JP2007141998A - 半導体チップの製造装置及び半導体チップの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 半導体チップの製造装置1には、半導体チップ22cを吸着して保持する吸着部材43と、吸着部材43を移動させる移動機構44とが設けられている。半導体チップ22cを吸着部材43により吸着し、移動機構44により上昇させると、半導体チップ22cの分割予定ラインDLに対応してレーザ光の照射により導入されている改質領域に集中的に剪断応力が発生する。これにより、半導体基板21が分割予定ラインDLに沿って厚さ方向に分割されて、半導体チップ22cが得られる。半導体チップ22cは、吸着部材43により吸着された状態で、移動機構44によりパッケージに搭載するための実装工程に移送される。
【選択図】 図3
Description
図7(A)に示すように、シリコン等の半導体からなる半導体基板Wの裏面の基板面は、レーザダイシングなどが施された状態で、延伸性を有する樹脂製のシートSに接着されており、シートSの外周部は円環状のフレームFにより保持されている。
そして、図7(B)に示すように、半導体基板Wの下方に配置され、図示しない移動手段により上下方向に移動する押圧装置Mを用いて、シートSの裏側から半導体基板Wを押し上げるように押圧することにより、シートSが面方向(図中矢印F1、F2方向)に引き伸ばされる。これにより、シートSに接着された半導体基板Wには、面方向に応力が負荷されるため、半導体基板Wは複数の半導体チップCに分割される(特許文献1)。
また、所定の部材を取り付けるための力は、押圧するときに応力を負荷する方向からずれない程度の力でよいので、取り付けに必要な力を小さくすることができる。
また、半導体チップは分割されると、半導体基板の面方向であって、半導体基板から離れる方向に相対的に移動するため、分割された面同士がこすれることがないので、半導体チップにチッピングが発生するおそれがない。
また、所定の部材は、半導体素子が形成されていない面に取り付けるため、半導体素子を傷つけるおそれがない。
つまり、レーザ光の照射により半導体基板の内部に改質領域を形成するため、ダイヤモンドブレードなどによりダイシングした場合のように粉塵が発生しないので、半導体基板の基板面に粉塵が付着するおそれがない。
また、所定の部材を取り付けるための力は、押圧するときに応力を負荷する方向からずれない程度の力でよいので、取り付けに必要な力を小さくすることができる。
また、半導体チップは分割されると、半導体基板の面方向であって、半導体基板から離れる方向に相対的に移動するため、分割された面同士がこすれることがないので、半導体チップにチッピングが発生するおそれがない。
また、所定の部材は、半導体素子が形成されていない面に取り付けるため、半導体素子を傷つけるおそれがない。
この発明に係る半導体チップの製造装置及び製造方法の第1実施形態について、図を参照して説明する。図1は、この発明の半導体チップの製造装置により分割する半導体基板の構成例を示す模式図である。図1(A)は、フレームに保持されているシートに接着された半導体基板の平面説明図であり、図1(B)は、図1(A)の1B−1B矢視断面図である。図2は、半導体基板にレーザ光の照射を行う半導体チップの製造装置の説明図である。図3は、第1実施形態に係る製造装置を用いた半導体チップの製造方法の説明図であり、図3(A)は、半導体基板の分割前の状態の説明図であり、図3(B)は、半導体基板の分割後の状態の説明図である。
なお、いずれの図においても、説明のために一部を拡大して誇張して示している。
半導体基板21は、基板面21aの裏面21bが延伸性を有する樹脂製のシート41に接着されており、シート41が張った状態でシート41の外周部が円環状のフレーム42により保持されている。
図1(B)に示すように、1B−1Bライン上には、6つの半導体チップ22a〜22fが形成されている。半導体基板21の基板面には、7本の分割予定ラインDL1〜DL7及び分割予定ラインDL11、DL12(図1(A))が設定されている。分割予定ラインDL1〜DL7に対応する厚さ方向には、分割の起点となる改質領域K1〜K7が後述する方法により形成される。同様に、分割予定ラインDL11、DL12(図1(A))に対応する厚さ方向には、図示しない改質領域が形成される。
続いて、図2に示すように、レーザヘッド31を分割予定ラインDLに沿って走査し(図中矢印F4方向)、レーザ光Lを基板面21aから照射することにより、レーザ光Lの集光点Pが走査された深さdの経路に、多光子吸収による改質領域Kが適正に形成される。レーザ光Lの集光点Pの深さdを調整することにより、半導体基板21の厚さの範囲内で任意の深さに任意の層数の改質領域Kを形成することができる。例えば、厚さが比較的厚い場合は、その厚さ方向へ集光点Pを移動させて改質領域Kを厚さ方向に連続状、または複数箇所に形成することにより、半導体基板21の分割を容易にすることができる。
