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JP6003365B2 - 光学装置、プロジェクター、および光学装置の製造方法 - Google Patents

光学装置、プロジェクター、および光学装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学装置、プロジェクター、および光学装置の製造方法に関する。
従来、複数の色光を色光毎に変調する複数の光変調装置と、各光変調装置にて変調された色光を合成する色合成光学装置と、色合成光学装置にて合成された光を投写する投写レンズとを備えたプロジェクターが知られている。そして、この光変調装置を支持する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、光学装置本体を備え、この光学装置本体は、光変調装置、射出側偏光板、板状部材、クロスダイクロイックプリズム(色合成光学装置)、第1支持部材、および第2支持部材等を有している。
第1支持部材は、金属製の部材であり、光変調装置は、この第1支持部材に接着剤、ねじ等により固定される。また、第1支持部材の四隅には、略矩形状の挿通孔が形成されている。第2支持部材は、金属製の部材で形成され、矩形枠状に形成された部位から突出し、第1支持部材の挿通孔に挿通されるピンが設けられている。
そして、第1支持部材は、挿通孔とピンとの間に接着剤等が塗布されて第2支持部材に固定され、第2支持部材は、板状部材を介して接着剤等によってクロスダイクロイックプリズムに固定される。
特開2009−210779号公報
特許文献1には、光変調装置の位置の調整方法は記載されていないが、第2支持部材に調整用の治具が係合したり、把持したりするための形状が形成されていないことから、光変調装置や第1支持部材を治具で把持して位置を調整することが考えられる。そして、この調整後に、第1支持部材と第2支持部材との間、および第2支持部材と板状部材との間に塗布された接着剤が硬化することによって、光変調装置の位置が決められると考えられる。
しかしながら、この方法では、接着剤が硬化した後、光変調装置や第1支持部材に対する治具の把持を解除した際に、治具からの押圧力の開放に応じて光変調装置の位置がずれる、つまり画素がずれる恐れがある。特に高精細な画素を有する光変調装置においては、この位置ずれが僅かなものであっても、投写される画像の劣化を伴うものとなってしまう。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る光学装置は、複数の色光を色光毎に変調する複数の光変調装置と、変調された前記複数の色光がそれぞれ入射する複数の光入射側端面を有し、入射する前記色光を合成する色合成光学装置と、前記光変調装置を保持する保持部と、前記保持部を遊嵌支持し、前記色合成光学装置に取り付けられる支持部と、を備え、前記支持部は、前記光入射側端面に対して離間する方向に延出する延出部を有し、前記延出部の先端部には、延出方向が交差し、互いに対向する第1傾斜面および第2傾斜面を有する係止部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、光学装置は、上述したように形成された保持部および支持部を備えているので、保持部を保持する第1治具、および支持部の係止部に係合可能な第2治具を準備し、これらの治具が所定の方向に移動可能とすることで、光変調装置の位置を2段階で調整することができる。すなわち、係止部に第2治具を係合した状態で、保持部を把持した第1治具を移動することで、支持部に遊嵌支持されている保持部の位置を調整(第1段階の調整)し、その後、保持部を接着剤等で支持部に固定する。そして、保持部から第1治具を開放して第2用治具を移動させることで、光変調装置の第1段階で調整しきれなかった方向の調整や、保持部に対する第1治具の把持を解除する際の位置ずれの再調整を行い(第2段階の調整)、その後、支持部を接着剤等で色合成光学装置に取り付けることができる。
また、係止部は、延出部の先端部に、第1傾斜面および第2傾斜面を有するという簡素な形状に形成されている。これによって、第2治具においても第1傾斜面および第2傾斜面における縁辺に係合するような形状を設けることで、容易に係止部に係合させることができる。
したがって、この構成によれば、簡素な構成や、小型化を図って色合成光学装置に対する光変調装置の位置、および複数の光変調装置の互いの位置を高精度に調整可能とする、つまり画素ずれを抑制できる光学装置の提供が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る光学装置において、前記延出部は、板状に形成されて前記光変調装置の側方に配設され、前記係止部の少なくとも一部が前記光変調装置より前記光変調装置の光入射側に突出していることが好ましい。
