WO1998030006A1

WO1998030006A1 - Procede de mise en service d'un combine telephonique, combine telephonique et support d'enregistrement incorporant leurs programmes de commande

Info

Publication number: WO1998030006A1
Application number: PCT/JP1997/003177
Authority: WO
Inventors: Kuniyoshi Konishi
Original assignee: Kabushiki Kaisha Koniko Corporation
Priority date: 1996-12-26
Filing date: 1997-09-09
Publication date: 1998-07-09
Also published as: US6208852B1

Description

明細書電話機の通信サービス方法、電話機、それらの制御プログラムを内蔵した記憶媒体技術分野本発明は、携帯電話機のサービス方式及びその携帯電話機に係わり、特に休止時間の指定とその通報に関する。

'景技術従来、携帯電話機の所持者が、携帯電話機の電源を入れた状態で、商談、会議、パーティ等に望んでいる場合おいて、そのような携帯電話機は、着呼があると、発信音あるいは振動等により所持者に着信を知らせる。従来では、所持者は、その場で、あるいは、席を外して、その携帯電話機により相手と対応することとなる。このような電話の相手と応対するために、それまでの会話が中断される場合には、例えば、商談中の相手に不快感を与え、あるいは、会議等では周囲の人にも迷惑をかけることになる。

この場合において、所持者が携帯電話機の電源を、予め O F Fにしておくか、あるいは、着信と同時に O F Fにすることによって、商談中の相手あるいは会議等の周囲の人に迷惑をかけることはなくなるが、相手の用件が何であるか分からない。更に、予め電話機を O F Fにしていた場合には、電話の着信があつたことすらも分からない。さらには、電話を発した相手においても、携帯電話所持者の状況を理解することができず、また、所持者がいつ電話応答が可能になるのかも不明のため、不安でありいらだつ。

この不具合は、交通機関で移動中に、あるいは休憩したい場合等に、携帯電話所持者が電源を 0 F Fにしておく場合にも発生する。

なお、例えば、電源を O F Fされている携帯電話機への発呼を、留守番電話サービスセンタ一力代わりに受け、当該センタがそのメッセージを預かり、後で携帯電話の所持者がセンタに問い合わせを行うことによりそのメッセージを聞くことができるというサービスがある。さらには、予め指定された電話番号に呼が転送されるというサービスもある。

しかしながら、留守番電話サービスでは、メッセージ力 ^s着信側に届くのに時間的なずれがあり、その時間の間は発呼側は着信側の状態を把握することは出来ない。また、転送電話サービスでは、電話の転送先に他の受信者を必要とし、共に問題を残している。発明の開示本発明は上述の従来技術の問題点を解決しょうとするものであり、その目的は、発信側に明確に着信側が意図 ¾に休止状態にある旨を伝えることが出来る通信サービス方法、電話機、さらには、そのサービス方法を実現するプログラム記憶したメモリを提供することにある。

上記課題を達成するために、本発明の電話機の通信サ一ビス方法は、電話機への着信力拒絶される休止モードに電話機がセットされていることと、この電話機が休止モードにおかれる休止持続時間とを検出し、

前記モードに最初にセットされた後の、前記モードが持続する残りの休止残り時間を計算し、

この電話機に着信があった場合に、休止モードが終了するまでの残りの休止時間を示す情報と当該電話機が休止中である情報とを含むメッセ一ジを発信側に送出することを特徴とする。

発信側に、後どの程度の時間を待てば、着信側に連絡が可能かを知らせることが出来る。

本発明の好適な一態様に拠れば、前記電話機を休止モードに入らせるために、この電話機に備えられた所定のスィッチを操作することを特徴とする。

本発明の好適な一態様に拠れば、休止時間を示す情報は電話機のメモリに記 Ί思れる。

本発明の好適な一態様に拠れば、休止時間を示す情報は電話交換局のメモリに記憶される。

本発明の好適な一態様に拠れば、前記メッセージは、交換局において生成され、交換局により前記発信側に送られる。交換局により休止サービスをサポートさせることにより、加入者の負担を減らすことが出来る。

本発明の好適な一態様に拠れば、前記メッセージは当該電話機において生成され、当該電話機により前記発信側に送られる。個々の電話機に休止サービスをサボ一トさせることにより、システム変更の手間を減らすことが出来る。本発明の好適な一態様に拠れば、当該電話機が休止モードに入ったこと力、交換局のデータベースに記憶される。

本発明の好適な一態様に拠れば、.当該電話機から休止モードに入る旨の要求力交換局に送られると、交換局はその電話機が休止サービス契約に加入しているか否かを調べる。電話機において、契約者のチェックを行うこと力不要となり、契約者の一元管理を行うことが出来る。

本発明の好適な一態様に拠れば、一旦設定されている休止サービスの解除を設定することが可能である。利便性が向上する。

本発明の好適な一態様に拠れば、休止サービスは課金されることを特徴とする

本発明の好適な一態様に拠れば、休止モードが継続する初期時間は固定されている。制御が簡便化される。

本発明の好適な一態様に拠れば、休止モードが継続する初期時間は当該電話機における操作によってユーザが指定できる。ユーザの多様なニーズに合致することが出来る。

本発明の好適な一態様に拠れば、休止サービスが当該電話機に設定されていることを示す情報は、当該携帯側他電話機に最寄りの交換局において管理される。加入者情報の管理が一元化される。本発明の好適な一態様に拠れば、休止サービスが当該電話機に設定されていることを示す情報は、当該携帯側他電話機が所属する交換局において管理される。加入者情報の管理が一元化される。

上記課題は、発信者に対して現在休止モードにある旨と、この休止モードがさらに継続する時間についての情報を発信者に対して返す休止モードを設定可能な電話機であって、

前記休止モ一ドを設定するための操作をユーザに可能ならしめる第 1のスィツチを有することを特徴とする電話機によっても達成される。

本発明の好適な一態様の電話機に拠れば、初期休止時間を設定するためのュ一ザ操作可能な第 2のスィッチを更に具備する。休止サービスが交換局によつてサポートされるシステムと電話機自体によってサボ一トされるシステムの双方において利用する電話機を提供きる。

