局の要求に基づき、第 2 の移動局への着信制御信号に付加する付加情報を登録し、上記第 1 の移動局からの発信制御信号を、上記無線基地局を介して受信し、第 2 の移動局への着信制御信号に登録している付加情報を付加して、上記無線基地局を介して上記第 2の移動局に送信し、上記第 2の移動局が、上記着信制御信号に付加された付加情報を、着信応答前に出力することを特徴とする携帯電話通信システム。

2 . ネットワーク管理装置に登録する付加情報として、第 1 の移動局のユーザを特定する情報であることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の携帯電話通信システム。

3 . ネットワーク管理装置に登録する付加情報として、第 1 の移動局の発信の重要性を示す情報であることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の携帯電話通信システム。

4 . ネットワーク管理装置が付加情報を音声データとして登録することを特徴とする請求の範囲第 1 項記載の携帯電話通信システム。

5 . ネットワーク管理装置が付加情報をテキストデータとして登録することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の携帯電話通信システム。

6. 第 1 の移動局がテキストデータをネットワーク管理装置に登録するときに、 G S M (G l o b a l S y s t e m f o r M o i l e C o mm u n i c a t i o n ) システムにおける S M S ( S h o r t M e s s a g e S e r v i c e ) により上記テキストデ一夕を送信することを特徴とする請求の範囲第 5項記載の携帯電話通信システム。

7. 第 2の移動局が、着信制御信号に付加された付加情報を出力するか否かを設定し、上記付加情報を出力するように設定されている場合には、上記付加情報が付加された着信制御信号を受信時に、着信音を鳴動させて上記付加情報を出力することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の携帯電話通信システム。

8. ネットワーク管理装置が、付加情報を登録する付加情報記憶部と、この付加情報記憶部に登録している付加情報を、第 2の移動局への着信制御信号に付加するネットワーク制御部とを備えたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の携帯電話通信システム。

9. サービスエリアである制御ゾーンに存在する移動局と、上記移動局と通信する無線基地局と、上記制御ゾーンのネットワークを管理するネッ卜ワーク管理装置を備えた携帯電話通信システムにおいて、上記ネッ卜ワーク管理装置が、第 2の移動局への着信制御信号に付加する複数の付加情報とこの複数の付加情報に対応する番号を登録すると共に、上記複数の付加情報と対応する番号を第 1の移動局に送信し、上記第 1 の移動局が、送信された上記複数の付加情報の中から所定の付加情報を選択し、上記所定の付加情報に対応する番号を発信制御情報に付加して、上記無線基地局を介して上記ネッ卜ワーク管理装置に送信し、上記ネットワーク管理装置が、上記発信制御情報に付加された番号に対応する登録している所定の付加情報を、上記第 2の移動局への着信制御信号に付加して、上記無線基地局を介して上記第 2の移動局に送信し、上記第 2 の移動局が、上記着信制御信号に付加された付加情報を、着信応答前に出力することを特徴とする携帯電話通信システム。

1 0 . サービスエリアである制御ゾーンに存在する移動局と、上記移動局と通信する無線基地局と、上記制御ゾーンのネットワークを管理するネットワーク管理装置を備えて通信を行う携帯電話通信方法において、上記ネットワーク管理装置が、第 1 の移動局の要求に基づき、第 2の移動局への着信制御信号に付加する付加情報を登録し、上記第 1 の移動局からの発信制御信号を、上記無線基地局を介して受信し、第 2の移動局への着信制御信号に登録している付加情報を付加して、上記無線基地局を介して上記第 2の移動局に送信し、上記第 2の移動局が、上記着信制御信号に付加された付加情報を、着信応答前に出力することを特徴とする携帯電話通信方法。