明 細 支持部を有す る 床パネ ルお よ びそ の施工方法 技術分野
本 発 明 は、 支持部 を有す る 床パ ネ ルお よ び そ の 施工 方法 に 係 り 、 と く に 、 複数の 支持部 が連結部 で連結 さ れて 多 角 形状 に構成 さ れ、 相互 に着脱可能 に 結合 さ れ る よ う に 、 そ の 多角 形状の各辺側 に 結合用 支持部 お よ び結 合 用 嵌 合部 が設 け ら れ た 床 パ ネ ル に 関 し 、 更 に は 、 そ の 支持部面 に 複数のパ ネ ルが敷設 さ れて床下空 間を形成す る 二重床 に関 し 、 と く に 、 床下空間 に移 · 増設可能 に配線 · 配管等が行え る と と も に 、 床パ ネ ル の敷設施工が容易 な 床パネ ルお よ びそ の施工方法 に 関 す る 。
¾ ¾ ¾ %
近年 、 オ フ ィ ス空間 内 に お いて O A機器が、 そ の 多様 ィ匕 に 伴 い広範囲 に 利用 さ れ、 床面 に お け る 多種多様、 かつ 大量の配線処理が問題化 さ れて い る 。 こ の た め 、 床配線管理の必要性が高 ま っ て い る 。. こ れ に 応 え る も の と し て 、 二重床パ ネ ルの利用 が期待 さ れ、 広範囲 に 活用 さ れて い る 。
最近、 二重床パ ネ ル も 配線溝型や支持脚一体 · 分離 型 な ど多種多様化 さ れ、 リ ニ ュ ー ア ルに も 容易 に 対応
可能な こ と か ら 、 置敷式で軽量で あ り 、 誰 で も 容易 に 施工で き 、 凹凸 あ る 床面で も よ く な じ ん で、 ガ タ ツ キ が少な い二重床パ ネ ルの需要が高 ま つ て い る 。
と く に 、 配 線 溝型 パ ネ ル が広範 囲 に 利 用 さ れ て い る 。 こ の種の パ ネ ノレでは 、 例 え ば特開昭 62 - 284854 号 に 記載の床パ ネ ルが知 ら れて い る 。 こ れ は 、 成形樹脂 シ 一 ト と コ ン ク リ ー ト と で成 る 配線溝形成 ブ ロ ッ ク で 構成 さ れ、 耐荷重性、 重量が あ る た め 、 位置ずれ等 も な く 、 ブ ロ ッ ク 同士 を突 き 当 て て敷設で き る 利点が あ る 。 し か も 、 成形樹脂 シ ー ト の届 曲性 に よ り 、 不陸追 従で き る と い う 特徴があ る 。 しか し こ れは 、 複合材で あ り 、 重置 も 重 く 、 ま た配線溝を覆 う 配線 カ バ ー を 多 く 必要 と し、 し た が っ て部品点数 も 多 く 、 敷設す る 際 の施工や 、 施工時 の搬 出 入 に も 手間 がかか る と い う 問 題が あ っ た。
こ れ に対 し 、 支持脚一体型パ ネ ルがあ る 。 こ の種の パ ネ ル は 、 分離型 に 対比す る タ イ プで あ り 、 複数の 支 持脚を連結部で結合 し 、 一体化 して ュニ ッ 卜 パ ネ ルを 構 成 し 、 そ の 支 持脚 上 に パ ネ ル を 敷設 す る も の で あ る 。 こ れ は、 例 え ば実開昭 60 - 164537 号公報、 特開平 4 - 124366号公報、 特開平 5- 28834 号公報等 に 記載の も の が知 ら れて い る 。
こ れ ら は、 複数 の 支持脚で成 る ュニ ッ ト パ ネ ルが置 敷式で あ り 、 し た が っ て敷設施工 に 際 し て 、 ュ ニ ッ ト
パネ ル同士の 連結構造がな い た め に 、 位 置 ずれ を生 じ た り 、 ま た パ ネ ル が 強 度 確 保 の た め 鋼 板 製 で 厚 く な り 、 こ れ に よ り 重 い と い う 難点があ り 、 結局 、 施工 に 手間 が係 り 、 施工性 を悪化 さ せ る 問題があ っ た 。 し か も 、 こ の種のノ ネ ノレ は大判 に な る こ と が多 く 、 た と え 支持脚側で不陸の追従性や吸収性があ っ て も 、 パネ ル が大判で あ る が故 に 不陸 に な じ ま な い と い う 欠点が あ り 、 結局歩行時 に ガ タ ツ キが生 じ る 問題 が あ っ た。
こ の よ う な 問題を解決す る た め 、 支柱 と パネ ル と の 間の嵌合 を フ ァ ス ナ等の 緊締部材で強制 的 に き つ く 嵌 め て 強固 に結合す る 構造 な ど、 種 々 の 固定手段 が考 え ら れて い る 。 しか し 、 いずれ も 部品点数の 増加、 固 定 力 の信頼性に 欠 け、 ま た却 っ て施工性 を悪化 さ せ る 問 題が残 っ て い た。
一方、 パ ネ ル の連結構造は、 例え ば代表的 に は実開 平 6 - 8 5 8 4 5 号公報に 記載の も の が存在す る 。 こ れ ら の う ち 、 係合 さ せて連結す る タ イ プの も の は、 パ ネ ル の 脚部 と は ま っ た く 別 の係合構造を用 い て 、 さ ら に脚部 間 の微小間隔 を あ け て連結す る 構成の た め 、 構造が複 雑で、 し か も 着脱が困難であ り 、 連結敷設の施工性 も 悪 く 、 さ ら に脚部間 が非常 に近接 し た搆造 の た め 、 不 陸追従が悪い と い う 問題があ る 。
ま た 、 例 え ば特開平 6 - 3 2 2 9 4 7号公報等 に記載の リ ン グ体 お よ びそ れ に嵌 る 支持部で構成 さ れ る 連結構造 で
は 、 そ の連結作業 の施工性 は 、 そ の リ ン グ体 を 支持部 の高 さ よ り も 上方か ら く ぐ ら せて 嵌め る よ う に 作業 し な け れ ば な ら ず 、 連 結 施 工 が 面 倒 で あ る 問 題 が あ る 。
以上の よ う に 、 従来技術で は 、 上掲の いずれ の タ イ プの二重床構造お よ び施工方法 に お いて も 、 置敷式 で あ っ て 、 し か も 比較的簡単な構成 で、 床面不陸 に 追従 で き て ガ タ ツ キ が少 な く 、 施工が容易 で あ る と い う 、 両要求 を満足す る 支持部 を有す る 床パ ネ ル は存在 し て い な い。
発明 の 開示
本 発明 は 、 こ の よ う な 上述の課題 に鑑み成 さ れた も の で あ り 、 簡単な構成で床面不陸 に追従 で き 、 床パネ ルの 敷設施工が容易 な 、 支持部 を 有す る 床パ ネ ルお よ び そ の施工方法を提供す る こ と を 目 的 と す る 。
本発明 は ま た 、 低 コ ス ト で軽量で あ り 、 し か も 十分 な耐荷重性お よ び強度を 得 る こ と がで き る 、 支持部 を 有 す る 床パ ネ ルお よ びそ の施工方法を提供す る こ と を 目 的 と す る 。
本発明 に よ れば、 複数 の床パ ネ ルの連結結合 を上下 方 向 の差 し込み式凹 凸嵌合で行な う 床パ ネ ルが提供 さ れ る 。 こ の 床パ ネ ル は 、 平面的 に 略多 角 形状を 形成す る 支持部群 と 、 一方の少 な く と も 1 辺 に 該支持部 と 略 同一形態 で下面 に 凹部を 有す る 結合用 支持部が設 け ら
れ、 他方 の少な く と も 1 辺 に該結合支持部 の 凹部が上 方か ら 差 し 込 ま れ る 該'凹部 に 対応す る 凸部 を有 す る 結 合用 嵌合部 と を含む。 こ れ に よ つ て 、 複数の床パネ ル の連結結合 が上下方 向 の 差 し 込 み式 で容易 に施工で き る 。
本発明 に よ れ ば ま た 、 支持部群 と 連結部 と 結合用 支 持部 と 口 用 嵌合部 と を含 む床パ ネ ルが提供 さ れ る 。 こ の 床パ ネ ル は 、 前記支持部群 と 、 各支持部を 相互 に 連結す る と と も に 、 所定幅 を有 し略放射状 に 伸 びて 各 支持部 が相互 に略等間隔 を あ け て 配置 さ れて な る 連結 部 と 、 支持部群の一方の少な く と も 一辺側 の支持部か ら 外方 に 伸 びた前記連結部 に設 け ら れ た 第 1 の結合部 と 、 支持部群の他方 の少 な く と も 一辺側 の 支持部か ら 外方 に伸 びた 前記連結部 に設 け ら れ た 第 2 の結合部 と を含 む 1 お よ び第 2 の結合部 の嵌合 に よ り 複数の 床パ ネ ルを結合す る こ と に よ っ て床 / ネ ノレ を敷設 し 、 そ の 際 、 支持部群の 各支持部 が連結部 に よ り 相互 に 等 間隔 に 一様 に配置 さ れ る 。
さ ら ·\ ノ ネ ノレを 支持部上面 ね よ び隅部 で支持 さ れ る よ う に 複数枚、 施設す る こ と に よ り 、 パ ネ ル の施工 が容易 と な る と と も に 、 一様 な 支持面 の形成 に よ り 支 持強度が安定す る
さ ら に 本発明 に よ れば、 支持部 と パ ネ ルの係 合 に よ る 嵌 合構造 を有す る 床パ ネ ルが提供 さ れ る 。 こ の床パ
