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JP3367085B2 - 操作入力処理装置及び方法 - Google Patents

操作入力処理装置及び方法

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JP3367085B2
JP3367085B2 JP04111299A JP4111299A JP3367085B2 JP 3367085 B2 JP3367085 B2 JP 3367085B2 JP 04111299 A JP04111299 A JP 04111299A JP 4111299 A JP4111299 A JP 4111299A JP 3367085 B2 JP3367085 B2 JP 3367085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操作入力処理装置及
び方法に関し、ユーザの入力操作に応じて、例えばコン
サートのチケットを発行する自動発券機などの操作入力
処理装置に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザ自身の入力操作に応じて自
動的にコンサートなどのチケットを発行する自動発券機
が提案されている。チケットの購入方法として、ユーザ
は、まず自動発券機を管理する管理会社から発行される
クレジットカードを契約により予め入手する。その後、
ユーザは、チケットを購入する際、入手したクレジット
カードを例えば小売店などに設置されている自動発券機
に挿入し、タッチパネルの指示に従ってコンサート内容
を入力操作することにより、自動発券機から発券された
チケットを得ることができ、代金は、クレジットカード
によって決済するようになされている。
【0003】すなわち図16に示すように、自動発券機
1は、パーソナルコンピュータによって構成された信号
処理部2を有し、その中央処理ユニット(CPU)によ
って自動発券機1全体の動作を、ハードディスク3に記
憶されているオペレーティングシステム(OS)・プロ
グラム及び自動発券機1を動作させるアプリケーション
・プログラムでなるソフトウェア資源を用いて制御す
る。
【0004】表示部4は、タッチパネル機能をもつ表示
画面を有し、信号処理部2の指示に基づく画面を表示し
たり、表示画面を介して入力されたユーザの入力操作情
報を信号処理部2に通知する。
【0005】カードリーダ5は、自動発券機1を管理す
る管理会社との契約によって発行されたクレジットカー
ドのカード挿入装置を有し、当該カード挿入装置に挿入
されたクレジットカードに書き込まれている本人を証明
するための識別情報を読み出して、当該識別情報を信号
処理部2に通知する。
【0006】プリンタ6は信号処理部2からの情報に応
じてコンサートなどのチケットを発券する。無停電電源
7は、電源が切断されたとき、所定時間、当該自動発券
機1の動作を保持するためのものであり、信号処理部2
に電源が切断されたことを通知して電源を切断する際の
前処理であるシャットダウン処理を行わせるようになさ
れている。
【0007】信号処理部2は、モデム8を介して例えば
公衆回線でなる伝送路9に接続され、送信データをモデ
ム8において所定の変調方式で変調処理してセンタに設
置されたホストコンピュータに送信すると共に、当該ホ
ストコンピュータから送信されてきた受信信号をモデム
8において復調処理して受信するようになされている。
【0008】かくしてカードリーダ5に、クレジットカ
ードが挿入されたとき、信号処理部2は、当該クレジッ
トカードから読み出された識別情報をモデム8及び伝送
路9を介してホストコンピュータに送信する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの自動発券
機1において、例えば当該自動発券機1の運用を管理す
る運用管理者が、シャットダウン処理(電源を切断する
際の前処理)を行わずに誤って電源を切断するおそれが
あり、その対策として無停電電源7が設けられている。
無停電電源7は、電源が切断されたことを信号処理部2
に通知してシャットダウン処理を行わせ、これによりハ
ードディスク3の駆動部が故障することを防止する目的
で設けられている。
【0010】因みにハードディスク3は、シャットダウ
ン処理をせずに電源を切ると、データを読み書きするた
めの磁気ヘッドが回転中のディスクに接触することによ
って、ハードディスク3を損傷して記録されているプロ
グラムを破壊するおそれがある。特にオペレーティング
システムの記憶領域を損傷すると、信号処理部2が自動
発券機1を立ち上げることができなくなるといったよう
な復旧不可能な故障に至るおそれがある。
【0011】そこで図16のように構成しても、無停電
電源7やハードディスク3を必要とするために、全体と
して構成及び保守作業が複雑になる問題がある。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と信頼性を向上し得ると共に構成
及び保守作業が一段と簡便な操作入力処理装置及び方法
を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、基本プログラム記憶部21に格納
されているプログラムデータのうち、操作入力処理部1
3(13A、13B、13C……)がユーザの操作入力
に応じた処理を行う際に必要な処理メニューに対応する
プログラムデータを抽出し、当該抽出したプログラムデ
ータを操作入力処理部13(13A、13B、13C…
…)に供給することにより、操作入力処理部13(13
A、13B、13C……)においてユーザの操作入力に
応じた処理を行う操作入力処理装置10であって、操作
入力処理部13(13A、13B、13C……)のシミ
ュレーション動作をする際に、処理メニューに対応する
プログラムデータを基本プログラム記憶部21から読み
出して実行すると共に、当該読み出したプログラムデー
タを第1のプログラムデータとして抽出するシミュレー
ション装置部11と、シミュレーション装置部11に対
して着脱自在に接続され、シミュレーション装置部11
において抽出された第1のプログラムデータを格納する
処理プログラム配布メモリ部12(12A、12B、1
2C……)とを具え、操作入力処理部13は、シミュレ
ーション装置部11から取りはずされた処理プログラム
