JP3755778B2 - 車両用計器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントガラスの下方に配設され、前面カバーの内部で指針が文字板の目盛りや記号等の表示部を指示する発光式の車両用計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の走行速度やエンジン回転数、残燃料、ラジエータ冷却水の温度等は、一般に、フロントガラスの下方に配置されているダッシュボードに組み込まれたコンビネーションメータ、即ち、計器により表示される。
【0003】
この種の計器のうち、特に、文字板の表面に形成された目盛りや文字等の表示部を指針により指示するアナログ式の計器では、昼間はフロントガラスを通して車内に入射する外光によって表示が自然照明されるので、運転者が表示を視認する上で支障はないが、外光の入射がなくなる夜間においては、表示が暗くて見づらくなるので、光源を点灯させてその照明光により表示が見易くなるようにしている。
【0004】
上述した夜間照明用の光源は、一般に、文字板に裏側から照明光を照射して表示部等を透過照明すると共に、文字板裏の導光板を介して光を透明又は半透明の指針に導いて指針自体を自発光させる間接照明タイプのものや、文字板とその前方で文字板や指針を覆う保護用の前面カバーとの間に配置されて文字板の周縁を覆い隠す見返し板の裏側から、文字板と指針の両表面に向けて照明光を照射する直接照明タイプのものがある。
【0005】
上述したように夜間に光源からの照明光により表示を見易くするタイプのアナログ式計器においては、外光の取り入れ量を多くして昼間時の視認性を向上させるという課題がある一方、前面カバーに照射される外光が運転者側に反射して運転者の目を眩ますことがないようにしたり、夜間時に照明される文字板や指針からの表示光が前面カバーを通してフロントガラスに照射されて、計器の像がフロントガラスに映り込み運転者の前方視界の妨げにならないようにするという課題がある。
【0006】
そして、昼間時の外光の取り入れ量の向上と、夜間時の表示光の発生による計器像のフロントガラスへの映り込みの防止という2つの課題は、外光の光路を確保しつつ表示光の光路を制限するという相反する構造を実現しなければならないので、達成が非常に困難であり、また、外光の前面カバー表面での反射を防止するという課題は、計器像のフロントガラスへの映り込みの防止と同じく、昼間時の外光の取り入れ量の向上という課題とは相反する構造を実現しなければならないので達成が困難である。
【0007】
このため旧来の車両においては、ダッシュボードの上縁から運転者側にフードを突設して、フロントガラスから前面ガラスに向かう外光の光路と、文字板や指針から前面ガラスを通してフロントガラスに向かう光路とをいずれもフードにより遮り、昼間時における外光の反射光による運転者の目眩ましと、夜間時における計器像のフロントガラスへの映り込みとをそれぞれ防止する対策を講じていた。
【0008】
しかし、上述した旧来の対策では、昼間時の外光の取り入れ量をある程度犠牲にしなければならず、しかも、フードの突設によりダッシュボード周りのデザインが制約を受けるため、車両の特に内装における独自性を発揮することが非常に難しかった。
そこで、近年では、ダッシュボードのフードをなくす代わりに、前面カバーの表面に反射防止膜を形成して外光の反射を防ぐようにすることが提案されている。
【0009】
ところが、前面カバーに反射防止膜を単に形成しただけでは、これまでフードの存在により解決していた夜間時における計器像のフロントガラスへの映り込みの防止を達成できなくなってしまうので、これを解決するために、特開昭63−137043号公報や実開平1−171401号公報に代表される技術が提案された。
【0010】
まず、特開昭63−137043号公報には、計器の前面カバー表面にシボ加工をした上で反射防止膜を形成し、前面カバー裏面に、帯状の遮光部を等間隔で複数並べたライトコントロールフィルム(以下、LCFと略記する)を形成した構成が開示されている。
また、実開平1−171401号公報には、厚み方向の中間部にLCFを挟み込んだ透明板、つまり、前面カバーの表面に反射防止膜を形成した構成が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した両公報の構成ではいずれも、前面カバーの裏面側から表面側に透過できる光の光路が、LCFの遮光部どうしの間隔と各遮光部の厚みとで定まる角度に制限されるのと同じように、前面カバーの表面側から裏面側に透過できる光の光路角度も制限されるので、フロントガラスから車内に入射し前面カバーを通って文字板側に向かおうとする外光の光路がLCFによって遮られてしまい、外光の文字板等への照射光量が実質上減ってしまうので、外光を利用して昼間時における計器の視認性を向上させることがそれ程期待できないという不具合があった。