この構成によれば、延出部は、上述したように形成されているので、延出部と光変調装置との間を狭めても、第2治具が係合可能な係止部を形成することができる。これによって、側方における光変調装置、保持部および支持部を有するユニットのサイズの小型化が図れる。つまり、複数の色光毎に設けられる各ユニット間のスペースを確保する構成が可能となる。
[適用例3]上記適用例に係る光学装置において、前記係止部は、前記光変調装置の両側に配設されていることが好ましい。
この構成によれば、係止部は、光変調装置の両側に配設されているので、第2治具による支持部の安定した係止が可能になる。よって、第2治具を用いた作業を効率よく行うこと可能となる。
[適用例4]上記適用例に係る光学装置において、前記係止部は、前記第1傾斜面および第2傾斜面を有するV字状の溝であることが好ましい。
この構成によれば、係止部は、V字状の溝なので、少ないスペースで精度良く第1傾斜面および第2傾斜面を形成することができる。
[適用例5]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、上記に記載の光学装置と、前記光学装置にて合成された光を投写する投写レンズと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクターは、上述した光学装置を備えているので、複数の光変調装置が精度良く配置され、画素ずれが抑制された画像の投写が可能となる。
また、各ユニット間のスペースが確保されるので、以下の効果がある。すなわち、プロジェクターに落下等で衝撃が加わった場合でも、ユニット同士の干渉が抑制されるので、耐衝撃性の向上を図ったプロジェクターの提供が可能となる。また、光変調装置等を冷却するための冷却風の流路形成の自由度が広がるので、光変調装置等の効率的な冷却が可能となる。
[適用例6]本適用例に係る光学装置の製造方法は、前記支持部に遊嵌支持された前記保持部を第1治具にて把持した状態で、第2治具を前記係止部に係合させる治具係合工程と、前記第1治具を移動させることにより前記保持部に保持された前記光変調装置の位置を調整する第1調整工程と、前記保持部を前記支持部に固定する第1固定工程と、前記保持部に対する前記第1治具の把持を解除し、前記第2治具を移動させることにより、前記光変調装置の位置を調整する第2調整工程と、前記支持部を前記色合成光学装置に固定する第2固定工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、光変調装置の位置を2段階で調整することができるので、第1調整工程で調整しきれなかった方向の調整や、保持部に対する第1治具の把持を解除する際の位置ずれの再調整を第2調整工程で行うことができる。よって、画素ずれを抑制した良好な光学装置を製造できる。
本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 光学装置および投写レンズの一部を示す平面図。 光学装置の一部およびヘッド体を示す斜視図。 光学装置およびヘッド体の一部を示す分解斜視図。 B光用の光学装置本体、クロスダイクロイックプリズムおよびプリズム支持部を示す平面図。 光学装置の製造方法を説明するためのフローチャート。 支持部用治具を説明するための図。 係合溝が溝に係合した状態を示す模式図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等に拡大投写する。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、および光源装置31を有する光学ユニット3を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置、光学ユニット3を冷却する冷却装置等が配置されている。
外装筐体2は、詳細な説明は省略するが、上部を構成する上ケース、下部を形成する下ケース等を備えている。そして、外装筐体2には、外気を取り込むための吸気口、および外装筐体2内部の温まった空気を外部に排気する排気口等が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
〔光学ユニットの構成〕
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光束を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置4、ヘッド体37(図3参照)、レンズシフト機構35、投写レンズ36、およびこれらの部材を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体38を備えている。