配布メモリ部12(12A、12B、12C……)が接
続されたとき、処理プログラム配布メモリ部12(12
A、12B、12C……)に格納されている第1のプロ
グラムデータを第1のメモリ手段33に格納し、その後
第1のメモリ手段33の第1のプログラムデータを用い
てユーザの操作入力に応じた処理を実行するようにす
る。
【0014】シミュレーション装置部11において、操
作入力処理部13(13A、13B、13C……)で用
いる処理メニューをシミュレーション処理することによ
り、当該処理メニューについて基本プログラム記憶部2
1から読み出したプログラムデータを抽出して作成され
たプログラムデータを処理プログラム配布メモリ部12
(12A、12B、12C……)に格納すると共に、当
該処理プログラム配布メモリ部12(12A、12B、
12C……)を操作入力処理部13(13A、13B、
13C……)に接続して格納されている新たなプログラ
ムデータを操作入力処理部13(13A、13B、13
C……)に供給できるようにしたことにより、たとえ操
作入力処理部13(13A、13B、13C……)にお
いて不用意に電源を遮断するような異常状態が生じたと
しても、操作入力処理部13(13A、13B、13C
……)において用いられるプログラムデータを破壊する
ことなく簡便に基本プログラム記憶部21から供給でき
るような操作入力処理装置10を容易に実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0016】図1において、10は全体として例えばコ
ンサートのチケットを発券する自動発券機でなる操作入
力処理装置を示し、シミュレーション装置部11と処理
プログラム配布メモリ部12と、操作入力処理部13と
を有する。
【0017】シミュレーション装置部11は、ハードデ
ィスクによって構成された基本プログラム記憶部21に
格納されているオペレーティングシステム・プログラム
と、アプリケーション・プログラムとに基づいて、操作
入力処理部13の動作を立ち上げて処理動作させるため
に必要なプログラムデータでなるファイルを抽出するも
ので、パーソナルコンピュータでなるシミュレーション
データ処理部22から入力したコマンドを処理プログラ
ム作成部23を介して基本プログラム記憶部21に与え
ることにより、操作入力処理部13を立ち上げ動作させ
る際に必要とされるオペレーションシステム(OS)・
プログラム及びアプリケーション・プログラムを起動動
作させる。
【0018】基本プログラム記憶部21は、オペレーテ
ィングシステム(OS)・プログラムと共に、種々のデ
ータ処理動作を実行するための多数のアプリケーション
・プログラムを標準装備として例えばハードディスク構
成の記憶媒体に格納しており、当該格納されているオペ
レーティングシステム(OS)・プログラム及びアプリ
ケーション・プログラムのうちの一部を供給することに
より、当該プログラムによって定義された処理動作を操
作入力処理部13によって実行させる。
【0019】シミュレーション装置部11の処理プログ
ラム作成部23は、パーソナルコンピュータによって構
成され、その中央処理装置(CPU)23Aによってタ
ッチパネル機能をもっディスプレイ23Bに対するユー
ザの入力操作に応じて図2に示すシミュレーション処理
手順RT0を実行することにより、基本プログラム記憶
部21からのプログラムの抽出処理を実行する。
【0020】CPU23Aはシミュレーション処理手順
RT0に入ると、ステップSP1において基本プログラ
ム記憶部21から処理メニューデータを読み出してディ
スプレイ23B及びシミュレーションデータ処理部22
のディスプレイ22Aに表示した後、ステップSP2に
おいてユーザが処理メニューに従ってオペレーティング
・メニュー又はアプリケーション・メニューを選択操作
するのを待ち受ける。
【0021】ステップSP2においてユーザがオペレー
ティングシステム・メニュー又はアプリケーション・メ
ニューを選択操作すると、CPU23Aはその都度リー
ドセクタ取込処理サブルーチンRT1の処理を実行した
後、ステップSP1に戻る。
【0022】リードセクタ取込処理サブルーチンRT1
において、CPU23Aは、図3に示すように、ステッ
プSP11においてセクタ・アクセス判定テーブル23
Cを初期化する。
【0023】セクタ・アクセス判定テーブル23Cは、
図4に示すように、基本プログラム記憶部21のすべて
の単位メモリエリアアドレス(この実施の形態の場合、
ハードディスクのセクタ番号)に対応する1ビット構成
の多数のメモリエリアを有し、基本プログラム記憶部2
1の各単位メモリエリアが読み出されたとき論理「1」
かつ読み出されていないとき論理「0」、のフラグデー
タを記憶できるようになされている。
【0024】この実施の形態の場合、基本プログラム記
憶部21は記憶媒体として640 〔MB〕のハードディス
クが用いられ、セクタ番号「0」〜「131720」ごとにシ
ステムデータ及びファイルデータを記憶単位データを記
憶するようになされ、これに応じてセクタアクセス判定
テーブル23Cは基本プログラム記憶部21のセクタ番
号「0」〜「1310720」に対応するアドレス番号「0」
〜「1310720」のメモリエリアを有する。
【0025】また、基本プログラム記憶部21は、セク
タ番号「0」〜「1310720 」について、1セクタ=512
〔B〕、クラスタ数40960 (1クラスタ=4セクタ)の
メモリエリアを指定できるように構築されている。
【0026】かくして、CPU23AはステップSP1
1(図3)においてセクタ・アクセス判定テーブル23
Cを初期化することにより、「0」〜「1310720 」番地
のすべてのメモリエリアを論理「0」に初期化する。
【0027】この初期化処理が終了した後、CPU23
AはステップSP2(図2)において選択された処理メ
ニューに対応して基本プログラム記憶部21のメモリア
ドレス(セクタ番号)から読み出したプログラムデータ
からIDEコマンド(ハードディスクの読み書きやその
他の処理を命令するためのコマンド)を取得する処理を
実行する。
【0028】CPU23Aは続くステップSP13にお
いて、IDEコマンドを取得する(SP12)ごとに、
IDEコマンドはリードコマンドか否かの判断をし、否
定結果が得られたとき(このことは基本プログラム記憶
部21からプログラムデータを読み出すためのコマンド
ではないことを意味する)、上述のステップSP12に
戻って次のIDEコマンドの取得処理を繰り返す。
