明細 含窒素複素環誘導体およびその医薬 発明の属する技術分野
本発明はホスホジエステラーゼ 4阻害剤として有用な含窒素複素環誘導体も しくはその塩またはそれらの水和物およびそれらを含有する医薬に関する。 さ らに詳しくは、 含窒素複素環誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物を含 有してなる炎症性疾患、 喘息、 自己免疫疾患、 同種移植片拒絶反応、 移植片対 宿主疾患、 慢性関節リウマチならびに多発性硬化症などの自己免疫疾患、 敗血 症、 乾蘚、 骨粗鬆または糖尿病の予防 ·治療剤に関する。 従来の技術
ホスホジエステラーゼ (以下、 「PDE」 という。 ) とよばれる一連の分解 酵素群には、 これまでに PDE 1〜PDE 7の 7種類のファミリ一の存在が確 認されている。 その一つである PDE 4は、 第二メッセンジャー環状アデノシ ン - 3', 5'—リン酸 (サイクリック AMP) に特異的な酵素で、 サイクリック A MP濃度を分解により制御していることが知られている。 生体内でのサイクリ ック AM Pは、 ホルモンの刺激により増加して特定酵素の生成や代謝機能の調 節をするなど多様な生理作用を発揮しており、 例えばヒト白血球中では、 細胞 の活性化と免疫応答性の調節において重要な役割を担っている。 このような背 景から、 近年、 PDE 4の生理学的意義が重要視され、 サイクリック AMP力 関与する種々疾患に対し、 PDE 4阻害剤がその予防 ·治療剤として有効に作 用し得ると期待されている。 例えば、 PDE 4が肥満細胞 ·好酸球 '単球 -マ クロファ一ジ · T一リンパ球、 上皮細胞、 気道平滑筋に広く存在することから PDE 4阻害剤の抗喘息剤としての可能性 (Clin. Exp. Allergy, 22巻 337 - 44
頁 1992年) 、 さらには PDE 4阻害剤が Tumor- necrosis - iactora (TNF a) 産生を抑制するとの報告 (Int. J. Immimopharmacol., 15巻 409- 13頁 1993年、 I nt. J. Inmmopharmacol., 16巻 805- 16頁 1994年) に基づき、 関節炎 ·悪液質 - 多発性硬化症や敗血症の治療剤としての可能性が示唆されている。 これらの知 見を背景として、 PDE 4を阻害する化合物に関する報告も多数なされており、 例えば特開平 5— 229987号公報及び特開平 9一 5925 5号公報には、 PDE 4阻害剤としてのナフタレン誘導体に関する発明が開示されている。 一 方、 特公昭 40 - 20866号公報、 特開平 6— 1 92099号公報等には、 TNF α産生阻害剤としてのキナゾリン誘導体に関する発明が開示されている。 従来から、 PDE 4阻害剤としてテオフィリンが著名であるが、 PDE4に 対する特異性が低く非特異的に P D Εフアミリーを阻害するため、 心脈管系や 中枢系などで副作用の問題を生じていた。 その他の P D Ε 4阻害剤においても、 吐気、 嘔吐、 頭痛など副作用の問題が生ずることから、 いまだ有効な PDE4 阻害剤創出には至っていない。 発明の開示
本発明者らは、 上記事情に鑑み、 上記炎症性疾患並びに免疫疾患に有効な Ρ DE 4阻害剤の提供を目的として鋭意研究を重ねた結果、 新規な構造を有する 含窒素複素環誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物が P D Ε 4阻害剤と して優れた活性を示すとともに TN F aの産生阻害剤として有用であることを 見出すに至った。 さらに、 本発明者らは、 本発明に係る PDE 4阻害剤が、 優 れた血糖低下作用を有し、 糖尿病の予防 ·治療剤としても有用であることを見 出し、 本発明を完成するに至った。
すなわち、 本発明は、 下記の一般式で表わされる含窆素複素環誘導体もしく はその塩またはそれらの水和物およびそれらからなる医薬に関する。
式中、 環 Aはへテロ原子を有していてもよい芳香族炭化水素環、
環 Bは
1 ) 置換基を有していてもよい飽和炭化水素環、
2) 置換基を有していてもよい不飽和炭化水素環、 '
3) 置換基を有していてもよい飽和複素環または
4) 置換基を有していてもよい不飽和複素環、
R1は
1) 水素原子、
2) ハロゲン原子、
3) ハロゲン原子で置換されていてもよい d- 6アルキル基、
4) ハロゲン原子で置換されていてもよい 6アルコキシ基または
5) C>- 6アルキル基もしくはァシル基で置換されていてもよいアミノ基、 R 2および R 3は同一または相異なって
1) 水素原子、
2) 置換基を有していてもよい C>- 6アルキル基、
3) 置換基を有していてもよい C シクロアルキル基、
4) 置換基を有していてもよい C 6アルケニル基または
5) ァシル基、
R R5、 R6および R7は互いに同一または相異なって
1 ) 水素原子、
2) ハロゲン原子、
3) ハロゲン原子で置換されていてもよい C アルキル基、
4) 置換基を有していてもよい C シクロアルキル基、
5) 置換基を有していてもよいァリール基、
6) 置換基を有していてもよい C,-6アルコキシ基、
7) 置換基を有していてもよい C シクロアルコキシ基、
8) 置換基を有していてもよいァリールアルコキシ基、
9) 置換基を有していてもよい 6アルキルチオ基、
10 ) 水酸基、
1 1) C アルキル基もしくはァシル基で置換されていてもよいアミノ基、
12) ニトロ基、
1 3) シァノ基、
14) カルボキシル基または
1 5) 6アルコキシカルボ二ル基を示し、 また、
16) 隣り合う R3、 R R5および R6が一緒になつて d- アルキル基で置 換されていてもよい環を形成してもよく、 さらにこの環は窒素原子、 酸素原子、 又は硫黄原子から選ばれる原子を 1または 2以上含むヘテロ環を形成してもよ い。 Lは
1) 単結合、
2) 置換基を有していてもよい 6アルキレン基、
3) 置換基を有していてもよい C2- 6アルケニレン基、
4) 置換基を有していてもよい C 2- 6アルキニレン基または
5) 式— E— G—で表される基を示す。
式中、 Eは
a) 酸素原子、
b) 硫黄原子、
c) 式一 C〇一、
d) —SO -、
e) 一 S02—、
f ) 一 N(R8)— (式中、 R8は水素原子、 d- 6アルキル基又はァシル基を示 す) 、
g) -N (R9)-CO- (式中、 R9は水素原子または C>- 6アルキル基を示す) または
h) 置換基を有していてもよい—(CH2)m— (式中、 mは 0ないし 6の整数 を示す) を示し、
Gは
a) スルホニル基、
b) 式— N (R1D)— (式中、 は水素原子、 6アルキル基またはァシル 基を示す) または
c) — (CH2)n— (式中、 nは 0ないし 6の整数を示す) を示す。
Xおよび Yは互いに同一または相異なって、
1) 窒素原子、
2) =CH—または
3) 置換基を有していてもよい 6アルキル基で置換されていてもよい炭素 原子を示す。 ただし、 Xと Yが同時に d- 3アルキル基で置換されていてもよい 炭素原子である場合を除く。
好ましくは、 Xおよび Yのいずれかまたは両者が窒素原子である。
さらに本発明は、 上記の含窒素複素環誘導体もしくはその塩またはそれらの 水和物よりなるホスホジエステラーゼ 4阻害剤を提供する。 また、 上記の含窒 素複素環誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物よりなる TNF αの産生 阻害剤を提供する。 さらに薬理上有効量の上記の含窆素複素環誘導体もしくは その塩またはそれらの水和物および薬理上許容される担体を含む医薬組成物を
提供する。 薬理上有効量の上記の含窒素複素環誘導体もしくはその塩またはそ れらの水和物をホスホジエステラーゼ 4阻害作用が治療に有効な患者に投与す ることによりホスホジエステラーゼ 4阻害作用が治療に有効な疾患を予防また は治療する方法も提供する。 上記の含窒素複素環誘導体もしくはその塩または それらの水和物をホスホジエステラーゼ 4阻害剤の製造に用いることも提供す る。
本発明は、 次の態様で示される含窒素複素環誘導体もしくはその塩またはそ れらの水和物も含む。 すなわち、 式中、
環 Aは置換基を有していてもよくへテロ原子を有していてもよい単環もしくは 二環式のァリール基、
環 ま
1 ) 置換基を有していてもよくへテロ原子を有していてもよい C 3 - 7シクロア ルキル基、 または
2 ) 置換基を有していてもよくへテロ原子を有していてもよい単環式もしく は二環式の不飽和シク口アルキル基、
は
1 ) 水素原子、
2 ) ハロゲン原子、
3 ) ハロゲン原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝鎖状の C > - 6ァ ルキル基、
4 ) ハロゲン原子で置換されていてもよい Cぃ6アルコキシ基、 または
5 ) C , - 6アルキルもしくはァシル基で置換されていてもよいアミノ基、 R 2および R 3は同一または相異なって
1 ) 水素原子、
2 ) ハロゲン原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝鎖状の C , - δァ ルキル基、
3) C3-7シクロアルキル基、
4) C2- 4アルケニル基、 または
5) ァシル基、
R\ R5、 R6および R7は互いに同一または相異なって
1) 水素原子、
2) ハロゲン原子、
3 ) ハロゲン原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝鎖状の C , - 6ァ ルキル基、
4) C3- 7シクロアルキル基、
5) 置換基を有していてもよいァリール基、
6) ハロゲン原子で置換されていてもよい d- 6アルコキシ基、
7) C3- 7シクロアルコキシ基、
8) 置換基を有していてもよいァリールアルコキシ基、
9) d-6アルキルチオ基、
10) ヒドロキシ基、
1 1) d- 6アルキル基もしくはァシル基で置換されていてもよいアミノ基、
12) ニトロ基、
13) シァノ基、
14) カルボキシル基、 または
1 5) d-sアルコキシカルボ二ル基を示す。 また、
16) 隣り合う R3、 R R5および R6は一緒になつて C,- 3アルキル基で置 換されていてもよいアルキレンジォキシ環を形成してもよい。
Lは
1) 置換基を有していてもよい C 6アルキレン基、
2) 置換基を有していてもよい C2- 6アルケニレン基、
3) 置換基を有していてもよい C2-6アルキニレン基、 または
4) 式一 E— G - 式中、 Eは、
a) 酸素原子、
b) 酸化されていてもよい硫黄原子、
c) 置換基を有していてもよい式—(CH2)m— (式中、 mは 0または 1〜 6の整数を意味する) で表されるアルキレン基、
d) 式一 CO—で表される基、
e) 式 一 N (R8)— (式中、 R8は水素原子、 。,-6アルキル基又はァシル 基を示す) で表される基、 または
f ) 式— N (R9)— CO— (式中、 R9は水素原子または Ci-6アルキル基を 意味する) で表される基を示し、
Gは
a) スルホニル基、
b) 式一 N (R1())— (式中、 Ri()は水素原子、 炭素数が d-6アルキル基ま たはァシル基を示す) 、 または
c) 式—(CH2)n— (式中、 nは 0または 1〜6の整数を意味する) で示 される基を意味する。
但し、 Eおよび Gがいずれもアルキレン基である場合は、 Lは炭素数 1〜 6のアルキレン基を示す) で表される基を示す。
Xおよび Yは互いに同一または相異なって、
1) 窒素原子、 または
2) 6アルキル基で置換されていてもよい炭素原子を示す。
但し、 Xと Yが同時に d-3アルキル基で置換されていてもよい炭素原子である 場合を除く。
発明の詳細な説明
本発明は上記に示した通りであるが、 好ましくは一般式 ( I) において、 環 Aが置換基を有していてもよいベンゼン環またはピリジン環;環 Bが置換基を 有していてもよい不飽和炭化水素環または置換基を有していてもよい不飽和複 素環である含窒素複素環誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物ならびに それらからなる医薬である。
より好ましくは一般式 (I) において、 環 Aが置換基を有していてもよいべ ンゼン環またはピリジン環;環 Bが置換基を有していてもよい芳香族炭化水素 環または置換基を有していてもよい芳香族複素環; Lが単結合、 C,-6アルキレ ン基、 C2- 6アルケニレン基、 C2-6アルキニレン基、 式—N (R8)— CO—(C H2) .- (式中、 R8は前記と同意義を示し、 1は 0ないし 6の整数を示す) 、 -N (R8)-S02- (式中、 R8は前記と同意義を示す) 、 — N (R8)—(CH2) ,- (式中、 R8はおよび 1は前記と同意義を示す) または— CO— N (R10)— (式中、 R)Qは前記と同意義を示す) ; Xおよび Yがいずれも窒素原子である 含窒素複素環誘導体もしくはその塩またはそれらの水和物ならびにそれらから なる医薬である。
さらに好ましくは一般式 (I) において、 環 Aがベンゼン環またはピリジン 環;環 Bが置換基を有していてもよい C3- 7炭化水素環、 置換基を有していても よいベンゼン環、 置換基を有していてもよいナフタレン環、 置換基を有してい てもよいピリジン環、 置換基を有していてもよいピロール環、 置換基を有して いてもよいキノリン環、 置換基を有していてもよいイミダゾピリジン環、 イソ インド一ル環、 フ夕ルイミ ド環またはアルキレンジォキシ基で置換されていて もよいベンゼン環; Lが単結合、 —CH2—、 一 (CH2)2—、 一 (CH2)3—、 一 CH=CH―、 一 C≡C一、 式一NH— C〇一、 一 CO— NH—または一 NH — S〇2— ; Xおよび Yがいずれも窒素原子; R2および R3が同一または相異な つて水素原子またはハロゲン原子で置換されていてもよい C ,-6アルキル基; R
4および R 7がいずれも水素原子であり、 R 5および R 6が同一または相異なって ハロゲン原子で置換されていてもよい 6アルコキシ基、 置換基を有していて もよい C 3- 7シクロアルコキシ基、 置換基を有していてもよいァリール基、 また はァリ一ルアルコキシ基である含窒素複素環誘導体もしくはその塩またはそれ らの水和物ならびにそれらからなる医薬である。
本願明細書中においては、 化合物の構造式が便宜上一定の異性体を表すこと があるが、 本発明には化合物の構造上生ずる全ての、 幾何異性体、 不斉炭素に 基づく光学異性体、 立体異性体、 互変異性体などの異性体および異性体混合物 を含み、 便宜上の式の記載に限定されるものではない。
次に本明細書中で使用される語句について詳細な説明をする。
一般式 ( I ) 中、 環 Aの定義における 「置換基を有していてもよい」 とは、 例えば、 水酸基;チオール基;ニトロ基;モルホリノ基;チオモルホリノ基; フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、 ヨウ素原子などのハロゲン原子;二トリル 基;アジド基;ホルミル基; メチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプロピル 基、 ブチル基などのアルキル基; ビニル基、 ァリル基、 プロぺニル基などのァ ルケニル基;ェチニル基、 プチ二ル基、 プロパルギル基などのアルキニル基; 低級アルキル基に対応するメトキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 ブトキシ 基などのアルコキシ基; フルォロメチル基、 ジフルォロメチル基、 トリフルォ ロメチル基、 ハロゲノエチル基などのハロゲノアルキル基; ヒドロキシメチル 基、 ヒドロキシェチル基、 ヒドロキシプロピル基などのヒドロキシアルキル基 ; グァニジノ基;ホルムィミ ドイル基;ァセトイミドイル基;力ルバモイル基 ;チ才力ルバモイル基;力ルバモイルメチル基、 力ルバモイルェチル基などの 力ルバモイルアルキル基; メチルカルバモイル基、 ジメチルカルバモイル基な どのアルキル力ルバモイル基:カルバミド基; ァセチル基などのアルカノィル 基;アミノ基; メチルァミノ基、 ェチルァミノ基、 イソプロピルアミノ基など のアルキルアミノ基; ジメチルァミノ基、 メチルェチルァミノ基、 ジェチルァ
ミノ基などのジアルキルアミノ基; アミノメチル基、 アミノエチル基、 ァミノ プロピル基などのアミノアルキル基;カルボキシ基; メトキシカルボニル基、 ェトキシカルボニル基、 プロポキシカルポニル基などのアルコキシカルボニル 基; メトキシカルボニルメチル基、 エトキシカルボニルメチル基、 プロポキシ カルボニルメチル基、 メトキシカルボニルェテル基、 エトキシカルボ二ルェチ ル基、 プロポキシカルボニルェチル基などのアルコキシカルボニルアルキル基 ;メチル才キシメチル基、 メチルォキシェチル基、 ェチルォキシメチル基、 ェ チルォキシェチル基などのアルキルォキシアルキル基; メチルチオメチル基、 メチルチオェチル基、 ェチルチオメチル基、 ェチルチオェチル基などのアルキ ルチオアルキル基;アミノメチルァミノメチル基、 アミノエチルアミノエチル 基などのアミノアルキルアミノアルキル基;メチルカルポニルォキシ基、 ェチ ルカルポ二ルォキシ基、 イソプロピルカルボニルォキシ基などのァルキルカル ボニルォキシ基; シクロプロポキシ基、 シクロブトキシ基、 シクロペントキシ 基、 シクロへキサノキシ基などのシクロアルコキシ基; フエノキシ基、 ベンジ ルォキシ基、 フエネチルォキシ基などのァリールアルコキシ基;ベンジルォキ シメチルォキシメチル基、 ベンジルォキシェチルォキシェチル基などのァリー ルアルコキシアルコキシアルキル基: ヒドロキシェチルォキシメチル基、 ヒド ロキシェチルォキシェチル基などのヒドロキシアルコキシアルキル基;ベンジ ルォキシメチル基、 ベンジルォキシェテル基、 ベンジルォキシプロピル基など のァリールアルコキシアルキル基; トリメチルアンモニォ基、 メチルェチルメ チルアンモニォ基、 トリエチルアンモニォ基などの第 4級アンモニォ基; シク 口プロピル基、 シクロブチル基、 シクロペンチル基、 シクロへキシル基などの シクロアルキル基; シクロプロぺニル基、 シクロブテニル基、 シクロペンテ二 ル基、 シクロへキセニル基などのシクロアルケニル基; フエニル基、 ピリジニ ル基、 チェニル基、 フリル基、 ピロリル基などのァリール基; メチルチオ基、 ェチルチオ基、 プロピルチオ基、 プチルチオ基などのアルキルチオ基; フエ二
ルチオ基、 ピリジニルチオ基、 チェ二ルチオ基、 フリルチォ基、 ピロリルチオ 基などのァリ一ルチオ基;ベンジル基、 トリチル基、 ジメトキシトリテル基な どのァリール低級アルキル基;スルホニル基、 メシル基、 p -トルエンスルホニ ル基などの置換スルホニル基;ベンゾィル基などのァリロイル基; フルオロフ ェニル基、 ブロモフエニル基などのハロゲノアリール基; メチレンジォキシ基 などのォキシアルコキシ基などの置換基で置換されていてもよいことを意味す る。
以下本明細書中において、 「置換基を有していてもよく」 及び 「置換基を有 していてもよい」 なる記載は前記と同意義を示す。
「ヘテロ原子を有していてもよい」 におけるヘテロ原子とは、 酸素原子、 硫 黄原子、 窒素原子、 リン、 アンチモン、 ビスマス、 ケィ素、 ゲルマニウム、 ス ズ、 鉛などを意味し、 好ましくは酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子であり、 より 好ましくは窒素原子である。
以下本明細書中において、 「ヘテロ原子を有していてもよい」 におけるへテ 口原子とは上記定義と同意義を示す。
芳香族炭化水素環とは、 ベンゼン環、 ペンタレン環、 インデン環、 ナフタレ ン環、 ァズレン環、 ヘプタレン環、 ベンゾシクロォクテン環などを意味する。 また、 ァリール基とは、 前記芳香族炭化水素環に基づいてなる基を意味する。
「ヘテロ原子を有していてもよい芳香族炭化水素環」 とは、 前記定義と同意 義の芳香族炭化水素環の 1〜 4個の炭素原子いずれかがへテロ原子であってよ い芳香族炭化水素環でもよいこと、 即ち、 芳香族複素環であってもよいことを 意味する。 このような芳香族複素環を具体的に例示すると、 ピリジン環、 ピロ ール環、 イミダゾ一ル環、 ピラゾール環、 ピラジン環、 ピリミジン環、 ピリダ ジン環、 チォフェン環、 フラン環、 ピラン環、 イソチアゾ一ル環、 イソキサゾ ール環、 フラザン環、 インドリジン環、 インドール環、 イソインド一ル環、 ィ ンダゾール環、 プリン環、 キノリジン環、 イソキノリン環、 フタラジン環、 ナ
フチリジン環、 キノキサリン環、 キナゾリン環、 シノリン環、 プテリジン環、 ベンゾチォフェン環、 イソべンゾフラン環、 ベンズォキサゾール環、 ベンズチ ァゾール環、 ベンズチアジアゾ一ル環、 ベンスイミダゾール環、 イミダゾピリ ジン環、 ピロ口ピリジン環、 ピロ口ピリミジン環、 ピリ ドピリミジン環などが 挙げられ、 好ましくはピリジン環、 ピリミジン環、 イミダゾ一ル環、 キノリン 環などがあげられる。
