JPH0829168A - 測量装置 - Google Patents
測量装置Info
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- JPH0829168A JPH0829168A JP16508694A JP16508694A JPH0829168A JP H0829168 A JPH0829168 A JP H0829168A JP 16508694 A JP16508694 A JP 16508694A JP 16508694 A JP16508694 A JP 16508694A JP H0829168 A JPH0829168 A JP H0829168A
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 42
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- Measurement Of Optical Distance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定点にプリズムを配置することなく、簡便
に、測定点の座標値を求めることができる測量装置を提
供する。 【構成】 第基準点P1に配置されたレーザセオドライ
トで測定点P0上にレーザスッポトQ0をつくり、第2基
準点P2に配置された結像装置8で視準し、対物レンズ
で結像面4上に前記レーザスポットの像を結ぶと、前記
結像面4上に配置された撮像素子が前記レーザスポット
Q0の前記結像面上の座標値を演算装置7に出力する。
前記結像装置の視準線8は、前記レーザセオドライト3
が配置された第1基準点P1と前記結像装置が配置され
た第2基準点P2とを含む鉛直面に対して垂直にされて
いるので、幾何学的な演算により、前記演算装置7は、
前記測定点P0の座標値を求めることができる。
に、測定点の座標値を求めることができる測量装置を提
供する。 【構成】 第基準点P1に配置されたレーザセオドライ
トで測定点P0上にレーザスッポトQ0をつくり、第2基
準点P2に配置された結像装置8で視準し、対物レンズ
で結像面4上に前記レーザスポットの像を結ぶと、前記
結像面4上に配置された撮像素子が前記レーザスポット
Q0の前記結像面上の座標値を演算装置7に出力する。
前記結像装置の視準線8は、前記レーザセオドライト3
が配置された第1基準点P1と前記結像装置が配置され
た第2基準点P2とを含む鉛直面に対して垂直にされて
いるので、幾何学的な演算により、前記演算装置7は、
前記測定点P0の座標値を求めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定点の座標値を自動
的に求める測量装置にかかり、特に、レーザセオドライ
トを使用し、測定点上に作ったレーザスポットの結像面
上の位置から測定点の座標値を求めるように構成された
測量装置に関する。
的に求める測量装置にかかり、特に、レーザセオドライ
トを使用し、測定点上に作ったレーザスポットの結像面
上の位置から測定点の座標値を求めるように構成された
測量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザ光を射出する光波測距
儀とプリズムとから成る測量装置は知られており、基準
点に配置された光波測距儀で測定点に配置された前記プ
リズムを視準して測定点の水平角を測定すると共に、前
記プリズムに向けてレーザ光を射出し、該プリズムで反
射たレーザ光の位相遅れにより、前記基準点と前記測定
点の間の距離を算出して測定点の座標を求めていた。
儀とプリズムとから成る測量装置は知られており、基準
点に配置された光波測距儀で測定点に配置された前記プ
リズムを視準して測定点の水平角を測定すると共に、前
記プリズムに向けてレーザ光を射出し、該プリズムで反
射たレーザ光の位相遅れにより、前記基準点と前記測定
点の間の距離を算出して測定点の座標を求めていた。
【0003】そして、レーザ測距儀を使用するために
は、測定点上にプリズムを配置できることが前提であ
り、見通しのよい広い場所に測定点がある場合には、プ
リズムの固定されたポールが用いられ、このポール先端
を測定点上に配置して垂直に立てて測量し、家屋等の建
造物上に測定点がある場合には、足場を組んで測定点に
プリズムを配置して測量し、測定点の座標を求めてい
た。
は、測定点上にプリズムを配置できることが前提であ
り、見通しのよい広い場所に測定点がある場合には、プ
リズムの固定されたポールが用いられ、このポール先端
を測定点上に配置して垂直に立てて測量し、家屋等の建