【0029】これに対して、ステップSP13において
肯定結果が得られたとき(このことは基本プログラム記
憶部21からプログラムデータを読み出すことを命令す
るコマンドが得られたことを意味する)、CPU23A
はステップSP14において処理プログラム作成部23
のセクタ・シリンダ・ヘッドレジスタ23Dにおいて、
セクタ番号と、シリンダ番号と、ドライブヘッド番号と
に基づいて、読み出すべきファイル名のデータが格納さ
れているメモリ位置(セクタ番号)を算出する。
【0030】続いてCPU23AはステップSP15に
移って、セクタ・アクセス判定テーブル23Cの当該算
出したセクタ番号のメモリエリアに論理「1」のフラグ
を書き込み、これにより基本プログラム記憶部21のデ
ータのうち、リードコマンドによって読み出すべきプロ
グラムデータのセクタ番号がセクタアクセス判定テーブ
ル23Aに保存される。
【0031】その後CPU23Aは次のステップSP1
6において終了キーが押されたか否かを判断し、否定結
果が得られたとき(このことはユーザによる処理メニュ
ーの選択が終了していないことを意味する)、上述のス
テップSP12に戻って、次のIDEコマンドについて
の処理を繰り返す。
【0032】これに対してステップSP16において肯
定結果が得れたとき(このことはユーザによって指定さ
れた処理メニューに関するIDEコマンドの処理が終了
したことを意味する)、CPU23AはステップSP1
7から当該リードセクタ取込処理サブルーチンを終了し
てシミュレーション処理ルーチンRT0(図2)にリタ
ーンする。
【0033】このときCPU23Aは、図2のシミュレ
ーション処理ルーチンRT0において上述のステップS
P1に戻って、ディスプレイ23B及びシミュレーショ
ンデータ処理部22のディスプレイ22Aに処理メニュ
ーを表示してステップSP2におけるユーザの選択操作
を待ち受ける状態になる。
【0034】これに対して、ステップSP2において、
ユーザがファイル抽出処理を選択すると、CPU23A
はリードファイルの抽出処理サブルーチンRT2に入
る。
【0035】リードファイルの抽出処理サブルーチンR
T2において、CPU23Aは、図5に示すように、ス
テップSP21において処理プログラム作成部23に、
作業ファイルメモリ23Eを開設した後、ステップSP
22において基本プログラム記憶部21からディレクト
リを読み込む。
【0036】この実施の形態の場合、基本プログラム記
憶部21は、図4に示すように、セクタ番号「0」〜
「415 」までのメモリエリアに初期プログラムローダ
(Initial Program Loader:IPL)などのシステムエ
リアと、メインファイル割当てテーブル(File Allocat
ion Table :FAT)と、サブファイル割当てテーブル
(サブFAT)と、ルートディレクトリとが格納されて
いる。
【0037】また、セクタ番号「416 」〜「7999」のメ
モリエリアには、ファイル名A.DAT、B.DAT、
C.DAT……のプログラムデータが格納されている。
【0038】さらに、セクタ番号「8000」を先頭アドレ
スとするメモリエリアに、サブディレクトリDIRA
と、ファイル名A1.EXE、A2.DAT、A3.S
YS……のプログラムデータが格納されている。
【0039】さらに、セクタ番号「56000 」を先頭アド
レスとするメモリエリアに、サブディレクトリDIRB
と、ファイル名B1.DAT、B2.DAT……のプロ
グラムデータが格納されている。
【0040】初期プログラムローダ(IPL)は、基本
プログラム記憶部21のプログラムデータに基づく処理
動作を立ち上げるためのプログラムデータである。
【0041】また、メインファイル割当てテーブル(メ
インFAT)及びサブファイル割当てテーブル(サブF
AT)は、基本プログラム記憶部21のハードディスク
上の記憶エリア(すなわちセクタ)を管理するためのデ
ータである。
【0042】さらに、ルートディレクトリは、図6に示
すように、セクタ番号「416 」を先頭アドレスとするデ
ータ記憶領域に格納されている「ファイル名」A.DA
T、B.DAT、C.DAT……と、これに続くサブデ
ィレクトリDIRAのアドレス(すなわち「FATエン
トリ」)「2」、「4」、「6」……と、「ファイルサ
イズ」「18000 」、「24000 」、「16000 」……、及び
「その他の情報」を順次記載しており、これによりファ
イル名A.DAT、B.DAT、C.DAT……及びサ
ブディレクトリDIRAのファイルのプログラムデータ
名をクラスタアドレス分類を用いたアドレスとしてそれ
ぞれアクセスできるようになされている。
【0043】サブディレクトリDIRAは、同じよう
に、図7に示すように、セクタ番号「8000」を先頭アド
レスとするメモリエリアに格納されている「ファイル
名」A1.EXE、B2.DAT、A3.SYSと、次
のサブディレクトリDIRBのファイルが存在するクラ
スタアドレスでなる「FATエントリ」と、「ファイル
サイズ」と、「その他の情報」とが記載されており、こ
れにより当該メモリエリアに格納されているプログラム
データをアクセスできるようになされている。
【0044】さらに、サブディレクトリDITBは、同
じように、図8に示すように、セクタ番号「56000 」を
先頭とするメモリエリアに格納されている「ファイル
名」B1.DAT、B2.DATのファイルが存在する
クラスタアドレスでなる「FATエントリ」と、「ファ
イルサイズ」と、「その他の情報」とが書き込まれてお
り、これにより当該メモリエリアのプログラムデータを
アクセスできるようになされている。
【0045】このような基本プログラム記憶部21のメ
モリ構成に基づいて、CPU23Aは、リードファイル
抽出処理サブルーチン(図5)のステップSP22にお
いて、先ずシステムデータとしてのルートディレクトリ
(図6)を読み込んだ後、次にステップSP23におい
て読み込むべきディレクトリが終了したか否かの判断を
し、否定結果が得られたとき(サブディレクトリDIR
A、DIRBが存在することを意味する)、ステップS
P24に移ってルートディレクトリから「ファイル名」
A.DAT、B.DAT、C.DAT……の「FATエ
ントリ」を取り出す。
【0046】その後CPU23Aは、ステップSP25
においてファイルが存在する位置をクラスタアドレスに
よって記載されている「FATエントリ」をセクタ番号
に変換する。
