JP5122047B2 - 転位超電導テープユニット及びこれを用いた超電導応用機器 - Google Patents
転位超電導テープユニット及びこれを用いた超電導応用機器Info
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ状の超電導導体を複数本転位撚り合わせた転位超電導テープユニット及びこれを用いた超電導応用機器に係わり、詳しくは十分な超電導特性を有するうえ、強度を向上させた転位超電導テープユニット及びこれを用いた超電導応用機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
超電導ケーブル、超電導変圧器、超電導マグネット、超電導限流器等の超電導応用機器には、テープ状の超電導素線や、テープ状の超電導導体や、あるいはテープ状の超電導導体を複数本転位撚り合わせた転位超電導テープユニットが用いられている。
図6は、従来の転位超電導テープユニットが備えられた超電導ケーブルの例を示す斜視図であり、図7は、図6の超電導ケーブルに備えられた転位超電導テープユニットの説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
図6の超電導ケーブル110は、交流電流通電時において偏流を抑制した構造を有するもので、転位超電導テープユニット115がパイプ状のフォーマ(管体)117の周囲に螺旋状に巻回されてなるものである。この転位超電導テープユニット115は、図7(a)に示すようにテープ状の超電導導体(超電導テープ)118を複数本(図面では5本)転位撚り合わせてなる長尺の帯状のものである。この転位超電導テープユニット115では、テープ状の超電導導体118の複数本を集合して撚り合わす際に、各テープ状の超電導導体118がその長尺方向において、順次その位置を代えて変位するように撚り合わされたものである。
【0003】
フォーマ117の表面は、該フォーマ117と転位超電導テープユニット115間の通電を抑制するために絶縁処理が施されている。また、このフォーマ117の内部は、冷却媒体の流路とされ、テープ状の超電導導体118の冷却が行われる。
テープ状の超電導導体118は、図7(b)に示すように、超電導多心素線(超電導素線)が平坦化されてなるテープ状の超電導素線119の表面に硫化処理が施されて高抵抗化膜120が形成されてなるものである。上記超電導多心素線は、Ag等から形成されたシース材からなる基地の内部に、超電導フィラメントなどの超電導体からなるコア部または熱処理により超電導体となる材料を有するコア部が備えられてなるものである。上記コア部の超電導体あるいは熱処理により超電導体となる材料としては、Bi2Sr2Ca1Cu2Ox (Bi2212相)、Bi2Sr2Ca2Cu3Oy(Bi2223相)などで示される組成を持つものが用いられる。
上記のような構成の超電導ケーブル110の外側には、図示しない半導体層、絶縁層、保護層、断熱層、防食層などが必要に応じて形成されて使用される。
【0004】
図8は、従来の超電導テープが備えられた超電導変圧器の巻線部の例を示す図であり、図9はこの巻線部の要部を示す図である。
この巻線部130は、円筒形の巻枠140と、この巻枠140に巻かれたテープ状の超電導導体(超電導テープ)145とから構成されたものが知られている。巻枠140には、図9に示すように複数の溝141が略平行に形成されている。ここでのテープ状の超電導導体145のコア部としては、Bi2Sr2Ca2Cu3Oy(Bi2223相)等の超電導体あるいは熱処理により超電導体となる材料が用いられている。ここで用いられる超電導導体145がテープ状とされるのは、酸化物超電導体、特に、Bi2Sr2Ca2Cu3Oy(Bi2223相)等の超電導体は結晶の配向性(特にAB面の配向性)を揃え高臨界電流特性化を図るためであり、通常、圧延加工と熱処理を繰り返すことにより高特性化を行っている。
【0005】
