JP4033937B2 - ソレノイドバルブの異常検出装置 - Google Patents
ソレノイドバルブの異常検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4033937B2 JP4033937B2 JP03534097A JP3534097A JP4033937B2 JP 4033937 B2 JP4033937 B2 JP 4033937B2 JP 03534097 A JP03534097 A JP 03534097A JP 3534097 A JP3534097 A JP 3534097A JP 4033937 B2 JP4033937 B2 JP 4033937B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solenoid valve
- valve coil
- power supply
- microcomputer
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/18—Circuit arrangements for obtaining desired operating characteristics, e.g. for slow operation, for sequential energisation of windings, for high-speed energisation of windings
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/50—Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
- G01R31/72—Testing of electric windings
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は ソレノイドバルブ(電磁弁)の異常検出装置に係わり、特に車両の電子式ブレーキ制御システム等に用いられるソレノイドバルブの異常の検出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、例えば特願平8−250702号等に、車両における電子式ブレーキ制御システムに係わる技術を出願している。この電子式ブレーキ制御システムにおいては、液圧制御弁(ソレノイドバルブ)を用いてホイールシリンダの液圧を制御するようになっており、このソレノイドバルブは電子回路によって構成された制御装置によってソレノイドバルブコイルへの通電が調整されることにより、その作動が制御されるようになっている。このようなソレノイドバルブについては、車両という安全性が重視される装置に使用されるため、その異常を素早く検出する必要がある。
【0003】
例えば、このようなソレノイドバルブの異常を検出する異常検出装置には、図6に示すような回路構成のものがある。この回路において、符号1は自動車のバッテリ、2はリレー(第1のスイッチ手段)、3はソレノイドバルブコイル、4はスイッチング用FET(電界効果型トランジスタ;第2のスイッチ手段)、5はリレー2を駆動するリレー駆動回路、6はスイッチング用FET4を駆動するFET駆動回路、7はマイクロコンピュータ(検出手段)、8は抵抗分圧器、8a,8bは抵抗分圧器8を形成する高抵抗値の抵抗器、9はバッテリ電力供給ライン(配線)、10はソレノイドバルブコイル接続ラインのうちの電力供給ライン(配線)、11はソレノイドバルブコイル接続ラインのうちの接地ライン(配線)である。また、P1、P2はマイクロコンピュータ7のデジタル出力ポート、P3はマイクロコンピュータ7のデジタル入カポートである。
【0004】
バッテリ1のマイナス端子(他端)は接地され、プラス端子(一端)はバッテリ電力供給ライン9を介してリレー2に接続され、該リレー2の他端には電力供給ライン10を介してソレノイドバルブコイル3が接続され、ソレノイドバルブコイル3の他端には接地ライン11を介してスイッチング用FET4の例えばドレイン端子が接続され、さらにはスイッチング用FET4のソース端子は接地されている。すなわち、リレー2はソレノイドバルブコイル3の電力供給ライン10側に接続されるとともに、スイッチング用FET4はソレノイドバルブコイル3の接地ライン11側に接続され、リレー2とソレノイドバルブコイル3とスイッチング用FET4とからなる直列接続回路がバッテリ1の両端に接続されている。
【0005】
さらに、リレー駆動回路5は上記デジタル出力ポートP1の出力信号によって駆動され、FET駆動回路6はデジタル出力ポートP2の出力信号によって駆動されるようになっている。また、接地ライン11は、抵抗分圧器8を介して上記デジタル入カポートP3に接続される、つまり接地ライン11の電圧は高抵抗値の抵抗器8a,8bによって分圧されてデジタル入カポートP3に入力されるようになっている。上述した各構成要素のうち、バッテリ電力供給ライン9、リレー2、電力供給ライン10、接地ライン11、及びスイッチング用FET4は、ソレノイドバルブコイル3に駆動電流を供給する給電系を構成するものである。
【0006】
このように構成されたソレノイドバルブの異常検出装置では、マイクロコンピュータ7のデジタル出カポートP1,P2からリレー2あるいはスイッチング用FET4を各種の組み合わせでオン/オフさせる信号を出力し、このときにデジタル入力ポートP3に入力される信号を検出して、ソレノイドバルブコイル3及び上記給電系の異常を検出するようになっている。
【0007】
例えば、上記バッテリ電力供給ライン9、リレー2、ソレノイドバルブコイル3の電力供給ライン10、ソレノイドバルブコイル3、ソレノイドバルブコイル3の接地ライン11、およびスイッチング用FET4の正常作動状態において、マイクロコンピュータ7のデジタル出カポートP1,P2からの出力信号によってリレー2およびスイッチング用FET4がオフ状態とされた場合に、ソレノイドバルブコイル3は通電されないためにマイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP3へは「L(ロー)」レベルの入力信号が供給されることになる。
【0008】
一方、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1,P2の出力信号によりリレー2をオン状態、かつスイッチング用FET4をオフ状態とすると、リレー2とソレノイドバルブコイル3と抵抗器8a,8bからなる直列回路にバッテリ1から電流が通電されることになる。この場合、抵抗器8a,8bが高抵抗値であるため、ソレノイドバルブコイル3には該ソレノイドバルブ3を駆動するのに十分な電流が通電されないが、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP3には、抵抗器8a,8bからなる抵抗分圧器8を介して「H(ハイ)」レベルの信号が入力される。
【0009】
さらに、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1、P2の出力信号によりリレー2およびスイッチング用FET4をオン状態とした場合、ソレノイドバルブコイル3には該ソレノイドバルブ3を駆動するのに十分な電流が通電され、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP3の入力は「L(ロー)」レベルとなる。
【0010】
ここで、バッテリ電力供給ライン9、ソレノイドバルブコイル3の電源供給ライン10,接地ライン11、リレー2あるいはスイッチング用FET4に異常が発生した場合には以下のような状態が招来する。
【0011】
すなわち、例えば電源供給ライン10あるいは接地ライン11がバッテリ電力供給ライン9と短絡した場合には、マイクロコンピュータ7がデジタル出力ポートP1、P2からリレー2及びスイッチング用FET4をオフ状態とする信号を出力しているにもかかわらず、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP3には「H(ハイ)」レベルの信号が入力される。
【0012】
