JP4312364B2 - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液体柔軟剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、洗濯機の大容量化にともない、一度に多量の衣料が洗濯されるようになった。また、環境保全の観点から1回の洗濯で用いられる水の量を低減化させることも行われている。このため、すすぎ水から洗浄剤に由来する界面活性剤が十分除去されない状態で柔軟剤が使用されることが予想され、その結果、柔軟効果の低下が懸念される。
【0003】
一方、柔軟剤に陽イオン性重合体を配合する技術が知られている。特開平4−228680号公報、特開平3−137280号公報には特定のアミノ基又は4級アンモニウム基を有する重合体を配合した柔軟剤組成物が開示されている。また、特表平2000−503735号公報にはカチオン性ポリマーを含有した柔軟剤組成物が開示されている。しかしながらこれら公報に記載の組成物を、上記したような不十分なすすぎの条件で使用しても柔軟効果の低下を抑制するものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、界面活性剤の残存等、すすぎ条件としては不利な状況で用いても、柔軟効果に優れる柔軟剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a)下記一般式(1)の化合物及び/又は下記一般式(2)の化合物を重合して得られる重量平均分子量が100,000〜6,000,000の重合体〔以下、(a)成分という〕、並びに(b)分子中に1つ以上の炭素数14〜36のアルキル基又はアルケニル基を有する水不溶性の4級アンモニウム塩又は3級アミン若しくはその塩〔以下、(b)成分という〕、を含有する液体柔軟剤組成物を提供する。
【0006】
【化2】
【0007】
[式中;R1、R2、R3は水素原子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基であり、Xは炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR8−、−CONHR8−、−OCOR8−、−R9−OCO−R8−から選ばれる基である。ここでR8、R9は炭素数1〜5のアルキレン基である。R5は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基か又はR1R2C=C(R3)−X−である。R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、Y-は陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい芳香族スルホン酸イオンである。]
【0008】
【発明の実施の形態】
<(a)成分>
本発明の(a)成分は上記一般式(1)の化合物及び/又は下記一般式(2)の化合物(以下モノマーA群とする)を重合して得られる重量平均分子量が100,000〜6,000,000、好ましくは200,000〜5,000,000の水不溶性の重合体である。ここで重量平均分子量はアセトニトリルと水の混合溶媒(リン酸緩衝液)を展開溶媒とし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエチレングリコールを標準物質として求めたものである。
【0009】
一般式(1)の化合物で好ましい具体的化合物としては、アクリロイル(又はメタクリロイル)アミノアルキル(炭素数1〜5)−N,N,N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩、アクリロイル(又はメタクリロイル)オキシアルキル(炭素数1〜5)−N,N,N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩、N−(ω−アルケニル(炭素数2〜10))−N,N,N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩、N,N−ジ(ω−アルケニル(炭素数2〜10))−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩を挙げることができる。また、一般式(2)の化合物で好ましい具体的化合物としては、アクリロイル(又はメタクリロイル)アミノアルキル(炭素数1〜5)−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)アミン、アクリロイル(又はメタクリロイル)オキシアルキル(炭素数1〜5)−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)アミン、N−(ω−アルケニル(炭素数2〜10))−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)アミンを挙げることができる。本発明では特にN,N−ジアリル−N,N−ジメチルアンモニウム塩が良好である。
【0010】
本発明の(a)成分の重合体は、モノマーA群と、モノマーA群と重合可能な不飽和化合物(以下モノマーB群とする)とを共重合させた共重合体を使用することができ、この場合モノマーA群とモノマーB群の比率はモル比で[モノマーA群]/[モノマーA群+モノマーB群]=0.1〜1、特に0.2〜1であることが柔軟効果の点から好ましい。モノマーB群として下記(i)〜(iv)から選ばれるモノマーを用いることが好ましく、(i)、〜(iii)の化合物がより好ましく、特に柔軟効果の点から(i)、(ii)の化合物が最も好ましい。
