JP2005050220A - 車両周囲確認支援装置 - Google Patents
車両周囲確認支援装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005050220A JP2005050220A JP2003283140A JP2003283140A JP2005050220A JP 2005050220 A JP2005050220 A JP 2005050220A JP 2003283140 A JP2003283140 A JP 2003283140A JP 2003283140 A JP2003283140 A JP 2003283140A JP 2005050220 A JP2005050220 A JP 2005050220A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- rear monitoring
- display
- video
- map data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims abstract description 265
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 26
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Navigation (AREA)
Abstract
【課題】 車両周囲確認支援装置において、運転者が後方監視映像を必要としていない場合に後方監視映像が自動表示されることを低減する。
【解決手段】 車両の現在位置および地図データに基づいて、ステップ120および122における判定により、車両の現在位置が駐車場エリア内にあるか、あるいは乗員により地図上で設定された後方監視地点の周囲半径50m以内にあることが継続して10s以上検出されている状態において、ステップ124において車速が10km/h以下であることが検出された場合は、ステップ126において後方監視フラグRMFを2に設定する。これに基づいて、表示装置における表示を車載の後方監視カメラにより取得した車両後方の監視映像に自動的に切り替える。後方監視映像の表示は、乗員により解除されるか、あるいはイグニションスイッチがOFFにされるまで継続される。
【選択図】 図7
【解決手段】 車両の現在位置および地図データに基づいて、ステップ120および122における判定により、車両の現在位置が駐車場エリア内にあるか、あるいは乗員により地図上で設定された後方監視地点の周囲半径50m以内にあることが継続して10s以上検出されている状態において、ステップ124において車速が10km/h以下であることが検出された場合は、ステップ126において後方監視フラグRMFを2に設定する。これに基づいて、表示装置における表示を車載の後方監視カメラにより取得した車両後方の監視映像に自動的に切り替える。後方監視映像の表示は、乗員により解除されるか、あるいはイグニションスイッチがOFFにされるまで継続される。
【選択図】 図7
Description
本発明は、車両に搭載されて乗員に対して車両の周囲の状況を確認するための支援情報を提供する車両周囲確認支援装置に関するものである。
後方監視カメラを備えた車両においては、後方監視カメラにより取得した車両後方の監視映像を運転者の操作により車室内の表示装置に表示させて、車両を後退させる際の支援情報として利用することが可能であり、また、このような車両において、所定速度未満での後退時などに、表示装置における表示をナビゲーション情報などから自動的に後方監視映像に切り替えることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−180088号
しかしながら、実際には、駐車スペースに車両を収納する場合以外の後退時には、後ろに障害物がないなどの理由で、運転者がそれほど後方監視映像を必要としていない場合が多く、このような場合には、運転者にとっては後方監視映像よりもナビゲーション情報などが表示されているほうが望ましいにも拘わらず、上記従来技術においては、自動的に後方監視映像に切り替えられていた。
本発明は、上記点に鑑みなされたものであり、車両周囲確認支援装置において、運転者が後方監視映像を必要としていない場合に後方監視映像が自動表示されることを低減することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の車両周囲確認支援装置は、車両に搭載されて乗員に対して車両の周囲の状況を確認するための支援情報を提供する車両周囲確認支援装置であって、支援情報を表示する表示装置と、車両の後方の映像である後方監視映像を取得する後方監視カメラと、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、現在位置周辺の地図データを取得する地図データ取得手段と、後方監視映像を支援情報として表示装置に表示させるか否かを、現在位置および地図データに基づいて決定する表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
このような構成によると、車両の現在位置および地図データに基づいて、車両が現在どのような場所にあるのかを検出して、これに基づいて運転者が後方監視映像を必要とするような場所でのみ後方監視映像を表示装置に表示させるようにすれば、運転者が後方監視映像を必要としていない場合に後方監視映像が自動表示されることを低減できる。
表示制御手段は、請求項2記載のように、車両が駐車場エリア内にあると判定される場合には、後方監視映像を表示装置に表示させるようにするとよい。運転者は、駐車場においては車両を後退させることにより駐車スペースに収納する場合が多く、このようなときには後方を確認するための支援情報として後方監視映像が必要となる。そこで、表示制御手段による制御により後方監視映像を自動表示させるようにすると、運転者は自ら操作して後方監視映像を表示させる必要がない。
さらに、請求項3記載のように、乗員からの指示に基づいて地図上で選択した地点を後方監視地点として設定することが可能に構成し、表示制御手段は、車両が後方監視地点の周囲所定範囲内にあると判定される場合には、後方監視映像を表示装置に表示させるようにするとよい。このような構成によると、運転者が自宅などを後方監視地点として設定すれば、自宅の駐車スペースに車両を収納する際には、後方監視映像が自動表示される。このため、運転者は自ら操作して後方監視映像を表示させることなく、車両の後方を確認するための支援情報として後方監視映像を用いることができる。
表示制御手段は、後方監視映像を表示装置に表示させるか否かを決定する際に、さらに、請求項4記載のように車速情報を用いたり、請求項5記載のようにトランスミッションギアが後退位置であるか否かに関する情報を用いたりすると、より運転者が後方監視映像を必要としている場合にのみ後方監視映像を自動表示させることができ、これにより、運転者が後方監視映像を必要としていないような場合に後方監視映像が自動表示されることを低減できる。