本発明の好適な一態様の電話機に拠れば、一旦設定された休止モードを解除するための第 3のスィツチを更に有する。休止サ一ビスが交換局によってサボ一トされるシステムと電話機自体によってサポートされるシステムの双方において利用する電話機を提供できる。

本発明の好適な一態様の電話機に拠れば、前記第 1のスイツチの操作に応答して、交換局に対して、当該電話機の識別番号と、休止モードに入る旨の要求コマンドとを送る手段とを具備する。休止サービスが交換局によってサポートされるシステムにおいて利用する電話機を提供できる。

本発明の好適な一態様に拠れば、休止モードに設定されているときに当該電話機に着信があった場合に、休止モードにある旨と休止モードが以後に継続する時間とを発信者に伝えるメッセージを生成する手段を具備したことを特徴とする。休止サービスが電話機自体によってサポートされるシステムにおいて利用する電話機を提供できる。

本発明の好適な一態様に拠れば、前記第 3のスィツチが操作されたときに、休止モードを強制的にリセットする。休止サービス力 ^?交換局によってサポートされるシステムと電話機自体によってサポートされるシステムの双方において利用する電話機を提供できる。

上記課題は、電話機に内蔵されたコンピュータによって実行可能なプログラムを記憶する記憶媒体であって、

電話機に設けられた第 1のスィツチに対するユーザの操作によって、当該電話機を休止モードに設定する第 1のプログラムコード手段と、

前記第 1のスィツチの操作に応答して、休止モードが継続する時間を初期的に設定する第 2のプログラムコード手段と、

当該電話機が休止モードに設定されるべきことを要求し、その継続時間を交換局に伝えるためのメッセージを生成する第 3のプログラムコード手段とを具備する記憶媒体によっても達成される。

また、上記課題は、電話機に内蓐されたコンピュータによって実行可能なプログラムを記憶する記憶媒体であって、

当該電話機が休止モードに設定されたあとの着信に対して、当該電話機が休止モードにある旨と、休止モードがさらに継続する時間を発信者に通知するメッセージを生成する第 3のプログラムコード手段とを具備する記憶媒体によつても達成される。

本発明の好適な一態様に拠れば、電話機は携帯電話機である。

上記課題は、ユーザに、この電話機を休止中のモードに入れるための操作を許す工程と、

前記ユーザに、電話機を通して、休止モードが持続する時間をセットすることを許可する工程とを具備することを特徴とする電話機の通信サービス方法に拠っても達成される。図面の簡単な説明図 1 ：本発明をデジタル方式の携帯型電話機サ一ビスに適用した場合のシステムの基本構成の説明図。

図 2 ：本発明を適用したディジタル網における加入者追跡の原理を説明する図。

図 3 Aおよび図 3 B : 本発明の第 1実施形態，第 2実施形態にかかる携帯型電話機の外観を示す図。

図 3 C ：本発明を適用した第 1実施形態にかかる携帯型電話機の構成を示す回路ブロック図。

図 4 A：第 1実施形態にかかる休止サービスを支援するためのデータべ一ス 4の加入者管理情報のフォーマ？トを示す図。

図 4 B ：第 1実施形態にかかる休止サービスを支援するためのデータべ一ス 5の加入者管理情報のフォーマツトを示す図。

図 5 A：第 1実施形態にかかる休止サービス開始要求のフォーマツトを説明する図。

図 5 B ：第 1実施形態にかかる休止サービス解除要求のフォーマツトを説明する図。

図 6 ：本発明の第 1実施形態及び第 2実施形態で用いられている、移動体通信機の位置登録及びローミングの手法を説明するフローチャート図。

図 7 A：第 1実施形態にかかる休止サービス解除要求のフォーマツトを説明する図。 '

図 7 B ：第 1実施形態に用いられているサービス解除要求の処理手順を説明するフローチャート。

図 8 A：本発明の第 1実施形態にかかる休止サービス制御の処理手順を説明するフローチヤ一ト。

図 8 B ：本発明の第 1実施形態にかかる休止サービス制御の処理手順であらつて、特に移動通信制御局（AM C ) における処理に焦点を当てたフローチヤ一ト。

図 9 ：本発明の第 2実施形態で用いられている休止サービス開始要求と休止サービス解除要求に対する処理手順を説明するフ口一チャート。

図 1 0 ：本発明の第 2実施形態で用いられている休止サービスの処理手順を説明するフローチヤ一ト < 発明を実施するための最良の形態以下に添付図面を参照しながら、本発明の休止サ一ビスを適用した好適な実施形態（第 1実施形態と第 2実施形態）を 2つ挙げて説明する。

本発明における休止サービスは、携帯型電話のユーザに代わって、交換局が、休止中であることを示すメッセ一 (以下、「休止メッセージ」と呼ぶ）を発信者に返し（第 1実施形態）、或いは携帯型電話機自体が返すもの（第 2実施形態）ものである。このために、休止メッセージの生成管理並びに休止時間の管理は第 1実施形態では交換局に行われ、第 2実施形態では電話機自体で行われる o

以下の説明において、「休止メッセージ」を発信者に返すサービスを「休止メッセージ応答サービス」と呼び、休止時間の管理を行うサービスを「休止時間管理サービス」と呼ぶ。そして、「休止メッセージ応答サービス」と「休止時間管理サービス」とを併せて「休止メッセージ統合サービス」と呼ぶ。

第 1実施形態においても、第 2実施形態においても、携帯電話機の保持者、即ち、着信側ユーザは、事前に、電話サービス会社と、「休止メッセージ銃合サービス」の契約を行っておく必要がある。このサービス契約は、「休止メッセージ応答サービス」だけの契約（即ち、「休止メッセージ」の応答だけを行ぅサ一ビス）と、「休止メッセージ応答サービス」と「休止時間管理サービス」との 2つのサービスを受ける契約（即ち、「休止メッセージ統合サービス」契約の 2種類の形態がある。「休止メッセージ応答サービス」だけを行う契約（第 1種サービス契約）下では、発信者ユーザには、「…は、現在、所用により電源を O F F中であります J とのメッセージ力返される。「休止メッセ —ジ統合サービス」契約（第 2種サービス契約）の下では、 Γ···は、現在、所用により電源を O F F中であります。 X X時間後に再度かけ直して下さい J とのメッセージが'返される。

