JP2005090965A - 視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡 - Google Patents
視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 角度と距離を現場で測量的に操作することができる操作盤を備えていない型式の各種計測器械において、煩雑な作業を行うことなしに、既定の座標系上の絶対位置の情報を精度良く得ることが可能となる視準機能並び被視準及び光学計測用反射機能を併せもつ望遠鏡を提供することである。
【解決手段】 本発明の視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡(16)は、望遠鏡部分(18)と、望遠鏡部分の先端部の側に、前記望遠鏡部分の視準軸と同軸上に配置された光学計測用反射ミラー部分(20)とを備え、光学計測用反射ミラーには、望遠鏡部分の視準軸と同軸上に、特定の波長の光を反射させるハーフミラー製の反射ミラー(22)が配置されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡(16)は、望遠鏡部分(18)と、望遠鏡部分の先端部の側に、前記望遠鏡部分の視準軸と同軸上に配置された光学計測用反射ミラー部分(20)とを備え、光学計測用反射ミラーには、望遠鏡部分の視準軸と同軸上に、特定の波長の光を反射させるハーフミラー製の反射ミラー(22)が配置されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡に関する。本発明の望遠鏡は、角度及び距離を測定する測量器械、及び、或る方向上に存在する物体についての諸情報を把握するための計測器械(例えば、三次元レーザースキャナー、レーザー距離計、赤外線測定装置、レーダー探査装置、一般的な可視画像撮影装置等)に用いられる。
測量においては、一般的に、角度と距離を計測してデジタル出力することができる器械(通常「トータルステーション」と呼ばれる)を使用して計測が行われる。物体の位置関係は、角度(方向)と距離によってその相対的位置及び絶対的位置が判明するものであるが、測量等の各種計測を行う計測器械には、技術者が角度と距離を現場で測量的に操作(「測量的に操作」とは、基準方向である後視に計測器械を方向付けて、目標方向の方向角(測量座標系でX軸と平行な北を基準とする角度)を算出可能とする操作を意味する)することができる操作盤を備えている第1型式のものと、このような操作盤を備えていない第2型式のもの(例えば、三次元レーザースキャナーや、単なる測距機能を有しているにすぎないレーザー距離計、被写体の諸情報を画像表示する赤外線測定装置、レーダー探査装置、一般的な可視画像撮影装置等)がある。
しかしながら、上述の第2型式の計測器械では、既定の座標系(測量公共座標系等)上の絶対位置の情報を精度良く得ようとすると、煩雑な作業を行うことを余儀なくされるという不都合がある。このことを、レーザー測量器械を例にとり、図5を参照して、以下に説明する(なお、説明を明瞭にするため、作業手順を簡略化して説明する)。まず、計測点A上に反射ミラーを設置する(手順1)。次いで、既知点B(既知点Bは、別の既知点Cに対する座標値が確定している)上にトータルステーションを設置し、トータルステーションによって計測点A上の反射ミラーを視準して、角度(α1 ,β1 )と距離(s1 )のデータを取得することによって計測点Aを既知化する(手順2)。次いで、計測点A上に設置した反射ミラーを撤去する(手順3)。次いで、既知点B上に設置したトータルステーションを移動して、計測点A上に設置する(手順4)。次いで、計測しようとする目標点Dとの位置関係を決定するため、計測点A上に設置したトータルステーションによって、まず角度(α2 ,β2 )を取得する(手順5)。次いで、計測点A上に設置したトータルステーションを撤去する(手順6)。次いで、計測点A上にレーザー測量器械を設置する(手順7)。この際、レーザー測量器械の求芯(水平位置と垂直位置)位置と手順4で設置したトータルステーションの求芯位置(水平位置と垂直位置)とを一致させるように注意しなければならない。そして、最後に、レーザー測量器械によって、計測点Aから目標点Dへの距離(s2 )のデータを取得して、目標点Dの座標値を決定する(手順8)。以上の作業を繰り返さなければならないため、きわめて煩雑である。
したがって、本発明は、角度と距離を現場で測量的に操作することができる操作盤を備えていない型式の各種計測器械において、煩雑な作業を行うことなしに、既定の座標系上の絶対位置の情報を精度良く得ることが可能となる視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の望遠鏡は、望遠鏡部分と、前記望遠鏡部分の先端部の側に、前記望遠鏡部分の視準軸と同軸上に配置された光学計測用反射ミラー部分とを備え、前記光学計測用反射ミラー部分には、前記望遠鏡部分の視準軸と同軸上に、特定の波長の光を反射させるハーフミラー製の反射ミラーが配置されていることを特徴とするものである。
本発明の望遠鏡には、視準機能と、視準軸上における被視準及び光学的反射機能とを併せ有する光学計測用反射ミラー部分が設けられているため、上述の第2型式の計測器械では、煩雑な作業を余儀なくされていた既定の座標系上の絶対位置の情報の取得を、比較的簡単に行うことが可能になった。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡(以下、単に「本発明の好ましい実施の形態に係る望遠鏡」という)について、レーザー測量器械に取り付けた場合を例として、詳細に説明する。本発明の好ましい実施の形態に係る望遠鏡16は、図1及び図2において全体として参照符号10で示されるレーザー器械に取り付けられている。レーザー器械10は、レーザー器械部分12と、レーザー器械部分12の上方に望遠鏡16を取り付けるためのアーム14とを備えている。レーザー器械部分12は、上述のように、従来の三次元レーザースキャナー、レーザー距離計などのレーザー器械でよい。
なお、図1及び図2において、参照符号12aは整準台、参照符号12bは止めネジ、参照符号12cは微動ネジ、参照符号12dは止めネジ、参照符号14aは止めネジ、参照符号14bは気泡管をそれぞれ示している。
望遠鏡16は、図3に示されるように、望遠鏡部分18と、望遠鏡部分18の先端部の側に、望遠鏡部分18の視準軸と同軸上に配置された光学計測用反射ミラー部分20とを有している。ここで、先端部とは、接眼鏡が設けられている側と反対の側を意味する。