造物上に測定点がある場合には、足場を組んで測定点に
プリズムを配置して測量し、測定点の座標を求めてい
た。
【0004】しかしながら、巨大な建造物上に測定点が
ある場合に、コスト上の制約や、危険性等から足場を組
むことができない場合があり、測定点上にプリズムを配
置できないと、光波測距儀を用いることができなかっ
た。
ある場合に、コスト上の制約や、危険性等から足場を組
むことができない場合があり、測定点上にプリズムを配
置できないと、光波測距儀を用いることができなかっ
た。
【0005】一方、従来のトランシットを使用して目視
により前方交会法を行えば、プリズムを使用することな
く測定点の座標値を求めることも可能ではあるが、計算
が煩雑であり、また、トランシットの扱いに注意を払わ
なければならない等、光は測距儀を使用した場合に比べ
て不都合も多く、簡便に測定することができる測量装置
が望まれていた。
により前方交会法を行えば、プリズムを使用することな
く測定点の座標値を求めることも可能ではあるが、計算
が煩雑であり、また、トランシットの扱いに注意を払わ
なければならない等、光は測距儀を使用した場合に比べ
て不都合も多く、簡便に測定することができる測量装置
が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の不都合に鑑みて創作されたもので、その目的は、測
定点にプリズムを配置することなく、簡便に、測定点の
座標値を求めることができる測量装置を提供することに
ある。
術の不都合に鑑みて創作されたもので、その目的は、測
定点にプリズムを配置することなく、簡便に、測定点の
座標値を求めることができる測量装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、測定点上にレーザスッポトを
つくるレーザセオドライトと、撮像素子の配置された結
像面上に対物レンズで前記レーザスポットの像を結ぶ結
像装置と、演算装置とを備えた測量装置であって、前記
結像装置の視準線は、前記レーザセオドライトが配置さ
れた第1基準点と前記結像装置が配置された第2基準点
とを含む鉛直面に対して垂直にされ、前記撮像素子は、
前記レーザスポットの像の前記結像面上の座標値を前記
演算装置に出力し、前記演算装置は、前記レーザセオド
ライトにより測定された前記測定点の水平角の値と、基
線長の値と、前記対物レンズの焦点距離の値と、前記像
の結像面上の座標値とに基づいて前記測定点の座標値を
求めることを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項
1記載の測量装置であって、前記レーザセオドライトと
前記演算装置とは信号の入出力可能に接続されたことを
特徴とする。
に請求項1記載の発明は、測定点上にレーザスッポトを
つくるレーザセオドライトと、撮像素子の配置された結
像面上に対物レンズで前記レーザスポットの像を結ぶ結
像装置と、演算装置とを備えた測量装置であって、前記
結像装置の視準線は、前記レーザセオドライトが配置さ
れた第1基準点と前記結像装置が配置された第2基準点
とを含む鉛直面に対して垂直にされ、前記撮像素子は、
前記レーザスポットの像の前記結像面上の座標値を前記
演算装置に出力し、前記演算装置は、前記レーザセオド
ライトにより測定された前記測定点の水平角の値と、基
線長の値と、前記対物レンズの焦点距離の値と、前記像
の結像面上の座標値とに基づいて前記測定点の座標値を
求めることを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項
1記載の測量装置であって、前記レーザセオドライトと
前記演算装置とは信号の入出力可能に接続されたことを
特徴とする。
【0008】
【作用】第1基準点に配置されたレーザセオドライトが
測定点上に作ったレーザスッポトを、第2基準点に配置
された結像装置で視準し、該結像装置の備える対物レン
ズで結像面上に前記レーザスポットの像を結ぶと、前記
結像面上に配置された撮像素子が前記レーザスポットの
像の該結像面上の座標値を演算装置に出力するように構
成されており、前記結像装置の視準線は、前記レーザセ
オドライトが配置された第1基準点と前記結像装置が配
置された第2基準点とを含む鉛直面に対して垂直にされ
ているので、幾何学的な演算により、前記演算装置は、
前記レーザセオドライトにより測定された前記測定点の
水平角の値と、基線長の値と、前記対物レンズの焦点距
離の値と、前記像の結像面上の座標値とに基づいて前記
測定点の座標値を求めることができる。
測定点上に作ったレーザスッポトを、第2基準点に配置
