WO2001097036A1

WO2001097036A1 - Application program developing system and application program developing method and storage medium storing application program developing program

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Publication number: WO2001097036A1
Application number: PCT/JP2001/005088
Authority: WO
Inventors: Kazuyoshi Takeda
Original assignee: Seiko Epson Corporation
Priority date: 2000-06-14
Filing date: 2001-06-14
Publication date: 2001-12-20
Also published as: KR20020019968A; KR100459055B1; CN1383509A; US6766510B2; AU6428901A; US20020032902A1

Description

' 明細書

アプリケーションプログラム開発システムおよびアプリケーションプログラム開発方法ならびにアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体 fe fer分野

本発明は、パーソナルコンピュータ（以下、パソコンと記載する）等の 1 つの電子計算機上に少なくともデバッガゃシミユレ一夕等の複数の開発ヅールを構成し、マイクロコンピュー夕（以下、マイコンと記載する）等の夕一ゲヅトシステム上で動作するアプリケーションプログラムを開発するアプリケーシヨンプログラム開発システムおよびアプリケーションプログラム開発方法ならびにアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体に関する。皆景桉術

近年、マイコンは、家電製品等の様々な装置に組み込まれ、広く利用されている。マイコンは、組み込み先の装置の仕様や周辺装置等に対応して動作するために、アプリケーションプログラムが内蔵 R O M [ R e a d 0 n 1 y M e m o r y ] に書き込まれている。そして、マイコンは、組み込み先の装置の入力手段から入力された入力状態に応じて、アプリケーションプログラムによって様々な出力を行う。なお、この入力手段は、組み込み先の装置によって様々であり、例えば、キー入力、音声入力、文字入力等がある。そのため、マイコンの開発では、ハードウェアの開発とともに、アプリケーシヨンプログラムの開発も重要となる。このアプリケーションプログラムを開発する開発システムは、開発ツールとしてデバッガゃシミュレ一夕等で構成される。

デバッガは、アプリケーションプログラムをステップ毎に実行、ブレークまたはトレース等を行うことができる。さらに、デバヅガは、シミュレータに接続し、シミュレ一夕の起動/停止、シミュレータ上でのデ一夕の参照ゃデ一夕の書き換え等を行うことができる。一方、シミュレータは、パソコン等の電子計算機内で、夕一ゲヅトとなるマイコンにおける C P U [C e n t r a 1 P r o c e s s i n g U n i t ] や ROM等のコンポーネントおよび周辺装置の各機能やマイコンに対する入出力をシミュレートする。そして. シミュレータは、電子計算機のディスク装置等によってアプリケーションプログラムが入力されると、夕ーゲットとなるマイコン上で動作しているのと等価な環境でアプリケーションプログラムによる動作をシミュレートする。一般に,、開発システムは、デバッガやシミュレータをパソコン等の同一の電子計算機に構成する場合が多い。この場合、デバッガとシミュレ一夕は、入力手段や出力手段をパソコンのキーボードやディスプレイで共用する。そして、マイコンの組み込み先の装置の入力手段がキー入力の場合には、シミユレ一夕では、組み込み先の装置の各キーがパソコンのキーボードのキーに各々割り当てられる。

ちなみに、ノノコンの O S [O p e r a t i n g S s t e m] がマルチウィンドウ環境の場合、ユーザによってアクティブにされたウィンドウへの入力が可能となる。この場合、シミュレータは、シミュレータのウィンドウがァクティブの時に、パソコンのキーボードからのキー入力を組み込み先の装置からのキー入力としてシミュレーションを行う。また、デバヅガは、デバヅガのウインドウがァクティブ時に、入力が可能となる。

ところで、アプリケーションプログラムのデバヅグでは、アプリケーションプログラムの評価精度を向上させるために、マイコンの組み込み先の装置の様々な状態を想定してデバッグを行わなければならない。例えば、シミュレー夕への入力として [A] キー等が押されている状態を保持しながら（すなわち、組み込み先の装置の [A] キー等が押されている状態で）、デバッガによってアプリケーションプログラムをステヅプ実行等したい場合があるしかし、伺一のパソコンでデバッガとシミュレータを構成する場合、デバヅガによってステップ実行を行うと、パソコンのキーボードからの入力がデバヅガに対する入力となる。したがって、シミュレータへのキー入力状態を保持しながら、デバヅガによつてステヅプ実行を行うことができない。例えばデバッガのコマンドウインドウをァクティブにすると、パソコンのキ一ボ一ドからの入力がコマンドウィンドウへの入力となる。そのため、パソコンのキ一ボードからシミュレーに対するキー入力を行えない。つまり、デバヅガのゥインドウがァクティブ中は、シミュレ一夕のキー入力を行うためのゥインドウが非ァクティブな.ため、シミユレ一夕に対してキー入力状態を保持できない。その結果、アプリケーションプログラムに対するデバヅグ対象項目が減少し、アプリケ一ションプログラムの評価精度が低下する。