【0012】
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、車外からの外光が運転者側に反射する現象や、発光表示のフロントガラスへの映り込みの発生を防止しつつ、その上で、ダッシュボードのフードをなくして昼間時に外光の照射による表示の視認性を向上させることができる車両用計器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載した本発明の車両用計器は、指針により指示される目盛りや記号等の表示部が表面に形成された文字板の前方を前面カバーで覆い、光源の点灯により前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方が照明され、車両のフロントガラスの下方に配置される発光式の車両用計器において、前記前面カバーに形成され該前面カバーに前方から照射される光の前記文字板の視認者側に向かう反射光を減衰させる反射防止膜と、前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方に形成され、前記光源の点灯による照明で前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方で発生する表示光の光路のうち、前記視認者側に向かう光の一部を遮断する遮光部分が所定のパターンで配置された光路方向規制部材とを備え、前記遮光部分により、前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方から前記フロントガラス側に向かう前記表示光の光路を遮断するようにしたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項1に記載した本発明の車両用計器は、前記前面カバーが、前記文字板及び該文字板の視認者の間に配置される視認部と、前記文字板及び前記フロントガラスの間に配置され前記視認部の上端に下端が連設された透光部とを有しており、前記透光部が、その下端から上端に向かうにつれて後方に引っ込むように傾斜して、鉛直方向に延在する前記視認部とは異なる角度に延在しており、少なくとも前記視認部に前記反射防止膜が形成されているものとした。
【0015】
さらに、請求項2に記載した本発明の車両用計器は、前記遮光部分により、前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方から前記透光部を介して前記フロントガラス側に向かう前記表示光の光路が遮断されるものとした。
【0016】
また、請求項3に記載した本発明の車両用計器は、前記指針の表面に前記光路方向規制部材が形成されており、該指針表面の前記光路方向規制部材が、前記指針の延在方向に沿って延在し該延在方向と交差する前記指針の幅方向に間隔をおいて配置された複数の前記遮光部分と、前記指針の幅方向に沿って延在し前記指針の延在方向に間隔をおいて配置された複数の遮光部分とにより格子状のパターンに形成されているものとした。
【0017】
請求項1に記載した本発明の車両用計器によれば、フロントガラスを通して車内に外光が入射して前面カバーに照射されると、前面カバーを透過して文字板側に向かう光と、前面カバーで反射されて前面カバーの前方に向かう反射光とが発生するが、このうち、前面カバーの前方に向かう反射光で、特に、計器の視認者側に反射される反射光は、反射防止膜によって吸収されて減衰し、一方、前面カバーを透過する光は、反射防止膜による吸収作用を受けずにそのまま文字板側に向かう。
【0018】
また、請求項1に記載した本発明の車両用計器によれば、夜間時等に光源の点灯により発生する表示光の光路が、その発生源である文字板及び指針のうち少なくとも一方に形成された光路方向規制部材によって、フロントガラス側に向かわないように規制される。
【0019】
従って、車外からの外光が前面カバーで反射して計器の視認者側に向かうことの防止と、夜間時等の光源の点灯時における表示光のフロントガラスへの到達による計器像のフロントガラスへの映り込みの発生防止とを達成しつつ、車外からの外光を前面カバーを通して文字板側により多く取り込んで照明に用い、昼間時の計器表示の視認性を向上させることが可能となる。
【0020】
また、請求項1に記載した本発明の車両用計器によれば、前面カバーのうち文字板と視認者との間に配置される視認部に少なくとも反射防止膜を形成することで、外光が照射されることで視認者側に反射する反射光が発生し易い、視認者に表面が対向して配置される視認部における外光の反射を、特に確実に防ぐことが可能となる。
【0021】