ここで、多光子吸収とは、物質が複数個の同種もしくは異種の光子を吸収することをいう。その多光子吸収により、半導体基板Wの集光点Pおよびその近傍では、光学的損傷という現象が発生し、これにより熱ひずみが誘起され、その部分にクラックが発生し、そのクラックが集合した層、つまり改質領域Kが形成される。
半導体チップの製造装置1には、半導体チップ22cを吸着して保持する吸着部材43(例えば、ダイピックアップ)と、吸着部材43を半導体チップ22cに吸着させるための図示しない吸着装置と、吸着部材43を移動させる移動機構44とが設けられている。
吸着部材43の先端部には、基板面21aのうち、半導体素子24cの周囲と分割予定ラインDL3、DL4及び分割予定ラインDL11、DL12(図1(A))とによって囲まれた部分と当接する当接部43aが形成されている。吸着部材43は、吸着部材43と基板面21aとが当接した状態で、図示しない吸引装置により吸着部材43と基板面21aとの間の空間43b内部を減圧することにより、基板面21aを吸着する。ここで、当接部43aはゴムなどの弾性体で形成すると、基板面21aとの密着性が向上し、吸着力が増大する。
引き上げられた半導体チップ22cは、吸着部材43により吸着した状態で、図示しないエアー洗浄装置を用いて半導体チップ22cにエアーを吹き付けることにより、分割時に発生した粉塵などが除去される。続いて、半導体チップ22cを吸着した状態で、吸着部材43を移動機構44によりパッケージに搭載するための実装工程に移送する。
その他の半導体チップ22a、22b、22d〜22fについても同様な操作を行うことにより、個別に分割することができる。
(1)基板面21aの半導体素子24cの周囲と分割予定ラインDL3、DL4及び分割予定ラインDL11、DL12とによって囲まれた部分に吸着部材43を吸着させて、上方へ作用する力を加えることにより、分割予定ラインDL3、DL4に対応して形成された改質領域K3、K4及び分割予定ラインDL11、DL12に対応して形成された改質領域に確実に応力を負荷することができる。そのため、吸着部材43が取り付けられた半導体チップ22aを分割予定ラインDL3、DL4、DL11、DL12に沿って厚さ方向に確実に分割することができ、割れ残しがなくなるので、半導体基板21を分割して得られる半導体チップ22の歩留まりを向上させることができる半導体チップの製造装置1及び製造方法を実現することができる。
(1)半導体基板21に応力を負荷するときに、シート41を面方向(図中矢印F5、F6方向)に拡張させると、半導体基板21には面方向に引張応力が負荷されるため、改質領域K3、K4及び分割予定ラインDL11、DL12に対応して形成された改質領域に作用する応力が増大するので、より一層容易に分割することができる。シート41を拡張する方法としては、例えば、図7に示すような押圧装置Mを用いた方法を採用することができる。
半導体基板21はシート41で接着して保持したが、他の方法で保持してもよい。例えば、半導体基板21の外周部を台座に設けられた固定治具で挟み込んで保持してもよい。
つまり、隣接する半導体チップ22に交互に吸着部材と固定部材とを配置して、応力を負荷することにより、一度の操作で複数個の半導体チップを得ることもできる。
この発明に係る半導体チップの製造装置及び製造方法の第2実施形態について、図を参照して説明する。図4は、第2実施形態に係る製造装置を用いた半導体チップの製造方法の説明図であり、図4(A)は、半導体基板の分割前の状態の説明図であり、図4(B)は、半導体基板の分割後の状態の説明図である。
なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を使用するとともに説明を省略する。
次に、半導体チップ22cに隣接した半導体チップ22b、22dが形成されている半導体基板21の裏面21bから、シート41を介して、半導体チップ22b、22dを上方に付勢する付勢部材46を当接させる。
吸着部材43を上昇させると、半導体チップ22cはシート41から取り外され、上方に引き上げられる。引き上げられた半導体チップ22cは、吸着部材43により吸着した状態で、図示しないエアー洗浄装置を用いて半導体チップ22cにエアーを吹き付けることにより、分割時に発生した粉塵などが除去される。続いて、半導体チップ22cを吸着した状態で、吸着部材43を移動機構44によりパッケージに搭載するための実装工程に移送する。
その他の半導体チップ22a、22b、22d〜22fについても同様な操作を行うことにより、個別に分割することができる。
(1)吸着部材43により、改質領域K3、K4及び分割予定ラインDL11、DL12に対応して形成された改質領域に確実に応力を負荷することができるため、半導体チップ22aを分割予定ラインDL3、DL4、DL11、DL12に沿って厚さ方向に確実に分割することができ、割れ残しがなくなるので、半導体基板21を分割して得られる半導体チップ22の歩留まりを向上させることができる半導体チップの製造装置1及び製造方法を実現することができる。