ネ ル は 、 複数の 支持部を有す る 支持部群 と 、 各 支持部 が所定の 間隔 で配置 さ れ る よ う に 各支持部 を相互 に連 結す る 連結部 と 、 支持部群の 各支持部上面 に 載置 さ れ る パ ネ ノレ と 、 前記パ ネ ルが支持部上面 に 載置 さ れた と き 、 支持部 の 上面 と パネ ルの 略隅部 と が係合 さ れ る 係 合部 と を 含 む。 こ の よ う な構成 に よ り 、 支持部 と パ ネ ル の 係合 が簡単かつ確実 と な り 、 し 力、 も 着脱が容易 に さ ら に 本発明 に よ れ ば 、 次 の よ う な 特徴 ¾·有 す る パ ネ ルの敷設 と 支持部 の切除構造 お よ びそ の施工方法 が 提供 さ れ る 。 こ の 床パネ ルは 、 整列配置 さ れ る 複数 の 支持部 と 、 各支持部の相互 ¾■ ½結す る 連結部 と 、 前記 支持部を 、 該支持部の縦方向 の切断に よ り 複数略等分 し て 分断可能 と な る よ う に、 支持部分離の略基準位置 と し て該支持部の上面側、 側面側お よ び 内側 の う ち の 少 な く と も 1 つ に断面略 V 字状 の 複数の 切込 み部が形 成 さ れた ュニ ッ ト 体 と を S iS こ の ュニ ッ 卜 体 は 、 切 込 み部 に よ り 所定 の規則 に従 つ て 切除 さ れた 複数の 分 割 ュニ ッ ト 体を形成す る と と ち に 、 各分割ュ二 ッ 卜 体 を相互 に 結合 し て 、 そ の ニ ッ ト 体 と 異 な る 形態の結 合 ュニ ッ ト 体 を形成す る
こ れ に よ り 、 敷設面積 に応 じ て パ ネ ルを切除す る 際 や配線器具等 を収納す る 際、 支持部 を 簡単かつ確実 に 切断 で き る と と も に 、 壁際等 の床の敷設面積の残余部
分 に 応 じ て 異 な る 形態の 結合ュニ ッ ト 体 を構成す る こ と がで き る 。
図而 の 簡単な説明
第 1 A図 は、 本発明 の実施例 に お け る 支持部 を 有す る 床パ ネ ルの基本構成の例 を示す平面図 、
第 1 B図 は 、 第 1 A図 に お け る 一点鎖線 1 B - 1 B に お け る 断面 側面図、
第 2 A図 は、 複数 の 床パ ネ ルを敷設 し た 状態 を 示 し 、 そ の 施工方法 の 理解 に有用 な平面図、
第 2 B図 は 、 第 2 A図 に示す構体 を横方向 か ら 見 た側面 図、
第 3 A図〜第 3 D図 は 、 本発明 の様 々 な 実施例 に お け る 複数 の床パネ ル相互 を結合す る 際の結合部 (結合用 支 持部 と 結合用 嵌合 と の係合) の結合構造 を示 し 、 そ の 結合方法の理解に 有用 な 拡大側面拡大図 、
第 4 図 は、 本発明 の実施例 に お け る 支持部 を 有す る 床パ ネ ル構造 の連結部の形態が異な る 他 の 構造 を示 し た説明 図、
第 5 図 は 、 本発明 の実施例 に係 る 床パ ネ ル構造 を壁 際回 り に施工 し た際、 ボ ー ダ部材 と の繫 が り を説明 す る た め の説明 図 、
第 6 A図 は、 本 発明 の実施例 に 係 る 床パ ネ ル構造 に 使 用 さ れ る パ ネ ル構造 の上面側 の平面図、
第 6 B図 は 、 第 6 A図 に示す構体 を一辺側 か ら 見た側面
図 、
第 7 図 は 、 緩衝材 を介在 さ せた支持部 と パ ネ ル と の 係合、 嵌合構造の例 を示す分解斜視図 、
第 8A図、 第 8B図 お よ び第 8C図 は、 第 7 図 に 示 す例 に お い て 、 緩 衝材 を 介 在 さ せ た 支 持 部 と パ ネ ル と の 係 合、 嵌合状態 を線 VI I I- VI I I に お い て 示 し た 側面断面 図 で あ り 、 第 8A図 は 、 床面 に 不陸が な い場合 の嵌合状 態を 示 し 、 第 8B図 お よ び第 8C図 は床面 に 不陸が あ る 場 合の 嵌合状態 を示 し 、
第 9A図 お よ び第 9B図 は 、 第 7 図 お よ び第 8 図 と 異 な る 形 態 の 緩街 材 を 介 在 さ せ た 支 持 部 と パ ネ ル と の 係 合、 嵌合構造 を示す側面断面 図 、
第 10図 は 、 支持部 を有 す る 床パネ ル構造 の他の例 を 示す側面断面図 で あ り 、 と く に パ ネ ル側 に貫通孔 を 、 ま た 支持部側 に は突起部 を有す る 係 合、 嵌合状態 を 示 し 、
第 11A 図 は 、 本発明の 実施例 に お け る 支持部の 基本 構成 を示 す拡大斜視図、 第 11B 図 は 、 第 11A 図 に 示 す 構体 を裏面側 か ら 見た平面図 、
第 12A 図 お よ び第 12B 図 は 、 第 11A 図 に 示す支持部 と は異 な る 構造 の変形例 を摸式的 に 示す 、 そ れぞれ平 面お よ び側面図 、
第 13 A 図〜第 13 D 図 は 、 本 発明 の 実施例 に係 る 床パ ネ ル ュニ ッ 卜 の 切除 の施工方法を示 す平面 図 、
第 14図〜第 14D 図 は 、 第 13A 図〜第 14D 図 に 示す例 に お い て 床パ ネ ルを 切除 し 分割 ュニ ッ ト を施工 し た 状 態を示 す平面図 であ る 。
発明 を 実施す る た め の最良の形態
次 に 添付図面 を参照 し て 本発明 に よ る 支持部 を有す る 床パ ネ ルの 実施例 を詳細 に 説明 す る 。
本 発 明 の様 々 な態様の ひ と つ は 、 上下方 向 の差 し 込 み式凹 凸嵌合で複数 の床パ ネ ルを連結結合す る 構造 に 関 す る 。 他の ひ と つ は 、 支持部群 と 連結部 と 結合用 支 持部 と 結合用 嵌合部 と の主要構成で成 る も の であ り 、 さ ら に他 の ひ と つ は 、 支持部 と パネ ル の 係合 に よ る 嵌 合構造 に 関す る も の であ る 。 さ ら に他の態様 は 、 パ ネ ルの 敷設 と支持部の切除構造お よ びそ の施工方法 に 係 る も の で あ る 。
床パ ネ ルお よ びパネ ルの 基本 、 全体構成の説明
第 1A図 お よ び第 1B図 を参照す る と 、 本発明 に 係 る 床 パネ ル は基本的 に は 、 主脚部 14お よ び補助脚部 16で構 成 さ れた支持部群 と 、 各支持部を相互 に連結 し 、 所定 幅で略放射状 に伸 び各支持部が相互 に 略等間隔 を あ け 配置 さ れ る 連結部 18お よ び 22と 、 こ の連結部 18お よ び 22に 設 け ら れ支持部群の一方 お よ び他方 の少な く と も 一辺側の 支持部か ら 外方 に 伸 びた第 1 の結合部 24お よ び第 2 の結合部 26と を 含 む も の であ る 。
さ ら に 、 ネ ル 30を 各支持部 14お よ び 16の 上面 お よ
び隅部で支持 さ れ る よ う に複数敷設す る こ と に よ り 二 重床が構成 さ れ る 。 よ り 具体的 に は 、 床 パネ ル 1 0は 、 床仕上材 と し て の例 え ば タ イ ノレ 力 — ぺ ッ 卜 の サ イ ズ に 基 づ い て 、 約 4 0 0 ra m〜 約 6 0 0 ra m角 の 大 き さ に 設 定 さ れ、 連結部 1 8お よ び 2 2を 略 X 字状 あ る い は た す き 状 に 連続 的 に形成 し 、 X 字の 交差部 に 所定の 等間隔 で主脚 部 1 4お よ び補助脚部 1 6が一定の 間隔 に 配置 さ れ る よ う に設 け ら れ 、 こ れ に よ り 、 床パ ネ ル上面 の支持強度 を 安定ィヒ さ せ る こ と が で き る 。
ま た 、 第 1 お よ び第 2 の結合部 2 4お よ び 2 6は 、 補助 脚部 1 6と 同一 の構成で底面が略凹状 に 形成 さ れ た 第 1 の結合部 2 4と 、 こ れ よ り 高 さ が低 く 、 例 え ば上下方 向 の差 し込 み式 に係合 ま た は嵌合可能な 、 例え ば前記略 凹状 に係合 ま た は嵌合す る 略 凸状 に形成 さ れた 第 2 の 結合部 2 6と で成 る 。 こ れ に よ り 、 第 1 お よ び第 2 の結 合部 2 4お よ び 2 6の係合 ま た は嵌合 に よ る 複数 の床パ ネ ル 1 0相互 の結合や位置決 め固定 が容易 に かつ確実 に で き 、 床パ ネ ル相互 の結合部 2 4お よ び 2 6が外観上 、 目 立 た ず、 床面上 に 多数 の床パネ ル 1 0を一様 に連続 的 に 敷 設で き 、 床パ ネ ルの敷設施工性が向上す る 。 さ ら に 、 各支持部 1 4、 1 6お よ び 2 4が連結部 1 8お よ び 2 2に よ り 相 互 に 所定 の等間隔 に 一様 に 配置 さ れ る の で、 床面 の 不 陸 に 十分追従 さ せ る こ と がで き る 。
こ の床パ ネ ル 1 0は 、 一体成型 で構成す る の が設計 、
製造上容易 であ る た め、 好適で あ り 、 例 え ば難燃 ' 不 燃性 の樹脂成形 が最 も 一般的 で あ る 。 こ れ ら の 連結部 18お よ び 22、 な ら び に第 1 お よ び第 2 の結合部 24お よ び 26は 、 床パ ネ ル 10を最小限 の少な い量の樹脂 で一体 形成 し 、 ま た 、 パ ネ ル 30に部品共通化 の た め 同 一形状 の薄板鋼板を 用 い 、 打抜 き 、 折 り 曲 げの み の加工で補 強性 を得て い る 。 し た が っ て 、 軽量で、 運搬や敷設時 の施工が容易 で あ り 、 低 コ ス ト 化 が可能で あ る 。
支 持部群 は 、 異 な る 径 の主脚部 14お よ び補助脚部 16 で構成 さ れ、 主脚部 14は 、 パネ ル 30の 4 隅部 を そ れぞ れそ の 1/4 に 等 し い面積の部分で支持す る よ う に 、 4 か所 でパ ネ ル 30を 支持す る 。 対す る 補助脚部 16は 、 パ ネ ル 30の略中央近傍で全面で支持す る が、 主脚部 14が 4 か 所 の パ ネ ル 30を 支持 す る の に 対 し 、 補 助 脚部 16 は、 あ る 一定 の荷重 がかか っ た と き 、 支持す る よ う に 補助 的 に機能す る 。