尚、従来のサービスでも、着信側ユーザの端末機がビジーである旨のメッセージを返すサービスが提供されているが、上記「休止メッセージ応答サービス」は、着信側ユーザの名前が返される点と、着信側ユーザ自身がビジーである（端末電話機がビジーであることを返すのではなく）旨を発信者側に明示する点において、従来サービスと大きく異なる。

また、「休止メッセージ統合サービス」は、上記「休止メッセージ応答サービス」に加えて、休止時間の更新管理をさらに行う点で、即ち、発信者は更にどのくらいの時間の経過後に電話をかけ直したらよいかを知ることが出来る点で、従来サービスとは大きく異なる。

く第 1実施形態〉

第 1図は、第 1実施形態に係る休止サービスシステムの全体構成を示す図であり、同システムは一例としてデジタル方式のシステムに本発明を適用したものである。

同図において、 1は携帯型電話機（端末）、 2は着信者に最も近い無線基地局（MB S ) 、 3は各種情報のデータベースを有し、その着信側のユーザが所属する移動通信制御局（AMC ) のホームメモリ局、 6はデジタル網、 6 0は無線電話回線、 6 1は固定電話機である。

第 1図では、デジタル網 6は、説明の便宜上、移動通信制御局（AM C ) 及び無線回線制御局（M C S ) を含むものである。具体的には、第 2図に示すように、携帯電話サービス地域は、複数のエリアに分割され、ユーザの電話機は、そのユーザが現在所在する無線基地局（MB S ) のサービスを受ける。複数の無線基地局は、上位の無線回線制御局（M C S ) 或いは移動通信制御局（AM

S C) の管理下にある。移動通信制御局（AMC) は、自交換局に加入しているュ一ザの管理情報を格納するホームメモリにアクセスすることが出来る。

ホームメモリ 3は、このホームメモリ 3が現在サービスしている全ての加入者についての情報（サービス契約についての情報と課金情報）を管理する管理情報データベース 4と、その加入者の携帯型電話機への制御のために必要な制御情報を含む制御情報データべ一ス 5とを含む。

第 3 A図〜第 3 C図は、「休止メッセ一ジ応答サービス」と「休止時間管理サービス」が享受できる携帯電話機の外観図であり、第 3A図は正面図、第 3 B図は側面図を示す。

これらの図において、 4 1は携帯電話機の本体、 42は送受信用アンテナ、 43は表示器、 44は機能指定を行うためのボタンスィッチ群、 47はテンキ一などのスィッチ群、 48は電源(？1^， OFFボタン、 49は送話口、 50は受話口である。 - この携帯電話機は、ボタン群 44のうちのどのボタンを押すかによつて機能が指定される。特に、 STRTボタン 45を押すと「休止メッセージ応答サービス」と「休止時間管理サービス」とが開始される。また、 1^£しボタン46 を押すと、 S TRTボタン 45によって開始されていたサービスが'解除され中断される。

第 1実施形態では、休止サービスを受けたい時間はユーザが設定することが出来る。即ち、ユーザは、所望の休止時間をボタンスィッチ 47の数字により、例えば分単位とすれば、 "2" と "0" のダイヤルを押せば 20分の休止時間を指定することができる。

第 3 C図は、この携帯電話機の内部の回路構成を示すブロック図である。第 3 C図の構成は、周知の回路構成部品を流用しており、第 1実施形態の新規な機能は、。？ 152が尺01^53内に格納されたプログラムを実行することにより実現される。従って、ハードウェアの構成上は、 ROMのプログラム内容及びボタン 45及び 46力 ^?追加されたことを除けば、従来の携帯側電話機と変わるところはない。

一般的に移動体通信では、周知のように、ある交換局 Xに登録されている加入者 Aが他の交換局 Yのサービスエリアに入ってきた場合において、その加入者はローマ一 roamerと呼ばれる。交換局 Yは加入者 Aの情報を有していないので、加入者八カ^?所属している交換局 Yから加入者 Aの情報を取り寄せる。ローマーである加入者情報を他の交換局から取り寄せることは従来からローミングと呼ばれている。本実施形態における各移動通信制御局（AM S ) はローミングを行うことができる。

第 4 A図は、第 1実施形態のシステムに用いられ、データベース 4に格納されている、加入者情報のフォーマットを示す。

加入者情報の先頭フィールド 7 0は、その加入者を識別するために電話番号を含む「加入者 I D」である。 2香目のフィールド 7 1 aは、当該加入者が契約し所属している移動通信制御局（AM C ) の識別子である。フィールド 7 0 の加入者が口一マーであるようなエリアにその加入者が移動してきた場合には、そのエリアを管理する移動通信制御局（AM C ) の識別子が、その移動通信制御局（AM C ) のホームメモリの加入者情報のフィールド 7 1 bに格納される。フィールド 7 2は、フィールド 7 0によって特定される加入者が第 1種サ一ビス契約（休止メッセージ返答サービス）を行っているか否かを示す情報を格鈉する。フィールド 7 3は、フィールド 7 0によって特定される加入者が第 2 種サービス契約（休止時間管理サービス）を行っているか否かを示す情報を格鈉する。フィールド 7 4は、当該加入者が、現時点で休止サービスを享受しているか否かを示すフラグ（休止サービス中フラグ）を格納する。フィールド 7 5は、当該加入者に対して残されている休止時間、即ち休止サービスが終了するタイムアウト時間を格納する。フィールド 7 6は、当該加入者に対する課金状態を示す情報を格納する。