各溝141内には上記のようなテープ状の超電導導体145が複数積層(図面では3層積層)され、嵌め入れられることにより巻枠140に巻き付けられているが、その際、図9の(b)に示すように一つの溝141aに嵌められた最外層の超電導導体145cは途中から緩やかに次の溝141bに移行してこの溝141bに嵌め入れられ、その後、所定の間隔をあけて次の層(最外層の下側の層)の超電導導体145bが次の溝141bに途中から緩やかに移行してこの溝141bに嵌め入れられて先に移行させた超電導導体145cの外側(上)に巻く方法(層内転位法)が採用されている。
このような超電導変圧器の巻線部130では、超電導導体の補強のために隣接する溝141、141間隔(スペーサ間隔)を小さくしている。
【0006】
次に、強磁場で使用される超電導マグネットにおいては、磁場発生時において強大な電磁力が巻線部に加わる。そのため巻線部に備えられるテープ状の超電導導体の高強度化のために各種の開発がなされている。高強度化された従来のテープ状の超電導導体の例としては、銀シースにCu等の元素を添加したものや、コア部材料としてBi2Sr2Ca1Cu2Ox (Bi2212相)を用いたものを液体ヘリウム中で使用するようにしたものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような超電導応用機器に用いられた従来のテープ状の超電導導体や転位超電導テープユニットは、強度を十分に向上できないという問題があった。特に、シース材の高強度化によりテープ状の超電導導体を強度を向上する方法では、Mg、Sb、Mn等を銀中に0.1〜0.3wt%添加した銀合金シース材を超電導導体の外周部分に用いており、この場合、超電導導体の製造工程で行う熱処理時(約800℃〜900℃で、数百時間程度)に上記の添加元素の拡散により超電導特性の低下を引き起こすのを避けるために、添加元素の添加量が0.3w%以下に制約されるため、導体の補強効果もある一定のレベル以下に制約されてしまう。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、十分な超電導特性を有するうえ、強度を向上させた転位超電導テープユニットを提供することを目的とする。
また、本発明は、十分な超電導特性を有するうえ、機械的強度を向上させた転位超電導テープユニットを用いた超電導ケーブル、超電導変圧器、超電導マグネット、超電導限流器等の超電導応用機器の提供を他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、テープ状の超電導導体の複数本と、1本以上のテープ状の補強材とが転位撚り合わされてなる転位超電導テープユニットにおいて、前記転位超電導テープユニットの中央部に、縦に配置されたテープ状の補強材が通されたことを特徴とする転位超電導テープユニットを上記課題の解決手段とした。
【0010】
また、本発明は、テープ状の超電導導体の複数本が転位撚り合わされてなる転位超電導テープユニットにおいて、前記転位超電導テープユニットの中央部に縦に配置されたテープ状の補強材が通されていることを特徴とする転位超電導テープユニットを上記課題の解決手段とした。
上記のいずれかの構成の本発明の転位超電導テープユニットにおいて、上記テープ状の補強材は、非磁性金属材料又は非磁性のオーステナイト系金属材料からなるものであってもよい。上記非磁性金属材料としては、ハステロイ等を用いることができる。上記非磁性のオーステナイト系金属材料としては、SUS304、SUS316等のオーステナイト系ステンレス鋼等を用いることができる。
【0011】
本発明において、上記テープ状の超電導導体としては、テープ状の超電導素線の表面に硫化処理が施されて高抵抗化膜が形成されたものであってもよい。
本発明において、上記テープ状の超電導素線は、超電導体からなるコア部または熱処理により超電導体となる材料を有するコア部がシース材からなる基地の内部に備えられてなる超電導素線を平坦化してなるものであり、前記高抵抗化膜は前記基地を形成するシース材よりも電気抵抗率の高いものであることが好ましい。
上記コア部をなす超電導体またはコア部の熱処理により超電導体となる材質としては、単体では機械的に脆い性質を有する超電導材料が挙げることができ、例えば、Bi2Sr2Ca1Cu2Ox (Bi2212相)、Bi2Sr2Ca2Cu3Oy(Bi2223相)、Bi1.6Pb0.4Sr2Ca2Cu3Ox、Tl2Ba2Ca2Cu3Oy、Y1Ba2Cu3O7-xなどで示される組成をもつ酸化物超電導材料のような高温超電導材料や、Nb3Sn、Nb3Alなどで示される組成をもつ超電導材料のうちから選択された一種以上のものが用いられ、特に、Bi系2223相またはBi系2212相のBi系酸化物超電導材料が用いられることが好ましい。
