こどものとも年中向き

ゆきが まちどおしい ヤチネズミさん

あかし のぶこ　さく

畑の隅の草むらに、ヤチネズミさんがひっそり暮らしていました。
もうすぐ厳しい冬がやってきます。
雪が降る前に、ノビタキさんは渡りの準備をし、シマリスさんは木の実を集めますが、ヤチネズミさんは雪が降るのが待ち遠しい、と言います。
さて、どうしてでしょう？
北海道に暮らし、野生動物と身近に接するあかしのぶこさんが紡ぐ、あたたかな物語です。

編集部より

　雪のなかにトンネルをつくって過ごすヤチネズミと、樹の洞を巣として利用するヒメネズミ。
厳しい冬を、それぞれに工夫を凝らして懸命に生きています。
北海道に暮らし、長いあいだ野生動物と身近に接してきたあかしのぶこさんが、彼らの姿を真摯に見つめ、物語を紡いでくださいました。
　編集担当が特に好きな場面は、ヤチネズミさんが出発するまでに、だんだん雪の音が変わっていくところです。
比較的あたたかいときに降る重い雪と、寒さが厳しいときのさらさらの雪……。
変わりゆく音に雪国のリアリティが感じられ、本当にその土地に暮らしているような気持ちになります。
寒い冬に起こったあたたかな出会いの物語を、どうぞお楽しみください。

著者情報

あかし のぶこ
京都府生まれ。本名・増田信子。
「ちいさなかがくのとも」に『ねむたい ねむたい ももんがたち』『じーっと じっと』『もりの みんなの やまぶどう』『どろんこ どろんこ はるのみち』『ももんがの ふゆの おうち』『ふぶきが やんだら』『ふくろうのこ おっこちた』『あなほり くまさん』、「たくさんのふしぎ」に『知床　わたしの動物カレンダー』（増田泰 文）『わが家は、野生動物診療所』（竹田津実 文）、「こどものとも」に『もりのブランコ』（以上、福音館書店）など多数。北海道在住。

★物語とかがくを一緒に購読される方、プレゼントされる方が増えています！
　「かがくのとも」の情報もぜひご覧ください！
　もっとおはなし！と物語が足りなくなったら「こどものとも」も一緒にご購読ください！

★★★★★2025年10月27日 りおん 専業主婦
２歳の子供でも読み聞かせをしてあげると楽しく聞き入っています。

★★★★★2025年10月21日 しろ パート
昔から、こどもの心に残る良本であると思っています。

★★★★★2025年10月02日 山姥 主婦
3歳の孫に読み聞かせています。お話が、長すぎずちょうどいいので、何冊も読めます。お気に入りは、動物が出てくる本。何回か読むと、絵本を見ながらお話をしています。孫と絵本を楽しんでいます。

★★★★☆2025年09月29日 あ 専業主婦
子どもたちはこれを読んで育ちました。今度は孫に贈ります。

★★★★★2025年07月25日 とまり 教職員
毎月本を選ぶ余裕がなくても、季節に合わせた子どもの興味を引く本が届きます。いつも楽しみにポストを開けています。

★★★★★2025年07月25日 saori 主婦
本自体が薄く、収納しやすい。 親だけでは本の内容に偏りがあるので良質な絵本を選んで届けてくれるのはありがたい。

★★★★★2025年06月09日 チエばーちゃん 会社員
2人孫に　物語と化学の本を1冊ずつ定期購読　贈り物です。 2人とも本が届くのを楽しみにしています。各親も楽しみにしています。 その成果、図書館もよく利用していて、本に親しみを持っているみたいです。 定期購読してとても良かったと思えます。

★★★★★2025年05月03日 くるみ 会社員
福音館書店さんの絵本は、バラエティ豊かで、安定的な面白さがあります。外れの月がなく、毎月楽しく読んでいます。

★★★★☆2025年04月09日 yama パート
孫はとても喜んで読んでいるようなので これからも定期購読を続けようと思います。 この春、年中〜年長になるので放っておいても年長版になるのかが不安で、結局継続にしないで新たに年長版で契約しました。 そうしたら4月号が二冊届いてしまった… そういうのが分かりにくかったし、問い合わせの窓口も分かりにくいと思いました。

★★★★★2025年03月25日 あおば 主婦
息子と娘が子供の頃、楽しく読んでいた「こどものとも」を今は孫3人にプレゼントしています。 違ったテイストの物語や様々なタッチの絵があり毎月届くのを楽しみにしているようです。「読んで読んで」と何度もせがんでいるとの事です。届いた本を喜んで開封する様子や読んでいるところを動画で送ってくれるので、私にとっても毎月の楽しみになっています。次回からは「かがくのとも」も追加してみようかと思っています。