【0047】続いてCPU23Aは、ステップSP26
において当該変換処理により得られたセクタ番号を用い
てセクタ・アクセス判定テーブル23Cの同じセクタ番
号のメモリエリアに格納されているフラグデータの値が
論理「1」であるか又は論理「0」であるかを判定す
る。
【0048】当該判定結果が論理「1」である場合に
は、このセクタ番号のファイルがリードセクタの取込み
処理サブルーチンRT1(図3)においてIDEコマン
ドによって読み出されたことを意味しており、このとき
CPU23AはステップSP27に移って当該ファイル
を基本プログラム記憶部21から作業ファイル23Eに
書き込む処理を実行する。
【0049】この実施の形態の場合、作業用ファイルメ
モリ23Eは、図9に示すように、容量32〔MB〕、セ
クタ数65536 、クラスタ数16384 、1クラスタ当りのセ
クタ数4、のような構成を有し、セクタ番号「0」から
「240 」までの間に初期プログラムローダIPLなどの
システムエリア、メインファイル割当てテーブル(メイ
ンFAT)、サブファイル割当てテーブル(サブFA
T)、ルートディレクトリとを格納している。
【0050】この実施の形態の場合、作業用ファイルメ
モリ23EのメインFAT及びサブFATは、基本プロ
グラム記憶部21(図4)と同様の手法でデータエリア
の単位記憶エリアを管理するためのファイル割当てテー
ブルFATを作成すると共に、作業用ファイルメモリ2
3Eの初期プログラムローダIPLなどのシステムエリ
アには、基本プログラム記憶部21の初期プログラムロ
ーダIPLなどのシステムエリアに格納されているプロ
グラムデータがそのままコピーされる。
【0051】これに対して、作業用ファイルメモリ23
Eのルートディレクトリには、図10に示すように、リ
ードセクタの取込み処理サブルーチンRT1(図3)に
おいて基本プログラム記憶部21から読み出されたファ
イル名A.DAT、C.DAT……が間にセクタ番号の
空きがない(全く空きがない又は大きい空きがない)よ
うに、詰めた状態になるように、書き込まれる。
【0052】このように、ファイルデータの記憶位置を
間を詰めた状態に変換したことに伴って、CPU23A
は、ステップSP28において、各ファイルデータの作
業用ファイルメモリ23Eの新たなアドレス(すなわち
クラスタアドレスFATエントリ)を基本プログラム記
憶部21のルートディレクトリ(図6)から変更する。
【0053】このルートディレクトリのファイルが存在
するクラスタアドレスFATエントリの書き換えは、ル
ートディレクトリに続いてサブディレクトリDIRA
(図11)及びDIRBのデータを読み取ったときに
も、同じように実行される。
【0054】続いてCPU23AはステップSP29に
移ってルートディレクトリ(又はサブディレクトリ)中
のファイルの作業ファイルメモリ23Eへの書き込みが
終了したか否かの判断をし、否定結果が得られたとき上
述のステップSP24に戻って当該残ったファイルにつ
いての作業ファイルメモリ23Eへの書込み処理を繰り
返す。
【0055】またCPU23Aは、ステップSP26に
おいて該当セクタのセクタ・アクセス判定テーブル23
への値が論理「0」であると判定したとき(このことは
リードセクタの取込みサブルーチンRT1(図3)にお
いて当該セクタのファイルを基本プログラム記憶部21
から取り込まなかったことを意味する)、上述のステッ
プSP24に移って次のファイルの処理を繰り返す。
【0056】やがて、ルートディレクトリ(またはサブ
ディレクトリ)中のすべてのファイルについての処理が
終了すると、CPU23AはステップSP29において
肯定結果を得ることにより上述のステップSP22に戻
り、新たなサブディレクトリについてのファイルの書込
み処理を実行する。
【0057】このようにして、基本プログラム記憶部2
1のルートディレクトリ及びサブディレクトリDIR
A、DIRBに記載されているすべてのファイルに関連
して、セクタ・アクセス判定テーブル23Cの対応する
セクタ番号に論理「1」の判定フラグが書き込まれてい
るファイルについて、CPU23Aは当該プログラムデ
ータを基本プログラム記憶部21から作業用ファイルメ
モリ23Eのデータメモリエリアに、セクタ番号の空き
がないように詰めた状態で書き込んで行く。
【0058】やがてすべてのディレクトリについての処
理が終了すると、CPU23AはステップSP23にお
いて肯定結果を得て、ステップSP30に移る。
【0059】このときCPU23Aは、ステップSP3
0において初期プログラムローダIPLなどのシステム
エリアと、メインFAT、サブFATの書き込みをした
後、ステップSP31において作業ファイルメモリ23
Eの記憶データを、圧縮方式LZW法によって圧縮し
て、ステップSP32において当該圧縮したデータを接
続ポート24(図1)に接続されたコンパクトフラッシ
ュで構成された処理プログラム配布用メモリ部12に書
き込む。
【0060】かくしてCPU23Aはリードファイルの
抽出処理サブルーチンRT2を終了して、ステップSP
33からシミュレーション処理ルーチンRT0(図2)
に戻る。
【0061】このときCPU23Aは、図2のシミュレ
ーション処理ルーチンRT0の処理選択ステップSP2
において、ユーザが終了操作をするのを確認した後、ス
テップSP3において当該シミュレーション処理ルーチ
ンを終了する。
【0062】実際上かかるシミュレーション処理ルーチ
ンRT0(図2)の処理は、操作入力処理部13が複数
個あるとき、当該複数の操作入力処理部13(13A、
13B、13C……)に対してそれぞれ複数の処理プロ
グラム配布メモリ部12(12A、12B、12C…
…)の接続ポート12Xをシミュレーション装置部11
の接続ポート24に接続してプログラムの書込み処理を
繰り返す。
【0063】その結果多数の操作入力処理部13(13
A、13B、13C……)に対してそれぞれ配布すべき
複数の処理プログラム配布メモリ部12(12A、12
B、12C……)をシミュレーション装置部13におい
て作成できる。
【0064】操作入力処理部13(13A、13B、1
3C……)は、接続ポート31に処理プログラム配布メ
モリ部12(12A、12B、12C……)の接続ポー
ト12Xを接続することにより、処理プログラム配布メ
モリ部12(12A、12B、12C……)をそれぞれ
パーソナルコンピュータでなる操作データ処理部32に
接続し、この操作データ処理部32によって接続された