光学ユニット3は、図1に示すように平面視略L字状に形成され、一方の端部に光源装置31が着脱可能に配置され、他方の端部に投写レンズ36が配置される。なお、以下では、説明の便宜上、投写レンズ36から光束が射出される方向を前側、プロジェクター1が机上等に据え置かれた据置姿勢における上方を上側として記載する。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311およびリフレクター312等を備え、光源311から射出された光束をリフレクター312にて反射し、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備え、光源装置31から射出された光束が後述する液晶ライトバルブ52の表面に略均一に照射されるように、また有効利用されるように構成されている。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光束を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の液晶ライトバルブ52まで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
図2は、光学装置4および投写レンズ36の一部を示す平面図である。
光学装置4は、図1、図2に示すように、各色光用に設けられた電気光学装置50(R光用の電気光学装置を50R、G光用の電気光学装置を50G、B光用の電気光学装置を50Bとする)、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム41を備えている。
図3は、光学装置4およびヘッド体37を示す斜視図であり、電気光学装置50R,50Gを省略した図である。図4は、光学装置4、およびヘッド体37の一部を示す分解斜視図であり、図3と同様に、電気光学装置50R,50Gを省略した図である。
各電気光学装置50は、図1〜図4に示すように、入射側偏光板51、光変調装置としての液晶ライトバルブ52、射出側偏光板54、光透過基板55、保持部6、および支持部7を備えている。
入射側偏光板51は、色分離光学系33で分離された各色光のうち、偏光変換素子323で揃えられた偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収して液晶ライトバルブ52に射出する。入射側偏光板51は、ガラス板に貼り付けられて光学部品用筐体38に配置される。
液晶ライトバルブ52は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、図示しない微小画素がマトリックス状に形成された矩形状の画素領域が形成されている。そして、液晶ライトバルブ52の上側の端部には、フレキシブルプリント基板(図示省略)が接続されている。
液晶ライトバルブ52は、フレキシブルプリント基板を介して制御部から入力された駆動信号に応じて液晶の配向状態が制御され、画素領域内に表示画像を形成する。そして、液晶ライトバルブ52は、入射側偏光板51から射出された色光を画像情報に応じて変調する。
射出側偏光板54は、入射側偏光板51と略同様の機能を有し、液晶ライトバルブ52から射出された色光のうち一定方向の偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収してクロスダイクロイックプリズム41に射出する。射出側偏光板54は、平面視矩形状に形成され、光透過基板55に貼り付けられる。
光透過基板55は、水晶等の熱伝導性の高い板材で、図4に示すように、クロスダイクロイックプリズム41の光入射側端面41A、および射出側偏光板54よりもサイズの大きい平面視矩形状に形成されている。
射出側偏光板54が貼付された光透過基板55は、射出側偏光板54が貼付されている側とは反対側がクロスダイクロイックプリズム41に接着固定される。
保持部6は、液晶ライトバルブ52を保持するように形成され、図4に示すように、フレーム61および固定板62を備えている。
支持部7は、固定板62のクロスダイクロイックプリズム41側に配置され、保持部6を支持する。支持部7は、液晶ライトバルブ52の位置調整が行われた後、光透過基板55を介してクロスダイクロイックプリズム41に接着固定される。なお、以下では各電気光学装置50のうち、液晶ライトバルブ52、保持部6および支持部7を光学装置本体500とし、その具体的な構成については、後で詳細に説明する。