また、電源供給ライン10あるいは接地ライン11が断線または接地された場合、バッテリ電力供給ライン9が断線した場合、あるいはリレー駆動回路5やリレー2の故障により該リレー2がオン状態とならない場合には、マイクロコンピュータ7がデジタル出力ポートP1からリレー2をオン状態、かつデジタル出力ポートP2からスイッチング用FET4をオフ状態とする信号を出力しているにもかかわらず、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP3には「L(ロー)」レベルの信号が入力される。
【0013】
FET駆動回路6やスイッチング用FET4の故障により該スイッチング用FET4がオン状態とならない場合には、マイクロコンピュータ7がデジタル出力ポートP1,P2からリレー2及びスイッチング用FET4を共にオン状態とする信号を出力しているにもかかわらず、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP3には「H(ハイ)」レベルの信号が入力される。
【0014】
このようなソレノイドバルブコイル3への給電系の異常状態に対して、上記従来のソレノイドバルブの異常検出装置は、上述したようにリレー2あるいはスイッチング用FET4を上記各種の作動状態とした場合におけるデジタル入力ポートP3の電圧レベルを確認することにより検出している。例えば、電力供給ライン10あるいは接地ライン11が接地または断線したような異常の発生は、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からリレー2をオン状態とする信号を出力し、リレー2がオン状態となった時点でマイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP3の電圧レベルが「H(ハイ)」レベルとなるか否かをマイクロコンピュータ7によって検出することによって行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電力供給ライン10あるいは接地ライン11の接地または断線の発生はリレー2をオン状態として検出されるため、例えば電力供給ライン10が接地するような異常が発生している場合には、バッテリ電力供給ライン9とリレー2にはバッテリ1から大電流が流れて破損する場合がある。また、ソレノイドバルブコイル3が低抵抗値を有し、抵抗分圧器8を形成する抵抗器8a,8bが高抵抗値を有するため、例えばソレノイドバルブコイル3の両端が短絡した場合にリレー2をオン状態としたときのマイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP3の電圧レベルは、ソレノイドバルブコイル3が正常な場合の上記電圧レベルに対して微小な変化しか示さない。したがって、ソレノイドバルブコイル3の短絡等を検出することができないという問題点がある。
【0016】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、以下の点を目的とするものである。
(1)異常検出時におけるソレノイドバルブコイルの給電系の破損を防止することが可能なソレノイドバルブの異常検出装置を提供する。
(2)自動車のバッテリを直接用いることなく、ソレノイドバルブコイルの給電系の異常を検出することが可能なソレノイドバルブの異常検出装置を提供する。(3)ソレノイドバルブコイルの両端の短絡を正確に検出することが可能なソレノイドバルブの異常検出装置を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、バッテリからの駆動電流が通電されることでソレノイドバルブを作動させるソレノイドバルブコイルと、該ソレノイドバルブコイルの一端と前記バッテリとの間に備えられる第1のスイッチ手段、ソレノイドバルブコイルの他端とグランドとの間に備えられる第2のスイッチ手段、及びバッテリと前記第1,第2のスイッチ手段とソレノイドバルブコイルとを各々に接続する複数の配線を備え、ソレノイドバルブコイルに駆動電流を供給する給電系と、ソレノイドバルブコイルの一端あるいは他端に接続され、前記駆動電流のソレノイドバルブコイルへの通電が遮断されると、微少なテスト電流をソレノイドバルブコイルに供給するテスト用電源系と、第1,第2のスイッチ手段の作動を制御するとともに、該作動状態に応じたソレノイドバルブコイルの一端あるいは他端のうち前記テスト用電源系とは異なる側の端部の電圧に基づいて前記給電系の異常を検出する検出手段とを具備する手段が採用される。また、上記手段において、検出手段はマイクロコンピュータであり、テスト用電源系は該マイクロコンピュータのデジタル出力ポートをテスト電流の供給源とするという手段が採用される。さらに、バッテリからの駆動電流が通電されるとソレノイドバルブを作動させるソレノイドバルブコイルと、ソレノイドバルブコイルの一端とバッテリとの間に備えられる第1のスイッチ手段、ソレノイドバルブコイルの他端とグランドとの間に備えられる第2のスイッチ手段、及びバッテリと前記第1,第2のスイッチ手段とソレノイドバルブコイルとを各々に接続する複数の配線を備え、ソレノイドバルブコイルに駆動電流を供給する給電系と、ソレノイドバルブコイルの一端あるいは他端に接続され、前記駆動電流のソレノイドバルブコイルへの通電が遮断されると、微少なテスト電流をソレノイドバルブコイルに供給するテスト用電源系と、ソレノイドバルブコイルの一端の電圧と他端の電圧との差を増幅する差動増幅器と、第1,第2のスイッチ手段の作動を制御するとともに、差動増幅器の出力電圧に基づいて給電系の異常を検出する検出手段とを具備するという手段が採用される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図5を参照して、本発明に係わるソレノイドバルブの異常検出装置の複数の実施形態について説明する。
【0019】
〔第1実施形態〕
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。なお、この図において、既に説明した図6に記載の構成要素と同一の構成要素については同一符号が付してある。よって、これらの構成要素については、説明を省略する。この図において、符号20はテスト用電源、21はテスト用電源20に一端が接続された高抵抗値の電流制限用抵抗器、22はアノード端子が電流制限用抵抗器21の他端に、またカソード端子がソレノイドバルブコイル3の電力供給ライン10にそれぞれ接続されたダイオード、さらにマイクロコンピュータ7においてP6はアナログ入力ポートである。
【0020】
すなわち、テスト用電源20の出力は、電流制限用抵抗器21及びダイオード22からなる直列回路を介してソレノイドバルブコイル3の電力供給ライン10に供給されるようになっている。なお、テスト用電源20と電流制限用抵抗器21とダイオード22とは、テスト用電源系を構成するものである。
【0021】
ここで、テスト用電源20の出力電圧は、バッテリ1の出力電圧よりも小さな値に設定されているので、リレー2(第1のスイッチ手段)が閉じた状態においてソレノイドバルブコイル3の一端となる電力供給ライン10(配線)にはバッテリ1の出力が供給されることになる。一方、リレー2が開放された状態においては、ダイオード22が導通するので電力供給ライン10にはテスト用電源20の出力が供給され、この場合、電流制限用抵抗器21が高抵抗値に設定されているためソレノイドバルブコイル3には、ソレノイドバルブが駆動されることのない微少なテスト電流が供給されることになる。
【0022】
上記構成の本実施形態において、バッテリ電力供給ライン9 ( 配線 ) 、リレー2、ソレノイドバルブコイル接統ラインの電力供給ライン10と接地ライン11 ( 配線 ) 、あるいはスイッチング用FET4(第2のスイッチ手段)が正常状態にある場合、マイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6には以下のような信号が入力される。
【0023】
すなわち、リレー2がマイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からリレー駆動回路5に供給された信号によってオフ状態(開放状態)とされ、かつスイッチング用FET4がマイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP2からFET駆動回路6に供給された信号によってオフ状態とされた場合、ソレノイドバルブコイル3には、ダイオード22および電流制限用抵抗器21を介してテスト用電源20からテスト電流が供給される。
【0024】