そこで、本発明の課題は、同一の電子計算機内に複数の開発ツールを構成した場合、任意の開発ツールが作動中でも他の開発ツールに対する入力状態を保持することができるアプリケーションプログラム開発システムおよびァプリケ一シヨンプログラム開発方法ならびにアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体を提供することである。

発昍の闘示

前記課題を解決した本発明に係るアプリケーションプログラム開発システムは、 1つの電子計算機上に少なくとも第 1開発ツールと第 2開発ツールを含む複数の開発ツールを構成し、前記各開発ツールへの入力を前記電子計算機の入力手段で共用し、夕一ゲヅトシステム上で動作するアプリケーシヨンプログラムを開発するアプリケーションプログラム開発システムにおいて、 . 前記第 1開発ツールが、前記第 2開発ツールに対する入力を受け付ける受付手段と、前記第 2開発ツールが、前記第 1開発ヅールが作動中に、前記受付手段で受け付けた入力状態を保持する保持手段とを備えることを特徴とするこのアプリケーションプログラム開発システムによれば、受付手段で第 2, 開発ツールの入力状態を保持するための入力を受け付け、保持手段で第 1開発ツールが作動中でも第 2開発ツールにおいて入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムを様々な状態で開発でき、ァプリケーシヨンプログラムの品質が向上する。さらに、前記アプリケーションプログラム開発システムにおいて、前記第 1開発ヅールがデバッグ装置であるとともに、第 2開発ツールがシミュレ一ション装置であり、前記デバッグ装置が前記アプリケーションプログラムをデバッグ中に、前記シミュレーション装置が前記入力状態を保持しながら前記アプリケーションプログラムによる動作をシミュレートすることを.特徴とする。

このアプリケーションプログラム開発システムによれば、デバッグ装置でデバヅグ中でも、シミュレーション装置への入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムに対するデバヅグ対象項目が増加し、アプリケーションプログラムの評価精度が向上する。

前記課題を解決した本発明に係るアプリケーションプログラム開発方法は 1つの電子計算機上に少なくとも第 1開発ツールと第 2開発ヅールを含む複数の開発ヅールを構成し、前記各開発ツールへの入力を前記電子計算機の入力手段で共用し、ターゲットシステム上で動作するアプリケーションプログラムを開発するアプリケーションプログラム開発方法において、前記第 1開発ツールが、前記第 2開発ツールに対する入力を受け付ける受付工程と、前記第 2開発ツールが、前記第 1開発ツールが作動中に、前記受付工程で受け付けた入力状態を保持する保持工程とを含むことを特徴とする。

このアプリケーションプログラム開発方法によれば、 .受付工程において第 2開発ツールの入力状態を保持するための入力を受け付け、保持工程において第 1開発ヅールが作動中でも第 2開発ヅ一ルにおいて入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムを様々な状態で開発でき、アプリケーションプログラムの品質が向上する。，

さらに、前記アプリケーションプログラム開発方法において、前記第 1開発ツールがデバッグ装置であるとともに、第 2開発ツールがシミュレ一ション装置であり、前記デバッグ装置が前記アプリケ一ションプログラムをデバッグ中に、前記シミュレーション装置が前記入力状態を保持しながら前記ァプリケーションプログラムによる動作をシミュレートすることを特徴とするこのアプリケーションプログラム開発方法によれば、デバヅグ装置でデバヅグ中でも、シミュレーション装置への入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムに対するデバヅグ対象項目が増加しアプリケーションプログラムの評価精度が向上する。

前記課題を解決した本発明に係るアプリケーシヨンプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体は、 1つの電子計算機上に少なくとも第 1開発ヅールと第 2開発ツールを含む複数の開発ヅールを構成し、前記各開発ツールへの入力を前記電子計算機の入力手段で共用し、夕ーゲットシステム上で動作するアプリケーションプログラムを閧発するためのアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体において、前記アプリケーションプログラム開発プログラムは、前記第 1開発ツールが、前記第 2開発ヅ一ルに対する入力を受け付け、前記第 2開発ヅールが、前記第 1開発ツールが作動中に、前記第 1開発ツールで受け付けた入力状態を保持することを特徴とする。 ,

このアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体によれば、電子計算機上でこのアブリケーションプログラム開発プログラムを動作させることによって、第 1開発ツールで第 2開発ツールの入力状態を保持するための入力を受け付け、第 1開発ヅールが作動中でも第 2開発ツールにおいて入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムを様々な状態で開発でき、アプリケーションプログラムの品質が向上する。

さらに、前記アプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体において、前記第 1開発ヅールがデバヅグ装置であるとともに、第 2開発ツールがシミュレーション装置であり、前記デバッグ装置が前記アプリケーシヨンプログラムをデバッグ中に、前記シミュレーション装置が前記入力状態を保持しながら前記アブリケーシヨンプログラムによる動作をシミュレ一卜することを特徴とする。

このアプリケ—シヨンプログラム開 ¾プログラムを記憶した記憶媒体によれば、電子計算機上でこのアブリケーションプログラム'開発プログラムを動作させることによって、シミュレーション装置への入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムに対するデバッグ対象項目が増加し、アプリケーションプログラムの評価精度が向上する。 ^面の簡単な説明

図 1は、本実施の形態に係るアプリケーションプログラム開発システムの全体構成図である。

図 2は、本実施の形態に係るデバヅガおよびシミュレ一夕において、 ( a ) は内部構成図であり、（ b ) はキーステータスの一例であり、（ c ) はシミュレータ用キー入力ダイアログボックスの一例である。

図 3は、本実施の形態に係るデバッガおよびシミュレー夕の共用手段であり、（ a ) はパソコンに接続されるキーボ一ドであり、（ b ) はパソコンに接続されるディスプレイであり、デバッガとシミュレータのウインドウの一例である。

図 4は、本実施の形態に係るアプリケーションプログラム開発方法の制御フローチャートである。日 » 施するめの暴の形熊 '

以下に、図面を参照して、本発明に係るアプリケーションプログラム開発システムおよびアプリケ一ションプログラム開発方法ならびにアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体の実施の形態を説明する本発明に係るアプリケーションプログラム開発システムおよびアプリケーシヨンプログラム開発方法は、第 2開発ツールの入力状態を保持しながら、第 1開発ヅールを作動させることができる。特に、第 1開発ヅールがデバヅグ装置であり、第 2開発ツールがシミュレーション装置の場合には、デバヅグ装置がアプリケ一ションプログラムのステヅプ実行等を行っているときにも、シミュレーション装置が入力状態を保持しながらアプリケーションプログラムのステップ毎の動作をシミュレートすることができる。また、本発明に係るアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機内にこの記憶媒体を介してアプリケ一ションプログラム開発プログラムがロードされて実行されることによって、本発明に係るアプリケーシヨンプログラム開発システムを構成することができ、また本発明に係るアブリケ一ションプログラム開発方法によるアプリケーションプログラムの開発を実現,することができる。

なお、各開発ツールは、夕一ゲヅトシステム上で動作するアプリケーションプログラムのデバッグやシミュレーション等を行う電子計算機上で構成されるヅールであり、例えば、デバッガやシミュレータである。これらの開発ヅールは、 1つの電子計算機に構成されるため、電子計算機に接続されるデイスプレイ、キーボードやディスク装置等を共用する。また、夕ーゲヅトシステムは、アプリケーションプログラムに基づいて動作するシステムであり例えば、マイコン等である。また、記憶媒体は、アプリケーションプログラム開発プログラムを記憶でき、電子計算機内にアブリケーションプログラム開発プログラムをロードすることができる媒体であり、例えば、フロッピィディスク、光ディスク、ハードディスク等である。なお、アプリケーションプログラム開発プログラムは、各開発ツール毎に構成した複数のプログラムからなるプログラムでもよいし、全開発ヅ一ルを一体で構成した 1つのプログラムでもよい。したがって、アプリケーションプログラム開発プログラムが記憶される記憶媒体は、アプリケーションプログラム開発プログラム全てを記憶した 1つの記憶媒体であってもよいし、開発ヅール毎のアプリケーションプログラム開発プログラムを各々記憶した複数の記憶媒体であってもよい。

