JPH10188091A - Icカードを用いたプリペイドカードシステム - Google Patents
Icカードを用いたプリペイドカードシステムInfo
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- JPH10188091A JPH10188091A JP34587396A JP34587396A JPH10188091A JP H10188091 A JPH10188091 A JP H10188091A JP 34587396 A JP34587396 A JP 34587396A JP 34587396 A JP34587396 A JP 34587396A JP H10188091 A JPH10188091 A JP H10188091A
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- deposit
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- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全性が高く、かつ安価に構成することがで
きるICカードを用いたプリペイドカードシステムを提
供する。 【解決手段】 ICカード1と、ICカード1に金額デ
ータを書き込む入金用端末装置2と、ICカード1に記
憶されている金額データの残高から売上金額を減算する
取引用端末装置3と、入金用端末装置2によってICカ
ード1に書き込まれた金額をICカード1の所有者の個
人預金口座から仮設口座に振り替え、取引用端末装置3
によってICカード1から減算された売上金額を仮設口
座から取引用端末装置3を有する店舗の預金口座に振り
替える銀行ホストシステム4と、ICカード1への入金
履歴とICカード1の所有者の個人預金口座から仮設口
座への振替履歴とからICカード1の不正使用をチェッ
クするプリペイド管理用端末装置5とを備えたことを特
徴とする。
きるICカードを用いたプリペイドカードシステムを提
供する。 【解決手段】 ICカード1と、ICカード1に金額デ
ータを書き込む入金用端末装置2と、ICカード1に記
憶されている金額データの残高から売上金額を減算する
取引用端末装置3と、入金用端末装置2によってICカ
ード1に書き込まれた金額をICカード1の所有者の個
人預金口座から仮設口座に振り替え、取引用端末装置3
によってICカード1から減算された売上金額を仮設口
座から取引用端末装置3を有する店舗の預金口座に振り
替える銀行ホストシステム4と、ICカード1への入金
履歴とICカード1の所有者の個人預金口座から仮設口
座への振替履歴とからICカード1の不正使用をチェッ
クするプリペイド管理用端末装置5とを備えたことを特
徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商店街や社員食堂
等において使用されるICカードを用いたプリペイドカ
ードシステムに関するものである。
等において使用されるICカードを用いたプリペイドカ
ードシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば商店街等において、キャッシュレ
ス化対策の一つとして、ICカードを用いたプリペイド
カードシステムが行われている。従来のこの種のシステ
ムとしては、例えば、金額データを記憶する半導体素子
及び個人識別データ等が記憶されている磁気ストライプ
を有するICカードと、商店街等に設置され、ICカー
ドに金額データを書き込む銀行のATMと、ATMに通
信回線を介して接続された銀行ホストシステムと、店舗
に設置され、ATMに通信回線を介して接続され、IC
カードに記憶されている金額データの残高から売上金額
に相当する金額を減算する取引用端末装置とからなるも
のが知られている。
ス化対策の一つとして、ICカードを用いたプリペイド
カードシステムが行われている。従来のこの種のシステ
ムとしては、例えば、金額データを記憶する半導体素子
及び個人識別データ等が記憶されている磁気ストライプ
を有するICカードと、商店街等に設置され、ICカー
ドに金額データを書き込む銀行のATMと、ATMに通
信回線を介して接続された銀行ホストシステムと、店舗
に設置され、ATMに通信回線を介して接続され、IC
カードに記憶されている金額データの残高から売上金額
に相当する金額を減算する取引用端末装置とからなるも
のが知られている。
【0003】このプリペイドカードシステムを使用する
にあたって、顧客はまずICカードに必要な金額を入金
する。顧客がICカードをATMに挿入し、ATMの入
力部から金額を入力すると、ATMは、入力された金額
がICカードの所有者の個人預金口座から引き落とし可
能か否かを銀行ホストシステムに照会し、引き落とし可
能の場合には前記金額を個人預金口座から引き落として
ICカードの半導体素子に書き込む。
にあたって、顧客はまずICカードに必要な金額を入金
する。顧客がICカードをATMに挿入し、ATMの入
力部から金額を入力すると、ATMは、入力された金額
がICカードの所有者の個人預金口座から引き落とし可
能か否かを銀行ホストシステムに照会し、引き落とし可