さらに、請求項2に記載した本発明の車両用計器によれば、夜間時等の光源の点灯時に表示部及び前記指針のうち少なくとも一方で発生する表示光のうち、特に、フロントガラスに向かう、前面カバーのうち文字板とフロントガラスとの間に配置される透光部を透過する表示光の光路が、光路方向規制部材により遮断されるので、表示光のフロントガラスへの到達による計器像のフロントガラスへの映り込みの発生を確実に防止することが可能となる。
【0022】
また、請求項3に記載した本発明の車両用計器によれば、文字板の表示部を指示する際の指針の位置が、その指針の指示により表示される、例えば、走行速度やエンジン回転数、残燃料、ラジエータ冷却水の温度等の変動に伴い変わり、特に、指針が回転式のものである場合には、単に位置だけでなく指針の延在方向自体が変化する。
【0023】
従って、指針が表示光の発生源となる場合、光路方向規制部材を構成する複数の遮光部分を、指針の延在方向とこれに交差する指針の幅方向とにそれぞれ沿うように配置することで、指針の位置に関係なく指針で発生する表示光の光路をフロントガラスに向かわないように規制することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用計器の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
図1は本発明の一実施形態に係る車両用計器の断面図であり、図1中引用符号1で示す本実施形態の車両用計器は、車両のフロントガラスWの前端下方でダッシュボードAの上面上に単体で配設されるもので、前方が開放されたケース3と、このケース3内に配設される文字板5と、この文字板5の後方とケース3との間に画成される空間内に配設されるクロスコイル形ムーブメント等の内機7や夜間照明用の光源9を有している。
【0026】
また、車両用計器1は、文字板5の前方に配設され内機7により回転駆動される指針11と、文字板5の背後に配置され光源9からの光を指針11に導く導光板13と、ケース3の前方開放部分に取着されて文字板5、内機7、及び、指針11を保護する前面カバー15等を有している。
【0027】
前記ケース3は、上面3aよりも下面3bの方が前方に突出していて、側面3cの上面3a寄り部分が、下面3bから上面3aに向かうにつれて次第に後方に引っ込むように傾斜して形成されている。
【0028】
前記前面カバー15は、光の透過を可能とする透明樹脂等で形成されており、ケース3の上面3a寄り部分の透光部15aと、この透光部15aに連接された、ケース3の下面3b寄り部分の視認部15bとを有している。
前記透光部15aは、前記ケース3の上面3a寄りの側面3c部分前縁の傾斜に沿って延在し、前記フロントガラスWと文字板5との間に配置されており、この透光部15aの表面15cには反射防止膜27が形成されている。
【0029】
また、前記視認部15bは、前記ケース3の下面3b寄りの側面3c部分前縁に沿って鉛直方向に延在し、運転者(図示せず、視認者に相当)の目が位置する視点領域Sと文字板5との間に配置されており、この視認部15bの表面15dには反射防止膜29が形成されている。
【0030】
前記反射防止膜27,29は、例えば、SiO2 やTiO2 等の屈折率が互いに異なる透光可能な材料を複数層重ねた従来公知のもので、反射防止膜27,29は、フロントガラスWを通して車外から入射し、前記視認領域S側に反射する角度で前面カバー15の表面15c,15dに照射される光を、各層の界面において干渉作用により相殺し、全体として、照射光の視認領域S側に向かう反射光量を減衰させ、或は、視認領域S側への照射光の反射そのものを防止するようにそれぞれ構成されている。
【0031】
前記文字板5は、図2に文字板とその周囲の部分の正面図で示すように、目盛り5bや数字等の記号5cからなる表示部5aを有しており、その周縁を覆う見返し板17によって支持されていて、図1に示すように、この見返し板17を介して前記ケース3の上面3a、下面3b、及び、側面3cに対して、上面3aの前縁と略同じ前後箇所に位置するように取着されている。
【0032】
そして、文字板5は、図3に文字板の表示部部分の拡大断面図で示すように、透光性樹脂で形成された基材5dと、この基材5dの前面5e(文字板の表面に相当)に組み合わせて単層状に形成されたルーバ19及び白色拡散層5fと、これらルーバ19及び白色拡散層5f上に重ねて積層された意匠抜き用の黒色不透過層5gとを備えている。
【0033】
前記ルーバ19(光路方向規制部材に相当)は、図2に示すように、基材5dの前面5eのうち表示部5aが形成される前面5e部分にそれぞれ形成され、各ルーバ19は、図3に示すように、文字板5の左右方向に延在する遮光部19a(遮光部分に相当)を文字板5の上下方向に間隔を置いて複数配置して構成されており、基材5dの前面5eのうち、これら各遮光部19aの間の前面5e部分を埋めるように白色拡散層5fが、遮光部19aと同じ高さで形成されている。