クロスダイクロイックプリズム41は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、図2、図4に示すように、3つの光入射側端面41A、1つの光射出側端面41B、および上面41C、下面41Dを有している。3つの光入射側端面41Aには、各電気光学装置50が対向して配置される。そして、光学装置4には、各色光用の液晶ライトバルブ52の光軸52Rj,52Gj,52Bjが設けられることとなる。
そして、クロスダイクロイックプリズム41は、直角プリズム同士を貼り合わせた界面に、2つの誘電体多層膜が形成され、各光入射側端面41Aから入射する各色光を合成して光射出側端面41Bから射出する。具体的に、クロスダイクロイックプリズム41は、誘電体多層膜が電気光学装置50R,50Bにて変調された色光を反射し、電気光学装置50Gにて変調された色光を透過して、各色光を合成する。
投写レンズ36は、光軸36jに沿って配置される複数のレンズ(図示省略)を有し、クロスダイクロイックプリズム41にて合成された光をスクリーン上に拡大投写する。
レンズシフト機構35は、詳細な図は省略するが、固定部および可動部を備え、固定部がヘッド体37に固定され、可動部に投写レンズ36が取り付けられる。そして、レンズシフト機構35は、電動あるいは手動により可動部が固定部上を移動することによって、図2に示すように、投写レンズ36を光軸36jに直交する面内で移動させる。
ヘッド体37は、光学装置4およびレンズシフト機構35を支持し、光学部品用筐体38に取り付けられる。ヘッド体37は、図3に示すように、クロスダイクロイックプリズム41の上方に位置するプリズム支持部371、およびクロスダイクロイックプリズム41の前方に位置するシフト支持部372を備えている。そして、プリズム支持部371は、シフト支持部372にネジ固定される。
プリズム支持部371は、クロスダイクロイックプリズム41の上面41Cが接着固定されることで、クロスダイクロイックプリズム41を支持する。
シフト支持部372は、レンズシフト機構35を支持する。シフト支持部372は、クロスダイクロイックプリズム41から射出された光束が通過する開口部3721を有している。開口部3721は、投写レンズ36の光束が入射する側が挿入され、レンズシフト機構35によって移動する投写レンズ36が所定の範囲で移動できる大きさに設定されている。
〔光学装置本体の構成〕
ここで光学装置本体500の具体的な構成について説明する。3つの色光用の光学装置本体500は、同一の構成を有しており、ここでは、B光用の光学装置本体500に注目して説明する。なお、以下では、説明の便宜上、B光用の光入射側端面41Aの法線方向をY軸方向とし、Y軸方向に直交する上下方向をZ軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に直交する方向(左右方向)をX軸方向とする。
光学装置本体500は、前述したように、また図4に示すように、液晶ライトバルブ52、保持部6および支持部7を備え、保持部6は、フレーム61および固定板62を備えている。
フレーム61は、金属製であり、液晶ライトバルブ52を収納する枠部611、および放熱部612を有している。
枠部611は、図4に示すように、平面視矩形状に形成され、中央部には、色分離光学系33で分離され、入射側偏光板51を透過した色光が入射する開口部6111が形成されている。そして、この枠部611の四隅には、Y軸方向に貫通する貫通孔61Hが設けられている。
放熱部612は、枠部611の上端から突出して平面視矩形状に形成され、フレキシブルプリント基板(図示省略)の一部に沿うように形成されている。
固定板62は、フレーム61のクロスダイクロイックプリズム41側に配置され、液晶ライトバルブ52が収納されたフレーム61が固定される。固定板62は、金属の板材から平面視矩形状に形成され、中央部には、液晶ライトバルブ52を透過した色光が通過する開口部621が設けられている。そして、この開口部621の左右には、クロスダイクロイックプリズム41側に屈曲された屈曲部622が設けられている(図4においては、一方の屈曲部622を示す)。この屈曲部622が設けられることにより、固定板62の剛性が高められている。
また、固定板62には、開口部621の近傍にネジ孔62Sが設けられ、四隅に挿通孔62Hが形成されている。
ネジ孔62Sは、フレーム61の貫通孔61Hに対応する位置に形成されており、液晶ライトバルブ52が収納されたフレーム61は、貫通孔61Hに挿通されたネジがこのネジ孔62Sに螺合されて固定板62に固定される。
挿通孔62Hは、平面視矩形状に形成されており、この挿通孔62Hには、支持部7の後述する突起部73が挿入される。
支持部7は、金属の板材から加工され、図4に示すように、ベース部71、延出部72および突起部73を有している。