能の場合には前記金額を個人預金口座から引き落として
ICカードの半導体素子に書き込む。
【0004】顧客は店舗で買い物をする場合にこのIC
カードを店員に提示し、店員はICカードを取引用端末
装置に挿入し、取引用端末装置の入力部から売上金額を
入力する。取引用端末装置は、ICカードに記憶されて
いる金額データの残高(以下、プリペイド残高と記す)
と磁気ストライプに記憶されているデータとを読み込
み、入力された売上金額がプリペイド残高以下の場合に
はプリペイド残高から売上金額を減算し、得られた新プ
リペイド残高をICカードに書き込む。そしてICカー
ドは取引用端末装置から排出されて顧客に返却される。
その後、取引用端末装置は銀行ホストシステムに売上金
額と個人識別データ等を送信し、銀行ホストシステムは
売上金額をICカードの所有者の個人預金口座から店舗
の預金口座に振り替える。
カードを店員に提示し、店員はICカードを取引用端末
装置に挿入し、取引用端末装置の入力部から売上金額を
入力する。取引用端末装置は、ICカードに記憶されて
いる金額データの残高(以下、プリペイド残高と記す)
と磁気ストライプに記憶されているデータとを読み込
み、入力された売上金額がプリペイド残高以下の場合に
はプリペイド残高から売上金額を減算し、得られた新プ
リペイド残高をICカードに書き込む。そしてICカー
ドは取引用端末装置から排出されて顧客に返却される。
その後、取引用端末装置は銀行ホストシステムに売上金
額と個人識別データ等を送信し、銀行ホストシステムは
売上金額をICカードの所有者の個人預金口座から店舗
の預金口座に振り替える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
プリペイドカードシステムでは、ICカードの所有者が
ICカードを落としたり盗まれたりした場合等に、IC
カードの金額データの残高が書き替えられてICカード
が不正使用されることがあり、ICカードの所有者がこ
れに気付かないでいると被害が大きくなるという問題が
あった。
プリペイドカードシステムでは、ICカードの所有者が
ICカードを落としたり盗まれたりした場合等に、IC
カードの金額データの残高が書き替えられてICカード
が不正使用されることがあり、ICカードの所有者がこ
れに気付かないでいると被害が大きくなるという問題が
あった。
【0006】また、上述したプリペイドカードシステム
では、ICカードに入金を行う端末装置として銀行のA
TMが使用されているが、銀行のATMは高価であるた
め、上述したプリペイドカードシステムを小規模の商店
街等で実施するのは困難であった。
では、ICカードに入金を行う端末装置として銀行のA
TMが使用されているが、銀行のATMは高価であるた
め、上述したプリペイドカードシステムを小規模の商店
街等で実施するのは困難であった。
【0007】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、安全性が高
く、かつ安価に構成することができるICカードを用い
たプリペイドカードシステムを提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、安全性が高
く、かつ安価に構成することができるICカードを用い
たプリペイドカードシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1に記載のプリペイドカードシステム
は、金額データを記憶する半導体素子と、少なくとも個
人識別データが記憶されているデータ記憶領域とを有す
るICカードと、前記ICカードの半導体素子に記憶さ
れているデータを読み取りかつ前記半導体素子にデータ
を書き込むICリーダライタと、前記ICカードのデー
タ記憶領域に記憶されているデータを読み取る読取手段
とを有し、前記ICカードに金額データを書き込む入金
用端末装置と、前記ICカードの半導体素子に記憶され
ているデータを読み取りかつ前記半導体素子にデータを
書き込むICリーダライタと、前記ICカードのデータ
記憶領域に記憶されているデータを読み取る読取手段と
を有し、前記ICカードに記憶されている金額データの
残高から売上金額を減算する取引用端末装置と、前記入
金用端末装置に通信回線を介して接続され、個人預金口
座の預金残高、入出金履歴等の預金データを格納する個
人預金口座データファイルと、店舗の預金口座の預金残
高、入出金履歴等の預金データを格納する店舗預金口座
データファイルと、仮設口座の預金残高、入出金履歴等
の預金データを格納する仮設口座データファイルとを有
し、前記入金用端末装置によって前記ICカードに書き
込まれた金額を該ICカードの所有者の個人預金口座か
ら前記仮設口座に振り替え、前記取引用端末装置によっ
て前記ICカードから減算された売上金額を前記仮設口
座から前記取引用端末装置を有する店舗の預金口座に振
り替える銀行ホストシステムと、前記入金用端末装置、
取引用端末装置、及び銀行ホストシステムに通信回線を
介して接続され、前記入金用端末装置による前記ICカ
ードへの入金履歴と、該ICカードの所有者の個人預金
口座から前記仮設口座への振替履歴とから前記ICカー
ドの不正使用をチェックするプリペイド管理用端末装置
と、を備えたことを特徴とするものである。
ために、請求項1に記載のプリペイドカードシステム