処理プログラム配布メモリ部12(12A、12B、1
2C……)に格納されているプログラムデータを処理プ
ログラム記憶部33に取り込むと共に、当該取り込んだ
データに基づいて発券機として動作する操作入力実行部
34を駆動制御する。
【0065】処理プログラム記憶部33は図12に示す
ように、インターフェース33Aを介して操作データ処
理部32との間で受け渡したコマンド、データなどの情
報をレジスタ群及び接続回路で構成された中継回路部3
3Bにおいて回路要素を用いてハード的に中継処理す
る。
【0066】処理プログラム記憶部33はリードオンリ
メモリ構成の起動情報データ記憶部33Cを有し、その
先頭番地を表すシリンダ0番地に処理プログラム配布メ
モリ部12からデータをコピーするような処理動作を実
行させるための初期プログラムローダIPLを格納する
と共に、当該処理プログラムローダIPLによって読み
出されるドライブ情報をデータメモリエリアに格納して
いる。
【0067】起動情報データ記憶部33Cに格納されて
いるシリンダ0の初期プログラムローダIPL及びドラ
イブ情報は、パーソナルコンピュータでなる操作データ
処理部32からインターフェース33A、中継回路部3
3Bを介してROM制御回路33Dに読み出し信号が到
来したとき、ROM制御回路33D、中継回路部33
B、インターフェース33Aを介して操作データ処理部
32に起動情報として読み出され、操作データ処理部3
2はこの起動情報を用いて接続ポート31に接続されて
いる処理プログラム配布メモリ部12に格納されている
処理プログラムデータを読み取ると共に、図13に示す
操作入力処理ルーチンRT3を実行することによりその
後の処理動作に入る。
【0068】操作入力処理ルーチンRT3において、操
作データ処理部32は、ステップSP41において起動
情報データ記憶部33Cから初期プログラムローダIP
L及びドライブ情報を起動情報として読み込んだ後、ス
テップSP42において当該起動情報に含まれているプ
ログラムデータを用いて、接続ポート31に接続されて
いる処理プログラム配布メモリ部12に格納されている
処理プログラムデータをセクタ0から順次読み込む処理
を実行する。
【0069】このとき読み込まれた処理プログラムデー
タはシミュレーション装置部11において圧縮処理され
ているのに対して、操作データ処理部32はステップS
P43において当該読み込んだデータを逆圧縮処理する
ことにより解凍処理した後、ステップSP44において
処理プログラム記憶部33に書き込む。
【0070】この実施の形態の場合、処理プログラム記
憶部33は、操作データ処理部32から処理プログラム
データが転送されて来るときには、インターフェース3
3A、中継回路部33Bを順次介してD−RAM制御回
路33E側に切り換えてダイナミッランダムアクセスメ
モリ構成の処理プログラムデータ記憶部33Fに格納す
る。
【0071】かくして処理プログラムデータ記憶部33
Fに1セクタ分の処理プログラムデータが格納されたと
き、操作データ処理部32は、ステップSP45におい
て、全セクタの処理プログラムデータを処理プログラム
記憶部に転送コピーしたか否かの判断をし、否定結果が
得られたとき上述のステップSP42に戻って次のセク
タの処理プログラムを処理プログラム配布メモリ部12
から読み込んで解凍転送するための処理を繰り返す。
【0072】やがて全セクタの処理プログラムについて
の転送処理が終了すると、操作データ処理部32はステ
ップSP45において肯定結果が得られることにより、
次のステップSP46に移る。
【0073】かくして処理プログラムデータ記憶部33
Fには、図9について上述したように、シミュレーショ
ン装置部11の処理プログラム作成部23のうち作業フ
ァイルメモリ23Eに形成された、圧縮処理される前の
処理プログラムがコピーされたことになり、その結果セ
クタ0のメモリエリアから順次セクタ単位でIPLなど
のシステムエリア、メインFAT、サブFAT、ルート
ディレクトリが格納された後、データエリアにファイル
番号ADAT、CDAT……サブディレクトリDIRA
が順次メモリエリアに空きをつくることなく詰められた
状態で格納されると共に、ファイルデータA2.DAT
……サブディレクトリDIRB、ファイルデータB1.
DATが格納されることになる。
【0074】この状態において操作データ処理部32
は、ステップSP46において、処理プログラムデータ
記憶部33Fに格納された処理プログラムデータをセク
タ0番地からアクセスしてD−RAM制御回路33E、
中継回路部33B、インターフェース33Aを介して操
作データ処理部32に読み込んで当該処理プログラムデ
ータを用いて操作入力実行部34に対する操作制御処理
動作を立ち上げ、以後ステップSP47において処理プ
ログラムデータ記憶部33Fに格納されている初期プロ
グラムローダIPLを用いてそのプログラムに従う操作
入力制御を続け、ステップSP48において当該操作入
力処理ルーチンを終了する。
【0075】以上の構成において、基本プログラム記憶
部21に複数のオペレーティングシステム・プログラム
及びアプリケーション・プログラムが格納された状態に
おいて、当該複数のオペレーティングシステム・プログ
ラム及びアプリケーション・プログラムのうち、操作入
力処理部13において必要とされるオペレーティングシ
ステム・プログラム及びアプリケーション・プログラム
として一部を利用する際に、ユーザはパーソナルコンピ
ュータ構成のシミュレーションデータ処理部22を操作
することにより基本プログラム記憶部21のプログラム
データのうちから必要なプログラムデータを指定して操
作入力実行部34を動作させるようなシミュレーション
を行う。
【0076】このときシミュレーション装置部11は、
基本プログラム記憶部21に格納されているルートディ
レクトリ及びサブディレクトリを用いて利用しようとす
るプログラムデータを指定することにより、必要とする
ファイル名のデータを読み出す。
【0077】このときシミュレーション装置部11は、
ユーザによるシミュレーション操作によって読み出され
たファイルデータを、基本プログラム記憶部21のセク
タ番号と同じセクタ番号のメモリエリアに判定フラグを
書き込むことにより、セクタアクセス判定テーブル23
Cに保持する。
【0078】かくして操作入力処理部13の操作入力実
行部34を動作させるために必要なプログラムデータを