ベース部71は、光透過基板55を介してクロスダイクロイックプリズム41に固定される部位であり、光透過基板55と略同等の大きさを有して平面視矩形に形成されている。ベース部71の中央部分には、射出側偏光板54の外形より大きな開口部711が形成されている。
延出部72は、図4に示すように、ベース部71の左右の側端部から固定板62側に略90°屈曲されて一対設けられている。
図5は、B光用の光学装置本体500、クロスダイクロイックプリズム41およびプリズム支持部371を示す平面図であり、(A)は、液晶ライトバルブ52を正面側(−Y側)から見た図、(B)は、液晶ライトバルブ52を側方(−X側)から見た図である。
一対の延出部72は、図5(B)に示すように、光入射側端面41Aに対して離間する方向に延出し、図5(A)に示すように、固定板62の屈曲部622の外側で、液晶ライトバルブ52の側方に配設されている。また、一対の延出部72は、フレーム61に近接して形成されており、図5(B)に示すように、先端がフレーム61よりフレーム61の光入射側に突出する大きさに形成されている。
一対の延出部72の先端部には、それぞれ2つの溝721が形成されている。溝721は、係止部に相当し、板厚方向、つまりX軸方向(左右方向)に貫通しており、それぞれ上側に位置する第1傾斜面721U、および下側に位置する第2傾斜面721Dを有している。
溝721は、第1傾斜面721Uと第2傾斜面721Dとが延出する方向において交差し、互いに対向するV字状に形成されている。より具体的に、第1傾斜面721Uは、光軸52Rj,52Gj,52Bj(図2参照)を通る平面と平行で、第1傾斜面721Uと第2傾斜面721Dとが延出する方向において交差する点を通る平面(溝中央面)に対して上側に鋭角となるように形成されている。第2傾斜面721Dは、溝中央面に対して下側に鋭角となるように形成されている。そして、係止部としての溝721は、少なくとも一部がフレーム61よりフレーム61の光入射側に突出している。
突起部73は、図4、図5に示すように、ベース部71の四隅から固定板62側に略90°屈曲されて形成されており、先端部が固定板62の挿通孔62Hに挿通される。
突起部73は、ベース部71の上側の左右端部から屈曲された一対の突起部73u、およびベース部71の下側の左右端部から屈曲された一対の突起部73dを有している。
一対の突起部73uは、図5(A)に示すように、放熱部612の側方の両側に位置し、それぞれが延出部72と略平行に形成されている。そして、一対の突起部73dは、フレーム61の下方に位置し、それぞれが隣接する延出部72に対してフレーム61側が鈍角となるように形成されている。
また、突起部73u,73dは、挿通孔62Hに遊嵌状態で挿通される大きさに形成されている。つまり、突起部73u,73dは、後述する液晶ライトバルブ52の位置調整可能な範囲で挿通孔62Hに対して隙間を有して形成されている。そして、支持部7は、保持部6を遊嵌支持することとなり、後述する位置調整後に、挿通孔62Hと突起部73u,73dとが接着固定されることにより、保持部6は支持部7に固定される。
光学装置本体500は、図5(A)に示すように、固定板62の側端部、および支持部7の延出部72により左右方向の大きさが略決定されている。つまり、光学装置本体500は、左右方向がコンパクトに形成されており、図2に示すように、各光学装置本体500の間のスペースを確保することや、レンズシフト機構35により移動する投写レンズ36に対しても、十分なスペースを確保して構成されている。
〔光学装置の製造方法〕
ここで、光学装置4の製造方法について説明する。
図6は、光学装置4の製造方法を説明するためのフローチャートである。
先ず、クロスダイクロイックプリズム41の3つの光入射側端面41Aそれぞれに、射出側偏光板54が貼付された光透過基板55を取り付け、上面41Cにプリズム支持部371を取り付ける(ステップS1:第1組立工程)。
次に、液晶ライトバルブ52をフレーム61に組み込み、このフレーム61を固定板62にネジ固定する。そして、固定板62の各挿通孔62Hに支持部7の各突起部73を挿通し、液晶ライトバルブ52、保持部6、および支持部7を光学装置本体500としてユニット化させる(ステップS2:第2組立工程)。
ステップS2の後、各突起部73と各挿通孔62Hとの間、およびベース部71の光射出側(クロスダイクロイックプリズム41側)の面に紫外線硬化型接着剤(UV接着剤)を塗布する(ステップS3:UV接着剤塗布工程)。このUV接着剤が塗布された状態では、UV接着剤は硬化されていないので、液晶ライトバルブ52を保持する保持部6は、支持部7に遊嵌支持された状態となっている。
次に、第1治具としての保持部用治具10、および第2治具としての支持部用治具20を用いて、液晶ライトバルブ52の位置調整を行う。