は、金額データを記憶する半導体素子と、少なくとも個
人識別データが記憶されているデータ記憶領域とを有す
るICカードと、前記ICカードの半導体素子に記憶さ
れているデータを読み取りかつ前記半導体素子にデータ
を書き込むICリーダライタと、前記ICカードのデー
タ記憶領域に記憶されているデータを読み取る読取手段
とを有し、前記ICカードに金額データを書き込む入金
用端末装置と、前記ICカードの半導体素子に記憶され
ているデータを読み取りかつ前記半導体素子にデータを
書き込むICリーダライタと、前記ICカードのデータ
記憶領域に記憶されているデータを読み取る読取手段と
を有し、前記ICカードに記憶されている金額データの
残高から売上金額を減算する取引用端末装置と、前記入
金用端末装置に通信回線を介して接続され、個人預金口
座の預金残高、入出金履歴等の預金データを格納する個
人預金口座データファイルと、店舗の預金口座の預金残
高、入出金履歴等の預金データを格納する店舗預金口座
データファイルと、仮設口座の預金残高、入出金履歴等
の預金データを格納する仮設口座データファイルとを有
し、前記入金用端末装置によって前記ICカードに書き
込まれた金額を該ICカードの所有者の個人預金口座か
ら前記仮設口座に振り替え、前記取引用端末装置によっ
て前記ICカードから減算された売上金額を前記仮設口
座から前記取引用端末装置を有する店舗の預金口座に振
り替える銀行ホストシステムと、前記入金用端末装置、
取引用端末装置、及び銀行ホストシステムに通信回線を
介して接続され、前記入金用端末装置による前記ICカ
ードへの入金履歴と、該ICカードの所有者の個人預金
口座から前記仮設口座への振替履歴とから前記ICカー
ドの不正使用をチェックするプリペイド管理用端末装置
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載のプリペイドカード
システムは、金額データを記憶する半導体素子と、少な
くとも個人識別データが記憶されているデータ記憶領域
とを有するICカードと、前記ICカードの半導体素子
に記憶されているデータを読み取りかつ前記半導体素子
にデータを書き込むICリーダライタと、前記ICカー
ドのデータ記憶領域に記憶されているデータを読み取る
読取手段とを有し、前記ICカードに金額データを書き
込む入金用端末装置と、前記ICカードの半導体素子に
記憶されているデータを読み取りかつ前記半導体素子に
データを書き込むICリーダライタと、前記ICカード
のデータ記憶領域に記憶されているデータを読み取る読
取手段とを有し、前記ICカードに記憶されている金額
データの残高から売上金額を減算する取引用端末装置
と、前記入金用端末装置に通信回線を介して接続され、
個人預金口座の預金残高、入出金履歴等の預金データを
格納する個人預金口座データファイルと、店舗の預金口
座の預金残高、入出金履歴等の預金データを格納する店
舗預金口座データファイルと、仮設口座の預金残高、入
出金履歴等の預金データを格納する仮設口座データファ
イルとを有し、前記入金用端末装置によって前記ICカ
ードに書き込まれた金額を該ICカードの所有者の個人
預金口座から前記仮設口座に振り替え、前記取引用端末
装置によって前記ICカードから減算された売上金額を
前記仮設口座から前記取引用端末装置を有する店舗の預
金口座に振り替える銀行ホストシステムと、前記入金用
端末装置、取引用端末装置、及び銀行ホストシステムに
通信回線を介して接続され、前記入金用端末装置による
前記ICカードへの入金履歴と、前記取引用端末装置に
よる前記ICカードからの売上金額の減算履歴と、前記
取引用端末装置によって売上金額が減算された後の前記
ICカード内の金額データの残高とから前記ICカード
の不正使用をチェックするプリペイド管理用端末装置
と、を備えたことを特徴とするものである。
システムは、金額データを記憶する半導体素子と、少な
くとも個人識別データが記憶されているデータ記憶領域
とを有するICカードと、前記ICカードの半導体素子
に記憶されているデータを読み取りかつ前記半導体素子
にデータを書き込むICリーダライタと、前記ICカー
ドのデータ記憶領域に記憶されているデータを読み取る
読取手段とを有し、前記ICカードに金額データを書き
込む入金用端末装置と、前記ICカードの半導体素子に
記憶されているデータを読み取りかつ前記半導体素子に
データを書き込むICリーダライタと、前記ICカード
のデータ記憶領域に記憶されているデータを読み取る読
取手段とを有し、前記ICカードに記憶されている金額
データの残高から売上金額を減算する取引用端末装置
と、前記入金用端末装置に通信回線を介して接続され、
個人預金口座の預金残高、入出金履歴等の預金データを
格納する個人預金口座データファイルと、店舗の預金口
座の預金残高、入出金履歴等の預金データを格納する店
舗預金口座データファイルと、仮設口座の預金残高、入
出金履歴等の預金データを格納する仮設口座データファ
イルとを有し、前記入金用端末装置によって前記ICカ
ードに書き込まれた金額を該ICカードの所有者の個人
預金口座から前記仮設口座に振り替え、前記取引用端末
装置によって前記ICカードから減算された売上金額を
前記仮設口座から前記取引用端末装置を有する店舗の預