本実施の形態では、第 1開発.ツールをデバッグ装置とし、第 2開発ツールをシミュレーション装置とする。そして、本実施の形態では、デバッグ装置を、デバヅグプログラムを記憶した記憶媒体を介してパソコン内にデバヅグプログラムをロードし、このデバヅグプログラムによる動作をパソコンで実行させてデバッグを行うデバッガとして構成した。また、本実施の形態ではシミュレーション装置を、シミュレーションプログラムを記憶した記憶媒体を介してパソコン内にシミュレーションプログラムをロードし、このシミュレーシヨンプログラムによる動作をパソコンで実行させてシミュレーションを行うシミュレータとして構成した。そして、本実施の形態では、デバッガとシミュレ一夕によってアプリケーションプログラム開発システム（以下、開発システムと記載する）を構成し、デバヅグプログラムとシミュレ一ションプログラムによってアプリケーション開発プログラムを構成する。さらに本実施の形態では、デバヅガにシミユレ一夕を接続し、 'アプリケーションプログラムによる動作をシミュレートしながらデバヅグ可能である開発システムとして構成した。なお、デバッガとシミュレータは、同一のパソコン内に構成する。パソコンの O Sは、ユーザインターフェースとしてマルチウィンドウ環境を提供する,ものとする。また、本実施の形態では、ターゲヅトシステムをマイコンとし、このマイコンのアプリケ ~ションプログラムをデバヅガとシミュレータを用いて開発する開発システムとする。さらに、本実施の形態では、このマイコンは、組み込み先としてゲーム、時計、データバンク等、外部からキー入力が可能であり、 L C Dに画面出力する装置に組み込まれるものとする。

まず、図 1を参照して、開発システム 1の全体構成について説明する。開発システム 1は、マイコンのアプリケーションプログラム APを開発するシステムとし、デバッガ 2とシミュレータ 3を備える。開発システム 1では、アプリケーションプログラム A Pによる動作をシミュレ一夕 3でシミュレートしながら、デバッガ 2でデバヅグを行うことができる。

デバッガ 2は、パソコン P Cのディスク装置 D Uによってデバヅグプ口グラムを記憶した記憶媒体からデバヅグプログラムが読み込まれ、さらに図示しない RAM [R a n d o m A c c e s s M e mo r y] にデノヅグプログラムがロードされ、そして中央処理装置 C Pで実行されてデバッグを行う。なお、ディスク装置 D Uは、フロッピィディスクや光ディスク等の記憶媒体に対応して読み書きできる装置とする。また、デバッガ 2は、ディスク装置 D Uからマイコンのアプリケーションプログラム APを読み込み、このアプリケーションプログラム A Pをデバヅグする。なお、デバヅガ 2は、デバヅガ 2のウィンドウがアクティブの時にキーボード K Bによって操作が可能であり、ディスプレイ D Pでデバヅグ画面を見ることができる。

デバヅガ 2は、アプリケーションプログラム A Pをステップ毎に実行、ブレークまたはトレース等を行うことができる。また、デバヅガ 2は、シミュレー夕 3に接続し、シミュレ一夕 3の起動/停止、シミュレータ 3上でのデ一夕の参照やデータの書き換え等を行うことができる。さらに、デバヅガ 2 は、自身が作動中にシミュレータ 3への入力状態を保持するために、シミュレー夕 3へのキー入力を受け付けることができる。

シミュレータ 3は、パソコン P Cのディスク装置 D Uによつでシミュレ一シヨンプログラムを記憶した記憶媒体からシミュレーションプログラムが読み込まれ、さらに図示しない R A Mにシミュレーションプログラムがロードされ、そして中央処理装置 C Pで実行されてシミュレーションを行う。また. シミュレ一夕 3は、ディスク装置 D Uからマイコンのアプリケーションプログラム A Pを読み込み、このアプリケーションプログラム A Pによる動作をシミュレートする。さらに、シミュレータ 3は、シミュレータ 3のウィンドゥがァクティブの時に組み込み装置のキー入力に対応してキーボード K Bによって外部からの操作が可能であり、組み込み装置の L C Dの画面出力に対応してディスプレイ D Pに L C D画面を出力する。なお、シミュレータ 3は. マイコンの組み込み先の装置の各キーに対応してキーボード K Bの各キーが割り当てられる。

シミュレ一夕 3は、デバヅガ 2 と接続しているため、デバヅグに応じてァプリケーシヨンプログラム A Pによる動作をシミュレートする。さらに、シミュレ一夕 3は、自身のウィンドウが非アクティブ中でも、デバッガ 2で受け付けたシミュレータ 3への入力状態を保持しながら、デバッガ 2によるデノヅグに応じてアプリケーションプログラム A Pをシミュレートすることができる。