ここで、保持部用治具10および支持部用治具20について、B光用の液晶ライトバルブ52を備えた光学装置本体500に注目して説明する。
保持部用治具10は、保持部6を移動できるように構成されている。
具体的に、保持部用治具10は、図5に示すように、保持部6の下側を把持可能な一対の把持部11,12を備えている。
一対の把持部11,12は、Y軸、つまりB光用の液晶ライトバルブ52の光軸52Bjに沿って互いに近接離間可能に構成されている。
また、把持部11,12は、保持部6を把持した状態でY軸方向、X軸方向を中心とする回転方向(以下、Xθ方向)、およびZ軸方向を中心とする回転方向(以下、Zθ方向)に移動可能に構成されている。
支持部用治具20は、支持部7の溝721に係合し、支持部7を移動できるように構成されている。
図7は、支持部用治具20を説明するための図であり、B光用の光学装置本体500、クロスダイクロイックプリズム41、プリズム支持部371、および支持部用治具20を示す斜視図である。具体的に、図7(A)は、支持部用治具20が溝721から離間した状態を示す図であり、図7(B)は、支持部用治具20が溝721に係合した状態を示す図である。
支持部用治具20は、図7に示すように、4つの溝721に対応して設けられた4つの腕部21を備えている。
腕部21は、先端部が直方体状に形成され、この先端部の端面には溝721と係合可能なV字状の係合溝211が形成されている。
腕部21は、図7(A)に示すように、支持部7の溝721に対向する位置からY軸方向に移動され、図7(B)に示すように、係合溝211が溝721に係合する。
図8は、係合溝211が溝721に係合した状態を示す模式図であり、(A)は上方から見た図、(B)は左側(−X側)から見た図である。
係合溝211は、図7、図8に示すように、Z軸方向(上下方向)に貫通して形成されており、それぞれ右側(+X側)に位置する第1受面211R、および左側(−X側)に位置する第2受面211Lを有している。
溝721と係合溝211とが係合すると、設定上、溝721と係合溝211とは、4点が当接することとなる(図8における当接点T)。すなわち、溝721における第1傾斜面721Uの両縁辺は、係合溝211の第1受面211Rおよび第2受面211Lの上側の縁辺に当接する。そして、溝721における第2傾斜面721Dの両縁辺は、係合溝211の第1受面211Rおよび第2受面211Lの下側の縁辺に当接する。つまり、支持部7は、溝721の縁辺が係合溝211縁辺で挟持されるように支持される。そして、支持部7は、溝721に係合溝211が係合することによって、X軸方向およびZ軸方向において移動が規制される。
また、支持部7や支持部用治具20等の寸法が公差範囲でばらつき、1つの係合溝211が4点で溝721に当接しない場合があったとしても、支持部7は、4つの腕部21に設けられた係合溝211により、確実に支持される。
また、腕部21は、支持部7を支持した状態でX軸方向、Z軸方向、およびY軸方向を中心とする回転方向(Yθ方向)に移動可能に構成されている。つまり、腕部21に支持された支持部7は、腕部21がX軸方向やZ軸方向に移動されることによって支持部用治具20に追従して移動し、腕部21がYθ方向に移動されることにより光軸52Bjに沿う方向を中心に回転することとなる。
なお、図7では図示を省略したが、保持部用治具10および支持部用治具20は、R光、G光用の光学装置本体500にもそれぞれ対応して設けられており、B光用に設けられた保持部用治具10および支持部用治具20と同様に構成されている。
ここで、図6に戻り、ステップS3後に行われる液晶ライトバルブ52の位置の調整方法について説明する。
先ず、ステップS1にて組み立てられたクロスダイクロイックプリズム41を調整台の所定の位置に載せる。この調整台には、調整用の投写レンズが配置されている。
そして、保持部用治具10を操作して、一対の把持部11,12にて光学装置本体500における固定板62の下方側端部を把持させる(図5参照)。
次に、把持部11,12を移動して、光学装置本体500を光入射側端面41Aに対向する位置に配置する。
そして、保持部用治具10で保持部6を把持した状態で、支持部用治具20の腕部21を移動して、腕部21の係合溝211を支持部7の溝721に係合させる(ステップS4:治具係合工程)。
そして、腕部21をクロスダイクロイックプリズム41側に移動することにより支持部7を押圧し、支持部7の開口部711に射出側偏光板54が位置するように、支持部7を光透過基板55に当接させる。
この状態では、支持部7と光透過基板55とは、未硬化のUV接着剤を介して互いに密着した状態となる。
他の2つの色光用の光学装置本体500も同様に、支持部7と光透過基板55とを未硬化のUV接着剤を介して密着させる。
