JPH10224790A - 圧縮伸張された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタおよびフィルタ方法 - Google Patents
圧縮伸張された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタおよびフィルタ方法Info
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- JPH10224790A JPH10224790A JP2509397A JP2509397A JPH10224790A JP H10224790 A JPH10224790 A JP H10224790A JP 2509397 A JP2509397 A JP 2509397A JP 2509397 A JP2509397 A JP 2509397A JP H10224790 A JPH10224790 A JP H10224790A
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】静止画の逆DCTによる復元において、高圧縮
率により高周波成分が失われている画像を復元したとき
に現れるブロック状の歪ノイズを除去する。 【解決手段】動画の技術においてブロック状生成ノイズ
の移転を防止するのに用いられているブロック化防止フ
ィルタを採用し、垂直および水平方向についてブロック
の境界でエッジが自然かどうか検査してフィルタを施
す。水平方向であればたとえばピクセルP0〜P3とP
4〜P7の間で値の平均値の比較を行い、しきい値を超
えている場合はP0〜P7の値の変化が滑らかになるよ
うにP0〜P3とP4〜P7の一方あるいは両方でフィ
ルタを施す。
率により高周波成分が失われている画像を復元したとき
に現れるブロック状の歪ノイズを除去する。 【解決手段】動画の技術においてブロック状生成ノイズ
の移転を防止するのに用いられているブロック化防止フ
ィルタを採用し、垂直および水平方向についてブロック
の境界でエッジが自然かどうか検査してフィルタを施
す。水平方向であればたとえばピクセルP0〜P3とP
4〜P7の間で値の平均値の比較を行い、しきい値を超
えている場合はP0〜P7の値の変化が滑らかになるよ
うにP0〜P3とP4〜P7の一方あるいは両方でフィ
ルタを施す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再構築された映像
がブロック歪みノイズまたはブロック状ノイズ(blocky
noise)をうけやすい静止画または動画の圧縮もしくは
コード化アルゴリズムに使用されるフィルタに関し、更
に詳述すれば、映像を選択的にフィルタする、圧縮伸張
された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタお
よびフィルタ方法に関する。
がブロック歪みノイズまたはブロック状ノイズ(blocky
noise)をうけやすい静止画または動画の圧縮もしくは
コード化アルゴリズムに使用されるフィルタに関し、更
に詳述すれば、映像を選択的にフィルタする、圧縮伸張
された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタお
よびフィルタ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静止画および動画の圧縮のためのアルゴ
リズムおよび標準化が多数知られている。例えば、IT
N−TH.261およびH.263、JPEG用のIS
O規定、MPEG−1およびMPEG−2が知られてい
る。最近、ビデオコード化規定のMPEG−4の作業が
始められた。前述したアルゴリズムのすべては変換コー
ド化技術、特にDCT(Discrete Cosine Transfo
rm)を用いる。この技術において、映像は8ピクセル×
8ピクセルの小さなブロックにまず分けられる。これら
のピクセルのブロックはDCT区分に変換され、変換係
数は情報の量を減少するために量子化をうける。高い圧
縮比においては、これらの係数の多くはゼロに量子化さ
れる。係数のブロックがピクセル区分に変換される時
は、このプロセスが行われる際に引きおこされる量子化
ノイズは目に見える生成ノイズになる。
リズムおよび標準化が多数知られている。例えば、IT
N−TH.261およびH.263、JPEG用のIS
O規定、MPEG−1およびMPEG−2が知られてい
る。最近、ビデオコード化規定のMPEG−4の作業が
始められた。前述したアルゴリズムのすべては変換コー
ド化技術、特にDCT(Discrete Cosine Transfo
