これは、入力された音声信号をそのまま出力するだけのVST3プラグインのサンプルです。
Visual Studio 2019を使ってできるだけ簡単にビルドできるように作っています。
※VSTはSteinberg Media Technologies GmbHの登録商標です。
- Windows 10 64bit
- Visual Studio 2019
下記方法でサンプルをビルドすることができます。
- Visual Studio 2019を起動し、作業の開始から「コードの複製またはチェックアウトする」を選びます
- 開いたダイアログの「リポジトリの場所」に「 https://github.com/Utsubo-Kazura/vst3sample.git 」を入力し「複製」ボタンを押します。
- リポジトリの複製が始まるので完了するまで待ちます。(完了するとソリューションエクスプローラーにフォルダービューが表示されます。)
- ソリューションエクスプローラーのフォルダービューから「vst3sdk」フォルダのツリーを展開します。
- 「CMakeLists.txt」を右クリックし、「vstsdkのキャッシュを生成」を選びます。CMAKEのキャッシュが生成されるまでしばらく待ちます(自動でキャッシュ生成される場合もあります。)
- CMAKEの処理が完了したら、メニュー「ビルド」から「すべてビルド」を選びます。(これでVST3 SDKのビルドが完了します。)
- ソリューションエクスプローラーのフォルダービューから「vst3sapmle.sln」を選びます。
- vst3sapmleのプロジェクトが開くので、メニュー「ビルド」から「ソリューションのビルド」を選びます。
- プロジェクトのフォルダ配下「vst3sample\x64\Debug\」に「vst3sample.vst3」ができていることを確認します。
- 「vst3sample.vst3」をフォルダ「C:\Program Files\Common Files\VST3」配下に移動もしくはコピーすれば完了です。(DAWなどから読み込めるようになります。)
このサンプルはVST3 SDKがに依存しています。(サブモジュールとして追加しています。)
上記「サンプルのビルド方法」の手順4.~6.がVST3 SDKを導入している部分になります。
「サンプルのビルド方法」通りにしていただければ問題ないと思います。
ライセンスはGPLv3になります。
また、作成されたVSTプラグインは「Microsoft Visual C++ 2019 再頒布可能パッケージ」が必要になります。
Visual Studioが入っているパソコンであれば問題なく動作すると思いますが、他のパソコンにコピーする場合は「Microsoft Visual C++ 2019 再頒布可能パッケージ」を用意する必要があります。
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Webサイト → http://vstcpp.wpblog.jp/