次に、保持部用治具10および支持部用治具20を操作して、各液晶ライトバルブ52の位置の調整(フォーカス調整およびアライメント調整)を2段階に亘って行う。
先ず第1段階の調整として、以下に示すように、把持部11,12を移動させることにより保持部6に保持された液晶ライトバルブ52のフォーカス調整を行う(ステップS5:第1調整工程)。
すなわち、図示しない調整用光源装置から液晶ライトバルブ52に向けて光束を射出させる。そして、液晶ライトバルブ52にて変調され、射出側偏光板54、クロスダイクロイックプリズム41、および投写レンズ36を介してスクリーンに投写されたフォーカス調整用の画像を確認しながら、その画像が合焦状態となるように、把持部11,12を移動する。
具体的に、把持部11,12を、Y軸方向、Xθ方向、およびZθ方向に移動させる。この際、保持部用治具10は、保持部6を把持し、支持部7は、支持部用治具20に支持されてクロスダイクロイックプリズム41に押し当てられている。このため、把持部11,12をY軸方向に移動させた場合には、保持部6は、各挿通孔62Hを介して各突起部73上を摺動しながらY軸方向に移動する。また、把持部11,12をXθ方向およびZθ方向に移動させた場合には、保持部6は、支持部7に対して、各突起部73と各挿通孔62Hとの隙間内でXθ方向およびZθ方向に移動する。
他の2つの色光用の光学装置本体500も同様に、液晶ライトバルブ52のフォーカス調整を行う。
そして、ステップS5の後、各突起部73と各挿通孔62Hとの間に塗布されたUV接着剤に紫外線を照射してこのUV接着剤を硬化させ、保持部6を支持部7に固定する(ステップS6:第1固定工程)。
次に第2段階の調整として、保持部6に対する保持部用治具10の把持を解除し、支持部用治具20の腕部21を移動させることにより、クロスダイクロイックプリズム41に対する液晶ライトバルブ52のアライメント調整を行う(ステップS7:第2調整工程)。
すなわち、調整用光源から液晶ライトバルブ52に向けて光束を射出させる。そして、液晶ライトバルブ52にて変調され、射出側偏光板54、クロスダイクロイックプリズム41、および投写レンズ36を介してスクリーンに投写されたアライメント調整用の画像を確認しながら、各液晶ライトバルブ52の対応する各画素の位置が一致するように腕部21を移動する。
具体的に、G光用の液晶ライトバルブ52を基準として、R光用、およびB光用に対応する支持部用治具20の腕部21を、X軸方向、Z軸方向、およびYθ方向に移動させる。
そして、腕部21をX軸方向、Z軸方向、およびYθ方向に移動させた場合には、支持部7は、未硬化のUV接着剤を介して光透過基板上を摺動しながら腕部21の移動に追従して移動する。保持部6に保持されている液晶ライトバルブ52は、第1固定工程で保持部6が支持部7に固定されているので、上記の方向に移動して位置が調整される。
ステップS7の後、支持部7と光透過基板55との間のUV接着剤に紫外線を照射してこのUV接着剤を硬化させ、光透過基板55を介して支持部7をクロスダイクロイックプリズム41に固定する(ステップS8:第2固定工程)。
このように、各色光用の液晶ライトバルブ52は、6軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、Xθ方向、Yθ方向、Zθ方向)において、位置が調整される。そして、以上の工程S1〜S8により、光学装置4が製造される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)光学装置4は、上述したように形成された保持部6および支持部7を備えているので、簡素な構成や、小型化を図って各液晶ライトバルブ52の位置を高精度に調整可能とする、つまり画素ずれを抑制できる光学装置4の提供が可能となる。
(2)光学装置4は、光学装置本体500が左右方向においてコンパクトに形成されているので、各光学装置本体500間にスペースを確保する構成が可能となる。
また、この光学装置4を備えるプロジェクター1は、各光学装置本体500間、およびレンズシフト機構35によって移動する投写レンズ36と光学装置4との間にスペースが確保されているので、落下等の衝撃による部材の干渉が抑制される。よって、落下等の衝撃に対しても画素のずれを抑制し、高品位な画像の投影が可能なプロジェクター1の提供が可能となる。
(3)係止部としての溝721は、液晶ライトバルブ52の両側に配設されているので、支持部用治具20による支持部7の安定した係止が可能になる。よって、第2調整工程等の作業を効率よく行うこと可能となる。
(4)係止部は、V字状の溝721なので、少ないスペースで精度良く第1傾斜面721U、および第2傾斜面721Dを形成することができる。