された結像装置で視準し、該結像装置の備える対物レン
ズで結像面上に前記レーザスポットの像を結ぶと、前記
結像面上に配置された撮像素子が前記レーザスポットの
像の該結像面上の座標値を演算装置に出力するように構
成されており、前記結像装置の視準線は、前記レーザセ
オドライトが配置された第1基準点と前記結像装置が配
置された第2基準点とを含む鉛直面に対して垂直にされ
ているので、幾何学的な演算により、前記演算装置は、
前記レーザセオドライトにより測定された前記測定点の
水平角の値と、基線長の値と、前記対物レンズの焦点距
離の値と、前記像の結像面上の座標値とに基づいて前記
測定点の座標値を求めることができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】図1、図2に示した測量装置は本発明の一
実施例であり、図1は、その測量装置の使用方法を説明
するための図であり、図2は、その測量装置を整準させ
る手順を説明するための図である。
実施例であり、図1は、その測量装置の使用方法を説明
するための図であり、図2は、その測量装置を整準させ
る手順を説明するための図である。
【0011】図2を参照し、3はレーザセオドライトで
あり、第1基準点P1上に配置されている。6は結像装
置であり、第2基準点P2上に配置されている。前記第
1基準点P1と前記第2基準点P2とは、説明を簡単にす
るために、同一水準面内に位置しているものとし、前記
第1基準点P1と前記第2基準点P2とを結んで基線9が
構成されている。
あり、第1基準点P1上に配置されている。6は結像装
置であり、第2基準点P2上に配置されている。前記第
1基準点P1と前記第2基準点P2とは、説明を簡単にす
るために、同一水準面内に位置しているものとし、前記
第1基準点P1と前記第2基準点P2とを結んで基線9が
構成されている。
【0012】前記結像装置6は結像装置本体13を有し
ており、該結像装置本体13の内部には、撮像素子であ
るCCD(電荷結合素子)が配置された結像面4と対物レ
ンズとが設けられており、該対物レンズは、主点S1が
前記結像面4の前面の焦点距離fの位置に存するよう
に、前記結像面4と平行に置かれている。
ており、該結像装置本体13の内部には、撮像素子であ
るCCD(電荷結合素子)が配置された結像面4と対物レ
ンズとが設けられており、該対物レンズは、主点S1が
前記結像面4の前面の焦点距離fの位置に存するよう
に、前記結像面4と平行に置かれている。
【0013】前記結像装置本体13は、回転軸線15の
回りに回転自在に脚14に取付けられており、前記対物
レンズの主点S1が前記回転軸線15上に位置するよう
に構成されている。前記対物レンズの光軸は、前記結像
面4の略中央で垂直に交わるように配置されており、図
示しない接眼レンズから覗いたときの結像装置6の視準
線8と前記光軸とは一致するように構成されている。
回りに回転自在に脚14に取付けられており、前記対物
レンズの主点S1が前記回転軸線15上に位置するよう
に構成されている。前記対物レンズの光軸は、前記結像
面4の略中央で垂直に交わるように配置されており、図
示しない接眼レンズから覗いたときの結像装置6の視準
線8と前記光軸とは一致するように構成されている。
【0014】そして、前記結像装置6の備える気泡管と
下げ振を使用して、前記回転軸線15が、前記第2基準
点P2の鉛直線と一致するように整準すれば、前記対物
レンズの主平面は、前記回転軸線15を含む鉛直面内に
位置するようになる。
下げ振を使用して、前記回転軸線15が、前記第2基準
点P2の鉛直線と一致するように整準すれば、前記対物
レンズの主平面は、前記回転軸線15を含む鉛直面内に
位置するようになる。
【0015】前記結像装置本体13はファインダー17
を有しており、該ファインダー17の視準線18と前記
結像装置6の視準線8とは直角に交わるようにされてお
り、その交点が前記対物レンズの主点S1と一致するよ
うにされているので、結像装置6が整準されている状態
で、該ファインダー17の視準線18を前記基線9と平
行になるようにすれば、前記視準線8を、前記レーザセ
オドライト3が配置された第1基準点P1と前記結像装
置6が配置された第2基準点P2とを含む鉛直面(基線9
を含む鉛直面)に対して垂直にすることができる。
を有しており、該ファインダー17の視準線18と前記
結像装置6の視準線8とは直角に交わるようにされてお
り、その交点が前記対物レンズの主点S1と一致するよ
うにされているので、結像装置6が整準されている状態
で、該ファインダー17の視準線18を前記基線9と平
行になるようにすれば、前記視準線8を、前記レーザセ