rm)を用いる。この技術において、映像は8ピクセル×
8ピクセルの小さなブロックにまず分けられる。これら
のピクセルのブロックはDCT区分に変換され、変換係
数は情報の量を減少するために量子化をうける。高い圧
縮比においては、これらの係数の多くはゼロに量子化さ
れる。係数のブロックがピクセル区分に変換される時
は、このプロセスが行われる際に引きおこされる量子化
ノイズは目に見える生成ノイズになる。
【0003】これらの生成ノイズは変換係数の高周波成
分が失われる結果生じる。これらの変換係数はゼロに減
少させられるので、逆量子化プロセスを行っても元の信
号を忠実に再現することができない。その結果、二つの
隣り合うブロックの境界部分のピクセルは非常に異なっ
た値を持つことになる。この値の差異により映像はブロ
ックから成立しているように見える。この目に見えるブ
ロック状の生成ノイズはブロック状生成ノイズ(blocky
noise artifact)として知られている。図1は粗い量
子化によっていかにしてブロック状ノイズが生成される
かを図式的に示している。隣接するブロックに含まれる
ピクセルが異なる量の歪みノイズをうけている。そして
一般に反対の値となる。これはブロック状ノイズとして
ブロック境界におけるステップファンクションという結
果になる。
分が失われる結果生じる。これらの変換係数はゼロに減
少させられるので、逆量子化プロセスを行っても元の信
号を忠実に再現することができない。その結果、二つの
隣り合うブロックの境界部分のピクセルは非常に異なっ
た値を持つことになる。この値の差異により映像はブロ
ックから成立しているように見える。この目に見えるブ
ロック状の生成ノイズはブロック状生成ノイズ(blocky
noise artifact)として知られている。図1は粗い量
子化によっていかにしてブロック状ノイズが生成される
かを図式的に示している。隣接するブロックに含まれる
ピクセルが異なる量の歪みノイズをうけている。そして
一般に反対の値となる。これはブロック状ノイズとして
ブロック境界におけるステップファンクションという結
果になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】主たる課題は、ブロッ
ク状ノイズが減少または除去されるように、映像に適応
できる一般的アルゴリズムをどのようにして作り出すか
ということである。本発明の目的は、再現された映像が
できる限りもとの映像に視覚的に近づくように映像を操
作することである。
ク状ノイズが減少または除去されるように、映像に適応
できる一般的アルゴリズムをどのようにして作り出すか
ということである。本発明の目的は、再現された映像が
できる限りもとの映像に視覚的に近づくように映像を操
作することである。
【0005】第2の課題はブロック状ノイズが、動き補
償が使用されている時に、動画の順序における次のフレ
ームに移転するのをいかにして防止するかということで
ある。
償が使用されている時に、動画の順序における次のフレ
ームに移転するのをいかにして防止するかということで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めにフィルタ技術を用いる。映像からノイズを除去する
ために現在多くのフィルタ技術が用いられている。この
発明の新規な点は、フィルタされたピクセルおよびフィ
ルタされないピクセルを適応的に決定すると共に、適応
的にリセットされる、その決定に基づいて非リニアフィ
ルタに使用される値を決定する方法である。
めにフィルタ技術を用いる。映像からノイズを除去する
ために現在多くのフィルタ技術が用いられている。この
発明の新規な点は、フィルタされたピクセルおよびフィ
ルタされないピクセルを適応的に決定すると共に、適応
的にリセットされる、その決定に基づいて非リニアフィ
ルタに使用される値を決定する方法である。
【0007】ノイズの移転の問題を解決するために、フ
レームが保存される以前の段階においてフィルタが動き
補償ループの中に設置される。その結果、フィルタされ
た映像が生成ノイズを持った映像のかわりに、動き補償
に使用されることになる。動き補償の効果を改善するた
めには予測ループの中のフィルタを用いることが普通で
あるけれども、本発明の新規な点は、ブロック状生成ノ
イズの移転を防止するために予測ループの中の特別なブ
ロック化防止(deblocking)フィルタを使用する点であ
る。H.261のような従来技術においては、動き補償
の予測を改良する目的以外にはループフィルタは他の目
的には何ら役に立たない。本発明においては、フィルタ
は動き補償の効果を改良するために用いられるにでは無