金口座に振り替える銀行ホストシステムと、前記入金用
端末装置、取引用端末装置、及び銀行ホストシステムに
通信回線を介して接続され、前記入金用端末装置による
前記ICカードへの入金履歴と、前記取引用端末装置に
よる前記ICカードからの売上金額の減算履歴と、前記
取引用端末装置によって売上金額が減算された後の前記
ICカード内の金額データの残高とから前記ICカード
の不正使用をチェックするプリペイド管理用端末装置
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に記載のプリペイドカード
システムは、請求項1または請求項2に記載のプリペイ
ドカードシステムにおいて、前記ICカードのデータ記
憶領域が前記半導体素子内部に設けられ、前記ICリー
ダライタが前記データ記憶領域に記憶されているデータ
を読み取る読取手段を兼ねるようにしたことを特徴とす
るものである。
システムは、請求項1または請求項2に記載のプリペイ
ドカードシステムにおいて、前記ICカードのデータ記
憶領域が前記半導体素子内部に設けられ、前記ICリー
ダライタが前記データ記憶領域に記憶されているデータ
を読み取る読取手段を兼ねるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態であるプリペイドカードシステムの構成図、図2は
ICカード1の概略構成を示すブロック図、図3は入金
用端末装置2の概略構成を示すブロック図、図4は取引
用端末装置3の概略構成を示すブロック図、図5は銀行
ホストシステム4の概略構成を示すブロック図、図6は
プリペイド管理用端末装置の概略構成を示すブロック図
である。
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態であるプリペイドカードシステムの構成図、図2は
ICカード1の概略構成を示すブロック図、図3は入金
用端末装置2の概略構成を示すブロック図、図4は取引
用端末装置3の概略構成を示すブロック図、図5は銀行
ホストシステム4の概略構成を示すブロック図、図6は
プリペイド管理用端末装置の概略構成を示すブロック図
である。
【0012】図1に示すシステムは、会社の社員食堂に
おいて社員が食券をキャッシュレスで購入するためのも
のであって、ICカード1と、会社に設置され、ICカ
ード1に金額データを書き込む入金用端末装置2と、社
員食堂に設置され、ICカード1から食券の売上金額を
減算する取引用端末装置3と、銀行に設置され、入金用
端末装置2に公衆回線PL1を介して接続された銀行ホ
ストシステム4と、銀行の関連会社に設置され、入金用
端末装置2、取引用端末装置3、及び銀行ホストシステ
ム4にそれぞれ公衆回線PL2、PL3、PL4を介し
て接続されたプリペイド管理用端末装置5とからなって
いる。
おいて社員が食券をキャッシュレスで購入するためのも
のであって、ICカード1と、会社に設置され、ICカ
ード1に金額データを書き込む入金用端末装置2と、社
員食堂に設置され、ICカード1から食券の売上金額を
減算する取引用端末装置3と、銀行に設置され、入金用
端末装置2に公衆回線PL1を介して接続された銀行ホ
ストシステム4と、銀行の関連会社に設置され、入金用
端末装置2、取引用端末装置3、及び銀行ホストシステ
ム4にそれぞれ公衆回線PL2、PL3、PL4を介し
て接続されたプリペイド管理用端末装置5とからなって
いる。
【0013】ICカード1は、銀行が個人預金口座を所
有する顧客に対して発行するもので、図2に示すよう
に、半導体素子6と、カード番号、個人預金口座番号、
銀行コード、支店コード等が記憶されているデータ記憶
領域としての磁気ストライプ7と、ICカード1の表面
に設けられ半導体素子6に接続された接点8とを有し、
半導体素子6は、各種処理を実行する演算処理部9と、
金額データ、カードの正当性をチェックするためのID
データ、カード有効期限等を記憶するメモリ10とを有
している。
有する顧客に対して発行するもので、図2に示すよう
に、半導体素子6と、カード番号、個人預金口座番号、
銀行コード、支店コード等が記憶されているデータ記憶
領域としての磁気ストライプ7と、ICカード1の表面
に設けられ半導体素子6に接続された接点8とを有し、
半導体素子6は、各種処理を実行する演算処理部9と、
金額データ、カードの正当性をチェックするためのID
データ、カード有効期限等を記憶するメモリ10とを有
している。
【0014】入金用端末装置2は、図3に示すように、
ICカード1の半導体素子6に記憶されているデータを
読み取りかつ半導体素子6にデータを書き込むICリー
ダライタ11と、ICカード1の磁気ストライプ7に記
憶されているデータを読み取る読取手段としての磁気リ
ーダ12と、各種処理を実行する演算処理部13と、入
金額や各種処理の実行指示等を入力するための入力部1
4と、カードの正当性をチェックするためのIDデー
タ、カード有効期限、入金履歴等を記憶するメモリ15
と、ディスプレイ16と、プリンタ17と、インターフ
ェース18とを有している。
ICカード1の半導体素子6に記憶されているデータを
読み取りかつ半導体素子6にデータを書き込むICリー
ダライタ11と、ICカード1の磁気ストライプ7に記
憶されているデータを読み取る読取手段としての磁気リ