請求項6記載のように、乗員からの指示に基づいて地図上で選択した地点を、後方監視地点としてだけでなく、前方監視地点として設定することが可能に構成し、表示制御手段は、車両が前方監視地点の周囲所定範囲内にあると判定される場合には、前方監視映像を表示装置に表示させるようにすると、例えば運転者が自宅を後方監視地点および前方監視地点として設定すれば、自宅の駐車スペースに車両を収納する際には、後方監視映像と前方監視画像の両方が自動表示される。自宅の駐車スペースが道路にギリギリに面していて見通しが悪い場合などには、このように後方監視画像と前方監視画像の両方が自動表示されると、運転者はこれらの画像を車両の後方や前方道路の状況を確認するための支援情報として用いて、前進と後退を繰り返して駐車スペースに車両を収納することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態に係る車両周囲確認支援装置に関して、図面に基づいて説明する。本実施形態においては、車両周囲確認支援装置は車載ナビゲーション装置に組み込まれる。
以下、本発明の一実施形態に係る車両周囲確認支援装置に関して、図面に基づいて説明する。本実施形態においては、車両周囲確認支援装置は車載ナビゲーション装置に組み込まれる。
図1はナビゲーション装置1の全体構成を示している。このナビゲーション装置1は、地図情報や経路案内情報などの他に、TV映像、前方監視カメラ17からの前方監視映像、後方監視カメラ20からの後方監視映像などを乗員に対して提供する。
ナビゲーション装置1は、位置検出器2、地図データ入力器6、オーディオ機器15、TV受信機14、表示装置10、音声出力装置11、操作スイッチ群7、リモコンセンサ12、外部メモリ9を備えており、これらは制御装置8に接続されている。制御装置8には、さらに車両に搭載されているパーキングブレーキセンサ3、車速センサ4、前方監視カメラ17、後方監視カメラ20が接続されている。
位置検出器2は、車両の現在位置を検出するためのもので、いずれも周知の地磁気センサ22、ジャイロスコープ23、距離センサ24、および人工衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機25を備えている。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器2を上述したうちの一部で構成してもよく、さらに、図示しないステアリングの回転センサ、各転動輪の車輪センサなどを用いてもよい。
地図データ入力器6は、現在位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図データおよび目印データを含む各種データを入力するための装置である。これらの各種データを記憶する記憶媒体としては、CD−ROMやDVD−ROMなどの再生専用の記憶媒体に加え、メモリカードやハードディスクなどの書き込み可能な記憶媒体が用いられる。
TV受信機14はTV信号を受信して、制御装置8に入力する。オーディオ機器15はMDプレーヤなどを備えたもので、音楽再生信号などのオーディオ信号を制御装置8に入力する。
表示装置10は、例えば、インストルメントパネル部に配設されるカラー液晶ディスプレイによって構成されており、110×170mmほどの画面を有している。この画面には、制御装置8によって、地図情報、案内情報などのナビゲーション情報、TV映像、前方監視映像、後方監視映像が表示される。
音声出力装置11は、スピーカなどによって構成され、誘導経路に従った案内情報や、オーディオ機器15からの音声、TV音声などを提供するために用いられる。
操作スイッチ群7は、例えば、表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチなどにより構成される。乗員は、この操作スイッチ群7、あるいはリモートコントロール端末(リモコン)13を用いて、目的地を設定したり、表示装置10に表示されている情報の切替えを指示したりするなど、各種操作を行うことができる。
車載のパーキングブレーキセンサ3からは、パーキングブレーキが作動中か否かを示すパーキングブレーキ作動信号が制御装置8に入力され、車速センサ4からは車速を示す車速信号が制御装置8に入力される。
前方監視カメラ17は、図2に示すように車両の前端部に配設されており、CCDカメラと左右側方を写す反射鏡などによって構成されている。これにより、車両の前左右側方の映像(前方監視映像)を取得して、前方監視映像信号を制御装置8に出力する。乗員によって操作スイッチ群7あるいはリモコン13を用いた操作により前方監視映像の表示が指示されると、制御装置8により、前方監視映像が例えば図3に示すように表示装置10に表示される。このとき、右側には車両の前右側方の映像が表示され、左側には車両の前左側方の映像が表示される。
また、本実施形態においては、乗員が地図上の任意の地点を選択して、この地点を自動的に前方監視映像の表示を行う前方監視地点として設定することが可能であり、このようにして設定された前方監視地点の周囲所定範囲内(例えば半径50m以内)において車速が10km/h以下になったときには、表示装置10における表示が自動的に前方監視映像に切り替えられる。乗員は、例えば日常通ることの多い見通しの悪い交差点などを前方監視地点として設定することができる。
さらに、車両の現在位置および地図データに基づいて、幅員が所定値(例えば5m)未満の道路において車両が交差点の所定範囲内(例えば半径50m以内)に近づいたと判断されるときには、見通しの悪い交差点に車両が近づいているとして、表示装置10における表示が自動的に前方監視映像に切り替えられる。このように自動表示された前方監視映像は、乗員により自動表示の解除が指示されるか、あるいは車両が前方監視設定地点や見通しの悪い交差点の周囲所定範囲外へ出た時点で、ナビゲーション情報の表示に切り替えられる。
後方監視カメラ20は、図4に示すように車両後部の例えばナンバープレート近傍に配設されており、車両後方の映像(後方監視映像)を取得して、後方監視映像信号を制御装置8に出力する。乗員によって操作スイッチ群7あるいはリモコン13を用いた操作により後方監視映像の表示が指示されると、制御装置8により、後方監視映像が例えば図5に示すように表示装置10に表示される。
また、本実施形態においては、乗員が地図上の任意の地点を選択して、この地点を自動的に後方監視映像の表示を行う後方監視地点として設定することが可能であり、このようにして設定された後方監視地点の周囲所定範囲内(例えば半径50m以内)に車両の現在位置があることが継続して10s以上検出されている状態において車速が10km/h以下になったときには、表示装置10における表示が自動的に後方監視映像に切り替えられる。乗員は、例えば自宅などを後方監視地点として設定すると、車両が自宅に所定範囲まで近づいた時点で後方監視映像が自動表示されるため、これを車両後方を確認するための支援情報として用いて、自宅の駐車スペースに車両を収納することができる。