キーボード K Bは、デバヅガ 2 とシミュレータ 3で共用して使用される。そのため、キーボード K Bからの入力は、デバッガ 2のウィンドウがァクティブ時にはデバヅガ 2への入力となり、シミュレータ 3のウィンドゥがァクティブ時にはシミュレ一夕 3への入力となる。

ディスプレイ D Pは、デバヅガ 2 とシミュレータ 3で共用して使用されるそのため、デバヅガ 2とシミュレータ 3の 2つの開発ツールを並行して使用する場合には、必要なウィンドウをディスプレイ D P上に開く。ディスプレィ D Pには、例えば、図 3の（b) に示すように、デバヅガ 2のトレースゥインドウ WD 1、コマンドウィンドウ WD 2とダンプウィンドウ WD 3およびシミュレータ 3の L C Dウィンドウ WSが表示される。

次に、図 2を参照して、デバッガ 2でデバヅグ中にシミュレータ 3のキー入力状態を保持するためのデバヅガ 2とシミユレ一夕 3の内部構成について説明する。デバッガ 2は受付手段 2 aを備えるとともに、シミュレータ 3は保持手段 3 aを備える。さらに、保持手段 3 aには、デバヅガ 2からシミュレー夕 3にキー入力状態を設定するためのキーステータス 3 bが備えられるなお、本実施の形態では、受付手段 2 aが特許請求の範囲に記載の受付手段に相当し、保持手段 3 aが特許請求の範囲に記載の保持手段に相当する。キ一ステータス 3 bは、シミュレータ 3で使用されるキーボード K Bの各キー（すなわち、組み込み先の装置の各キー）に対して押されているか否かが設定される配列であり、パソコン P Cの図示しない RAM等に記憶されるなお、シミュレータ 3への入力を行う各キーは、マイコンの組み込み先の装置の各キーに対応してキーボード K Bに割り当てられた各キ一である。そこで、キ一ステータス 3 bは、図 2の（b) 図に示すように、この各キーに対して、キーが押されている状態の場合には [ 1 ] が設定され、キーが押されていない状態の場合には [ 0 ] が設定される。なお、初期値は、 [ 0 ] である。ちなみに、図 2の（b) 図の例では、キーステータス 3 bにおいて [ ] キーに対して [ 1 ] が設定され、それ以外のキーに対して [ 0] が設定されているので、シミュレ一夕 3への入力としては [丄] キーが押されている状態でそれ以外のキーが押されていない状態となる。

受付手段 2 aは、シミュレータ 3で保持したいキー入力状態に対するキー設定を受け付け、このキー設定情報をキーステータス 3 bに書き込む。そのため、受付手段 2 aは、ユーザとのイン夕一フェースのために、シミュレ一夕 3で使用されるキーの一覧とこの各キーへの設定欄（すなわち、キーステ一夕ス 3 bに対応する表示画面）を有するシミユレ一夕用キー入力ダイァログボヅクス 2 bを備える。図 2の（ c ) 図にシミュレータ用キー入力ダイァログボックス 2 bの一例を示す。このシミュレータ用キー入力ダイアログボヅクス 2 bは、各キーへの設定欄 2 c、組み込み先の装置のキ一一覧 2 dおよびシミュレータ 3のキ——覧（すなわち、キーボード K Bに設定されるキ一一覧） 2 eを有する。ユーザは、保持したいキーがある場合、シミュレ一夕 3のキ一一覧 2 eのキーに対応した設定欄 2 cのチェック欄 2 f , · · - に [ 1 ] を立てる。なお、（ c ) 図では、 [ i ] キーが押されている状態を保持するために、 [丄] キーに対して [ 1 ] が立てられている。そして、ユーザは、 0 Kボタン 2 gをクリックし、保持したいキーを確定する。ちなみに、シミュレー夕用キー入力ダイァ口グボックス 2 bは、デバッガ 2のツールボ夕ンによって開閉することができる。なお、受付手段 2 aは、ユーザの操作によってシミュレータ用キー入力ダイアログボックス 2 bが開かれると、シミュレ一夕 3から送信されるキ一ステータス 3 bのメモリアドレスを受け取る。そして、受付手段 2 aは、ユーザがシミュレータ用キー入力ダイアログボックス 2 bに設定したキー入力を、前記したメモリアドレスに割り付けられたキーステータス 3 bの各キーの状態に [ 0 ] または [ 1 ] を書き込む。保持手段 3 aは、前記したように、キーステータス 3 bを備え、このキーステータス 3 bに設定されているキー入力状態を保持する。そのために、保持手段 3 aは、デバッガ 2でシミュレータ用キー入力ダイァログボックス 2 bが開かれると、キーステータス 3 bのメモリアドレス等を受付手段 2 aに送信する。なお、このメモリアドレス等は、設定するキーの数が固定されている場合にはキーステータス 3 bの先頭メモリアドレスのみでもよいし、設定するキーの数が固定されていない場合には各キーに対するメモリアドレスキ一ステータス 3 bの先頭メモリアドレスとキーの数またはキーステータス 3 bの先頭メモリアドレスと終了メモリアドレスでもよい。そして、保持手段 3 aは、受付手段 2 aによってキーステータス 3 bが書き換えられると、このキーステータス 3 bが再度書き換わるまでこのキー入力状態を保持するこのキー入力状態を保持するとは、シミュレータ 3のウィンドウが非ァクテイブ中でも、キーステータス 3 bに [ 1 ] が設定されているキーが押されている状態を保持することである。なお、シミュレータ 3のウィンドウがァクティブ中には、このキーステータス 3 bの設定に従ってキー入力状態を保持してもよいし、ユーザによるキーボード K Bへのキー入力を優先してもよいちなみに、キーステータス 3 bの全てのキーが [ 0 ] に設定されている場合には、保持手段 3 aは、全てのキーが押されていない状態を保持する。