ーダ12と、各種処理を実行する演算処理部13と、入
金額や各種処理の実行指示等を入力するための入力部1
4と、カードの正当性をチェックするためのIDデー
タ、カード有効期限、入金履歴等を記憶するメモリ15
と、ディスプレイ16と、プリンタ17と、インターフ
ェース18とを有している。
【0015】取引用端末装置3は、図4に示すように、
ICカード1の半導体素子6に記憶されているデータを
読み取りかつ半導体素子6にデータを書き込むICリー
ダライタ19と、ICカード1の磁気ストライプ7に記
憶されているデータを読み取る読取手段としての磁気リ
ーダ20と、各種処理を実行する演算処理部21と、売
上金額や各種処理の実行指示等を入力するための入力部
22と、カードの正当性をチェックするためのIDデー
タ、カード有効期限、売上データ等の各種データを記憶
するメモリ23と、ディスプレイ24と、プリンタ25
と、インターフェース26とを有している。
ICカード1の半導体素子6に記憶されているデータを
読み取りかつ半導体素子6にデータを書き込むICリー
ダライタ19と、ICカード1の磁気ストライプ7に記
憶されているデータを読み取る読取手段としての磁気リ
ーダ20と、各種処理を実行する演算処理部21と、売
上金額や各種処理の実行指示等を入力するための入力部
22と、カードの正当性をチェックするためのIDデー
タ、カード有効期限、売上データ等の各種データを記憶
するメモリ23と、ディスプレイ24と、プリンタ25
と、インターフェース26とを有している。
【0016】銀行ホストシステム4は、図5に示すよう
に、各種処理を実行する演算処理部27と、多数の個人
預金口座の口座番号、暗証番号、預金残高、入出金履歴
等の預金データを格納する個人預金口座データファイル
28と、多数の店舗の預金口座の口座番号、暗証番号、
預金残高、入出金履歴等の預金データを格納する店舗預
金口座データファイル29と、仮設口座の預金残高、入
出金履歴等の預金データを格納する仮設口座データファ
イル30と、インターフェース31とを有している。
に、各種処理を実行する演算処理部27と、多数の個人
預金口座の口座番号、暗証番号、預金残高、入出金履歴
等の預金データを格納する個人預金口座データファイル
28と、多数の店舗の預金口座の口座番号、暗証番号、
預金残高、入出金履歴等の預金データを格納する店舗預
金口座データファイル29と、仮設口座の預金残高、入
出金履歴等の預金データを格納する仮設口座データファ
イル30と、インターフェース31とを有している。
【0017】プリペイド管理用端末装置5は、図6に示
すように、各種処理を実行する演算処理部32と、ハー
ドディスク等からなる記憶装置33と、各種データや各
種処理の実行指示等を入力するための入力部34と、デ
ィスプレイ35と、プリンタ36と、インターフェース
37とを有している。
すように、各種処理を実行する演算処理部32と、ハー
ドディスク等からなる記憶装置33と、各種データや各
種処理の実行指示等を入力するための入力部34と、デ
ィスプレイ35と、プリンタ36と、インターフェース
37とを有している。
【0018】次に、上記のように構成したプリペイドカ
ードシステムの使用方法を説明する。まず、上記のプリ
ペイドカードシステムを利用しようとするカード所有者
はICカード1に入金を行う。ICカード1に入金を行
う手順を図7、8に示すフローチャート図を参照しなが
ら説明する。
ードシステムの使用方法を説明する。まず、上記のプリ
ペイドカードシステムを利用しようとするカード所有者
はICカード1に入金を行う。ICカード1に入金を行
う手順を図7、8に示すフローチャート図を参照しなが
ら説明する。
【0019】初期状態において、入金用端末装置2のデ
ィスプレイ16にはICカード1の挿入を要求する画面
が表示されており、カード所有者がICカード1を入金
用端末装置2のカード挿入スロットに挿入すると(ステ
ップ#5)、磁気リーダ12がICカード1の磁気スト
ライプ7に記憶されているデータを読み取り、ICリー
ダライタ11がICカード1の表面に設けられた接点8
を介して半導体素子6のメモリ10に記憶されているI
Dデータ、カード有効期限等のデータを読み取り、入金
用端末装置2の演算処理部13がこれらのデータをメモ
リ15に記憶されているデータと照合してICカード1
の正当性を判定する(ステップ#10)。
ィスプレイ16にはICカード1の挿入を要求する画面
が表示されており、カード所有者がICカード1を入金
用端末装置2のカード挿入スロットに挿入すると(ステ
ップ#5)、磁気リーダ12がICカード1の磁気スト
ライプ7に記憶されているデータを読み取り、ICリー
ダライタ11がICカード1の表面に設けられた接点8
を介して半導体素子6のメモリ10に記憶されているI
Dデータ、カード有効期限等のデータを読み取り、入金
用端末装置2の演算処理部13がこれらのデータをメモ
リ15に記憶されているデータと照合してICカード1
の正当性を判定する(ステップ#10)。
【0020】判定結果が否である場合には、ディスプレ
イ16にエラーメッセージが表示され(ステップ#1
5)、ICカード1がカード挿入スロットから排出され
る。判定結果が可である場合には、ディスプレイ16に
入金処理または残高照会を選択する処理選択画面が表示