(5)保持部用治具10においては、保持部6を把持可能な把持部11,12を設け、支持部用治具20においては、係合溝211を有する腕部21を設けるという簡素な構成なので、調整用治具の簡素化が図れる。
(6)本実施形態の光学装置4の製造方法によれば、液晶ライトバルブ52の位置を2段階で調整するので、第1調整工程で調整しきれなかった方向(X軸方向、Z軸方向、およびYθ方向)の調整ができる。また、保持部6に対する保持部用治具10の把持を解除する際にX軸方向や、Z軸方向がずれたとしても第2調整工程で調整することができる。よって、画素ずれを抑制した良好な光学装置4を製造できる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、係止部としての溝721は、4つ設けられているが、4つ以外であってもよい。例えば、一対の延出部72のうち、一方の延出部72に2つの溝721を形成し、他方の延出部72に1つの溝721を形成するように構成してもよい。
係止部はV字状に限らない。例えば、延出部72における上下の溝721間の部位を削除し、上側の溝721の第1傾斜面721Uと、下側の溝721の第2傾斜面721Dとで係止部を構成してもよい。
前記実施形態の光学装置4は、光透過基板55を備えているが、光透過基板55を備えない構成としてもよい。
前記実施形態の支持部7は、金属の板材から形成されているが、溶融された金属が型で成形されるように形成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブ52を用いているが、反射型の液晶ライトバルブを利用したものであってもよい。
光源311は放電型のランプに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオード等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、3…光学ユニット、4…光学装置、6…保持部、7…支持部、10…保持部用治具、11,12…把持部、20…支持部用治具、21…腕部、31…光源装置、35…レンズシフト機構、36…投写レンズ、41…クロスダイクロイックプリズム、41A…光入射側端面、52…液晶ライトバルブ、72…延出部、211…係合溝、311…光源、371…プリズム支持部、372…シフト支持部、500…光学装置本体、721…溝、721D…第2傾斜面、721U…第1傾斜面。

Claims (6)

  1. 複数の色光を色光毎に変調する複数の光変調装置と、
    変調された前記複数の色光がそれぞれ入射する複数の光入射側端面を有し、入射する前記色光を合成する色合成光学装置と、
    前記光入射側端面に対して離間する方向に延出する延出部および突起部を有する支持部と、
    前記突起部が挿通される挿通孔を有し、前記光変調装置を保持する保持部と、を備え、
    前記延出部の先端部には、延出方向が交差し、互いに対向する第1傾斜面および第2傾斜面を有する係止部が設けられていることを特徴とする光学装置。
  2. 請求項1に記載の光学装置であって、
    前記延出部は、板状に形成されて前記光変調装置の側方に配設され、前記係止部の少なくとも一部が前記光変調装置より前記光変調装置の光入射側に突出していることを特徴とする光学装置。
  3. 請求項2に記載の光学装置であって、
    前記係止部は、前記光変調装置の両側に配設されていることを特徴とする光学装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光学装置であって、
    前記係止部は、前記第1傾斜面および第2傾斜面を有するV字状の溝であることを特徴とする光学装置。
  5. 光源と、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の光学装置と、
    前記光学装置にて合成された光を投写する投写レンズと、を備えることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の光学装置の製造方法であって、
    前記支持部に遊嵌支持された前記保持部を第1治具にて把持した状態で、第2治具を前記係止部に係合させる治具係合工程と、
    前記第1治具を移動させることにより、前記保持部に保持された前記光変調装置の位置を調整する第1調整工程と、
    前記保持部を前記支持部に固定する第1固定工程と、
    前記保持部に対する前記第1治具の把持を解除し、前記第2治具を移動させることにより、前記光変調装置の位置を調整する第2調整工程と、
    前記支持部を前記色合成光学装置に固定する第2固定工程と、を備えることを特徴とする光学装置の製造方法。
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