さらに、車両の現在位置および地図データに基づいて、車両が駐車場エリア内にあることが継続して10s以上検出されている状態において車速が10km/h以下になったときにも、表示装置10における表示が自動的に後方監視映像に切り替えられる。このように自動表示された後方監視映像は、乗員により自動表示の解除が指示されると、その時点でナビゲーション情報の表示に切り替えられるが、乗員による解除の指示がない場合には、車両が後方監視設定地点の周囲所定範囲外や駐車場エリア外へ出た場合でも継続して表示され、このような後方監視映像の表示はイグニションスイッチがOFFされるまで継続される。また、イグニションスイッチがONになった時点で駐車場エリア内あるいは後方監視地点の周囲所定範囲内に車両がある場合は後方監視映像の自動表示は行われない。
このように、本実施形態においては、運転者が駐車場や自宅などの駐車スペースに車両を後退させることにより収納する場合を前提として後方監視映像への自動切替えを行う。
また、本実施形態においては、例えば前方監視地点と後方監視地点の両方の周囲所定範囲内にある地点における場合など、前方監視映像が自動表示される条件と後方監視映像が自動表示される条件の両方が満足されているような場合には、表示装置10には前方監視映像と後方監視映像の両方が表示される。
乗員は、例えば自宅の駐車スペースが、後方に障害物があり、前方は道路にギリギリに面していて見通しが悪いような場合には、自宅を前方監視地点および後方監視地点として設定すると、車両が自宅の所定範囲内に近づいた時点で、表示装置10に前方監視映像と後方監視映像の両方が自動表示されるため、これらの映像を車両の周囲を確認するための支援情報として用いて、自宅の駐車スペースに後退と前進を繰り返して車両を収納することができる。
図6(a)は、表示装置10において乗員が前方監視地点を設定する場合の設定画面の例を示しており、(b)は後方監視地点を設定する場合の設定画面の例を示している。乗員は、操作スイッチ群7あるいはリモコン13を用いた操作により、このような設定画面を表示装置10に表示させて、前方監視地点および後方監視地点の設定を行うことができる。前方監視地点の設定画面では、図6(a)に示すように、地図上に監視地点登録カーソル40が表示される。このような監視地点登録カーソル40を、例えば見通しの悪い交差点など、前方監視映像を表示させたい地点まで地図上で移動させて、登録を指示すると、その地点を前方監視地点として設定することができる。地図上の前方監視地点として設定された位置には、前方監視地点マーク41が表示される。
図6(b)に示す後方監視地点の設定画面においても、同様に監視地点登録カーソル40が表示され、これを地図上で移動させて、例えば自宅など地図上の任意の地点を後方監視地点として設定することができる。図6(c)は、図6(a)および(b)に示す監視地点登録カーソル40の位置で前方監視地点および後方監視地点をそれぞれ設定した後に表示装置10に表示される地図を示している。ここに示すように、地図上には、車両の現在位置を示す自車位置マーク42と共に、前方監視地点には前方監視地点マーク41が、後方監視地点には後方監視地点マーク43が表示される。
制御装置8は、CPU、ROM、RAM、I/O、およびこれらを接続するバスラインを備えた周知のマイクロコンピュータにより構成されており、図1に示すように、機能ブロックとして、スイッチ信号入力部80、TV映像入力部89、音声信号入力部88、前方監視映像入力部90、後方監視映像入力部91、センサ信号入力部92、地図データ取得部81、現在位置算出部82、経路探索・設定部83、経路案内部84、画像生成部85、表示制御部86、音声出力部87を備えている。
これらの機能ブロック80〜92は、ROMに記憶しているプログラムをCPUによって実行することにより、実現される。なお、プログラムは外部メモリ9を介して外部から取得することもできる。
スイッチ信号入力部80は、操作スイッチ群7から操作信号を取得し、さらにリモコンセンサ12を介してリモコン13から操作信号を取得して、これらに基づいて、制御に用いるフラグなど、様々な設定を変更する。このとき、上記のような、前方監視地点および後方監視地点の設定も操作信号に基づいて行われる。
TV映像入力部89は、TV受信機14からTV映像信号を取得し、音声信号入力部88は、オーディオ機器15からのオーディオ信号およびTV受信機14からのTV音声信号を取得する。センサ信号入力部92は、パーキングブレーキセンサ3および車速センサ4からセンサ信号を取得する。
前方監視映像入力部90は前方監視カメラ17から前方監視映像信号を取得し、後方監視映像入力部90は後方監視カメラ20から後方監視映像信号を取得する。
地図データ取得部81は、表示制御部86などからの指示により、地図データ入力器6から車両の現在位置周辺などの地図データを取得して、地図データバッファ(図示せず)に記憶する。
現在位置算出部82は、位置検出器2の各種センサ22〜25からセンサ信号を読み込んで、これらのセンサ信号に基づいて、マップマッチングにより車両の現在位置を算出する。
経路探索・設定部83は、乗員によって目的地が設定された場合に、地図データ取得部81により必要な地図データを取得して、その地図データに基づいて、現在位置算出部82により算出された現在位置から設定された目的地までの最適な経路を、例えばダイクストラ法などを用いて設定する。
経路案内部84は、経路探索・設定部83により設定された経路と、地図データ内の道路の形状データや、交差点の位置情報などから、経路案内を提供するポイントを算出したり、どのような案内(例えば右折など)を行うのかを決定したりする。
画像生成部85は、表示制御部86の指示に従って、地図データバッファ内の地図データに基づいて、表示装置10に表示する地図などの画像を生成して、VRAMなどで構成された描画メモリに記憶する。
表示制御部86は、操作スイッチ群7およびリモコン13からのスイッチ信号に基づいてスイッチ信号入力部80により行われた設定や、センサ信号入力部92からのセンサ信号、車両の現在位置および地図データ、経路案内部84からの指示などに基づいて表示装置10に表示させる情報を決定して、表示装置10に表示させる。その場合、地図画像などを表示させるときには、画像を画像生成部85に生成させる。この表示制御部86による処理の詳細は後述する。
音声出力部87は、操作スイッチ群7およびリモコン13からのスイッチ信号に基づいてスイッチ信号入力部80により行われた設定や、センサ信号入力部92からのセンサ信号、車両の現在位置および地図データ、経路案内部84からの指示などに基づいて、音声出力装置11から音声出力する情報を決定して、音声出力装置11に出力させる。
図7〜9は制御装置8により実行される表示制御処理の手順を示している。この表示制御処理は車両のイグニションスイッチがONにされると開始され、まずステップ100においてエリア内フラグAFを1に初期設定する。このエリア内フラグAFは、車両が駐車場エリア内にあるときに1に設定され、駐車場エリア外にあるときに0に設定される。