され(ステップ#20)、カード所有者が入金処理を選
択すると(ステップ#25)、ICカード1の演算処理
部9がメモリ10に記憶されている金額データ(以下、
プリペイド残高と記す)を読み出し、これが入金用端末
装置2に送信され、ディスプレイ16にプリペイド残高
が表示される(ステップ#30)とともに、ディスプレ
イ16が暗証番号及び入金額の入力を要求する画面に切
り替わる。
イ16にエラーメッセージが表示され(ステップ#1
5)、ICカード1がカード挿入スロットから排出され
る。判定結果が可である場合には、ディスプレイ16に
入金処理または残高照会を選択する処理選択画面が表示
され(ステップ#20)、カード所有者が入金処理を選
択すると(ステップ#25)、ICカード1の演算処理
部9がメモリ10に記憶されている金額データ(以下、
プリペイド残高と記す)を読み出し、これが入金用端末
装置2に送信され、ディスプレイ16にプリペイド残高
が表示される(ステップ#30)とともに、ディスプレ
イ16が暗証番号及び入金額の入力を要求する画面に切
り替わる。
【0021】カード所有者が入力部14から暗証番号及
び入金額を入力すると(ステップ#35)、演算処理部
13は、暗証番号及び入金額を磁気リーダ12が磁気ス
トライプ7から読み取ったデータとともに銀行ホストシ
ステム4に送信し、銀行ホストシステム4の演算処理部
27は送信されてきた暗証番号を個人預金口座データフ
ァイル28に格納されている暗証番号と照合して暗証番
号が正しいか否かを判定するとともに、送信されてきた
入金額を個人預金口座データファイルに格納されている
預金残高と比較して引き落とし可能か否かを判定し、こ
れらの判定結果を入金用端末装置2に送信する。
び入金額を入力すると(ステップ#35)、演算処理部
13は、暗証番号及び入金額を磁気リーダ12が磁気ス
トライプ7から読み取ったデータとともに銀行ホストシ
ステム4に送信し、銀行ホストシステム4の演算処理部
27は送信されてきた暗証番号を個人預金口座データフ
ァイル28に格納されている暗証番号と照合して暗証番
号が正しいか否かを判定するとともに、送信されてきた
入金額を個人預金口座データファイルに格納されている
預金残高と比較して引き落とし可能か否かを判定し、こ
れらの判定結果を入金用端末装置2に送信する。
【0022】入金用端末装置2の演算処理部13は、銀
行ホストシステム4から送信されてきた暗証番号の可否
の判定結果を読み込み(ステップ#40)、否である場
合には、ディスプレイ16にエラーメッセージを表示し
(ステップ#45)、ICカード1をカード挿入スロッ
トから排出する。暗証番号が可である場合には、演算処
理部13は、入金額の引き落としの可否の判定結果を読
み込み(ステップ#50)、否である場合には、ディス
プレイ16にエラーメッセージを個人預金口座の預金残
高とともに表示する(ステップ#55)。カード所有者
は、預金残高を見て再度入金額を入力するか否かを判断
し(ステップ#60)、入力する場合には入力部14か
ら入力を行い(ステップ#65)、中止の場合には画面
上の中止キーを押すとICカード1がカード挿入スロッ
トから排出される。
行ホストシステム4から送信されてきた暗証番号の可否
の判定結果を読み込み(ステップ#40)、否である場
合には、ディスプレイ16にエラーメッセージを表示し
(ステップ#45)、ICカード1をカード挿入スロッ
トから排出する。暗証番号が可である場合には、演算処
理部13は、入金額の引き落としの可否の判定結果を読
み込み(ステップ#50)、否である場合には、ディス
プレイ16にエラーメッセージを個人預金口座の預金残
高とともに表示する(ステップ#55)。カード所有者
は、預金残高を見て再度入金額を入力するか否かを判断
し(ステップ#60)、入力する場合には入力部14か
ら入力を行い(ステップ#65)、中止の場合には画面
上の中止キーを押すとICカード1がカード挿入スロッ
トから排出される。
【0023】ステップ#50で可である場合には、入金
用端末装置2のディスプレイ16にプリペイド残高に入
金額を加算した新プリペイド残高が表示され、カード所
有者がディスプレイ16上の確認キーを押すと、新プリ
ペイド残高がICカード1に送信され、ICカード1の
演算処理部9はメモリ10に記憶されている金額データ
を新プリペイド残高に更新する(ステップ#70)。ま
た、入金用端末装置2のメモリ15に入金履歴が記憶さ
れる。
用端末装置2のディスプレイ16にプリペイド残高に入
金額を加算した新プリペイド残高が表示され、カード所
有者がディスプレイ16上の確認キーを押すと、新プリ
ペイド残高がICカード1に送信され、ICカード1の
演算処理部9はメモリ10に記憶されている金額データ
を新プリペイド残高に更新する(ステップ#70)。ま
た、入金用端末装置2のメモリ15に入金履歴が記憶さ
れる。
【0024】そして、入金用端末装置2のプリンタが、
入金日時、入金額、ICカード1内の新プリペイド残
高、カード番号、銀行番号、口座番号等が印字処理され
た取引明細書を発行し(ステップ#75)、ICカード
1が入金用端末装置2のカード挿入スロットから排出さ
れる(ステップ#80)。入金用端末装置2は、一定期
間毎にメモリ15に記憶されているICカード1への入