また、 本明細書中におけるヘテロァリール基とは、 前記芳香族複素環に基づ いてなる基を意味する。
一般式 ( I ) 中、 環 Bにおける 「置換基を有していてもよい C 3- 7飽和炭化水 素環」 とは、 例えば、 シクロプロパン、 シクロブタン、 シクロペンタン、 シク 口へキサン、 シクロヘプタンなどの 3〜 7員環を意味し、 これらの炭化水素環 は前記定義と同意義の置換基を有していてもよい。
また本明細書中における C 3 - 7シクロアルキル基とは、 前記 C 3 - 7飽和炭化水 素環に基づいてなる基を意味する。
飽和複素環とは、 前記 C 3 - 7飽和炭化水素環における 1〜4個の炭素原子いず れかがへテロ原子である環を意味し、 具体的に例示すると、 アジリジン、 ピロ リジン、 ピぺリジン、 イミダゾリジン、 ビラゾリジン、 ピぺラジン、 モルフォ リン、 ォキシラン、 ォキサチオランなどがあげられる。 これら飽和複素環は前 記定義と同意義の置換基を有していてもよい。
「置換基を有していてもよい不飽和炭化水素環」 とは、 前記定義と同意義の
C 3 - 7飽和炭化水素環が炭素一炭素二重結合を有しているものを意味し、 具体的 に例えば、 シクロプロペン、 シクロブテン、 シクロペンテン、 シクロへキセン、 シクロヘプテンなどの単環もしくは二環式の不飽和炭化水素環または前記定義 と同意義の芳香族炭化水素環などがあげられる。
不飽和複素環とは、 前記定義と同意義の不飽和炭化水素環の 1〜4個の炭素 原子いずれかがへテロ原子であるものに対応する環を意味し、 具体的に例示す
ると、 前記定義と同意義の芳香族複素環のほか、 フタルイミ ド、 スクシンイミ ドなどの不飽和縮合環などがあげられる。 これらの不飽和複素環基は前記定義 と同意義の置換基を有していてもよい。
一般式 ( I ) 中、 R 'における 「ハロゲン原子で置換されていてもよい」 にお けるハロゲン原子とは、 フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、 ヨウ素原子などを 意味する。
以下、 本明細書中において、 ハロゲン原子とは上記定義と同意義を示す。 C 6アルキル基とは、 具体的には例えば、 メチル基、 ェチル基、 II-プロピル 基、 i-プロピル基、 sec-プロピル基、 n-ブチル基、 i-ブチル基、 sec-ブチル基、 t -ブチル基、 n-ペンチル基、 i-ペンチル基、 sec-ペンチル基、 t-ペンチル基、 n-へキシル基、 i-へキシル基、 1, 2-ジメチルプロピル基、 2-ェチルプロピル基、 卜メチル -2-ェチルプロピル基、 1-ェチル -2-メチルプロピル基、 1, 1, 2-トリメ チルプロピル基、 1. 2, 2-トリメチルプロピル基、 1,卜ジメテルブテル基、 2, 2 - ジメチルブチル基、 2-ェチルブチル基、 1, 3-ジメチルブチル基、 2-メチルペン チル基、 3-メチルペンチル基などの直鎖状もしくは分枝鎖状の C , -6アルキル基 を意味し、 好ましくはメチル基、 ェチル基、 n-プロピル基、 i-プロピル基、 se c -プロピル基、 卜プロピル基、 n-ブチル基、 i-ブチル基、 sec-ブチル基、 n -べ ンチル基、 卜ペンチル基、 sec-ペンチル基、 t-ペンチル基、 n-へキシル基、 i - へキシル基、 L 2-ジメチルプロピル基、 2-ェチルプロピル基、 1, 1-ジメチルブ チル基、 2, 2-ジメチルブチル基、 2-ェチルブチル基、 1, 3-ジメチルブチル基、 2-メチルペンチル基、 3-メチルペンチル基であり、 より好ましくはメチル基、 ェチル基、 II -プロピル基、 i -プロピル基、 sec-プロピル基、 n-ブチル基、 i -ブ チル基、 sec-ブチル基、 卜ブチル基、 1, 2-ジメチルプロピル基、 2-ェチルプロ ピル基、 1,卜ジメテルブチル基、 2, 2-ジメチルブチル基、 2-ェチルブチル基、 1, 3-ジメチルブチル基であり、 さらに好ましくはメチル基、 ェチル基、 n -プロ ピル基、 i-プロピル基、 卜プロピル基、 1, 2-ジメチルプロピル基、 2-ェチルプ
口ピル基であり、 もっとも好ましくはメチル基、 ェチル基、 n-プロピル基、 i - プロピル基、 sec-プロピル基である。
以下、 本明細書中において、 d - 6アルキル基は前記定義と同意義を示す。 「ハロゲン原子で置換されていてもよい d - 6アルキル基」 とは、 前記 C , - 6 アルキル基の炭素原子のいずれかが前記定義に同じハロゲン原子で置換されて いてもよいことを意味し、 具体的に例示すると、 トリフルォロメチル基、 2 -ク ロロェチル基、 1, 2-ジクロロェチル基、 2-ブロモェチル基、 3-ブロモプロピル 基、 3, 3, 3-トリフルォロプロピル基、 4-クロロブテル基、 1,卜ジメチル- 3-クロ 口ェチル基、 2, 2-ジメチル- 4-ブロモブチル基などがあげられる。
以下、 本明細書中において、 「ハロゲン原子で置換されていてもよい d - 6ァ ルキル基」 とは、 上記定義と同意義を示す。
d - 6アルコキシ基とは、 前記定義と同意義の d - 6アルキル基に対応するァ ルコキシ基であり、 具体的に例示すると、 メ卜キシ基、 エトキシ基、 II -プロボ キシ基、 i-プロポキシ基、 sec-プロポキシ基、 n-ブトキシ基、 i-ブトキシ基、 sec -ブトキシ基、 t-ブトキシ基、 n-ペンチルォキシ基、 i-ペンチルォキシ基、 sec-ペンチルォキシ基、 t-ペンチルォキシ基、 n-へキシルォキシ基、 i-へキシ ルォキシ基、 1, 2-ジメチルプロポキシ基、 2-ェチルプロポキシ基、 1-メチル- 2 -ェチルプロポキシ基、 1-ェチル 2-メチルプロポキシ基、 1, 1, 2-トリメチルプ 口ポキシ基、 1, 2, 2 -卜リメチルプロポキシ基、 1,卜ジメチルブ卜キシ基、 2, 2- ジメテルブトキシ基、 2-ェチルブトキシ基、 1, 3-ジメチルブ卜キシ基、 2-メチ ルペンチルォキシ基、 3-メチルペンチルォキシ基などがあげられる。 「ハロゲ ン原子で置換されていてもよい d - 6アルコキシ基」 とは、 炭素原子のいずれか が前記定義と同意義のハロゲン原子で置換されていてもよい C 6アルコキシ基 を意味し、 具体的には例えば、 トリフルォロメトキシ基、 2-クロ口エトキシ基、 1, 2-ジクロロエトキシ基、 2-ブロモエトキシ基、 3-ブロモプロピルォキシ基、 3. 3J-トリフルォロプロピルォキシ基、 4-クロロブチルォキシ基、 1,卜ジメチ
ル- 3 -クロ口エトキシ基、 2, 2 -ジメチル- 4-ブロモブチルォキシ基などがあげら れる。
以下、 本明細書中において、 「ハロゲン原子で置換されていてもよい d - 6ァ ルコキシ基」 とは、 上記定義と同意義を示す。
「(^ - 6アルキル基もしくはァシル基で置換されていてもよい」 におけるァシ ル基としては、 例えば、 ホルミル基、 ァセテル基、 プロピオニル基、 プチリル 基、 イソプチリル基、 バレリル基、 イソバレリル基、 ビバロイル基、 へキサノ ィル基、 ァクリロイル基、 メ夕クリロイル基、 クロトニル基、 クロ口ホルミル 基、 ビバロイル基、 ォキザ口基、 メトキサリル基、 エトキサリル基、 ベンゾィ ル基などがあげられる。
以下、 本明細書中において、 ァシル基とは上記定義と同意義を示す。
「C ! - 6アルキル基またはァシル基で置換されていてもよいアミノ基」 におけ るァミノ基とは、 前記定義に同じ C , - 6アルキル基もしくは前記定義に同じァシ ル基で置換されていてもよいアミノ基を意味し、 具体的には例えば、 N-ホルミ ルァミノ基、 N-ァセチルァミノ基、 N -プロピオニルァミノ基、 N -ビバロイルァ ミノ基、 N -べンゾィルァミノ基、 N -メチル -N-ホルミルアミノ基、 N-メチル— N -べンゾィルァミノ基、 N-メチルァミノ基、 N, N—ジメチルァミノ基、 N -メチル —N -ェチルァミノ基、 N- (II-プロピル)アミノ基、 N- ( i -プロピル)アミノ基、 N - (t -プチル)アミノ基などをあげることができる。
以下、 本明細書中において、 「d - 6アルキル基もしくはァシル基で置換され ていてもよいアミノ基」 とは上記定義と同意義を示す。
一般式 ( I ) 中、 R 2および R 3の定義における、 「ハロゲン原子で置換され ていてもよい C , - 6アルキル基」 、 「C 3- 7シクロアルキル基」 および 「ァシル 基」 の意味は、 前記定義における意味に同じである。
「C 2- sアルケニル基」 とは、 具体的に例えば、 ビニル基、 ァリル基、 イソプ 口ぺニル基、 1-プロペン- 2-ィル基、 1-ブテン-卜ィル基、 ブテン- 2-ィル基、
卜ブテン- 3-ィル基、 2-ブテン- 1-ィル基、 2-ブテン- 2-ィル基などを意味する。 一般式 (I ) 中、 R 4、 R 5、 R 6および R 7の定義における、 「ハロゲン原子」 、
「ハロゲン原子で置換されていてもよい直鎖状もしくは分枝鎖状 6アルキル 基」 、 「C 3- 7シクロアルキル基」 、 「置換基を有していてもよいァリール基」 、
「ハロゲン原子で置換されていてもよい C , - sアルコキシ基」 および 「C , - ァ ルキル基またはァシル基で置換されていてもよいアミノ基」 の意味は、 前記定 義と同意義を示す。
「C 3- シクロアルコキシ基」 とは、 前記定義における C 3- シクロアルキル 基に対応するシクロアルコキシ基であり、 具体的に例示すると、 シクロプロピ ルォキシ基、 シクロブテルオキシ基、 シクロペンチルォキシ基、 シクロへキシ ルォキシ基などがあげられる。
「ァリールアルコキシ基」 とは前記定義に同じ意味のァリール基で置換され ていてもよい前記定義に同じ意味のアルコキシ基を意味する。
「C , - 6アルキルチオ基」 とは、 前記定義における 6アルキル基に対応す るアルキルチオ基であり、 具体的に例示すると、 メチルチオ基、 ェチルチオ基、 n -プロピルチオ基、 i-プロピルチオ基、 sec-プロピルチオ基、 n -プチルチオ基、 i -プチルチオ基、 sec-プチルチオ基、 t -プチルチオ基、 1, 2-ジメチルプロピル チォ基、 2-ェチルプロピルチオ基、 1, 1-ジメチルブチルチオ基、 2, 2-ジメチル プチルチオ基、 2-チルプチルチオ基、 1, 3-ジメチルブチルチオ基などがあげら れる。
「(:,- 6アルコキシカルボニル基」 とは、 前記定義における C , -6アルコキシ 基に対応するアルコキシカルボニル基であり、 具体的に例示すると、 メトキシ カルボニル基、 エトキシカルボニル基、 II-プロポキシカルボニル基、 i -プロボ キシカルボニル基、 sec-プロポキシカルボニル基、 n-ブトキシカルボニル基、 i -ブトキシカルボニル基、 1. 2-ジメチルプロポキシカルボニル基、 2-ェチルプ 口ポキシカルボニル基などがあげられる。
「隣り合う R3, R R5および R6は一緒になって C,-6アルキル基で置換さ れていてもよい環を形成してもよい」 とは、 置換基 R3, R4, R5および R6の うち互いに隣接する置換基が連結して窒素原子、 酸素原子または硫黄原子から 選ばれる原子を 1または 2以上含むヘテロ環を形成してもよいことを意味し、 かかる環はベンゼン環の炭素原子とともに 5 ~ 7員環を形成する。 具体的に例 示すると、 5員環である 2, 4-メチレンジォキシ環、 6員環である 2, 5 -エチレン ジォキシ環、 7員環である 2, 6-プロピレンジォキシ環など、 式一 O— (CH2)n —〇一 (nは 1〜3の整数) で示される環などがあげられる。
さらにこれらアルキレンジォキシ環は C>- 3アルキル基で置換されていてもよ い。 ここで Cぃ3アルキル基とは前記定義と同意義の C ,-6アルキル基における d-3アルキル基に対応し、 具体的に例示すると、 メチル基、 ェチル基、 n-プロ ピル基、 i-プロピル基、 sec-プロピル基などがあげられる。
—般式 (I) 中、 Lの定義における 「置換基を有していてもよい d- 6アルキ レン基」 におけるアルキレン基とは、 直鎖状の 6飽和炭化水素の両鎖端の炭 素原子から水素原子を 1個ずつ除いて誘導される二価の基をいう。 具体的に例 示すると、 メチレン基、 エチレン基、 プロピレン基、 ブチレン基、 ペンチレン 基、 へキシレン基などがあげられ、 好ましくはメチレン基、 エチレン基、 プロ ピレン基、 ブチレン基、 ペンチレン基であり、 より好ましくはメチレン基、 ェ チレン基、 プロピレン基、 ブチレン基であり、 さらに好ましくはメチレン基、 エチレン基である。
「置換基を有していてもよい C 2- 6アルケニレン基」 におけるアルケニレン基 とは、 前記アルキレン基と同様に、 炭素-炭素二重結合直鎖状の C2- 6不飽和炭 化水素の両鎖端の炭素原子から水素原子を 1個ずつ除いて誘導される二価の基 をいう。 具体的に例示すると、 ビニレン基、 プロべ二レン基、 ブテニレン基、 ペンテ二レン基、 へキセニレン基などがあげられ、 好ましくはビニレン基、 プ 口べ二レン基、 ブテニレン基、 ペンテ二レン基であり、 より好ましくはビニレ
ン基、 プロべ二レン基、 ブテニレン基であり、 さらに好ましくはビニレン基、 プロぺニレン基である。
「置換基を有していてもよい C 2- 6アルキニレン基」 におけるアルキニレン基 とは、 同様に炭os onn素-炭素三重結合を有する直鎖状の C 2- 6不飽和炭化水素の両鎖 端の炭素原子から水素原子を 1個ずつ除いて誘導される二価の基をいう。 具体 的に例示すると、 ェチニレン基、 プロピニレン基、 プチ二レン基、 ペンチニレ ン基、 へキシニレン基などがあげられ、 好ましくはェチニレン基、 プロピニレ ン基、 プチ二レン基、 ペンチ二レン基であり、 より好ましくはェチニレン基、 プロピニレン基、 プチ二レン基であり、 さらに好ましくはェチニレン基、 プロ ピニレン基、 である。
式 - E- G-における Eの定義は、 酸素原子、 硫黄原子、 式一 CO—、 — SO—、 — S〇2—、 -N (R8) - (式中、 R8は水素原子、 d- 6アルキル基又はァシル 基を示す) 、 — N (R9)— CO— (式中、 R9は水素原子または d-6アルキル基 を示す) または置換基を有していてもよい—(CH2 一 (式中、 mは 0ないし 6の整数を示す) であり、 Gの定義はスルホニル基、 式 _N (R'°)— (式中、 RiDは水素原子、 d- sアルキル基またはァシル基を示す) または—(CH2)n— (式中、 nは 0ないし 6の整数を示す) である。
具体的に例示すると、 以下の構造があげられる。
0 R10 O R10 II u ]
0-S— 0一 N— — 0-(CH2)n - — S一 N—
II
(CH
2)
n -
R
8 0 R
10 R
8 0 O R
10
I II I I II tl I
— N-C-N— — N— C一 (CH2)n— 一 C一 N—
前記定義において が 0の場合、 Eは単結合となり環 Aと Gが直接結合する。 nが 0の場合、 Gは単結合になり環 Bと Eが直接結合する。 mおよび ηが同時 に 0になる場合は Lが全体で単結合を表し、 環 Αと環 Βが直接結合する。 Lは 環 Aおよび環 Bのいずれの位置に結合していてもよい。
Xおよび Yは、 同一または相異なって、 窒素原子、 = C H—または置換基を 有していてもよい アルキル基で置換されていてもよい炭素原子を意味ずる。 ここで 「d - 6アルキル基で置換されていてもよい」 とは、 前記定義と同意義の d - 6アルキル基で置換されていてもよいことを意味する。
ただし、 一般式(I )で表わされる化合物において、 X及び Yがいずれも C , - 3アルキル基で置換されていてもよい炭素原子である化合物もしくはその塩また はそれらの無水物は除かれる。 この場合の d - 3アルキル基とは、 前記定義にお ける アルキル基のうち C i - 3アルキル基に対応するアルキル基を意味する。 本発明において塩とは、 具体的に例えば、 フッ化水素酸塩、 塩酸塩、 臭化水 素酸塩、 ヨウ化水素酸塩、 硫酸塩、 硝酸塩、 過塩素酸塩、 リン酸塩、 炭酸塩、 重炭酸塩などの無機酸との塩;酢酸塩、 マレイン酸塩、 酒石酸塩、 フマール酸 塩などの有機カルボン酸との塩;メタンスルホン酸塩、 卜リフルォロメ夕ンス ルホン酸塩、 エタンスルホン酸塩、 ベンゼンスルホン酸塩、 トルエンスルホン 酸塩などの有機スルホン酸との塩;アルギニン酸塩、 ァスパラギン酸塩、 グル 夕ミン酸塩、 などのアミノ酸との塩; トリメチルァミン塩、 トリェチルァミン 塩、 プロ力イン塩、 ピリジン塩、 フエネチルベンジルァミン塩などのァミンと の塩;ナトリウム塩、 カリウム塩などのアルカリ金属との塩;マグネシウム塩、 力ルシゥム塩などのァルカリ土類金属との塩などがあげられる。
本発明にかかる医薬の投与量は症状の程度、 年齢、 性別、 体重、 投与形態、 疾患の種類などにより異なるが、 通常成人として 1日あたり、 経口投与で約 30
g〜10g、 好ましくは 100 g〜5g、 さらに好ましくは 100 /i g〜100nigを、 注射投 与で約 30 g〜l g、 好ましくは 10(^ g〜500mg、 さらに好ましくは g~30mg を、 それぞれ 1日 1回から数回に分けて投与する。
本発明にかかる化合物の投与形態は特に限定されず、 通常用いられる方法に より経口投与でも非経口投与でもよい。 例えば錠剤、 散剤、 顆粒剤、 カプセル 剤、 シロップ剤、 トローチ剤、 吸入剤、 坐剤、 注射剤、 軟膏剤、 眼軟膏剤、 点 眼剤、 点鼻剤、 点耳剤、 パップ剤、 ローション剤などの製剤として投与するこ とができる。
これらの製剤化には通常用いられる賦形剤、 結合剤、 滑沢剤、 着色剤、 矯味 矯臭剤等、 および必要により安定化剤、 乳化剤、 吸収促進剤、 界面活性剤、 p H調製剤、 防腐剤、 抗酸化剤などを使用することができ、 一般に医薬品製剤の 原料として用いられる成分を配合して常法により製剤化される。
これらの成分としては例えば、 大豆油、 牛脂、 合成グリセライド等の動植物 油;流動パラフィン、 スクヮラン、 固形パラフィン等の炭化水素; ミリスチン 酸ォクチルドデシル、 ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;セトステア リルアルコール、 ベへニルアルコール等の高級アルコール;シリコン樹脂; シ リコン油;ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、 ソルビ夕ン脂肪酸エステル、 グリセリン脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレンソルビ夕ン脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレン硬化ひまし油、 ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン ブロックコポリマー等の界面活性剤; ヒドロキシェチルセルロース、 ポリアク リル酸、 カルボキシビ二ルポリマー、 ポリエチレングリコール、 ポリビニルビ 口リ ドン、 メチルセルロースなどの水溶性高分子;エタノール、 イソプロパノ ールなどの低級アルコール; グリセリン、 プロピレングリコール、 ジプロピレ ングリコール、 ソルビトールなどの多価アルコール; グルコース、 ショ糖など の糖;無水ケィ酸、 ケィ酸アルミニウムマグネシウム、 ケィ酸アルミニウムな どの無機粉体、 精製水などがあげられる。
一般式( I )で表される化合物は例えば次のようにして製造することができる, 製造方法 1
式中の X、 Y、 R'~R\ 環 A、 環 Bおよび Lの意味は前記定義と同意義で ある。 Qは、 塩素原子、 臭素原子、 ヨウ素原子などのハロゲン原子、 水酸基な どを意味する。 製造方法 1では、 還元反応によりニトロ基を有する(i-1)からァ ミン体(Π)を製造し、 (ii)と(iii)との反応から、 Lが例えば式一 N (R
9)— C 0- (CH
2)
n- (R
9および nは前記と同意義を示す) 、 ― N (R
8)— S〇
2—
(R8は前記と同意義を示す) 、 一 N (R8)— (CH2) n— (R8および nは前記と 同意義を示す) 等に該当する化合物( I -1)を得ることができる。
(i - 1)から(ii)を得る還元反応は、 例えば触媒を用いた接触水素化、 鉄などの 金属及び金属塩による還元、 または水素化ホウ素ナトリゥムなどとルイス酸ま
たは金属塩を組み合わせた金属水素錯化合物などで行うことができるが、 接触 水素化によっても安定な置換基を有している場合は常法による接触水素化がも つとも好ましい。 接触水素化の場合、 触媒としては反応を進行させるあらゆる 金属触媒を用いることができ、 例えば 10 %パラジウムカーボン粉末 (含水品) などがあげられ、 かかる溶媒としては反応に影響を与えないあらゆるもの、 例 えばエタノールなどのアルコール系溶媒、 テ卜ラヒドロフランなどのエーテル 系溶媒、 またはそれらの混合溶媒などがあげられる。 トリェチルァミンなどの 三級アミンを添加することにより、 より好ましい結果を得ることもできる。 U -1)が接触水素化に適さない置換基を有する場合、 鉄などの金属による還元が好 ましい。