第 1実施形態では、休止サービス契約（第 1種契約及び又は第 2種契約）を既に結んでいる加入者のみが休止サービスを受けることが出来る。契約が済ん

[0 でいる携帯電話機の加入者が現時点で休止サービスを受けることを欲する場合には、前述したように、 S T R Tボタン 4 5を押す。このボタンが押されると、第 1実施形態の電話機は、第 5 A図に示したフォーマツトの休止サービス開始リクエストメッセージを交換局側に送る。即ち、このメッセージは、当該加入者の識別子を含むフィールド 8 0と、このメッセージが休止サービスを開始することをリクエストするメッセージであることを示すリクェスト I D (= " 1 " ) を格納するフィールド 8 1と、休止サービスを受けたい時間幅を記憶する「休止時間」フィールド 8 2とからなる。

一旦要求して受け入れられていた休止サービスを解除したい場合には、 R E Lボタン 4 6を押す。このボタン 4 6力押されると、第 5 B図のフすーマツトの「休止サービス解除リクエスト」が局側に送られる。このリクエストメッセ —ジは、当該加入者の識別子を含フィールド 9 0と、このリクエストメッセ —ジが解除メッセージであることを示す識別子（= " 2 " ) を格納するフィールド 9 1とからなる。

第 6図〜第 8 B図は、第 1実施形態の制御手順を説明するフローチャートである。

第 6図は、移動体通信の技術分野における周知の位置登録手順及びローミング手順を示す。尚、位置登録手順及びローミング手順は、各国によってその手順力 ^s異なるが、その本質は同じであり、従って、本明細書では、日本方式の位置登録手順及び口一ミング手順を第 6図に従つて説明する。

即ち、第 6図においては、一例として、口一マーである加入者 Aが、携帯型電話機 1 0 0を持って、自身が所属していない移動通信制御局（AMC) 1 0 2のサービスエリアには行って来た場合におけるローミング及び位置登録の処理手順を示す。ローマ—である加入者の電話機 1 0 0がこの移動通信制御局

(AMC ) 1 0 2のエリァ内において、位置登録リクエスト 1 1 0を発信すると、このリクエストを受信した無線基地局等（MB S， MC S ) 1 0 1は、そのリクエスト電波の受信レベル（1 1 1 ) を移動通信制御局（AMC ) 1 0 2

H に送る。位置登録手順では、電話機 10からの前記リクエストを受信する無線基地局等（MBS， MCS) は複数あり得る。ローミングでは、前記リクエストを受信した全ての無線基地局等（MBS， MCS) 101は受信レベル情報などを移動通信制御局（AMC) 102に送ることになつているので、移動通信制御局（AMC) 102は複数の無線基地局等（MBS， MCS) の中で一番受信レベルの高い無線基地局等（MBS, MCS) に当該加入者の携帯電話機が一番近いと判断する。

移動通信制御局（AMC) 102は、ステップ 112で、当該位置登録要求者が自移動通信制御局（AMC) 102の所属者であるか否かを判断する。当該要求者がローマーでなければ、ステップ 115において、無線基地局等（M BS, MC S) 101がこの登録要求者に最も近い無線局であると認識して、データベース 5に、その最寄りの無線基地局等（MBS, MC S) を登録する。このデータベース 5のフォーマツトを第 4 B図に示す。

一方、当該位置登録要求者 Aが自移動通信制御局（AMC) 102の所属者でない場合には、ステップ 113で、このローマー Aが所属している移動通信制御局（AMC) 104のホームメモリ 105にアクセスして、ステップ 10 4においてこのローマー Aについての加入者情報を入手し、ステップ 1 15において、このローマ一 Aについての加入者情報を、移動通信制御局（AMC) 102のホームメモリ 103内に登録する。この登録に際して、ホームメモリ 103のデータベース 4のフィールド 71 bには、移動通信制御局（AMC) 105の識別 IDが記憶される。そして、移動通信制御局（AMC) 102は、選定された無線基地局等（MBS， MCS) 101に対して、制御ゾーン ID をステップ 116で送る。また、無線基地局等（MBS， MCS) 101は必要に応じて、当該ローマ一の電話機 100に自分が最寄りの無線基地局等（M B S, MC S) であることを教えるために、ステップ 117において I Dを送

^> o

かくして、休止サービスを要求するユーザがどこにいても、或いは、発信者 (その休止サービス要求者に対して呼を送る者）がどこにいても、これらのュ一ザの位置及び加入者情報は時事刻々と、最寄りの移動通信制御局（AMC) のホームメモリに記憶され更新される。

第 7 A図は、加入者 Aが休止サービスが開始されることを交換局に対して要求する手順を説明する。

即ち、サービス開始を要求したい加入者は、自分の電話 120の開始ボタン 45を押す。電話機 120の CPU52は、 ROM 53のプログラムに従ってステップ 123でボタン 45力 ^?押されたことを検出する。すると、ステップ 1 24で、休止サービス開始要求（第 5A図参照）を無線基地局等（MBS， M C S) 12 1に送る。このリクエストメッセージを受けた無線基地局等（MB S, MC S) 12 1は移動通信制御局（AMC) 122に対して、休止サ一ビス開始登録要求をステップ 125で送る。この要求を受けた移動通信制御局

(AMC) 122は、ステップ 126において、当該加入者（サービス要求者）の位置登録（場合によっては、ローミング）を行う。そして、ステップ 1 27で、移動通信制御局（AMC) 122は、要求メッセージ中のフィールド 80によって指定されている加入者 I Dに従ってホームメモリ 130のデータベース 4をアクセスし、フィールド 82によって指定された休止時間を、その加入者のレコードのフィ—ルド 75 (タイムアウト時間）にセットし、更に、休止サービスフラグ（フィールド 74) の値を "1" にする。そして、ステツプ 128でタイマを起動する。これにより、当該加入者 Aに対する休止サ一ビスが開始される。

移動通信制御局（AMC) 122は、さらにステップ 128において、サービス開始がなされたことを確認するメッセージを無線基地局等（MBS, MC S) 12 1に、無線基地局等（MBS, MCS) 12 1はステップ 129でサ一ビス要求者の電話機に返す。

この確認メッセージはサービス要求者の電話機 120の LCD表示器 43に表示されるので、当該ユーザ Aは、今後自身の電話には設定された休止時間の間は着信が報知されないことを確認する。従って、彼は節電のために、電話機