く、むしろ現時点の映像の中のブロック状生成ノイズを
除去し、ブロック状生成ノイズが次の映像に移転するこ
とを防止するために用いられている。
レームが保存される以前の段階においてフィルタが動き
補償ループの中に設置される。その結果、フィルタされ
た映像が生成ノイズを持った映像のかわりに、動き補償
に使用されることになる。動き補償の効果を改善するた
めには予測ループの中のフィルタを用いることが普通で
あるけれども、本発明の新規な点は、ブロック状生成ノ
イズの移転を防止するために予測ループの中の特別なブ
ロック化防止(deblocking)フィルタを使用する点であ
る。H.261のような従来技術においては、動き補償
の予測を改良する目的以外にはループフィルタは他の目
的には何ら役に立たない。本発明においては、フィルタ
は動き補償の効果を改良するために用いられるにでは無
く、むしろ現時点の映像の中のブロック状生成ノイズを
除去し、ブロック状生成ノイズが次の映像に移転するこ
とを防止するために用いられている。
【0008】本発明は、図2に示すように、圧縮された
ビットストリームからデコードされた再構築の静止画に
作用するものである。動画の場合、図4に示されるよう
に、ポストフィルタとして予測ループの外側で、もしく
は図5に示すように、ループフィルタとして予測ループ
の内側で作用する。すべてのケースにおいて、使用され
るフィルタは同じである。それは、ブロック状ノイズが
現れるブロックの境界に作用する。
ビットストリームからデコードされた再構築の静止画に
作用するものである。動画の場合、図4に示されるよう
に、ポストフィルタとして予測ループの外側で、もしく
は図5に示すように、ループフィルタとして予測ループ
の内側で作用する。すべてのケースにおいて、使用され
るフィルタは同じである。それは、ブロック状ノイズが
現れるブロックの境界に作用する。
【0009】このフィルタは分離型フィルタであり、タ
ンデム(tandem)の中で水平および垂直方向に適用でき
る。使用されるフィルタは両方向リニア補間フィルタの
修正版である。終点の二つの値がブロック境界のいづれ
かのサイドのピクセルから決定される。フィルタのいづ
れかのサイドのフィルタされた値は、終点からの実際の
ピクセルの偏差から決定される基準化の値によって修正
された二つの終点の両方向のリニア補間の値を示してい
る。
ンデム(tandem)の中で水平および垂直方向に適用でき
る。使用されるフィルタは両方向リニア補間フィルタの
修正版である。終点の二つの値がブロック境界のいづれ
かのサイドのピクセルから決定される。フィルタのいづ
れかのサイドのフィルタされた値は、終点からの実際の
ピクセルの偏差から決定される基準化の値によって修正
された二つの終点の両方向のリニア補間の値を示してい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を静止画に利用し
た場合のブロック図を示す。図2において、1はDC
T、2は量子化器、3は可変長符号化部、4は可変長復
号化部、5は逆量子化部、6は逆DCT、7は本発明に
かかるフィルタである。DCT1、量子化器2、可変長
符号化部3によりエンコーダを構成し、可変長復号化部
4、逆量子化部5、逆DCT6によりデコーダを構成す
る。
た場合のブロック図を示す。図2において、1はDC
T、2は量子化器、3は可変長符号化部、4は可変長復
号化部、5は逆量子化部、6は逆DCT、7は本発明に
かかるフィルタである。DCT1、量子化器2、可変長
符号化部3によりエンコーダを構成し、可変長復号化部
4、逆量子化部5、逆DCT6によりデコーダを構成す
る。
【0011】図3は、本発明を動画に利用した場合のブ
ロック図を示す。図3において、11はDCT、12は
量子化器、13は可変長符号化部、14は逆量子化部、
15は逆DCT、16はフレームメモリ、17は動き補
償部、18は可変長復号化部、19は逆量子化部、20
は逆DCT、21はフレームメモリ、22は動き補償
部、23は本発明にかかるフィルタである。部材11−
17は、エンコーダを構成し、部材18−21はデコー
ダを構成する。
ロック図を示す。図3において、11はDCT、12は
量子化器、13は可変長符号化部、14は逆量子化部、
15は逆DCT、16はフレームメモリ、17は動き補
償部、18は可変長復号化部、19は逆量子化部、20
は逆DCT、21はフレームメモリ、22は動き補償
部、23は本発明にかかるフィルタである。部材11−
17は、エンコーダを構成し、部材18−21はデコー
ダを構成する。
【0012】図4は、本発明を動画に利用した場合のブ
ロック図を示す。図4において、31はDCT、32は