(i i i)として好ましいのは、 脱離基 Q及び環 Bに対応する環を有するカルボン 酸誘導体、 スルホン酸誘導体等である。 例えば、 環 Bに対応するカルボニルク ロリド誘導体またはカルボン酸誘導体をピリジンなどの有機塩基、 炭酸力リウ ム、 炭酸ナトリウム、 炭酸バリウムなどの塩類のいずれかの塩の存在下、 室温 から 60 でおよそ 0. 5— 6時間反応させることにより、 Lが一 N (R 9)— C O— (C H 2) n - ( R 9及び nは前記と同意義を示す) である化合物(1 -1)を得ること ができる。 その他にも、 (i i i)がアルキルハライド誘導体、 スルホニルクロリ ド 誘導体、 イソシアナ一ト誘導体、 2, 5-ジメトキシテトラヒドロフラン誘導体ま たはフ夕リックカルバルデヒド誘導体である場合、 それぞれ(i i)と反応させる ことにより、 対応する化合物(I - 1)を、 アルキルアミノ誘導体、 スルホンアミ ド誘導体、 ウレイド誘導体、 ピロリル誘導体、 イソインド二リル誘導体として そえぞれ得ることができる。 反応の溶媒としては、 例えばテトラヒドロフラン または L 4-ジォキサンなどのェ一テル系溶媒、 ジメチルホルムアミド、 N-メチ ル -2-ピロリジノン、 それらの混合溶媒などがあげられ、 無溶媒中においても可 能である。 (i i)とカルボン酸誘導体とを脱水縮合剤および場合によりトリェチ ルァミンなど三級ァミンの存在下で反応させても(1- 1)を製造することができる。
この場合 1—ヒドロキシベンゾトリアゾールなどを添加することにより、 より 好ましい結果を得ることができる。 脱水縮合剤としては、 例えば N-ェチル - (3 -ジメチルァミノプロピル)カルポジィミド塩酸塩、 ジシクロへキシルカルボ ジイミドなどがあげられ、 溶媒としては、 例えばァセトニ卜リル、 ジメチルホ ルムアミド、 N-メチル -2 -ピロリジノンなどがあげられる。
製造方法 2
( i -2) ( 1 -2)
Lが、 単結合、 置換基を有していてもよい C 2- 6アルケニレン基または置換基 を有していてもよい C 2 - 6アルキニレン基である化合^) ( I )は、 上記製造方法 2 により製造することができる。 ここで(iv)とは、 環 Bに対応する環を有するボ ロン酸、 ジアルコキシボラン、 ジアルキルボラン、 トリアルキルスズ誘導体、 または対応するアルケン、 または対応するアルキンを意味する。
本法は、 (i- 2)を触媒の存在下で(iv)と反応させるものであるが、 反応にはト ルェン、 テトラヒドロフラン、 それらの混合溶媒などの有機溶媒と 2 M炭酸ナ トリウム水溶液の二相系溶媒、 ジメチルホルムアミ ドおよび卜リエチルァミン の混合溶媒など、 反応に影響を与えないあらゆる溶媒を用いることができ、 窒 素気流下、 約 40— 80ででおよそ 1一 24時間反応させることにより行う。 触媒とし ては、 反応を進行させるあらゆるパラジウム錯体を用いることができるが、 テ トラキス (卜リフエニルフォスフィン) パラジウムまたはビス (トリフエニル
フォスフィン) パラジウムジクロリ ドなどが好ましい。 場合によりヨウ.化銅な どを添加することにより、 より好ましい結果を得ることができる。
さらに、 本製造方法により得られた化合物(1 -2)からは、 Lがアルキレン鎖 である化合物(I )を容易に製造することができる。 即ち、 Lがアルキニレン鎖 である化合物(1 _2)を通常知られた一 C≡C一還元反応、 例えば、 リンドラー 触媒ノトリエチルァミン等との反応に供することにより、 目的のアルキレン鎖 を有する化合物( I )を容易に得ることができる。
製造方法 1、 2における(i- 1)、 (i- 2)はそれぞれ通常知られた合成法により 製造することができるが、 その一例を以下の製造方法 3に掲げる。
製造方法 3
( V ) ( ii)
製造方法 3は、 (V)を触媒の存在下で(v i )に対応するボロン酸、 ジアルコキシ ボラン、 ジアルキルボランまたはトリアルキルスズ誘導体と反応させて(v i i )を 製造し、 (v i i)をァミンと反応させて目的物(i)を製造する方法である。 反応式 中、 R 1 1はニトロ基やハロゲン原子等の置換基を意味する。
(V)と(v i)の反応における触媒としては 0価または 2価のパラジウム錯体、 例 えばテトラキス (トリフエニルフォスフィン) パラジウムなどを用いることが できる。 反応は有機溶媒と 2 M炭酸ナトリウム水溶液の二相系溶媒中、 窒素気 流下、 約 40— 8(TCでおよそ 1一 24時間反応させて行うことができるが、 有機溶媒 としては反応に影響を与えないあらゆる溶媒を用いることができ、 例えばトル ェン、 テトラヒドロフラン、 またはそれらの混合溶媒があげられる。 (v i i)とァ ミンの反応は、 常法により、 無溶媒または溶媒中で約 60— 18(TCでおよそ 1一 24 時間反応させて行うことができる。 この場合、 反応に影響を与えないあらゆる 溶媒を用いることができるが、 例えばィソプロピルアルコールなどのアルコー ル系溶媒、 テトラヒドロフランまたは 1, 4-ジォキサンなどのエーテル系溶媒、 ジメチルホルムアミド、 N-メチル -2 -ピロリジノン、 またはそれらの混合溶媒な どが好ましい。 本反応は、 炭酸カリウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸バリウムなど の塩類ゃトリエチルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン、 D B Uなどの三級 アミンを添加することでより好ましい結果を得ることができ、 とりわけトリエ チルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン、 D B Uなどの三級ァミンの使用が 好ましい。
(v)において Xと Yがともに窒素原子である場合、 以下の製造方法 4により、 (v)に対応するキナゾリン誘導体(X)を製造することができる。
製造方法 4
(X)
本製造法は、 (viii)と尿素との反応生成物(ix)を塩素化試薬で処理すること により(V)を製造するものである。 ここで R12は、 アルキル基等、 一 OR 12が脱離基として機能し得るものであれば何でもよい。 (viii)と尿素との反応 は無溶媒中または N-メチル -2-ピロリジノンなどの溶媒中で行うことができる。
(ix)から(V)を得る反応では、 例えばォキシ塩化リン、 五塩化リンなどの塩素化 試薬を用いることができ、 ジイソプロピルェチルァミンなどの三級ァミン、 N, N -ジメチルホルムアミドなど、 反応に影響を与えないあらゆる溶媒中で行うこ とができる。
(vii)において Xと Yがともに窒素原子である場合、 以下の製造方法 5により、 対応するキナゾリン誘導体を製造することができる。
製造方法 5
NH 塩素化 ,
(x i)の R 1 1は前記定義と同意義を示す。 (X)と(x i)のカツプリングはルイス酸 などの酸を用いて、 反応に影響を与えないあらゆる溶媒中で行われる。 (xi)は 置換基を有してもよいァリールカルボニルハライ ド若しくはそのカルボン酸誘 導体、 または置換基を有してもよいへテロアリールカルボニルハライド若しく はその力ルポン酸誘導体を表し、 ルイス酸には四塩化スズなどを用いることが できる。 溶媒としては例えばジクロロメタンなどのハロゲン系溶媒があげられ る。
1 ^)は ^)を硝酸、 硝酸と硫酸よりなる混酸、 硝酸ナトリウムや硝酸銅な どの金属硝酸塩、 硝酸ァセチルまたはニトロ二ゥムテトラフルォロボラートな どの二トロニゥム塩などの二トロ化剤によりニト口化して得る。 二ト口化剤と しては特に硝酸銅が好ましい。 また、 溶媒としては、 無水酢酸など反応を進行 させるあらゆるものを用いることができる。
(xi i i)から(xiv)を得る還元反応は、 製造方法 1における(i- 1)の還元反応と 同様にして行うことができる。 (x iv)と尿素の反応は無溶媒または溶媒中で、 溶 解させるか懸濁して、 約 150— 200ででおよそ 1一 6時間加熱して行うことができ る。 溶媒としては、 例えば N-メチル -2-ピロリジノンなどが好ましい。
(XV)から(xvi)を得る反応は、 常法により(XV)をォキシ塩化リン、 五塩化リン、 などで処理することにより行うことができる。 かかる溶媒としては反応に影響 を与えないあらゆるものを用いることができるが、 ジイソプロピルェチルアミ ンなどの三級ァミン、 Ν, Ν-ジメチルホルムアミドが好ましい。
上記(x iv)は以下の製造方法 6によっても製造することができる。
製造方法 6
し ewis酸
Wiii)
(xvii)は、 (xvi)を前記製造方法 1における(i-1)の還元反応と同様に処理し て得ることができる。 得られる(xvii)を、 前記製造方法 1における(ii)から(I) を得るためのァシル化反応と同様に、 対応するカルボニルクロリ ド誘導体また は力ルポン酸誘導体で処理して(XY Π i)を得ることができる。
(xviii)から(xiv)を得る反応は(xviii)の転移反応により行うことができる。 即ち、 (xviii)を塩化アルミニウムなどのルイス酸と共に無溶媒または溶媒中で 約 180— 250ででおよそ 0.1— 2時間反応させるものであり、 溶媒としては反応に 影響を与えないあらゆるものを用いることができる。
Lがー CO— N (R1Q)— (R1Qは前記と同意義を示す) である化合物(I)の 代表的な製法を下記製造方法 7に示す。
製造方法 7
,χχι
、ΧΧ11, 本製造法は、 (XX)の一 CHO基をアミド化することにより目的化合物(xxii) を製造するものである。 まず、 (XX) の— CHO基を酸化して— COOH基にす る反応は、 通常の酸化剤を用いて常法により行うことができる。 例えば、 ァセ トンなど反応に影響を与えない溶媒中(XX)と Jones試薬を約 0〜80ででおよそ 1〜 6時間反応させる方法があげられる。 (xxi)の一 C〇〇H基のアミ ド化は、 環 B に対応するァミン誘導体及び脱水縮合剤を用いて常法により行うことができる。 例えば、 (xxi)、 ァミノ誘導体、 脱水縮合剤及び場合により卜リエチルァミン等 の三級アミンを溶媒に溶解させ、 約 0〜 60°Cでおよそ 1〜 24時間反応させること により目的化合物に導くことができる。 また、 この場合卜ヒドロキシベンゾト リアゾ一ル等を添加すると、 より好ましい結果を得ることができる。 脱水縮合
剤としては、 反応を進行させるあらゆるものを用いることができるが、 N ェチ ル- N' - (3-ジメチルァミノプロピル)カルポジィミ ド塩酸塩またはジシクロへキ シルカルポジイミ ド等が好ましい。 溶媒としては反応に影響を与えないあらゆ るものを用いることができるが、 ァセトニトリル、 ジメチルホルムアミド、 N- メチル -2-ピロリジノン等が好ましい。 また、 塩化チォニルを用いクロ口化した 後、 対応するァミン誘導体と反応させることでも同様の結果を得る。
以上の反応終了後、 所望により通常の処理法によって、 例えばシリカゲルま たは吸着樹脂等を用いるカラムクロマトグラフィーや適当な溶媒から再結晶す ることにより精製することが可能である。
本発明にかかる化合物の薬理作用は以下の試験方法により確認した。
試験例 1
PDE4阻害作用 : ヒト胎盤の mRNAから P CR法により PDE4Dをク ローニングし、 aUe aUve spliced site以降の cDNA (Mol. Cell. Biol. , 13, 6558, 1993) を BHK細胞にて発現させた。 B HK細胞の内因性の P D E 4活性に比べ 1 00倍以上の活性を発現するクローンを 2クローン得て、 その 一つを大量培養し、 ホモジェネートを PDE 4の酵素源として用いた。
上記ホモジネートに 50mM Tris-HCl (pH8.0) 、 0. lmM EGTA、 0. ImM MgCl2、 1 M [3H] -cGMP (100, OOOdpm/tube) または、 M [3H]-cAMP (100, OOOdpm/tub e) を添加し、 その 0.2mlを化合物存在下または非存在下で 30で、 10〜20分間ィ ンキュペートした。 95でで 1.5分インキュベートして酵素反応を止め、 氷冷後、 50/ 1の nucleotidase (lOuni ts/ml) を加え 30でで 10分インキュベートした。 反 応混合液に 550 1の AG卜 X2 resin slurry (H20:resin=2: 1)を添加し、 4でで 10 分放置した後、 遠心 (10.000rpm、 2.5分、 4で) し、 上清の 450μ1の放射能を 測定した。
活性は IC50値 (酵素活性の 50%を阻害する化合物濃度) で比較した。 IC50は、 基質である cAMP濃度と化合物濃度を対数プロッ卜することにより求めた。 表 1
に示す結果は 3回の平均である。 なお、 化合物は最初 DMS0に溶かしてから前記 b uiierで希釈して使用した。
表 1 実施例番号 PDE4P且害 IC50(nM)
2 8.5
14 4
17 4.2
18 1.4
21 2.2
30 2.6
31 2.5
32 2.6
34 3.1
44 2.5
45 0.72
49 1.1
51 3.2
52 1.8
53 0.63
54 1.7
56 1.2
58 2.8
60 0.22
61 0.6
62 1.9
63 0.6
64 0.19
65 2.5 試験例 2
TNF産生阻害作用 : ヒト末梢血をへパリン (1¾) 採血し、 遠心分離 (室温にて 1 OOOrpm, 10分) により多血小板血漿を除去し、 除去した容量と同量の penici Π in (lOOun it/ml) および streptomycin (lOO^g/ml) 含有 (以下 「p, sj ) Hank ' s balanced salt solution (HBSS) を加え混合した。 その 3/5容量の FicoH - p aque (Pharmacia) を下層に重層して 1500rpmで 30分間室温にて遠心分離し、 単
核球画分を分取した。 得られた単核球画分を p, s含有 HBSSで 2回洗浄した後、 p. s含有 RPMI 1640 (1(WFCS含有) で 2〜4xl06ce l I s/mlの細胞密度の細胞浮遊液とし て調製した。 調製した細胞浮遊液 400 1を 48穴培養プレー卜に添加し、 50 1の LPS ( 100ng/ml of sal ine) 溶液と 50 1の各種濃度に調製した化合物溶液を加 えて、 5%C02混合空気注入下 37 で培養した。 18〜24時間後、 培養緩衝液を分取 して細胞から遊離した TNF aを EUSAキット (Amasham) を用いて測定した。
化合物の TNF a産生抑制作用は、 化合物濃度の対数値と TNF a産生量 (対照に 対する^ をプロットして IC50値を求めた。 なお、 TNF a産生量は、 化合物を添 加しない群 (control) の TNF a産生量から LPSと化合物を添加しない群 (basal) の TNF a産生量を差し引いたものを対照 (100%) とした。 結果を表 2に示す。 化合物は、 lOmMになるように DMS0に溶解した後、 最終濃度の 1000倍濃度の DM SO溶液を調製し、 最終濃度の 10倍濃度の溶液を 10%FCSと p, s含有 RPMI 1640で希釈 して調製した。 なお、 control群と basal群には、 化合物溶液のかわりに p, s含有 RPMI 1640 (1¾DMS0, 10¾FCS) を添加した。 basal群には、 LPS溶液のかわりに生 理食塩水を添加した。
表 2
実施例番号 TNFa阻害 IC50(n )
2 4.7
14 1.6
18 3.3
32 2.3
49 1.7
試験例 3
血糖低下作用 (ZDFラッ卜) :試験化合物を 0. 5¾MCに懸濁し、 その懸濁液を 1日 1回 1週間連続で経口投与した。 連投後 4時間絶食させてから、 尾静脈より採 血し、 その血液を直ちに 0. 6M HC 10Jこ添加して (血液: 0. 6M HC lO^ l : 9) 遠心 後上清を分取し、 Glucose CI Iテストヮコー (和光) キットにてグルコース濃度 を測定した。 尚、 表中、 血中糖濃度 (mg/d l) 下の括弧内の数字は、 薬物投与前
の血中糖濃度を 100¾とした場合の換算値である。
表 3
以上の結果より、 本発明に係る化合物が、 PDE 4阻害剤として有用である とともに、 この阻害作用に基づいて TNF α産生阻害剤として有用であること が示された。 本発明に係る化合物は、 関節炎、 慢性関節リウマチ、 喘息などの 炎症性疾患、 自己免疫疾患、 同種移植片拒絶反応、 移植片対宿主疾患などの免 疫疾患、 多発性硬化症などの中枢疾患、 敗血症、 乾蘚、 骨粗鬆症など、 サイク リック AMPまたは TNF αが関与する疾患の予防 ·治療剤として極めて有用 である。
さらに、 本発明者らは、 PDE4阻害剤として有用な本発明に係る化合物が、 糖尿病動物の血中糖濃度を有意に低下させることを見出した。 本発明に係る化 合物は、 糖尿病の予防 ·治療剤としても極めて有用である。
以下、 具体的な製造例および実施例を示して本発明をさらに詳細に説明する 力 本発明がこれらに限定されるものでないこ.とはいうまでもない。
製造例 1
2-クロ□- 6._7 -ジメトキシ- 4- (3-ニトロフエニル)キナゾリン
3S
3.4-ジクロロ- 6, 7-ジメトキシキナゾリン 3.16g、 3-ニトロフエニルボロン酸 2.04g及びテトラキス(トリフエニルフォスフィン)パラジウム 1.00gをトルエン 200ml及び 2 M炭酸ナトリウム水溶液 100mlの混合溶媒 に懸濁し、 窒素気流下に て 60でで 15時間撹拌した。 有機層を分取し水及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫 酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラ ムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル =2: 1) で精製分離した。 エタ ノールから再結晶し標記化合物 3.50gを無色結晶として得た。
'Η-匪 R (400 MHz, CDC 1: δ 3.92 (3Η, s), 4.09 (3H, s), 7.19 (1H, s), 7. 38 (1H, s), 7.80 (1H, dd, J = 8.2, 7.7 Hz), 8.16 (1H, ddd, J = 7.7, 1. 6, 1.2 Hz), 8.44 (1H, ddd, J = 8.2, 2.1, 1.2 Hz), 8.68 (1H, dd, J = 2. 1, 1.6 Hz).
融点 228- 230°C
MASS 346 (MH+)
製造例 2
4-(3-ビフエ二リル)- 2-クロ口- 6, 7-ジメトキシキナゾリン
3-ブロモビフエニルより./. Org. Chem. , 56, 3763 (1991)の方法に従い得た 3 -ビフエニルボロン酸 1.45g及び 3, 4-ジクロロ- 6, 7-ジメトキシキナゾリン 1.50 gより製造例 1と同様にして標記化合物 1.84gを無色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCh δ 3.91 (3Η, s), 4.08 (3H, s), 7.36 (1H, s), 7. 37 (1H, s), 7.39 (1H, m), 7.47 (2H. m), 7.64 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.65
(2H, m), 7.73 (1H, dt, J = 8.0, 1.6 Hz), 7.80 (1H, dt, J 8.0, 1.6 H z), 8.00 (1H, t. J = 1.6 Hz).
製造例 3
4- (3-ブロモフエニル) -2-クロ口- 6.— 7-ジメトキシキナゾリン
3, 4-ジクロロ- 6, 7-ジメトキシキナゾリン 2.59g及び 3 -ブロモフエニルボロン 酸 402mgより製造例 1と同様にして標記化合物 300mgを得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCh) δ 3.92 (3Η, s) , 4.08 (3H, s), 7.24 (1H, s) , 7. 35 (1H, s), 7.45 (1H, dd, J = 7.9, 7.7 Hz), 7.70 (1H, ddd, J = 7.7, 1. 4, 1.0 Hz), 7.77 (1H, ddd, J = 7.9, 2.0, 1.0 Hz), 7.94 (1H. dd, J = 2. 0, 1.4 Hz).