120の電源をオフすることもできる。

第 7B図は、休止サービスが解除されることを要求する手順を説明する。即ち、サービス解除を要求したい加入者 Aは、自分の電話 120の解除ボタン 46を押す。電話機 120の C PU 52は、 ROM 53のプログラムに従つてステップ 135でボタン 46が押されたことを検出する。すると、ステップ

1 36で、休止サービス解除要求（第 5B図参照）を無線基地局等（MBS， MCS) 1 2 1に送る。このリクエストメッセージを受けた無線基地局等（M B S, MCS) 12 1は移動通信制御局（AMC) 122に対して、休止サ一ビス解除登録要求をステップ 137で送る。この要求を受けた移動通信制御局

(AMC) 122は、ステップ 138において当該加入者（サービス要求者）の位置登録（場合によっては、ロマミング）を行う。そして、ステップ 139 で、ホームメモリ 130のデータベースを探索して、解除メッセージ中のフィ —ルド 90に一致する加入者の管理ファイルを探す。そして、そのファイル中の当該加入者 Aのレコードのフィールド 74 (休止サービス中フラグ）をリセットする。

休止サービス力?解除されたことを、端末 120はステップ 140，ステップ 14 1のメッセージによって確認する。

第 8 A図，第 8 B図は、移動通信制御局（AMC 122, 1 52) において、休止第 8 A図，第 8 B図の説明において、説明の便宜上、加入者 Aは、既に電話 120を介して休止サービス開始を要求し、その結果、移動通信制御局（A MC) 122のホームメモリ 130において休止サ一ビスが開始されたことが登録されているものとする。そして、移動通信制御局（AMC) 152に所属する加入者 Bが電話機 1 50を介して、電話機 120の加入者に電話をかけてきた場合を想定する。

先ず、加入者 Bの電話機 150は、ステップ 160において、最寄りの無線基地局等（MBS, MCS) 151に対して発呼を行う。無線基地局等（MB S， MC S) 1 51は、ステップ 161において、電話機 1 50が所属する移動通信制御局（AMC) 152に対して接続要求を送る。この要求を受けて、移動通信制御局（AMC) 1 52は、ステップ 162において、自身のホームメモリ 1 53を検索しながら、接続先の加入者 Aがローマーか否かを判断し、加入者 Aが口一マ—である場合には、ステップ 163において、移動通信制御局（AMC) との間で口一ミングを行って、加入者 Aについての加入者情報 (第 4 A図の各種情報）を入手する。ローミングを行って得られた、加入者 A についての加入者情報のフィールド 71 bから、移動通信制御局（AMC) 1 52は、加入者 Aが存在するエリアの移動通信制御局（AMC) は 122であることを知る。

移動通信制御局（AMC) 1 52は、加入者 Aの情報の内、休止サービスフラグ（第 4 A図のフィールド 74) が " 1" になっているかを調べ、 "1" である場合には、ステップ 165において、加入者 B (Bが第 1種契約を行っている場合には）の電話 1 50に対して、所定のメッセージ（即ち、 "現在、カロ入者 Aは休止中で、 …時間後に電話をかけ直して下さい" とのメッセージ）を送る o

尚、加入者 Bが第 2種契約を行っている場合には、 "現在、加入者 Aは休止中でありますので、後刻かけ直して下さい" とのメッセージが流される。

また、ステップ 164において、加入者 Aの電話 120が休止中でないと判断された場合には、加入者 Aは電話を受けても構わない状態にあるので、ステップ 1 70において接続要求がなされる。この接続要求は、ステップ 171，ステップ 1 72によって、加入者 Aの電話機 120の伝達される。

第 8B図は、移動通信制御局（AMC) 122又は 152において、休止サ一ビスがどのように制御されるかを示すフローチャートである。

第 1実施形態では、休止サービスの管理情報（第 4 A図）は、休止サービスの要求者（第 8 A図の例では、加入者 A) の現時点の位置に最も近い移動通信制御局（AMC) (第 8 A図の例では、移動通信制御局 122) のホームメモ

lb リ（第 8 A図の例では、メモリ 1 3 0 ) に格納される。これは休止サービスの一元化を図るためである。従って、上記情報は休止サービスの要求者の電話機の所属するホームメモリには格納されない。しかしながら、本発明の休止サ一ビスは休止サービスに関する管理情報をどこのホームメモリに格納しても実施可能である。

休止サービスを実現するためには、休止サービス管理情報を有する移動通信制御局（AM C ) においては、第 8 B図に示すような各種イベントの制御が必要である。即ち、第 8 B図の例では、第 1実施形態の移動通信制御局（AM C ) のホストコンピュータ 1 0が管理するイベントは、休止サービス開始要求イベントの発生、休止サービス解除要求イベントの発生、接続要求イベントの発生、一定時間の経過イベントの発生等である。

休止サービス開始要求ィベント発生した場合には、ホスト C P U 1 0により第 7 A図のステップ 1 2 6，ステップ 1 2 7の制御手順が実行されるカ ^?、詳細には、第 8 B図のステップ 2 0 0〜ステップ 2 0 3が実行される。即ち、ステツプ 2 0 0において、ローミングゃ位置登録が行われて、要求者の位置情報の更新が行われる。ステップ 2 0 1では、当該要求者の加入電話に対応する第 4 A図のフィールド 7 4の休止サービス中フラグを " 1 " にセットする。ステップ 2 0 2では、フィールド 7 5のタイムアウト時間を初期化する。ステップ 2 0 3では、休止サービスについての課金情報を初期化する。ステップ 2 0 4 では、上記のフラグ，タイムアウト時間，課金情報をホームメモリに格納して登録する。

休止サービス解除要求イベントが発生した場合には、第 7 B図の制御が実行される力 ^?、移動通信制御局（AMC ) においては、第 8 B図のステップ 2 1 0 〜ステップ 2 1 2において詳細に示す制御手順が実行される。即ち、ステップ 2 0 0において、ローミングゃ位置登録が行われて、サービス解除の要求者の位置情報の更新が行われる。ステップ 2 1 1では、当該要求者の加入電話に対応する第 4 A図のフィールド 7 4のフラグを " 0 " にリセットする。ステツプ