【0011】
(i)アクリル酸又はその塩、メタクリル酸又はその塩、マレイン酸又はその塩、無水マレイン酸又はその塩、スチレンスルホン酸塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩、アリルスルホン酸塩、ビニルスルホン酸塩、メタリルスルホン酸塩、スルホプロピルメタクリレート、リン酸モノ−ω−メタクリロイルオキシアルキル(炭素数1〜12)から選ばれる陰イオン基含有化合物
(ii)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N−ビニル−2−カプロラクタム、N−ビニル−2−ピロリドンから選ばれるアミド基含有化合物
(iii)アクリル酸(又はメタクリル酸)アルキル(炭素数1〜5)、アクリル酸(又はメタクリル酸)2−ヒドロキシエチル、アクリル酸(又はメタクリル酸)−N,N−ジメチルアミノアルキル(炭素数1〜5)、酢酸ビニルから選ばれるエステル基含有化合物
(iv)エチレン、プロピレン、N−ブチレン、イソブチレン、N−ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテン、N−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンから選ばれるオレフィン系化合物。
【0012】
本発明の(a)成分は、例えばモノマーA群及び/又はモノマーB群とを一般的なラジカル重合反応により得ることができる。重合方法としては、塊重合、溶液重合あるいは乳化重合などを用いることができる。また、重合開始剤としては2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)、過酸化水素、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、過酢酸、過安息香酸、過硫酸塩を使用することができる。なお、重合体を構成している全モノマー単位あたりのモノマー単位Aの割合は、重合の際に配合するモノマーAと重合性の不飽和化合物の比率であってもよい。
【0013】
本発明で用いる(a)成分の重合体は、モノマーA群由来のモノマー単位およびモノマーB群由来のモノマー単位が、重合体中の主鎖または側鎖のいずれに存在していても構わない。また、モノマーA群およびモノマーB群が、ランダム重合したもの、ブロック重合したものでも、グラフト重合したものなどでも構わない。
【0014】
<(b)成分>
本発明の(b)成分は分子中に1つ以上の炭素数14〜36のアルキル基又はアルケニル基を有する水不溶性の4級アンモニウム塩又は3級アミンもしくはその塩であり、下記一般式(3)〜(5)の化合物が柔軟効果の点から好ましく、特に一般式(4)の化合物がすすぎ条件が不十分な状態でも高い柔軟効果を有するため好ましい。
【0015】
【化3】
【0016】
[式中、R10、R11、R12、R13の少なくとも2つが炭素数14〜22、好ましくは16〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又は置換されていても良い炭素数7〜13のベンジル基である。R14、R16はそれぞれ独立に炭素数14〜22、好ましくは14〜19のアルキル基又はアルケニル基を示し、V、Wはそれぞれ独立に−COO−、−CONR20−、−OCO−、−NR20CO−であり、好ましくは少なくともいずれか一方が−COO−又は−OCO−である。ここでR20は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくは水素原子を示す。また、R15、R17は炭素数1〜5のアルキレン基であり、R18、R19は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はR14−V−R15−である。Z-は無機又は有機の陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、硫酸イオン、リン酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の脂肪酸イオン、特に好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオンである。]。
【0017】
本発明では一般式(4)の化合物を(b)成分として使用する場合は、下記一般式(6)の化合物及び/又は一般式(7)の化合物から選ばれる化合物を併用することが柔軟効果の点から好ましい。
【0018】
【化4】
【0019】
[式中、R21は炭素数14〜22、好ましくは14〜19のアルキル基又はアルケニル基を示し、Tは−COO−、−CONR26−、−OCO−、−NR26CO−から選ばれる基である。ここでR26は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキレン基、好ましくは水素原子を示す。また、R22、R23は炭素数1〜5のアルキレン基であり、R24、R25は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキレン基を示す。Z-は前述と同一の意味である。]。