【0012】
上記シース材が、Ag,Pt,Au等の貴金属あるいはそれらの合金からなるものであることが好ましい。
上記高抵抗化膜は、上記シース材の硫化物からなるものであることが好ましく、このなかでも硫化銀からなることがさらに好ましい。
【0013】
また、本発明は、上記のいずれかの構成の本発明の転位超電導テープユニットを用いたことを特徴とする超電導応用機器を上記課題の解決手段とした。
また、本発明は、上記のいずれかの構成の本発明の転位超電導テープユニットが管体の周囲に巻回されてなることを特徴とする超電導ケーブルを上記課題の解決手段とした。
本発明の超電導ケーブルにおいては、これに用いられる本発明の転位超電導テープユニットを構成する上記テープ状の超電導導体の横断面形状とテープ状の補強材の横断面形状がそれぞれ矩形状であることが好ましい。
上記管体は、ステンレス鋼製とされることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る転位超電導テープユニットと、これを用いた超電導応用機器の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
(転位超電導テープユニットの第1の実施形態)
図1は、本発明の転位超電導テープユニットの第1の実施形態を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
本実施形態の転位超電導テープユニット15は、図1(a)に示すように複数本(図面では8本)のテープ状の超電導導体(超電導テープ)18と、複数本(図面では4本)のテープ状の補強材(補強テープ)16とが転位撚り合わせてなる長尺の帯状のものである。さらに詳しくは、テープ状の超電導導体(超電導テープ)18を上下左右に積層した積層体(図面では超電導導体18を4本束ねた積層体)18a、18aの間にテープ状の補強材16、16が左右に並列され、さらに一方の積層体18aの上にテープ状の補強材16が添設され、他方の積層体18aの下にテープ状の補強材16が添設されており、さらにこれらの複数本のテープ状の超電導導体18と複数本のテープ状の補強材16は撚り合わす際に、各テープ状の超電導導体18や各テープ状の補強材16がその長尺方向において、順次その位置を代えて変位するように撚り合わされたものである。
【0015】
上記テープ状の超電導導体18は、図1(b)に示すようにテープ状の超電導素線19の表面に硫化処理が施されて高抵抗化膜20が形成されてなるものである。この超電導導体18の横断面形状は、矩形状とすることが好ましい。この超電導導体18の具体的寸法は、幅1.0mm〜5.0mm程度、厚さ0.1mm〜1.0mm程度の範囲のものとされる。
上記高抵抗化膜20は、後述するシース材の硫化物からなるものであり、このなかでも硫化銀からなることが好ましい。このような高抵抗化膜20は、後述する基地29を形成するシース材よりも電気抵抗率が高くなっていることが、テープ状の超電導導体18の表面を高抵抗化することができ、隣接するテープ状の超電導導体18のシース材29に渦電流が導通することがなく、各々のテープ状の超電導導体18の内部に渦電流が留まるようにできる点で好ましい。例えば、基地29が電気抵抗率の低いAg(77Kにおいて電気抵抗率が0.3μΩcm)等から構成されている場合、該基地29の周囲の高抵抗化膜20が電気抵抗率の高い硫化銀(77KにおいてAgの電気抵抗率の約103倍以上の電気抵抗率を有する)などから構成される。
【0016】
上記テープ状の超電導素線19は、図2に示すような超電導多心素線(超電導素線)25が平坦化されてなるものである。この超電導素線19の横断面形状は、矩形状とすることが好ましい。この超電導素線19は、幅1.0mm〜5.0mm程度、厚さ0.1mm〜1.0mm程度の範囲のものとされる。