製造例 4
U-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4-(3 -ニトロフエニル)キナゾリン
製造例 1で得た 2-クロロ- 6, 7-ジメトキシ -4- (3 -二卜口フエニル)キナゾリン 2.50g、 メチルアミン塩酸塩 4.89g及びトリェチルァミン 11.0gを卜メチル -2 -ピ ロリジノン 25ml に懸濁し、 封管中 130 で 18時間撹拌した。 酢酸ェチル及びテ トラヒドロフランを加え、 水で 5回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシ
ゥムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマ卜 グラフィ一 (へキサン:酢酸ェチル =1: 2) で精製分離した。 テトラヒドロフ ラン一酢酸ェチルから再結晶し標記化合物 1.89gを黄色結晶として得た。
'H—NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.14 (3Η, d, J = 5.0 Hz), 3.82 (3H, s) , 4.0 5 (3H, s), 5.14 (1H, br s) , 6.97 (1H, s) , 7.10 (1H, s), 7.74 (1H, dd, J = 8.2, 8.0 Hz), 8.07 (1H, ddd, J = 8.0, 1.8, 1.1 Hz), 8.39 (1H, ddd, J = 8.2, 2.1, 1.1 Hz), 8.62 (1H, dd, J = 2.1, 1.8 Hz).
融点 218- 220°C
MASS 341 麵 +)
製造例 5
i_7-ジメトキシ -2 -ェチルァミノ- 4- (3 -二トロフエニル)キナゾリン
2 -クロ口- 6, 7-ジメトキシ- 4- (3-ニトロフエニル)キナゾリン 500mg及びェチル ァミン塩酸塩 1.18gより製造例 4と同様にして標記化合物 183mgを黄色結晶とし て得た。
】H -匿 (400 MHz, CDC ) δ 1.31 (3Η, t, J = 7.2 Hz), 3.59 (2H, m) , 3.8 2 (3H, s), 4.04 (3H, s) , 5.11 (1H, br s) , 6.96 (1H, s), 7.08 (1H, s) ,
7.74 (1H, dd, J = 8.2, 7.7 Hz). 8.06 (1H, ddd, J = 7.7, 1.6, 1.1 Hz),
8.39 (1H, ddd, J = 8.2, 2.2, 1.1 Hz), 8.62 (1H, dd, J = 2.2, 1.6 Hz). 融点 164- 166で
MASS 355 (MH+)
製造例 6
2-シクロプロピルアミノ- 6._7 -ジメ卜キシ -4- (3-二トロフエニル)キナゾリン
2 -クロ口- 6, 7-ジメトキシ- 4- (3-ニトロフエニル)キナゾリン 500mg及びシク口 プロピルアミン塩酸塩 414mgより製造例 4と同様にして標記化合物 13½gを淡黄 色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCh) δ 0. 62 (2Η, m) , 0. 89 (2H, m) , 2. 93 (1H, m) , 3. 83 (3H, s) , 4. 05 (3H, s) , 5. 38 (1H, br s) , 6. 98 (1H, s) , 7. 15 (1H, s) ,
7. 74 (1H, dd, J = 8. 2. 7. 7 Hz) , 8. 07 (1H, ddd, J = 7. 7, 1. 4, 1. 1 Hz) ,
8. 39 (1H, ddd, J = 8. 2, 2. 2, 1. 1 Hz) , 8. 62 (1H, dd, J = 2. 2, 1. 4 Hz) . 融点 140-142で
MASS 367 (MH+)
製造例 7
4- (3 -ァミノフェニル)-6, 7 -ジメトキシ- 2 -メチルアミノキナゾリン
製造例 4で得た 6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノ -4- (3-ニトロフエニル)キナゾ リン 1. 83g、 10%パラジウム—力一ボン粉末 (含水品) 200mg及び卜リエチルァ ミン 1. 44gをエタノール 10ml 及びテトラヒドロフラン 10mlの混合溶媒に懸濁し,
容器内を水素置換した後、 常圧、 室温下で 15時間撹拌した。 反応液を濾過し、 濾液を減圧下濃縮後、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキ サン:酢酸ェチル = 1 : 3) で精製分離した。 へキサン一酢酸ェチルから再結晶 し標記化合物 1. 22gを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz. CDC ) δ 3. 11 (3Η, d, J = 5. 2 Hz) , 3. 78-3. 84 (5H, m) , 4. 03 (3H, s) , 5. 14 (1H, br s) , 6. 82 (1H, dd, J = 7. 9, 2. 2 Hz) , 6. 98
(1H, dd, J = 2. 2, 1. 8 Hz) , 7. 03 (1H, dd, J = 7. 7, 1. 8 Hz) , 7. 07 (1H, s) , 7. 14 (1H, s) , 7. 30 (1H, dd, J = 7. 9. 7. 7 Hz) .
融点 197-199で
MASS 311 (MH+)
製造例 8
4 -(3-ブロモフエ二ル)- 6.— 7-ジメトキシ -2-メチルアミノキナゾリン
製造例 3で得た 4- (3-ブロモフエニル) -2-クロ口- 6, 7-ジメトキシキナゾリン 1. 50g及び 40%メチルァミンメタノール溶液 15mlをイソプロパノール 20ml 及びテ トラヒドロフラン 20mlの混合溶媒に懸濁し、 封管中 130でで 9時間撹拌した。 酢 酸ェチルを加え、 水で 2回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾 燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ 一 (酢酸ェチル) で精製分離した。 へキサン一クロ口ホルムから再結晶し標記 化合物 1. 39gを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 11 (3Η, d, J = 5. 1 Hz) , 3. 83 (3H, s) , 4. 0
3 (3H, s), D.15 (1H. m), 7.01 (1H, s) , 7.07 (1H. s) , 7.41 (1H, dd, J = 7.9, 7.7 Hz), 7.62 (1H, ddd, J = 7.7, 1.4, 1.0 Hz), 7.65 (1H, ddd, J = 7.9, 2.0, 1.0 Hz), 7.86 (1H, dd, J = 2.0, 1. Hz).
融点 246-248で
MASS 374, 376 (MH+)
製造例 9
2 -エトキシフエノール 15.0g、 ョ一ドエタン 18.0ml 及び炭酸カリウム 30.0gを ジメチルホルムアミド 150ml に懸濁し、 80でで 30時間撹拌した。 酢酸ェチルを 加え、 水で 5回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶 媒を減圧下留去し表記化合物を赤褐色油状物として定量的に得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCh) δ 1.45 (6Η, t, J = 7.0 Hz), 4.09 (4H, Q, J = 7.0 Hz), 6.89 (4H, s).
製造例 10
4 -(3-ブロモベンゾィル)-し 2-ジェトキシベンゼン
製造例 9で得た 1 , 2-ジエトキシベンゼン 18.9g及び 3-ブロモベンゾイルクロリ ド 22.0gをジクロロメタン 100ml に溶解し、 氷冷下で 1.0M四塩化スズジクロ口 メタン溶液 100ml を滴下した。 滴下終了後、 さらに室温で 15時間撹拌した。 反
応液を氷水に注ぎ込み反応を停止後、 有機層を分取し水で 2回及び飽和食塩水で 洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物を へキサン一酢酸ェチルから再結晶し表記化合物 23. 8gを無色結晶として得た。 Ή-NMR (400 MHz, CDCh) δ 1. 46-1. 52 (6Η, m) , 4. 13-4. 21 (4H, m) , 6. 89 (1H, d, J = 8. 8 Hz) , 7. 32 (1H, dd, J = 8. 8, 2. 0 Hz) , 7. 35 (1H, t, J = 7. 8 Hz) , 7. 46 (1H, d, J = 2. 0 Hz) , 7. 64-7. 71 (2H, m) , 7. 88 (1H, t, J =
1. 6 Hz) .
製造例 1 1
5 -(3-ブロモベンゾィル)-l._2 -ジェ卜キシ- 4-二トロベンゼン
製造例 1 0で得た 4- (3-ブロモベンゾィル)-1, 2-ジェトキシベンゼン 20. 7gを 無水酢酸 80ml に溶解し、 氷冷下で発煙硝酸 5ml を滴下した。 滴下終了後、 さ らに氷冷下で 15分間撹拌した。 反応液を氷水に注ぎ込み反応を停止後、 析出し た結晶を濾取し、 水で洗浄後、 風乾し表記化合物 23. l gを黄色結晶として得た。 Ή-NMR (400 MHz, CDC h) <5 1. 50 (3H, t, J = 7. 2 Hz) , 1. 55 (3H, t, J = 7. 2 Hz) , 4. 17 (2H, Q, J = 7. 2 Hz) , 4. 25 (2H, q, J = 7. 2 Hz) , 6. 80 (1H, s) , 7. 31 (1H, t, J = 8. 0 Hz) , 7. 62 (1H, ddd, J = 8. 0, 1. 6, 1. 2 Hz) , 7. 68 (1H, ddd, J = 8. 0, 1. 6, 1. 2 Hz) , 7. 72 (1H, s) , 7. 87 (1H, t, J = 1. 6
Hz) .
製造例 1 2
4 -アミノ- 5- (3-ブロモベンゾィル) - 1. J-ジエトキシベンゼン
製造例 1 1で得た 5- (3-ブロモベンゾィル)-1, 2-ジエトキシ -4-ニトロべンゼ ン 25.6g及び鉄 (粉末) 16.5gをエタノール 300ml 及び酢酸 75mlの混合溶媒に懸 濁し、 2時間加熱還流した。 溶媒を減圧下留去後、 残渣を酢酸ェチルに懸濁し濾 過した。 濾液を減圧下濃縮し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ 一 (へキサン:酢酸ェチル =1: 1) で精製分離した。 表記化合物を黄色結晶と して定量的に得た。
'H-N R (400 MHz, CDC ) δ 1.33 (3Η, t, J = 7.2 Hz), 1.48 (3H, t, J = 7.2 Hz), 3.85 (2H, Q, J = 7.2 Hz) , 4.11 (2H, Q, J = 7.2 HZ), 6.17 (1H, s), 6.89 (1H, s), 7.32 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.51 (1H, ddd, J = 8.0, 2. 0, 1.2 Hz), 7.61 (1H, ddd, J = 8.0, 1.2, 0.8 Hz) , 7.73 (1H, dd, J = 2. 0, 0.8 Hz) .
製造例 1 3
4- (3-ブロモフエ二ル)- 6._7 -ジエトキシ- 2-キナゾリノン
製造例 1 2で得た 4-ァミノ- 5- (3-ブロモベンゾィル)-1, 2-ジェトキシべンゼ ン 25. lg及び尿素 50. Ogを卜メチル -2-ピロリジノン 15ml に懸濁し、 200 :で 1時 間撹拌した。 水を加え、 析出した結晶を濾取し、 水で洗浄後、 風乾し表記化合
物 23.2gを黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, DMSO-de) δ 1.29 (3Η, t, J = 7.2 Hz) , 1. 1 (3H, t, J = 7.2 Hz), 3.91 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.15 (2H, Q, J = 7.2 Hz) , 5.47 (1 H, br s), 6.17 (1H, s) , 6.95 (1H, s) , 7.54 (1H, t, J = 8.0 Hz) , 7.69 (1H, dd, J = 8.0, 1.6 Hz), 7.80 (1H, dd, J = 8.0, 1.6 Hz), 7.84 (1H, t, J = 1.6 Hz).
製造例 14
4 -(3-ブロモフエ二ル)- 2-クロ口- 6.7-ジェトキシキナゾリン
製造例 13で得た 4- (3-ブロモフエニル) -6, 7-ジエトキシ- 2-キナゾリノン 11. 5gをォキシ塩化リン 90ml に懸濁し、 1時間加熱還流した。 溶媒を減圧下留去後、 残渣をジメチルホルムアミドに懸濁し、 氷水に注ぎ込んだ。 析出した結晶を濾 取し、 水で洗浄後、 風乾し表記化合物 11.8gを黄色結晶として得た。
'Η -匪 R (400 MHz, CDC ) δ 1.50 (3Η, t, J = 7.2 Hz), 1.57 (3H, t, J = 7.2 Hz), 4.09 (2H, Q, J = 7.2 Hz), 4.29 (2H, Q, J = 7.2 Hz), 7.21 (1H, s), 7.31 (1H, s), 7. 4 (1H, t, J = 8.0 Hz) , 7.66-7.72 (2H, m) , 7.92 (1H, t, J = 1.6 Hz).
製造例 15
4- (3-ブロモフエニル) -6^ 7-ジェトキシ- 2-メチルアミノキナゾリン
製造例 14で得た 4- (3-ブロモフエ二ル)- 2-クロ口- 6, 7-ジェトキシキナゾリ ン 12. Og及び 40%メチルァミンメ夕ノール溶液 60mlより製造例 8と同様にして表 記化合物 10.7gを黄色結晶として得た。
融点 130- 132で
MASS 402, 404 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDCh) δ 1.44 (3Η, t, J = 7.2 Hz), 1.54 (3H, t, J = 7.2 Hz), 3.11 (3H, d, J = 5.2 Hz), 4.00 (2H, Q, J = 7.2 Hz), 4.25 (2H, Q, J = 7.2 Hz), 5.12 (1H, br s) , 7.02 (1H, s), 7.04 (1H, s) , 7.40 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.60 (1H, ddd, J = 8.0, 1.6, 1.2), 7.64 (1H, ddd, J = 8.0, 1.6, 1.2), 7.84 (1H, t, J = 1.6 Hz).
製造例 16
2-クロ口- 6._7 -ジメトキシ- 4- (3-ホルミルフエニル)キナゾリン
3, 4-ジクロロ- 6, 7-ジメトキシキナゾリン 3. OOg及び 3-ホルミルフエニルボロン 酸 2.47gより製造例 1と同様にして表記化合物 3.50gを無色結晶として得た。
'H - NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.90 (3H, s) , 4.08 (3H, s) , 7.23 (1H, s) , 7. 37 (1H, s), 7.78 (1H, t, J = 7.6 Hz), 8.07 (1H, dt, J = 7.6, 1. Hz), 8.10 (1H, dt, J = 7.6, 1.4 Hz), 8.32 (1H, t, J = 1.4 Hz), 10.15 (1H, s). 製造例 17
2-クロ口- 4- (3-クロ口ホルミルフエニル) -6._7-ジメトキシキナゾリン
製造例 1 6で得た 2-クロ口- 6, 7-ジメトキシ -4- (3-ホルミルフエニル)キナゾリ ン 657mgを Jones試薬を用いカルボン酸誘導体とした後、 塩化チォニルと定法に より反応させ表記化合物 620mgを淡黄色結晶として得た。
'H-NMR (400 MHz. CDC ) δ 3.92 (3Η, s) , 4.09 (3Η, s) , 7.21 (1Η, s) , 7.
39 (1H, s), 7.77 (1H, t, J = 8.0 Hz) , 8.15 (1H, d, J = 8.0 Hz) , 8.32
(1H, d, J = 8.0 Hz), 8.56 (1H, m) .
製造例 1 8
L_7-ジメトキシ- 4- (3-ホルミルフエニル) -2-メチルアミノキナゾリン
製造例 16で得た 2-クロロ- 6, 7-ジメトキシ -4- (3-ホルミルフエニル)キナゾリ ン 1.50g及び 40%メチルァミンメタノール溶液 15mlより製造例 8と同様にして表 記化合物 1.00gを黄色結晶として得た。
'H-匿 (400 MHz, CDC ) δ 3.14 (3Η, d, J = 4.8 Hz), 3.80 (3H, s) , 4.0 4 (3H, s), 5.13 (1H, br s) , 6.99 (1H. s), 7.09 (1H, s) . 7.72 (1H, t, J
= 7.6 Hz), 7.98 (1H. dt, J = 7.6, 1.4 Hz), 8.05 (1H, dt, J = 7.6, 1.
Hz), 8.24 (1H, t, J = 1. Hz), 10.13 (1H, s).
製造例 19
6-ベンジロキシ -2._4 -ジクロ口- 7-メトキシキナゾリン
5-ベンジロキシ -4-メトキシ- 2 -ニトロ安息香酸を定法によりエステル化、 次い で二ト口基の還元後、 尿素を用い環化することで得られる 6-ベンジロキシ- 7-メ 卜キシ- 2, 4-キナゾリンジオン 3.16g及び N, N-ジィソプ口ピルェチルァミン 10ml をォキシ塩化リン 90ml に懸濁し、 1時間加熱還流した。 溶媒を減圧下留去後、 残渣に酢酸ェチルを加え、 水で 5回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 標記化合物を定量的に黄色結晶として 得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCls) 6 4.05 (3H, s) , 5.31 (2Η, s), 7.29 (1Η, s) , 7. 34-7.45 (4Η, m) , 7.49-7.52 (2Η, m) .
製造例 20
2 -アミノ- 4- (3-ブロモフエニル) -6, 7-ジメ卜キシキノリ
1, 2-ジメトキシベンゼンから製造例 1 0、 次に製造例 1 1の工程を経て得た 5 -
(3-ブロモベンゾィル)-1, 2-ジメトキシ -4-ニトロベンゼン 3. 66gに対しジェチル シァノメチルホスホナ一トを用いた Wi t t ig-Horner反応を定法により行い、 得ら れた粗生成物及び鉄 2. 23gをメタノール 40ml 中に懸濁し、 濃塩酸 20ml を滴下し た。 滴下終了後、 8時間加熱還流した。 溶媒を減圧下留去後、 残渣に水を加え、 析出した結晶を濾取した。 結晶をフリー体に戻した後、 シリカゲルカラムクロ マトグラフィ一 (へキサン:酢酸ェチル = 1 : 3) で精製分離し標記化合物 950πι gを無色結晶として得た。
'Η-匪 R (400 MHz, CDC l s) δ 3. 80 (3Η, s) , 4. 01 (3H, s) . 4. 59 (2H, m) , 6. 53 (1H, s) , 6. 93 (1H, s) , 7. 15 (1H, s), 7. 36-7. 4 (2H, m) , 7. 61 (1H, m) , 7. 65 (1H, dd, J = 2. 0, 0. 4 Hz) .
実施例 1
4 -(3-ベンゾィルァミノフエニル) - 6^ 7 -ジメトキシ -2 -メチルアミノキナゾリン
製造例 7で得た 4- (3 -ァミノフエニル) - 6, 7 -ジメトキシ- 2 -メチルアミノキナ
ゾリン 310mg、 ベンゾイルクロリ ド 155mg及びピリジン 1 19mgをテトラヒドロフラ ン 20ml に懸濁し、 室温で 30分間撹拌した。 酢酸ェチルを加え、 飽和重曹水で 3 回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下 留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェ チル = 1 : 3) で精製分離した。 へキサン一酢酸ェチルから再結晶し標記化合物 343mgを黄色結晶として得た。
)H-藤 (400 MHz, CDC ) δ 3. 12 (3Η, d, J = 4. 9 Hz) , 3. 88 (3H, s) , 4. 0 3 (3H, s) , 5. 12 (1H, m) , 7. 07 (1H, s), 7. 22 (1H, s) , 7. 48-7. 59 (5H, m) ,
7. 79 (1H, ddd, J = 7. 7, 2. 0, 1. 6 Hz) , 7. 86-7. 91 (2H, m) , 7. 96 (1H, br s) , 8. 00 (1H, dd, J = 2. 0, 1. 4 Hz) .
融点 20卜203
MASS 415 (MH+)
実施例 2
6. 7 -ジメトキシ- 2 -メチルアミノ- 4- [3- (4-ピリジンカルボニルァミノ)フエニル 1 キナゾリン
イソニコチノイルクロリ ド 196mgより実施例 1と同様にして標記化合物 220mg を淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 1 1 (3Η, d, J = 4. 9 Hz) , 3. 86 (3H, s) , 4. 0 2 (3H, s) , 5. 13 (1H, m) , 7. 07 (1H, s), 7. 19 (1H, s) . 7. 52-7. 58 (2H, m) ,
7.71 (2H, dd, J 4.4, 1.7 Hz), 7.77 (1H, ddd, J = 6.7, 2.2, 1.5 Hz),
8.00 (1H, dd. ] 1.5, 1.0 Hz), 8.11 (1H, br s), 8.79 (2H, dd, J 二 4. 4, 1.7 Hz).
融点 228-230°C
MASS 416 (MH÷)
実施例 3
6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4-[3 -(2 -ピリジンカルボニルァミノ)フエニル] キナゾリン
ピコリノイルク口リ ド 196mgより実施例 1と同様にして標記化合物 298mgを淡 黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCls) δ 3.13 (3Η, d, J = 5.0 Hz), 3.86 (3H, s), 4.0 3 (3H, s), 5.16 (1H, m), 7.08 (1H, s), 7.22 (1H, s), 7.47-7.53 (2H, m),
7.56 (1H, dd, J = 8.0, 7.7 Hz), 7.88-7.94 (2H, m), 8.16 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz), 8.30 OH, ddd, J = 7.9, 1.3, 0.9 Hz), 8.62 (1H, ddd, J =
4.4, 1.6, 0.9 Hz), 10.16 (1H, br s).