【0020】
本発明では[一般式(4)の化合物]/[一般式(6)の化合物及び/又は一般式(7)の化合物]を、70/30〜99/1、更に80/20〜95/5の重量比率で含有することが好ましい。
【0021】
本発明では(b)成分として一般式(4)の化合物、更にこれと一般式(6)の化合物とを使用する場合、これらは塩の状態であってもよく、用いる酸は塩酸、硫酸、リン酸、炭素数1〜12の脂肪酸又は炭素数1〜3のアルキル硫酸が好ましい。また、これら化合物を塩で用いる場合は、一般式(4)の化合物及び/又は一般式(6)の化合物を予め酸で中和した後、配合してもよく、組成物に配合した後、酸で中和してもよい。
【0022】
なお、本発明において、水不溶性とは、20℃のイオン交換水100gに溶解する重量が0.1g未満であることをいい、これは「化学大辞典」第9巻(1989年8月15日、共立出版株式会社)の399頁「溶解度試験」の項に記載の方法で測定することができる。
【0023】
<液体柔軟剤組成物>
本発明の液体洗浄剤組成物は、すすぎ条件の不十分な状態でも柔軟効果を満足できるレベルに改善するために、(a)成分を0.01〜10重量%、更に0.01〜5重量%、特に0.1〜5重量%含有することが好ましい。また、(b)成分は、柔軟効果の点から、3〜50重量%、更に3〜40重量%、特に5〜35重量%含有することが好ましい。また、(a)成分/(b)成分は、貯蔵安定性の点から、重量比で1/50〜1/2、特に1/40〜1/3が良好である。
【0024】
本発明の液体柔軟剤組成物は、(a)成分及び(b)成分を水で希釈した水溶液の形態が好ましい。使用する水は蒸留水又はイオン交換水が好ましい。また、水は組成物中に40〜90重量%、好ましくは50〜85重量%配合することが貯蔵安定性の点で望ましい。
【0025】
さらに、本発明の液体柔軟剤組成物は、柔軟効果及び貯蔵安定性の点から、組成物の20℃におけるpHを1〜8、好ましくは2〜7に調整することが好ましい
本発明の液体柔軟剤組成物は、貯蔵安定性の点から、上記(a)及び(b)成分に加えて更に非イオン界面活性剤及び/又は陰イオン界面活性剤〔以下、(c)成分という〕を含有することが好ましい。
【0026】
(c)成分のうち、非イオン界面活性剤としては、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましく、特に下記一般式(8)の非イオン界面活性剤が良好である。
R27−U−[(R28O)p−H]q (8)
[式中、R27は、炭素数10〜18、好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R28は炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。また、pは2〜100、好ましくは5〜80、特に好ましくは10〜60の数を示す。さらにUは−O−又は−CON−、−N−であり、Uが−O−の場合はqは1であり、Uが−CON−又は−N−の場合はqは2である。]。
【0027】
一般式(8)の化合物の具体例としては以下の化合物を挙げることができる。R27−O−(C2H4O)r−H
[式中、R27は前記の意味を示す。rは8〜100、好ましくは20〜60の数である。]
R27−O−(C2H4O)s(C3H6O)t−H
[式中、R27は前記の意味を示す。s及びtはそれぞれ独立に2〜40、好ましくは5〜40の数であり、エチレンオキシド(以下、EOと表記する)とプロピレンオキシドはランダムあるいはブロック付加体であってもよい。]
【0028】
【化5】
【0029】
本発明の液体柔軟剤組成物は、非イオン界面活性剤を、安定性の点から、0.5〜10重量%、更に1〜8重量%含有することが好ましい。
【0030】
本発明では、繊維製品の風合いを向上させる目的で陰イオン界面活性剤、中でも脂肪酸又はその塩類を配合することが好ましく、具体的にはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、あるいはこれらの混合物であり、特にラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸から選ばれる1種以上が良好である。また、ヤシ油、パーム油、パーム核油、牛脂から誘導されるアルキル組成を有する脂肪酸も好ましい。
【0031】
本発明の液体柔軟剤組成物は、陰イオン界面活性剤を、繊維製品の風合いを向上させる目的で、0.01〜10重量%、更に0.01〜5重量%含有することが好ましい。特に、上記脂肪酸又はその塩を0.01〜5重量%、更に0.01〜3重量%含有することが好ましい。
【0032】
また、本発明の液体柔軟剤組成物は、貯蔵安定性の点から、炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸と多価アルコールとのエステル化合物を0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%含有することが好ましい。エステル化合物としては、トリグリセライド、ジグリセライド、モノグリセライド、ペンタエリスルトールのモノ、ジ、トリエステル、ソルビタンエステルが好ましい。
【0033】
本発明の液体柔軟剤組成物は、無機塩、例えば塩化カルシウムなどを0〜1000ppm、好ましくは10〜500ppm含有することが、貯蔵安定性の点で望ましい。但し、脂肪酸塩類などの界面活性剤にはナトリウム塩やカリウム塩が含まれているが、このような界面活性剤の使用によって組成物に混入する無機塩は上記制限を受けるものではない。
