JP7632514B2 - 物体検知装置、物体検知方法およびプログラム - Google Patents
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Description
(1)ドップラ周波数を利用する方式(第一方式)
(2)アップチャープとダウンチャープとの測距差を利用する方式(第二方式)
自装置に対して相対運動する目標物体にデジタル符号変調させた複数の送信パルス信号を送信するとともに、当該目標物体で反射された前記複数の送信パルス信号を受信し、受信信号を生成する送受信部と、
前記受信信号に対し信号処理を施し、前記目標物体を検出する演算部と、を備え、
前記演算部は、
前記目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、前記受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号に対し、レンジウォーク補正およびパルス圧縮を行い、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理部と、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記第一出力信号を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理部と、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理部と、を備え、
前記送受信部は、前記複数の送信パルス信号に対し、送信パルス毎に異なる符号系列を用いて前記デジタル符号変調し、
前記デジタル符号変調の変調方式には、周波数変調および位相変調の少なくとも一方が用いられ、
前記パルスドップラフィルタバンク処理部は、前記受信信号のヒット毎に並列に前記ドップラシフト補正、前記レンジウォーク補正、および前記パルス圧縮の処理を行った後、各ヒットの処理結果を加算し、前記第一出力信号を生成し、
前記ドップラシフト補正は、前記受信信号における目標ドップラ周波数のオフセットをキャンセルするドップラシフト補正項を算出して、前記受信信号のドップラシフトを補正する補正であり、
前記レンジウォーク補正は、PRI(Pulse Repetition Interval)間の前記目標物体の移動をキャンセルするレンジウォーク補正項を算出して、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号のレンジウォークおよび前記PRI間の位相変化を補正する補正である、物体検知装置が提供される。
物体検知装置のコンピュータによって実行される物体検知方法であって、
目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、受信信号のヒット毎に並列に、当該受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号に対し、レンジウォーク補正およびパルス圧縮を行い、前記ドップラシフト補正、前記レンジウォーク補正、および前記パルス圧縮の処理を行った後、各ヒットの処理結果を加算し、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理ステップと、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記速度候補を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理ステップと、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理ステップと、を備え、
前記目標物体は、前記物体検知装置に対して相対運動し、
前記受信信号は、当該目標物体に送信した複数の送信パルス信号が、当該目標物体で反射された信号から生成され、
前記複数の送信パルス信号は、送信パルス毎に異なる符号系列を用いてデジタル符号変調され、
前記デジタル符号変調の変調方式には、周波数変調および位相変調の少なくとも一方が用いられ、
前記ドップラシフト補正は、前記受信信号における目標ドップラ周波数のオフセットをキャンセルするドップラシフト補正項を算出して、前記受信信号のドップラシフトを補正する補正であり、
前記レンジウォーク補正は、PRI(Pulse Repetition Interval)間の前記目標物体の移動をキャンセルするレンジウォーク補正項を算出して、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号のレンジウォークおよび前記PRI間の位相変化を補正する補正である、物体検知方法が提供される。
物体検知装置のコンピュータに、
目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、受信信号のヒット毎に並列に、当該受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号に対し、レンジウォーク補正およびパルス圧縮を行い、前記ドップラシフト補正、前記レンジウォーク補正、および前記パルス圧縮の処理を行った後、各ヒットの処理結果を加算し、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理手順と、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記速度候補を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理手順と、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理手順と、を実行させるためのプログラムであって、
前記目標物体は、前記物体検知装置に対して相対運動し、
前記受信信号は、当該目標物体に送信した複数の送信パルス信号が、当該目標物体で反射された信号から生成され、