そのため、シミュレ一夕 3は、シミュレータ 3のウィンドウが非ァクティブ中でも、保持手段 3 aによってキーステータス 3 bに設定されているキー入力状態を保持しながら、アプリケーションプログラム A Pによる動作をシミュレ一卜することができる。したがって、デバッガ 2がアプリケーションプログラム A Pをデバヅグ（例えば、ステヅプ実行等）中でも、シミュレ一夕 3はキー入力状態を保持しながらデバッグに対応してアプリケーションプ. ログラム A Pの動作をシミュレートすることができる。

この開発システム 1によれば、シミュレータ 3のウインドウが非ァクティブでも、受付手段 2 aによってデバヅガ 2からシミュレ一夕 3に対するキー入力を受け付けることができる。さらに、開発システム 1は、デバッガ 2でデバッグ中（すなわち、デバッガ 2のウィンドウがアクティブ中）でも、保持手段 3 aによってシミュレータ 3のキー入力状態を保持することができる次に、図 4のフローチャートに沿って、開発システム 1によるアプリケーシヨンプログラム開発方法を説明する。ここで説明する開発方法は、シミュレー夕 3へのキー入力状態を保持しながらデバッガ 2でデバッグを行う場合の方法である。さらに、説明をより具体化するために、開発システム 1において、 L C Dウィンドウ W Sのく T 0 P M E N U >の反転表示を [ 1 . C l o c k ] の欄（図 3の（ b ) 図参照）から下方に移動させるために、シミユレ一夕 3で . [丄] キーを押しつづけた状態を保持しながら、デバッガ 2でァプリケーシヨンプログラム A Pをステップ実行する場合とする。なお、説明に応じて図 1乃至図 3を参照する。シミュレータ 3の L C Dウィンドゥ W Sの ·< T O P ME NU >の反転表示を [ 1. C l o c k] の欄から下方に移動させる場合、デバッガ 2でステヅプ実行中には、シミュレータ 3に対して直接入力すること（すなわち、キ —ボード K Bの [i] キー KB 1 (図 3の（a) 図参照）を押して入力すること）ができない。つまり、デバヅガ 2でステップ実行中にはデバヅガ 2のゥインドウがアクティブしているので、シミュレータ 3の L C Dウィンドウ W Sをアクティブできない。そこで、ユーザによってデバヅガ 2のシミュレ一夕用キー入力ダイァログポックス 2 bを開閉するためのヅールポ夕ンが操作されると、デバッガ 2がシミュレータ用キー入力ダイアログボックス 2 bをディスプレイ D P上に開く（ S l ) 。

すると、シミュレータ 3が、デバッガ 2にキーステータス 3 bのメモリアドレスを渡す（ S 2 ) 。ちなみに、デバヅガ 2は、このメモリアドレスを受け取り、キーステータス 3 bへの書き込み領域を認識する。