【0034】
さらに本発明の液体柔軟剤組成物は、エタノールやイソプロパノール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール及びポリオキシエチレンフェニルエーテルから選ばれる溶媒成分を含有することが、貯蔵安定性の点から好ましい。これら溶媒成分は組成物中に0〜20重量%、特に0.5〜10重量%含有されることが好ましい。なお、エタノールを使用する場合は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩変性エタノールや8−アセチル化蔗糖変性エタノールを使用することが望ましい。
【0035】
本発明の液体柔軟剤組成物は、通常繊維処理剤に配合されるシリコーン、香料(特に好ましくは特開平8−11387号公報記載の成分(c)及び(d)にて示された香気成分の組み合わせ)あるいは色素等の成分を含有しても差し支えない。
【0036】
【実施例】
<配合成分>
以下に実施例に用いた成分を示す。
・A−1:N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリル酸アミド、アクリルアミド及びアクリル酸の70:2:28(モル比)共重合体、重量平均分子量20万・A−2:塩化ジアリルジメチルアンモニウム化合物とアクリル酸の8:2(モル比)共重合体、重量平均分子量170万
【0037】
【化6】
【0038】
・C−1:炭素数12の飽和アルコールにEOを平均21モル付加させたもの
・C−2:ジエタノールアミドにEO平均20モル付加させたものとラウリン酸のアミド化物
・C−3:ステアリン酸
・D−1:ステアリン酸モノ、ジ、トリグリセリド混合物(モノ:ジ:トリ=60:35:5)
・E−1:エチレングリコール
・E−2:塩化カルシウム
・E−3:色素(アシッドブルー9)
・E−4:香料。
【0039】
<組成物の調製方法>
A−1、A−2成分、C−1〜C−3成分、E−1、E−2成分をイオン交換水に溶解させ、60℃に加熱する。これにB−1〜B−4成分とD−1成分を加え、ホモミキサーで撹拌しながら6規定塩酸水溶液と48%水酸化ナトリウム水溶液で所望のpHに調整し、室温に冷却後、E−3、E−4成分を加える。
【0040】
<処理方法>
アルキル(炭素数12〜14)ベンゼンスルホン酸ナトリウムを10ppm含有し、炭酸ソーダでpHを7.5(20℃)に調整した水道水が30リットル入った洗濯機(東芝製2槽式洗濯機VH−360S1)に、ブラウス(アクリル60%、ポリエステル20%、ナイロン20%)5枚を入れて、更に表1の柔軟剤組成物7mlを添加して5分間攪拌した。その後、脱水し自然乾燥した。
【0041】
<柔軟性の評価方法>
上述の処理をしたブラウスと表1の組成物を用いずに同様の処理を行ったブラウス(対照)の感触を、10人のパネラー(30代男性10人)により評価し、下記の基準で判定し、平均点を求めた。平均点が2.5以上を◎、2以上2.5未満を○、1以上2未満を□、0.5以上1未満を△、0.5未満を×として評価し表1に示した。
+3:対照より非常に柔らかい
+2;対照より柔らかい
+1;対照よりやや柔らかい
0;対照と同等である
【0042】
【表1】
Claims (2)
- (a)下記一般式(1)の化合物及び/又は下記一般式(2)の化合物(以下モノマーA群とする)と、下記(i)から選ばれる、モノマーA群と重合可能な不飽和化合物(以下モノマーB群とする)とを重合して得られる重量平均分子量が100,000〜6,000,000の重合体、並びに(b)分子中に1つ以上の炭素数14〜36のアルキル基又はアルケニル基を有する水不溶性の4級アンモニウム塩又は3級アミン若しくはその塩、を含有する液体柔軟剤組成物。
[式中、R1、R2、R3は水素原子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基であり、Xは炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR8−、−CONHR8−、−OCOR8−、−R9−OCO−R8−から選ばれる基である。ここでR8、R9は炭素数1〜5のアルキレン基である。R5は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はR1R2C=C(R3)−X−である。R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、Y-は陰イオン基である。]
(i)アクリル酸又はその塩、メタクリル酸又はその塩、マレイン酸又はその塩、無水マレイン酸又はその塩、スチレンスルホン酸塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩、アリルスルホン酸塩、ビニルスルホン酸塩、メタリルスルホン酸塩、スルホプロピルメタクリレート、リン酸モノ−ω−メタクリロイルオキシアルキル(炭素数1〜12)から選ばれる陰イオン基含有化合物 - モノマーA群とモノマーB群の比率が、モル比で[モノマーA群]/[モノマーA群+モノマーB群]=0.1〜0.8である、請求項1記載の液体柔軟剤組成物。
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