この場合、マイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6には、概略してテスト用電源20の出力電圧が電流制限用抵抗器21と抵抗分圧器8の抵抗器8aの直列抵抗値と抵抗器8bによって分圧された電圧の信号が入力される。なお、この状態では、電流制限用抵抗器21、抵抗器8a、あるいは抵抗器8bが高抵抗値を有するので、ソレノイドバルブコイル3にはソレノイドバルブを駆動するのに十分な電流が通電されず、ソレノイドバルブは作動しない。
【0025】
また、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からの出力信号によりリレー2がオン状態(導通状態)とされると、電力供給ライン10にはバッテリ1の出力電圧が供給される。そして、マイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6には、バッテリ1の出力電圧が抵抗分圧器8によって分圧された電圧の信号が入力されることになる。なお、この場合においても、抵抗器8a,8bは高抵抗値を有するので、ソレノイドバルブは駆動されない。また、バッテリ1からテスト用電源20への電流の流れはダイオード22によって阻止される。
【0026】
このようにリレー2をオン状態とした後に、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP2からの出力信号によってスイッチング用FET4をオン状態とすると、ソレノイドバルブコイル3にはバッテリ1からソレノイドバルブを駆動するのに十分な電流が通電され、このときマイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6には、ほぼゼロ電位の信号が供給される。
【0027】
さらに、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1,P2からの出力信号によってリレー2がオフ状態かつスイッチング用FET4がオン状態とされた場合においても、マイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6には、ゼロ電位の信号が供給されることになる。
【0028】
次に、バッテリ電力供給ライン9、リレー2、ソレノイドバルブコイル接続ラインの電力供給ライン10と接地ライン11、あるいはスイッチング用FET4に短絡や接地等の異常が発生した場合には、以下のような電圧の信号がマイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6に供給されることになる。
【0029】
例えば、電力供給ライン10あるいは接地ライン11が接地あるいは断線するような異常が発生した場合、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1,P2の出力信号の如何に係わらず、マイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6にはゼロ電位の信号が供給されることになる。
【0030】
また、FET駆動回路6またはスイッチング用FET4の故障により該スイッチング用FET4がオン状態とならない異常が発生した場合には、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からの出力信号によってリレー2をオフ状態、デジタル出力ポートP1からの出力信号によってスイッチング用FET4をオン状態とする信号を出力しているにも係わらず、マイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6には、テスト用電源20の出力電圧が電流制限用抵抗器21と抵抗分圧器8によって分圧された電圧の信号つまりゼロ電位ではない信号が入力される。
【0031】
つまり、マイクロコンピュータ7は、デジタル出力ポートP1からの出力信号によってリレー2をオン状態とする前に、テスト用電源20の出力電圧に基づいて、電力供給ライン10あるいは接地ライン11に接地あるいは断線するような異常が発生したことを検出することができる。
【0032】
また、バッテリ電力供給ライン9の断線あるいはリレー駆動回路5またはリレー2の故障により該リレー2がオン状態とならないような異常が発生したときには、マイクロコンピュータ7がデジタル出力ポートP1からの出力信号によってリレー2をオン状態、またデジタル出力ポートP2からの出力信号によってスイッチング用FET4をオフ状態とする信号を出力しているにも係わらず、マイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6には、テスト用電源20の出力電圧が電流制限用抵抗器21と抵抗分圧器8を形成する抵抗器8a,8bとによって分圧された電圧の信号が入力される。
【0033】
上記のようにアナログ入力ポート6の電圧の信号を検出することによってマイクロコンピュータ7は、バッテリ電力供給ライン9またはリレー2に異常が発生したことを検出することができる。異常検出のためには、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からの出力信号によってリレー2をオン状態としてバッテリ1の出力を電力供給ライン10に供給することになる。しかし、上記検出動作に基づいてリレー2をオン状態とするのを禁止することにより、リレー2をオン状態とすることで大電流が流れて各部品が損傷してしまうことを防止することができる。
【0034】
車両用電子式制御装置では、車両各部を駆動するソレノイドバルブが複数配されるが、これらのソレノイドバルブについても上述したと同様の手段によってソレノイドバルブコイルの給電系の異常をより的確に検出することができる。
【0035】
〔第2実施形態〕
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態において、テスト用電源20と電流制限用抵抗器21とダイオード22とから構成されるテスト用電源系をソレノイドバルブコイル3の接地ライン11に接続し、かつソレノイドバルブコイル3の電力供給ライン10の信号を抵抗分圧器8を介してマイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP6に入力するように変更したものである。この他の構成については、第1実施形態の構成と同様である。すなわち、ダイオード22のカソード端子は接地ライン11に接続されてテスト電流を供給し、電力供給ライン10の信号は抵抗器8aと抵抗器8bとによって分圧されてアナログ入力ポートP6に入力される。
【0036】
このような構成においても、第1実施形態の構成と同様にテスト用電源系から供給される電流に基づいて、バッテリ電力供給ライン9、リレー2、電力供給ライン10、接地ライン11、あるいはスイッチング用FET4の異常を検出することができる。また、図示しない他の複数のソレノイドバルブについても上述した第1実施形態と同様な方法により異常検出を行なうことができる。
【0037】
〔第3実施形態〕
また、図3を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
この実施形態は、図示するように、上記第1実施形態において、テスト用電源20の代わりにマイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP4から電圧を供給し、かつ定電圧ダイオード23をマイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP5と接地点(GND)との間に、デジタル入力ポートP5にカソード端子を、接地点(GND)にアノード端子を接続する極性で接続したものである。なお、定電圧ダイオード23のクランプ電圧は、マイクロコンピュータ7が「H(ハイ)」レベルと認識する電圧に設定されている。
【0038】
テスト用電源系からソレノイドバルブコイル3の給電系に供給される電流はソレノイドバルブを駆動できない微少なもので良いので、上記デジタル出力ポートP4からテスト電流を供給することが可能である。また、定電圧ダイオード23を上述のように挿入することによって、デジタル入力ポートP5に異常な高電圧が印加されないようにしたものである。
【0039】
このような構成において、バッテリ電力供給ライン9、リレー2、ソレノイドバルブコイル接続ラインの電力供給ライン10と接地ライン11、あるいはスイッチング用FET4が正常状態にある場合、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP5には、以下のような信号が入力される。