主脚部 14お よ び補助脚部 16の構造 は、 平面形状が多 角 形状 ま た は 円形状 な どの任意の形 を有す る 柱状 に形 成 さ れ、 そ の上面 14a に は、 パネ ル 30が係合、 嵌合 に よ り 設置可能 と な る よ う に 、 係合部 ( ま た は嵌合部) 14b お よ び 14c が形成 さ れて い る 。 対応す る パ ネ ル 30 に も 、 そ の 4 隅部 36 (第 6A図) に は 、 係 合部 ( ま た は 嵌 合 部 ) 32、 38お よ び 34 ( 第 6B図 ) が 形 成 さ れ て い る 。
一方、 ノく ネ ノレ 30は 、 例え ば タ イ ノレ 力 一 ぺ ッ ト ま た は 床パ ネ ル 10 (本実施例で は約 40 Oram〜約 60 Oram角 ) の 面積 の 1/6 ~ 1/3 程度 に等 し い面積 が好適で あ る 。 図 示の 実施例 で は 、 床パネ ル 10を複数 に 区画分割す る よ う に 、 略正方形状で、 約 lOOraii! 〜 200mra角 (標準的 に は 165 mm ) の 大 き さ に 設 定 し 、 鋼 板 製 で 板 厚 t が 約 1.0mm 〜 2.5mra (標準的 に は 2.3ram ) で あ る 薄板 であ る
こ れ に よ り 、 こ の パ ネ ル 30を 、 各支持部 14お よ び 16 の上面 お よ び隅部で支持 さ れ る よ う に複数枚、 敷設す る こ と で、 こ のパネ ル 30の施工が容易 と な り 、 簡単な 構造で一様な 支持面の形成 に よ り 、 支持強度 を安定 さ せ る こ と がで き る 。 しか も 、 上述の よ う な パネ ノレ 30の 大 き さ の設定 に よ り 、 多数敷設 さ れ た床パ ネ ル 10の 不 陸追従 に倣 う こ と が可能 と な る 。
こ の パネ ル 30は、 同一形状であ り 、 ま た 支持部 が 同 一嵌合構造で あ り 、 しか も 薄板で あ り な が ら も 打抜 き 折 曲 げ加 工 に よ り 十 分 な 強 度 を 得 る こ と が で き る の で 、 部 品 点数 の 低 減 、 お よ び低 コ ス ト ィヒ が 可 能 で あ る 。
な ま 伊1 の謚, B月
以下 、 添付図面 を参照 し て 本発明 の実施例 を詳細 に 説明 す る 。 こ れ ら の 実施例 は 、 本発 明 を 二重床構造の 構築 に 適用 し た例 で あ り 、 本発明 は こ れ ら の み に よ つ
て 限定的 に解釈 さ れ る も の で は な い。
第 1A図 、 第 1B図、 第 2A図、 第 2B図 お よ び第 3A図〜第 3D図 は、 二重床用 の床パ ネ ル 10の実施例 を示 し 、 こ れ ら は 、 脚部の形状お よ び脚部相互を 接続す る 接続部 の 構成 の異 な っ た例 で あ る 。 第 1 A図 お よ び第 2 B図 に示 す よ う に 、 床パ ネ ル 10は、 2 種類 の脚部で あ る 、 主脚部 14と 、 主脚部 14よ り 支持面 の面積の 狭い補助脚部 16と を 有 し て い る 。 こ れ ら の 主脚 部 14お よ び 補 助 脚 部 16 は 、 所定の幅 の 帯状 の接続部材 18で そ れ ぞれ接続 さ れ て い る 。 こ れ に よ り 、 床パネ ノレ の軽量化 を 図 る こ と が 可能であ る 。
な お、 第 1A図、 第 1B図 お よ び第 2A図、 第 2B図 に 示 さ れ た 主脚 部 14は 、 略八 角 形 の 平 面形状 を 有 し て い る が、 こ の主脚部 14は図 4 に示す よ う に 、 例 え ば 円形 の 平面形状であ っ て も よ い。 ま た 、 各脚部相互 を 接続す る 接続部材 18は 、 こ れ ら の実施例 に お け る 床パ ネ ル よ り 多数の接続部材 18を設 けて 、 接続強度 の 向上 を図 る よ う に し て も よ い。
図 示 の実施例 で は 、 主脚部 14が 9 個、 ま た 補助脚部 16が 4 個設 け ら れて 、 補助部材 16は主脚部 14相互間 で こ れ ら の脚部上に 設置 さ れ る 床 プ レ ー 卜 と し て の パ ネ ル 30を支持す る こ と がで き る 。
第 2A図 お よ び第 2B図 に お い て 、 主脚部 14の上端面で あ る 支持面 14a に は十字状溝 14b が形成 さ れて い る 。
こ の 溝 14 b は 、 パ ネ ノレ 30を設置す る 際 に こ の溝 内 に そ の パ ネ ノレ部材 を係止 さ せ る た め の も の で あ る 。
こ の よ う に 主脚部 14お よ び補助脚部 16を接続部材 18 で接続 し た状態 で脚部群が形成 さ れ、 こ の 脚部群 に は さ ら に 連 結用 ア ー ム 部 22が設 け ら れ て い る 。 連 結 用 ア ー ム部 22は 、 最 も 外側 に 位置す る 主脚部 14か ら 接続 部 材 18と 同 様 の 構 成 と し た 連結 用 ア ー ム 22を 突 出 さ せ、 連結用 ア ー ム 22の 先端 に 連結用 脚部 24あ る い は連 結用 小突起 26を形成 して 、 平面形状 が略 V 字状 に 構成 さ れて い る 。
こ れ は 、 突 出 す る 連結用 ア ー ム部 22の 強度 を 向上 さ せ る た め の形状で あ り 、 施工 時等 に 生 じ る ス ト レ ス に 耐え る た め に 有効で あ る 。 ま た 、 こ れ ら 連結用 ア ー ム 22の 先端部 は 、 脚部郡を 囲 む略四 角 形の 各辺 ( 同 図 に お い て破線 100 に て 示 さ れて い る ) 上 に位置す る よ う に設定 さ れて い る 。 図示 の 実施例で は、 そ の 四 角 形状 の そ れぞれ隣 り 合 う 2 辺ずつ に連結用 脚部 24と 連結用 小突起 26が分 け て配置 、 形成 さ れて い る 。
ま た 、 第 1B図 お よ び第 2B図 (第 1A図 の 構成か ら 見た 形状 を示す図 ) か ら 理解 さ れ る よ う に 、 主脚部 14は互 い に 同様 の 高 さ に形成 さ れ、 補助脚部 16は 、 例 え ば主 脚 部 14の 高 さ よ り 少 し だ け 低 い 高 さ に 形 成 さ れ て い る 。 よ り 詳細 に は 、 主脚部 14の 間 に 架橋支持 さ れ る 後 述す る パ ネ ル 30の ほ ぼ中 央 に 位置す る 補助脚部 16は 、
そ の 上 側 床部材 の 中 央 位 置 に 荷 重 が掛 つ た 場 合 な ど に 、 補 助 的 に こ れ を 支 持 す る よ う に 構 成 さ れ て い ま た 、 連結用 脚部 24は 、 そ の形状 お よ び高 さ が補助 脚部 16と ほ ぼ同様 に 形成 さ れ、 図示 の よ う に 、 主脚部 14か ら の距離 も ほ ぼ同様 に設定 さ れて い る 。 連結用 小 突起 26は 、 主脚部 14お よ び補助脚部 16の 高 さ に 比べ非 常に 低 い高 さ 、 本実施例 で は 、 例え ば略 3 分 の 1 以下 の高 さ に設定 さ れ、 そ の上端部 は角 を落 し た R 曲面状 に形成 さ れて い る 。
第 2 A図 は 、 第 1 A図 の実施例 に係 る 複数の床パ ネ ル 10 ( 10-1 10-2) が連結 さ れ た 状 態 の 概 略 平 面 図 で あ る 。 図 示 の よ う に 、 2 つ の 床 ネ ノレ 10 - 1お よ び 10 - 2 は、 2 つ の連結用 小突起 26に 連結用 脚部 24を差 し込 み 式 に 被せて係合 さ せて 、 連結状態 と な っ て い る 。 こ の よ う に 、 上述 し た略四 角形状 の各二辺 を用 いて そ れ ぞ れ連結係合可能な連結部が構成 さ れて い る の で 、 多数 の支持脚ュ ニ ッ 。 ネ ノレ 10 (10— 1 10-2 10-3
10-n) を平面的広が り を も っ て連続設置す る 場 合 に 、 順次簡単 に 、 複雑な 配置 を考 え る こ と な く 、 行な う こ と が可能であ る 。
ま た 、 図示 の よ う に 、 、。ネ ル 30は 4 つ の主脚部 14に 支持 さ れ る よ う に設置 さ れて い る 。 こ の パ ネ ル 30は 、 例え ば金属製 に て構成 さ れ、 四 隅 に は耐荷重強度向 上
の た め下方 に 曲 げ ら れ た 屈 曲部 34を有 し 、 屈 曲部 34が 主脚部 14の 支持面 の 溝 14b に係 合 さ れ て 設置 さ れ て い る o
第 2 A図 の よ う に 、 2 枚の 床パ ネ ル 10、 すな わ ち 10 _ 1 お よ び 10 - 2を連結 し た状態で、 両者の連結部分 は 、 主 脚部 14と 連結用 脚部 24と が連結部分でな い主脚部 14と 補助脚部 16と の位置 関係 、 お よ びパネ ル 30の支持関係 を保つ こ と がで き る 。 し た が っ て 、 連結構造部材が露 出 し て 目 立つ こ と がな く 、 ま た二重床構造 の配線空間 に も 不規則 な 変化 を与え る こ と な く 、 一様 に各脚部 14 お よ び 16が一定間隔 で床面上 に形成 さ れ る こ と が理解 さ れ る 。
