WO1996005535A1 - Lunettes sans cadre avec trois points de fixation pour les verres - Google Patents

Description

明 細 害

3点支持レンズク リ ップ式リ ムレス眼鏡 枝術分野

本発明は、 リムレス眼鏡の改良、 更に詳しく は、 組み立て作業が驚く ほど簡単かつ迅速に行えて、 しかもレンズ保持の状態が非常に安定的な 3点支持レンズク リ ップ式リ厶レス眼鏡に関するものであり、 特に個々 の眼鏡購入者の求めに応じて実際にレンズの加工と組み立てを為さねば ならない眼鏡店や眼鏡量販店にとつて大いに役立つ。 背景技術

最近の眼鏡常用者の好みが軽くて視野が広くて明るく、 しかもお洒落 のグッズと して利用できるスマー 卜なリムレス眼鏡に集中している。 ところ力〈、 そのようなリムレス眼鏡にあっては余りに軽量化、 視野の 拡張化、 スマー ト性を追求すると眼鏡自体の耐久性、 堅牢性、 およびレ ンズ安定保持性が損なわれることになつて二律背反的命題に遭遇するこ とになる問題については、 本件出願人が別に日本国特許庁において登錄 になった実用新案登録第 3005441 号の 「眼鏡のレンズ止着機構」 の明細 書においても指摘した。

本発明も、 先に提案した実用新案登録第 300544 1 号 「眼鏡のレンズ止 着機構」 と同様に従来のリムレス眼鏡における前述の二律背反的命題を 別の技術手段によって解決しょうとするものであって、 基本的に一体成 形で作製できるレンズ保持部品により左右の眼鏡レンズを安定に保持で きて、 しかも組み立て作業を殆ど特別の技巧を要することなく簡単かつ 迅速に行う ことができる実用的なリムレス眼鏡を提供することを技術的 課題とするものである。

また、 本発明の他の技術的課題は、 レンズ側縁にスロ ッ 卜（s l o t )を切 込み形成したり、 プリ ッ ジのレンズ支持部やブラケッ 卜智（endp i ece )に レンズ側縁を支えるための受金などを取り付けたり しなくても、 レンズ の止着孔一力所と レンズ側緣部の二力所とを三点支持的に安定にク リ ッ プ弹持することができるレンズク リ ップ式リムレス眼鏡を提供するにあ る。

さらに、 本発明の他の技術的課題は、 仮にもし、 この組立て加工の際 にレンズに開設するプリ ッジ止着孔ゃ智止着孔の穿孔位置が多少狂った と しても、 ブリ ッ ジまたはブラケッ ト智における緣当て部と貫刺部との 間隔を少し平行に調整して遣る丈で何ら支障なく適正形態に組み上げる ことができる補正組立容易なリムレス眼鏡を提供するにある。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明を適用して作製した実施例品 （ 3点支持レンズク リ ップ式リムレス眼鏡） の斜視図であり、 第 2図は、 本実施例品における プリ ッジの連結部分とブラケッ ト智の連結部分とを拡大して示した一部 拡大分解斜視説明図である。 第 3図は、 本実施例品におけるブラケッ ト 智連結部分を拡大して示した側面図であり、 第 4図は、 本実施例品にお けるブラケッ 卜智部分を拡大して示した平面図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、 添附図 面を参照して説明すれば、 次のとおりである。

即ち、 本発明は、 左右一対のレンズ 1 · 1 を並立状態に対称配置して 隣向内側縁近傍互いにプリ ッジ 2で連結し、 これら両レンズの外側部に はブラケッ ト智 3 · 3を装着してフロン ト枠 Fとなし、 これら両ブラケ ッ 卜智 3の持出部 31の端部 31 aにテンプル 4を折り畳み可能に連結して 成る従来周知のリムレス眼鏡を技術的前提と して、

前記左右のレンズ 1 · 1 における隣向内側縁の近傍位置にはブリ ッ ジ 止着孔 1 1を各々穿孔し、 かつ当該両レンズ外側部の近傍位置にも智止着 孔 12を各々穿孔し、 また、 前記ブリ ッ ジ 2は金属材で作製して当該プリ ッ ジ 2の両端には、 所要の間隔で平行してレンズ 1 · 1 の内側縁に線接 触可能な縁当て部 21、 および同縁当て部 21から更に延出するごと く所要 の間隔を空けて内貫刺部 22を突成して当該内貫刺部 22を左右のレンズ 1 · 1 の各ブリ ツジ止着孔 11に貫剌状態に弾着させ、