前記複数の送信パルス信号は、送信パルス毎に異なる符号系列を用いてデジタル符号変調され、
前記デジタル符号変調の変調方式には、周波数変調および位相変調の少なくとも一方が用いられ、
前記ドップラシフト補正は、前記受信信号における目標ドップラ周波数のオフセットをキャンセルするドップラシフト補正項を算出して、前記受信信号のドップラシフトを補正する補正であり、
前記レンジウォーク補正は、PRI(Pulse Repetition Interval)間の前記目標物体の移動をキャンセルするレンジウォーク補正項を算出して、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号のレンジウォークおよび前記PRI間の位相変化を補正する補正であるプログラムが提供される。
ただし、t:送信パルスが圧縮される時間位置
t0:送信パルスが反射されたときの目標物体の距離相当時間
V:目標物体のレーダ方向速度
fc:レーダの送信周波数(搬送波の周波数)
PW:送信パルスのパルス幅
τ:送信パルスの圧縮後パルス幅
c:光速
なお、Vは、目標物体900がレーダ装置100から遠ざかる方向を+としている。式(1)の第1項と第2項との間の演算子の±については、アップチャープの場合は+となり、ダウンチャープの場合は-となる。
演算部300は、受信信号に対して信号処理を施し、目標物体900を検出する。このため、演算部300は、図1(b)に示すように、パルスドップラフィルタバンク処理部310と、配列形状変更処理部320と、目標検出処理部330と、を備える。
パルスドップラフィルタバンク処理部310は、目標物体900の速度を複数仮定して、それぞれの速度を用いて受信信号のドップラシフトを補正する。そして、補正後の受信信号に対し、パルス圧縮処理を行う。
…(2)
ただし、j:虚数
fdglb:グローバルドップラ周波数
tf:ファストタイム
ここで、グローバルドップラ周波数fdglbは、以下の式(3)で表される。
ただし、v:当該パルスドップラフィルタモジュール310mに入力された目標物体900の速度候補(速度1~速度Lのいずれか)
ただし、ff:ファストタイム周波数
ts=0、PRI、2PRI、・・・、(N-1)PRI;スロータイム
配列形状変更処理部320は、2次元配列データとして表されるPDF処理後受信信号を、3次元配列データに変更する。ここでは、ドップラ周波数が、ドップラ周波数視野(-PRF/2~PRF/2)を超えることにより発生する周波数の折り返し、すなわち、アンビギュイティを取り除き、真のドップラ応答を抽出する。なお、パルス繰り返し周波数PRF(Pulse Repetition Frequency)は、パルス繰り返し周期PRIの逆数である。
ここで、fdlcl(-PRF/2~PRF/2):ローカルドップラ周波数
nwrp:折り返し数(整数)
グローバルドップラ周波数fdglbをパルス繰り返し周波数PRFで除算したときの商が折り返し数、余りがローカルドップラ周波数である。
目標検出処理部330は、配列処理後受信信号から目標物体900を検出する。本実施形態では、配列処理後受信信号に対し、ピークサーチ等の所定の信号処理を施し、閾値以上のレンジビンを特定し、当該レンジビンのファストタイムを用いて目標物体900までの距離を算出する。また、当該レンジビンのローカルドップラ周波数および折り返し数を用いて、目標物体900の速度を算出する。
ここで、Rest:目標物体の距離の推定値
vest:目標物体の速度の推定値
本実施形態のレーダ装置100の演算部300による物体検知処理の流れを説明する。図6は、本実施形態の演算部300による物体検知処理の処理フローである。本処理は、演算部300が、受信部220から受信信号を受信する毎に実施される。
なお、本実施形態のレーダ装置100の演算部300は、例えば、各処理専用の集積回路(IC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、システムオンチップ(SOC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などで実装されてもよい。また、いわゆる、汎用の情報処理装置(コンピュータ)により実現されてもよい。
なお、上記実施形態では、PDF処理後受信信号に対し、配列形状変更処理を行い、得られた配列処理後受信信号に信号処理を施し、所定の条件を満たすレンジビンを抽出し、目標物体900の距離および速度を推定しているが、速度の推定については、これに限定されない。
なお、上記実施形態では、搬送波が電波であるレーダ装置100を例にあげて説明したが、搬送波は電波に限定されない。例えば、光波等であってもよい。物体検知装置は、搬送波が光波の場合、ライダー(LADAR:Laser Detection and Ranging)装置と呼ばれる。
(付記1)
自装置に対して相対運動する目標物体にデジタル符号変調させた複数の送信パルス信号を送信するとともに、当該目標物体で反射された前記複数の送信パルス信号を受信し、受信信号を生成する送受信部と、
前記受信信号に対し信号処理を施し、前記目標物体を検出する演算部と、を備え、
前記演算部は、
前記目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、前記受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、ドップラシフト補正後の前記受信信号に対しパルス圧縮を行い、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理部と、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記第一出力信号を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理部と、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理部と、を備える物体検知装置。