すべて基本プログラム記憶部21から読み出したとき、
当該読み出されたファイルデータが基本プログラム記憶
部21の単位記憶エリアのアドレス(すなわちセクタ番
号)の集まりとしてセクタアクセス判定テーブル23C
に蓄積される。
【0079】このようにして蓄積されたアドレス情報
は、シミュレーション装置部11の処理プログラム作成
部23のCPU23Aがユーザの操作に基づいてリード
ファイルの抽出処理サブルーチンRT2(図5)を実行
することにより、基本プログラム記憶部21に記憶され
ているファイルデータを作業ファイルメモリ23Eに読
み出す際に用いられ、これにより必要なファイルデータ
が抽出される。
【0080】このとき、作業ファイルメモリ23Eへの
ファイルデータの読出しは、ファイルデータ間に空きア
ドレスがないように詰めた状態でアドレスを指定するこ
とにより、作業ファイルメモリ23Eとして小容量のメ
モリ手段を用いても十分に必要とするファイルデータを
脱落させることなく抽出することができる。
【0081】かくして作業ファイルメモリ23Eに格納
されたプログラムデータは、圧縮処理された後、シミュ
レーション装置部11の接続ポート24に接続された処
理プログラム配布メモリ部12に移し換えられる。
【0082】圧縮処理されたプログラムデータは高密度
なデータとしてシミュレーション装置部11の接続ポー
ト24から着脱自在の複数の処理プログラム配布メモリ
部12(12A、12B、12C……)に格納すること
ができ、これにより簡便に複数の操作入力処理部13
(13A、13B、13C……)にその操作入力実行部
34を制御するためのプログラムデータとして配布され
る。
【0083】処理プログラム配布メモリ部12(12
A、12B、12C……)を接続ポート31に接続され
た複数の操作入力処理部13(13A、13B、13C
……)は、内蔵するパーソナルコンピュータでなる操作
データ処理部32を用いてユーザが操作入力データを入
力することにより、操作入力処理ルーチンRT3(図1
3)を実行して処理プログラム配布メモリ部12に格納
されているプログラムデータをそれぞれ処理プログラム
記憶部33に取り込む。
【0084】この操作入力処理ルーチンRT3を実行す
る際に、処理プログラム記憶部33の起動情報データ記
憶部33C(図12)に処理プログラム配布メモリ部1
2からプログラムデータを読み込む動作をするための起
動情報データ(すなわち初期プログラムデータIPL)
を固定記憶させておくようにしたことにより、処理プロ
グラム記憶部33と処理プログラム配布メモリ部12の
プログラムデータを単純にコピーする処理をするだけで
処理プログラム配布メモリ部12のプログラムデータを
処理プログラム記憶部33に格納して、その後の処理動
作を当該格納したプログラムデータによって実行する。
【0085】かくして、操作入力処理部13(13A、
13B、13C……)の操作データ処理部32は、発券
機を構成する操作入力実行部34を、処理プログラム記
憶部33の処理プログラムデータ記憶部33Fにコピー
されたプログラムデータを用いて駆動制御し、接続ポー
ト31に接続されている処理プログラム配布メモリ部1
2(12A、12B、12C……)に格納されているプ
ログラムデータを用いない状態になる。
【0086】このように、操作入力実行部34が発券動
作をしている状態においては、操作入力処理部13(1
3A、13B、13C……)の接続ポート31に接続し
た処理プログラム配布メモリ部12(12A、12B、
12C……)のプログラムデータを用いないようにした
ことにより、たとえ操作入力処理部13(13A、13
B、13C……)において処理プログラム記憶部33の
処理プログラムデータ記憶部33Fのプログラムデータ
を破壊するような不都合な動作が生じたとしても(例え
ば、操作入力処理部13(13A、13B、13C…
…)をシャットダウン処理をせずに電源を遮断したよう
な不測な異常事態が生じたとき)、接続ポート31に接
続されている処理プログラム配布メモリ部12(12
A、12B、12C……)に格納されているデータを破
壊させずにそのまま確保することができることにより、
その後再度操作入力処理ルーチンRT3(図13)を実
行するだけで操作入力実行部34を正常に動作させるこ
とができる。
【0087】以上の構成によれば、シミュレーション装
置部11において基本プログラム記憶部21に格納され
ているプログラムデータの一部を、着脱自在に接続した
処理プログラム配布メモリ部12に格納すると共に、当
該処理プログラム配布メモリ部12を操作入力処理部1
3に接続してプログラムデータを処理プログラム記憶部
33にコピーし、その後当該コピーしたプログラムデー
タを用いて操作入力実行部34を制御するようにしたこ
とにより、処理プログラム配布メモリ部12のプログラ
ムデータを破壊することなく操作入力処理部34を一段
と安定に制御することができる。
【0088】なお上述の実施の形態においては、処理プ
ログラム配布メモリ部12として、小容量の半導体記憶
媒体であるコンパクトフラッシュメモリを用いた場合に
ついて述べたが、処理プログラム配布メモリ部12とし
ては、これに限らず、CD−ROMのような大容量かつ
機械的機構をもった記憶媒体を用いるようにしても上述
の場合の同様の効果を得ることができる。
【0089】因に処理プログラム配布メモリ部12とし
てCD−ROMを用いてもCD−ROMに格納されてい
るプログラムデータを一旦処理プログラム記憶部33に
コピーした後は、動作上CD−ROMを切り離したと同
様の使い方をするので、たとえ操作入力処理部13がシ
ャットダウン処理をせずに電源が遮断された場合にも、
CD−ROMの記録媒体を損傷するようなおそれは生じ
ない。
【0090】かくするにつき、処理プログラム記憶部3
3をパーソナルコンピュータ構成の操作データ処理部3
2と交信するための手段として、図12に示すように、
インターフェース33A、中継回路部33Bと、ROM
制御回路33D及びDRAM制御回路33Eとでなるハ
ード的な回路要素を用いるようにしたことにより、処理
プログラム記憶部33の構成を一段と簡易化できる。
【0091】因に、通常D−RAM構成の処理プログラ
ムデータ記憶部33Fにアドレス番号を制御しながらデ
ータを記録するような場合には一般に演算機能をもった
コンピュータ要素を介在させる必要があると考えられる
が、図12の構成によれば、起動情報データ記憶部33
Cからのデータの転送や処理プログラムデータ記憶部3
