このプルリクエストでは、フォルダとシートの操作、PDF エクスポート、Google Chat との連携など、Google スプレッドシートを管理するための新機能とユーティリティ関数がいくつか導入されています。変更内容は、構成設定、コア機能、外部サービスとの連携に分類されています。

構成設定:

• スクリプトの実行環境を定義する appsscript.json 構成ファイルを追加しました。タイムゾーンを「Asia/Tokyo」に設定し、ランタイムバージョンを「V8」に設定しました。

コア機能:

1. フォルダ管理:

• 指定された親フォルダ内にタイムスタンプベースの名前を持つ新しいフォルダを作成する createFolderWithCurrentTimestamp を実装しました。

2. シート管理:

• スプレッドシート内の「[」で始まる名前のシートをすべて削除する deleteSheetsStartingWithBracket を追加しました。 (delete_branch_sheet.gsR1-R31)
• シートを複製し、背景色とフォント色をリセットし、条件付き書式を削除する copyAndFormatSheet を作成しました。

3. PDF エクスポート:

• 特定のシートを PDF としてエクスポートし、指定のフォルダに保存する exportSheetAsPdf を開発しました。ファイル名にタイムスタンプを含めるオプションも追加しました。

外部サービスとの統合:

• Google Chat の Webhook にメッセージを送信し、更新に関する通知を有効にする google_chat_webhook を追加しました。

アプリケーションのエントリポイント:

• GoogleスプレッドシートにonOpen経由でカスタムメニューを導入し、ユーザーがpublish_and_send_google_chat関数をトリガーできるようにしました。この関数は上記のユーティリティを統合し、一時シートの削除、フォルダの作成、シートのPDFエクスポート、Google Chatへの通知送信などを行います。