オドライト3が配置された第1基準点P1と前記結像装
置6が配置された第2基準点P2とを含む鉛直面(基線9
を含む鉛直面)に対して垂直にすることができる。
【0016】前記レーザセオドライト3は望遠鏡2を備
えており、該望遠鏡2内にはレーザ光を射出するレーザ
光射出装置が設けられており、前記望遠鏡2の視準線と
前記レーザ光の光軸19とは、一致するように構成され
ている。
えており、該望遠鏡2内にはレーザ光を射出するレーザ
光射出装置が設けられており、前記望遠鏡2の視準線と
前記レーザ光の光軸19とは、一致するように構成され
ている。
【0017】前記望遠鏡2は回転軸線16の回りに回転
自在に脚12に設けられており、該回転軸線16と前記
レーザ光の光軸19とは、回転中心S2で交わるように
構成されており、前記レーザセオドライトは、前記回転
軸線16が前記基準点P1の鉛直線と一致するように整
準されている。
自在に脚12に設けられており、該回転軸線16と前記
レーザ光の光軸19とは、回転中心S2で交わるように
構成されており、前記レーザセオドライトは、前記回転
軸線16が前記基準点P1の鉛直線と一致するように整
準されている。
【0018】前記望遠鏡2は先ず、図2のように、気泡
管によって前記望遠鏡2の視準線19が水準面内に位置
するように整準される。そして、該望遠鏡2で結像装置
6の前記ファインダー17の対物レンズを視準し、前記
レーザ光の光軸19と前記ファインダーの視準線18と
を一致させる。すると、前記結像装置本体13の対物レ
ンズの主点S1と、前記望遠鏡2の回転中心S2とは同じ
高さに位置するようになる。なお、このときは前記レー
ザ光の光軸19(前記ファインダーの視準線18)は、前
記基線9と平行になっている。
管によって前記望遠鏡2の視準線19が水準面内に位置
するように整準される。そして、該望遠鏡2で結像装置
6の前記ファインダー17の対物レンズを視準し、前記
レーザ光の光軸19と前記ファインダーの視準線18と
を一致させる。すると、前記結像装置本体13の対物レ
ンズの主点S1と、前記望遠鏡2の回転中心S2とは同じ
高さに位置するようになる。なお、このときは前記レー
ザ光の光軸19(前記ファインダーの視準線18)は、前
記基線9と平行になっている。
【0019】そして、図1のように、前記望遠鏡2を建
築構造物22上に存する測定点P0に向け、該測定点P0
を視準すると、該望遠鏡2の備えるレーザ射出装置によ
り前記測定点P0上にレーザスポットQ0が作られる。
築構造物22上に存する測定点P0に向け、該測定点P0
を視準すると、該望遠鏡2の備えるレーザ射出装置によ
り前記測定点P0上にレーザスポットQ0が作られる。
【0020】このとき、前記レーザセオドライト3に設
けられた角度読取器により、前記基線9を基準方向とし
た前記測定点P0の水平角θが求められるので、該水平
角θを、別途測定しておいた基線長Lと共に、キーボー
ド等の入力装置で演算装置7に入力する。
けられた角度読取器により、前記基線9を基準方向とし
た前記測定点P0の水平角θが求められるので、該水平
角θを、別途測定しておいた基線長Lと共に、キーボー
ド等の入力装置で演算装置7に入力する。
【0021】一方、前記結像装置6は、視準線8を第1
基準点P1と前記第2基準点P2とを含む鉛直平に垂直に
したままにしておくと、前記レーザスポットQ0で散乱
された光は、前記結像装置6に設けられた対物レンズで
集光され、結像面4上に像Q2が結ばれる。前記撮像素
子は、該像Q2の結像面上の位置を、前記視準線8と結
像面4とが交差する点を原点S0とし、横方向X軸(X4
軸)の値をa、高さ方向Z軸(Z4軸)の値をbとした2次
元の座標値(a,b)として前記演算装置7に出力する。
基準点P1と前記第2基準点P2とを含む鉛直平に垂直に
したままにしておくと、前記レーザスポットQ0で散乱
された光は、前記結像装置6に設けられた対物レンズで
集光され、結像面4上に像Q2が結ばれる。前記撮像素
子は、該像Q2の結像面上の位置を、前記視準線8と結
像面4とが交差する点を原点S0とし、横方向X軸(X4
軸)の値をa、高さ方向Z軸(Z4軸)の値をbとした2次
元の座標値(a,b)として前記演算装置7に出力する。
【0022】前記対物レンズの焦点距離fは予めわかっ
ているので、前記演算装置7は、該焦点距離fと、前記
水平角θと、前記座標値(a,b)と、前記基線長Lとか
ら、前記測定点P0の座標値が求められる。
ているので、前記演算装置7は、該焦点距離fと、前記
水平角θと、前記座標値(a,b)と、前記基線長Lとか
ら、前記測定点P0の座標値が求められる。
【0023】なお、該測定点P0の座標値は、前記望遠