上記超電導多心素線25は、超電導フィラメントなどの複数本の超電導体27からなるコア部28または熱処理により超電導体となる材料27を有するコア部28がシース材からなる基地29の内部に備えられてなるものである。
【0017】
コア部28の超電導体27あるいは熱処理により超電導体となる材料27としては、単体では機械的に脆い性質を有する超電導材料が挙げることができ、例えば、Bi2Sr2Ca1Cu2Ox (Bi2212相)、Bi2Sr2Ca2Cu3Oy(Bi2223相)、Bi1.6Pb0.4Sr2Ca2Cu3Ox、Tl2Ba2Ca2Cu3Oy、Y1Ba2Cu3O7-xなどで示される組成をもつ酸化物超電導材料のような高温超電導材料や、Nb3Sn、Nb3Alなどで示される組成をもつ超電導材料のうちから選択された一種以上のものが用いられ、特に、Bi系2223相またはBi系2212相のBi系酸化物超電導材料が用いられる。
基地29を形成するシース材としては、Ag,Pt,Au等の貴金属あるいはそれらの合金からなるものが用いられる。
【0018】
テープ状の補強材16は、非磁性金属材料又は非磁性のオーステナイト系金属材料からなるものが用いられる。上記非磁性金属材料としては、ハステロイ等を用いることができる。上記非磁性のオーステナイト系金属材料としては、SUS304、SUS316等のオーステナイト系ステンレス鋼等を用いることができる。
このテープ状の補強材16の横断面形状は、超電導導体18の横断面形状と同様の矩形状とすることが好ましい。この補強材16の具体的寸法は、幅1.0mm〜5.0mm程度、厚さ0.1mm〜1.0mm程度の範囲のものとされる。
【0019】
次に、図1に示した転位超電導テープユニット15の製造方法の一例を工程順に説明する。
〔原料粉末処理工程〕
酸化物超電導物質の原料粉末、例えばBi2O3,PbO,SrCO3 ,CaCO3 ,CuO、からなるものを、Bi:Pb:Sr:Ca:Cuの混合比が1.8:0.4:2.2:3.0となるように混合し、780℃〜820℃の範囲の温度条件においておこなう熱処理(仮焼き)と該仮焼きした後における粉砕とを複数回繰り返す。
ここで、混合する原料粉末は、上記の他にBi,Pb,Sr,Ca,Cuの各元素の酸化物、炭酸塩のいずれでもよい。
〔充填工程〕
上記粉砕した原料粉末をCIP(冷間静水圧プレス)成形等により例えば円柱体とし、ついでこの円柱体をAg等のシース材からなる第一のパイプ内部に充填して封入し、シース材複合体(Agシース複合体)を形成する。
【0020】
〔単心線の伸線(引き抜き)加工工程〕
上記シース材複合体(Agシース複合体)を、ダイス等によって所定の線径にまで伸線加工し、超電導単心素線(単心線)を形成する。
〔多心化工程〕
Ag等のシース材からなる第二のパイプの内部に上記単心線を所定数(例えば、19本)配置し、封入を行った後、ダイス等により所定の線径にまで伸線加工して、図2に示すような超電導多心素線(超電導素線)25を形成する。
【0021】
〔超電導素線の圧延熱処理反復工程〕
上記超電導多心素線25をロール圧延等の圧延加工により、所定の厚さまで圧延して平坦化する。ここでの圧延加工に用いる装置としては、例えば、上下一対のロールを備えた2重圧延機と、このロール間に超電導多心素線25を送り出す送出ドラムと上記ロール間で圧延された超電導多心素線25を巻き取る巻取ドラムとからなる搬送機からなる圧延装置(図示略)が好適に用いられる。このような圧延装置を用いて超電導多心素線25を圧延するには、上記送出ドラムから超電導多心素線25を上記ロール間に送り出して圧延するとともに圧延された超電導多心素線25を巻取ドラムで巻き取ることにより行われる。
ついで、この平坦化した超電導多心素線25を、例えば熱処理ドラムに巻回状態として電気炉等の内部に収容し、温度条件を、820℃〜850℃の範囲とし、処理時間を、10時間〜200時間の範囲に設定して熱処理を行う。
更に、上記圧延加工(またはプレス処理)および熱処理を複数回繰り返して、所定の厚みのテープ状の超電導素線19を形成する。
【0022】
〔超電導素線の硫化工程〕
上記テープ状の超電導素線19の表面に硫化処理を施して高抵抗化膜20を形成することにより、図1に示すようなテープ状の超電導導体(超電導テープ)18を形成する。