融点 175- 177°C
MASS 416 (ΜΗ
実施例 4
6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- [3 -(3-ピリジンカルボニルァミノ)フエニル]
キナゾリン
ニコチノイルクロリ ド 196mgより実施例 1と同様にして標記化合物 263mgを黄 色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCla) δ 2.91 (3Η, d, J = 4.6 Hz), 3.76 (3H, s), 3.9 3 (3H, s), 6.97-7.05 (2H, m), 7.18 (1H, s), 7.47-7.62 (3H, m), 7.90 (1 H, ddd, J = 7.2, 2.2, 0.7 Hz), 8.21 (1H, dd, J = 2.2, 1.4 Hz), 8.32 (1 H, ddd, 7.7, 1. 1、 1.6 Hz), 8.78 (1H, dd, J = 4.7, 2.2 Hz), 9.13 (1H, d,
J = 1.6 Hz), 10.63 (1H, br s).
融点 251- 253°C
MASS 416 (MH+)
実施例 5
6, 7-ジメ卜キシ- 2-メチルァミノ- 4 - [3 -(3, 4- ノ)フエニル]キナゾリン
ピぺロニ口イルクロリ ド 369mgより実施例 1と同様にして標記化合物 466mgを 黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.12 (3Η, d, J = 4.9 Hz), 3.87 (3H, s), 4.0 3 (3H, s), 5.12 (1H, m), 6.06 (2H, s), 6.88 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.07 (1H, s). 7.21 (1H, s), 7.37 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.41 (1H, dd, J = 8.0, 1.8 Hz), 7.48 (1H, ddd, J = 7.8, 1.4, 1.2Hz), 7.53 (1H, dd, J = 8.0, 7.8 Hz), 7.75 (1H, ddd, J = 8.0, 2.0, 1.2 Hz), 7.83 (1H, br s), 7.97 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz).
融点 205- 207°C
MASS 459 (MH+)
実施例 6
6, 7-ジメトキシ -2-メチルァミノ- 4-[3- (フエ二ルァセチルァミノ)フエニル]キ ナゾリン
製造例 7で得た 4- (3-ァミノフエ二ル) -6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノキナ ゾリン 155mgおよびフエニルァセチルクロリ ド 154mgより実施例 1と同様にして 標記化合物 184mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC1,) δ 3.09 (3Η, d, J = 5.1 Hz), 3.76 (2H, s), 3.8 2 (3H, s), 4.02 (3H, s), 5.11 (1H, m), 7.05 (1H, s), 7.11 (1H, s), 7.2 1 (1H, br s). 7.30-7.47 (7H, m), 7.60-7.68 (2H, m).
融点 175- 177で
MASS 429 (ΜίΓ)
実施例 7
6, 7-ジメトキシ- 2 -メチルァミノ- 4 - [3 -(3 -フエ. フエ二 ル]キナゾリン
3 -フエニルプロパノイルクロリ ド 169mgより実施例 6と同様にして標記化合物 176mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC1: δ 2.68 (2Η, t, J - 7.5 Hz), 3.06 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.11 (3H, d, J - 4.9 Hz), 3.85 (3H, s), 4.03 (3H, s), 5.11 (1 H, m), 7.06 (1H, s), 7.12-7.32 (7H, m),
7.42-7.48 (2H, m), 7.54 (1H, ddd, J = 7.5, 5.4, 0.4 Hz), 7.81 (1H, dd,
J = 0.8, 0.4 Hz).
融点 180- 182°C
MASS 443 (MH+)
実施例 8
4 - [3- (2-クロ口ベンゾィルァミノ)フエ二ル]- 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ キナゾリン
2 -クロ口ベンゾィルクロリ ド 175mgより実施例 6と同様にして標記化合物 200 mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400匪 z, CDCla) δ 3.12 (3Η, d, J = 4.9 Hz), 3.87 (3H, s), 4.0
3 (3H, s), 5.16 (1H, m), 7.08 (1H, s), 7.22 (1H, s), 7.36-7.48 (3H, m), 7.50-7.58 (2H, m), 7.75-7.80 (2H, m), 8.02 (1H, br s), 8.05 (1H, dd,
J = 0.8, 0.4 Hz).
融点 197- 199°C
MASS 449 (MH+)
実施例 9
4 - [3-(3 -クロ口べンゾィルァミノ)フエニル] - 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ キナゾリン
3 -クロ口べンゾイルク口リ ド 5mgより実施例 6と同様にして標記化合物 200
mgを淡黄色結晶として得た。
Ή- MR (400 MHz, CDC 1.0 δ 3.1 (3Η, d, J = 4.7 Hz), 3.87 (3H, s), 4.0 3 (3H, s), 5.49 (1H, m), 7.08 (1H, s), 7.21 (1H, s), 7.43 (1H, dd, J =
8.0, 7.6 Hz), 7.50-7.57 (3H, m), 7.72-7.78 (2H, m), 7.87 (1H, dd, ]
2.0, 1.6 Hz), 7.97-8.02 (2H, m).
融点 124-126°C
MASS 449 (MH+)
実施例 10
4- [3- (4-クロ口ベンゾィルァミノ)フエニル] -6, 7-ジメトキシ -2 -メチルァミノ キナゾリン
4 -クロ口べンゾイルクロリ ド i 75mgより実施例 6と同様にして標記化合物 217 mgを黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC1: δ 3.11 (3Η, d, J = 4.7 Hz), 3.87 (3H, s), 4.0 3 (3H, s). 5.74 (1H, m), 7.07 (1H, s), 7.20 (1H, s), 7.43-7.47 (2H, m), 7.48-7.55 (2H, m), 7.75 (1H, ddd, J = 7.2, 2.2, 1.8 Hz), 7.80-7.84 (2 H. m), 8.04 (1H, br s), 8.07 (1H, dd, J = 1.8, 1.4 Hz).
融点 193-195°C
MASS 449 (MH+)
実施例 1 1
6, 7-ジメトキシ- 4- [3- (2-メトキシベンゾィルァミノ)フエ二ル]- 2 -メチルァ ノキナゾリン
2 -メトキシベンゾイルクロリ ド 171mgより実施例 6と同様にして標記化合物 1 78mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.12 (3Η, d, J = 5.0 Hz), 3.87 (3H, s), 4.0 3 (3H, s), 4.06 (3H, s), 5.17 (1H, m), 7.05 (1H, dd, J = 8.2, 0.8 Hz), 7.08 (1H, s), 7.15 (1H, ddd, J = 8.0, 7.2, 0.8 Hz), 7.22 (1H, s), 7.4 4-7.55 (3H, m), 7.86 (1H, ddd, J = 7.9, 2.0, 1.2 Hz), 7.98 (1H, dd, J = 2.0, 1.8 Hz), 8.29 (1H, dd, I = 8.0, 1.8 Hz), 9.92 (1H, br s).
融点 194- 196°C
MASS 445 (MH+)
実施例 1 2
6, 7-ジメトキシ- 4-[3- (3-メトキシベンゾィルァミノ)フエニル] -2-メチルアミ ノキナゾリン
3 -メトキシベンゾイルクロリ ド nimgより実施例 6と同様にして標記化合物 1 87mgを淡黄色結晶として得た。
'H -腿 R (400 MHz, CDC 1: δ 3.12 (3Η, d, J = 4.7 Hz), 3.87 (3H, s), 3.8
8 (3H, s), 4.03 (3H, s), 5.24 (1H, m), 7.06-7.12 (2H, m), 7.22 (1H, s), 7.38-7.42 (2H, m), 7.45 (1H, dd, J = 1.8, 1.4 Hz), 7.50 (1H, ddd, J - 7.7, 1.4, 1.4 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 7.9, 7.7 Hz), 7.79 (1H, ddd, J = 7.9, 1.8, 1.4 Hz), 7.95 (1H, br s), 8.00 (1H, dd, J = 1.8, 1.4 Hz). 融点 193- 195°C
MASS 445 (MH+)
実施例 13
6, 7 -ジメトキシ -4-[3 -(4 -メトキシベンゾィルァミノ)フエニル] - 2-メチルアミ ノキナゾリン
4 -メトキシベンゾイルクロリ ド nimgより実施例 6と同様にして標記化合物 1 78mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCl:i) δ 3.11 (3Η, d, J = 5.0 Hz), 3.87 (3H, s), 3.8
8 (3H, s), 4.02 (3H, s), 5.14 (1H, m), 6.95-7.00 (2H, m), 7.07 (1H. s), 7.22 (1H, s), 7.48 (1H, ddd, J = 7.7, 1.4, 1.4 Hz), 7.53 (1H, dd, J = 7.9, 7.7 Hz), 7.78 (1H, ddd, J = 7.9, 2.0, 1.4 Hz), 7.83-7.88 (2H, m), 7.90 (1H, br s), 7.97 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz).
融点 219-221°C
MASS 445 ( H+)
実施例 14
6, 7-ジメトキシ- 4 - [3 -(3, 4-ジメトキシベンゾィルァミノ)フエニル] - 2 -メチル ノキナゾリン
3, 4-ジメトキシベンゾイルクロリ ド 201 mgより実施例 6と同様にして標記化合 物 178mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.12 (3Η, d, J = 4.9 Hz), 3.87 (3H, s), 3.9 5 (3H, s), 3.96 (3H, s), 4.03 (3H, s), 5.15 (1H, m), 6.92 (1H, d, J =
8.4 Hz), 7.07 (1H, s), 7.21 (1H, s), 7.41 (1H, dd, J = 8.4, 2.0 Hz), 7. 46-7.51 (2H, m), 7.54 (1H, dd, J = 7.9, 7.7 Hz), 7.82 (1H, ddd, J = 7.
9, 2.0, 1.4 Hz), 7.92 (1H, br s), 7.96 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz).
融点 128- 130°C
MASS 475 (MH+)
実施例 1 5
4-C3-(3, 4-ジクロロべンゾィルァミノ)フエニル] - 6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルァ ミノキナゾリン
3, 4-ジクロロベンゾィルクロリ ド 21 Omgより実施例 6と同様にして標記化合物 183mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC13) δ 3.1 (3Η, d, J - 5.0 Hz), 3.87 (3H, s), 4.0 4 (3H, s), 5.68 (1H, m), 7.08 (1H, s), 7.21 (1H, s), 7.51-7.59 (3H, m),
7.70 (1H, dd, J = 8.4, 2.1 Hz), 7.74 (1H, ddd, J = 7.9, 2.0, 1.4 Hz),
7.96-8.02 (3H, m).
融点 134-136°C
MASS 483 (MH+)
実施例 1 6
4- (3-シクロプロパノィルァミノフエニル) -6, 7-ジメトキシ -2 -メチルアミノキ ナゾリン
シクロプロパンカルボニルク口リ ド 105mgより実施例 6と同様にして標記化合 物 152mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 0.84-0.90 (2Η, m), 1.08-1.12 (2H, m), 1.48- 1.55 (1H, m), 3.11 (3H, d, ] = 4.9 Hz), 3.83 (3H, s), 4.02 (3H, s), 5. 12 (1H, m), 7.06 (1H, s), 7.16 (1H. s), 7.40-7.53 (3H, m), 7.65 (1H, d dd, J = 7.9, 2.0, 1.4 Hz), 7.86 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz).
融点 205- 207°C
MASS 379 (MH+)
実施例 17
4-[3- (3 -シクロペンチ口キシ- 4 -メトキシベンゾィルアミノ)フエニル] - 6, 7-ジ メトキシ- 2-メチルアミノキナゾリン
3 -シク口ペンチ口キシ- 4 -メ 口リ ド 255mgより実施例 6と 同様にして標記化合物 202mgを淡黄色結晶として得た <
Ή-.N'MR (400 MHz, CDC ) 6 1.57-1.67 (2H, m), 1.80-2.05 (6H, m), 3.12 (3H, d, J = δ.0 Hz), 3.87 (3H, s), 3.91 (3H, s), 4.03 (3H, s), 4.88 (1 H, m), 5.15 (1H, m), 6.90 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.07 (1H, s), 7.21 (1H, s), 7.38 (1H, dd, ] = 8.4, 2.2 Hz), 7.46-7.50 (2H, m), 7.53 (1H, dd, J = 7.9, 7.7 Hz), 7.80 (1H, ddd, J = 7.9, 2.0, 1.4 Hz), 7.90 (1H, br s),
7.96 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz).
融点 129- 131で
MASS 529 (ΜίΓ)
実施例 1 8
4 - [3 -(3 -クロロ- 4-メトキシベンゾィルァミノ)フエニル] - 6, 7 -ジメトキシ -2 -メ チルアミノキナゾリン
3 -クロ口- 4-メトキシベンゾイルクロリ ド 205mgより実施例 6と同様にして標 記化合物 152mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-N R (400 MHz, CDC ) <5 3.11 (3H, d, J = 4.7 Hz), 3.87 (3H, s), 3.9 7 (3H, s), 4.03 (3H, s), 5.32 (1H, m), 6.99 (1H, d, J - 8.6 Hz), 7.07 (1H, s), 7.21 (1H, s), 7.48-7.56 (2H, m), 7.74-7.85 (2H, m), 7.90-7.93
(2H, m), 7.98 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz).
融点 130- 132で
MASS 479 (MD
実施例 1 9
6, 7 -ジメ卜キシ- 2- ミノ- 4- [3 -(3, 4, 5-上リメトキシベンゾィルアミノ) フエ二 Uン
3, 4, 5-トリメトキシベンゾイルクロリ ド 231mgより実施例 6と同様にして標記 化合物 173mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.11 (3Η, d, J - 4.8 Hz), 3.86 (3H, s), 3.9 1 (3H, s), 3.93 (6H, s), 4.03 (3H, s), 5.24 (1H, m), 7.08 (1H, s), 7.0 9 (2H, s), 7.22 (1H, s), 7.49 (1H, ddd, J = 7.7, 1.4, 1.4 Hz), 7.55 (1 H, dd, ] = 7.9, 7.7 Hz), 7.83 (1H, ddd, J = 7.9, 2.0, 1.4 Hz), 7.90-7. 94 (2H, m).
融点 122-124°C
MASS 505 (MH+)
実施例 20
4 - [3- (4-ベンジロキシベンゾィルアミノ)フエ二ル]- 6, 7-ジメトキシ- 2-メチル アミノキナゾリン
4 -べンジロキシベンゾイルクロリ ドより実施例 1と同様にして標記化合物 51 6mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC 1.0 6 3.12 (3H, d, J = 4.8 Hz), 3.88 (3H, s), 4.0 3 (3H, s), 5.12-5.16 (3H, m), 7.04-7.09 (3H, m), 7.23 (1H, s), 7.32-7. 46 (5H, m), 7.49 (1H, ddd, J = 7.6, 1.4, 1.4 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 7. 8, 7.6 Hz), 7.77 (1H, ddd, J = 7.8, 1.8, 1.4 Hz), 7.83-7.88 (3H, m), 7. 98 (1H, dd, J = 1.8, 1.4 Hz).
融点 110-112°C
MASS 521 (MH+)
実施例 2 1
6, 7 -ジメトキシ- 4 - [3-(4-ヒドロキシベンゾィルァミノ)フエニル] - 2-^チルァ ミノキナゾリン
実施例 20で得た 4- [3- (4-ベンジロキシベンゾィルァミノ)フエニル] -6.7-ジ メ卜キシ -2-メチルアミノキナゾリン 388mg、 10%パラジウム一力一ボン粉末 (含水品) 200mgを酢酸ェチル 10ml 及びテトラヒドロフラン 10mlの混合溶媒に 懸濁し、 容器内を水素置換した後、 常圧、 室温下で 3日間撹拌した。 反応液を濾 過し、 濾液を減圧下濃縮後、 粗生成物をへキサン一酢酸ェチルから再結晶し表 記化合物 278mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.12 (3Η, d, J = 4.8 Hz), 3.85 (3H, s), 4.0 2 (3H, s), 5.19 (1H, m), 6.82-6.90 (2H, m), 7.08 (1H, s), 7.18 (1H, s), 7.43-7.54 (2H, m), 7.69-7.84 (4H, m), 7.98 (1H, dd, J = 0.8, 0.4 Hz). 融点 178-180°C
MASS 431 (MH+)
実施例 22
4-[3 -(3-ベンジロキシベンゾィルァミノ)フエニル] -6, 7 -ジメトキシ- 2-メチル アミノキナゾリン
3 -べンジ ロリ ドより実施例 1と同様にして標記化合物 51 8mgを淡黄色結晶として得た。
融点 no- lire
MASS 521 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.13 (3H, d, J 4.8 Hz), 3.87 (3H, s), 4.0
3 (3H, s), 5.14 (2H, s), 5.31 (1H, m), 7.08 (1H, s), 7.17 (1H, ddd, J
= 6.5, 2.8, 2.2 Hz), 7.22 (1H, s), 7.30-7.47 (7H, m), 7.49-7.57 (3H, m),
7.77 (1H, ddd, J = 8.0, 2.0, 1.2 Hz), 7.91 (1H, br s), 8.01 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz).
実施例 23
6, 7 -ジメ卜キシ -4-[3- (3-ヒドロキシベンゾィルァミノ)フエニル] -2 -メチルァ ミノキナゾリン
実施例 22で得た 4- [3-(3-ベンジロキシベンゾィルァミノ)フエ二ル]- 6, 7 -ジ メトキシ- 2-メチルアミノキナゾリン 448mgより実施例 2 1と同様にして標記化 合物 220mgを無色結晶として得た。
'Η-蘭 R (400 MHz, CDC 1: δ 2.90 (3Η, d, J = 4.8 Hz), 3.76 (3H, s), 3.9 3 (3H, s), 6.96—7.03 (3H, m), 7.19 (1H, s), 7.39-7.46 (4H, m), 7.54 (1 H, dd, J = 8.2, 7.6 Hz), 7.87 (1H, ddd, J = 8.2, 2.0, 1.2 Hz), 7.54 (1 H, dd, J = 2.0, 1.6 Hz), 9.76 (1H, s), 10.37 (1H, s).
融点 265- 267で
MASS 431 (MHつ
実施例 24
4 - [3 -(2 -べンジロキシベンゾィルァミノ)フエニル] - 6, 7 -ジメトキシ- 2-メチル アミノキナゾリン
2-ベンジロキシベンゾィルクロリ ドより実施例 1と同様にして標記化合物 50 Omgを淡黄色結晶として得た。
Ή- MR (400 MHz, CDCh δ 3.15 (3Η, d, J = 4.8 Hz), 3.79 (3H, s), 4.0 6 (3H, s), 5.13 (1H, m), 5.21 (2H, s), 7.03-7.09 (2H, m), 7.11 (1H, s), 7.13-7.21 (2H, m), 7.23-7.31 (3H, m), 7.35 (1H, ddd, J = 7.7, 1.4, 1. 4 Hz), 7.39 (1H, dd, J = 7.9, 7.7 Hz), 7.46-7.49 (2H, m), 7.53 (1H, dd d, J = 8.2, 2.4, 1.8 Hz), 7.53 (1H, ddd, J = 7.9, 1.4, 1.8 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 7.8, 1.8 Hz), 10.15 (1H, br s).
融点 192- 194で
MASS 521 (MH+)
実施例 25
6, 7 -ジメトキシ- 4- [3- (2-ヒドロキシベンゾィルアミノ)フエ二ル]- 2-メチルァ ミノキナゾリン
実施例 24で得た 4- [3 -(2-ベンジロキシベンゾィルァミノ)フエニル] -6, 7 -ジ メトキシ- 2-メチルァミノキナゾリン 388mgより実施例 2 1と同様にして標記化 合物 278mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCh) δ 2.91 (3Η, d, J = 4.7 Hz), 3.75 (3H, s), 3.9 3 (3H, s), 6.95-7.08 (4H, m), 7.18 (1H, s), 7.42-7.53 (2H, m), 7.57 (1 H, dd, J = 8.0, 7.6 Hz), 7.81 (1H, ddd, J = 8.0, 2.0, 1.2 Hz), 7.96 (1 H, dd, J = 8.0, 1.6 Hz), 8.17 (1H, dd, J = 2.0, 1.6 Hz), 10.57 (1H, s),
11.72 (1H, br s).
融点 212-214°C
MASS 431 (MH+)
実施例 26
6, 7 -ジメトキシ- 2 -メチルァミノ- 4 - [3 -(4-メチルチオべンゾィルァミノ)フエ二 ル]キナゾリン
製造例 7で得た 4- (3-ァミノフエニル) -6, 7-ジメトキシ -2-メチルアミノキナ ゾリン 930mgおよび 4-メチルチオべンゾイルクロリ ドより実施例 1と同様にして 標記化合物 1.23gを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCI δ 2.53 (3Η, s), 3.12 (3H, d, J = 5.0 Hz), 3.8 7 (3H, s), 4.03 (3H, s), 5.12 (1H, m), 7.07 (1H, s), 7.22 (1H, s), 7.3 0-7.34 (2H, m), 7.49 (1H, ddd, J = 7.7, 1.4, 1.0 Hz), 7.54 (1H, dd, J
= 7.9, 7.7 Hz), 7.76-7.82 (3H, m) , 7.90 (1H, br s) , 7.98 (1H, dd, J : 1.8, 1.4 Hz).