量子化器、33は可変長符号化部、34は逆量子化部、
35は逆DCT、36は本発明にかかるフィルタ、37
はフレームメモリ、38は動き補償部、39は可変長復
号化部、40は逆量子化部、41は逆DCT、42は本
発明にかかるフィルタ、43はフレームメモリ、44は
動き補償部である。部材31−38は、エンコーダを構
成し、部材39−44はデコーダを構成する。
ロック図を示す。図4において、31はDCT、32は
量子化器、33は可変長符号化部、34は逆量子化部、
35は逆DCT、36は本発明にかかるフィルタ、37
はフレームメモリ、38は動き補償部、39は可変長復
号化部、40は逆量子化部、41は逆DCT、42は本
発明にかかるフィルタ、43はフレームメモリ、44は
動き補償部である。部材31−38は、エンコーダを構
成し、部材39−44はデコーダを構成する。
【0013】図5は本発明にかかるフィルタの好ましい
実施の形態のフローチャートを示す。フローチャートの
動作は垂直方向に続いて水平方向に遂行される。動作は
二つの方向において同じである。
実施の形態のフローチャートを示す。フローチャートの
動作は垂直方向に続いて水平方向に遂行される。動作は
二つの方向において同じである。
【0014】図5および図6を参照して、水平方向のフ
ィルタの動作を説明する。ブロック境界はステップ63
によって見つけられる。境界のいづれかのサイドに垂直
方向に位置するピクセルは動作に供する。図6におい
て、グループ1はピクセルP0,P1,P2およびP3から成
り、グループ2はピクセルP4,P5,P6およびP7から成
る。境界のいづれかのサイドのピクセルの平均値m1、お
よびm2は、式(1)および(2)によりステップ64におい
て得ることができる。
ィルタの動作を説明する。ブロック境界はステップ63
によって見つけられる。境界のいづれかのサイドに垂直
方向に位置するピクセルは動作に供する。図6におい
て、グループ1はピクセルP0,P1,P2およびP3から成
り、グループ2はピクセルP4,P5,P6およびP7から成
る。境界のいづれかのサイドのピクセルの平均値m1、お
よびm2は、式(1)および(2)によりステップ64におい
て得ることができる。
【数1】
【数2】
【0015】平均値の間の差は、ピクセルがフィルタさ
れるべきかどうかを決定するために、ステップ65にお
いて予め決定されたしきい値T2と比較される。もし差
がしきい値より大きいか等しい時には、自然なエッジが
ある(境界線上に画像内にある線図が一致している)も
のと判断され、フィルタ動作は行なわれない。続いて動
作はステップ72に進む。もし差がしきい値より小さい
時には、プロセスはステップ66に進む。
れるべきかどうかを決定するために、ステップ65にお
いて予め決定されたしきい値T2と比較される。もし差
がしきい値より大きいか等しい時には、自然なエッジが
ある(境界線上に画像内にある線図が一致している)も
のと判断され、フィルタ動作は行なわれない。続いて動
作はステップ72に進む。もし差がしきい値より小さい
時には、プロセスはステップ66に進む。
【0016】ステップ66において、二つの値C1およ
びC2が計算される。C1はグループ1に含まれるピク
セルのそれぞれと上記の平均値m1との差を取り、それ
らの差を加えた値である。同様に、C2はグループ2に
含まれるピクセルのそれぞれと上記の平均値m2との差
を取り、それらの差を加えた値である。その数学式は次
の式で表される。
びC2が計算される。C1はグループ1に含まれるピク
セルのそれぞれと上記の平均値m1との差を取り、それ
らの差を加えた値である。同様に、C2はグループ2に
含まれるピクセルのそれぞれと上記の平均値m2との差
を取り、それらの差を加えた値である。その数学式は次
の式で表される。
【数3】
【数4】
【0017】これらにおいて比較される。もし値C1お
よびC2が第2のしきい値T2よりi=4は等しい時は、グ
ループ1のピクセルはフィルタされず、値m1を境界に
もっとも近い位置にあるピクセルP3の値にリセットさ
れると共に、グループ2のピクセルもフィルタされず、
値m2を境界にもっとも近い位置にあるピクセルP4の
値にリセットされる。
よびC2が第2のしきい値T2よりi=4は等しい時は、グ
ループ1のピクセルはフィルタされず、値m1を境界に
もっとも近い位置にあるピクセルP3の値にリセットさ
れると共に、グループ2のピクセルもフィルタされず、
値m2を境界にもっとも近い位置にあるピクセルP4の
値にリセットされる。
【0018】すなわち、 もし、(C1≧T2)であれば、m1=P3とする。 (5) もし、(C2≧T2)であれば、m2=P4とする。 (6) の条件式が成立する。