(1)半導体基板21に応力を負荷するときに、シート41を面方向(図中矢印F5、F6方向)に拡張させると、半導体基板21には面方向に引張応力が負荷されるため、改質領域K3、K4及び分割予定ラインDL11、DL12に対応して形成された改質領域に作用する応力が増大するので、より一層容易に分割することができる。シート41を拡張する方法としては、例えば、図7に示すような押圧装置Mを用いた方法を採用することができる。
この発明に係る半導体チップの製造装置及び製造方法の第3実施形態について、図を参照して説明する。図5は、第3実施形態に係る製造装置を用いた半導体チップの製造方法の説明図であり、図5(A)は、半導体基板の分割前の状態の説明図であり、図5(B)は、半導体基板の分割後の状態の説明図である。
なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を使用するとともに説明を省略する。
次に、第3実施形態と同様に、半導体チップ22b、22dの裏面21bから、シート41を介して、半導体チップ22b、22dを上方に付勢する付勢部材46を当接させる。
ここで、半導体基板21の上方にも吸着部材43を設けて、分割された半導体チップ22cを吸着して、移動機構44により吸着部材43を上昇させると、半導体チップ22cはシート41から取り外され、上方に引き上げられる。引き上げられた半導体チップ22cは、吸着部材43により吸着した状態で、図示しないエアー洗浄装置を用いて半導体チップ22cにエアーを吹き付けることにより、分割時に発生した粉塵などが除去される。続いて、半導体チップ22cを吸着した状態で、吸着部材43を移動機構44によりパッケージに搭載するための実装工程に移送する。
その他の半導体チップ22a、22b、22d〜22fについても同様な操作を行うことにより、個別に分割することができる。
(1)吸着部材43により、改質領域K3、K4及び分割予定ラインDL11、DL12に対応して形成された改質領域に確実に応力を負荷することができるため、半導体チップ22aを分割予定ラインDL3、DL4、DL11、DL12に沿って厚さ方向に確実に分割することができ、割れ残しがなくなるので、半導体基板21を分割して得られる半導体チップ22の歩留まりを向上させることができる半導体チップの製造装置1及び製造方法を実現することができる。
(1)半導体基板21に応力を負荷するときに、シート41を面方向(図中矢印F5、F6方向)に拡張させると、半導体基板21には面方向に引張応力が負荷されるため、改質領域K3、K4及び分割予定ラインDL11、DL12に対応して形成された改質領域に作用する応力が増大するので、より一層容易に分割することができる。シート41を拡張する方法としては、例えば、図7に示すような押圧装置Mを用いた方法を採用することができる。
この発明に係る半導体チップの製造装置及び製造方法の第4実施形態について、図を参照して説明する。図6は、第4実施形態に係る製造装置を用いた半導体チップの製造方法の説明図であり、図6(A)は、フレームに保持されているシートに接着された半導体チップの部分を除去した半導体基板の平面説明図であり、図6(B)は、半導体基板の分割前の状態の説明図であり、図6(C)は、半導体基板の分割後の状態の説明図である。
なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を使用するとともに説明を省略する。
シート41から取り外された半導体チップ22cは、吸着部材43により吸着した状態で、図示しないエアー洗浄装置を用いて半導体チップ22jにエアーを吹き付けることにより、分割時に発生した粉塵などが除去される。続いて、半導体チップ22jを吸着した状態で、吸着部材43を移動機構44によりパッケージに搭載するための実装工程に移送する。
その他の半導体チップ22g〜22iについても同様な操作を行うことにより、個別に分割することができる。
(1)吸着部材43により、改質領域K5及び分割予定ラインDL13に対応して形成された改質領域に確実に応力を負荷することができるため、半導体チップ22aを分割予定ラインDL5、DL13に沿って厚さ方向に確実に分割することができ、割れ残しがなくなるので、半導体基板21を分割して得られる半導体チップ22の歩留まりを向上させることができる半導体チップの製造装置1及び製造方法を実現することができる。
(1)半導体基板21に応力を負荷するときに、シート41を面方向(図中矢印F5、F6方向)に拡張させると、半導体基板21には面方向に引張応力が負荷されるため、改質領域K5及び分割予定ラインDL13に対応して形成された改質領域に作用する応力が増大するので、より一層容易に分割することができる。シート41を拡張する方法としては、例えば、図7に示すような押圧装置Mを用いた方法を採用することができる。
(1)以上の各実施形態では、吸着部材43を用いて半導体チップ22を吸着する構成を採用したが、他の方法、例えば、接着や溶接などの方法を用いて移動機構44を有する部材に半導体チップ22を固定してもよい。