(付記2)
付記1記載の物体検知装置において、
前記パルスドップラフィルタバンク処理部は、前記受信信号のヒット毎に前記ドップラシフト補正および前記パルス圧縮を行った後、積分し、前記第一出力信号を生成することが望ましい。
(付記3)
付記1または2記載の物体検知装置において、
前記配列形状変更処理部は、
前記速度候補それぞれによるグローバルドップラ周波数を、パルス繰り返し周波数(PRF)で除算した際の商である折り返し数と余りであるローカルドップラ周波数とに分解することにより、前記第一出力信号を変形することが望ましい。
(付記4)
付記3に記載の物体検知装置において、
前記目標検出処理部は、予め定めた閾値以上の信号値を有する前記第二出力信号の、前記ローカルドップラ周波数および前記繰り返し数方向の次元から、前記目標物体の速度を算出することが望ましい。
(付記5)
付記1から4のいずれかに記載の物体検知装置において、
前記第一出力信号および前記第二出力信号は、各送信パルス信号に対応する送信信号が送信された時刻からの経過時間であるファストタイム方向の次元を有する信号であり、
前記目標検出処理部は、予め定めた閾値以上の信号値を有する前記第二出力信号の、前記ファストタイム方向の次元の信号から前記目標物体の距離を算出することが望ましい。
(付記6)
付記1から5のいずれかに記載の物体検知装置において、
前記送信パルス信号を重畳する搬送波は、電波であることが望ましい。
(付記7)
物体検知装置のコンピュータによって実行される物体検知方法であって、
目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、ドップラシフト補正後の前記受信信号に対しパルス圧縮を行い、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理ステップと、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記速度候補を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理ステップと、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理ステップと、を備え、
前記目標物体は、前記物体検知装置に対して相対運動し、
前記受信信号は、当該目標物体に送信したデジタル符号変調させた複数の送信パルス信号が、当該目標物体で反射された信号から生成される、物体検知方法。
(付記8)
物体検知装置のコンピュータに、
前記物体検知装置に対して相対運動する目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、当該目標物体に送信したデジタル符号変調させた複数の送信パルス信号が、当該目標物体で反射された信号から生成される受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、ドップラシフト補正後の前記受信信号に対しパルス圧縮を行い、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理手順と、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記速度候補を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理手順と、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理手順と、を実行させるプログラム。
なお、付記7-8の各形態は、付記1と同様に、付記2-6の形態に展開することが可能である。
200:送受信部、210:送信部、220:受信部、
300:演算部、
310:パルスドップラフィルタバンク処理部、310m:パルスドップラフィルタモジュール、311:ドップラシフト補正部、312:レンジFFT部、313:レンジウォーク補正部、314:マッチドフィルタ部、315:コヒーレント積分部、316:レンジIFFT部、
320:配列形状変更処理部、
330:目標検出処理部、331:電力化部、332:3Dピークサーチ部、333:閾値処理部、334:プロット抽出部、
391:CPU、392:主記憶装置、393:補助記憶装置、394:入出力I/F、395:拡張I/F、
900:目標物体、
Dsct:ドップラシフト補正項、PRI:パルス繰り返し周期、Rwct:レンジウォーク補正項、fdglb:グローバルドップラ周波数、fdlcl:ローカルドップラ周波数、nwrp:折り返し数、tf:ファストタイム
Claims (7)
- 自装置に対して相対運動する目標物体にデジタル符号変調させた複数の送信パルス信号を送信するとともに、当該目標物体で反射された前記複数の送信パルス信号を受信し、受信信号を生成する送受信部と、
前記受信信号に対し信号処理を施し、前記目標物体を検出する演算部と、を備え、
前記演算部は、
前記目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、前記受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号に対し、レンジウォーク補正およびパルス圧縮を行い、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理部と、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記第一出力信号を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理部と、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理部と、を備え、
前記送受信部は、前記複数の送信パルス信号に対し、送信パルス毎に異なる符号系列を用いて前記デジタル符号変調し、
前記デジタル符号変調の変調方式には、周波数変調および位相変調の少なくとも一方が用いられ、
前記パルスドップラフィルタバンク処理部は、前記受信信号のヒット毎に並列に前記ドップラシフト補正、前記レンジウォーク補正、および前記パルス圧縮の処理を行った後、各ヒットの処理結果を加算し、前記第一出力信号を生成し、
前記ドップラシフト補正は、前記受信信号における目標ドップラ周波数のオフセットをキャンセルするドップラシフト補正項を算出して、前記受信信号のドップラシフトを補正する補正であり、
前記レンジウォーク補正は、PRI(Pulse Repetition Interval)間の前記目標物体の移動をキャンセルするレンジウォーク補正項を算出して、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号のレンジウォークおよび前記PRI間の位相変化を補正する補正である、物体検知装置。 - 請求項1記載の物体検知装置であって、
前記配列形状変更処理部は、
前記速度候補それぞれによるグローバルドップラ周波数を、パルス繰り返し周波数(PRF)で除算した際の商である折り返し数と余りであるローカルドップラ周波数とに分解することにより、前記第一出力信号を変形する物体検知装置。 - 請求項2記載の物体検知装置であって、
前記目標検出処理部は、予め定めた閾値以上の信号値を有する前記第二出力信号の、前記ローカルドップラ周波数および前記折り返し数方向の次元から、前記目標物体の速度を算出する、物体検知装置。 - 請求項1記載の物体検知装置であって、
前記第一出力信号および前記第二出力信号は、各送信パルス信号に対応する送信信号が送信された時刻からの経過時間であるファストタイム方向の次元を有する信号であり、
前記目標検出処理部は、予め定めた閾値以上の信号値を有する前記第二出力信号の、前記ファストタイム方向の次元の信号から前記目標物体の距離を算出する、物体検知装置。 - 請求項1記載の物体検知装置であって、
前記送信パルス信号を重畳する搬送波は、電波である物体検知装置。 - 物体検知装置のコンピュータによって実行される物体検知方法であって、
目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、受信信号のヒット毎に並列に、当該受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号に対し、レンジウォーク補正およびパルス圧縮を行い、前記ドップラシフト補正、前記レンジウォーク補正、および前記パルス圧縮の処理を行った後、各ヒットの処理結果を加算し、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理ステップと、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記速度候補を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理ステップと、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理ステップと、を備え、
前記目標物体は、前記物体検知装置に対して相対運動し、
前記受信信号は、当該目標物体に送信した複数の送信パルス信号が、当該目標物体で反射された信号から生成され、
前記複数の送信パルス信号は、送信パルス毎に異なる符号系列を用いてデジタル符号変調され、
前記デジタル符号変調の変調方式には、周波数変調および位相変調の少なくとも一方が用いられ、
前記ドップラシフト補正は、前記受信信号における目標ドップラ周波数のオフセットをキャンセルするドップラシフト補正項を算出して、前記受信信号のドップラシフトを補正する補正であり、
前記レンジウォーク補正は、PRI(Pulse Repetition Interval)間の前記目標物体の移動をキャンセルするレンジウォーク補正項を算出して、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号のレンジウォークおよび前記PRI間の位相変化を補正する補正である、物体検知方法。 - 物体検知装置のコンピュータに、
目標物体の複数の速度候補それぞれを用いて、受信信号のヒット毎に並列に、当該受信信号のドップラシフトを補正するドップラシフト補正を行い、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号に対し、レンジウォーク補正およびパルス圧縮を行い、前記ドップラシフト補正、前記レンジウォーク補正、および前記パルス圧縮の処理を行った後、各ヒットの処理結果を加算し、前記速度候補毎の第一出力信号を生成するパルスドップラフィルタバンク処理手順と、
速度アンビギュイティを折り返し方向の隣接ビンに配置するよう前記速度候補を変形し、第二出力信号を生成する配列形状変更処理手順と、
前記第二出力信号から前記目標物体を検出する目標検出処理手順と、を実行させるためのプログラムであって、
前記目標物体は、前記物体検知装置に対して相対運動し、
前記受信信号は、当該目標物体に送信した複数の送信パルス信号が、当該目標物体で反射された信号から生成され、
前記複数の送信パルス信号は、送信パルス毎に異なる符号系列を用いてデジタル符号変調され、
前記デジタル符号変調の変調方式には、周波数変調および位相変調の少なくとも一方が用いられ、
前記ドップラシフト補正は、前記受信信号における目標ドップラ周波数のオフセットをキャンセルするドップラシフト補正項を算出して、前記受信信号のドップラシフトを補正する補正であり、
前記レンジウォーク補正は、PRI(Pulse Repetition Interval)間の前記目標物体の移動をキャンセルするレンジウォーク補正項を算出して、前記ドップラシフト補正後の前記受信信号のレンジウォークおよび前記PRI間の位相変化を補正する補正であるプログラム。
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