3Fへのデータの転送はいずれもコピーをするだけです
むようにしたので、介在する要素としてインターフェー
ス33Aや中継回路部33Bのような受動要素を用いる
ことができる。
【0092】また、上述の実施の形態においては、処理
プログラム配布メモリ部12を操作入力処理部13に接
続ポート31を介して着脱自在に接続するようにした
が、これに代え、処理プログラム配布メモリ部12を操
作入力処理部13に固定接続するようにしても、上述の
場合と同様の効果を得ることができる。
【0093】この実施の形態の場合、操作入力処理部1
3として、図14及び図15に示す構成のものを適用し
得る。
【0094】図14の操作入力処理部13は、 3.5イン
チハードディスクサイズと同一のサイズとなるように全
体の形状を規定したもので、四角形状の基板13Aの左
側端に、コンピュータ接続用ピンコネクタ13Bと電源
用コネクタ13Cとが設けられていると共に、右側端部
にコンパクトフラッシュメモリでなる処理プログラム配
布メモリ部12を指し込むための切込み型ソケット13
Dが設けられている。
【0095】配線プリント基板でなる基板13A上に
は、処理プログラム記憶部33の起動情報データ記憶部
33Cを構成するリードオンリメモリと、インターフェ
ース33A及び中継回路部33Bを構成するゲートアレ
イと、処理プログラムデータ記憶部33Fを構成するD
−RAMとが基板13A上に取り付けられている。
【0096】図14の構成の操作入力処理部13を用い
れば、3.5 インチハードディスクを使用できるような装
置において当該 3.5インチハードディスクと互換できる
ような構造の操作入力処理部13を得ることができる。
【0097】図15は 2.5インチハードディスクサイズ
の操作入力処理部13を示すもので、この場合長方形上
の基板13Hの左側端部に 2.5インチハードディスクと
互換のピンコネクタ13Iを設けると共に、右側端部に
コンパクトフラッシュメモリ構成の処理プログラム配布
メモリ部12を接続するための切込み型ソケット13J
が設けられている。
【0098】基板13H上には、インターフェース33
A及び中継回路部33Bを構成するゲートアレイと、起
動情報データ記憶部33Cを構成するROMと、処理プ
ログラムデータ記憶部33Fを構成するD−RAMとが
設けられている。
【0099】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、基本プロ
グラム記憶部のプログラムデータのうち、操作入力処理
部をシミュレーション動作させる際に必要な処理メニュ
ーに対応するプログラムデータを抽出して第1のプログ
ラムデータとして1つ又は複数の処理プログラム配布メ
モリ部に格納すると共に、当該処理プログラム配布メモ
リ部を操作入力処理部に接続して供給できるようにした
ことにより、たとえ操作入力処理部において不用意に電
源を遮断するような異常状態が生じたとしても、操作入
力処理部において、基本プログラム記憶部に用意されて
いる処理メニューを用いた処理動作を、プログラムデー
タを破壊することなく安全に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による操作入力処理装置を示す略線的接
続図である。
【図2】図1のシミュレーション装置部11におけるシ
ミュレーション処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図3】図2のリードセクタの取込み処理サブルーチン
RT1の詳細を示すフローチャートである。
【図4】図1のセクタ・アクセス判定テーブルの構成を
示す略線図である。
【図5】図2のリードファイルの抽出処理サブルーチン
RT2の詳細な示すフローチャートである。
【図6】図1の基本プログラム記憶部21のルートディ
レクトリの構成を示す略線図である。
【図7】図1の基本プログラム記憶部21のサブディレ
クトリの構成を示す略線図である。
【図8】図1の基本プログラム記憶部21のサブディレ
クトリの構成を示す略線図である。
【図9】図1の作業用ファイルメモリ23Cの構成を示
す略線図である。
【図10】図9の作業用ファイルメモリ23Cのルート
ディレクトリの構成を示す略線図である。
【図11】図9の作業用ファイルメモリ23Cのサブデ
ィレクトリの構成を示す略線図である。
【図12】図1の処理プログラム記憶部33の詳細構成
を示す略線的接続図である。
【図13】操作入力処理ルーチンを示すフローチャート
である。
【図14】操作入力処理部13の一例の全体を構成を示
す平面図である。
【図15】操作入力処理部13の他の例の全体構成を示
す平面図である。
【図16】従来の自動発券機を示す略線的接続図であ
る。
【符号の説明】
10……操作入力処理装置、11……シミュレーション
装置部、12(12A、12B、12C……)……処理
プログラム配布メモリ部、13(13A、13B、13
C……)……操作入力処理部、21……基本プログラム
記憶部、22……シミュレーションデータ処理部、23
……処理プログラム作成部、23A……中央処理装置
(CPU)、23B……ディスプレイ、23C……セク
タ・アクセス判定テーブル、23D……セクタ・シリン
ダ・ヘッドレジスタ、23E……作業ファイルメモリ、
24……接続ポート、31……接続ポート、33……処
理プログラム記憶部、33A……インターフェース、3
3B……中継回路部、33C……起動情報データ記憶
部、33D……ROM制御回路、33E……D−RAM
制御回路、34……操作入力実行部。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本プログラム記憶部に格納されているプ
    ログラムデータのうち、操作入力処理部がユーザの操作
    入力に応じた処理を行う際に必要な処理メニューに対応
    するプログラムデータを抽出し、当該抽出したプログラ
    ムデータを上記操作入力処理部に供給することにより、
    上記操作入力処理部においてユーザの操作入力に応じた
    処理を行う操作入力処理装置であって、上記操作入力処理部のシミュレーション動作をする際
    に、上記処理メニューに対応するプログラムデータを上
    記基本プログラム記憶部から読み出して実行すると共
    に、当該読み出したプログラムデータを第1のプログラ
    ムデータとして抽出する シミュレーション装置部と、 上記シミュレーション装置部に対して着脱自在に接続さ