鏡2の回転中心S2を原点として前記基線9と平行な方
向をX軸、前記回転中心S2(原点)を含む水準面内で前
記X軸と垂直な方向をY軸、高さ方向をZ軸とする三次
元座標(X,Y,Z)で表すものとする。
鏡2の回転中心S2を原点として前記基線9と平行な方
向をX軸、前記回転中心S2(原点)を含む水準面内で前
記X軸と垂直な方向をY軸、高さ方向をZ軸とする三次
元座標(X,Y,Z)で表すものとする。
【0024】図3は、前記測定点P0の座標値(X,Y,
Z)の求め方を説明するための図であり、前記測定点P0
から、前記主点S1と前記回転中心S2とを含む水準面に
降ろした垂線の足をP4とし、前記像Q2から前記結像面
4のX軸(X4軸)へ降ろした垂線の足を点Q2'とす
る。該点Q2’の座標値は(a,0)である。
Z)の求め方を説明するための図であり、前記測定点P0
から、前記主点S1と前記回転中心S2とを含む水準面に
降ろした垂線の足をP4とし、前記像Q2から前記結像面
4のX軸(X4軸)へ降ろした垂線の足を点Q2'とす
る。該点Q2’の座標値は(a,0)である。
【0025】また、前記回転中心S2とレンズ20の前
記主点S1を結ぶ直線に前記点P4から降ろした垂線の足
を点P5とすると、三角形P5P4S1に着目すると、2辺
P4P5、P5S1は、 P4P5 = Y …… (1) P5S1 = L − X …… (2) で表せる。また、三角形S1S0Q2'に着目すると、2辺
S1S0、S0Q2'は、 S1S0 = f …… (3) S0Q2'= a …… (4) で表せる。
記主点S1を結ぶ直線に前記点P4から降ろした垂線の足
を点P5とすると、三角形P5P4S1に着目すると、2辺
P4P5、P5S1は、 P4P5 = Y …… (1) P5S1 = L − X …… (2) で表せる。また、三角形S1S0Q2'に着目すると、2辺
S1S0、S0Q2'は、 S1S0 = f …… (3) S0Q2'= a …… (4) で表せる。
【0026】前記三角形P5P4S1と前記三角形S1S0
Q2'とは相似であるから、(1)〜(4)式により、次式が
成立する。
Q2'とは相似であるから、(1)〜(4)式により、次式が
成立する。
【0027】 Y/(L−X) = f/a …… (5) 更に、三角形S2P5P4に注目すると、前記水平角θか
ら、 tan(θ) = Y/X …… (6) が成立するので、該(6)式と、前記(5)式とでXを消去
すると、 Y = f・L・tan(θ)/{f+a・tan(θ)} …… (7) が導かれる。
ら、 tan(θ) = Y/X …… (6) が成立するので、該(6)式と、前記(5)式とでXを消去
すると、 Y = f・L・tan(θ)/{f+a・tan(θ)} …… (7) が導かれる。
【0028】焦点距離fは既知であり、水平角θと基線
長Lとは前記演算装置に入力され、前記座長値aは電気
信号により撮像装置から入力されるので、前記(7)式に
よりYを求めることができる。そして、そのYの値を
(6)式に代入すると、Xの値を算出することができる。
長Lとは前記演算装置に入力され、前記座長値aは電気
信号により撮像装置から入力されるので、前記(7)式に
よりYを求めることができる。そして、そのYの値を
(6)式に代入すると、Xの値を算出することができる。
【0029】次に、前記結像装置6の視準線8を含む鉛
直面に前記測定点P0から降ろした垂線の足を点P3と
し、図3のように、前記像Q2から結像面4のZ軸(Z4
軸)に降ろした垂線の足を点Q2''とし、前記主点S1を
通る鉛直線をZ'軸とし、該Z'軸へ前記点P3から降ろ
した垂線の足を点P5とすると、前記測定点P0と前記点
P3の高さは等しいから、三角形P3P5S1と三角形S1
S0Q2''とに着目して、(1)式から(4)式と同様に、次
式が導かれる。
直面に前記測定点P0から降ろした垂線の足を点P3と
し、図3のように、前記像Q2から結像面4のZ軸(Z4
軸)に降ろした垂線の足を点Q2''とし、前記主点S1を
通る鉛直線をZ'軸とし、該Z'軸へ前記点P3から降ろ
した垂線の足を点P5とすると、前記測定点P0と前記点
P3の高さは等しいから、三角形P3P5S1と三角形S1
S0Q2''とに着目して、(1)式から(4)式と同様に、次
式が導かれる。
【0030】 P3P5 = Y ……(11) P5S1 = Z ……(12) S1S0 = f ……(13) S0Q2''=b ……(14) 前記三角形P3P5S1と前記三角形S1S0Q2''とは相似
であるから、(5)式と同様に、 Y/Z = f/b ……(15) が成立し、 Z = Y・b/f ……(16) が導かれ、Zの値を得ることができ、かくて測定点P0