【0034】
前記黒色不透過層5gは、ルーバ19及び白色拡散層5fの上から基材5dの前面5e全体を覆うように形成されており、図2に示すように、表示部5aに対応する黒色不透過層5g部分には、目盛り5bや記号5cの形状に合わせてネガ型に抜いた表示用スリット5hが形成されていて、図3に示すように、この表示用スリット5hを介して、その下のルーバ19及び白色拡散層5fが露出するように構成されている。
【0035】
そして、前記文字板5は、基材5dの後面側から光が照射されると、そのうち、黒色不透過層5gの表示用スリット5hに対応する基材5d箇所に照射された光が、ルーバ19の各遮光部19aどうしの間の白色拡散層5f部分を透過し表示用スリット5hを通って前面カバー15側に出射し、その際の出射角度が、前記ルーバ19の遮光部19aどうしの間隔及び基材5dからの遮光部19aの高さにより定まる出射角度に規制され、前面カバー15の視認部15bにのみ達して透光部15aには向かわないように構成されている。
【0036】
前記指針11は、透明樹脂等の透光性を有する部材により形成され、図4に斜視図で示すように、前記文字板5の略中央部に貫設された指針孔(図示せず)を介して文字板5の裏面側に突出する円筒状の指針袴11aと、この指針袴11aに連結されて指針袴11aの径方向に延出する指示部11bとを備えており、この指示部11bの指針袴11a寄りの基部は、遮光性のキャップ21により覆われている。
【0037】
前記指示部11bの下面には、ホットスタンプ等により赤色や橙色等の遮光層23が形成されており、指示部11bの上面11c(指針表面に相当)にはルーバ25が形成されている。
【0038】
前記ルーバ25(光路方向規制部材に相当)は、指示部11bの延出方向(指針の延在方向に相当)に沿って延在する遮光部25a(遮光部分に相当)を、この延出方向と交差する指示部11bの幅方向に間隔をおいて複数配置すると共に、前記幅方向に延在する遮光部25b(遮光部分に相当)を前記延出方向に間隔をおいて複数配置して、全体で格子状をなすように構成されている。
【0039】
即ち、本実施形態では、透光部15aの反射防止膜27と視認部15bの反射防止膜29とは、反射を有効に減らし、或は、反射をなくすことができる照射光の入射角度の設定を、それぞれの材料の厚みや種類を変えることで、互いに異ならせている。
【0040】
そして、前記指針11は、キャップ21により覆われる前記基部で、文字板5の不図示の前記指針孔に臨む箇所に光入射面(図示せず)が形成されていて、この光入射面から指針袴11aの軸方向に略沿った向きで光が入射されると、この光入射面に臨む指示部11b箇所に形成された反射面(図示せず)によりその入射光が、指示部11bの先端側に反射され、この指示部11bの先端側に反射された光が、この指針部11bの両側面や下面の遮光層23で反射されつつ指示部11bの先端側に導かれ、或は、先端側に導かれる途中で、ルーバ25の遮光部25a,25bの間の上面11c部分から指示部11bの外方に出射するように構成されている。
【0041】
また、前記指針11は、指示部11bの上面11cからルーバ25を通って指示部11bの外方に出射した光が、ルーバ25の遮光部25a,25bどうしの間隔及び上面11cからの遮光部25a,25bの高さにより定まる出射角度に規制されて、前面カバー15の視認部15bにのみ達し透光部15aには向かわないように構成されている。
【0042】
次に、上述のように構成された本実施形態の車両用計器の作用について説明する。
【0043】
まず、昼間時において、フロントガラスWを通して車外から外光が入射して前面カバー15に照射されると、この外光のうち、透光部15aの表面15cに照射された外光は、この透光部15aの反射防止膜27により、外光のうちの視認領域S側に向かって反射する光路の光成分が吸収されて、視認領域S側への反射光の発生が防止され、視認領域S以外の方向にのみ反射光が発生する。
また、透光部15aに照射された外光で、その表面15cで反射されない光成分は、この透光部15aを透過してケース3の内部に侵入し、文字板5に照射される。
【0044】
一方、フロントガラスWを通して車外から入射して前面カバー15の視認部15bの表面15dに照射された外光は、このうちの、視認領域S側に向かって反射する光路の成分が、視認部15bの反射防止膜29により吸収されて、視認領域S側への反射光の発生が防止され、視認領域S以外の方向にのみ反射光が発生する。
また、視認部15bに照射された外光で、その表面15dで反射されない光成分は、この視認部15bを透過してケース3の内部に侵入し、文字板5に照射される。
【0045】