    れ、上記シミュレーション装置部において抽出された上
    記第1のプログラムデータを格納する処理プログラム配
    布メモリ部とを具え、 上記操作入力処理部は、 上記シミュレーション装置部か
    ら取りはずされた上記処理プログラム配布メモリ部が接
    続されたとき、上記処理プログラム配布メモリ部に格納
    されている上記第1のプログラムデータを第1のメモリ
    手段に格納し、その後上記第1のメモリ手段の上記第1
    プログラムデータを用いて上記ユーザの操作入力に応
    じた処理を実行するとを特徴とする操作入力処理装
    置。
  2. 【請求項2】上記シミュレーション装置部は、 上記基本プログラム記憶部から上記処理メニューに対応
    するプログラムデータを読み出して実行するシミュレー
    ション実行手段と、 上記シミュレーション実行手段によって読み出された
    記処理メニューに対応するプログラムデータの上記基本
    プログラム記憶部におけるアドレスを判定して記憶する
    アクセス判定テーブル手段と、 上記基本プログラム記憶部のすべてのアドレスのうち、
    上記アクセス判定テーブル手段に記憶されているアドレ
    スのプログラムデータを上記基本プログラム記憶部から
    読み出して上記第1のプログラムデータを作成するプロ
    グラムデータ作成手段とを具えることを特徴とする請求
    項1に記載の操作入力処理装置。
  3. 【請求項3】上記操作入力処理部は、 上記処理プログラム配布メモリ部から上記第1のプログ
    ラムデータを上記第1のメモリ手段に格納するために用
    いる第2のプログラムデータを固定記憶する第2のメモ
    リ手段と、 上記第2のプログラムデータを用いて上記第1のプログ
    ラムデータを上記処理プログラム配布メモリ部から上記
    第1のメモリ手段にコピーするコピー手段とを具えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の操作入力処理装置。
  4. 【請求項4】基本プログラム記憶部に格納されているプ
    ログラムデータのうち、操作入力処理部がユーザの操作
    入力に応じた処理を行う際に必要な処理メニューに対応
    するプログラムデータを抽出し、当該抽出したプログラ
    ムデータを上記操作入力処理部に供給することにより、
    上記操作入力処理部においてユーザの操作入力に応じた
    処理を行う操作入力処理装置について、 上記操作入力処理部のシミュレーション動作をする際
    に、上記処理メニューに対応するプログラムデータを上
    記基本プログラム記憶部から読み出して実行すると共
    に、当該読み出したプログラムデータを第1のプログラ
    ムデータとして抽出し、 上記第1のプログラムデータを着脱自在に接続された処
    理プログラム配布メモリ部に格納し、これにより、上記
    処理プログラム配布メモリ部が取りはずされて上記操作
    入力処理部に接続されたとき、上記操作入力処理部によ
    って、上記処理プログラム配布メモリ部に格納された上
    記第1のプログラムデータを第1のメモリ手段に格納さ
    せてその後当該第1のプログラムデータを用いて上記ユ
    ーザの操作入力に応じた処理を実行させる ことを特徴と
    するシミュレーション装置部。
  5. 【請求項5】基本プログラム記憶部に格納されているプ
    ログラムデータのうち、操作入力処理部がユーザの操作
    入力に応じた処理を行う際に必要な処理メニューに対応
    するプログラムデータを抽出し、当該抽出したプログラ
    ムデータを上記操作入力処理部に供給することにより、
    上記操作入力処理部においてユーザの操作入力に応じた
    処理を行う操作入力処理装置について、 シミレーション装置部において、上記操作入力処理部の
    シミュレーション動作をする際に、上記処理メニューに
    対応するプログラムデータを上記基本プログラム記憶部
    から読み出して、当該読み出したプログラムデータを用
    いてシミュレーション動作すると共に、上記読み出した
    プログラムデータを第1のプログラムデータとして抽出
    し、当該シミュレーション装置部に着脱自在に接続され
    かつ上記第1のプログラムデータを格納されてなる処理
    プログラム配布メモリ部を、着脱自在に接続され、 上記処理プログラム配布メモリ部に格納されている上記
    第1のプログラムデータを第1のメモリ手段に格納し、
    その後上記第1のメモリ手段の上記第1のプログラムデ
    ータを用いて上記ユーザの操作入力に応じた処理を実行
    する ことを特徴とする操作入力処理部。
  6. 【請求項6】 基本プログラム記憶部に格納されているプ
    ログラムデータのうち、操作入力処理部がユーザの操作
    入力に応じた処理を行う際に必要な処理メニューに対応
    するプログラムデータを抽出し、当該抽出したプログラ
    ムデータを上記操作入力処理部に供給することにより、
    上記操作入力処理部においてユーザの操作入力に応じた
    処理を行う操作入力処理方法であって、 シミレーション装置部において、上記操作入力処理部の
    シミュレーション動作をする際に、上記処理メニューに
    対応するプログラムデータを上記基本プログラム記憶部
    から読み出して実行すると共に、当該読み出したプログ
    ラムデータを第1のプログラムデータとして抽出し、 上記シミュレーション装置部に対して着脱自在に接続さ
    れ、上記シミュレーション装置部において抽出された上
    記第1のプログラムデータを処理プログラム配 布メモリ
    部に格納し、 上記操作入力処理部において、上記シミュレーション装
    置部から取りはずされた上記処理プログラム配布メモリ
    部が接続されたとき、上記処理プログラム配布メモリ部
    に格納されている上記第1のプログラムデータを第1の
    メモリ手段に格納し、その後上記第1のメモリ手段の上
    記第1のプログラムデータを用いて上記ユーザの操作入
    力に応じた処理を実行する ことを特徴とする操作入力処
    理方法。
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