の座標値(X,Y,Z)が全て算出される。
であるから、(5)式と同様に、 Y/Z = f/b ……(15) が成立し、 Z = Y・b/f ……(16) が導かれ、Zの値を得ることができ、かくて測定点P0
の座標値(X,Y,Z)が全て算出される。
【0031】なお、前記第1基準点P1を座標の原点と
して、測定点P0の座標値を求める場合は、前記回転中
心S2の高さをhから、P0(X,Y,Z+h)として表す
ことができる。
して、測定点P0の座標値を求める場合は、前記回転中
心S2の高さをhから、P0(X,Y,Z+h)として表す
ことができる。
【0032】なお、本実施例では測定点の水平角をキー
ボードで入力したが、前記レーザセオドライト3と前記
演算装置7とを無線又は有線で結んで、水平角のデータ
を自動的に送信するようにしてもよく、有線で結んだ場
合の実施例のブロック図を図4に示す。
ボードで入力したが、前記レーザセオドライト3と前記
演算装置7とを無線又は有線で結んで、水平角のデータ
を自動的に送信するようにしてもよく、有線で結んだ場
合の実施例のブロック図を図4に示す。
【0033】52はレーザセオドライトであり、測定点
に向けてレーザ光53を射出する。前記レーザセオドラ
イト52には高度角エンコーダ54と水平角エンコーダ
55とが接続されており、自動測定された高度角αと水
平角βの値が、インターフェース561、562を介し
て、各々信号線571、572に出力される。、結像装置
51からは、結像面に配置されたCCD65から、対物
レンズ64を介して結像面上に結ばれた測定点の像の座
標値(a',b')が、ビデオインターフェース62とA/
D変換ボード63とインターフェース64とを介して、
信号線573に出力される。
に向けてレーザ光53を射出する。前記レーザセオドラ
イト52には高度角エンコーダ54と水平角エンコーダ
55とが接続されており、自動測定された高度角αと水
平角βの値が、インターフェース561、562を介し
て、各々信号線571、572に出力される。、結像装置
51からは、結像面に配置されたCCD65から、対物
レンズ64を介して結像面上に結ばれた測定点の像の座
標値(a',b')が、ビデオインターフェース62とA/
D変換ボード63とインターフェース64とを介して、
信号線573に出力される。
【0034】前記演算装置60の備えるCPU67に
は、前記信号線571、572、573が接続されてお
り、該信号線571、572、573から、それぞれ、前
記高度角αと水平角βと前記座標値(a',b')とが入力
される。該座標値(a',b')とキーボードから入力され
た基線長L'の値とは、記憶装置68に記憶され、これ
らの値に基づいて前記結像装置52の傾き(κ,θ,ω)を
補正して、前記測定点の座標値が計算され、ディスプレ
イ装置69で表示される。
は、前記信号線571、572、573が接続されてお
り、該信号線571、572、573から、それぞれ、前
記高度角αと水平角βと前記座標値(a',b')とが入力
される。該座標値(a',b')とキーボードから入力され
た基線長L'の値とは、記憶装置68に記憶され、これ
らの値に基づいて前記結像装置52の傾き(κ,θ,ω)を
補正して、前記測定点の座標値が計算され、ディスプレ
イ装置69で表示される。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、測定点にプリズムを配
置することなく、簡便に、測定点の座標値を求めること
ができる。
置することなく、簡便に、測定点の座標値を求めること
ができる。
【図1】 本発明の一実施例の測量装置の使用方法を説
明するための図
明するための図
【図2】 その測量装置を整準する手順を説明するため
の図
の図
【図3】 測定点の座標値の求め方を説明するための図
【図4】 本発明の他の実施例である測量装置のブロッ
ク図
ク図
3、52……レーザセオドライト 4……結像面
6、51……結像装置 7、60……演算装置 8……結像装置の視準線
9……基線 64……対物レンズ P0……測定点 P1……第1基準点 P2……第2
基準点 Q0……レーザスッポト L、L'……基線長 f……対物レンズの焦点距離の
値 θ、β……測定点の水平角 (a,b)……レーザスポットの像の結像面上の座標値 (X,Y,Z)……測定点の座標値
6、51……結像装置 7、60……演算装置 8……結像装置の視準線
9……基線 64……対物レンズ P0……測定点 P1……第1基準点 P2……第2
基準点 Q0……レーザスッポト L、L'……基線長 f……対物レンズの焦点距離の