融点 209- 2 lit:
MASS 461 (MH+)
実施例 27
6.7-ジメトキシ -2-メチルァミノ- 4- [3 -(4-メチルスルフィ二ルペンゾィルァ ノ)フエニル Lキナゾリノ、—
実施例 26で得た 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- [3- (4-メチルチオベン ゾィルァミノ)フエニル]キナゾリン 460mgをクロ口ホルム lmlに溶解し、 氷冷下 で 3-クロ口過安息香酸 246mgをクロ口ホルム lml に溶かした溶液を滴下した。 滴 下終了後、 さらに (TCで 15分間撹拌した。 酢酸ェチルを加え、 飽和重曹水で 2回 及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下留 去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (メタノール:酢酸ェ チル =1 : 20) で精製分離した。 へキサン一酢酸ェチルから再結晶し表記化合物 253mgを黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 2.74 (3Η, s) , 3.11 (3H, d, J = 5.0 Hz), 3.8 7 (3H, s), 4.02 (3H, s) , 5.16 (1H, m) , 7.07 (1H, s) , 7.22 (1H, s) , 7.5 0-7.59 (2H, m), 7.68-7.72 (2H, m) , 7.85 (1H, ddd, J = 7.9, 1.8, 1.4 Hz),
7. 98-8. 02 (2H, m) , 8. 06 (1H, dd, J = 1. 8, 1. Hz) , 8. 51 (1H, br s) . 融点 246- 248で
MASS 477 (MH÷)
実施例 2 8
6. 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノ- 4- [3- (4 -メチルスルホニルペンゾィルアミ ノ) フエ二ル]—キナゾリン
実施例 2 6より得た 6, 7-ジメトキシ -2-メチルァミノ- 4- [3- (4-メチルチオべ ンゾィルァミノ)フエニル]キナゾリン 230mgより実施例 2 7と同様にして標記化 合物 124mgを淡黄色結晶として得た。
^-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 09 (3Η, s) , 3. 12 (3Η, d, J = 5. 0 Hz) , 3. 8 7 (3H, s) , 4. 03 (3H, s) , 5. 13 (1H, m) , 7. 08 (1H, s), 7. 21 (1H, s) , 7. 5
3- 7. 59 (2H, m) , 7. 85 (1H, ddd, J = 7. 9, 1. 8, 1. 4 Hz) , 8. 02-8. 1 1 (6H, m) . 融点 277-279T:
MASS 493 匪つ
実施例 2 9
4- [3 -(6-クロ口ニコチノィルァミノ)フエ二ルレ 6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミ ノキナゾリン
6 -クロ口ニコチン酸 965mgを塩化チォニルによりクロル化して得られた 6 -クロ 口ニコチノイルクロリ ドから実施例 26と同様にして標記化合物 1.44gを無色結 晶として得た。
'Η -匪 R (400 MHz, CDCh) <5 3.11 (3H, d, J = 4.9 Hz) , 3.86 (3H, s) , 4.02 (3H, s), 5.13 (1H, m), 7.07 (1H, s) , 7.19 (1H, s) , 7.47 (1H, dd, J =
8.5, 0.8 Hz), 7.51-7.58 (2H, m) , 7.76 (1H, ddd, J = 7.9, 2.0, 1.4 Hz), 7.98 (1H, dd, J = 2.0, 1.4 Hz), 8.03 (1H, br s) , 8.17 (1H, dd, J = 8.
5, 2.6 Hz), 8.87 (1H, dd, J = 2.6, 0.8).
融点 157-159^
MASS 450 (MH+)
実施例 30
6.7-ジメトキシ- 4- [3- (6-ジメチルァミノニコチノィルァミノ)フエ二ル]- 2 -メ チルアミノキナゾリン
実施例 2 9で得た 4- [3 -(6 -クロ口ニコチノィルァミノ)フエニル] -6, 7 -ジメト キシ -2-メチルアミノキナゾリン 225Dig、 ジメチルァミン塩酸塩 122mg及び卜リエ チルァミン 304ingをイソプロパノール 5ml 及びテトラヒドロフラン 5mlの混合溶 媒に懸濁し、 封管中 13(TCで 18時間撹拌した。 酢酸ェチルを加え、 水で 2回及び 飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 1 : 3) で精製分離した。 へキサン一酢酸ェチルから再結晶し標記化合物 185mgを淡 黄色結晶として得た。
'Η -醒 (400 MHz, CDC h) δ 3. 12 (3Η, d, J = 5. 0 Hz) , 3. 17 (6H, s) , 3. 8 7 (3H, s) , 4. 03 (3H, s) , 5. 14 (1H, m) , 6. 54 (1H, dd, J - 8. 9, 0. 6 Hz) , 7. 07 (1H, s) , 7. 22 (1H, s) , 7. 46 (1H, ddd, J = 7. 7, 1. 4, 1. 2 Hz) , 7. 5 2 (1H, dd, J = 7. 9, 7. 7 Hz) , 7. 75-7. 79 (2H, m) , 7. 94-7. 99 (2H, m), 8. 7 0 (1H, dd, J = 2. 6, 0. 6 Hz) .
融点 149- 151
MASS 459 (MH+)
実施例 3 1
6. 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノ- 4- [3 -(6 -ピロリジノニコチノィルァミノ)フエ ニル」キナゾリン
ピロリジン 167mgより実施例 30と同様にして標記化合物 183mgを黄色結晶と して得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 2.01-2.08 (4Η, m) , 3.11 (3H, d, J = 5.0 Hz), 3.47-3.57 (4H, m) , 3.87 (3H, s), 4.02 (3H, s) , 5.16 (1H, m) , 6.39 (1H, dd, J = 8.9, 0.6 Hz), 7.07 (1H, s) , 7.22 (1H, s), 7.46 (1H, ddd, J =
7.7, 1.4, 1.2 Hz), 7.52 (1H, dd, J - 7.9, 7.7 Hz) , 7.73-7.80 (2H, m) ,
7.93-7.97 (2H, m) , 8.69 (1H, dd, J = 2.3, 0.6 Hz).
融点 239- 241°C
MASS 485 麵 +)
実施例 32
6.7 -ジメトキシ -2 -メチルアミノ -4- [3 -(6 -メチルァミノニコチノィルァミノ)フ ェニル]キナゾリン
40%メチルアミンメタノール溶液 5mlより実施例 30と同様にして標記化合物 162mgを黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 2.99 (3Η, d, J = 5.2 Hz) , 3.12 (3H, d, J =
5.0 Hz), 3.87 (3H, s) , 4.03 (3H, s) , 5.00 (1H, m) , 5.15 (1H, m) , 6.43
(1H, dd, J = 8.8, 0.4 Hz), 7.07 (1H, s) , 7.21 (1H, s) , 7.44-7.56 (2H, m), 7.74-7.80 (2H, m) , 7.94-7.98 (2H, m) , 8.64 (1H. dd, J = 2.2, 0.4 H z).
融点 193-195で
MASS 445 (ΜΗΊ
実施例 33
4 - [3一-(2-クロ口イソ:^コチノィルァミノ)フエ二ルレ 6.7 -ジメトキシ- 2 -メチル アミノキナゾリン
-りロロイソニコチン酸 946mgを塩化チォニルによりクロル化して得られた 2 -クロ口イソニコチノイルクロリ ドより実施例 26と同様にして標記化合物 1.0 7gを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.11 (3Η, d, J = 4.9 Hz) , 3.86 (3H, s) , 4.0 3 (3H, s), 5.12 (1H, m) , 7.07 (1H, s) , 7.18 (1H, s), 7.55-7.58 (2H, m), 7.63 (1H, dd, J = 5.1, 1. Hz), 7.72-7.78 (2H, m) , 8.00 (1H, dd, J = 1.8, 1.4 Hz), 8.07 (1H, br s) , 8.56 (1H, dd, J = 5.1, 0.7 Hz) .
融点 151-153 :
MASS 450 (MH+)
実施例 34
6, 7 -ジメトキシ- 2 -メチルァミノ- 4- -(2 -ピロリジノイソニコチノィルァミノ) フエニル」キナゾリン
実施例 33で得た 4- -(2-クロ口イソニコチノィルァミノ)フエニル] -6,トジ メトキシ- 2 -メチルアミノキナゾリン 225mg及びピロリジン 5mlから実施例 30と 同様にして標記化合物 120mgを黄色結晶として得た。
Η-匪 R (400 MHz, CDCI3) 6 2.00-2.07 (4Η, m) , 3.11 (3Η, d, J = 5.0 Hz) , 3.47-3.54 (4H, m) , 3.86 (3H, s) , 4.03 (3H, s) , 5.13 (1H, m), 6.78 (1H, dd, J = 5.3, 1.5 Hz), 6.81 (1H, dd, J = 1.5, 0.8 Hz), 7.07 (1H, s) , 7.
19 (1H, s), 7.49-7.57 (2H, m) , 7.80 (1H, ddd, J = 7.7, 2.0, 1.4 Hz), 7.
96-8.00 (2H, m), 8.27 (1H, dd, J = 5.3, 0.8 Hz).
融点 135-137
MASS 485 (MH+)
実施例 35
4- (3-ベンゼンスルホンアミドフエニル) -6, 7-ジメトキシ- 2 -メチルアミノキナ ゾリン
ベンゼンスルホニルクロリ ドより実施例 1と同様にして標記化合物 295mgを淡 黄色結晶として得た。
'Η -丽 R (400 MHz, CDC ) δ 3. 11 (3Η, d, J = 4. 8 Hz) , 3. 79 (3H, s) , 4. 0 2 (3H, s), 5. 43 (1H, m) , 6. 95-7. 02 (2H, m) , 7. 05 (1H, s) , 7. 26-7. 31 (2 H, m) , 7. 39-7. 47 (3H, m) , 7. 54 (1H, ddd, J = 7. 4, 2. 4, 1. 1 Hz) , 7. 74 (1 H, br s) , 7. 78-7. 82 (2H, m) .
融点 230- 232で
MASS 451 麵 +)
実施例 3 6
6. 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノ- 4- ί3 -(3 -フエニルゥレイド)フエニル]キナゾ リン
製造例 7で得た 4 -(3-ァミノフエ二ル) - 6, 7 -ジメトキシ - 2 -メチルアミノキナ ゾリン 310mg及びベンゼンイソシァネート 131mgをテトラヒドロフラン 20ml に懸 濁し、 室温で 1時間撹拌した。 酢酸ェチルを加え、 水で 3回及び飽和食塩水で洗 浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシ リカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸ェチル) で精製分離した。 へキサン —酢酸ェチルーテトラヒドロフランから再結晶し標記化合物 374nigを無色結晶と して得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 10 (3Η, d. J = 4. 9 Hz) , 3. 83 (3H, s) , 4. 0 1 (3H, s) , 5. 16 (1H, m) , 6. 81 (1H, m) , 6. 90 (1H, m) , 7. 06 (1H. s) , 7. 1
0-7.16 (2H, m), 7.31-7. 0 (5H, m) , 7.45 (1H, dd, J = 8.6. 7.7 Hz), 7.5 6-7.60 (2H, m).
融点 218-22(TC
MASS 430 (MH+)
実施例 37
L_7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- (3-フ夕ルイミドフエニル)キナゾリン
製造例 7で得た 4 -(3 -ァミノフエニル) -6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノキナ ゾリン 155mg及び N-カルボエトキシフタルイミド UOmgをテトラヒドロフラン 10 ml に懸濁し、 60でで 18時間撹拌した。 ジイソプロピルエーテル 10mlを加え、 析 出した結晶を濾取し、 テトラヒドロフランージイソプロピルエーテルで洗浄後、 風乾し標記化合物 191mgを黄色結晶として得た。
)H-賺 (400 MHz, CDC ) δ 2.90 (3Η, d, J = 5.0 Hz) , 3.84 (3H, s), 3.9 3 (3H. s), 7.01 (1H, s) , 7.10 (1H. m) , 7.22 (1H, s) , 7.66 (1H, ddd. J = 8.0, 2.0, 1.4 Hz), 7.75 (1H, dd, J = 8.0, 7.8 Hz) , 7.81 (1H, ddd. J = 7.8, 1.4. 1.4 Hz), 7.85 (1H. dd, J = 2.0, 1.4 Hz), 7.90-7.95 (2H. m) , 7.97-8.02 (2H. m) .
融点 280-282で
MASS 4 1 (MH+)
実施例 3 8
4- (3-ベンジルァミノフエニル)-6」 7-ジメトキシ- 2-メチルアミノキナゾリン
製造例 7で得た 4- (3 -ァミノフエニル) -6, 7-ジメトキシ -2-メチルアミノキナ ゾリン 310mg、 ベンジルプロミド 85. 5mg及び炭酸カリウム 138mgを N, N-ジメチル ホルムアミド 10ml に溶解し、 室温で 2時間撹拌した。 酢酸ェチルを加え、 水で 5回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下 留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェ チル = 1 : 1) で精製分離した。 へキサン一酢酸ェチルから再結晶し標記化合物 l lOmgを淡黄色結晶として得た。
'Η-醒 R (400 MHz, CDC ) δ 3. 10 (3Η, d, J = 5. 0 Hz) , 3. 76 (3H, s) , 4. 0 2 (3H, s) , 4. 22 (1H, m) . 4. 38 (2H, d, J = 4. 6 Hz) , 5. 16 (1H, m) , 6. 76 (1H, ddd, J = 8. 2, 2. 4, 0. 8 Hz) , 6. 95 (1H, dd, J = 2. 4, 1. 6 Hz) , 7. 00 (1H, ddd, J = 8. 6, 1. 6, 0. 8 Hz) . 7. 06 (1H, s) , 7. 14 (1H, s), 7. 25-7. 42 (6H, m) .
融点 146- MASS 401 (MH+)
実施例 3 9
4- [3- (N -ベンジル- N-メチルァミノ)フエニル] - 6, 7-ジメトキシ- 2 -メチルアミノ キナゾリン
実施例 3 8で得た 4- (3 -ベンジルァミノフエニル) - 6, 7 -ジメトキシ -2 -メチル アミノキナゾリン lOOmg及びヨウ化メチル 71. Omgより実施例 3 8と同様にして標 記化合物 35. Omgを淡黄色油状物として得た。
'H-NMR (400 MHz, CDC ) <5 3. 07 (3H, s) , 3. 11 (3H, d, J = 4. 9 Hz) , 3. 74 (3H, s) , 4. 02 (3H, s), 4. 60 (2H, s) , 5. 16 (1H, m) , 6. 88 (1H, ddd, J = 8. 4, 2. 4, 0. 5 Hz) , 7. 00 (1H, dd, J = 8. 2, 0. 5 Hz) , 7. 04-7. 07 (2H, m) , 7. 16 (1H, s) , 7. 21-7. 37 (6H, m) .
MASS 415 (MH+)
実施例 4 O
4- [3- (N -べンジル -N-ェチルァミノ)フエ二ル] - 6. 7-ジメトキシ- 2 -メチルァミノ キナゾリン
ヨウ化工チル 78. Omgより実施例 3 9と同様にして標記化合物 28. Omgを淡黄色
油状物として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) «51.23 (3H, t, J = 7.0 Hz), 3.09 (3H, d, J = 4.
9 Hz), 3.52 (2H, Q, J = 7.0 Hz) , 3.75 (3H, s), 4.02 (3H, s), 4.58 (2H, s), 5.12 (1H, DI), 6.88 (1H, ddd, J = 8. , 2.2, 0.5 Hz), 6.96 (1H, dd,
J = 8.2, 0.5 Hz), 7.01 (1H, dd, J = 2.2, 1.2 Hz), 7.05 (1H, s) , 7.16
(1H, s), 7.20-7.34 (6H, m) .
MASS 429 (MH+)
実施例 4 1
4- [3- (N-ベンジル- N-プロピルァミノ)フエニル] - 6, 7-ジメ卜キシ -2-メチルアミ ノキナゾリン
実施例 38で得た 4- (3-ベンジルァミノフエ二ル)- 6, 7-ジメトキシ- 2-メチル アミノキナゾリン 200mgおよび卜ヨウ化プロピル nOmgより実施例 38と同様に して標記化合物 66. Omgを淡黄色結晶として得た。
'H-NMR (400 MHz, CDC ) δ 0.92 (3Η, t, J = 7. Hz), 1.71 (2H, m) , 3.0 9 (3H, d, J = 5.0 Hz), 3.52 (2H, t, J = 7.3 Hz), 3.74 (3H, s) , 4.01 (3 H, s), 4.61 (2H, s), 5.12 (1H, m) , 6.78 (1H, ddd, J = 8. , 1.7, 0.7 Hz) , 6.94 (1H, dd, J = 7.6, 0.7 Hz) , 6.98 (1H, dd, J = 2.5, 1.7 Hz), 7.05 (1H, s), 7.15 (1H, s), 7.20-7.34 (6H, m).
融点 75- 77で
MASS 443 (MH+)
実施例 4 2
4- [3- (N-ベンゾィル -N-メチルァミノ)フエニル】 -6, 7-ジメトキシ- 2-メチルアミ ノキナゾリン
実施例 1で得た 4- (3-ベンゾィルァミノフエ二ル)- 6, 7-ジメトキシ -2-メチル アミノキナゾリン 207mgをテトラヒドロフラン 5mlに溶解し、 - 70 で 1. 5Mリチ ゥムジイソプロピルアミドへキサン溶液 0. 667mlを滴下した。 滴下終了後 - 70で で 30分間撹拌した後ヨウ化メチル 284mgを加え室温に昇温し、 さらに 1時間撹拌 した。 酢酸ェチルを加え、 水で 2回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマト グラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 1 : 3) で精製分離した。 へキサン—酢酸 ェチルから再結晶し標記化合物 75mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 10 (3Η, d, J = 5. 0 Hz) , 3. 55 (3H, s) , 3. 7 8 (3H, s) , 4. 02 (3H, s) , 5. 11 (1H, m) , 6. 90 (1H, s) , 7. 06 (1H, s) , 7. 1 3-7. 28 (4H, m) , 7. 35-7. 40 (3H, m) , 7. 46-7. 50 (2H, m) .
融点 198-200で
MASS 429 (MH+)
実施例 4 3
6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- [3 -(卜ピロリル)フ ニル 1_キナゾ—リン
製造例 7で得た 4 -(3-ァミノフエ二ル) - 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルアミノキナ ゾリン 310mg及び 2, 5-ジメトキシテトラヒドロフラン 132mgを酢酸 lml に溶解し、 15分間加熱還流した。 酢酸ェチルを加え、 飽和重曹水で 3回及び飽和食塩水で洗 浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシ リカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 1 : 1) で精製分 離した。 へキサン一酢酸ェチルから再結晶し標記化合物 179mgを黄色結晶として 得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC h) δ 3. 12 (3Η, d, J = 5. 0 Hz) , 3. 82 (3H, s) , 4. 0 4 (3H, s) , 5. 17 (1H, m) , 6. 38 (2H, t, J = 2. 2 Hz) , 7. 08 (1H, s) , 7. 09 (1H, s) , 7. 16 (2H, t, J = 2. 2 Hz) , 7. 53-7. 61 (3H, m) , 7. 74 (1H, dd, J = 1. 8, 1. 4 Hz) .
融点 199- 201で
MASS 361 謹 +)
実施例 4 4
6. 7 -ジメトキシ- 4 - -(2 -ィソインドリニル)フエ二ル] - 2 -メチルァミノキナゾ リン
製造例 7で得た 4- (3-ァミノフエニル) - 6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノキナ ゾリン 827mg、 a, -ジブロモ- キシレン 705mg及び炭酸カリウム 738mgを N, N -ジメチルホルムアミド 30ml に溶解し、 60 で 15時間撹拌した。 酢酸ェチルを 加え、 水で 5回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶 媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサ ン:酢酸ェチル =1 : 1) で精製分離した。 へキサン一酢酸ェチルから再結晶し 標記化合物 613nigを黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.13 (3Η. d, J = 4.7 Hz), 3.82 (3H, s) , 4.0 3 (3H, s), 4.72 (4H, s) , 5.16 (1H, m) , 6.82 (1H, ddd, J = 8.2, 2.4, 0. 8 Hz), 6.97 (1H, dd, J = 2. , 1.6 Hz), 7.04 (1H, ddd, J = 7.6, 1.6, 0. 8 Hz), 7.09 (1H, s), 7.25 (1H, s) , 7.29-7.38 (4H, m) , 7.44 (1H, dd, J = 7.6, 8.2 Hz).
融点 194-196 :
MASS 413 (ΜΗ
実施例 45
6.7-ジメ卜キシ- 4- -(卜ォキソ -2-ィソインドリニル)フエ二ル]- 2-メチルアミ ノキナゾリン
製造例 7で得た 4- (3-ァミノフエ二ル) - 6, 7-ジメトキシ- 2 -メチルアミノキナ ゾリン 155mg、 フ夕リックカルバルデヒド 67mg及び酢酸 5mgをクロ口ホルム lml に溶解し、 50 で 1時間撹拌した。 酢酸ェチルを加え、 水で 2回及び飽和食塩水 で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物 をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル == 3) で精 製分離した。 へキサン一酢酸ェチルから再結晶し標記化合物 50. Omgを黄色結晶 として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 13 (3Η, d, J = 5. 0 Hz) , 3. 87 (3H, s) , 4. 0 4 (3H, s) , 4. 93 (2H, s) , 5. 18 (1H, m) , 7. 08 (1H, s) , 7. 24 (1H, s) , 7. 4 9-7. 57 (3H, m) , 7. 58-7. 64 (2H, m) , 7. 94 (1H, ddd, J = 7. 4, 2. 0, 1. 0 Hz) , 8. 06 (1H, ddd, J = 8. 2, 2. 4, 1. 0 Hz) , 7. 97 (1H, dd, J = 2. 0, 1. 4 Hz) . 融点 230- 232で
MASS 427 (MH+)
実施例 4 6
4 -(3-ビフヱ二リル)- 6._7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノキナゾリン
製造例 2で得た 4- (3-ビフエ二リル)- 2-クロ口- 6, 7-ジメトキシキナゾリン 90 Omg及び 40%メチルアミンメタノール溶液 10mlより製造例 8と同様にして標記化 合物 808mgを淡黄色結晶として得た。
'H-觀 R (400 MHz, CDC ) δ 3.14 (3Η, d, J = 4.8 Hz) , 3.82 (3H, s) , 4.0 4 (3H, s), 4.58 (1H, br s), 7.09 (1H, s) , 7.15 (1H, s) , 7.37 (1H, m) , 7.46 (2H, m), 7.60 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.65 (2H, m), 7.67 (1H, dt, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.75 (1H, dt, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.93 (1H, t, J = 1.6 H z).