これに対し、夜間時等において光源9を点灯させると、この光源9からの光が導光板13により導かれて、この導光板13で文字板5の不図示の前記指針孔に臨む箇所に形成された反射面により指針11側に反射され、文字板5の指針孔を通った反射光が、前記不図示の光入射面から指針11の指示部11bに入射され、さらに、指示部11bの反射面で指示部11bの先端側に反射されて、この光が、ルーバ25の遮光部25a,25bの間の上面11c部分から指示部11bの外方に出射し、前面カバー15の視認部15bに向かう。
【0046】
これと共に、光源9を点灯させると、導光板13により導かれた光が、導光板13の文字板5側の面から外方に出射して基材5dに照射され、この照射光のうち、ルーバ19の各遮光部19aの間の白色拡散層5f部分を透過して表示用スリット5hを通った光が、文字板5の前方に出射し、前面カバー15の視認部15bに向かい、それ以外の光は、黒色不透過層5gにより遮られる。
【0047】
このようにして、ルーバ25,19を通って指針11の指示部11bや文字板5の表示用スリット5hから出射した車両用計器1の表示光は、ルーバ25,19により出射角度が制限されて前面カバー15の視認部15bにのみ向かい、透光部15aには向かわない。
【0048】
従って、文字板5や指針11からの表示光は、視認部15bを透過して視認領域S側に向かう一方で透光部15aには向かわず、従って、前面カバー15を透過した表示光がウィンドガラスWに達することはない。
【0049】
このように本実施形態の車両用計器1によれば、フロントガラスWの下方に配置されて、指針11により指示される表示部5aが形成された文字板5の前方を前面カバー15で覆い、光源9の点灯により表示部5aや指針11の指示部11bを間接照明する車両用計器1において、前面カバー15の表面15c,15dに反射防止膜27,29を形成して前面カバー15の上方のフードを省略すると共に、指針11の指示部11bの上面11cと、文字板5の表示部5aに合わせて黒色不透過層5gに形成した表示用スリット5hに臨む白色拡散層5fとに、出射光がフロントガラスW側に向かわないように出射角度を規制するルーバ25,19をそれぞれ形成する構成とした。
【0050】
このため、前面カバー15の反射防止膜27,29により、フロントガラスWから車内に入射する外光が運転者側に反射するのを防止しつつ、前面カバー15の上方のフードを省略して外光が前面カバー15を通して文字板5に、より多い光量で照射されるようにすることができると共に、指針11や文字板5のルーバ25,19により、光源9の点灯に伴ってそれらから出射する表示光が前面カバー15を透過してフロントガラスWに照射され、指針11や文字板5の像、即ち、車両用計器1の像がフロントガラスWに映り込んで、運転者の前方視界の妨げになってしまうのを防止することができる。
【0051】
尚、本実施形態において、前面カバー15の透光部15aの表面15bに形成した反射防止膜27は、フロントガラスWと前面カバー15との配置の関係や、車両用計器1と運転者との配置の関係が、フロントガラスWから車内に入射する外光がいかなる入射角度となっても運転者側に反射しないように設定されている場合には、省略してもよい。
【0052】
また、本実施形態では、ルーバ19,25により文字板5や指針11からの表示光が前面カバー15の視認部15bにのみ向かい、透光部15aに向かわないように、表示光の出射角度が規制される構成とした。
【0053】
しかし、フロントガラスWと前面カバー15との配置の関係によって、文字板5や指針11から視認部15bに向かった表示光の一部がこの視認部15bの部分を透過してフロントガラスWに向かう場合には、その視認部15b部分に表示光が向かわないように出射角度が規制されるように、ルーバ19,25の遮光部19aや遮光部25a,25bどうしの間隔及び高さを設定することが望ましい。
【0054】
さらに、例えば、車両用計器1の上下、或は、左右にのみ指針の指示部が直線移動する場合や、指示部の回転角度が狭い範囲に限られている場合のように、指針の指示部の延在方向がそれ程変化しない場合には、車両用計器1の略左右方向に延在する複数の遮光部のみによってルーバを構成してもよい。
【0055】
しかし、指針11が内機7により回転駆動されるものである本実施形態のような場合には、ルーバ25を、指示部11bの延出方向に沿って延在する複数の遮光部25aと、指示部11bの幅方向に延在する複数の遮光部25bとにより、全体で格子状をなすように構成することで、指針11の回転駆動により指示部11bの延出方向が車両用計器1に対して変化する場合であっても、指針11からの表示光がフロントガラスWに達してその像が映り込むのを確実に防止することができる。
【0056】
また、前面カバー15は、本実施形態における透光部15aをそのままケース3の下面3bまで延在させて全体が傾斜したものとしてもよく、或は、本実施形態における視認部15bをそのままケース3の上面3a側まで延在させて全体が鉛直に位置するように構成することも考えられる。