ここでの硫化処理に用いる装置としては、例えば、真空排気可能であり、内部に硫黄蒸気が満たされる反応容器と、該反応容器内にテープ状の超電導素線19を送り出す送出ドラムと、上記反応容器内で硫化処理が施されたテープ状の超電導素線19を巻き取る巻取ドラムとからなる硫化処理装置が好適に用いられる。上記反応容器には、テープ状の超電導素線19を内部に導入する導入孔と、導入されたテープ状の超電導素線19を導出するための導出孔が形成されており、これら導入孔と導出孔の周縁部には、テープ状の超電導素線19を通過させている状態で各孔の隙間を閉じて上記反応容器内を気密状態にする封止機構が設けられている。また、上記反応容器には、ヒータ(図示略)が備えられており、この反応容器を加熱できるようになっている。
【0023】
このような硫化処理装置を用いてテープ状の超電導素線19の表面に硫化処理を施すには、上記反応容器の内部を真空排気した後、該反応容器内に所定温度範囲の硫黄蒸気を供給し、ついで、上記送出ドラムからテープ状の超電導素線19を上記硫黄蒸気が満たされた上記反応容器内に送り出すとともに硫化処理が施されたテープ状の超電導素線19を上記巻取ドラムで巻き取ると、表面に高抵抗化膜20を有するテープ状の超電導導体(超電導テープ)18が得られる。上記の反応容器内に供給される硫黄蒸気としては、二塩化硫黄、二塩化二硫黄、二酸化硫黄などの蒸気を挙げることができる。上記反応容器内に供給される硫黄蒸気の温度としては、50゜C〜170゜C程度の範囲内とされる。上記反応容器内の温度としては、供給された硫黄蒸気が液化しないような温度である。硫化処理時間としては、60〜30000秒程度である。ここでの硫化処理時間は、上記反応容器内に送り込むテープ状の超電導素線19の線速等によって変更できる。
【0024】
〔補強材の圧延反復工程〕
線状の補強材(テープ状にする前の補強材16)をロール圧延等の圧延加工により、所定の厚さまで圧延して平坦化する。ここでの圧延加工に用いる装置としては、例えば、上下一対のロールを備えた2重圧延機と、このロール間に線状の補強材を送り出す送出ドラムと上記ロール間で圧延された補強材16を巻き取る巻取ドラムとからなる搬送機からなる圧延装置(図示略)が好適に用いられる。このような圧延装置を用いて上記線状の補強材を圧延するには、上記送出ドラムから線状の補強材を上記ロール間に送り出して圧延するとともに圧延された補強材を巻取ドラムで巻き取ることにより行われる。
更に、上記圧延加工(またはプレス処理)を複数回繰り返して、所定の厚みのテープ状の補強材16を形成する。
【0025】
〔転位撚り合せ工程〕
転位撚り合せ機を用いて上記テープ状の超電導導体18の複数本(本実施形態では8本)と、テープ状の補強材16の複数本(本実施形態では4本)とを所定の転位ピッチで転位撚り合わせて図1に示すような転位超電導テープユニット15を形成する。ここでの転位ピッチ(転位撚渡り部長さ)Pとしては、20mm〜500mm程度の範囲内とされる。
【0026】
本実施形態の転位超電導テープユニット15によれば、上記テープ状の超電導導体18の複数本と、上記テープ状の補強材16の複数本とが転位撚り合わされてなるものであるので、転位撚り合わされた複数本のテープ状の超電導導体18間や外側に上記テープ状の補強材16が組み込まれる構造となり、十分な超電導特性を有するうえ、機械的強度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、転位超電導テープユニット15を8本のテープ状の超電導導体18と4本のテープ状の補強材16とから構成した場合について説明したが、要求される超電導特性や機械的強度に応じてテープ状の超電導導体18やテープ状の補強材16の本数を選択することで目的とする特性を備えた転位超電導テープユニットの提供が可能である。
【0027】
(転位超電導テープユニットの第2の実施形態)
図3は、本発明の転位超電導テープユニットの第2の実施形態を示す斜視図である。
この第2の実施形態の転位超電導テープユニット55が図1に示した第1の実施形態の転位超電導テープユニット15と異なるところは、転位超電導テープユニットの中央部に縦に配置されたテープ状の補強材16が通されており、即ち、転位超電導テープユニットの中央部を縦断するようにテープ状の補強材16が組み込まれている点である。