床パネ ル 10相互の連結動作 は 、 基本的 に は次 の よ う に し て 行 な う 。 すな わ ち 、 第 2 B図 に示 し た よ う に ま ず —方 の床パネ ル 10- 1を基礎 と な る 床面上 に設置 す る 。 そ の 後 に 、 隣 の 床 パ ネ ル 10 - 2を 設 置 す る 動作 を 行 な い、 そ の際、 床パ ネ ル 10 - 1の 2 つの連結用 小突起 26に 床パ ネ ル 10 - 2の対応す る 連結用 脚部 24を そ の底面側か ら 被せ る よ う に設置 す る 。
な お、 例 え ば主脚部 14と 、 補助脚部 16お よ び連結用 脚部 24と を そ の位置 を逆 に 配置 し た床パ ネ ル 10の構成 と し 、 主脚部 14と 連結用 小突起 26と で床パネ ル 10を相 互 に 連結す る よ う に構成 し て も よ い。
次 に 、 連結用 ア ー ム部 22、 連結用 脚部 24お よ び連結
1フ 用 小突起 2 6で構成 さ れ る 連結構造 の 例 を 説明 す る 。 第 3 A図 〜第 3 D図 は、 そ れぞ れの 床パネ ルの 連結部分の概 略拡大図 であ る 。 第 3 A図 に 示す よ う に 、 床パネ ノレ 1 0の 少な く と も 接続部材 1 8は 例 え ば、 一体成形樹脂製で薄 肉 に す る こ と に よ り 可撓性 を有 す る よ う に形成 さ れて い て 、 連結用 ア ー ム 部 2 2の部分 は 簡単 に 上方 に橈 ま せ る こ と が で き る 。 し た 力 つ て 、 第 2 B図 に 示 し た よ う に 、 隣接す る 床パ ネ ル 1 0 - 2を一旦、 床面上 に 設置 し た 状態 で位置 をず ら し な が ら 、 連結用 脚部 2 4を床パ ネ ル 1 0 - 1の 連結用 小突起 2 6に 被せ る 動作 を行 な う こ と がで き る 。 すな わ ち 、 脚部の高 さ よ り 低い位置 (連結用 小 突起 の高 さ 位置) で被せ る 動作 を 行な え ば足 り る 。 し た が っ て 、 従来技術の よ う に床パネ ル 1 0全体を持 ち 上 げて連結す る 動作 を 行な う 必要 がな く 、 そ の連結動作 は容易 な 作業 であ る 。
上述 し た実施例 で は 、 脚部 の構成 を支持面積 の 広 い 主脚部 14と 支持面積 の狭 い補助脚部 16と で構成 さ れ た 例 で め つ 。 し 力、 し 本発明 は 、 こ の よ う な 脚部構成 に 限 ら ず、 脚部群 が共通 の支持面 を有す る 主脚部 32の み で構成 し て も よ い。 第 3B図 は 、 そ の よ う な主脚部 32の み で脚部群を構成 し た 実施例 に お け る 連結部 の構成例 を 示 し て い る o
の場 合 、 連結用 小突起 36は主脚部 32の高 さ の 2 分 の 1 以下 の低 い高 さ に設定 さ れ、 連結用 脚部 34は、 主 脚部 32と 共通の 高 さ お よ び外形状 を有 し 、 内部 に は例 え ば図示 の よ う な リ ブ 35が設 け ら れ 、 そ の 強度補強 が 図 ら れて い る 。 連結動作 は、 第 3A図 に示 す構造 の場合 と 同様 に 、 連結用 小突起 36に こ の連結用 脚部 34を被せ る よ う に 係合設置 し て行な われ る 。
第 3C図 お よ び第 3D図 は 、 連結部の連結用 脚部 お よ び 連結用 Jヽ突起 の他の 構成例 を示 し て い る 。 ま ず 、 第 3C 図 に 示 し た例 は 、 連結用 小突起 の構成を 変化 さ せた も の で あ り 、 連結用脚部 24の構成 は、 第 3 A図 に 示 す例 の 構成 と 同様で あ る 。 よ り 詳細 に は 、 連結用 小突起 40は ほ ぼ中央 で 2 つ に分離 さ れ、 や や離反 し た 2 つ の分離 部分が、 底部の 開放 さ れた 中 空形状 の連結用 脚部 24を 上方力ヽ ら 被せ る こ と に よ り 互 い に近づ く 方 向 に 押 え つ け ら れて 、 係合動作 が行われ る 。 こ れに よ り 、 連結用 小突起 40の 2 つ の分離部分 は 外方へ広が る 方 向 に 連結
用 脚部 24を付勢す る の で、 両者の連結係合状態 は よ り 強固 な も の と な る 。
第 3D図 は 、 さ ら に 他 の 連 結部 の 構 成 例 を 示 し て い る 。 こ の 実施例 では 、 連結用 小突起 42が 2 つの ピ ー ス 42 a お よ び 42b か ら 構成 さ れ、 2 つ の ピ ー ス 42a お よ び 42b は、 所定 の大 き さ の力 を加え る こ と に よ り 互 い に 近接す る 方向 に撓 ま せ る こ と がで き る 構成 と な っ て い る 。 も ち ろ ん 、 2 つ 以 上 の ピ ー ス で 構 成 し て も よ い。 そ れぞれの ピ ー ス の外側面 に は 、 外方 に 拡径 し た 突 出 部 43が形成 さ れて い る 。
一方、 連結用脚部 24に は、 上述 し た 突 出部 43が係 合 す る 係 合部 と し て 側壁部 に穴 25がそ れぞれ突 出 部 43の 対向 す る 位置 に形成 さ れ て い る 。 し た が っ て 、 連結用 脚部 24を連結用 小突起 42の上方か ら 被せて ゆ く こ と に よ り 、 連結用 小突起 42の 2 つ の ピ ー ス 42a お よ び 42b は 、 互 い に近づ く 方 向 に 曲 げ ら れ る 。 そ の被せ動作 の 終了 時 に は、 連結用 小突起 42の 突 出 部 43が穴 25に 係 合 し た状態で納 ま る 。 こ う し て こ の実施例 では 、 第 3A図 お よ び第 3B図 に示 し た よ う な単に連結用 小突起 に連結 用 脚部 を被せた 状態 の係合状態 よ り も 強固 な連結状態 が確保 さ れ る 。
な お 、 上述 し た連結用 小突起 40お よ び 42は 、 第 3 C図 お よ び第 3 D図 に例示 し た も の で あ つ た が、 本発明 は こ れ に 限定 さ れず、 要 は 、 エ ン ボ ス や打 ち 抜 き 加工等 に
よ り 形成 し 、 上下方 向 に 着脱が可能で、 装着時 に は 係 合 で き て 、 位置 決め 目 安 が可能 で あ る 構造で あ れば よ い o
第 5 図 は 、 一つ の実施例 に 係 る 床パ ネ ル 1 0を建物 の 床上 に設置 し て二重床構造 を構築 し た 例 を示 し 、 こ の 図 で は 、 敷設領域 の 端縁部、 た と え ば フ ロ ア の 壁際 の 設 置 状態 が示 さ れ て い る 。 第 5 図 に 示 す よ う に 、 本 発 明 に 係 る 床パ ネ ル 1 0は順 次連結 さ れて 複数設置 さ れ 、 壁際 の所定の位置 ま で設 置 さ れ て い る 。 こ こ で壁際 に は 、 切除す る こ と に よ り そ の 幅 を調整す る こ と の で き る ボ ー ダ ー パ ネ ノレ 5 0が設置 さ れて い る 。 最 も 壁寄 り の ボ ー ダ ー パ ネ ル 5 0上 に は ボ ー ダ ー カ バ ー 5 2が 設 置 さ れ 、 ボ ー ダ ー パ ネ ノレ 5 0の そ の 他 の 領域 に は ボ ー ダ ー シ ー ト 5 4が設置 さ れて い る 。
一方、 床パ ネ ル 1 0の端部 は 、 連桔用 脚部 2 4が位置 す る よ う に 設置 さ れて い る 。 ボ ー ダ ー パ ネ ノレ 5 0は 、 連結 用 脚部 2 4か ら 所定 の位置 ま で届 く よ う に 位置調整 さ れ て い る 。 こ れ に よ り 、 ボ ー ダー パ ネ ノレ 5 0と 主脚部 1 4と の 部分 に パ ネ ル 3 0を架橋 し て 設置す る こ と で 、 パ ネ ル 3 0は ボ ー ダー パ ネ ル 5 0と 最 も 外側 の主脚部 1 4の一部 、 お よ びそ れ ら の 間 に 位置 す る 連結用 脚部 2 4に よ つ て 確 実 に 支持 さ れ る 。 こ の連結用 脚部 2 4がパ ネ ル 3 0の ほ ぼ 中 央位置 で支持す る と い う 支持構造 は 、 床パ ネ ル の 周 縁部以外 の部分 と 同様の構造 で あ り 、 し た が っ て床パ
ネ ル 1 0の設置 の末端部 に お け る パ ネ ノレ 3 0の設置状態 の 安定性 も 、 同様 に確保 さ れ る 。
こ の よ う に 、 パ ネ ル 30の設置状態 は 、 ボ ー ダ ー パ ネ ル 5 0と 床パ ネ ノレ 1 0と の連結部領域に お い て も 、 パ ネ ル 3 0の 四 隅が ボ ー ダー パ ネ ノレ 5 0で主脚部 1 4と あ い ま つ て 支持 さ れ、 そ の略 中 央位置 に は補助脚部 1 6ま た は連結 用 脚部 24が支持可能 な 状態 で位置 し て い る 。 よ り 詳細 に は 、 こ の支持可能な 状態 と は 、 補助脚部 1 6お よ び連 結用 脚部 24の高 さ が主脚部 1 4の 高 さ よ り 若干低 く 形 成 さ れ、 例え ばパネ ル 30の 中 央位置 に 機器 の設置 に よ る 荷重 が加え ら れ、 あ る い は人 の歩行 に よ る 荷重 が加 え ら れ た場合等 に 、 そ の荷重 に よ っ て 橈ん だパ ネ ル 3 0の 中央 を支持す る も の であ る 。