つぎに、ステップ105において前方監視フラグFMFを0に初期設定する。この前方監視フラグFMFは、前方監視映像を自動表示するような状況が検出された場合に、つまり前方監視地点あるいは見通しの悪い交差点の周囲半径50mの範囲内において車速が10km/h以下であることが検出された場合に1に設定され、その後、乗員により前方監視映像の自動表示が解除されるか、あるいは前方監視地点あるいは見通しの悪い交差点の周囲半径50mの範囲外に車両が出た場合に0に設定される。
ステップ110では、後方監視フラグRMFを0に初期設定する。この後方監視フラグRMFは、後方監視映像を自動表示するような状況が検出された場合、つまり後方監視地点の周囲半径50mの範囲内あるいは駐車場エリア内に車両の現在位置があることが検出された場合に1に設定され、その後、後方監視地点の周囲半径50mの範囲内あるいは駐車場エリア内に車両の現在位置があることが継続して10s以上検出されている状態において車速が10km/h以下であることが検出された場合に2に設定される。その後、乗員により後方監視映像の自動表示が解除された場合に0に設定される。
つぎに、ステップ113において、監視映像表示フラグMFに0が設定される。この監視映像表示フラグMFは、乗員により行われた操作に基づいて前方監視映像を表示する場合、および前方監視フラグFMFの値に基づいて前方監視映像を自動表示する場合に1に設定される。ステップ115においては、現在位置算出部82により算出された車両の現在位置を取得し、さらに現在位置周辺の地図データを地図データ取得部81により取得する。
ステップ120〜144では、車両の現在位置および地図データに基づいて、エリア内フラグAFおよび後方監視フラグRMFの設定をつぎのように行う。ステップ120において、車両の現在位置が駐車場エリア内にあるか、あるいは乗員により設定された後方監視地点から半径50mの範囲内にあるか否か判定する。ここで、車両現在位置が駐車場エリア内にあるか否かは、条件「車両の現在位置が道路から50m以上はずれており、かつ駐車場設置地点の半径50mの範囲内にある」が満足されているか否かに基づいて判定される。
ステップ120においてYESと判定した場合は、ステップ122において、後方監視フラグRMFが1に設定されており、かつ後方監視フラグRMFが1に設定された時点からの経過時間を計測しているタイマであるTIMERの示す値が10s以上であるか否か判定する。NOと判定した場合は、ステップ128においてエリア内フラグAFが0であるか否か判定する。ステップ128においてYESと判定した場合は、ステップ130においてエリア内フラグAFに1を設定し、さらにステップ133において後方監視フラグRMFが0であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ135において後方監視フラグに1を設定し、ステップ138においてタイマTIMERをリセットし、これにより後方監視フラグRMFに1が設定された時点からの経過時間の計測を開始する。このようにして、車両が駐車場エリア外あるいは後方監視地点の周囲半径50mの範囲外から駐車場エリア内あるいは後方監視地点の周囲半径50mの範囲内に移動したことが検出された場合には、後方監視フラグRMFに1を設定する。ステップ138の実行後は、ステップ145に進む。
ステップ128においてNOと判定した場合、あるいはステップ133においてNOと判定した場合は、後方監視フラグRMFの設定を変更することなく、そのままステップ145に進む。
一方、ステップ122においてYESと判定した場合は、ステップ124において車速が10km/h以下であるか否か判定し、YESと判定した場合はステップ126において後方監視フラグRMFに2を設定する。このとき、後方監視カメラ20をONにする。このようにして、後方監視地点の周囲半径50mの範囲内あるいは駐車場エリア内に車両があることが継続して10s以上検出されている状態において車速が10km/h以下であることが検出された場合に、後方監視フラグRMFに2を設定する。ステップ126の実行後は、ステップ145に進む。ステップ124においてNOと判定した場合は、後方監視フラグRMFの設定を変更することなく、そのままステップ145に進む。
ステップ120においてNOと判定した場合は、ステップ140においてエリア内フラグAFに0を設定する。さらにステップ142において後方監視フラグRMFが1であるか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ144において後方監視フラグRMFに0を設定する。ステップ144の実行後は、ステップ145に進む。またステップ142においてNOと判定した場合は、そのままステップ145に進む。
ステップ145〜160では、車両の現在位置および地図データに基づいて、前方監視フラグFMFの設定をつぎのように行う。ステップ145において、車両の現在位置が見通しの悪い交差点付近にあるか、あるいは乗員により設定された前方監視地点から半径50mの範囲内にあるか否か判定する。本実施形態においては、幅員が所定値(例えば5m)以下の道路上の交差点を見通しの悪い交差点として、車両が見通しの悪い交差点付近にあるか否かの判定は、条件「幅員が5m以下の道路上に車両の現在位置があり、かつその道路上にある交差点から半径50m以内である」が満足されているか否かに基づいて行う。
ステップ145においてYESと判定した場合は、ステップ155において前方監視フラグFMFが0であり、かつ車速が10km/h以下であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ158において、乗員により前方監視映像の自動表示が解除されているか否か判定する。ステップ158においてNOと判定した場合は、ステップ160において前方監視フラグFMFに1を設定する。このとき、前方監視カメラ17をONにする。ステップ160の実行後は、ステップ165に進む。ステップ155においてNOと判定した場合、あるいはステップ158においてYESと判定した場合は、前方監視フラグFMFの設定を変更することなく、そのままステップ165に進む。
一方、ステップ145においてNOと判定した場合は、ステップ150において前方監視フラグFMFに0を設定する。このとき前方監視カメラがONである場合には、OFFにする。ステップ150の実行後は、ステップ165に進む。
ステップ165〜199では、前方監視フラグFMFおよび後方監視フラグRMFの値に基づいて、表示装置10への表示をつぎのように行う。ステップ165において、乗員により表示装置10に表示する情報として前方監視映像が選択されているか否か判定する。YESと判定した場合はステップ175に進む。
ステップ165においてNOと判定した場合は、ステップ170において、前方監視フラグFMFに1が設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ175に進む。