値 θ、β……測定点の水平角 (a,b)……レーザスポットの像の結像面上の座標値 (X,Y,Z)……測定点の座標値
Claims (2)
- 【請求項1】測定点上にレーザスッポトをつくるレーザ
セオドライトと、 撮像素子の配置された結像面上に対物レンズで前記レー
ザスポットの像を結ぶ結像装置と、 演算装置とを備えた測量装置であって、 前記結像装置の視準線は、前記レーザセオドライトが配
置された第1基準点と前記結像装置が配置された第2基
準点とを含む鉛直面に対して垂直にされ、 前記撮像素子は、前記レーザスポットの像の前記結像面
上の座標値を前記演算装置に出力し、 前記演算装置は、前記レーザセオドライトにより測定さ
れた前記測定点の水平角の値と、基線長の値と、前記対
物レンズの焦点距離の値と、前記像の結像面上の座標値
とに基づいて前記測定点の座標値を求めることを特徴と
する測量装置。 - 【請求項2】前記レーザセオドライトと前記演算装置と
は信号の入出力可能に接続されたことを特徴とする請求
項1記載の測量装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16508694A JPH0829168A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 測量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16508694A JPH0829168A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 測量装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0829168A true JPH0829168A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15805619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16508694A Pending JPH0829168A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 測量装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0829168A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100571608B1 (ko) * | 2004-03-08 | 2006-04-17 | 대우조선해양 주식회사 | 무타켓 광파측정기를 이용한 구조물의 모서리 부위 측정방법 |
| CN104089594A (zh) * | 2014-07-25 | 2014-10-08 | 北京卫星环境工程研究所 | 卫星大尺寸平面阵列sar天线自动化精测方法 |
| CN105258640A (zh) * | 2015-08-06 | 2016-01-20 | 大理大学 | 多功能物体测量仪及其使用方法 |
| CN112268523A (zh) * | 2020-10-09 | 2021-01-26 | 华中科技大学鄂州工业技术研究院 | 一种激光三维测量装置及测量方法 |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP16508694A patent/JPH0829168A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100571608B1 (ko) * | 2004-03-08 | 2006-04-17 | 대우조선해양 주식회사 | 무타켓 광파측정기를 이용한 구조물의 모서리 부위 측정방법 |
| CN104089594A (zh) * | 2014-07-25 | 2014-10-08 | 北京卫星环境工程研究所 | 卫星大尺寸平面阵列sar天线自动化精测方法 |
| CN105258640A (zh) * | 2015-08-06 | 2016-01-20 | 大理大学 | 多功能物体测量仪及其使用方法 |
| CN112268523A (zh) * | 2020-10-09 | 2021-01-26 | 华中科技大学鄂州工业技术研究院 | 一种激光三维测量装置及测量方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040323 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040720 |