こ れ に よ り 、 耐 荷 重 性 を 維持 す る 機 能 を 保 持 し つ つ 、 パネ ル 3 0の鋼板 の板厚 を で き る だ け薄 く す る こ と が可能 と な り 、 そ の軽量化 お よ び コ ス ト ダ ウ ン を達成 す る こ と も 可能で あ る 。 例 え ば、 板厚 2 . 3 tよ り 薄 い 、 例 え ば 1 . 6 tと す る こ と が可能 と な り 、 大幅 な コ ス ト ダ ゥ ン が可能 と な る 。
一方、 壁際処理す る 場合 、 第 5 図 に 示 す よ う に 、 連 結用 脚部 24でな く 連結用 小突起 26の方が ボ ー ダ一パ ネ ル 5 0側 に位置 す る こ と が あ る 。 こ の場合 は 、 、。 ネ ノレ 3 0 を 支 持部 1 4と ボ ー ダ ー パ ネ ル 5 0と に 架 橋 す る こ と に よ っ て 、 壁際の残余空間 を埋 め る こ と が可能 と な る 。
し 力、 し 、 図示 の よ う に 連結用 小突起 2 6の方 は 高 さ が低 い た め 、 パ ネ ル 3 0の裏面略 中 央 を支持で き ず、 強度不 足 と な る 。
こ の よ う な 状態 を防 ぐ た め に 、 連結用 脚部 2 4や支持 部 1 4と 同 じ高 さ と な る よ う に 、 同 じ部材 の第 3 の 支持 部 4 5を連結用 小突起 2 6に 差 し 込 んで、 連結用 脚部 2 4と 同 じ状態 に な る よ う に 形成 し て も よ い。 こ れ に よ り 、 床パ ネ ル の連結 と 同 じ よ う に 、 上下方向 の差 し 込み作 業 で容易 に ボー グの施工 がで き る 。
な お 、 本発明 は上述 の 各実施例 の構成 に 限定 さ れ る も の で は な く 、 発明 の要 旨 の 範囲 内 で種 々 の変形 が可 能 で あ る 。 例 え ば、 脚部群を 構成す る 支持脚部 の数 や 形状 に つ い て は 、 上述 し 図示 し た よ う な 構成 に 限定 さ れず、 様 々 な数お よ び形状を 設定 し て よ い。
ま た 、 そ れぞれの脚部 の 内 部構造 に つ い て は 、 中 実 構造 と す る こ と も 可能で あ り 、 ま た すベて の脚部 を 中 空構造 と し て 内部 に リ ブ を設 け て 強度補強 を 図 り 、 軽 量化す る こ と も 可能で あ る 。
以上説明 し た よ う に 、 こ れ ら の実施例 に よ れ ば、 床 パ ネ ルの 敷設施工 に 際 し て簡単 な 構成で連結作業 の 容 易 な 床パ ネ ルを達成す る こ と がで き る 。 ま た 、 連結状 態 の安定化 も 確保 す る こ と が で き る と と も に 、 着脱 も 容易 であ り 、 一旦床面上 に設置 し た 状態 で さ え も 、 そ の 簡単な 動作 に よ る 着脱が可能であ る 。 ま た 、 パ ネ ル
を 支持す る 脚部間 に連結の た め の部材 が突 出 す る こ と も な い の で 、 連 結 接続部 分 が 目 立 つ こ と が な い 。 ま た 、 二重床 と し て 利用 し た場合 に は 、 脚部間で も 配線 空間 を有効 に確保す る こ と がで き る 。
第 6A図 お よ び第 6B図 は 、 前述 し た 第 1A図〜第 2B図 に 示 さ れた パ ネ ルの 説明 に 有用 な 図 で あ り 、 第 6 A図 は そ の正面を 、 ま た 第 6 B図 は側面 を 示す。 パ ネ ル 30は 、 所 定の 厚 さ を有 す る 鋼板 に よ り 平板状 に構成 さ れ 、 第 6A 図 に 示 し た よ う に 、 略正方形 に形成 さ れ 、 そ の 下面 の 各隅部 36の領域位置 に は 、 下方 に 突 出 す る 突起部 32が そ れ ぞれ設 け ら れて い る 。 突起部 32は、 第 6B図 に示 し た よ う に 、 そ の 突 出 側外側面 32が略半球面形状 を有 す る よ う に形成 さ れて い る 。
ま た 、 第 6 A図 お よ び第 6B図 に 示 し た よ う に 、 パ ネ ル 30は 、 鋼板製 の場合 、 そ の 剛性 を確保すべ く 、 各辺 の 所定位置 に て 下方 に 向 か っ て 所定高 さ h を な す よ う に 折曲形成 さ れた屈 曲部であ る 側壁部 34を 各辺 に そ れぞ れ有 して い る 。 側壁部 34は、 ノ、。 ネ ル 30の 4 隅 36か ら 容 易 に 着脱 さ れ る よ う に所定距離 だ け離間 し た位置 に 設 け ら れ、 さ ら に そ の両端 に は 、 前述 し た 主脚部 14の切 欠 き 溝部 14b 内 に差 し込 ま れ る 差込み壁部 38を 有 し て い る 。 差込壁部 38の 高 さ は、 切 欠 き 溝部 14b 力、 ら の 着 脱 が容易 な 高 さ であ れば よ く 、 側壁部 34よ り も 若干短 い程度か ら 、 例 え ば図示 の よ う に 側壁部 34の略半分 の
高 さ ま での範囲 が好 ま し い。
な お 、 主脚部 14の 溝部 14b へ の着脱を 容易 に す る た め に 、 そ の 係 合力 を適切 に調整 し て い る の が、 側壁部 34を 所定量、 階段状 に切 り 欠 い て 形成 し た 差込壁部 38 であ る 。 し 力、 し本発 明 は 、 こ の 具体的な 構造 に 限定 さ れ る も の で は な い。 差込壁部 38の 高 さ お よ びノ ま た は 面積 を 変 え る こ と に よ り 、 係 合力 を調整 で き 任意 で あ
Ό o
次 に 、 主脚部 14と パネ ル 30と の嵌 合構造 に 関 し 、 緩 衝 シ ー ト 40の構成、 な ら び に 緩衝 シ ー ト 40、 床パ ネ ル 10、 主脚部 14お よ びパネ ル 30の 各 々 の位置 関係 に つ い て 、 第 7 図 を参照 し て以下 に 説明 す る 。 第 7 図 は 、 床 パ ネ ノレ 10の 上 に 1 枚 の パ ネ ル 30を 載 置 す る 状態 を 示 し 、 要部 を分解 し て 拡大 し た 分解斜視図 で あ る 。 緩衝 シ 一 ト 40は 、 図示 の よ う に 、 パ ネ ノレ 30と 床 ノ、。 ネ ル 10の 主脚部 14と の 間 に 介在す る 緩衝部材であ る 。 こ れ は 有 利 に は 、 ク ッ シ ョ ン 性 の あ る 弾 性 部 材 に よ り 構 成 さ れ、 例 え ば、 可撓性の 合成樹脂 、 発泡体、 ゴ ム 、 不織 布等 の平坦な 材料を 、 例 え ば 0. 5 mn!〜 2. 5flim 程度 の 厚 さ の シ ー ト 状 に形成 し た も の が用 い ら れ る 。
図示 の 実施例で は 、 緩衝 シ ー ト 40は 、 そ の外形 を主 脚部 14の 支持面 14a の形状 に 合わせ て略 8 角 形 に 形成 し 、 支持面 14a 上 に 緩衝 シ ー ト 40を載置 し た 際 に 切 欠 き 溝部 14b と 対応 す る 位 置 に 、 切込 み部 41が設 け ら れ
て い る 。 緩衝 シ ー 卜 40は 、 主脚部 14の支持面 14a 上 に 貫通孔 14c を 塞 ぐ よ う に し て 重畳的 に載置 さ れ、 両面 接着 テ ー プ等 (図示 せず) の両面接着部材 に よ り 支持 面 14a に 固着 さ れ る 。
パ ネ ノレ 30は 、 前述 し た よ う に 、 間 に緩銜 シ 一 卜 30を 介 し て 4 つ の主脚部 14お よ び 1 つ の 補助脚部 16の上面 に載 置 さ れ る 。 そ の 際、 パ ネ ノレ 30の 隅部 36は 、 主脚部 14の 支 持 面 14a の 略 4 分 の 1 を 占 め る 部 分 に 載 置 さ れ、 各パ ネ ル 30の 隅部が相互 に 接触 し な い よ う に 所 定 の微 小間隔 を 開 け て 敷設 さ れ る 。
パ ネ ル 30の 突起部 32は 、 緩衝 シ ー 卜 40の上面 か ら 支 持面 14a の貫通孔 14c 内 に 投入す る 。 こ れ に よ り 、 パ ネ ル 30は 、 床パネ ル 10上の係 合状態 に起因す る がた つ き を生ず る こ と な く 、 載置 さ れ る 。 ま た 、 そ の 際 に 、 パネ ル 30の差込み壁部 38は 、 切込み部 41を通 し て切欠 き 溝部 14 b 内 に差 し込 ま れ、 パ ネ ル 30を床パ ネ ル 10上 に確実 に係止す る こ と がで き る 。
こ こ で 、 パネ ル 30の 隅部 36の領域 に は 、 隅部 よ り 所 定長 さ に わ た っ て壁部 を形成 し て い な い平板部分 が形 成 さ れ、 主脚部 14の 支持面 14a 上に 緩衝 シ ー ト 40を 介 し て 重畳的 に 載置 さ れ る 。 こ の よ う な 隅部 36の平板部 分 を 設 け た こ と に よ っ て 、 差込み壁部 38の 切込 み溝部 14b 内 への 食 い込み量 を抑制 す る こ と がで き る 。
こ れ に よ り 、 パ ネ ル 30を床パ ネ ノレ 10上 に載置 し た 後
に 再 び取 り 外 す 作 業 を 容 易 に す る こ と が で き 、 例 え ば、 所定 の パ ネ ル着脱治具 を用 い て パ ネ ル 30を 持 ち 上 げ、 床パ ネ ル 10か ら 取 り 外す こ と がで き る 。