【0040】
すなわち、ソレノイドバルブコイル3に通電を行なう前に、リレー2はマイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からの出力信号により、またスイッチング用FET4はデジタル出力ポートP2からの出力信号によりそれぞれオフ状態とされ、電力供給ライン10には、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP4の出力信号が電流制限用抵抗器21及びダイオード22を介して供給される。例えば、該デジタル出力ポートP4から「H(ハイ)」レベルの信号が出力されると、分圧比を高く設定する抵抗分圧器8により、マイクロコンピュータ7が「H(ハイ)」レベルと認識する電圧がデジタル入力ポートP5に入力される。
【0041】
上記と同様の状態において、デジタル出力ポートP4から「L(ロー)」レベルの信号を出力すると、デジタル入力ポートP5には「L(ロー)」レベルの信号が入力される。そして、ソレノイドバルブコイル3に通電を行なう準備のために、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からの出力信号によってリレー2をオン状態とすると、電力供給ライン10の電位はバッテリ1の出力電圧となるため、ダイオード22が遮断されて、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP4から出力される信号のレベルに係わらずソレノイドバルブコイル3へのテスト電流の供給は遮断される。
【0042】
このとき、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP5には、定電圧ダイオード23によってクランプされた電圧が印加される。すなわち、マイクロコンピュータ7が「H(ハイ)レベル」と認識する電圧がデジタル入力ポートP5に入力される。また、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からの出力信号によってリレー2をオン状態とした後、デジタル出力ポートP2からの出力信号によってスイッチング用FET4をオン状態とすることにより、ソレノイドバルブコイル3に通電を行なうことができ、このとき接地ラインが接地されるのでマイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP5には「L(ロー)」レベルの信号が入力される。
【0043】
また、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1からの出力信号によってリレー2をオフ状態かつデジタル出力ポートP2からの出力信号によってスイッチング用FET4をオン状態とすると、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP4からの出力信号のレベルの如何に係わらず、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP5には「L(ロー)」レベルの信号が入力される。
【0044】
一方、バッテリ電力供給ライン9、リレー2、ソレノイドバルブコイル接続ラインの電力供給ライン10と接地ライン11、あるいはスイッチング用FET4に異常が発生している場合、上記デジタル入力ポートP5には以下のようなレベルの信号が入力される。
【0045】
すなわち、電力供給ライン10あるいは接地ライン11がバッテリ電力供給ライン9と短絡するような異常が発生した場合には、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP5には正常時と同様に「H(ハイ)」レベルの信号が入力されるが、デジタル出力ポートP4からの出力信号が「L(ロー)」レベルである場合には、正常時と異なり「H(ハイ)」レベルの信号が入力される。
【0046】
また、電力供給ライン10あるいは接地ライン11が接地あるいは断線するような異常が発生した場合には、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP4からの出力信号が「H(ハイ)」レベルであると、デジタル入力ポートP5には正常時とは異なり「L(ロー)」レベルの信号が入力されることになる。
【0047】
さらに、FET駆動回路6またはスイッチング用FET4の故障により該スイッチング用FET4がオン状態とならない異常が発生した場合には、マイクロコンピュータ7がデジタル出力ポートP1からリレー2をオフ状態、デジタル出力ポートP2からスイッチング用FET4をオン状態とする信号をそれぞれ出力し、デジタル出力ポートP4から「H(ハイ)」レベルの信号を出力しているにも係わらず、デジタル入力ポートP5には正常時と異なり「H(ハイ)」レベルの信号が入力される。
【0048】
上述したように、マイクロコンピュータ7は、デジタル入力ポートP5に入力される信号のレベルに基づいて、デジタル出力ポートP1からの出力信号によってリレー2をオン状態とする前に、ソレノイドバルブコイル接続ラインの電力供給ライン10、接地ライン11、あるいはスイッチング用FET4のいずれかに異常が発生したことを検出することができる。
【0049】
なお、バッテリ電力供給ライン9の断線あるいはリレー駆動回路5またはリレー2の故障によりリレー2がオン状態とならないような異常が発生した場合には、マイクロコンピュータ7がデジタル出力ポートP1からリレー2をオン状態、デジタル出力ポートP2からスイッチング用FET4をオフ状態とする信号をそれぞれ出力し、かつデジタル出力ポートP4から「L(ロー)」レベルの信号を出力しているにも係わらず、マイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP5には正常時と異なり「L(ロー)」レベルの信号が入力されるため、マイクロコンピュータ7は、バッテリ電力供給ライン9あるいはリレー2に異常が発生したことを検出することができる。
【0050】
この異常の検出にはリレー2をオン状態とする必要があるが、これ以前の上記検出動作に基づいてリレー2をオン状態とすることを禁止することにより、リレー2をオン状態とすることにより大電流が流れて各部品を損傷することを防止することができる。また、図示しない他の複数のソレノイドバルブについても上述したと同様の手段によって異常を検出することができる。
【0051】
〔第4実施形態〕
次に、図4に示す回路を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。この実施形態の構成は、図4に示すように、上記第3実施形態において、テスト用電源系をソレノイドバルブコイル3の接地ライン11に接続し、かつソレノイドバルブコイル3の電力供給ライン10を抵抗分圧器8及び定電圧ダイオード23を介してマイクロコンピュータ7のデジタル入力ポートP5に供給するようにしたものである。なお、この他の構成については、第3実施形態の構成と同様である。
【0052】
すなわち、この実施形態の場合、ダイオード22のカソード端子は接地ライン11に接続されて電流制限用抵抗器21を介してマイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP4から供給されるテスト電流を接地ライン11に供給し、電力供給ライン10の信号は抵抗器8aと抵抗器8bと定電圧ダイオード23とを介してデジタル入力ポートP5に入力される。
【0053】
このような構成においても、上記第3実施形態の構成と同様にテスト用電源系を介してマイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP4から供給されるテスト電流に基づいて、バッテリ電力供給ライン9、リレー2、電力供給ライン10、接地ライン11、あるいはスイッチング用FET4の異常等を検出することができる。また、図示しない他の複数のソレノイドバルブについても上述した第3実施形態と同様の手順によって各部品の異常を検出することが可能であることは勿論である。
【0054】
〔第5実施形態〕
次に、図5に示す回路を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。上述した第1から第4実施形態は、ソレノイドバルブコイル3の両端の短絡検出を意図するものではなかった。本実施形態は、ソレノイドバルブコイル3の両端が短絡した場合における該両端の微少電位差の変化を検出するものである。