【0028】
第2の実施形態の転位超電導テープユニット55では、転位超電導テープユニットの中央部に縦に配置されたテープ状の補強材16が通されているので、第1の実施形態の転位超電導テープユニット15よりもさらに機械的強度を向上させることができる。また、転位超電導テープユニット55の中央部に通されたテープ状の補強材16は、縦に配置されているので、左右に並列されたテープ状の超電導導体18、18の間に介在されることとなり、テープ状の超電導導体18・・・の左右方向(横方向)の位置ずれを防止できる。
【0029】
(転位超電導テープユニットの第3の実施形態)
図4は、本発明の転位超電導テープユニットの第3の実施形態を示す斜視図である。
この第3の実施形態の転位超電導テープユニット35は、複数本(図面では12本)のテープ状の超電導導体(超電導テープ)18を転位撚り合わせた転位超電導テープユニットの中央部に縦に配置されたテープ状の補強材16が通されており、即ち、転位超電導テープユニットの中央部を縦断するようにテープ状の補強材16が組み込まれている点である。
【0030】
本実施形態の転位超電導テープユニット35によれば、転位超電導テープユニットの中央部に縦に配置されたテープ状の補強材16が通されているので、転位超電導テープユニットの中央部にテープ状の補強材16が組み込まれる構造となり、組み込まれるテープ状の補強材16が少なくても十分な超電導特性を有するうえ、機械的強度を向上させることができる。また、この転位超電導テープユニット35は、組み込まれるテープ状の補強材16の本数が少なくても機械的強度を向上できるので、コンパクトでしかも効果的に補強効果を得ることができる。このような効果は、特に、転位超電導テープユニットに組み込まれるテープ状の超電導導体18の本数が4本か5本以上である場合や、テープ状の超電導導体18の厚みが厚い場合、例えば、0.3mm以上ある場合に特に顕著な効果を発揮できる。
また、転位超電導テープユニット35の中央部に通されたテープ状の補強材16は、縦に配置されているので、左右に並列されたテープ状の超電導導体18、18の間に介在されることとなり、転位超電導テープユニットを構成する複数のテープ状の超電導導体18の左右方向(横方向)の位置ずれを防止できる。
【0031】
(超電導ケーブルの実施形態)
図5は、本発明の実施形態の転位超電導テープユニットを用いた超電導ケーブルの一実施形態を示す斜視図である。この超電導ケーブル40は、転位超電導テープユニット45がパイプ状のフォーマ(管体)47の周囲に螺旋状に巻回されてなるものである。ここで用いられる転位超電導テープユニット45は、上述した第1乃至第3の実施形態の転位超電導テープユニット15、55、35のうちいずれか1種または2種以上が用いられる。
このような転位超電導テープユニット45の巻回方向は、S巻(右巻)の方向またはZ巻(左巻)の方向となっている。
【0032】
上記フォーマ47は、ステンレス鋼などからなるものである。このようなフォーマ47の表面は、該フォーマ47と転位超電導テープユニット45間の通電を抑制するために絶縁処理が施されている。このフォーマ47の内部は、液体窒素等の冷却媒体の流路とされ、転位超電導テープユニット45を構成するテープ状の超電導導体18の冷却が行われる。
【0033】
このような構成の超電導ケーブル40の製造方法としては、例えば、上記転位超電導テープユニット45の複数組を表面に絶縁処理が施されたフォーマ47の周囲に所定のスパイラルピッチでZ巻あるいはS巻で巻回することにより、図5に示すような超電導ケーブル40が得られる。ここでのスパイラルピッチとしては、100〜2000mm程度の範囲内とされる。
このような構成の超電導ケーブル40の外側には、図示しない半導体層、絶縁層、保護層、断熱層、防食層などが必要に応じて形成されて使用される。
【0034】
本実施形態の超電導ケーブル40は、超電導特性が十分で、機械的強度を向上させた本発明の実施形態の転位超電導テープユニット45が用いられたものであるので、優れた特性を有するものとすることができる。