次 に 、 床パ ネ ル 10の主脚部 14と パ ネ ル 30と の 係 合状 態 に つ い て 第 8A図 、 第 8B図 お よ び第 8C図 を参照 し て 、 以下 に詳細 に説明 す る 。 第 8A図 、 第 8B図 お よ び第 8C図 は 、 第 7 図 に お い て パ ネ ル を 設 置 し た 場 合 の 線 V I I I -VI I I に お け る 断面図 であ る 。 ま ず最初 に 、 建物 の 基 礎 床 面 に 不 陸 が生 じ て い な い 平 ら な 状 態 に お い て 、 緩衝 シ ー ト 40を 介在 さ せ た 主脚部 14と パ ネ ル 30と の 係 合関係の場合 を 、 第 8A図 を参照 し て 説明 す る 。
第 8A図 に 示 し た よ う に 、 パ ネ ノレ 30の 突起部 32は 、 主 脚部 14の貫通孔 14c の上方 よ り そ の 内部 に投入す る 。 そ の 際、 貫通孔 14c の 内 側面 の 支持面 14a 側 に は係止 部 と し て の テ ーパ部 15が形成 さ れて い る こ と 力ヽ ら 、 突 起部 32の 貫通孔 14c 内 への投入 を容易 に 行な う こ と が で き る 。
ま た 、 貫 通 孔 14 c の 下 方 は 開 放 さ れ て い る こ と か ら 、 そ の 内部 に 投入 し た 突起部 32は 、 底突 き す る こ と な く 貫通 孔 Mc の テ ー パ 部 15の み に よ っ て 支 承 さ れ る 。 し た が っ て 、 突起部 32は 、 貫通孔 14c に 確実 に 係 止 さ れ、 例 え ば荷重 が加 わ る 等 に よ つ て パネ ル 30がー 時的 に湾 曲 し た 場合等 に も 、 突起部 32を 貫通孔 14c 上 に確実に 支承す る こ と が で き る 。
さ ら に 、 突起部 32に は 、 緩衝 シ ー ト 40に よ っ て 包 み 込 ま れ る よ う に 保持 さ れ る こ と か ら 、 緩衝 シ ー 卜 40自 体 の 弾性力 に よ っ て上下方向 の良好 な 緩衝作用 を具備 す る こ と と な る 。 ま た 、 緩衝 シ ー ト 40は 、 突起部 32の 外 側 面 32 a と テ ー パ部 15と の 間 に 挟 持 さ れ る こ と か ら 、 緩衝 シ ー ト 40の 切断等の破損か ら 保護す る こ と が で き る 。
こ こ で、 第 8A図 に 示す よ う に 、 パ ネ ル 30の 差込み壁 部 38は 、 緩衝 シ ー ト 40の 切込 み部 41を通 し て 切 欠 き 溝 部 14b 内 に差 し込 ま れ、 切込 み部 41は 下方 に 湾 曲 し て そ の 先端部 41a は差込み壁部 38と 常 に 接触す る こ と と と な る 。 し た が っ て 、 例 え ばパ ネ ル 30上 を歩行 す る な ど に よ っ て パ ネ ル 30よ り 発生す る 歩行音 の響 き 等 、 と く に 人の 聴覚 に 不快を与 え やすい高周 波音 を 抑制す る こ と がで き る 。
次 に 、 基礎床面 に不陸が存在す る 場合 に お け る 主脚 部 14と パ ネ ル 30と の係合関係 に つ い て 、 第 8 B図 お よ び 第 8C図 を参照 し て説明 す る 。 第 8B図 に示 す よ う に 、 床 パ ネ ル 10が基礎床面 の不陸 に 追従 し て主脚部 14の 位置 が偏 位す る と 、 パネ ル 30の突起部 32と 主脚部 14の貫通 孔 14 c と が係 合 せ ず 、 互 い がず れ た 位 置 に 配 置 さ れ る 。 こ の ずれ量が少 な い場合 、 突起部 32の 外側 面 32 a は 、 テ ー パ部 15と の 間 に 存す る 緩衝 シ ー ト 40に 食 い 込 む こ と と な り 、 突起部 32を主脚部 14と 確 実 に係止す る
こ と 力く で き 、 同 時 に パ ネ ル 30の 床 パ ネ ノレ 10に 対 す る ク ッ シ ョ ン性 も 得 る こ と がで き る 。
同 図 に お い て 符号 F で示 し た よ う に 、 パ ネ ル 30と 支 持 面 14 a と の 間 に は 緩 衝 シ 一 ト 40が 介 在 す る こ と 力、 ら 、 両者の 直接 の 当 接 を 防止す る こ と がで き 、 パ ネ ル 30の ク ッ シ ョ ン性 を保つ こ と がで き る 。
—方、 第 8C図 は 、 基礎床面 の 不陸 に よ り 、 パ ネ ル 30 が主脚部 14の 支持面 14 a か ら 若干上方 に 浮 い た場合 に お け る パ ネ ル設置 状態 を 示 し て い る 。 こ の場合 、 図示 の よ う に 、 緩衝 シ ー ト 40の 貫通孔 14c 内 に 没 し て い る 部分 32a は、 そ の弾力性すな わ ち ク ッ シ ョ ン性 に よ り パ ネ ル 30の突起部 32と 接触 し 、 こ れ を保持 し た状態 と な っ て い る 。 し た が っ て 、 基礎床面 の不 陸 に起因 し た ノ、。 ネ ル 30の が た つ き を 防 止 す る こ と が で き る 。 そ し て 、 図示 の如 く パ ネ ル 30の差込み壁部 38や側壁部 34に 緩衝 シ ー ト 40の切込 み部 41の 先端部 41a が接す る こ と と 相 ま っ て 、 歩行時 に よ り 生ず る 歩 行音 が相乗的 に低 減 さ れ る 。
ま た 、 例え ば、 床パネ ル 10が基礎床面 の 大 き な 不陸 に よ っ て 突起部 32が貫通孔 14c に て 係止 さ れず に支持 面 14a 上 に あ る 場合 に も 、 切欠 き 溝部 14b 内 に差込 み 壁部 38が差 し込 ま れ る こ と に よ っ て 、 パ ネ ル 30を確実 に 係止す る こ と がで き 、 ま た 、 そ の 間 に 緩衝 シ ー ト 40 が介 在 す る こ と か ら ク ッ シ ョ ン 性 を 保 つ こ と が で き
る 。
以上の こ と か ら 、 本実施例 に お け る 二重床パ ネ ル構 造 に よ れ ば、 床パネ ル 10が基礎床面 の不陸 に追従 し て 吸収 し た場合 に も 、 そ の上面上 に載置 さ れ る パ ネ ル 30 を 床パ ネ ル 10上 に確実 に 位置決め 固定す る こ と がで き る 。 ま た パネ ル 30は 、 床ノ、。ネ ノレ 10上 に お い て が た つ く こ と な く 確実 に 係止 し た 状態 に 設置 す る こ と が で き 、 パ ネ ル 30上の歩行等 の際 に パ ネ ル 30よ り 生ず る 反響音 も 確実 に 抑制す る こ と がで き る 。
ま た 、 パ ネ ル 30の 突起部 32の構造 は 、 図示 の 実施例 の も の の み に 限定 さ れ る こ と な く 、 本発明 の要 旨 内 に て種 々 の変更 が可能であ り 、 鋼板製 の 場合、 打 ち 抜 き プ レ ス加工等 に よ り 爪状 ま た 舌状の 突起等 を形成 し て も よ い。 要は 、 パ ネ ル の 位置決め 固定 と 緩衝 シ 一 ト 40 に よ る 不 陸吸収性があ り 、 し か も 貫通孔 Uc と 係合 で き る も の であ れ ば よ い。
な お、 模式図 で あ る 第 9A図 お よ び第 9B図 に 示 す よ う に 、 上述 の実施例 に お け る 突起部 32と 、 突起部 32の一 部が投入 さ れ る 貫通穴 14c を設 けな い形式の も の (第 9A図 ) に つ い て も 、 切込み部 41の先端部 41a が差込 み 壁部 38と 常 に 接触す る よ う に す る こ と ( 第 9B図 ) に よ り 、 パ ネ ル 30か ら 発生す る 歩行音 の 響 き 等を低減す る 効果 が得 ら れ る 。 こ の場合、 第 9B図 に 示 す よ う に 、 主 脚部 14の 支持面 14a と パ ネ ル 30と は緩衝 シ ー ト 40を は
さ ん で重畳的 に 接触す る た め 、 相互 に所定 の 間 隔 を 有 して 設置 さ れ た パ ネ ル 30の が た つ き も 抑制 す る こ と が で き る 。
よ り 詳細 に は 、 第 9 A図 に示 す よ う に 、 支持部 10に 敷 設 さ れた パ ネ ル 30の 側面 に は 、 緩衝材 20の 先端部 を 少 な く と も 接触 さ せ る か、 あ る い は挟持 さ せ る よ う に 構 成 し 、 支持部 10の上面 に 形成 さ れた 溝部 16に 、 歩行音 を低 減 さ せ る 前述 の 緩衝部材 20を設 け る 。 そ し て 、 第 9 B図 に 示 す よ う に パ ネ ノレ 30を 敷 設 し た 場 合 に 、 そ の 4 隅 のパ ネ ル端部 38が支持部 14の 溝部 14b に嵌 っ て 、 緩衝部材 40の 先端 41a (第 7 図 で は切込 み 41の 部分) がパ ネ ル端部 38の側面 に 少 な く と も 接触 し 、 ま た は そ の端部の両側面 を保持 し 、 こ の状態で支持部上 に パ ネ ル 30が保持 さ れ る 。
こ のパ ネ ル 30の保持 は 、 第 9 B図 に 示す よ う に 緩衝部 材 40の先端 41 a がパ ネ ル端部 38の両側面 内側 に 及ん で 挟持 さ れ る の で、 こ れ に よ り 歩行時の 歩 行音の 響 き 、 と く に 人 の耳 に 感 じ 易 い 高周 波成分 を抑制 で き る 。