【0057】
しかし、本実施形態のように、前面カバー15を、フロントガラスWと文字板5との間に配置される傾斜した透光部15aと、運転者と文字板5との間に配置され遮光部15aに連設されて透光部15aよりもケース3の下面3b側に位置する鉛直な視認部15bとで構成すれば、運転者が車両用計器1の表示を視認する際の視線上に位置する視認部15bがフロントガラスW側に傾いてこのフロントガラスWから入射する外光が運転者側に反射し易くなるのを防ぎつつ、運転者の視線から上方に外れる透光部15aにおいて、フロントガラスWから入射する外光を効率よく多い光量で文字板5側に入射させ、特に、昼間時における文字板5や指針11の視認性を向上させることができるので、有利である。
【0058】
さらに、本実施形態では、反射防止膜27,29を前面カバー15の透光部15aや視認部15bの表面15c,15dに形成した場合について説明したが、反射防止膜27,29は前面カバー15の透光部15aや視認部15bの裏面に形成してもよいのは勿論のことである。
【0059】
そして、本実施形態では、ダッシュボードAの上面上に単体で配設される車両用計器を例に取って説明したが、本発明は、ダッシュボードAの前面と前面カバー15とが略同一面内に位置するようにダッシュボードAに組み込まれる車両用計器にも適用可能であり、その場合には、ケース3がダッシュボードAの一部分を兼ねる構成となってもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した本発明の車両用計器によれば、指針により指示される目盛りや記号等の表示部が表面に形成された文字板の前方を前面カバーで覆い、光源の点灯により前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方が照明され、車両のフロントガラスの下方に配置される発光式の車両用計器において、前記前面カバーに形成され該前面カバーに前方から照射される光の前記文字板の視認者側に向かう反射光を減衰させる反射防止膜と、前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方に形成され、前記光源の点灯による照明で前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方で発生する表示光の光路のうち、前記視認者側に向かう光の一部を遮断する遮光部分が所定のパターンで配置された光路方向規制部材とを備え、前記遮光部分により、前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方から前記フロントガラス側に向かう前記表示光の光路を遮断する構成とした。
【0061】
このため、フロントガラスを通して車内に外光が入射して前面カバーに照射されると、前面カバーを透過して文字板側に向かう光と、前面カバーで反射されて前面カバーの前方に向かう反射光とが発生するが、このうち、前面カバーの前方に向かう反射光で、特に、計器の視認者側に反射される反射光は、反射防止膜によって吸収されて減衰し、一方、前面カバーを透過する光は、反射防止膜による吸収作用を受けずにそのまま文字板側に向かう。
【0062】
これと共に、夜間時等に光源の点灯により発生する表示光の光路が、その発生源である文字板及び指針のうち少なくとも一方に形成された光路方向規制部材によって、フロントガラス側に向かわないように規制される。
【0063】
従って、車外からの外光が前面カバーで反射して計器の視認者側に向かうことの防止と、夜間時等の光源の点灯時における表示光のフロントガラスへの到達による計器像のフロントガラスへの映り込みの発生防止とを達成しつつ、車外からの外光を前面カバーを通して文字板側により多く取り込んで照明に用い、昼間時の計器表示の視認性を向上させることができる。
【0064】
また、請求項1に記載した本発明の車両用計器によれば、前記前面カバーが、前記文字板及び該文字板の視認者の間に配置される視認部と、前記文字板及び前記フロントガラスの間に配置され前記視認部の上端に下端が連設された透光部とを有しており、前記透光部が、その下端から上端に向かうにつれて後方に引っ込むように傾斜して、鉛直方向に延在する前記視認部とは異なる角度に延在しており、少なくとも前記視認部に前記反射防止膜が形成されている構成とした。
【0065】
このため、前面カバーのうち文字板と視認者との間に配置される視認部に少なくとも反射防止膜を形成することで、外光が照射されることで視認者側に反射する反射光が発生し易い、視認者に表面が対向して配置される視認部における外光の反射を、特に確実に防ぐことができる。
【0066】