【0019】ステップ68およびステップ70におい
て、フィルタすべきか否かの決定がなされる。グループ
に含まれるピクセルについてフィルタが必要な場合は、
次式に従って行われる。
て、フィルタすべきか否かの決定がなされる。グループ
に含まれるピクセルについてフィルタが必要な場合は、
次式に従って行われる。
【0020】もし、(C1<T2)であれば、 Pi’=(15−2i)Pi+(2i+1)m2/16 i=0,1,2,3 (7) もし、(C2<T2)であれば、 Pi’=(15−2i)m1+(2i+1)Pi/16 i=4,5,6,7 (8)
【0021】すべての境界の水平スキャンが完了してい
るかどうかをチェックするステップ72にプロセスは進
む。もし現在のスキャン画面において、境界が残ってい
れば、プロセスはステップ63に戻り、もしそうでない
ならばプロセスは完了する。
るかどうかをチェックするステップ72にプロセスは進
む。もし現在のスキャン画面において、境界が残ってい
れば、プロセスはステップ63に戻り、もしそうでない
ならばプロセスは完了する。
【0022】
【発明の効果】逆DCT変換後の画像データを本願発明
にかかるフィルタを通すことによりブロック状ノイズを
除去することができる。
にかかるフィルタを通すことによりブロック状ノイズを
除去することができる。
【図1】 イメージが量子化される時に、ブロック状ノ
イズがどのようにして作られるかの説明図。
イズがどのようにして作られるかの説明図。
【図2】 本発明にかかる第1の実施の形態のエンコー
ダーおよびデコーダーのブロック図。
ダーおよびデコーダーのブロック図。
【図3】 本発明にかかる第2の実施の形態のエンコー
ダーおよびデコーダーのブロック図。
ダーおよびデコーダーのブロック図。
【図4】 本発明にかかる第3の実施の形態のエンコー
ダーおよびデコーダーのブロック図。
ダーおよびデコーダーのブロック図。
【図5】 フィルタの好ましい動作を説明するフローチ
ャート図。
ャート図。
【図6】 フィルタの動作を説明するグラフ。
1 個別コサイン変換に基づくブロック(DCT) 2 量子化(Q) 3 可変長コード化(VLC) 4 可変長デコード化(VLD) 5 逆量子化(IQ) 6 逆個別変換(IDCT)
Claims (9)
- 【請求項1】 圧縮伸張された画像中のブロック状ノイ
ズを除去するフィルタ方法であって:ブロック境界を境
に、ブロック境界から一方側に含まれるピクセルを第1
グループ、他方側に含まれるピクセルを第2グループと
し;それぞれのグループのピクセルの平均値および偏差
値を計算し;ピクセルの現時点のグループがフィルタ作
用に対する評価を満足するかどうかを決定し;両方向の
補間に対する終点を決定し;第1、第2グループの中の
ピクセルの各々に修飾された両方向リニア補間フィルタ
を行うことを特徴とする圧縮伸張された画像中のブロッ
ク状ノイズを除去するフィルタ方法。 - 【請求項2】 映像の中のブロック境界は、ブロックト
ランスフォームのジメンジョンに等しい複数のピクセル
の中間に位置し、ピクセルの各グループはピクセルの数
の半分までの数を含むことを特徴とする請求項1による
圧縮伸張された画像中のブロック状ノイズを除去するフ
ィルタ方法。 - 【請求項3】 ピクセルのグループの平均数はグループ
の中のピクセルの全数によってピクセル数を割算した数
学的和となることを特徴とする請求項1による圧縮伸張
された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタ方
法。 - 【請求項4】 ピクセルのグループの偏差値はピクセル
数の絶対差の数学的和であり、請求項3に定義されたグ
ループの平均値であることを特徴とする請求項1による
圧縮伸張された画像中のブロック状ノイズを除去フィル
タ方法。 - 【請求項5】 ピクセルのグループが、ブロック境界に
おける平均数の絶対値があらかじめ定義された第一のし
きい値よりも小さいこと、ピクセルのグループの偏差は
第2のあらかじめ定義されたしきい値により小さいこと
という評価を満足する時はピクセルのグループはフィル
タされることを特徴とする請求項1による圧縮伸張され
た画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタ方法。 - 【請求項6】 両方向リニア補間フィルタの終点は境界
のいづれかのサイドの上のピクセルのグループに応じて
セットされる;その時に、境界の各サイドにおいて、も
しそのグループの偏差が第2のあらかじめ定義されたし
きい値より小さい時には、同じサイドのピクセルの平均
値に終点がセットされる;もしそうでないならば、境界