【0055】
なお、本実施形態は、図5に示すように、上記第1実施形態の回路構成にソレノイドバルブコイル3の両端の電位差を増幅する差動増幅器24を付加した構成になっているので、第1実施形態の回路構成と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】
図5に示すように、差動増幅器24は、演算増幅器24aと、該演算増幅器24aの正相入力端子(+)と上記電力供給ライン10との間に配される高抵抗値の抵抗器24bと、上記正相入力端子(+)と接地点との間に配される高抵抗値の抵抗器24cと、演算増幅器24aの逆相入力端子(−)と上記接地ライン11との間に配される高抵抗値の抵抗器24dと、上記逆相入力端子(−)と演算増幅器24aの出力端子(つまりマイクロコンピュータ7のアナログ入力ポートP3)との間に配される高抵抗値の抵抗器24eと、上記正相入力端子(+)にカソード端子を接続する極性で該正相入力端子(+)と逆相入力端子(−)との間に配される定電圧ダイオード24fとから構成される。なお、定電圧ダイオード24fは、演算増幅器24aを保護するために正相入力端子(+)と逆相入力端子(−)との間に介在されるものである。
【0057】
このように構成されたソレノイドバルブの異常検出装置によれば、ソレノイドバルブコイル3に通電するときには、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP1の出力信号によってリレー2を予めオン状態としておいてからスイッチング用FET4をオン状態として、ソレノイドバルブコイル3へのバッテリ1から駆動電流を供給する。一方、ソレノイドバルブを作動させない場合には、デジタル出力ポートP1の出力信号によってリレー2をオフ状態、かつデジタル出力ポートP2の出力信号によってスイッチング用FET4をオフ状態としてバッテリ1からのソレノイドバルブコイル3への駆動電流の供給を遮断し、テスト用電源20からテスト電流をソレノイドバルブコイル3に供給する。
【0058】
この場合、スイッチング用FET4がオフ状態にあるためテスト電流は流れず、よってソレノイドバルブコイル3の両端の電圧は等しくなり、差動増幅器24の出力電圧は略「0V(ボルト)」となる。続いて、デジタル出力ポートP2の出力信号によってスイッチング用FET4の動作状態がオフ状態からオン状態に変化すると、テスト電流は、テスト用電源20から電流制限用抵抗器21とダイオード22を介してソレノイドバルブコイル3を経由して接地点に流れる。
【0059】
ここで、ソレノイドバルブコイル3と上記テスト電流の通電経路が正常な場合には、ソレノイドバルブコイル3の両端には電位差が発生するので、差動増幅器24の出力電圧は、抵抗器24b〜24eの各抵抗値によって設定される増幅率に応じた電圧となる。マイクロコンピュータ7は、この電圧信号がアナログ入力ポートP6に入力されている間、ソレノイドバルブコイル3及びその経路(電力供給ライン10、接地ライン11、スイッチング用FET4からなる経路)が正常であると判断する。
【0060】
ところが、この状態において、ソレノイドバルブコイル3が短絡している場合には、スイッチング用FET4をオン状態にしてもソレノイドバルブコイル3の両端の電圧は等しく、差動増幅器24の出力電圧は概略0Vとなる。マイクロコンピュータ7は、この状態において差動増幅器24の出力電圧が「0V」つまりアナログ入力ポートP6に入力される信号のレベルが「0V」である場合に、ソレノイドバルブコイル3の短絡を判断する。
【0061】
これによって、マイクロコンピュータ7は、ソレノイドバルブコイル3の短絡故障を検出することができる。この検出動作に基づいてリレー2をオン状態、かつスイッチング用FET4をオン状態とすることを禁止することにより、該リレー2とスイッチング用FET4を同時にオン状態とすることにより大電流が流れて、各部品が損傷することを防止することができる。また、図示しない他の複数のソレノイドバルブについても上述したと同様の手段によって異常を検出することができる
【0062】
なお、本実施形態において、上記第3あるいは第4実施形態のように、テスト用電源20に代えて、マイクロコンピュータ7のデジタル出力ポートP4をテスト電流の供給源とすることが可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わるソレノイドバルブの異常検出装置によれば、以下のような効果を奏する。
(1)駆動電流が通電されるとソレノイドバルブを作動させるソレノイドバルブコイルと、ソレノイドバルブコイルの一端とバッテリとの間に備えれる第1のスイッチ手段とソレノイドバルブコイルの他端とバッテリとの間に備えれる第2のスイッチ手段、及びバッテリと前記第1,第2のスイッチ手段とソレノイドバルブコイルとを各々に接続する複数の配線を備え、ソレノイドバルブコイルに駆動電流を供給する給電系と、ソレノイドバルブコイルの一端あるいは他端に接続され、前記駆動電流のソレノイドバルブコイルへの通電が遮断されると、微少なテスト電流をソレノイドバルブコイルに供給するテスト用電源系と、第1,第2のスイッチ手段の作動を制御するとともに、該作動状態に応じたソレノイドバルブコイルの一端あるいは他端かつ前記テスト用電源系とは異なる側の電圧に基づいて前記給電系の異常を検出するコンピュータとを具備するので、バッテリを用いることなく、微少なテスト電流によって給電系を形成する第1,第2のスイッチ手段の動作異常及び各配線の短絡や接地あるいは断線等の異常を確認することが可能である。
(2)従来のようにバッテリを用いて給電系の異常を検出する場合、異常の内容によっては給電系に大電流が流れて給電系を形成する各構成要素を破損することが考えられるが、テスト電流は微少電流に設定されているため、各構成要素の破損を防止することができる。
(3)また、コンピュータのデジタル出力ポートをテスト電流の供給源とすることにより、別途テスト電流用のテスト用電源を設ける必要がない上に異常を検出するコンピュータの入力ポートをデジタル入力ポートとすることができるため、コストダウンを図ることが可能である。
(4)さらに、ソレノイドバルブコイルの一端の電圧と他端の電圧との差を増幅する差動増幅器を備え、この差動増幅器の出力電圧に基づいて給電系の異常をコンピュータによって検出することにより、ソレノイドバルブコイルの両端の短絡をも正確に検出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるソレノイドバルブの異常検出装置において、第1実施形態の構成を示す回路図である。
【図2】 本発明に係わるソレノイドバルブの異常検出装置において、第2実施形態の構成を示す回路図である。
【図3】 本発明に係わるソレノイドバルブの異常検出装置において、第3実施形態の構成を示す回路図である。
【図4】 本発明に係わるソレノイドバルブの異常検出装置において、第4実施形態の構成を示す回路図である。
【図5】 本発明に係わるソレノイドバルブの異常検出装置において、第5実施形態の構成を示す回路図である。
【図6】 従来のソレノイドバルブの異常検出装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1……バッテリ
2……リレー(第1のスイッチ手段)
3……ソレノイドバルブコイル
4……スイッチング用FET(第2のスイッチ手段)
5……リレー駆動回路
6……FET駆動回路
7……マイクロコンピュータ(検出手段)
8……抵抗分圧器
8a,8b,24b〜24e……抵抗器
9……バッテリ電力供給ライン(配線)
10……電力供給ライン(配線)
11……接地ライン(配線)
20……テスト用電源(テスト用電源系)
21……電流制限抵抗器(テスト用電源系)
22……ダイオード
24……差動増幅器
P1,P2……デジタル出力ポート
P4……デジタル出力ポート(テスト用電源系)
P3,P5……デジタル入カポート
P6……アナログ入カポート
Claims (3)
- バッテリ ( 1 ) からの駆動電流が通電されることでソレノイドバルブを作動させるソレノイドバルブコイル(3)と、
該ソレノイドバルブコイルの一端と前記バッテリ(1)との間に備えられる第1のスイッチ手段(2)、ソレノイドバルブコイルの他端とグランドとの間に備えられる第2のスイッチ手段(4)、及びバッテリと前記第1,第2のスイッチ手段とソレノイドバルブコイルとを各々に接続する複数の配線(9,10,11)を備え、ソレノイドバルブコイルに駆動電流を供給する給電系と、