なお、上述した実施形態においては、本発明の実施形態の転位超電導テープユニットを超電導ケーブルに用いた場合について説明したが、本発明の転位超電導テープユニットは超電導変圧器、超電導マグネット、超電導限流器等の超電導応用機器の巻線部に用いることができる。本発明の転位超電導テープユニットが巻線部に用いられた超電導応用機器は、優れた特性を有するものとすることができる。
【0035】
【実施例】
以下、本発明を、実施例および比較例により、具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例)
Bi2O3,PbO,SrCO3,CaCO3,CuO、を、Bi:Pb:Sr:Ca:Cuの混合比が1.8:0.4:2.2:3.0となるように混合し、800℃の温度条件において行う熱処理(仮焼き)と該仮焼きした後における粉砕とを複数回繰り返して、原料粉末を得た。
この原料粉末をCIP(冷間静水圧プレス)成形により円筒状として、外径15mm、内径10mmのAgパイプ(第一のパイプ)内部に充填して封入し、Agシース複合体を得た。このAgシース複合体をダイス等によって線径1.9mmにまで伸線加工して単心線を形成した。ついで、外径15mm、内径10mmのAgパイプ(第二のパイプ)の内部に上記単心線を19本配置し、封入を行った後、ダイス等により線径0.9mmにまで伸線加工して、超電導多心素線を形成した。
【0036】
この超電導多心素線を、2重圧延機と搬送機からなる圧延装置を用いて厚さ0.30mmまで圧延加工を施し、平坦化した。さらにこの平坦化した超電導素線を熱処理ドラムに巻回した状態で、上述の電気炉の内部に収容し、温度条件が830℃、処理時間が150時間として熱処理を行った。
更に、上記圧延加工(またはプレス処理)および熱処理を複数回繰り返して、幅2.0mm、厚さ0.20mmの横断面形状が矩形状のテープ状の超電導素線を形成した。
ついで、硫化処理装置を用い、反応容器の内部を真空排気した後、該反応容器に約150゜Cの硫黄蒸気を供給し、ついで、送出ドラムからテープ状の超電導素線を線速20cm/時間で上記硫黄蒸気が満たされた反応容器内に送り出すとともに硫化処理が施されたテープ状の超電導素線を巻取ドラムで巻き取ると、表面に黒色の硫化銀からなる高抵抗化膜を有するテープ状の超電導導体(超電導テープ)が得られた。なお、ここでの反応容器内の雰囲気圧力は、約1atm(1.01325×105Pa)であった。
一方、オーステナイト系ステンレス鋼からなる線状の補強材を、2重圧延機と搬送機からなる圧延装置を用いて圧延加工(またはプレス処理)を複数回繰り返して、幅2.0mm、厚さ0.20mmの横断面形状が矩形状のテープ状の補強材(SUSテープ)を形成した。
【0037】
ついで、作製した上記テープ状の超電導導体8本と、テープ状の補強材4本とを転位撚り合せ機を用いて転位ピッチ100mmで転位撚り合わせて図1に示すような転位超電導テープユニット(実施例1)を得た。
また、作製した上記テープ状の超電導導体12本を転位撚り合せ機を用いて転位撚り合わせる際、転位超電導テープユニットの中央部に縦に配置されたテープ状の補強材を通すようにすることにより、図4に示すような転位超電導テープユニット(実施例2)を得た。
また、作製した上記テープ状の超電導導体8本を転位撚り合せ機を用いて転位ピッチ100mmで転位撚り合わせて転位超電導テープユニット(比較例1)を得た。
また、作製した上記テープ状の超電導導体12本を転位撚り合せ機を用いて転位ピッチ100mmで転位撚り合わせて転位超電導テープユニット(比較例2)を得た。
【0038】
次に、このようにして得られた実施例1〜2と比較例1〜2の転位超電導テープユニットの超電導特性と機械的強度を測定した。ここでの超電導特性は、77K、0テスラにおける臨界電流(A)を測定した。また、ここでの機械的強度は、作製した転位超電導テープユニットの両端をSUS板(ステンレス鋼板)ではさみ込んでネジ止め(かしめ固定)し、有効長300mmに引張試験機を用いて5tonの荷重をかけて試験を行うことにより測定した。その結果を下記表1に示す。表1中の臨界電流は、1μm/cm以上示すときの値である。また、表1中の機械的強度は、永久伸びの値が0.2%のときの耐力である。
【0039】
【0040】