また、ユーザは、シミュレータ用ギ一入力ダイアログボックス 2 bが開かれると、シミュレータ 3で保持したいキー入力状態をシミュレ一夕用キ一入力ダイアログボックス 2 bの設定欄 2 cに設定する。すなわち、ユーザは、入力状態を保持したい [i] キーのチェック欄 2 f に [ 1 ] を入力し、それ以外のキーのチェック欄 2 f は未入力にしておく。入力後、デバッガ 2は、このキー設定に応じて、キーステータス 3 bにユーザからのキー設定情報を書き込む（ S 3 ) 。

なお、本実施の形態では、ステヅプ S 1およびステヅプ S 3の処理が、特許請求の範囲に記載の受付工程に相当する。

キー設定後、ユーザによってデバッガ 2のシミュレー夕用キー入力ダイァログボヅクス 2 bを開閉するためのヅールポ夕ンが操作されると、デバヅガ 2がシミュレータ用キー入力ダイァログボヅクス 2 bを閉じる（ S 4 ) 。なお、シミュレータ 3は、次にユーザがシミュレータ用キー入力ダイアログボヅクス 2 bにおいてキー設定を変更するまで、 [ ] キーが押された状態を保持する。ちなみに、シミュレータ用キー入力ダイアログボックス 2 bを、デイスプレイ D Pに開いたままでもよい。シミュレ一夕 3にキー入力状態を保持させた後、デバッガ 2は、ユーザの操作によってアプリケーションプログラム A Pをステップ実行する（ S 5 ) このとき、ディスプレイ D Pでは、デバッガ 2のウィンドウのいずれかがァクティブである。

すると、シミュレータ 3は、 [ i ] キーが押された状態を保持して、デバッガ 2のステヅプ実行に対応してステヅプ毎にアプリケーションプログラム A Pによる動作をシミュレートする（ S 6 ) 。つまり、シミュレ一夕 3は、 i l キーが押されていることを条件として、アプリケーションプログラム A Pをステヅプ毎に実行し、シミュレーションを行う。このとき、ディスプレィ D Pでは、シミュレータ 3のウィンドウは非アクティブである。そして、デバッガ 2は、ユーザの操作に応じて、シミュレータ 3の R 0 Mや R A Mのデータをダンプウィンドウ W D 3等に表示する。また、シミュレータ 3は、ステヅプ実行毎のシミュレ一ション結果を L C Dウィンド W Sに表示する。ちなみに、ディスプレイ D P上にどのウィンドウを表示するかは、ユーザによって指定される。そして、ユーザは、この表示されたウィンドウのデータを見たり、このデータを書き換えたりし、デバッグを行う。

なお.、本実施の形態では、ステップ S 6の処理が、特許請求の範囲に記載の保持工程に相当する。

さらに、ユーザが、シミュレータ 3のキー入力状態を変更してデバヅグを継続するか否かの操作を行う（ S 7 ) 。そして、デバッグが継続される場合にはステップ S 1に処理が戻り、デバッグを終了する場合には処理を終了する。

このアプリケーションプログラム開発方法によれば、シミュレータ 3のゥインドウをアクティブにしなくても、受付工程によってデバヅガ 2 'からシミユレ一夕 3に対するキー入力を受け付けることができる。さらに、このアブリケーシヨンプログラム開発方法は、デバッガ 2でデバッグ中（すなわち、シミュレータ 3のウィンドウが非ァクティブ）でも、保持工程によってシミユレ一夕 3のキー入力状態を保持することができる。以上、本発明は、前記の実施の形態に限定されることなく、様々な形態で実施される:。

例えば、デバッガから入力されたキー設定をシミュレータのキーステ一夕スに書き込んでキー設定情報をデバッガからシミュレー夕に渡したが、押した状態を保持するキーの種類をデバッガからシミュレ一夕に渡す等、デバッガからシミユレ一夕へのキー設定情報を渡す手段を限定しない。

また、アプリケーション開発プログラム自体は、記憶媒体に限らずネットワークを介して他のコンピュータからダウンロードして実行する構成としてもよい。

以上述べた、本発明に係るアプリケーションプログラム開発システムは、第 1開発ツールが作動中でも第 2開発ツールにおいて入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラム開発時の評価項目を増加することができ、アプリケーションプログラムの品質が向上する。