床 パ ネ ル 10を従来通 り 、 支持部上面 の 溝部 に 嵌め る だ け で緩衝材 40がパ ネ ル側面端部 に 接触 し 、 保持 さ れ る の で、 歩行音 の緩衝効果を得 る こ と が で き 、 ま た 、 緩衝材 40を支柱上面 の溝部 14b に嵌合 し て設 け る だ け で よ い の で、 施工が容易 であ る 。
* 行時 ま た は パ ネ ル上 面 に 荷重がか力、 つ た 時 、 パ ネ
ルー端の 少 な く と も 1 つ の 端部が溝部 14 b に 嵌 る こ と に よ っ て 、 そ の溝部分を 、 緩衝部材 40を パ ネ ル 30の 端 部 に 少 な く と も 接触 さ せ る こ と に よ り 、 支持部上 に パ ネ ル 30を 保持で き 、 こ れ に よ り 、 床面 に 不陸が あ っ て も 確実 に パ ネ ル 30の がた つ き 音発生 を低減 で き る 。
前 述 し た 第 7 図 、 第 8A図 、 第 8B図 、 第 8C図 、 第 9A図 お よ び第 9B図 の主脚部 14と パ ネ ル 30と の 係合 、 ま た は 嵌合構造 を示 し た 実施例 に 対 し 、 他 の変形実施例 を 図 10を 参照 し て 説明 す る 。 基礎床面上 に敷設 さ れ る 床 パ ネ ル 50の 支持部 54に 突起部 51を設 け 、 一方、 そ の床パ ネ ル 50上 に載置 さ れ る パ ネ ル 60に貫通孔 65を設 け た 例 を示 し て い る 。 こ の形態 は、 前述 し た 実施例 の 第 8A図 に示 す貫通孔 14c を上下逆 に設 け た場合 に 相 当 す る 例 であ り 、 同実施例 で同 じ機能 お よ び作用 効果を 得 る こ と が で き る 。
支 持部 54は、 図示 し た よ う に 、 そ の配 置位置 に よ つ て 大 き さ が異な り 、 そ の 内部 に は 、 所定位置 に 所定個 数の 突起部 51が突設 さ れて い る 。 こ の突起部 51の形状 は、 第 8A図 、 第 8B図 お よ び第 8C図 に 示 し た よ う に 、 第 3A図 に 示す実施例 に お け る 突起部 32を上下逆 さ ま に し た 形 状 に相 当 す る 。
パ ネ ル 60は 、 平板状 に形成 さ れた プ レ ー ト 部 61と 、 そ の 隅部領域 よ り 各 々 下方 に 形成 さ れた 4 本 の 脚部 62 と を 含む。 各脚部 62は、 所定高 さ を有す る 壁部 63と 、
壁部 6 3の 下端部位置 に よ り プ レ ー ト 部 6 1と 平行 に所定 幅 だ け互 い に 接近す る 方向 に 伸長す る 底面部 6 4を そ れ ぞれ具備 し て い る 。 各底面部 64は 、 そ の 下面側 に 支持 部 54に設 け ら れ た 突起部 5 1と 係 合可能な 貫通孔 6 5が各 々 2 つ 、 所定 の箇所 に 穿設 さ れて い る 。 こ の貫通孔 6 5 は底面部 64を貫通 し て い る 。
緩衝 シ ー ト 8 0は 、 支持部 54内 の 底部 5 3上 に 載置 し て 位置 決め可能 な 略矩形状 を な し た シ ー ト 状 に 形成 さ れ て い る 。 こ の 緩衝 シ ー ト 80は 、 支持部 54の底部 53に 単 に 置 く だ け で装着す る こ と がで き 、 前述 の 実施例 の よ う に 貼着す る 必要がな く 、 ま た パ ネ ル 3 0の差込 み壁部 3 8が通 る 切込 み部 4 1を設 け る 必要 も な い。
以 上述 べ た 実施 例 で は 、 パ ネ ル 3 0お よ び 6 0の 突 起 3 2、 ま た は支持部 54の 突起 5 1に よ り 、 パ ネ ル 3 0お よ び 6 0の 設置 に お け る 位置決 め 固定 を 簡単か つ正確 に 行 な う こ と がで き 、 二重床 の施工 を容易 に 行 な う こ と がで き る 。
な お 、 本実施例 の 床パ ネ ル構造 は 、 上述 の 各 実施例 の 構成 に 限定 さ れ る も の で は な く 、 本発 明 の 要 旨 の 範 囲 内 で種 々 の 変形 が可能で あ る 。 例 え ば、 上述 の貫通 孔 1 4 c は 、 貫通 し た 孔 と し て 設定 さ れて い る が 、 こ の 形態 に拘束 さ れ る も の で は な く 、 没入 し た 突起部 3 2に よ り 押 し込 ま れた 緩衝 シ ー 卜 40が接触 し な い位 置 に 底 部 を 設 け た 凹 穴形状 と し て形成 し て も よ い。
ま た 、 床パ ネ ノレ 10お よ び 50は 、 主 に難燃性 · 不燃性 の 樹脂で一体成形す る の が好 ま し く 、 1 枚 当 た り の 大 き さ は 、 好適 に は カ ー ぺ ッ ト サ イ ズ に基 づ い て 約 450 〜 600mni角 の大 き さ に設定 さ れ る 。
ま た 、 パ ネ ル 30お よ び 60は 、 床パ ネ ル 10を複数 に 分 割 し て 区 画 し た 略 正 方形 状 で 例 え ば約 100 〜 200mm 角 、 板厚 は約 1. 0 〜 2.5ram で形成 し た 薄板鋼板製 が好 ま し い。 こ れ に よ り 、 基礎床面の 不陸 に 追従 し かっ こ れを 吸収で き 、 軽量 であ り 、 し た が っ て 運搬、 敷設時 の 施工が容易 で、 し か も 耐荷重性 を満足 す る 二重床パ ネ ル構造 が提供 さ れ る 。
ま た 、 緩衝 シ 一 ト 40お よ び 80の素材 に つ い て は 、 上 述の 各実施例 の も の に拘束 さ れ る も の で は な く 、 例 え ば、 制振材、 吸音材を用 い て も よ く 、 基礎床面 の 不陸 に よ る パ ネ ノレ 30の がたつ き を 吸収 し 、 歩 行時 に パ ネ ル 30よ り 発生す る 反響音等 を低減す る こ と がで き る ク ッ シ ョ ン 性 の あ る 弾 性素 材 に よ り 構 成 さ れ て い れ ば よ い o
以上説明 し た よ う に 、 本実施例 に 係 る 床パ ネ ル 10お よ び 50に よ れば、 パ ネ ル 30お よ び 60を確 実 に 支持固定 す る こ と がで き 、 位置ずれ を 防止す る こ と が で き る 。 ま た 、 基礎床面 の 不陸等 に影響 さ れ る こ と な く 、 パ ネ ノレ 30お よ び 60の が た つ き を 防止す る こ と がで き 、 かつ 歩 行 の 際 に パ ネ ル 30お よ び 60よ り 生ず る 反響音 を 抑制
す る こ と がで き る 。
次 に 、 支脚部 14の細部構造 、 切断用 の 切 込み、 お よ びそ の 施工方法 に つ いて 説明 す る 。 第 11A 図 は 、 主脚 部 と し て の第 1 の 支持部 14の拡大斜視図 、 ま た 第 11B 図 は そ の 底面図 を示 す も の で あ る 。 主脚部 と し て の 第 1 の 支持部 14は 、 ス リ ツ ト 状 につ な が っ て 形成 さ れ た こ の 支持部 14の 分離位置 の ガ イ ド と な る 溝部 14b を 有 し 、 溝部 14 b に つ な が っ て 支持部 14の外側下方 お よ び 上 面 側 の 位 置 の 少 な く と も い ず れ か 1 つ に 切 込 み 部 14d が形成 さ れ、 こ の切込み部 14d に カ ツ タ 等 の切断 具 を 当 て て 、 上下方 向 の 力 の作用 に よ り 支持部 14を 分 離可能 と し て い る 。 支持部 14は 、 4 角 に 4 つ の 中空 ブ ロ ッ ク 14— 1、 14-2、 14— 3お よ び 14-4を も っ て 構 成 さ れ、 そ れ ぞれ の ブ ロ ッ ク は 、 上面 14 a 、 外側側面 15お よ び 内 側 の 内壁 13が所定 の厚 さ t を 有す る 筒状 に 形成 さ れ て い る た め 、 支持部 14が 2 つ ま た は 4 つ に 分離 さ れて も 、 そ れぞれ強 い強度を有 し て い る 。
図示 の も の は 、 切込み部 14d を支持部 14の 外側下方 の結合部 17と 上面側 14a の 位置 に 設 け た 形態で あ る 。 し 力、 し 、 外側 の み、 内側 の み の 位置 に設 け て も よ く 、 ま た 、 こ れ の 特 定 の 形 態 の み に 限 定 さ れ ず 、 こ れ 以 外、 単独 に 、 ま た は 複数 の組 合せ も 可能 で あ る 。
一方、 第 12A 図 お よ び第 12B 図 は 、 前述 し た 第 11A 図 お よ び第 11B 図 に 示す も の に対 し て 、 上記 の 4 つ の
ブ ロ ッ ク 14- 1、 14-2、 14-3お よ び 14-4を模式的 に斜線 ハ ッ チ ン グで示 し て い る 。 第 12 A 図 お よ び第 12 B 図 の そ れ ぞれ に お い て 、 上側 の 図 は平面 図 で あ り 、 下側 の 図 は 側面 図で あ る 。 こ の第 1 の支持部 14に は 、 前述 し たパ ネ ル 30の側壁部 34ま た は差込 み壁部 38が嵌 る 溝部 14b と 、 支持部 14の切断 に よ り 分離可能 と す る 切込 み 部 14d と が設 け ら れ て い る 。 切 込 み部 14d は 、 溝 部 14 の 位 置 を 基 準 に 、 第 12A 図 で は 支 持部 14の 外 側 に 、 ま た 第 12 B 図 で は支持部 14の 内 側 に 、 そ れ ぞれ設 け ら れて い る 。