ソレノイドバルブコイルの一端あるいは他端に接続され、前記駆動電流のソレノイドバルブコイルへの通電が遮断されると、微少なテスト電流をソレノイドバルブコイルに供給するテスト用電源系(20,21,22)と、第1,第2のスイッチ手段の作動を制御するとともに、該作動状態に応じたソレノイドバルブコイルの一端あるいは他端のうち前記テスト用電源系とは異なる側の端部の電圧に基づいて前記給電系の異常を検出する検出手段(7)とを具備することを特徴とするソレノイドバルブの異常検出装置。 - 請求項1記載のソレノイドバルブの異常検出装置において、検出手段はマイクロコンピュータであり、テスト用電源系は該マイクロコンピュータのデジタル出力ポート(P4)をテスト電流の供給源とすることを特徴とするソレノイドバルブの異常検出装置。
- バッテリ ( 1 ) からの駆動電流が通電されるとソレノイドバルブを作動させるソレノイドバルブコイル(3)と、ソレノイドバルブコイルの一端とバッテリ(1)との間に備えられる第1のスイッチ手段(2)、ソレノイドバルブコイルの他端とグランドとの間に備えられる第2のスイッチ手段(4)、及びバッテリと前記第1,第2のスイッチ手段とソレノイドバルブコイルとを各々に接続する複数の配線(9,10,11)を備え、ソレノイドバルブコイルに駆動電流を供給する給電系と、
ソレノイドバルブコイルの一端あるいは他端に接続され、前記駆動電流のソレノイドバルブコイルへの通電が遮断されると、微少なテスト電流をソレノイドバルブコイルに供給するテスト用電源系(20,21,22)と、ソレノイドバルブコイルの一端の電圧と他端の電圧との差を増幅する差動増幅器(24)と、第1,第2のスイッチ手段の作動を制御するとともに、差動増幅器の出力電圧に基づいて給電系の異常を検出する検出手段(7)とを具備することを特徴とするソレノイドバルブの異常検出装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03534097A JP4033937B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | ソレノイドバルブの異常検出装置 |
| DE19806821A DE19806821C2 (de) | 1997-02-19 | 1998-02-18 | Störungsfeststellungseinrichtung zur Feststellung einer Störung in einem Magnetventil |
| US09/024,581 US6147498A (en) | 1997-02-19 | 1998-02-18 | Device for detecting fault in solenoid valve |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03534097A JP4033937B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | ソレノイドバルブの異常検出装置 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10231947A JPH10231947A (ja) | 1998-09-02 |
| JPH10231947A5 JPH10231947A5 (ja) | 2005-01-13 |
| JP4033937B2 true JP4033937B2 (ja) | 2008-01-16 |
Family
ID=12439134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03534097A Expired - Fee Related JP4033937B2 (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | ソレノイドバルブの異常検出装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6147498A (ja) |
| JP (1) | JP4033937B2 (ja) |
| DE (1) | DE19806821C2 (ja) |
Families Citing this family (35)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19956127A1 (de) * | 1999-11-12 | 2001-05-17 | Siemens Ag | Schaltungsanordnung zum Betrieb eines Arbeitsmagneten |
| DE10025908A1 (de) * | 2000-05-26 | 2001-08-02 | Voith Turbo Kg | Leistungsschalter |
| US6917203B1 (en) | 2001-09-07 | 2005-07-12 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Current signature sensor |
| US6759851B2 (en) | 2002-07-02 | 2004-07-06 | Delphi Technologies, Inc. | Method and apparatus for control and fault detection of an electric load circuit |
| US6960918B2 (en) * | 2003-01-28 | 2005-11-01 | Delphi Technologies, Inc. | Method and apparatus for control and fault detection of a remote electrical motor |
| JP2007027465A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Aisin Seiki Co Ltd | リニアソレノイドの駆動回路 |
| CN100543483C (zh) * | 2006-07-05 | 2009-09-23 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 螺线管测试装置 |
| US8686738B2 (en) * | 2006-07-24 | 2014-04-01 | Newire, Inc. | Electrical safety devices and systems for use with electrical wiring, and methods for using same |
| TWI477016B (zh) | 2006-07-24 | 2015-03-11 | Newire Inc | 與導電扁線一起使用的電源裝置、導電扁線系統、監控導電扁線的方法及與導電扁線一起使用之主動安全裝置 |
| US8581145B2 (en) * | 2006-12-22 | 2013-11-12 | Illinois Tool Works, Inc. | System and method for tracking welding-type parameters, machine setup and job packet coding for workflow |
| KR100982098B1 (ko) | 2008-04-30 | 2010-09-13 | 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 | 액츄에이터 제어장치 및 그 제어방법 |
| DE102008022953A1 (de) * | 2008-05-09 | 2009-11-26 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Vorrichtung und Verfahren zum Betreiben und Überwachen eines Magnetventils einer elektrischen Feststellbremse |