融点 183- 185で
MASS 372 (MH+)
実施例 47
i_7-ジメトキシ- 2-メチルアミノ- 4- -(3-ピリジル)フエニル 1_キナゾリン
製造例 8で得た 4 -(3 -ブロモフエニル) - 6, 7-ジメトキシ- 2 -メチルアミノキナ ゾリン 250mg、 3-ピリジルジェチルボラン 150mg、 テトラキス(卜リフエ二ルフォ スフイン)パラジウム 50mg、 テトラプチルアンモニゥムブロミ ド 50mg及び水酸化 カリウム 120mgをテトラヒドロフラン 10ml に懸濁し、 4時間加熱還流した。 酢酸 ェチルを加え、 水で 2回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥 した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ジクロロメタン: メタノール =30: 1) で精製分離した。 へキサン一クロロホ ルムから再結晶し標記化合物 21 (kgを淡黄色結晶として得た。
】H-羅 R (400 MHz, CDCh) δ 3. 14 (3Η, d, J = 5. 2 Hz) , 3. 82 (3H, s) , 4. 0 4 (3H, s) , 5. 13 (1H, br s), 7. 10 (1H, s) , 7. 1 1 (1H, s) , 7. 39 (1H, m) , 7. 65 (1H, t, J = 7. 6 Hz) , 7. 72-7. 76 (2H, m) , 7. 92-7. 95 (2H, m) , 8. 62 (1H, dd, J = 4. 8, 1. 6 Hz) , 8. 92 (1H, dd, J = 2. 4, 0. 8 Hz) .
融点 186- 188T:
MASS 373 (MH+)
実施例 4 8
6. 7-ジメ卜キシ- 4_ (3' . 4' -ジメチル- 3-ビフエニリル) -2-メチルァミノキナゾリ ン
製造例 8で得た 4- (3 -ブロモフエニル) -6, 7-ジメトキシ -2-メチルアミノキナ
ゾリン 250mg、 4-ブロモ -c キシレンより J. Org. Chew. , 56, 3763 (1991)の方 法に従い得た 1, 2-ジメチル- 4-フエニルボロン酸 200mg及びテトラキス(トリフエ ニルフォスフィン)パラジウム 50mgをトルエン 20ml、 メタノール 5ml及び 2M炭酸 ナトリウム水溶液 10mlの混合溶媒 に懸濁し、 80°Cで 8時間撹拌した。 有機層を 分取し水で 2回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶 媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサ ン:酢酸ェチル =1 : 1) で精製分離した。 へキサンージイソプロピルエーテル から再結晶し標記化合物 186mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 2.31 (3Η, s), 2.33 (3H, s), 3.14 (3H, d, J = 4.8 Hz), 3.82 (3H, s), 4.04 (3H, s), 5.14 (1H, br s), 7.09 (1H, s), 7.16 (1H, s), 7.22 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.43 (1H, m), 7.58 (1H, t, ]
= 7.6 Hz), 7.63 (1H, dt, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.73 (1H, dt, J = 7.6, 1.6
Hz), 7.90 (1H, t, ] = 1.6 Hz).
融点 149-151°C
MASS 400 (MH+)
実施例 49
6, 7-ジメトキシ -2-メチルァミノ- 4 - [3- (3 -キノリル)フエニル]キナゾリン
製造例 8で得た 4- (3-ブロモフエ二ル)- 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルアミノキナ ゾリン 250mg、 3-ブロモキノリンより// ei roci^/es, 22, 2471 (1984)の方法に
従い得た 3-キノリルジェチルボラン 300mg、 テトラキス(トリフエニルフォスフ イン)パラジウム 50mg、 テトラプチルアンモニゥムブロミ ド 50mg及び水酸化カリ ゥム 120mgをテ卜ラヒドロフラン 10ml に懸濁し、 6時間加熱還流した。 酢酸ェチ ルを加え、 水で 2回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸 ェチル: メタノール =30: 1) で精製分離した。 へキサン一クロ口ホルムから再 結晶し標記化合物 236mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC 1.0 δ 3.15 (3Η, d, J - 4.8 Hz), 3.83 (3H, s), 4.0 5 (3H, s), 5.16 (1H, br s), 7.11 (1H, s), 7.15 (1H, s), 7.60 (1H, m), 7.70 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.73-7.78 (2H, m), 7.87-7.90 (2H, m), 8.06 (1 H, t, J = 1.6 Hz), 8.16 (1H, d, J - 8.0 Hz), 8.38 (1H, d, J = 2.4 Hz),
9.25 (1H, d, J = 2.4 Hz).
融点 218- 220°C
MASS 423 (MH+)
実施例 50
6, 7-ジメトキシ- 4- [3- (イミダゾ [1, 2-a]ピリジン- 6 -ィル)フエ二ル]- 2-メチル アミノキナゾリン
6 -ブロモイミダゾ [1, 2- a]ピリジンより// eterocダ c 22, 2471 (1984)の方 法により従い得たィミダゾ [1, 2-a]ピリジン- 6-ィルジェチルボラン 250mgより実
施例 49と同様にして標記化合物 176nigを黄色結晶
Ή-NMR (400 MHz, CDC13) δ 3.14 (3Η, d, J = 4.8 Hz), 3.82 (3H, s), 4.0 4 (3H, s), 5.15 (1H, br s), 7.10 (2H, s), 7.49 (1H, dd, J = 5.4, 1.8 H z), 7.62-7.74 (6H, m), 7.91 (1H, t, J = 1,8 Hz), 8.40 (1H, dd, J = 1.6, 0.8 Hz).
融点 237- 239°C
MASS 412 (MH+)
実施例 51
6, 7-ジメトキシ -2-メチルァミノ- 4 - [3 -(4 -イソキノリル)フエニル]キナゾリン
4 -ブロモイソキノリンより/ fei ocycJes, 22, 2471 (1984)の方法により従い 得た 4-イソキノリルジェチルボラン 250mgより実施例 49と同様にして標記化合 物 147mgを黄色結晶として得た。
-應 R (400 MHz, CDC1,) δ 3.13 (3Η, d, 】 = 4.8 Hz). 3.85 (3H, s), 4.0 3 (3H, s), 5.13 (1H, br s), 7.09 (1H, s), 7.20 (1H, s), 7.63-7.73 (4H, m), 7.83 (1H, m), 7.88 (1H, m), 7.98 (1H, m), 8.07 (1H, m), 8.56 (1H, s), 9.29 (1H, s).
融点 181- 183で
MASS 423 (MH+)
実施例 52
6, 7-ジメトキシ- 2-メチルアミノ -4-(4'-メチルチオ- 3-ビフエ.
製造例 8で得た 4- (3-ブロモフエニル) -6, 7-ジメトキシ- 2-メチルアミノキナ ゾリン 750mgおよび 4-プロモチオア二ソ一ルより J. Org. Chem. , 56, 3763 (19 91)の方法に従い得た 4-メチルチオフエニルボロン酸 450mgより実施例 48と同 様にして標記化合物 523mgを淡黄色結晶として得た。
'Η -丽 R (400 MHz, CDC ) δ 2.53 (3Η, s), 3.14 (3H, d, J = 4.8 Hz), 3.8 1 (3H, s), 4.04 (3H, s), 5.14 (1H, br s), 7.09 (1H, s), 7.13 (1H, s), 7.34 (2H, d, J - 8.8 Hz), 7.58 (2H, d, J - 8.8 Hz), 7.60 (1H, t, J = 7. 6 Hz), 7.65 (1H, dt, J - 7.6, 1.6 Hz), 7.72 (1H, dt, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.90 (1H, t, J = 1.6 Hz).
融点 140- 142°C
MASS 418 (MH+)
実施例 53
6, 7-ジメトキシ- 2_メチルアミノ- 4-(4'-メチルスルフィニル -3 -ビフエ二リル) キナゾリン
実施例 52で得た 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルアミノ- 4- メチルチオ- 3-ビフ ェニリル)キナゾリン 250mgより実施例 27と同様にして標記化合物 139mgを淡黄 色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 2.78 (3Η, s) , 3.13 (3H, d, J = 4.8 Hz) , 3.8 1 (3H, s), 4.04 (3H, s) , 5.17 (1H, br s) , 7.10 (1H, s) , 7.11 (1H, s) , 7.64 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.72 (1H, dt, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.74 (2H, d,
J = 8.4 Hz). 7.76 (1H, dt, J = 7.6, 1.6 Hz) , 7.81 (2H, d, J = 8.8 Hz) ,
7.94 (1H, t, J = 1.6 Hz).
融点 153-155で
MASS 434 謹 +)
実施例 54
6.7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- (3'-メチルチオ- 3-ビフエ二リル)キナゾリ
3 -ブロモチオア二ソ一ルより . Org. Chew. , 56, 3763 (1991)の方法に従い 得た 3-メチルチオフエニルボロン酸 450mgより実施例 52と同様にして標記化合 物 485mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC13) δ 2.53 (3Η, s), 3.14 (3H, d, J = 4.8 Hz), 3.8
2 (3H. s), 4.04 (3H, s), 5.15 (1H, br s), 7.09 (1H, s), 7.13 (1H, s),
7.27 (1H, dt, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.38 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.41 (1H, dt, I = 7.6, 1.6 Hz), 7.53 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.60 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.68 OH, dt, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.73 (1H, dt, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.90
(1H, t, J = 1.6 Hz).
融点 195- 197°C
MASS 418 (MH+)
実施例 5 5
6, 7-ジメトキシ -2 -メチルアミノ- 4- (3'-メチルスルフィ二ル- 3-ビフエ二リル) キナゾリン
実施例 54で得た 6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4-(3' -メチルチオ - 3-ビフ ェニリル)キナゾリン 250mgより実施例 27と同様にして標記化合物 145mgを淡黄 色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC1,) δ 2.78 (3Η, s), 3.14 (3H, d, J = 5.2 Hz), 3.8 2 (3H, s), 4.04 (3H, s), 5.15 (1H, br s), 7.09 (1H, s), 7.10 (1H, s),
7. 61-7. 65 (3H, m) , 7. 71 (1H, dt, J = 7. 6, 1. 6 Hz) , 7. 77-7. 80 (2H. m) , 7. 95-7. 97 (2H, m) ·
融点 163- 165
MASS 434 画 +)
実施例 5 6
ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- (3' -フエニル- 3 -ビフエ二リル)キナゾリン
3 -ビフエ二ルポ口ン酸 200mgより実施例 4 8と同様にして標記化合物 202mgを 淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCh) δ 3. 13 (3Η, d, J = 5. 2 Hz) , 3. 82 (3H, s) , 4. 0 4 (3H, s) , 5. 16 (1H, br s) , 7. 10 (1H, s) , 7. 17 (1H, s) , 7. 37 (1H, m) , 7. 43-7. 48 (2H, m) , 7. 53 (1H, t, J = 7. 6 Hz) , 7. 59-7. 65 (5H, m) , 7. 69 (1H, d t, J = 7. 6, 1. 6 Hz) , 7. 81 (1H, d t, J = 7. 6, 1. 6 Hz) , 7. 86 (1H, t, J = 1. 6 Hz) , 7. 98 (1H, t, J = 1. 6 Hz) .
融点 193- 195で
MASS 448 (MH+)
実施例 5 7
6, 7 -ジメトキシ- 4 - ί3 -(5-メトキシ -3-ピリジル)フエニル] - 2 -メチルアミノキナ ゾリン
3-ブロモ - 5-メトキシピリジンより// eterocycJes, 22, 2471 (1984)の方法に 従い得た 3-メトキシピリジン- 5-ィルジェチルボラン 250mgより実施例 49と同 様にして標記化合物 206mgを淡黄色結晶として得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDC1¾) δ 3.14 (3Η, d, J - 4.8 Hz), 3.82 (3H, s), 3.9 2 (3H, s), 4.04 (3H, s), 5.14 (1H, br s), 7.10 (1H, s), 7.11 (1H, s). 7.42 (1H, dd, 3 = 2.8, 1.8 Hz), 7.64 (1H, t, I - 7.6 Hz), 7.71-7.75 (2 H, m), 7.91 (1H, t, J = 1.6 Hz), 8.33 (1H, d, J - 2.8 Hz), 8.52 (1H, d,
J = 1.8 Hz).
融点 225- 227°C
MASS 403 (MHT)
実施例 58
6, 7 -ジメトキシ -2 -メチルアミ -4 - [3- (5-メチルチオ- 3-ピリジル)フエニル]キ ナゾリン
3 -ブロモ - 5-メチルチオピリジンより// eierocダ cJes, 22, 2471 (1984)の方法 に従い得た 3-メチルチオピリジン- 5-ィルジェチルボラン 550mgより実施例 52 と同様にして標記化合物 440mgを淡黄色結晶として得た。
Ή- MR (400 MHz, CDC ) δ 2.56 (3Η, s), 3.14 (3H, d, 】 = 5.2 Hz), 3.8 2 (3H, s), 4.04 (3H, s), 5.15 (1H, br s), 7.10 (2H, s), 7.65 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.71-7.75 (2H, m), 7.79 (1H, t, J = 2.2 Hz), 7.90 (1H, t, J = 1.6 Hz), 8.50 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.66 (1H. d, J = 2.2 Hz).
融点 184- 186°C
MASS 419 (MH+)
実施例 59
6, 7-ジメトキシ- 2 -メチルァミノ- 4-[3- (5 -メチルスルフィニル- 3-ピリジル)フ ェニル]キナゾリン
実施例 58で得た 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- [3 -(5-メチルチオ- 3 -ピ リジル)フエニル]キナゾリン 250mgより実施例 27と同様にして標記化合物 124 mgを淡黄色結晶として得た。
'Η-丽 R (400 MHz, CDC 1: δ 2.86 (3Η, s), 3.14 (3H, d, J = 5.2 Hz), 3.8 2 (3H, s), 4.04 (3H, s), 5.16 (1H, br s), 7.08 (1H, s), 7.10 (1H, s), 7.68 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.77-7.82 (2H, m), 7.98 (1H, t, J = 1.6 Hz), 8.35 (1H, t, J = 2.0 Hz), 8.75 (1H, d, J = 2.0 Hz), 9.03 (1H, d, J =
2.0 Hz).
融点 208- 21(T
MASS 435 (MH+)
実施例 60
6.7 -ジェトキシ- 2-メチルアミノ -4- [3- (3-キノリル)フェニル 1キナゾリン
製造例 15で得た 4- (3-ブロモフエニル) -6, 7-ジエトキシ -2-メチルアミノキナ ゾリン 250mg及び 3-キノリルジェチルボラン 200mgより実施例 49と同様にして 標記化合物 121mgを黄色結晶として得た。
融点 157_159で
MASS 451 (MH+)
'Η-剛 R (400 MHz, CDC ) δ 1.43 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.55 (3H, t, J =
7.2 Hz), 3.14 (3H, d, J = 5.2 Hz), 4.00 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.27 (2H, Q, J = 7.2 Hz), 5.12 (1H, br s) , 7.08 (1H, s) . 7.15 (1H, s) , 7.60 (1H, m), 7.71 (1H, t, J = 8.0 Hz) , 7.73-7.78 (2H, m) , 7.86-7.91 (2H, m) , 8.
05 (1H, t, J = 1.6 Hz), 8.15 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.38 (1H, d, J = 2.4 Hz), 9.25 (1H, d, J = 2.4 Hz).
実施例 61
6.7 -ジェトキシ- 2-メチルアミノ- 4- ί3 (5 -メチルチオ - 3-ピリジル)フエニル】キ ナゾリン
製造例 1 5で得た 4- (3-ブロモフエニル) -6, 7-ジェトキシ- 2-メチルアミノキナ ゾリン 1. OOg及び 3-メチルチオピリジン -5-ィルジェチルボラン 700mgより実施例 49と同様にして標記化合物 472mgを淡黄色結晶として得た。
融点 105- 107で
MASS 447 ( H+)
'Η -匪 R (400 MHz, CDC ) δ 1.43 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.55 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.56 (3H, s), 3.13 (3H, d, J = 4.8 Hz), 4.00 (2H, Q, J = 7.2 Hz), 4.27 (2H, q, J = 7.2 Hz) , 5.12 (1H, br s), 7.07 (1H, s) , 7.12 (1H, s), 7.64 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.70-7.75 (2H, m) , 7.78 (1H, t, J = 2.2 Hz), 7.89 (1H, t, J = 1.8 Hz), 8.50 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.66 (1H, d, J = 2.2 Hz) .
実施例 62
6, 7-ジエトキシ- 2-メチルァミノ- 4- [3- (5-メチルスルフィ二ル- 3-ピリジル)フ ェニル 1キナゾリン
実施例 61で得た 6, 7-ジェトキシ -2-メチルアミノ -4- [3- (5-メチルチオ- 3 -ピリ ジル)フエニル]キナゾリン 360mgより実施例 27と同様にして標記化合物 8½gを 黄色結晶として得た。
融点 188- 190で
MASS 463 (MH+)
'Η -匪 R (400 MHz, CDCh) δ 1. 3 (3Η, t, J = 7.2 Hz), 1.56 (3H, t, J = 7.2 Hz), 2.86 (3H, s) , 3.13 (3H, d, J = 5.2 Hz), 4.00 (2H, Q, J = 7.2 Hz), 4.26 (2H, Q, J = 7.2 Hz), 5.17 (1H, br s) , 7.07 (1H, s), 7.09 (1H, s), 7.68 (1H, t, J = 7.6 Hz) , 7.74-7.81 (2H, m) , 7.97 (1H, t, J = 1.6 Hz), 8.34 (1H, t, J = 2.0 Hz), 8.75 (1H, d, J = 2.0 Hz), 9.03 (1H, d, 2.0 Hz).
実施例 63
6.7-ジメトキシ -2-メチルァミノ- 4- [3- (5 -フエニル -3-ピリジル)フエニル】キナ ゾリン
製造例 8で得た 4- (3 -ブロモフエニル) -6, 7 -ジメトキシ -2 -メチルァミノキナゾ リン 250mg及び 5-フエニル- 3-ピリジルジェチルボラン 250mgより実施例 4 9と同 様にして標記化合物 190nigを黄色結晶として得た。
融点 200- 202で
MASS 449 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDCh) δ 3. 14 (3H, d, J = 5. 2 Hz) , 3. 82 (3H, s) , 4. 0 4 (3H, s) , 5. 16 (1H, br s), 7. 10 (1H, s) , 7. 13 (1H, s) , 7. 44 (1H, m) , 7. 47-7. 53 (2H, m) , 7. 62-7. 70 (3H, m) , 7. 75 (1H, m) , 7. 81 (1H, m) , 7. 98 (1H, t. J = 1. Hz) , 8. 11 (1H, t, J = 2. 0 Hz) , 8. 85 (1H, d, J = 2. 0 H z), 8. 89 (1H, d, J = 2. 0 Hz) .
実施例 6 4
6. 7-ジメトキシ -4 - [3 -(8 -メチル- 3 -キノリル)フエニル 1 -2 -メチルァミノキナゾ リン
製造例 8で得た 4 -(3 -ブロモフエニル) - 6, 7 -ジメトキシ- 2 -メチルァミノキナゾ リン 250mg及び 8-メチル - 3-キノリルジェチルボラン 220mgより実施例 4 9と同様 にして標記化合物 1 1 Omgを黄色結晶として得た。
融点 188- 190で
MASS 437 ( H+)
-丽 R (400 MHz. CDCU) δ 2.86 (3H, s) , 3.15 (3H, d, J = 4.8 Hz) , 3.8
3 (3H, s), 4.05 (3H, s) , 5.17 (1H, br s) , 7.11 (1H, s), 7.16 (1H, s) ,
7.48 (1H, dd, J = 8.0, 7.2 Hz) , 7.60 (1H, m) , 7.68-7.78 (3H, m) , 7.89
(1H, m), 8.07 (1H, t, J = 1.6 Hz), 8.35 (1H, d, J = 1.6 Hz), 9.27 (1H, d, J = 1.6 Hz).