こ う し て 、 支 持 部 14の 下 方 外 側 ( 結 合 部 17) 、 内 側 、 お よ び上 面 側 14 a の う ち の 少 な く と も い ず れ か 1 つ に複数の切込 み部 14d を設 け た こ と に よ り 、 例 え ば、 カ ツ タ ゃ ナ タ 等 の切断具 を そ の切込み部 14d に 当 て て上下方 向 に 切 り 込 む力 の 作用 に よ っ て の み、 簡単 に切除で き 、 例 え ば配線器具等 の収納空間 を 簡単 に 形 成で き る 。
な お 、 図 示 の 支 持 部 上 面 14a の 中 央 に あ る 丸 穴 19 は、 例 え ば配線器具等 の 収納空間 を 形成す る 場合 に 、 支持部 14の上面 を 1/4 の 面積 で カ ツ 卜 す る 必要 があ る と き 、 カ ツ ト に よ る 切込 みが他の 3/4 の 面積 の 部分 に 及ぶ の を 防止す る た め に 形成 し て あ る 。
例 え ば 、 支 持 部 14の 幅 よ り 長 い 幅 の 刃 物 を 用 い れ ば、 下方外側 、 内側 お よ び上面側 の 少な く と も いず れ
か 1 つ の 切込み部 14d に こ れ を 当 て て 、 上下方 向 に 切 除 ま た は 打 ち 抜 く 力 の作 用 に よ っ て 、 簡単 に 支持部 14 を単独 に 、 ま た は複数 同 時 に 切 除 で き 、 施工が容易 で あ O 0
次 に 、 第 13A 図 〜第 13D 図 を参照 し て 、 支持部 14お よ び 24と 、 結合部 26と 、 第 1 お よ び第 2 の連結部 18お よ び 22と 、 切断可能 と す る 前記 ス リ ツ 卜 状 に 繋 が っ て 形 成 さ れ た 切 込 み 14 d と を 含 む 床 パ ネ ル 10の 支 柱 部 カ ツ ト に お け る ュ ニ ッ ト 式 組 合 せ 施 工 方 法 を 述 べ る 。
ま ず、 第 1 の 施工 ス テ ッ プ で は 、 床パ ネ ル 10を切 込 み 14d に よ り 第 13A 図 〜 第 13D 図 に 太 い 実 線 101 、 103 お よ び 105 で示 す よ う に 所定の規則 に従 っ て切 除 し 、 所定 の大 き さ に 分割 さ れ た 複数 の分割ュニ ッ 卜 体 al〜 a4、 b卜 b4、 c卜 c4お よ び d卜 d3を 形成す る 。 例 え ば第 13A 図 に 示 す よ う に 、 ュニ ッ ト 体 al、 a2、 a3お よ び a 4に 分 割 し 、 第 13 B 図 に 示 す よ う に ュ ニ ッ ト 体 b 1、 b 2、 b 3お よ び b 4に 分割 し 、 第 13 C 図 に示 す よ う に ュ ニ ッ ト 体 c 1、 c 2、 c 3お よ び c 4に 分 割 し 、 ま た は 第 13D 図 に 示す よ う に ュニ ッ ト 体 d 1、 d 2お よ び d 3に 分 割 す る こ と がで き る 。 こ れ ら の 分割 ュニ ッ 卜 体 は 、 床ノ、。 ネ ル 10を 、 例 え ば、 十字 に 4 分割 し 、 横 に 4 分割 し 、 L 字状 に 3 分割 し 、 横 に 3 分割 し て 、 隅 も 切除 し 、 第 13 A 図 〜 第 13 D 図 に太 い実線 101 、 103 お よ び 105 で
示す よ う に所定の規則 に 従 っ て切除 さ れ て形成 し て い る 。
次 に 、 第 2 の施工 ス テ ッ プで は 、 各分割 ュニ ッ ト 体 を 、 連結用 脚部 24お よ び連結用 小突起 26が支持部 14の 外側 に 位置 し な い よ う に 、 連結用 脚部 24と 連結用 小突 起 26と を相互 に連結 し て ュニ ッ 卜 体 1 と 異 な る 形態 の 連結 ュニ ッ ト 体 を形成す る 。
具体 的 に は ま ず、 第 13A 図 の場合 は 、 十字状 に カ ツ ト し た 分割ュニ ッ 卜 体 al、 a2、 a3お よ び a4の そ れぞれ を 180度回転 さ せ、 そ れぞれ相互 に 連結用 脚部 24と 連 結用 小突起 26と で連結 し て 第 14A 図 に示 す よ う な 連結 ュ ニ ッ 卜 体 を 形成す る 。
次 に第 13B 図 に示す例 は 、 横方向 に 3 分割 し て カ ツ 卜 し た 分割ュニ ッ ト 体 bl、 b2、 b3お よ び b4の そ れぞれ を横方 向 につ な い で連結 し て 形成 し た も の で あ る 。 こ れ は 、 連 結 用 脚部 24と 連 結 用 小 突起 26と で 、 ま ず ュ ニ ッ 卜 体 b2と b3を横方向 に連結 し 、 次 に 同 blと b4を相 対 向 さ せて連結 し た も の を さ ら に 同 b3に 横方向 に 連結 す る 。 こ れ に よ り 、 第 14B 図 に示す よ う に 横長 の連結 ュニ ッ ト 体を形成す る 。 こ の場合、 パネ ル 30の 1 枚分 の 幅 の残余空間や壁際処理 に お い て 有効的 に 利 用 で き る 。
ま た 、 第 13 C 図 に 示す例 は 、 右辺 お よ び下辺 を カ ツ 卜 し た 分割 ュ ニ ッ 卜 体 cl、 c2、 c3お よ び c4の そ れ ぞれ
を カ ツ ト 位置 と 対称 と な る 位置 で連結 し て 形成 し た も の で あ る 。 こ れ は 、 脚 部 24と 小 突 起 26と で 、 ま ず ュ ニ ッ 卜 体 clと c2と を左辺で連結 し 、 次 に ュニ ッ ト 体 cl と c3と を一辺 で連結 し 、 残 っ た残余 の ュ ニ ッ 卜 体 c4を 図示 の 左上位置 に 置 く こ と で、 第 14C 図 に 示 す よ う な 連結ュニ ッ ト 体 を形成す る 。 こ れ は 、 基本的 に 第 14A 図 の 連結 ュニ ッ ト 体 と 同 じ形 と な る 。
さ ら に 、 第 13 D 図 に 示 す例 は 、 上下 お よ び 4 隅部 分 を カ ツ 卜 し た 分割 ュニ ッ ト 体 dl、 d 2お よ び d 3の そ れ ぞ れ を連結用 脚部 24と 連結用 小突起 26と でュニ ッ ト 体 dl の両側 に 同 d2お よ び d3で連結 し 、 残 り の 4 隅部分 は連 結せず に形成 し た も の で あ る 。 こ れ は 、 第 14D 図 に 示 す よ う な 長方形状 の連結ュニ ッ ト 体 を形成す る 。
こ の よ う な 施工方法 に よ り 、 連結ュニ ッ ト 体 を床面 に複数一様 に 敷設 し 、 床パネ ル構造 を形成す る 。
こ こ で、 第 2 の施工 ス テ ッ プ の後 、 さ ら に 次 の よ う な 第 3 の施工 ス テ ッ プを追加す る 。 すな わ ち 第 3 の 施 ェ ス テ ッ プで は 、 各連結ュニ ッ ト 体上 に 、 第 1 お よ び 第 2 の 支持部 と し て の主脚部 14と 補助脚部 16と に よ り 支持 さ れ る よ う に 、 各支持部上 に パ ネ ル 30を 複数枚 、 —様 に敷設 し 、 床パ ネ ル構造 を形成す る 。
こ の よ う な 支持部 14を 、 第 13A 図 〜第 13D 図 の よ う に 所定 の 規則 に 従 っ た 切除部 14d の 任意 の切 除 の 仕方 で切 除す る こ と に よ り 、 第 14A 図〜第 14D 図 に 示 す よ
う に 、 床パネ ル 1 0と 異な る 形態 お よ びノ ま た は 面積 の 連結用 脚部 2 4お よ び連結用 小突起 2 6が延在 さ れ な い 各 分割 ュニ ッ ト 体 を得 る こ と がで き る 。
こ れ に よ り 、 所定の残余空間部分、 ま た は他 の床パ ネ ル、 例 え ば壁際施工用 ボ ー ダー パ ネ ノレ と 突 き 当 て て 接続 し た い場合、 連続的 に 敷設施工す る こ と が で き 、 壁際 の残余空間部分 を埋め る 処理 の施工 が容易 に で き る
ま た 、 面 積 を 変 え る こ と が で き る の で 、 敷 設 面 積 や 、 壁 際 の 残余 面 積 に 合 わ せ て 施 工 す る こ と が で き る 。
な お 、 上述 の 実施例 の説明 で は 、 4 通 り の 切 除方法 だ け を例示 し た が、 本発明 は 、 こ れ ら の み に 限定 さ れ ず、 例え ば拄回 り の 欠 け 込 み部分 に 倣 う よ う に 切除す る 施 工 方 法 や 、 そ の 他 種 々 の 切 除 、 連 結 方 法 が あ る 。
な お 、 こ こ で説明 し た 実施例 は本発明 を説明 す る た め の も の であ っ て 、 本発明 の 精神 を逸脱す る こ と な く 当業者が可能な 変形 ま た は修正 は本 発明 の 範囲 に 含 ま れ る こ と は、 言 う ま で も な い。
¾ m 卜 の利用 可能性
以上の よ う に 、 本発明 に 係 る 支持部 を 有 す る 床パ ネ ルお よ び そ の 施工方法 は 、 建物 の室 内 や屋外 の 床 ス ラ ブ上 に 置敷 き に よ り 敷設 さ れ る 組立式の マ ツ ト ゃ タ イ
ル等 の床パ ネ ル と し て 、 ま た は オ フ ィ ス の O A機器等 の 電気配線、 あ る い は 配管 、 床下空調等 を 敷設す る た め の 二重床、 す な わ ち フ リ ー ア ク セ ス フ ロ ア と し て 有用 で あ り 、 と く に 、 床下空間 を形成 し そ こ に 収納物 ま た は敷設物 を設置す る 場合 に 好適で あ る 。