| ATE556890T1 (de) * | 2010-01-14 | 2012-05-15 | Smr Patents Sarl | Ausfallerkennung elektrischer verbraucher in kraftfahrzeugen |
| CN102411114B (zh) * | 2011-11-30 | 2014-07-23 | 北京市三一重机有限公司 | 旋挖钻机线束短路和断路自动检测装置和方法 |
| DE102012202326B4 (de) * | 2012-02-16 | 2022-06-15 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Anordnung und Verfahren zur Testung wenigstens eines Hydraulikventils in einer Hydraulikanordnung, insbesondere in einem gewerblichen Fahrzeug wie etwa ein Gabelstapler oder ein Flurförderzeug |
| JP2013250258A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-12-12 | Denso Corp | 短絡検出装置 |
| KR102044737B1 (ko) * | 2012-08-21 | 2019-11-15 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 릴레이 제어 시스템 및 그 제어 방법 |
| JP5660236B1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-01-28 | オムロン株式会社 | 電磁継電器の異常検出方法、電磁継電器の異常検出回路、及び、異常検出システム |
| JP6318911B2 (ja) * | 2014-06-26 | 2018-05-09 | 株式会社デンソー | 半導体素子の検査回路および検査方法 |
| JP6372426B2 (ja) * | 2015-06-12 | 2018-08-15 | 株式会社デンソー | 噴射弁駆動装置 |
| US10770886B2 (en) | 2016-01-29 | 2020-09-08 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Electromagnetic load drive device and in-vehicle control system |
| EP3292959B1 (en) | 2016-02-12 | 2021-06-16 | Black & Decker Inc. | Electronic braking for a power tool having a brushless motor |
| KR101865680B1 (ko) * | 2016-12-12 | 2018-06-11 | 현대오트론 주식회사 | 변속 제어기의 페일 세이프 시험 방법 |
| CN107037344B (zh) * | 2016-12-16 | 2023-11-17 | 慈溪市天行电器有限公司 | 一种电磁阀性能的综合测试设备 |
| KR101978349B1 (ko) * | 2017-05-11 | 2019-05-15 | 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 | 차량 변속기의 솔레노이드 고착 진단장치 및 방법 |
| CN107620828B (zh) * | 2017-09-20 | 2024-03-19 | 莱芜钢铁集团有限公司 | 电磁阀应急供电设备和高炉冶炼炉上料系统 |
| CN107654715B (zh) * | 2017-10-12 | 2023-11-24 | 深圳市东震实业有限公司 | 电磁阀控制电路以及电磁阀开关状态检测方法 |
| CN110836287A (zh) * | 2018-08-19 | 2020-02-25 | 浙江达峰科技有限公司 | 一种直流低压电动阀的控制方法 |
| JP7246158B2 (ja) * | 2018-10-19 | 2023-03-27 | 太陽誘電株式会社 | コイルの信頼性試験装置 |
| CN110954847B (zh) * | 2019-12-11 | 2021-12-14 | 无锡职业技术学院 | 一种车用电磁阀的故障检测电路 |
| JP7388290B2 (ja) * | 2020-05-18 | 2023-11-29 | 株式会社デンソーウェーブ | 産業用制御装置の出力モジュール |
| CN114460392A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-05-10 | 上海空间推进研究所 | 航天姿轨控发动机用电磁阀自动化测试装置 |
| CN115144683B (zh) * | 2022-09-06 | 2022-11-08 | 万向钱潮股份公司 | 一种电磁阀故障检测方法及系统 |
| CN116243066B (zh) * | 2022-09-09 | 2024-10-15 | 中核检修有限公司 | 一种便携式双向电磁阀测试装置 |
| DE102022213928A1 (de) * | 2022-12-19 | 2024-06-20 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Verfahren zum Betrieb einer Stelleinrichtung |
Family Cites Families (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3789876A (en) * | 1973-04-06 | 1974-02-05 | Parker Hannifin Corp | Solenoid valve with electronic position indicator |
| IT1001997B (it) * | 1973-11-28 | 1976-04-30 | Circuito di pilotaggio per elet tromagnete di stampa | |
| US4516076A (en) * | 1982-09-17 | 1985-05-07 | The Singer Company | Fault detection arrangement for relay switching system |
| JPH0229783Y2 (ja) * | 1985-09-24 | 1990-08-10 | ||
| US4733798A (en) * | 1986-02-05 | 1988-03-29 | Ecolab Inc. | Method and apparatus for controlling the concentration of a chemical solution |
| DE3705333A1 (de) * | 1986-02-20 | 1987-08-27 | Tokico Ltd | Bremsvorrichtung fuer kraftfahrzeuge |
| DE3928651A1 (de) * | 1989-08-30 | 1991-03-07 | Wabco Westinghouse Fahrzeug | Elektronische schaltung zur ueberwachung eines endverstaerkers und seiner last |
| JPH03177668A (ja) * | 1989-12-07 | 1991-08-01 | Nec Corp | ソレノイド駆動装置 |
| US4967309A (en) * | 1989-12-26 | 1990-10-30 | Caterpillar Inc. | Dual current sensing driver circuit |
| JP3105007B2 (ja) * | 1990-07-06 | 2000-10-30 | ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社 | 電磁弁の故障検出装置 |
| US5095275A (en) * | 1990-07-19 | 1992-03-10 | Auburn International, Inc. | Long term particle monitoring |