表1に示した結果から8本のテープ状の超電導導体と、4本のテープ状の補強材(SUSテープ)とを転位撚り合わせた実施例1の転位超電導テープユニットは、8本のテープ状の超電導導体を転位撚り合わせた比較例1の転位超電導テープユニットと同等以上の臨界電流が得られており、また、機械的強度については比較例1のものより大幅に強度が優れていることがわかる。
また、12本のテープ状の超電導導体を撚り合わせる際、転位超電導テープユニット中央部に縦に配置されたテープ状の補強材が通されるようにした実施例2の転位超電導テープユニットは、12本のテープ状の超電導導体を転位撚り合わせた比較例2の転位超電導テープユニットと同等以上の臨界電流が得られており、また、機械的強度については比較例2のものより大幅に強度が優れていることがわかる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の転位超電導テープユニットによれば、十分な超電導特性を有するうえ、強度を向上させたものが得られる。
また、本発明の超電導応用機器によれば、十分な超電導特性を有するうえ、機械的強度を向上させた本発明の転位超電導テープユニットが用いられているので、優れた特性を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の転位超電導テープユニットの第1の実施形態を説明するための図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図2】 図1の転位超電導テープユニットを構成するテープ状の超電導素線に用いられる超電導素線の説明図である。
【図3】 本発明の転位超電導テープユニットの第2の実施形態を示す斜視図である。
【図4】 本発明の転位超電導テープユニットの第3の実施形態を示す斜視図である。
【図5】 本発明の超電導ケーブルの一実施形態を示す斜視図である。
【図6】 従来の転位超電導テープユニットが備えられた超電導ケーブルの例を示す斜視図である。
【図7】 図6の超電導ケーブルに備えられた転位超電導テープユニットの説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図8】 従来の超電導テープユニットが備えられた超電導変圧器の巻線部の例を示す図である。
【図9】 図8に示した巻線部の要部を示す図であり、(a)は断面図、(b)は超電導素線の層内転位部の詳細構造を示す図である。
【符号の説明】
15、35、45、55・・・転位超電導テープユニット、16・・・テープ状の補強材(補強テープ)、18・・・テープ状の超電導導体(超電導テープ)、19・・・テープ状の超電導素線、20・・・高抵抗化膜、25・・・超電導多心素線(超電導素線)、27・・・超電導体または超電導体となる材料、28・・・コア部、29・・・基地(シース材)、40・・・超電導ケーブル、47・・・フォーマ(管体)、P・・・転位ピッチ。
Claims (5)
- テープ状の超電導導体の複数本と、1本以上のテープ状の補強材とが転位撚り合わされてなる転位超電導テープユニットにおいて、前記転位超電導テープユニットの中央部に、縦に配置されたテープ状の補強材が通されたことを特徴とする転位超電導テープユニット。
- テープ状の超電導導体の複数本が転位撚り合わされてなる転位超電導テープユニットにおいて、前記転位超電導テープユニットの中央部に縦に配置されたテープ状の補強材が通されていることを特徴とする転位超電導テープユニット。
- テープ状の補強材は、非磁性金属材料又は非磁性のオーステナイト系金属材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載の転位超電導テープユニット。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の転位超電導テープユニットを用いたことを特徴とする超電導応用機器。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の転位超電導テープユニットが管体の周囲に巻回されてなることを特徴とする超電導ケーブル。
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