ステップ175においては、監視映像表示フラグMFに1を設定する。これにより、後のステップ190または194において、前方監視映像が表示装置10に表示される。ステップ175の実行後は、ステップ180に進む。
ステップ180では、乗員により表示装置10に表示する情報として後方監視映像が選択されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ192に進む。ステップ180においてNOと判定した場合は、ステップ182において後方監視フラグRMFが2に設定されているか否か判定する。NOと判定した場合はステップ188に進む。
ステップ182においてYESと判定した場合は、ステップ184において、乗員により後方監視映像の自動表示が解除されているか否か判定する。NOと判定した場合は、ステップ192に進む。
ステップ184においてYESと判定した場合は、ステップ186において、後方監視フラグRMFを0に設定して、ステップ188に進む。
ステップ192では、監視映像表示フラグMFに1が設定されているか否か判定する。NOと判定した場合は、ステップ197において後方監視映像を表示装置10に表示させる。ステップ192においてYESと判定した場合は、ステップ194において、前方監視映像と後方監視映像の両方を表示装置10に表示させる。このように、前方監視映像と後方監視映像の両方を表示させる場合には、例えば表示装置10の表示領域を左右に3分割して、左側に左前側方の映像、右側に右前側方の映像、中央に後方の映像を表示させる。また、ステップ194または197における監視映像の表示は、表示装置10が乗員によりONにされているときのみ行う。ステップ194または197の実行後はステップ113に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返し実行する。
ステップ188では、監視映像表示フラグMFに1が設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ190において表示装置10に前方監視映像を表示させる。ただし、このような前方監視映像の表示は、表示装置10が乗員によりONにされているときのみ行う。ステップ190の実行後は、ステップ113に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返し実行する。
ステップ188においてNOと判定した場合は、ステップ196において、乗員により表示装置10に表示させる情報としてTV映像が選択されており、かつパーキングブレーキ作動中であるか否か判定する。YESと判定した場合にはステップ198において表示装置10にTV映像を表示させる。ステップ196においてNOと判定した場合は、ステップ199においてナビゲーション情報を表示装置10に表示させる。ステップ198または199におけるTV映像あるいはナビゲーション情報の表示は、表示装置10が乗員によりONにされているときのみ行う。ステップ198または199の実行後はステップ113に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返し実行する。
本実施形態における構成によると、車両が駐車場エリア内にある場合、および乗員により設定された後方監視地点の周囲所定範囲内にある場合にのみ表示装置10における表示が自動的に後方監視映像に切り替わり、それ以外の場合は車両が後退するときでも自動的に後方監視映像に切り替えられることはない。従って、従来のように車両が後退中であるか否かに基づいて後方監視映像への自動切替えを行う場合に比較して、後方に障害物がない場合など、運転者が車両を後退させるときでも後方監視映像を必要としない場合に後方監視映像への自動切替えが行われることを低減できる。
また、本実施形態においては、車両が駐車場エリア内あるいは後方監視地点の周囲所定範囲内にあることが継続して10秒以上検出された場合にのみ、後方監視映像への自動切替えを行うため、車両が駐車場エリア内あるいは後方監視地点の周囲所定範囲内にないにも拘わらず誤って後方監視映像への自動切替えが行われることを低減できる。
一旦、後方監視映像へ自動的に切り替えられると、イグニションスイッチがOFFにされるか、あるいは乗員により後方監視映像の自動表示が解除されるまでは、後方監視映像を表示し続けるため、運転者が後退と前進を繰り返して駐車スペースに車両を収納する場合でも、この間に何度も表示が切り替わることはない。また、イグニションスイッチがONにされた時点で車両が駐車場エリア内あるいは後方監視地点の周囲所定範囲内にある場合は、後方監視映像の自動表示が行われないため、運転者が駐車スペースに駐車していた車両を発進させるためにイグニションスイッチをONにしたときには、表示装置10における表示は後方監視映像に切り替わることなく、TV映像あるいはナビゲーション情報が表示される。
このように、本実施形態の構成により、運転者が駐車場や自宅などの駐車スペースに車両を後退させることにより収納し、後にその駐車スペースから車両を前進させることにより発進させるような場合に、運転者に対して適切に後方監視映像を提供することができる。
さらに本実施形態の構成によると、車両が見通しの悪い交差点付近にある場合、および乗員により設定された前方監視地点の周囲所定範囲内にある場合にのみ、表示装置10における表示を自動的に前方監視映像に切り替えるため、見通しのよい交差点など、運転者が前方監視映像を必要としない場合に前方監視映像への自動切替えが行われることを低減できる。
本実施形態における位置検出器2および現在位置算出部82は本発明の現在位置検出手段に対応しており、地図データ入力器6および地図データ取得部81は本発明の地図データ取得手段に対応している。また、本実施形態における操作スイッチ群7、リモコンセンサ12、リモコン13、およびスイッチ信号入力部80は、本発明の後方監視地点設定手段に対応している。本実施形態における車速センサ4およびセンサ信号入力部92は本発明の車速情報取得手段に対応しており、表示制御部86は本発明の表示制御手段に対応している。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、つぎのように種々の変形が可能である。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、つぎのように種々の変形が可能である。
上記実施形態においては、運転者が駐車場において車両を後退させることにより駐車スペースに収納する場合を前提として、車両が駐車場に進入した場合には自動的に後方監視映像への切替えを行い、駐車場において車両のイグニションスイッチがONにされたときには後方監視映像への自動切替えを行わない構成であったが、運転者によっては、あるいは駐車場における駐車スペースの配置によっては、車両を前進させることにより駐車スペースに収納する場合があるため、このような場合でも適切に後方監視映像への自動切替えが行われるように、車両の現在位置が駐車場にあるか否かに関する情報に併せて、車両が後退中であるか否かに関する情報を用いて、後方監視映像への切替えを行うようにしてもよい。