【ら 212では課金を終了する。ステップ 213ではサービス要求が解除されたことをホームメモリにおいて登録する。

休止サービス開始要求のフィールド 82によつて指定された休止時間が、要求者側の移動通信制御局（AMC) のホームメモリ内のデータベース 4 (のフィ一ルド 75) において一旦セットされる（ステップ 201) と、その移動通信制御局（AMC) 自体が経過時間を監視する。即ち、要求者側の移動通信制御局（AMC) において一定時間（例えば一分間）力 ^?経過すると、時間経過ィベント力 ^?発生する。このイベントが発生すると、第 8 B図のステップ 230以下が実行される。

即ち、ステップ 230では、当該移動通信制御局（AMC) のホームメモリに記憶されている休止サービス管理ファイル 4をサーチして、休止サービスフラグが " 1" に設定されている全 Tのレコード（即ち、全ての加入者電話）を見つけだす。そして、フラグが ONしている全ての加入者（n) のフィールド 75のタイムアウトフィールド（75) のデータ値（TMn) を 1だけカウントダウンする。ステップ 232では、その加入者に課金の累積を行う。

ステップ 233でデ一タ値（TMi) が零になっているいずれかの加入者 i を探索する。ステップ 234でデータ値（TMi) 力零になっている全ての加入者 i (i ==l， 2， ···）についての休止サービスフラグ（フィールド 74) を零にクリアする。また、データ値（TMk) が零になっていない全ての加入者 k (k=l， 2， ···）については休止サービスフラグ（フィールド 74) を零にリセットしない。

前述したように、休止サービス情報の管理は、休止サービスを要求した地点で最も近い移動通信制御局（AMC) において行われるのは前述したとおりである。従って、ステップ 230〜ステップ 234の制御手順は、休止サービスを要求した側の移動通信制御局（AMC) において行われる制御手順である。一方、無線基地局等（MBS, MCS) からの接続要求イベントが移動通信制御局（AMC) において発生した場合には、第 8 A図のステップ 162〜ステツプ 1 6 4力発呼側に近い移動通信制御局（AM C ) において実行される力 s、その詳細は、第 8 B図のステップ 2 2 0以下である。

即ち、ステップ 2 2 0において、接続要求先の電話についてのローミングが行われる。これにより、加入者 Aの加入者情報が得られる。ステップ 2 2 1では、得られた加入者情報中で休止サービスフラグが " 1 " になっているかを調ベる。このフラグが " 1 " になっていることは、加入者 Bが、休止サービスがなされている加入者 Aの電話に接続要求しょうとしていることを示すのであるから、ステップ 2 2 2において、休止サービス中を意味する前述のメッセージを加入者 Bに返す。そして、制御は元のルーチンにリターンするので、加入者 Aへの接続は行われない。一方、フラグが零である場合には、ステップ 2 2 3 で接続を行う。

以上のように、この第 1実施形態の休止サービスによれば、休止時間が設定された携帯電話機にその休止時間（ステップ 2 2 1でフラグ = 1 ) 中のいずれの時間に電話をかけても、ただ今休止時間中でつながらないことと、休止時間は何時何分あるいは、後何分で終了することの、通報が得られる（ステップ 2 2 2 ) ので、かけた人は状況の把握ができ、次に改めてかけることができるので不安や、いらだち等は起きない。

また、サービスの設定者側ユーザの保持者は、休止期間中は安心して他のことに専念できる。

さらに、携帯電話機の保持者が例えば所用が早く終了し、休止時間を解除したい時は、前記携帯電話機を操作して、休止の解除を行う（ステップ 2 1 1 ) ことができる。

〈第 2実施形態〉

上述の第 1実施形態のサービスシステムは、休止サービスの管理は局側で行われている。局側で行うことにより、休止サービスの一元化とランニングコストの低減を図ることが可能となる。しかしながら、局側で休止サービスの管理を行うことは、局側のシステムの変更を必要とするために、初期コストは大き

12 くかかることとなる。そこで、第 2実施形態の休止サービスは電話機側における休止サービスの管理を行うものである。

第 2実施形態は、休止サービスを要求する加入者が自分の電話に休止サ一ビスをセットすると、その電話が休止サービス中であることを記憶する。そして、休止中に電話がかかってきた場合には、その発信元の相手に対して、 "休止中である" 旨のメッセ一ジの返答を電話自身カ^?行うものである。

第 9図は、休止サービス要求制御並びに解除要求制御に関する処理手順を示すフローチャートである。また、第 1 0図は、休止サービスが既に設定されているときに着信があつた場合の処理手順を説明するフローチャートである。第 2実施形態の局側の構成及びディジタル網は従来のものをそのまま流用することが出来る。そして、電話機においては、第 1実施形態の電話機（第 3 A 図〜第 3 C図）のものをそのまま ^用出来るが、 R OM内のプログラムを第 9 図，第 1 0図のように変更する。

即ち、休止サービス開始要求ボタン 4 5が押された場合には、ステップ 3 0 0からステツプ 3 0 2に進み、 R AM内の所定の番地にある休止中フラグを " 1 " にセットする。ステップ 3 0 4では、ユーザに休止サービス時間の入力を促す表示を表示器 4 3上において行う。この時間がテンキーから入力されたならば、ステップ 3 0 6において、 C P U 5 2は不図示のタイマをスタートさせる。

一方、解除ボタン 4 6が押された場合には、ステップ 3 2において、休止中フラグをリセットし、ステップ 3 2 2でタイマをリセットする。

他の加入者からの着信があった場合には、休止中の電話機において第 1 0図の制御手順が実行される。

即ち、ステップ 4 0 0が着信を検出すると、ステップ 4 0 2で休止中フラグがセットされているか否かを調べる。休止中フラグがセットされていない場合は通常の受信モードであり、その場合は制御はステツプ 4 2 0以下に進む。休止中フラグがセットされている場合には、ステップ 4 0 4で相手側にリン i W