さらに前記左右レンズ 1 · 1の外側部のブラケッ ト智 3 も金属材で作 製して当該ブラケッ ト智 3には、 所要の間隔で平行してレンズ 1 · 1 の 外側縁に線接触可能な縁当て部 32、 および同縁当て部 32から更に延出す るごと く所要の間隔を空けて外貫刺部 33を突成して縁当て部 32と外貫刺 部 33との間に当該外貫剌部 33を左右のレンズ 1 · 1の智止着孔 12に貫剌 状態に弾着させるという手段を採用することによってレンズの止着孔ー ケ所とレンズ側縁部のニケ所とを三点支持的に安定にク リ ップ弾持する ことができる 3点支持レンズク リ ップ式リムレス眼鏡を完成し、 前述の 技術的課題を解決したのである。

以下、 本発明を添附図面に示す実施例に基いて更に詳しく説明する。 図面上、 符号 1 · 1で指示するものは左右に対称に並立配置されたレ ンズであり、 後述のプリ ッジが連結される側の内側緣の內部位置にはブ リ ッ ジ止着孔 11がーつ穿孔され、 また後述のブラケッ 卜智が連結される 側の外側縁の内部位置には智止着孔 12がーつ穿孔してある。

符号 2で指示するものは金属線材 （本実施例では、 ニッケル ' クロム 合金） を塑性変形 （ベンディ ング加工、 プレス加工など） を施し、 熱処 理して作製されたブリ ッ ジである。 このブリ ッ ジ 2の両端には、 所要の 間隔で平行して上記レンズ 1 · 1の内側縁に線接触すべき 2条の緣当て部 21と、 この縁当て部 21から更に延出して前記縁当て部 21の方向へ付勢力 を持った内貫刺部 22を一体的に有しており、 これら平行 2条の緣当て部 21と内貫刺部 22との間には相対的に引き合う弾力と剛性が与えられてい る。 なお、 符号 23は、 前記一方の緣当て部 21にロウ付けされたパッ ドア ームであり、 その先端には真当パッ ド （符号は省略） を装着する。 符号 3で指示するものは、 上記プリ ッジ 2 と同材質の金属線材をスェ 一ジング加工し、 さらにベンディ ング成形して作製されたブラケッ ト智 である。 このブラケッ ト智 3には、 接眼側に配置されるべき持出部 31お よび後述のテンプルが連結されるべき端部 31 aと、 所要の間隔で平行し て上記レンズ 1 · 1の外側縁に線接触可能な 2条の縁当て部 32と、 この 縁当て部 32から更に延出して前記縁当て部 32の方向へ付勢力を持った外 貫剌部 33を一体的に備え、 これら平行 2条の縁当て部 32と外貫剌部 33と の間には相対的に引き合う弾力と剛性が付与されている。

また、 本実施例品に採択されたブラケッ ト智 3の持出部 31はクランク 形に屈曲して持出端部 31 aが外方へ平行移動されて持出端部 31 aにヒン ジ連結されるべきテンプルの間隔を拡幅している。 したがって、 本実施 例のリムレス眼鏡は、 左右目と目の間が狭くて顔幅が広い眼鏡着用者が 用いるのに適する。

符号 4で指示するものは、 ニッケル · チタン系超弾性合金線材を用い て作製したテンプルであり、 上記ブラケッ ト智 3の持出部 31の先端にヒ ンジ連結される。 このテンプル 4の自由端側には、 モダンと呼ばれる合 成樹脂製の耳掛パッ ド 41が被覆してある。

符号 5で指示するものは台成樹脂製 （ポリカーボネー ト樹脂） の抜け 止め緩衝スリーブであり、 上記レンズ 1 · 1 におけるプリ ッ ジ止着孔 1 1 ' 11と、 これらプリ ッジ止着孔 11に貫挿される内貫剌部 22との間、 並びに 同レンズ 1 · 1 における智止着孔 12 · 12と、 これら智止着孔 12を貫挿さ れる外貫剌部 33との間に介装せしめるものである。