図10は、この場合のナビゲーション装置の構成を上記実施形態と異なる部分についてのみ示しており、図11は表示制御部86による表示制御処理の手順を一部分についてのみ示している。図10に示すように、制御装置8はセンサ信号入力部92により、シフト位置センサ5から車両のトランスミッションギアのシフト位置を示す信号を取得する。シフト位置センサ5およびセンサ信号入力部92は、本発明の後退情報取得手段に対応している。
表示制御部86は、上記実施形態ではステップ100においてエリア内フラグAFを1に初期設定したのに対して、ステップ102においてエリア内フラグAFを0に初期設定する。上記実施形態ではステップ122において後方監視フラグRMFが1であり、かつタイマTIMERの示す値が10s以上であるか否かの判定を行ったのに対して、ステップ123において、後方監視フラグRMFが1であり、かつタイマTIMERの示す値が5s以上であるか否かの判定を行う。また、上記実施形態ではステップ124において車速が10km/h以下であるか否かの判定を行ったのに対して、ステップ125においてシフト位置センサ5からの信号に基づいて車両のトランスミッションギアが後退位置にあるか否か判定する。
これにより、例えば駐車場内において車両のイグニションスイッチがONにされた場合でも、その後5s以上経過して車両のトランスミッションギアが後退位置であることが検出された時点で後方監視映像が自動表示される。また、車両が駐車場エリア外から駐車場エリア内に移動した場合には、車両が駐車場エリア内にあることが5s以上継続して検出されている状態においてトランスミッションギアが後退位置であることが検出されると、後方監視映像への自動切替えが行われる。ステップ125における車両のトランスミッションギアが後退位置であるか否かの判定は、上記のようにトランスミッションギアのシフト位置を示す信号に基づいて行う以外に、バックアップランプに供給される電流または電圧を検出して、これに基づいて行うこともできる。
上記実施形態においては、表示装置10に後方監視映像を表示する場合には表示領域全体に後方監視映像を表示したが、例えば表示領域を左右に2分割して、左側にナビゲーション情報、右側に後方監視映像を表示するなど、ナビゲーション情報と後方監視映像の両方を表示するようにしてもよい。
上記実施形態において、ステップ120で車両が駐車場エリア内にあるか否かの判定を行う際には、条件「車両の現在位置が道路から50m以上はずれており、かつ駐車場設置地点の半径50m以内にある」が満足されているか否かに基づいて判定を行ったが、より正確な判定を行うために、「車両が道路からはずれるように走行した際の車両の速度が所定値(例えば20km/h)以下であった」、「車両が道路からはずれる際に車両の向きが60°以上変化した」などの条件が満足されているか否かを併せて判定するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては車両が駐車場エリア内にあるか否かの判定を行う際には、車両の現在位置が道路からはずれているか否かの判定を、車両の現在位置が道路から50m以上はずれているか否かに基づいて行ったが、車両の現在位置の検出に高精度GPSを利用する場合には、例えば、車両の現在位置が道路から5mはずれているか否かに基づいて判定を行うことができる。また、上記実施形態においては車両が見通しの悪い交差点を通過する際には、交差点通過後50mまで前方監視映像の表示を継続していたが、高精度GPSを利用する場合には、交差点通過後、例えば5mほど走行した時点で前方監視映像からナビゲーション情報に切り替えるようにしてもよい。
上記実施形態では、ステップ145において道路幅員が5m以下である道路上の交差点を「見通しの悪い交差点」としたが、さらに、交差点において道路の両側にそれぞれ建物があるか否かを地図データに基づいて判定し、道路幅員が5m以下であり、かつ道路の左右いずれかに建物がある交差点を「見通しの悪い交差点」としてもよい。この場合には、例えば道路の右側にのみ建物がある場合は右側の映像のみを表示するようにするなど、見通しの悪い方向の映像のみを提供するようにしてもよい。このとき、右側の監視映像のみを提供する場合には、表示装置10の表示領域の右半分に右側監視映像を表示し、左半分にはナビゲーション情報を表示し、左側の監視映像のみを提供する場合には、表示領域の左半分に左側監視映像を表示し、右半分にはナビゲーション情報を表示するようにするとよい。
あるいは、地図データの一部として、各交差点について見通しの悪い交差点であるか否かに関する情報を記憶しておき、これに基づいて、ステップ145において車両が見通しの悪い交差点に近づいているか否かを判定してもよい。さらに、見通しの悪い交差点であるか否かに関する情報として、道路の左右どちら側の見通しが悪いのかに関する情報も記憶しておくようにしてもよい。また、このような見通しの悪い交差点に関する情報の他に、事故が多発する交差点に関する情報なども地図データの一部として記憶しおき、乗員の指示により、このような事故が多発する交差点すべてを一括して前方監視地点として設定することなどが可能な構成としてもよい。
上記実施形態ではステップ124および155において車速の閾値として例えば10km/hなどの一定値を用いたが、このような車速の閾値を乗員が10〜30km/hほどの間で設定できるようにしてもよい。この場合、ステップ124において用いる閾値とステップ155において用いる閾値は、それぞれに設定できるように構成するとよい。
また、上記実施形態ではステップ145において道路幅員の閾値として例えば5mなどの一定値を用いたが、このような道路幅員の閾値を乗員が1.5〜100mほどの間で設定できるようにしてもよい。
上記実施形態ではステップ120および145において交差点あるいは監視地点に近づいたか否かを判定する場合の閾値として、例えば50mなどの一定値を用いたが、このような閾値を乗員が10〜300mほどの間で設定できるようにしてもよい。
また、ステップ120において車両が駐車場エリア内にあるか否かを判定する場合の閾値についても、上記実施形態においては一定値である50mを用いたが、乗員が利用する駐車場の大きさなどに基づいて設定することが可能な構成としてもよい。例えば、乗員が駐車場の大きさを「大」、「中」、「小」のいずれかに設定することができるように構成して、「大」に設定されている場合には閾値を例えば「100m」、「中」に設定されている場合には閾値を例えば「50m」、「小」に設定されている場合には閾値を例えば「30m」とすることができる。
上記実施形態においては、ステップ122においてタイマTIMERの示す値が10s以上であるか否か判定することにより、車両が駐車場エリア内あるいは後方監視地点の周囲半径50m以内にあることが10s以上継続した場合にのみ、実際に車両が駐車場エリア内あるいは後方監視地点の周囲半径50m以内にあると判定したが、このような判定を行う場合の継続時間の閾値は10sに限らず、例えば5sであってもよい。また、実際に誤って後方監視映像への自動切替えが行われる頻度などに基づいて、継続時間の閾値を乗員が3〜15sほどの間で設定できるようにしてもよい。