金履歴をプリペイド管理用端末装置5に送信し、このデ
ータはプリペイド管理用端末装置5の記憶装置33に記
憶される。
入金日時、入金額、ICカード1内の新プリペイド残
高、カード番号、銀行番号、口座番号等が印字処理され
た取引明細書を発行し(ステップ#75)、ICカード
1が入金用端末装置2のカード挿入スロットから排出さ
れる(ステップ#80)。入金用端末装置2は、一定期
間毎にメモリ15に記憶されているICカード1への入
金履歴をプリペイド管理用端末装置5に送信し、このデ
ータはプリペイド管理用端末装置5の記憶装置33に記
憶される。
【0025】銀行ホストシステム4は、ICカード1に
入金された金額を個人預金口座から仮設口座に振り替
え、個人預金口座データファイル28に格納されている
預金残高及び仮設口座データファイル30に格納されて
いる預金残高がそれぞれ新預金残高に更新されるととも
に個人預金口座データファイル28及び仮設口座データ
ファイル30に、入出金日時、入出金額、振替口座番号
等の入出金履歴が記録される。そして、仮設口座の新預
金残高及び仮設口座の入出金履歴はプリペイド管理用端
末装置5に送信され、記憶装置33に記憶される。
入金された金額を個人預金口座から仮設口座に振り替
え、個人預金口座データファイル28に格納されている
預金残高及び仮設口座データファイル30に格納されて
いる預金残高がそれぞれ新預金残高に更新されるととも
に個人預金口座データファイル28及び仮設口座データ
ファイル30に、入出金日時、入出金額、振替口座番号
等の入出金履歴が記録される。そして、仮設口座の新預
金残高及び仮設口座の入出金履歴はプリペイド管理用端
末装置5に送信され、記憶装置33に記憶される。
【0026】次に、上記のようにして金額データが入力
されたICカード1を用いて食券を購入する場合につい
て、図9、10に示すフローチャート図を参照しながら
説明する。
されたICカード1を用いて食券を購入する場合につい
て、図9、10に示すフローチャート図を参照しながら
説明する。
【0027】初期状態において、取引用端末装置3のデ
ィスプレイ23にはICカード1の挿入を要求する画面
が表示されており、カード所有者が取引用端末装置3の
カード挿入スロットにICカード1を挿入する(ステッ
プ#105)と、磁気リーダ20がICカード1の磁気
ストライプ7に記憶されているデータを読み込み、IC
リーダライタ19がICカード1の半導体素子6のメモ
リ10に記憶されているIDデータ、カード有効期限等
のデータを読み込み、演算処理部21がこのデータをメ
モリ23に記憶されているデータと照合してICカード
1の正当性を判定する(ステップ#110)。
ィスプレイ23にはICカード1の挿入を要求する画面
が表示されており、カード所有者が取引用端末装置3の
カード挿入スロットにICカード1を挿入する(ステッ
プ#105)と、磁気リーダ20がICカード1の磁気
ストライプ7に記憶されているデータを読み込み、IC
リーダライタ19がICカード1の半導体素子6のメモ
リ10に記憶されているIDデータ、カード有効期限等
のデータを読み込み、演算処理部21がこのデータをメ
モリ23に記憶されているデータと照合してICカード
1の正当性を判定する(ステップ#110)。
【0028】判定結果が否である場合には、ディスプレ
イ24にエラーメッセージが表示され(ステップ#11
5)、ICカード1がカード挿入スロットから排出され
る。判定結果が可である場合には、演算処理部21がI
Cカード1のメモリ10に記憶されているプリペイド残
高を読み込み、ディスプレイ24に、このプリペイド残
高とともに各種商品の名称を価格とともに表示する(ス
テップ#120)。カード所有者が所望の商品を選択し
て取引用端末装置3に入力すると(ステップ#12
5)、演算処理部21はこの商品の価格がプリペイド残
高以内であるか否かを判定する(ステップ#130)。
イ24にエラーメッセージが表示され(ステップ#11
5)、ICカード1がカード挿入スロットから排出され
る。判定結果が可である場合には、演算処理部21がI
Cカード1のメモリ10に記憶されているプリペイド残
高を読み込み、ディスプレイ24に、このプリペイド残
高とともに各種商品の名称を価格とともに表示する(ス
テップ#120)。カード所有者が所望の商品を選択し
て取引用端末装置3に入力すると(ステップ#12
5)、演算処理部21はこの商品の価格がプリペイド残
高以内であるか否かを判定する(ステップ#130)。
【0029】判定結果が否である場合には、ディスプレ
イ24にエラーメッセージが表示される(ステップ#1
35)。カード所有者は他のメニュー選択を行う場合に
は他のメニューを入力し、他のメニューの選択を行わな
い場合には画面上の中止キーを押すとICカード1がカ
ード挿入スロットから排出される(ステップ#14
0)。ステップ#130で判定結果が可である場合に
は、プリペイド残高からメニューの金額を減じた新プリ
ペイド残高が表示され(ステップ#145)、続けて他
のメニューの選択を行う場合には他のメニューを入力
し、他のメニューの選択を行わない場合には画面上の食
券発行キーを押すと、ICカード1に新プリペイド残高
が送信され、メモリ10に記憶されているプリペイド残
高が新プリペイド残高に更新されるとともに、取引用端