改質領域Kが請求項1に記載の領域に、吸着部材43が所定の部材にそれぞれ対応する。付勢部材45、46が請求項5に記載の付勢手段に、フレーム42が請求項6に記載の保持手段にそれぞれ対応する。
21 半導体基板
22、22a〜22j 半導体チップ
24、24c 半導体素子
31 レーザヘッド
41 シート
42 フレーム(保持手段)
43 吸着部材(所定の部材)
44 移動機構
45、46 付勢部材(付勢手段)
DL、DL1〜DL7 分割予定ライン
K、K1〜K7 改質領域(領域)
L レーザ光
M 押圧装置
P 集光点
Claims (13)
- 一方の基板面に複数の半導体素子が形成された半導体基板を厚さ方向に分割することにより、前記半導体素子を有する半導体チップを得る半導体チップの製造装置において、
各半導体素子間の前記基板面には、分割する予定のラインが設定されており、かつ、前記ラインに対応する厚さ方向には、厚さ方向に分割するために必要な応力を低くするための領域が形成されており、
前記基板面のうち、半導体素子の周囲と前記ラインとによって囲まれた部分に所定の部材を取り付けて、その所定の部材に対して前記基板面から離れる方向に作用する力を加えて、前記領域に剪断応力を発生させることにより、前記半導体基板を前記ラインの厚さ方向に分割して、前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体チップを得ることを特徴とする半導体チップの製造装置。 - 一方の基板面に複数の半導体素子が形成された半導体基板を厚さ方向に分割することにより、前記半導体素子を有する半導体チップを得る半導体チップの製造装置において、
各半導体素子間の前記基板面には、分割する予定のラインが設定されており、かつ、前記ラインに対応する厚さ方向には、厚さ方向に分割するために必要な応力を低くするための領域が形成されており、
前記基板面のうち、半導体素子の周囲と前記ラインとによって囲まれた部分に所定の部材を取り付けて、その所定の部材に対して前記基板面を押圧する方向に作用する力を加えて、前記領域に剪断応力を発生させることにより、前記半導体基板を前記ラインの厚さ方向に分割して、前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体チップを得ることを特徴とする半導体チップの製造装置。 - 一方の基板面に複数の半導体素子が形成された半導体基板を厚さ方向に分割することにより、前記半導体素子を有する半導体チップを得る半導体チップの製造装置において、
各半導体素子間の前記基板面には、分割する予定のラインが設定されており、かつ、前記ラインに対応する厚さ方向には、厚さ方向に分割するために必要な応力を低くするための領域が形成されており、
前記基板面のうち、前記半導体基板の端部にある半導体素子の周囲と前記ラインとによって囲まれた部分に所定の部材を取り付けて、その所定の部材に対して、前記半導体基板の面方向であって、前記半導体基板から離れる方向に作用する力を加えて、前記領域に応力を発生させることにより、前記半導体基板を前記ラインの厚さ方向に分割して、前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体チップを得ることを特徴とする半導体チップの製造装置。 - 一方の基板面に複数の半導体素子が形成された半導体基板を厚さ方向に分割することにより、前記半導体素子を有する半導体チップを得る半導体チップの製造装置において、
各半導体素子間の前記基板面には、分割する予定のラインが設定されており、かつ、前記ラインに対応する厚さ方向には、厚さ方向に分割するために必要な応力を低くするための領域が形成されており、
前記半導体基板の他方の基板面の前記ラインによって囲まれた部分に対応する位置に所定の部材を取り付けて、その所定の部材に対して前記他方の基板面から離れる方向に作用する力を加えて、前記領域に剪断応力を発生させることにより、前記半導体基板を前記ラインの厚さ方向に分割して、前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体チップを得ることを特徴とする半導体チップの製造装置。 - 前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体素子に隣接する少なくとも1つの半導体素子の周囲と前記ラインとによって囲まれた部分、または、前記ラインによって囲まれた部分に対応する前記半導体基板の他面の基板面側に、前記所定の部材により作用する力の方向と逆方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の半導体チップの製造装置。
- 前記半導体基板の他方の基板面を接着するシートと、
前記シートの外周を保持する保持手段と、
前記保持手段で保持された前記シートを拡張する拡張手段と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の半導体チップの製造装置。 - 前記保持手段に保持された前記シートを裏面から押圧する押圧手段を備えており、前記シートの裏面を前記押圧手段によって押圧して、前記シートを拡張することを特徴とする請求項6に記載の半導体チップの製造装置。