ギング信号を返す。し力、し、本機においては呼び出し音を出さずに、振動体 4 8 (第 4図）を振動させて、音を出さないことにより本人のみに着信を報知する。そして、ステップ 4 0 6でユーザに代わって着信応答を行い、ステップ 4 0 8では残り時間を計算し、ステップ 4 1 0では、本機は休止中である旨と、ステップ 4 0 8で計算した時間だけ経過した後に再度電話して欲しい旨のメッセージを返す。このメッセージを返した後のステップ 4 1 2において切断処理を行う。

この第 2実施形態によっても、第 1実施形態と同じように、休止サービスを行うことが出来る。

上述の 2つの実施形態にかかる制御手順は、実質的には、交換局におけるコンピュ一タプログラム（第 1実施形態）或いは電話機内のコンピュータプログラムによって実現される。そのプグラムは、 R OM等の電子メモリ或いは磁気ディスク等の磁気記憶媒体に記憶されるべきものである。

〈変形例〉

本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で色々と修正が可能である。

M l ：例えば、第 1実施形態，第 2実施形態ではディジタル回線の例であつたが、本発明はアナログ網に適用できることはいうまでもない。

M 2 ：また、第 1実施形態において、加入者情報における休止サービスの管理情報は、サービス要求者に近い移動通信制御局（AMC ) において管理されていたが、本発明はこれに限定されず、サービス要求者の所属する局のホームメモリにおいて一元管理することも可能である。

M 3 ：また、上記実施形態では、第 1種サービスと第 2種サービスとが共にサービスされていたが、前述の第 1種サービス単独又は第 2種サービス単独でもサービスは可能である。このような多様な契約形態を可能とすることにより、ユーザに選択の幅を広げることになる。

M 4 ：また上記実施形態は所謂携帯電話機に適用した実施形態であつたが、本発明は、携帯電話、無線呼出受信機、簡易型携帯電話、携帯電話無線呼出受信機一体型、簡易型携帯電話無線呼出受信機一体型等のあらゆる形態の移動体通信機に適用可能である。

M 5 ：また、上述の実施形態では、休止機能は他の機能と切り離されていた力 ^?、他の機能（例えば、留守番録音機能や転送機能）とリンクさせることも可能である。

例えば、発信者はどうしてもすぐに相手側に伝えたい事情がある場合を想定する。このような場合に相手側が休止状態では、その事情を相手に伝えることが出来ず困るときがある。そこで、休止側の電話から休止中の旨のメッセージ力返ってきた場合には、発信者には、自分のメッセ一ジを留守番録音にするか、或いは他の場所に転送することの選択を可能とするのである。このようなリンク機能は、休止中のメッセージが発信者側に返ってからの所定時間以内（例えば 1 0秒以内）に発信者が所定の一を操作すると、上記いずれかの機能が選択されるというものである。

発信者が例えば留守番録音機能を選択した場合には、第 1実施形態及び第 2 実施形態のいずれでも、移動通信制御局（AMC ) 側にメッセージが録音される。休止時間がタイムアウトした場合或いは、ユーザが休止機能の解除を要求した場合には、電話機は移動通信制御局（AMC ) に対して録音メッセージを要求する。

M 6 ：上記実施形態では、全ての発信者に均等に休止メッセージが返答されたが、次のように変形しても良い。即ち、一部の発信者には着信を許可するものであり、着信側で予め登録しておいたそのような発信者に対しては、着信側への接続を許可し、通常通り着呼要求があつたことを知らせる機能を追加しても良い。

M 7 ：上記実施形態では、全てのゾーンにおいて、均等に休止サービスが実行されたが、特定のゾーンを前もって指定可能としておき、指定されたゾーンにおいてのみ、着信可能とする（或いは不可とする）ように変形しても良い。 M 8 ：現在、世界では、種々の方式の移動体通信方式が提案され、国によつて異なるのが現状である力^ 本発明は、およそ可搬型の電話機において、あらゆる国の方式の電話サービスに適用可能である。

M 9 ：上記実施形態では、自身の電話から休止サービスを設定する方式を提案したが、例えば固定式の電話機などの他の電話機から、特定の携帯電話機に休止サ一ビスを設定するように変形することも可能である。

M l 0 ：上記 2つの実施形態では、休止サービスが継続する時間はユーザが自由に設定できるようになつている。しかしながら、本発明はそれに限定されず、休止サービス継続初期時間は固定であっても良い。

即ち、その初期時間は、第 1実施形態については、サービス契約を設定するときに継続初期時間を指定することにより、或いは電話機からの所定のキー (キー 4 5 , 4 6以外のキ一）操作によりコマンドを移動通信制御局（AM C ) に送ることにより、その移動瑪信制御局（AMC ) のホームメモリに固定的な継続初期時間として登録するようにしておく。

第 2実施形態の場合には、別途、携帯電話機を初期時間を入力するモードに設定するキースィツチを別途設け、このキースィツチからユーザが任意の固定初期時間を設定できるようにするのである。又は、例えば、 3 0分とか 1時間と力、、全く固定的に（ユーザの変更不可）プログラムにおいて設定されていても良い。

休止サービスが継続すべき時間は通常携帯電話機の所持者の仕事の形態や生活習慣によって固定的である。従って、継続時間を固定的にしても格段の不自由はない。返って、休止サービスが継続する時間をユーザがわざわざ設定する手間が不要となるので、利便性が向上する。

休止時間が固定的にされた変形例において、例えば会議が早めに終わったなどの場合には、休止モ一ドを解除するために前述の解除キー 4 6を操作すればよい。

M i l : 上記実施形態では、休止サービスを要求する加入者は全て休止サービス契約を行っているものとの前提に立っていたが、当然ながら、休止サービス開始要求に対して、その加入者が契約を既に行っているか否かのチヱックと, 行っていなかった場合には、当該要求を無視する制御手順を、例えば、第 7 B 図のステップ 1 3 8又はステップ 1 3 9に追加しても良い。

M l 2 ：上記実施形態では、本発明が携帯電話機に適用されたものであつた力'、本発明はそれに限定されず、休止サービスを必要とするものであれば、あらゆる形式の電話機にも適用可能である。産業上の利用可能性以上説明したように、本発明によれば、発信側に明確に着信側が意図的に休止状態にある旨を伝えることが出来る通信サービス方法、携帯型電話機、さらには、そのサービス方法を実現するプログラム記憶したメモリを提供することができる。 .