上記実施形態においては、前方監視映像および後方監視映像の自動表示を行う構成であったが、後方監視カメラのみが搭載されている車両において後方監視映像の自動表示のみを行う構成であってもよい。
1 ナビゲーション装置
2 位置検出器 (現在位置検出手段)
4 車速センサ (車速情報取得手段)
5 シフト位置センサ (後退情報取得手段)
6 地図データ入力器 (地図データ取得手段)
7 操作スイッチ群 (後方監視地点設定手段)
8 制御装置
10 表示装置
12 リモコンセンサ (後方監視地点設定手段)
13 リモートコントロール端末 (後方監視地点設定手段)
20 後方監視カメラ
80 スイッチ信号入力部 (後方監視地点設定手段)
81 地図データ取得部 (地図データ取得手段)
82 現在位置算出部 (現在位置検出手段)
86 表示制御部 (表示制御手段)
92 センサ信号入力部 (車速情報取得手段、後退情報取得手段)
2 位置検出器 (現在位置検出手段)
4 車速センサ (車速情報取得手段)
5 シフト位置センサ (後退情報取得手段)
6 地図データ入力器 (地図データ取得手段)
7 操作スイッチ群 (後方監視地点設定手段)
8 制御装置
10 表示装置
12 リモコンセンサ (後方監視地点設定手段)
13 リモートコントロール端末 (後方監視地点設定手段)
20 後方監視カメラ
80 スイッチ信号入力部 (後方監視地点設定手段)
81 地図データ取得部 (地図データ取得手段)
82 現在位置算出部 (現在位置検出手段)
86 表示制御部 (表示制御手段)
92 センサ信号入力部 (車速情報取得手段、後退情報取得手段)
Claims (6)
- 車両に搭載されて乗員に対して車両の周囲の状況を確認するための支援情報を提供する車両周囲確認支援装置であって、
前記支援情報を表示する表示装置と、
前記車両の後方の映像である後方監視映像を取得する後方監視カメラと、
前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記現在位置周辺の地図データを取得する地図データ取得手段と、
前記後方監視映像を前記支援情報として前記表示装置に表示させるか否かを、前記現在位置および前記地図データに基づいて決定する表示制御手段とを備えたことを特徴とする車両周囲確認支援装置。 - 前記表示制御手段は、前記現在位置および前記地図データに基づいて、前記車両が前記地図データの表す地図上の駐車場エリア内にあると判定した場合に、前記後方監視映像を前記表示装置に表示させると決定することを特徴とする請求項1記載の車両周囲確認支援装置。
- 乗員からの指示に基づいて前記地図データの表す地図上の地点を選択して、この地点を後方監視地点として設定することができる後方監視地点設定手段を備え、
前記表示制御手段は、前記現在位置および前記地図データに基づいて前記車両が前記後方監視地点の周囲所定範囲内にあると判定した場合に、前記後方監視映像を前記表示装置に表示させると決定することを特徴とする請求項1または2記載の車両周囲確認支援装置。 - 前記車両の車速に関する車速情報を取得する車速情報取得手段を備え、
前記表示制御手段は、前記車速情報に基づいて、前記車両の車速が所定値以下であると判定した場合に、前記後方監視映像を前記表示装置に表示させると決定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両周囲確認支援装置。 - 前記車両においてトランスミッションギアが後退位置にあるか否かに関する後退情報を取得する後退情報取得手段を備え、
前記表示制御手段は、前記後退情報に基づいて、前記トランスミッションギアが後退位置にあると判定した場合に、前記後方監視映像を前記表示装置に表示させると決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両周囲確認支援装置。 - 前記車両の前方の映像である前方監視映像を取得する前方監視カメラと、
乗員からの指示に基づいて前記地図データの表す地図上の地点を選択して、この地点を前方監視地点として設定することができる前方監視地点設定手段を備え、
前記表示制御手段は、前記現在位置および前記地図データに基づいて前記車両が前記前方監視地点の周囲所定範囲内にあると判定した場合に、前記前方監視映像を前記支援情報として前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項3記載の車両周囲確認支援装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003283140A JP2005050220A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 車両周囲確認支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003283140A JP2005050220A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 車両周囲確認支援装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005050220A true JP2005050220A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34268114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003283140A Pending JP2005050220A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 車両周囲確認支援装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005050220A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006273003A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Aisin Aw Co Ltd | 駐車支援装置 |
| JP2006298195A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Nissan Motor Co Ltd | 駐車支援装置および駐車支援方法 |
| JP2007004689A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Fujitsu Ten Ltd | 画像処理装置及び画像処理方法 |
| JP2007101286A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Honda Access Corp | 車両用表示装置 |