実施例 6 5
6.7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- [3- (2-フエ二ルェチニル)フエニル 1キナゾ リン
製造例 8で得た 4- (3-ブロモフェニル) -6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルァミノキナゾ リン 374mg、 フエニルアセチレン 153mg、 ビス(トリフエニルフォスフィン)パラ ジゥムジクロリ ド 70.2mg、 ヨウ化銅 19. Omg及びトリェチルァミン 202mgを N, N -ジ メチルホルムアミ ド 10ml に懸濁し、 6時間加熱還流した。 酢酸ェチルを加え、 水で 2回及び飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を減 圧下留去し、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢 酸ェチル =2 : 1) で精製分離した。 へキサン一エタノールから再結晶し標記化 合物 lllmgを淡黄色結晶として得た。
融点 102-104で
MASS 396 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.13 (3H, d, J = 5.0 Hz), 3.83 (3H, s) , 4.0 4 (3H, s), 5.15 (1H, br s) , 7.06 (1H, s), 7.08 (1H, s) , 7.33-7. 0 (3H, m), 7.50-7.57 (3H, m) , 7.64 (1H, dt, J = 7.7, 1.6 Hz), 7.68 (1H, dt, J = 7.7, 1.6 Hz), 7.87 (1H, t, J = 1.6 Hz).
実施例 66
U-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- [3 -(2-フエニルェチル)フエニル キナゾリ
実施例 65で得た 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- [3- (2-フエ二ルェチニル) フエニル]キナゾリン 70.0mg、 リンドラ一触媒 50. Omg及びトリヱチルァミン 50. (kgをエタノール 5ml 及びテトラヒドロフラン 5mlの混合溶媒に懸濁し、 容器内 を水素置換した後、 常圧、 室温下で 6時間撹拌した。 反応液を濾過し、 濾液を減 圧下濃縮後、 粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢 酸ェチル =2 : 1) で精製分離した。 へキサン—イソプロパノールから再結晶し 標記化合物 45. Omgを無色結晶として得た。
融点 95- 97で
MASS 400 (ΜΗΊ
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 2.95-3.06 (4Η, m) , 3.13 (3Η, d, J = 4.9 Hz), 3.80 (3H, s), 4.03 (3H, s) , 5.17 (1H, br s) , 7.08 (1H, s) , 7.09 (1H, s), 7.17-7.24 (3H, m), 7.25-7.36 (3H, m) , 7.45 (1H, t, J - 7.5 Hz) , 7.
51-7. 58 (2H, m) .
実施例 6 7
6, 7-ジメトキシ -2-メチルァミノ- 4- ί3- [2- (3-ピリジル)ェチニル 1フエニル 1キ ナゾリン
製造例 8で得た 4- (3-ブロモフエニル) -6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノキナゾ リン 374mg及び 3-ブロモピリジンより得られる 3-ピリジルアセチレン 163ngより 実施例 6 5と同様にして標記化合物 35mgを黄色結晶として得た。
融点 103- 105で
MASS 397 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 13 (3H, d, J = 4. 9 Hz) , 3. 83 (3H, s) , 4. 0 4 (3H, s) , 5. 17 (1H, b r s) , 7. 05 (1H, s) , 7. 09 (1H, s) , 7. 30 (1H, ddd, J = 8. 0, 5. 0, 1. 0 Hz) , 7. 55 (1H, t, J = 8. 0 Hz) , 7. 66-7. 72 (2H, m) , 7. 82 (1H, dt, J = 8. 0, 2. 0 Hz) , 7. 89 (1H, t, J = 2. 0 Hz) , 8. 56 (1H, dd, J = 5. 0, 2. 0 Hz) , 8. 78 (1H, dd. J = 2. 0, 1. 0 Hz) .
実施例 6 8
6. 7-ジメトキシ- 2 -メチルアミノ -4- [3- [2 -(6 -メチルァミノ- 3-ピリジル)ェチニ ル]フエニル 1キナゾリン
製造例 8で得た 4- (3-ブロモフエ二ル)- 6, 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノキナゾ リン 250mg及び 2, 5 -ジブロモピリジンより得られる 6 -メチルァミノ- 3-ピリジル アセチレン 166mgより実施例 6 5と同様にして標記化合物 68mgを淡黄色結晶とし て得た。
融点 136- 138で
MASS 426 麵 +)
'Η -蘭 R (400 MHz, CDC ) δ 2. 95 (3Η, d, J = 5. 1 Hz) , 3. 13 (3H, d, J = 4. 9 Hz) , 3. 82 (3H, s) , 4. 03 (3H, s) , 4. 74 (1H, br s) , 5. 15 (1H, br s) , 6. 36 (1H, dd, J = 8. 6, 0. 4 Hz) , 7. 06 (1H, s) , 7. 08 (1H, s) , 7. 50 (1H, t, 7. 8 Hz) , 7. 56 (1H, dd, J = 8. 6, 2. 0 Hz) , 7. 60-7. 66 (2H, m) , 7. 83 (1H, t, J = 1. 6 Hz) , 8. 29 (1H, d. J = 2. 0 Hz) .
実施例 6 9
6. 7 -ジメトキシ -2-メチルアミノ- 4- [3 -(2-フエ二ルェテニル)フエニル]キナゾ リン
製造例 18で得た 6, 7-ジメトキシ -4 -(3-ホルミルフエ二ル)- 2-メチルアミノキ ナゾリン 323mgよりジェチルペンジルホスホナートを用いた Wittig- Horner反応 を行い標記化合物 145mgを淡黄色結晶として得た。
融点 Π0-112Τ:
MASS 398 麵 +)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.14 (3Η, d, J = 4.9 Hz), 3.81 (3H, s) , 4.0 4 (3H, s), 5.17 (1H, br s) , 7.09 (1H, s) , 7.11 (1H, s) , 7.19 (2H, s) , 7.28 (1H, m)( 7.34-7.40 (2H, m) , 7.50-7.60 (4H, m) , 7.66 (1H, dt, J = 7.5, 1.5 Hz), 7.85 (1H, t, J = 1.5 Hz).
実施例 70
6.7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノ- 4- (3-フエ二ルカルバモイルフエ二ル)キナゾ リン
製造例 1 7で得た 2-クロ口- 4- (3-クロ口ホルミルフエ二ル)- 6, 7-ジメトキシキ ナゾリン 310mgをァニリンと定法により反応させた後、 実施例 4 6と同様にして 標記化合物 226ragを淡黄色結晶として得た。
融点 242- 244で
MASS 415 (ΜΗΊ
'Η - NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 13 (3Η, d, J = 4. 8 Hz) , 3. 81 (3H, s) , 4. 0
3 (3H, s) , 5. 16 (1H, br s) , 7. 00 (1H, s), 7. 08 (1H, s) , 7. 17 (1H, m) ,
7. 36-7. 42 (2H, m) , 7. 64-7. 70 (3H, m) , 7. 87 (1H, m) , 7. 98 (1H, br s) , 8.
04 (1H, in) , 8. 19 (1H, t, J = 1. 6 Hz) .
実施例 7 1
6. 7-ジメ卜キシ- 2-メチルァミノ - 4- [3- (3-ピリジル)力ルバモイルフエニル 1キ ナゾリン
製造例 1 7で得た 2-クロ口- 4- (3-クロ口ホルミルフエ二ル)- 6, 7-ジメトキシキ ナゾリン 310mgを 3-ァミノピリジンと定法により反応させた後、 実施例 4 6と同 様にして標記化合物 182mgを淡黄色結晶として得た。 ·
融点 238- 240で
MASS 416 (MH+)
'Η - NMR (400 MHz. CDC h) δ 3. 13 (3H, d, J = 5. 2 Hz) , 3. 79 (3H, s) , 4. 0 2 (3H, s) , 5. 17 (1H, br s) , 6. 97 (1H, s) , 7. 06 (1H, s) , 7. 34 (1H. dd, J = 8. 4, 4. 4 Hz) , 7. 68 (1H, t, J = 8. 0 Hz) , 7. 88 (1H, m) , 8. 08 ( 1H, m) ,
8. 20-8. 26 (2H, m) , 8. 33 (1H, m) , 8. 41 (1H, dd, J = 4. 4, 2. 0 Hz) , 8. 72 (1H, d, J = 2. 0 Hz) .
実施例 7 2
4- (3-ベンジロキシフエ二ル)- 6.— 7-ジメヒキシ -2-メチルアミノキナゾリン
3, 4-ジクロロ- 6, 7-ジメトキシキナゾリン及び 3-ベンジロキシフエニルボロン酸 より製造例 1と同様にして得られる 2-クロ口- 6, 7-ジメトキシ -4- (3-ベンジロキ シフエ二ル)キナゾリン 500mgより実施例 4 6と同様にして標記化合物 39 lmgを淡 黄色結晶として得た。
融点 116- 118で
MASS 402 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 12 (3Η, d, J = 4. 8 Hz) , 3. 78 (3H, s) , 4. 0 3 (3H, s) , 5. 13 (2H, s) , 7. 07 (1H, s) , 7. 09 (1H, s) , 7. 13 (1H, dd, J = 6. 8, 0. 8 Hz) , 7. 27 (1H, m) , 7. 31-7. 46 (7H, m) .
実施例 7 3
i_7-ジメ卜キシ -2 -メチルアミノ- 4- (3 -フエノキシフエニル)キナゾリン
3, 4 -ジクロ口- 6. 7-ジメトキシキナゾリン及び 3-フエノキシフエニルボロン酸よ り製造例 1と同様にして得られる 2-クロ口- 6, 7-ジメトキシ (3-フエノキシフ ェニル)キナゾリン 250mgより実施例 4 6と同様にして標記化合物 146nigを黄色結 晶として得た。
融点 157- 159°C
MASS 388 (ΜΗΊ
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 1 1 (3H, d, J = 4. 8 Hz) , 3. 79 (3H, s) , 4. 02 (3H, s) , 4. 12 (1H, br s) , 7. 05 (1H, s) , 7. 06 (1H, s) , 7. 08 (2H, m) , 7. 12 (1H, m) , 7. 17 (1H. m) , 7. 32-7. 37 (3H, m) , 7. 43 (1H, d t, J = 7. 6, 1. 2 Hz) , 7. 50 (1H, t, J = 7. 6 Hz) .
実施例 7 4
_7 -ジメトキシ -2-メチルァミノ- 4- (5-フエニル- 2-チェニル)キナゾリノ、—
3, 4-ジクロロ- 6, 7-ジメトキシキナゾリン及び 5-フエニル -2-チェニルボロン酸 より製造例 1と同様にして得られる 2-クロ口- 6, 7-ジメトキシ- 4- (5-フエニル- 2-チェニル)キナゾリン 286mgより実施例 4 6と同様にして標記化合物 180mgを黄 色結晶として得た。
融点 201- 203で
MASS 378 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.13 (3H. d, J = 5.0 Hz) , 3.97 (3H, s) , 4.0 3 (3H, s), 5.09 (1H, br s) , 7.05 (1H, s), 7.35 (1H, m) , 7. 0-7. 6 (3H, m), 7.58 (1H, s) , 7.68-7.74 (3H, m) .
実施例 7 5
_7—ジメトキシ- 2-メチルァミノ - 4- (5-フエニル -3 -ピリジル)キナゾリン
3, 4-ジクロロ- 6, 7-ジメトキシキナゾリン及び 5-フエニル -3-ピリジルボロン酸 より製造例 1と同様にして得られる 2-クロ口- 6, 7-ジメトキシ -4- (5-フエ二ル-
3-ピリジル)キナゾリン 445mgより実施例 46と同様にして標記化合物 220mgを淡 黄色結晶として得た。
融点 177- 179で
MASS 373 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3.11 (3H, d, J = 4.9 Hz) , 3.84 (3H, s) , 4.0 5 (3H, s), 5.16 (1H, br s) , 7.07 (1H, s), 7.10 (1H, s) , 7.45 (1H, m) , 7.49-7.54 (2H, m) , 7.65-7.69 (2H, m) , 8.24 (1H, t, J = 2.0 Hz) , 8.93 (1H, d, J = 2.0 Hz), 9.00 (1H, d, J = 2.0 Hz).
実施例 Ί 6
4- (5-ブロモ -3-ピリジル) -6.7-ジメトキシ -2-メチルアミノキナゾリン
3, 4-ジクロロ- 6, 7-ジメトキシキナゾリン及び 5-ブロモ -3-ピリジルボロン酸よ り製造例 1と同様にして得られる 2-クロ口- 6, 7-ジメトキシ -4- (5-ブロモ -3 -ピ リジル)キナゾリン 2. 40gより実施例 4 6と同様にして標記化合物 1. 46gを淡黄色 結晶として得た。
融点 228- 230で
MASS 375、 377 (MH+)
】H-薩 R (400 MHz, CDC h) δ 3. 12 (3H, d, J = 5. 0 Hz) , 3. 85 (3H, s) , 4. 0 4 (3H, s), 5. 15 (1H, br s) , 6. 96 (1H, s) , 7. 07 (1H, s) , 8. 21 (1H, t, J = 2. 0 Hz) , 8. 83 (1H, d, J = 2. 0 Hz) , 8. 88 (1H, d, J = 2. 0 Hz) .
実施例 7 7
6. 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4- -(4-メチルチオフエニル) -3 -ピリジル]キ ナゾリン
実施例 7 6で得た 4- (5-ブロモ -3-ピリジル) -6, 7 -ジメトキシ- 2-メチルアミノキ
ナゾリン 375mg及び 4-メチルチオフエニルボロン酸 225mgより実施例 4 8と同様 にして標記化合物 440m
gを淡黄色結晶として得た。 ― 融点 170- 172で
MASS 419 (ΜΓ)
'H-NMR (400 MHz, CDC ) δ 2. 54 (3H, s) , 3. 13 (3H, d, J = 5. 0 Hz) , 3. 8 4 (3H, s) , 4. 04 (3H, s) , 5. 18 (1H, br s) , 7. 06 (1H, s) , 7. 10 (1H, s) , 7. 35-7. 40 (2H, m) , 7. 57-7. 62 (2H, m) , 8. 21 (1H, t, J = 2. 0 Hz) , 8. 91 (1H, d, J = 2. 0 Hz) , 8. 97 (1H, d, J = 2. 0 Hz) .
実施例 7 8
6. 7-ジメトキシ- 2-メチルァミノ- 4 - [5 - [2- (3-ピリジル)ェチニル] -3-ピリジル] キナゾリン
実施例 7 6で得た 4- (5-ブロモ -3-ピリジル) -6, 7-ジメトキシ- 2-メチルアミノキ ナゾリン 250rag及び 3-ブロモピリジンより得られる 3-ピリジルアセチレン 195mg より実施例 7 1と同様にして標記化合物 184mgを黄色結晶として得た。
融点 208-21 I :
MASS 398 ( H+)
Ή-NMR (400 MHz. CDC ) δ 3. 13 (3H, d, I = 5. 0 Hz) , 3. 85 (3H, s) , 4. 0
5 (3H, s), 5.17 (1H, br s) , 6.99 (1H, s) , 7.09 (1H, s) , 7.33 (1H. ddd, J = 8.0, 5.0, 1.0 Hz), 7.85 (1H, dt, J = 8.0, 2.0 Hz), 8.20 (1H, t, J = 2.0 Hz), 8.61 (1H, dd, J = 5.0, 2.0 Hz), 8.81 (1H, dd, J = 2.0, 1.0 Hz), 8.91 (2H, d, J = 2.0 Hz).
実施例 7 9
6.7-ジメトキシ -2-メチルァミノ -4- [5- [2- (6-メチルアミノ -3 -ピリジル)ェチニ ikl -3-ピリジ Mキナゾリン
実施例 76で得た 4- (5 -プロモ- 3-ピリジル) -6, 7 -ジメトキシ- 2 -メチルアミノキ ナゾリン 250nig及び 2, 5 -ジブロモピリジンより得られる 6-メチルァミノ- 3 -ピリ ジルァセチレン 166mgより実施例 65と同様にして標記化合物 215mgを黄色結晶 として得た。
融点 160- 162で
MASS 427 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 2.97 (3Η, d, J = 5.4 Hz). 3.13 (3H, d, J = 4.9 Hz), 3.85 (3H, s) , 4.04 (3H, s), 4.82 (1H, br s) , 5.17 (1H. br s) , 6.38 (1H, dd, J = 8.6, 0.6 Hz) , 6.99 (1H, s) . 7.09 (1H, s) , 7.58 (1H, dd, J = 8.6, 2.2 Hz) , 8.12 (1H, t, J = 2.0 Hz) , 8.31 (1H, dd, J = 2.
2, 0. 6 Hz) , 8. 83 (1H, d, J = 2. 0 Hz) , 8. 85 (1H, d, J = 2. 0 Hz) .
実施例 8 0
4- (3 -ァミノフエニル) -6 -べンジロキシ- 7 -メトキシ- 2-メチルアミノキナゾリン
製造例 1 9で得た 6-ベンジロキシ -2, 4-ジクロロ- 7-メトキシキナゾリン及び 3 - ァミノフエ二ルポロン酸より製造例 1と同様にして得られる 4 -(3-ァミノフエ二 ル)- 6-ベンジロキシ- 2-クロ口- 7-メトキシキナゾリン 289nigより実施例 4 6と同 様にして標記化合物 295mgを黄色結晶として得た。
MASS 387 麵 +)
'Η -丽 R (400 MHz, CDC l a) δ 3. 10 (3Η. d, J = 5. 0 Hz) , 3. 72 (2H, m) , 4. 0 3 (3H, s) , 5. 06-5. 14 (3H, m) , 6. 78-6. 84 (3H, m) , 7. 06 (1H, s) , 7. 14 (1 H, s) , 7. 21 (1H, t, J = 7. 8 Hz) , 7. 28-7. 0 (5H, m) .
実施例 8 1
4- (3-ベンゾィルァミノフエニル) - 6-ベンジロキシ -7 -メトキシ- 2 -メチルアミノ キナゾリン
実施例 8 0で得た 4- (3-ァミノフエ二ル)- 6-ベンジロキシ- 7-メトキシ -2-メチル アミノキナゾリン 248mgに定法によりベンゾィル化を行い標記化合物 298nigを淡 黄色結晶として得た。
融点 204- 206で
MASS 491 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) δ 3. 13 (3H, d, J = 5. 0 Hz) , 4. 04 (3H, s), 5. 1 1 (1H, br s) , 5. 15 (2H, s) , 7. 08 (1H, s) , 7. 18 (1H, s) , 7. 20-7. 25 (2H,
DI) , 7. 29-7. 34 (2H, m) , 7. 36-7. 41 (2H, m) , 7. 43-7. 61 (4H, m) , 7. 78 (1H,
HI) , 7. 85-7. 93 (4H, m) .
実施例 8 2
4- (3-ベンゾィルァミノフエニル) - 6 -ヒドロキシ- 7-メトキシ- 2-メチルアミノキ ナゾリン
実施例 8 1で得た 4- (3-ベンゾィルァミノフエ二ル)- 6-ベンジロキシ- 7-メトキ シ- 2-メチルアミノキナゾリン 245mgを定法により接触還元し標記化合物 166mgを 淡黄色結晶として得た。
融点 145-147
MASS 401 (MH+)
Ή-NMR (400 MHz, CDC ) <5 3. 09 (3H, d, J = 5. 1 Hz) , 4. 01 (3H, s) , 5. 1 8 (1H, br s) . 7. 06 (1H, s) , 7. 24 (1H, s) , 7. 39 (1H, m) , 7. 42-7. 50 (3H, m) , 7. 54 (IE m) , 7. 82-7. 92 (4H, m) , 8. 1 1 (1H, br s) .
実施例 8 3
2 -ァミノ- 4- (3 -ビフエ二リル) - 6, 7 -ジメ卜キシキノリン
M
製造例 2 0で得た 2 -アミノ- 4 -(3-ブロモフエニル) -6, 7-ジメ卜キシキノリン 18 Omg及びフエニルボロン酸 91. 4mgより実施例 4 8と同様にして標記化合物 168mg を淡黄色油状物として得た。
MASS 357 讓+)
'Η-廳 R (400 MHz, CDCh) δ 3. 79 (3Η, s) , 4. 01 (3H, s) , 4. 60 (2H, m) , 6. 61 (1H, s) . 7. 08 (1H, s), 7. 16 (1H, s) , 7. 38 (1H, m) , 7. 43-7. 50 (3H, m), 7. 58 (1H, t, J = 7. 6 Hz) , 7. 62-7. 67 (2H, m) , 7. 69-7. 74 (2H, m) .
実施例 8 4
2-ァミノ- 6. 7-ジメトキシ -4- [3- (3-ピリジル)フエニリレ 1キノリン
製造例 2 0で得た 2-アミノ- 4- (3 -ブロモフエニル) - 6, 7-ジメトキシキノリン 18 Omg及び 3-ピリジルボロン酸 92mgより実施例 4 8と同様にして標記化合物 95tngを 淡黄色油状物として得た。
MASS 358 (MH+)
Ή-N R (400 MHz, CDC ) δ 3.79 (3H, s) , 4.01 (3H, s), 4.61 (2H, m) , 6. 61 (1H, s), 7.03 (1H, s) , 7.17 (1H, s) , 7.39 (1H. m) , 7.54 (1H, m) , 7. 63 (1H, t, J = 7.6 Hz) , 7.68-7.72 (2H, m) , 7.93 (1H, m) , 7.92-7.95 (2H, m), 8.62 (1H, dd, J = 4.8, 2.0 Hz), 8.92 (1H, dd, J = 2.0, 0.8 Hz) .
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