にもっとも近い同じサイドのピクセルの値に終点がセッ
トされることを特徴とする請求項1による圧縮伸張され
た画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタ方法。 - 【請求項7】 フィルタされたピクセル値は現在のピク
セルおよび反対の終点の両方向リニア的に重み付けされ
た値となることを特徴とする請求項1による圧縮伸張さ
れた画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタ方
法。 - 【請求項8】 変換コード化および動画補正コード化を
ベースとするブロックを使用するコード化およびデコー
ド化の方法であって、修飾された両方向リニアのフィル
タはループフィルタとしての動き補償ループの中に設置
されることを特徴とする圧縮伸張された画像中のブロッ
ク状ノイズを除去するフィルタ方法。 - 【請求項9】 圧縮伸張された画像中のブロック状ノイ
ズを除去するフィルタであって:ブロック境界を境に、
ブロック境界から一方側に含まれるピクセルを第1グル
ープ、他方側に含まれるピクセルを第2グループとする
手段と;それぞれのグループのピクセルの平均値および
偏差値を計算する手段と;ピクセルの現時点のグループ
がフィルタ作用に対する評価を満足するかどうかを決定
しする手段と;両方向の補間に対する終点を決定しする
手段と;第1、第2グループの中のピクセルの各々に修
飾された両方向リニア補間フィルタを行う手段とを含む
ことを特徴とする圧縮伸張された画像中のブロック状ノ
イズを除去するフィルタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2509397A JPH10224790A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 圧縮伸張された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタおよびフィルタ方法 |
US09/019,926 US6188799B1 (en) | 1997-02-07 | 1998-02-06 | Method and apparatus for removing noise in still and moving pictures |
US09/610,996 US6360024B1 (en) | 1997-02-07 | 2000-07-06 | Method and apparatus for removing noise in still and moving pictures |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2509397A JPH10224790A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 圧縮伸張された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタおよびフィルタ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10224790A true JPH10224790A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12156321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2509397A Pending JPH10224790A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 圧縮伸張された画像中のブロック状ノイズを除去するフィルタおよびフィルタ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10224790A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100304897B1 (ko) * | 1999-07-13 | 2001-11-01 | 구자홍 | 압축 영상신호의 고속 실시간 처리를 위한 블럭현상 및 링현상 제거방법 |
JP2003502923A (ja) * | 1999-06-11 | 2003-01-21 | センター ナショナル デ ラ レシェルルシェ サイエンティフィック−シーエヌアールエス | Mpeg型標準に基づく最適ビデオデコーダ |
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