本発明に係るアブリケーションプログラム開発システムは、デバヅグ装置でデバヅグ中でも、シミュレーション装置の入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムに対するデバヅグ対象項目が増加し、アプリケーションプログラムの評価精度が向上する。

本発明に係るアプリケーシヨンプログラム開発方法は、第 1開発ヅ一ルが作動中でも第 2開発ツールにおいて入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラム開発時の評価項目を増加することができアプリケ一ションプログラムの品質が向上する。

本発明に係るアブリケーションプログラム開発方法は、デバッグ装置でデバヅグ中でも、シミュレーション装置の入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムに対するデバヅグ対象項目が増加しアプリケーションプログラムの評価精度が向上する。

本発明に係るアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機上でこのアプリケーションプログラム開発プログラムを動作させることによって、第 1開発ツールが作動中でも第 2開発ツールにおいて入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラム開発時の評価項目を増加することができ、アプリケーションプログラムの品質が向上する。

本発明に係るアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機上でこのアプリケ一ションプログラム開発プログラムを動作させることによって、デバヅグ装置でデバッグ中でも、シミュレーション装置の入力状態を保持することができる。そのため、アプリケーションプログラムに対するデバヅグ対象項目が増加し、アプリケーションプログラムの評価精度が向上する。

Claims

請求の範囲

( 1 ) 1つの電子計算機上に少なくとも第 1開発ツールと第 2開発ツールを含む複数の開発ツールを構成し、前記各開発ツールへの入力を前記電子計算機の入力手段で共用し、ターゲットシステム上で動作するアプリケーションプログラムを開発するアプリケーションプログラム開発システムにおいて前記第 1開発ツールが、前記第 2開発ツールに対する入力を受け付ける受付手段と、 ' · 前記第 2開発ツールが、前記第 1開発ツールが作動中に、前記受付手段で受け付けた入力状態を保持する保持手段と、

を備えることを特徴とするアプリケーシヨンプログラム開発システム。

( 2 ) 前記第 1開発ヅールがデバッグ装置であるとともに、第 2開発ヅールがシミュレーション装置であり、

前記デバッグ装置が前記アブリケーションプログラムをデバッグ中に、前記シミュレーション装置が前記入力状態を保持しながら前記アプリケーションプログラムによる動作をシミュレートすることを特徴とする請求項 1 に記載のアプリケーションプログラム開発システム。

( 3 ) 1つの電子計算機上に少なくとも第 1開発ツールと第 2開発ツールを含む複数の開発ヅ一ルを構成し、前記各開発ツールへの入力を前記電子計算機の入力手段で共用し、夕ーゲヅトシステム上で動作するアプリケ一ションプログラムを開発するアプリケーションプログラム開発方法において、前記第 1開発ツールが、前記第 2開発ヅールに対する入力を受け付ける受付工程と、

前記第 2開発ツールが、前記第 1開発ツールが作動中に、前記受付工程で受け付けた入力状態を保持する保持工程と、

を含むことを特徴とするアプリケーションプログラム開発方法。

( 4 ) 前記第 1開発ヅールがデバッグ装置であるとともに、第 2開発ヅ一ルがシミュレーション装置であり、

前記デバッグ装置が前記アブリケーシヨンプログラムをデバッグ中に、前記シミュレ一ション装置が前記入力状態を保持しながら前記アプリケ一ションプログラムによる動作をシミュレートすることを特徴とする請求項 3に記載のアプリケーションプログラム開発方法。

( 5 ) 1つの電子計算機上に少,なくとも第 1開発ツールと第 2開発ツールを含む複数の開発ツールを構成し、前記各開発ツールへの入力を前記電子計算機の入力手段で共用し、ターゲヅトシステム上で動作するアブリケーションプログラムを開発するためのアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体において、

前記アプリケーションプログラム開発プログラムは、

前記第 1開発ヅ一ルが、前記第 2開ヅールに対する入力を受け付け、前記第 2開発ツールが、前記第 1開発ツールが作動中に、前記第 1開発ヅールで受け付けた入力状態を保持することを特徴とするアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体。

( 6 ) 前記第 1開発ツールがデバッグ装置であるとともに、第 2開発ヅールがシミュレーション装置であり、

前記デバッグ装置が前記アプリケーションプログラムをデバッグ中に、前記シミュレーション装置が前記入力状態を保持しながら前記アプリケーションプログラムによる動作をシミュレートすることを特徴とする請求項 5に記載のアプリケーションプログラム開発プログラムを記憶した記憶媒体。