しかして、 本実施例のリムレス眼鏡は、 図 2に示すごと く、 ブリ ッ ジ 2に形成された 2条の縁当て部 21を左右レンズ 1 の内側縁に線接触させ ながら内貫刺部 22をレンズ 1のプリ ッジ止着孔 1 1に貫挿させると、 ブリ ッジ 2における平行な 2条の縁当て部 21と内貫剌部 22とは適度の剛性を 有し、 かつ、 緣当て部 21と内貫剌部 22との間には相引き台う弾力が作用 するのでレンズ 1 のブリ ッジ止着孔 21と レンズ内側縁とを三点支持状態 に安定的に挟着し、 ブリ ッジ 2の左右両端にレンズ 1 · 1 が対称的に並立 される。 なお、 この場合において、 内貫剌部 22に抜け止め緩衝ス リーブ 5を予め嵌めた状態でレンズ 1のブリ ッジ止着孔 11に内貫剌部を貫挿さ せればレンズ 1 のガ夕ツキは防止でき、 しかも同スリーブ 5の摩擦抵抗 によって抜け止めされて安定保持される。

他方また、 第 2図に示すごと く、 ブラケッ ト智 3に形成された 2条の 緣当て部 32を左右のレンズ 1 の外側縁に線接触させながら外貫刺部 33を レンズ 1 の智止着孔 12に貫挿させると、 これまた緣当て部 32と外貫刺部 33との相引弾力がレンズ 1の智止着孔 12と レンズ外側縁とを三点支持状 態に安定に挟着することになり、 左右レンズ 1 · 1 とブリ ッジ 2 とブラ ケッ 卜智 3はフロン ト枠 Fを構成して当該ブラケッ ト智 3は所定位置に 正しく保持される。 なお、 この場合も、 上記プリ ッジ 2の内貫剌部 22と 同様に、 外貫剌部 33に抜け止め緩衝ス リーブ 5を予め嵌めた状態でレン ズ 1 の智止着孔 12に貫挿させると、 レンズ 1のガ夕ツキを防止でき、 か っ同スリ一ブ 5の摩擦抵抗によって抜け止めされて安定保持される。 こう して、 フロン 卜枠 Fが組み上げるのであるが、 このフロン ト枠 F の左右両側のブラケッ 卜智 3の持出端部 31 aにテンプル 4をヒンジ連結 し、 また、 パッ ドアー厶 23の下端に真当パッ ド （符号なし） を装着する と、 本実施例品である 3点支持レンズク リ ップ式リムレス眼鏡が完成す る。

本願明細書に明示する実施例品は概ね上記のとおりであるが、 本発明 は前述の実施例に限定されるものでは決してなく 、「特許請求の範囲」 の 記載内において種々の変形が可能であり、 例えば前述の実施例にあって はプリ ッ ジ 2における緣当て部 21と内貫刺部 22との間、 およびブラケッ ト智 3における縁当て部 32と外貫刺部 33との間に相対的に引き合う弾力 と適度の剛性を待ったものが用いられているが、 これは取り も直さずレ ンズ 1 のプリ ッ ジ止着孔 11と レンズ内側縁との距離とブリ ッ ジ 2の縁当 て部 21と内貫剌部 22の間隔、 またはレンズ 1の智止着孔 12とレンズ外側 との距離とブラケッ 卜智 3と縁当て部 32と外貫剌部 33との間隔との相対 関係であり、 当該金属素材が本来具有するバネ弾性と適度の剛性があれ ば足り、 特に鈍し金属でなければよい。 産業上の利用可能性

以上実施例をもって説明したとおり、 本発明のリムレス眼鏡にあって は、 左右のレンズに各々穿孔したプリ ッジ止着孔と智止着孔を利用して、 プリ ッジおよびブラケッ 卜智の縁当て部と貫剌部とで金属材料の弾性と 剛性を巧みに調和させて 3点支持機構による挟着連結方式を採用してる ので、 従来のリムレス眼鏡のようにレンズ側縁にスロッ 卜（s l o t )を切込 み形成したり、 ブリ ッジのレンズ支持部やブラケッ 卜智にレンズ側緣を 支えるための受金などを取り付けたり しなくても、 レンズの止着 2 0孔 一力所と レンズ側縁部とを挟着するプリ ッジとブラケッ 卜智にて力学的 に非常に安定した連結構造体を構成することになり、 従来リムレス眼鏡 と同等の堅牢性と耐久性が得られる。 また、 本発明のリムレス眼鏡は、 一体成形で作製したレンズ保持部品 を用い、 只単に差し込んで挟むといった誠に簡単な作業だけで作れるの で、 組み立て作業に殆ど技巧を要せず、 些程の熟練者に依らなくても簡 単かつ迅速に組み立てることができるのであり、 この場合、 仮にもし、 この組立て加工の際にレンズに開設するプリ ッジ止着孔ゃ智止着孔の穿 孔位置が多少狂ったと しても、 プリ ッジまたはブラケッ ト智における貫 刺部を回転することにより縁当て部と貫刺部との間隔を少し平行に調整 することで 3点で支持される三角形を変形させることができ、 何ら支障 なく適正なフロン ト枠に組み上げることができる。