| JP2008082780A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Clarion Co Ltd | ナビゲーション装置、その制御方法及び制御プログラム |
| JP2009250873A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Pioneer Electronic Corp | 撮影情報表示装置、撮影情報表示方法及び撮影情報表示プログラム |
| JP2011148497A (ja) * | 2011-05-10 | 2011-08-04 | Alpine Electronics Inc | 車両周辺画像生成装置および画像切替方法 |
| JP2012069154A (ja) * | 2011-12-08 | 2012-04-05 | Fujitsu Ten Ltd | 障害物監視装置 |
| US8937558B2 (en) | 2009-05-29 | 2015-01-20 | Fujitsu Ten Limited | Image generating apparatus and image display system |
| WO2025143452A1 (ko) * | 2023-12-26 | 2025-07-03 | (주)현보 | 차량에 장착된 전후방 카메라의 전환을 제어하는 장치 및 방법 |
-
2003
- 2003-07-30 JP JP2003283140A patent/JP2005050220A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006273003A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Aisin Aw Co Ltd | 駐車支援装置 |
| JP2006298195A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Nissan Motor Co Ltd | 駐車支援装置および駐車支援方法 |
| JP2007004689A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Fujitsu Ten Ltd | 画像処理装置及び画像処理方法 |
| JP2007101286A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Honda Access Corp | 車両用表示装置 |
| JP2008082780A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Clarion Co Ltd | ナビゲーション装置、その制御方法及び制御プログラム |
| JP2009250873A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Pioneer Electronic Corp | 撮影情報表示装置、撮影情報表示方法及び撮影情報表示プログラム |
| US8937558B2 (en) | 2009-05-29 | 2015-01-20 | Fujitsu Ten Limited | Image generating apparatus and image display system |
| JP2011148497A (ja) * | 2011-05-10 | 2011-08-04 | Alpine Electronics Inc | 車両周辺画像生成装置および画像切替方法 |
| JP2012069154A (ja) * | 2011-12-08 | 2012-04-05 | Fujitsu Ten Ltd | 障害物監視装置 |
| WO2025143452A1 (ko) * | 2023-12-26 | 2025-07-03 | (주)현보 | 차량에 장착된 전후방 카메라의 전환을 제어하는 장치 및 방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7634110B2 (en) | Drive assist system and navigation system for vehicle | |
| US7532975B2 (en) | Imaging apparatus for vehicles | |
| JP4848893B2 (ja) | 交差点情報提供システム及び運転支援システム | |
| JP2003333586A (ja) | 撮像装置、撮像装置の制御方法 | |
| JP4797849B2 (ja) | 運転支援画像表示システム及び車載装置 | |
| JP2008064592A (ja) | 車載用ナビゲーション装置 | |
| JP2008280026A (ja) | 運転支援装置 | |
| JP2009117971A (ja) | 車両周辺監視装置 | |
| JP2008276642A (ja) | 走行車線認識装置および走行車線認識方法 | |
| JP2008308063A (ja) | ナビゲーション装置、並びに、表示制御方法及びプログラム | |
| JP4952429B2 (ja) | 運転支援システム | |
| JP4791316B2 (ja) | 車載用ナビゲーション装置及び車両進行方向検出方法 | |
| JP2010101639A (ja) | 車載用ナビゲーション装置及び地図表示方法 | |
| JP2005050220A (ja) | 車両周囲確認支援装置 | |
| JP2009008646A (ja) | 車載ナビゲーション装置 | |
| JP4427366B2 (ja) | 車載表示装置及び車載表示システム | |
| JP4063165B2 (ja) | 車載情報提供装置 | |
| JP2008213759A (ja) | 車載用表示装置 | |
| JP2004294165A (ja) | 車載用ナビゲーション装置 | |
| JP5160753B2 (ja) | 車載用装置 | |
| JP2008020351A (ja) | 車載情報装置 | |
| JP4421410B2 (ja) | 運転支援情報提供装置および方法 | |
| JP4940587B2 (ja) | 道路撮像装置 | |
| JP5262224B2 (ja) | ドライブレコーダ | |
| JP2002310671A (ja) | ナビゲーション装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050823 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070824 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070828 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080108 |