さらに、請求項2に記載した本発明の車両用計器によれば、前記遮光部分により、前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方から前記透光部を介して前記フロントガラス側に向かう前記表示光の光路が遮断される構成とした。
【0067】
このため、夜間時等の光源の点灯時に表示部及び前記指針のうち少なくとも一方で発生する表示光のうち、特に、フロントガラスに向かう、前面カバーのうち文字板とフロントガラスとの間に配置される透光部を透過する表示光の光路が、光路方向規制部材により遮断されるので、表示光のフロントガラスへの到達による計器像のフロントガラスへの映り込みの発生を確実に防止することができる。
【0068】
また、請求項3に記載した本発明の車両用計器によれば、前記指針の表面に前記光路方向規制部材が形成されており、該指針表面の前記光路方向規制部材が、前記指針の延在方向に沿って延在し該延在方向に対して直交する前記指針の幅方向に間隔をおいて配置された複数の前記遮光部分と、前記指針の幅方向に沿って延在し前記指針の延在方向に間隔をおいて配置された複数の遮光部分とにより格子状のパターンに形成されている構成とした。
【0069】
このため、文字板の表示部を指示する際の指針の位置が、その指針の指示により表示される、例えば、走行速度やエンジン回転数、残燃料、ラジエータ冷却水の温度等の変動に伴い変わり、特に、指針が回転式のものである場合には、単に位置だけでなく指針の延在方向自体が変化する。
【0070】
従って、指針が表示光の発生源となる場合、光路方向規制部材を構成する複数の遮光部分を、指針の延在方向とこれに直交する指針の幅方向とにそれぞれ沿うように配置することで、指針の位置に関係なく指針で発生する表示光の光路をフロントガラスに向かわないように規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用計器の断面図である。
【図2】図1の文字板とその周囲の部分の正面図である。
【図3】図1の文字板の表示部部分の拡大断面図である。
【図4】図1の指針の斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用計器
5 文字板
5a 表示部
5b 目盛り
5c 記号
11 指針
15 前面カバー
15a 透光部
15b 視認部
19,25 ルーバ(光路方向規制部材)
19a,25a,25b 遮光部(遮光部分)
27,29 反射防止膜
W フロントガラス
Claims (3)
- 指針により指示される目盛りや記号等の表示部が表面に形成された文字板の前方を前面カバーで覆い、光源の点灯により前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方が照明され、車両のフロントガラスの下方に配置される発光式の車両用計器において、
前記前面カバーに形成され該前面カバーに前方から照射される光の前記文字板の視認者側に向かう反射光を減衰させる反射防止膜と、
前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方に形成され、前記光源の点灯による照明で前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方で発生する表示光の光路のうち、前記視認者側に向かう光の一部を遮断する複数の遮光部分が所定のパターンで配置された光路方向規制部材とを備え、
前記遮光部分により、前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方から前記フロントガラス側に向かう前記表示光の光路を遮断するようにし、
前記前面カバーは、前記文字板及び該文字板の視認者の間に配置される視認部と、前記文字板及び前記フロントガラスの間に配置され前記視認部の上端に下端が連設された透光部とを有しており、
前記透光部は、その下端から上端に向かうにつれて後方に引っ込むように傾斜して、鉛直方向に延在する前記視認部とは異なる角度に延在しており、
少なくとも前記視認部に前記反射防止膜が形成されている、
ことを特徴とする車両用計器。 - 前記遮光部分により、前記表示部及び前記指針のうち少なくとも一方から前記透光部を介して前記フロントガラス側に向かう前記表示光の光路が遮断される請求項1記載の車両用計器。
- 前記指針の表面に前記光路方向規制部材が形成されており、該指針表面の前記光路方向規制部材は、前記指針の延在方向に沿って延在し該延在方向と交差する前記指針の幅方向に間隔をおいて配置された複数の前記遮光部分と、前記指針の幅方向に沿って延在し前記指針の延在方向に間隔をおいて配置された複数の遮光部分とにより格子状のパターンに形成されている請求項1又は2記載の車両用計器。
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