また、 本発明のリムレス眼鏡にあっては、 レンズにはブリ ッジ止着孔 一つと智止着孔一つを穿孔するだけで当該左右のレンズを正しい位置に 定置させることができるので、 レンズは支持機構に拘束されることなく デザィン上の要請に応じて自由に設計することも可能になる。

さらに、 本発明においては、 要すれば、 フロン 卜枠の左右両側に配設 するブラケッ ト智として、 持出部をクランク状に屈曲して外方へ平行移 動させて拡幅したものを採択することにより、 目と目との間隔が狭くて 相対的に顔幅の広い着用者 （例えば、 子供） にも十分適合させることが できる。 従来、 目と目の間隔が広くて顔幅の広い着用者はリムレス眼鏡 を利用できず、 枠幅の小さい眼鏡枠を選び、 そのテンプルを無理に変形 させなければ左右レンズの光轴と左右の視紬 （瞳孔間隔） を一致させる ことができなかったのである。

このように本発明によれば、 従来この種のリ厶レス眼鏡において難点 とされた問題点を克服することが可能であるうえに、 その構造は頗る簡 素で組み立て作業が容易になり、 しかも部品もコス トダウンできる等、 その実用的ならびに経済的メ リ ッ 卜は極めて大きい。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 左右一対のレンズ 1 · 1 を並立状態に対称配置して隣向内側緣近傍 互いにプリ ッジ 2で連結し、 これら両レンズの外側部にはブラケッ ト智 3 · 3を装着してフロン 卜枠 Fとなし、 前記両ブラケッ 卜智 3の持出部 31の端部 31 aにテンプル 4を折り畳み可能に連結して成るリムレス眼鏡 'において、

前記左右のレンズ 1 · 1 における隣向内側縁の近傍位置にはプリ ッジ止 着孔 1 1が各々穿孔され、 かつ、 当該両レンズ外側部の近傍位置にも智止 着孔 12が各々穿孔されており、

また、 前記ブリ ッ ジ 2は金属材にて作製して、 当該ブリ ッ ジ 2の両端に は、 所要の間隔で平行してレンズ 1 · 1 の内側縁に線接触可能な緣当て 部 21、 および同縁当て部 21から更に延出するごと く所要の間隔を空けて 内貫刺部 22を突成して当該内貫剌部 22を左右のレンズ 1 · 1の各ブリ ツ ジ止着孔 1 1に貫剌状態に弾着させ、 さらに、 前記左右レンズ 1 · 1 の外 側部のブラケッ 卜智 3 も金属材にて作製して当該ブラケッ ト智 3には、 所要の間隔で平行してレンズ 1 · 1の外側縁に線接触可能な縁当て部 32 、 および同縁当て部 32から更に延出するごと く所要の間隔を空けて外貫 刺部 33を突成して当該外貫刺部 33を左右のレンズ 1 · 1の智止着孔 12に 貫剌伏態に弾着させ、 レンズの止着孔一ヶ所と レンズ側縁部のニケ所と を三点支持的に安定にク リ ップ弾持することができる 3点支持レンズク リ ップ式リ ムレス眼鏡。

2 . 左右のレンズ 1 におけるブリ ッ ジ止着孔 11と、 このブリ ッ ジ止着孔 1 1を貫挿せる内貫刺部 22との間、 並びに同左右レンズ 1 における智止着 孔 12と、 この智止着孔 12を貫挿せる外貫刺部 33との間に台成樹脂製の抜 け止め緩衝スリーブ 5を各々介装させた特許請求の範囲第 1項記載の、 3点支持レンズク リ ップ式リ ムレス眼鏡。

3 . フロ ン 卜枠 Fにおける両外側のブラケッ ト智 3 . 3の持出部 31がク ランク形に屈曲して持出端部 31 aが外方へ平行移動されて左右テンプル 4 · 4の間隔が拡幅されている特許請求の範囲第 1項又は第 2項記載の 3点支持レンズク リ ップ式リ ムレス眼鏡。