- レーザ光を照射するレーザヘッドを、前記ラインに沿って、前記半導体基板に対して相対移動させながら、前記半導体基板の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射し、前記集光点に多光子吸収による改質領域を前記領域として形成する改質領域形成手段が設けられており、この改質領域形成工程を経た前記半導体基板を、前記改質領域を起点にして分割することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の半導体チップの製造装置。
- 前記所定の部材が分割された前記半導体チップを取り付けた状態で、前記所定の部材を移動させる移動機構により、前記半導体チップを前記半導体チップの実装工程に移送することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の半導体チップの製造装置。
- 一方の基板面に複数の半導体素子が形成された半導体基板を用意し、
前記半導体基板を厚さ方向に分割することにより、前記半導体素子を有する半導体チップを得る分割工程を備えた半導体チップの製造方法において、
前記半導体基板は、各半導体素子間の前記基板面に、分割する予定のラインが設定されており、かつ、前記ラインに対応する厚さ方向に、厚さ方向に分割するために必要な応力を低くするための領域が形成されており、
前記分割工程は、前記基板面のうち、半導体素子の周囲と前記ラインとによって囲まれた部分に所定の部材を取り付けて、その所定の部材に対して前記基板面から離れる方向に作用する力を加えて、前記領域に剪断応力を発生させることにより、前記半導体基板を前記ラインの厚さ方向に分割して、前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体チップを得る工程であることを特徴とする半導体チップの製造方法。 - 一方の基板面に複数の半導体素子が形成された半導体基板を用意し、
前記半導体基板を厚さ方向に分割することにより、前記半導体素子を有する半導体チップを得る分割工程を備えた半導体チップの製造方法において、
前記半導体基板は、各半導体素子間の前記基板面に、分割する予定のラインが設定されており、かつ、前記ラインに対応する厚さ方向に、厚さ方向に分割するために必要な応力を低くするための領域が形成されており、
前記分割工程は、前記基板面のうち、半導体素子の周囲と前記ラインとによって囲まれた部分に所定の部材を取り付けて、その所定の部材に対して前記基板面を押圧する方向に作用する力を加えて、前記領域に剪断応力を発生させることにより、前記半導体基板を前記ラインの厚さ方向に分割して、前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体チップを得る工程であることを特徴とする半導体チップの製造方法。 - 一方の基板面に複数の半導体素子が形成された半導体基板を用意し、
前記半導体基板を厚さ方向に分割することにより、前記半導体素子を有する半導体チップを得る分割工程を備えた半導体チップの製造方法において、
前記半導体基板は、各半導体素子間の前記基板面に、分割する予定のラインが設定されており、かつ、前記ラインに対応する厚さ方向に、厚さ方向に分割するために必要な応力を低くするための領域が形成されており、
前記分割工程は、前記基板面のうち、前記半導体基板の端部にある半導体素子の周囲と前記ラインとによって囲まれた部分に所定の部材を取り付けて、その所定の部材に対して、前記半導体基板の面方向であって、前記半導体基板から離れる方向に作用する力を加えて、前記領域に応力を発生させることにより、前記半導体基板を前記ラインの厚さ方向に分割して、前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体チップを得る工程であることを特徴とする半導体チップの製造方法。 - 一方の基板面に複数の半導体素子が形成された半導体基板を用意し、
前記半導体基板を厚さ方向に分割することにより、前記半導体素子を有する半導体チップを得る分割工程を備えた半導体チップの製造方法において、
前記半導体基板は、各半導体素子間の前記基板面に、分割する予定のラインが設定されており、かつ、前記ラインに対応する厚さ方向に、厚さ方向に分割するために必要な応力を低くするための領域が形成されており、
前記分割工程は、前記半導体基板の他方の基板面の前記ラインによって囲まれた部分に対応する位置に所定の部材を取り付けて、その所定の部材に対して前記他方の基板面から離れる方向に作用する力を加えて、前記領域に剪断応力を発生させることにより、前記半導体基板を前記ラインの厚さ方向に分割して、前記所定の部材が取り付けられた部分に対応する半導体チップを得る工程であることを特徴とする半導体チップの製造方法。
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