
興味のあった展覧会を見つけて季節に先駆けての芸術の秋(早すぎ‼︎)を楽しんだあと、どこかでランチして帰ろうと探したら、私のテリトリーでは見たことのない牛たん専門店を発見‼︎ ちょうど和食の気分でもあったので伺うことにしました。
お店は2階にありますがエレベーターも使えるので楽チンです。白木の和モダンの店内は清潔感のある雰囲気でなかなか好印象です。こちらの看板メニューは厚切り牛たん、メニューのトップから厚切りメニューが並んでいます。せっかくなので 特上たん焼き定食(6枚) 3000円 にしました。5切れから8切れまで選べるのは嬉しいサービスですね。定食には麦めし、テールスープ、とろろ、浅漬けと味噌南蛮がつきます。フル装備ですね(^ ^) ガラス越しに焼き場が見え、板さんが焼くパフォーマンスも楽しめます。キッチンの中を見せられるのは、清潔さや素材の扱いに自信がないとなかなかできません。これは期待できそう⁈ 待つこと10分弱でトレイに載せられて運ばれてきました。牛たんの皿の上にはレモン塩、山葵、岩塩もきれいに盛り付けられています。レモン塩は自家製で低温調理後に乾燥させて作っているそう、薬味に手がかかっています。まずは牛たんを岩塩でいただきます。掛け値なしのジューシーさ、柔らかさが噛んだ瞬間に伝わってきました。これは凄い‼︎ 実はお箸の他にフォークとナイフも付いてきますが、ナイフもフォークもいらないくらい柔らかいのです。それにも関わらずトレイの中にフォークとナイフがついてきたのは、さまざまな顧客への気遣いが十分行き届いているならなのでしょう。このお店の姿勢には大変感銘を受けました。続いて塩レモン、山葵と岩塩で頂きましたが、どの組み合わせでも牛たんのクオリティが高いので、薬味への依存度合いが低いのです。これはなかなか出会えない牛たん焼きではないでしょうか? ごはんは20%の麦飯ですが、この比率ならではの旨み、噛みごたえ、風味が牛たん焼きとテールスープにマッチしていたのは言うまでもありません。計算し尽くされた定食にノックアウトでした。
昼時を過ぎて昼のラストオーダー近くでしたが、お客さんもいらっしゃり、ファンとなる顧客を掴んでいることは間違いなさそう、このクオリティで端肉をひつまぶし風にした丼メニューなど、魅力的なラインナップを揃えつつテイクアウトにも対応するなど、全方位で隙なしな姿勢には感銘を受けました。次回、もしこの付近に来ることがあれば、ぜひとも一味違うひねりを効かせたメニューにトライしてみたいと思いました。