| US5243296A (en) * | 1990-11-06 | 1993-09-07 | Tokimec Inc. | Method and apparatus for checking operation of solenoid |
| DE4202601A1 (de) * | 1992-01-30 | 1993-08-05 | Knorr Bremse Ag | Verfahren und vorrichtung zur ueberwachung der funktionsweise von induktivitaeten |
| JP2871330B2 (ja) * | 1992-09-01 | 1999-03-17 | 三菱電機株式会社 | ソレノイド制御装置 |
| DE4242177A1 (de) * | 1992-12-15 | 1994-06-16 | Teves Gmbh Alfred | Schaltungsanordnung zur Überwachung einer Vielzahl von Spulen |
| JP2586279Y2 (ja) * | 1993-01-13 | 1998-12-02 | 株式会社アマダ | 電磁弁制御回路の故障検出装置 |
| DE4317109A1 (de) * | 1993-05-21 | 1994-11-24 | Herion Werke Kg | Verfahren zur Überprüfung von Magnetventilen und zugehörige Meßanordnung |
| US5497093A (en) * | 1994-05-02 | 1996-03-05 | General Motors Corporation | Method and apparatus for diagnosing a twin-coil, bi-stable, magnetically latched solenoid |
| JP3541524B2 (ja) * | 1995-10-12 | 2004-07-14 | 株式会社デンソー | 電磁弁駆動装置 |
| GB2306679B (en) * | 1995-11-03 | 2000-05-17 | Motorola Ltd | Method for detecting closure of a solenoid coil |
| JPH09209807A (ja) * | 1996-02-06 | 1997-08-12 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料噴射用インジェクタの制御装置 |
| JPH1095321A (ja) * | 1996-09-20 | 1998-04-14 | Tokico Ltd | 制動装置 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP03534097A patent/JP4033937B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-02-18 US US09/024,581 patent/US6147498A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-18 DE DE19806821A patent/DE19806821C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6147498A (en) | 2000-11-14 |
| DE19806821A1 (de) | 1998-08-20 |
| JPH10231947A (ja) | 1998-09-02 |
| DE19806821C2 (de) | 2001-06-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4033937B2 (ja) | ソレノイドバルブの異常検出装置 | |
| JPH10231947A5 (ja) | ||
| US11872997B2 (en) | Device for decoupling and protection from compensation currents in a redundant system for autonomous driving | |
| US20200158788A1 (en) | Electronic control device | |
| US8159165B2 (en) | Motor drive circuit | |
| JP2594892B2 (ja) | 自動車用電子制御装置及び自動車用電子制御装置を保護する方法 | |
| CN112771780A (zh) | 车载驱动电路、车载驱动芯片、车载驱动器件及电子设备 | |
| US5153487A (en) | Method and circuit for the monitoring of electromotive controlling elements | |
| US7072164B2 (en) | Electric parts drive circuit | |
| US7265955B2 (en) | Protective circuit for analog sensors | |
| US5498912A (en) | Majority voted two fault tolerant power switch | |
| US10763882B1 (en) | Switch interface adapter | |
| US7078861B2 (en) | Vehicle lamp controlling device and vehicle lamp controlling method | |
| US20210255253A1 (en) | Multi ground line disconnection inspection device and method and electronic control device including the same | |
| CN113985147A (zh) | 车辆的地偏移检测装置及方法 | |
| JP2000092690A (ja) | 複数の電気負荷用の安全装置及び複数の電気負荷の給電遮断方法 | |
| JP3720190B2 (ja) | 電圧検出線の状態検出装置 | |
| JP2018160794A (ja) | 負荷駆動装置 | |
| JP2001106098A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
| CN109643951B (zh) | 用于运行直流电压变换器的设备 | |
| JPH1199938A (ja) | 定電流制御装置 | |
| US6208043B1 (en) | Fault error generation in electronic sensors | |
| JPH04160374A (ja) | 故障検出機能を有する負荷制御装置 | |
| US12316093B2 (en) | Power supply system having a circuit for detecting a ground fault | |
| JP7523393B2 (ja) | バッテリ監視装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040218 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040218 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041125 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070201 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070213 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071016 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071024 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |