JP6770695B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
(1)電気回路を収容する箱本体と、前記電気回路と外部電線とが導通接続された接続部と、前記箱本体にヒンジ部を介して回動自在に設けられ、前記接続部を外部に露呈する開状態と前記接続部を覆う閉状態とを切り替え可能な端子カバーを備え、前記端子カバーは、前記閉状態で前記接続部を覆う側部カバーが切り欠かれた開口部を有し、前記開口部は、前記端子カバーの閉状態で、前記箱本体から突出した突出壁部に覆われている電気接続箱である。
本開示の電気接続箱の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下、本開示の実施形態1について、図1から図4を参照しつつ説明する。電気接続箱10は、箱本体12と、箱本体12の上面14と下面16をそれぞれ覆蓋するアッパカバー18とロアカバー20、とを含んで構成されている。以下の説明において、上方とは、図1中の上方、下方とは、図1中の下方を言い、前方とは、図1中の左方、後方とは、図1中の右方を言うものとする。
箱本体12は、全体として長手矩形ブロック形状を呈しており、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の絶縁性の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている。図5に示されているように、箱本体12の上面14には、リレー装着部22や抵抗装着部24や複数のヒューズ装着部26が、上方に向かって開口形成されている。なお、図示は省略するが、箱本体12の下面16には、複数の端子収容孔が下方に向かって開口形成されている。すなわち、導通部材としての電線の端末に圧着された圧着端子等が端子収容孔に収容配置されるようになっていると共に、電気回路を構成する導通部材としてのバスバー28(図1参照)等がバスバー収容溝等に装着支持されるようになっている。
端子装着部38を構成するスタッドボルト装着部44には、スタッドボルト52が、図示しないヘッド部を図示しないボルト収容孔に嵌め込まれた状態で箱本体12の上面14に突設されている。図1に示されているように、スタッドボルト52には、バスバー28のバスバー端子54が挿通配置されている。より詳細には、バスバー28は、導電性金属板の打抜加工等で形成されたプレートであって、その先端部にボルト挿通孔56を有するバスバー端子54を備えており、かかるバスバー端子54は略直角に屈曲して形成されている。そして、かかるボルト挿通孔56をスタッドボルト52のねじ軸部58にそれぞれ挿通することにより、スタッドボルト52のねじ軸部58にバスバー28のバスバー端子54が挿通されつつヘッド部上に載置されるようになっているのである。そして、図1および図3〜4に示されているように、端子装着部38には、後述する外部電線66の電線端末に設けられたL字端子64が装着されると共に、L字端子64を覆う合成樹脂製の端子カバー78が組み付けられるようになっている。
図1に示されているように、L字端子64は、外部電線66の端末に露呈された芯線68に接続された状態で使用される。より詳細には、外部電線66は、導体である銅やアルミニウムその他の金属線の複数を束ね合わせた芯線68が、エチレン系樹脂やスチレン系樹脂等の電気絶縁性を有する絶縁被覆で覆われた構造とされている。一方、L字端子64はL字状に屈曲された金属片によって構成されており、その先端部には、ボルト挿通孔70を有する接続部72が形成されている。また、L字端子64の基端部には、外部電線66の端末から延出する芯線68が圧着接続される電線接続部74が形成されている。
端子カバー78は、図1に示されているように、下方に向かって開口する略矩形有底筒体形状を有する上部カバー80と、L字状に屈曲されて下方及び前方に向かって開口すると共に上部カバー80の後面に連結された略矩形樋状の側部カバー82を有して構成されている。また、上部カバー80の一方の側面(図1中、手前側)には、後述する閉状態に位置する端子カバー78を、箱本体12に設けられた被ロック部60に着脱自在に嵌合するロック部84が形成されている。一方、上部カバー80の他方の側面(図1中、奥側)には、箱本体12のヒンジ部62と嵌合されることにより、端子カバー78を箱本体12に対してヒンジ連結するヒンジ部86が、長さ方向(図6中、上下方向)に離隔して設けられ長さ方向に離隔する面に突部を有する一対の略棒状の部材によって形成されている。
そして、図1に示されているように、端子カバー78のヒンジ部86が、箱本体12の上方から箱本体12のヒンジ部62に嵌合されることにより、これらヒンジ部62,86を介して端子カバー78が箱本体12に対してヒンジ連結されるようになっている。すなわち、端子カバー78が、箱本体12の第一の周壁部36aに直交する長手方向(図1中、左右方向)で延出するヒンジ部62,86を介して箱本体12にヒンジ連結されているのである。これにより、L字端子64が装着された端子装着部38を外部に露呈する開状態(図3参照)と、端子装着部38を覆蓋する閉状態(図4参照)の間で、端子カバー78がヒンジ部62,86回りで回動自在となっているのである。
図3および図4に示されているように、端子装着部38を覆蓋する閉状態において、端子カバー78の上部カバー80が、スタッドボルト52に対してL字端子64の接続部72がボルト締結されたボルト締結部を覆うように構成されていると共に、端子カバー78の側部カバー82が、L字端子64の電線接続部74を覆うように構成されている。より詳細には、側部カバー82の正面カバー壁88が、L字端子64の電線接続部74を第一の周壁部36aの外周側から覆うように構成されていると共に、側部カバー82の側面カバー壁90が、L字端子64の電線接続部74の両側面のうちヒンジ部62,86に離隔位置する前方側面を覆うように構成されている。しかも、側部カバー82に開口部92を設けることにより、端子カバー78がヒンジ部62,86回りに回動した際に、端子カバー78の側部カバー82がL字端子64の電線接続部74と干渉することを回避可能としている。加えて、箱本体12の第一の周壁部36aには、閉状態に位置する端子カバー78の開口部92を上下方向の全長に亘って覆う、他の機能部材である被ロック部50の上下方向に延出する一方(開口部92側)の側壁を利用して構成された突出壁部94が突設されている。
以上、本開示の具体例として、実施形態1について詳述したが、本開示はその具体的な記載によって限定されない。本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。例えば次のような実施形態の変形例も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ヒンジ部は、端子カバー78のヒンジ部86と箱本体12のヒンジ部62が嵌合されることにより構成されていたが、例えば薄肉状とされたヒンジ部を介して箱本体12と端子カバー78が一体的に形成されていてもよい。
(2)また、上記実施形態では、突出壁部94が、機能部材である被ロック部50の一方の側壁を利用して構成されていたが、この他に例えばブラケット装着部やロック嵌合部などの任意の機能部材を利用して構成してもよいし、利用せずに構成してもよい。
(3)なお、上記実施形態では、端子カバー78を箱本体12にロックする被ロック部60や、端子カバー78の側部カバー82を覆う側部カバー覆蓋部98が設けられていたが、必ずしも必要ではない。
12 箱本体
14 上面
16 下面
18 アッパカバー
20 ロアカバー
22 リレー装着部
24 抵抗装着部
26 ヒューズ装着部
28 バスバー(導通部材)
30 リレー
32 抵抗
34 ヒューズ
36 周壁部
36a 第一の周壁部
36b 第二の周壁部
36c 第三の周壁部
36d 第四の周壁部
38 端子装着部
40 突出端部
42 切欠部
44 スタッドボルト装着部
48 ガイドリブ
50 被ロック部(他の機能部材)
52 スタッドボルト
54 バスバー端子
56 ボルト挿通孔
58 ねじ軸部
60 被ロック部
62 ヒンジ部
64 L字端子
66 外部電線
68 芯線
70 ボルト挿通孔
72 接続部
74 電線接続部(接続部)
76 ナット
78 端子カバー
80 上部カバー
82 側部カバー
84 ロック部
86 ヒンジ部
88 正面カバー壁
90 側面カバー壁
92 開口部
94 突出壁部
96 ロック部
98 側部カバー覆蓋部
100a 第一の壁部
100b 第二の壁部
100c 第三の壁部
102 ロック部
104 被ロック部
Claims (3)
- 電気回路を収容する箱本体と、
前記電気回路と外部電線とが導通接続された接続部と、
前記箱本体にヒンジ部を介して回動自在に設けられ、前記接続部を外部に露呈する開状態と前記接続部を覆う閉状態とを切り替え可能な端子カバーを備え、
前記端子カバーは、前記閉状態で前記接続部を覆う側部カバーが切り欠かれた開口部を有し、
前記開口部は、前記端子カバーの閉状態で、前記箱本体から突出した突出壁部に覆われている電気接続箱。 - 前記接続部は、前記外部電線の端末に設けられたL字端子と前記電気回路とを接続している請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記端子カバーはロック部を有し、
前記ロック部は、前記箱本体に設けられた被ロック部に着脱自在に嵌合されている請求項1または2に記載の電気接続箱。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2019091869A JP6770695B2 (ja) | 2019-05-15 | 2019-05-15 | 電気接続箱 |
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