本発明は更に種々変形が可能である力その範囲は添付の請求の範囲に基づいて判断され、上述の実施形態などには限定されない。

Claims

請求の範囲

1 . 電話機の通信サービスにおいて、

電話機への着信が拒絶される休止モードに電話機がセットされていることと、この電話機が休止モードにおかれる休止持続時間とを検出し、

この電話機に着信があった場合に、休止モードが終了するまでの残りの休止時間を示す情報と当該電話機が休止中である情報とを含むメッセージを発信側に送出することを特徴とする電話機の通信サービス方法。

2 . 前記電話機を休止モードに入らせるために、この電話機に備えられた所定のスイツチが操作されたことを検出する工程を具備することを特徴とする請求項 1に記載の通信サービス方法。

3 . 休止持続時間を示す情報を電話機のメモリに記憶する工程を更に具備することを特徴とする請求項 1または 2に記載の通信サービス方法。

4 . 休止持続時間を示す情報を電話交換局のメモリに記憶する工程を更に具備することを特徴とする請求項 1または 2に記載の通信サービス方法。

5 . 前記メッセージは、交換局において生成され、交換局により前記発信側に送られることを特徴とする請求項 1、 2または 4に記載の通信サ一ビス方法。

6 . 前記メッセージは当該電話機において生成され、当該電話機により前記発信側に送られることを特徴とする請求項 1乃至 3のいずれか 1つに記載の通信サ一ビス方法。

2.4

7 . 当該電話機が休止モードに入ったこと力?、電話交換局のデータベースに記憶されることを特徴とする請求項 1乃至 3のいずれか 1つに記載の通信サ —ビス方法。

8 . 当該電話機から休止モードに入る旨の要求力 ^s交換局に送られると、交換局はその電話機が休止サービス契約に加入しているか否かを調べることを特徴とする請求項 1乃至 7のいずれか 1つに記載の通信サービス方法。

9 . 一旦設定されている休止サ一ビスの解除を設定することが可能なことを特徴とする請求項 1乃至 8のいずれか 1つに記載の通信サービス方法。

1 0 . 休止サービスに課金されることを特徴とする請求項 1乃至 9のいずれか 1つに記載の通信サービス方法。

1 1 . 休止モードが継続する初期時間は固定されていることを特徴とする請求項 1乃至 1 0のいずれか 1つに記載の通信サービス方法。

1 2 . 休止モードが継続する初期時間は当該電話機における操作によってユーザが指定できることを特徴とする請求項 1乃至 1 1のいずれか 1つに記載の通信サービス方法。

1 3 . 休止サービスが当該電話機に設定されていることを示す情報は、当該携帯側他電話機に最寄りの交換局において管理されることを特徴とする請求項 1， 2， 4 , 5 , 7乃至 1 0のいずれか 1つに記載の通信サービス方法。

1 4 . 休止サービスが当該電話機に設定されていることを示す情報は、当該携帯側他電話機が所属する交換局において管理されることを特徴とする請求項 1， 2， 4 , 5， 7乃至 1 0のいずれか 1つに記載の通信サービス方法。

1 5 . 発信者に対して現在休止モードにある旨と、この休止モードがさらに継続する時間についての情報を発信者に対して返す休止モードを設定可能な電話機であって、

前記休止モードを設定するための操作をユーザに可能ならしめる第 1のスィツチを有することを特徴とする電話機。

1 6 . 初期休止時間を設定するためのユーザ操作可能な第 2のスィッチを更に具備することを特徴とする請求項 1 5に記載の電話機。

1 7 . —旦設定された休止モードを解除するための第 3のスィッチを更に有することを特徴とする請求項 1 5または 1 6に記載の電話機。

1 8 . 前記第 1のスィッチの操作に応答して、交換局に対して、当該電話機の識別番号と、休止モードに入る旨の要求コマンドとを送る手段とを具備することを特徴とする請求項 1 5乃至 1 7のいずれか 1つに記載の電話機。

1 9 . 休止モードに設定されているときに当該電話機に着信があった場合に、休止モードにある旨と休止モードが以後に継続する時間とを発信者に伝えるメッセージを生成する手段を具備したことを特徴とする請求項 1 5乃至 1 8 のいずれか 1つに記載の電話機。

2 0 . 前記第 3のスィッチが操作されたときに、休止モードを強制的にリセットすることを特徴とする請求項 1 5乃至 1 9のいずれか 1つに記載の電話機。

2 1 . 電話機に内蔵されたコンピュータによって実行可能なプログラムを記憶する記憶媒体であって、

電話機に設けられた第 1のスィッチに対するユーザの操作によって、当該電話機を休止モードに設定する第 1のプログラムコード手段と、前記第 1のスィツチの操作に応答して、休止モードが継続する時間を初期的に設定する第 2のプログラムコード手段と、

当該電話機が休止モードに設定されるべきことを要求し、その継続時間を交換局に伝えるためのメッセージを生成する第 3のプログラムコード手段とを具備する記憶媒体。

2 2 . 電話機に内蔵されたコンピュータによつて実行可能なプログラムを記憶する記憶媒体であって、

前記第 1のスィツチの操作に応答して、休止モ一ドが継続する時間を初期的に設定する第 2のプログラムコード手段と、

当該電話機が休止モードに設定されたあとの着信に対して、当該電話機が休止モードにある旨と、休止モードがさらに継続する時間を発信者に通知するメッセージを生成する第 3のプログラムコード手段とを具備する記憶媒体。

2 3 . 前記電話機は携帯電話機であることを特徴とする請求項 1乃至 1 4 のいずれか 1つに記載の通信サービス方法。

2 . 請求項 1 5乃至 2 0のいずれか 1つに記載の携帯電話機。

2 5 . 電話機の通信サービスにおいて、

ユーザに、この電話機を休止中のモードに入れるための操作を許す工程と、前記ユーザに、電話機を通して、休止モードが持続する時間をセットすることを許可する工程とを具備することを特徴とする電話機の通信サービス方法。