望遠鏡部分18は、対物鏡18a、接眼鏡18b、及び十字線(図示せず)が1つの鏡筒内に配列されている。ここで、上述の視準軸とは、対物鏡18aの光芯と十字線の交点とを結ぶ直線である。望遠鏡部分18は、対物鏡18aと接眼鏡18bの光芯を結ぶ直線である光軸と、視準軸とが一致するように構成されている。なお、図3に示されている望遠鏡は、いわゆる外焦式のものであるが、本発明においては、内焦式のものを使用してもよい。
光学計測用反射ミラー部分20には、鏡筒内に、望遠鏡部分18の視準軸と同軸上に反射ミラー22が配置されている。反射ミラー22は、特定の波長の光を反射させるハーフミラー製の3枚の二等辺三角形のプレート22aによって正三角錐が形成されるように形作られたものである。ここで、ハーフミラーとは、指定波長域において光を透過光と反射光とに分割するのに用いるミラーである。
上述のように望遠鏡部分18と光学計測用反射ミラー部分20とを有する望遠鏡16は、視準機能、被視準機能、及び視準軸上における光学計測用反射機能を併せ持つことになる。
次に図5を参照して、以上のように構成された望遠鏡16が取り付けられたレーザー測量器械10の使用法の一例について説明する。まず、計測点A上にレーザー測量器械10を設置する(手順1)。次いで、既知点上Bにトータルステーションを設置し、トータルステーションによって、計測点A上のレーザー測量器械10の望遠鏡16の光学計測用反射ミラー部分20を視準して、角度(α1 ,β1 )と距離(s1 )のデータを取得することによって計測点Aを既知化する(手順2)。次いで、計測点A上のレーザー測量器械10の望遠鏡16によって、既知点Bを視準し基準方向を確定して(手順3)、計測しようとする目標点Dの角度(α2 ,β2 )を取得するとともに、レーザー測量器械10のレーザー器械部分12によって、計測点Aから目標点Dへの距離(s2 )のデータを取得して、目標点Dの座標値を決定する(手順4)。この後、手順4の作業を繰り返すことによって、測量作業を実施する。
また、本発明の好ましい実施の形態に係る望遠鏡16が取り付けられたレーザー測量器械10と自動追尾型トータルステーションとを組み合わせて使用することにより、例えば連続した道路施設を計測しようとする場合に、極めて効率的に測量作業を実施することができる。すなわち、既知基準点上に自動追尾型トータルステーションを固定的に設置するとともに、本発明の好ましい実施の形態に係る望遠鏡16が取り付けられたレーザー測量器械10を車両に搭載する。そして、当該車両を走行させながら、自動追尾型トータルステーションによってレーザー測量器械10の光学計測用反射ミラー部分20を視準してレーザー測量器械10の位置を逐次測定することにより、器械の積み替えや別の器械の入れ替えを一切することなしに、連続した施設の測量作業を実施することができる。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、反射ミラー22が正三角錐に形作られているが、反射ミラーを正四角錐などの他の形状に形作ってもよい。
10 レーザー測量器械
12 レーザー器械部分
14 アーム
16 望遠鏡
18 望遠鏡部分
20 光学計測用反射ミラー部分
22 反射ミラー
12 レーザー器械部分
14 アーム
16 望遠鏡
18 望遠鏡部分
20 光学計測用反射ミラー部分
22 反射ミラー
Claims (1)
- 視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡であって、
望遠鏡部分と、前記望遠鏡部分の先端部の側に、前記望遠鏡部分の視準軸と同軸上に配置された光学計測用反射ミラー部分とを備え、
前記光学計測用反射ミラー部分には、前記望遠鏡部分の視準軸と同軸上に、特定の波長の光を反射させるハーフミラー製の反射ミラーが配置されていることを特徴とする望遠鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003320516A JP2005090965A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003320516A JP2005090965A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005090965A true JP2005090965A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34452452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003320516A Pending JP2005090965A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | 視準機能、被視準機能及び光学計測用反射機能を併せ持つ望遠鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005090965A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1906141A3 (en) * | 2006-09-26 | 2010-01-27 | Kabushiki Kaisha Topcon | Laser scanner |
| JP2012225697A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Topcon Corp | 水平位置案内機 |
| JP2021089182A (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 株式会社熊谷組 | シールドトンネルの測量システムおよびシールドトンネルの測量方法 |
| JP2022130484A (ja) * | 2018-03-01 | 2022-09-06 | 株式会社エムアールサポート | 測量システム、測量システムの測量方法及び取り付け器具 |
-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003320516A patent/JP2005090965A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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