末装置3のメモリ23に売上日時、商品名、売上金額、
銀行コード、個人預金口座番号、カード番号、新プリペ
イド残高等の売上データが書き込まれる(ステップ#1
50、#155)。そして、プリンタ17が食券を発行
し(ステップ#160)、ICカード1がカード挿入ス
ロットから排出される(ステップ#165)。取引用端
末装置3は一定期間毎にメモリ23に記憶されている売
上データをプリペイド管理用端末装置5に送信し、この
売上データは記憶装置33に記憶される。
イ24にエラーメッセージが表示される(ステップ#1
35)。カード所有者は他のメニュー選択を行う場合に
は他のメニューを入力し、他のメニューの選択を行わな
い場合には画面上の中止キーを押すとICカード1がカ
ード挿入スロットから排出される(ステップ#14
0)。ステップ#130で判定結果が可である場合に
は、プリペイド残高からメニューの金額を減じた新プリ
ペイド残高が表示され(ステップ#145)、続けて他
のメニューの選択を行う場合には他のメニューを入力
し、他のメニューの選択を行わない場合には画面上の食
券発行キーを押すと、ICカード1に新プリペイド残高
が送信され、メモリ10に記憶されているプリペイド残
高が新プリペイド残高に更新されるとともに、取引用端
末装置3のメモリ23に売上日時、商品名、売上金額、
銀行コード、個人預金口座番号、カード番号、新プリペ
イド残高等の売上データが書き込まれる(ステップ#1
50、#155)。そして、プリンタ17が食券を発行
し(ステップ#160)、ICカード1がカード挿入ス
ロットから排出される(ステップ#165)。取引用端
末装置3は一定期間毎にメモリ23に記憶されている売
上データをプリペイド管理用端末装置5に送信し、この
売上データは記憶装置33に記憶される。
【0030】プリペイド管理用端末装置5は、取引用端
末装置3から送信されてきた売上データを一定期間毎に
銀行ホストシステム4に転送し、売上金額が仮設口座か
ら社員食堂を経営している店舗の預金口座に振り替えら
れ、仮設口座データファイル30に格納されている預金
残高及び店舗預金口座データファイル29に格納されて
いる預金残高がそれぞれ新預金残高に更新されるととも
に仮設口座データファイル30及び店舗預金口座データ
ファイル29に入出金履歴が記録される。そして、仮設
口座及び店舗の預金口座の預金残高及び入出金履歴はプ
リペイド管理用端末装置5に送信されて記憶装置33に
記憶される。
末装置3から送信されてきた売上データを一定期間毎に
銀行ホストシステム4に転送し、売上金額が仮設口座か
ら社員食堂を経営している店舗の預金口座に振り替えら
れ、仮設口座データファイル30に格納されている預金
残高及び店舗預金口座データファイル29に格納されて
いる預金残高がそれぞれ新預金残高に更新されるととも
に仮設口座データファイル30及び店舗預金口座データ
ファイル29に入出金履歴が記録される。そして、仮設
口座及び店舗の預金口座の預金残高及び入出金履歴はプ
リペイド管理用端末装置5に送信されて記憶装置33に
記憶される。
【0031】プリペイド管理用端末装置5は、一定期間
毎に、記憶装置33に記憶されているデータに基づいて
ICカード1の不正使用をチェックする。即ち、ICカ
ード1に入金用端末装置2によってプリペイド残高のみ
が書き換えられた場合には、入金用端末装置2に入金履
歴が記憶されるが、個人預金口座から仮設口座への振り
替えは行われないので、ICカード1への入金履歴と、
該ICカードの所有者の個人預金口座から仮設口座への
振替履歴とを照合することにより、不正をチェックする
ことができる。
毎に、記憶装置33に記憶されているデータに基づいて
ICカード1の不正使用をチェックする。即ち、ICカ
ード1に入金用端末装置2によってプリペイド残高のみ
が書き換えられた場合には、入金用端末装置2に入金履
歴が記憶されるが、個人預金口座から仮設口座への振り
替えは行われないので、ICカード1への入金履歴と、
該ICカードの所有者の個人預金口座から仮設口座への
振替履歴とを照合することにより、不正をチェックする
ことができる。
【0032】また、入金用端末装置2以外の機器によっ
てICカード1内のプリペイド残高が書き換えられるこ
とも考えられる。この場合には、入金用端末装置2によ
るICカード1への入金履歴と、取引用端末装置3によ
るICカード1からの売上金額の減算履歴と、取引用端
末装置3によって売上金額が減算された後のICカード
1内のプリペイド残高とから不正の有無をチェックする
ことができる。即ち、ICカード1からの売上金額の減
算履歴から、ある時点における減算額の総額Aを算出
し、ICカード1への入金履歴から、前記時点までにI
Cカード1に書き込まれた金額データの総額Bを算出す
る。そして、BとAの差を算出し、これを前記時点にお
けるICカード1内のプリペイド残高Cと比較する。I
Cカード1が正しく使用されていればB−A=Cとなる
が、入金用端末装置2以外の機器によってプリペイド残
高が加算された場合にはB−A<Cとなる。したがっ
て、不正の有無をチェックすることができる。
てICカード1内のプリペイド残高が書き換えられるこ
とも考えられる。この場合には、入金用端末装置2によ
るICカード1への入金履歴と、取引用端末装置3によ
るICカード1からの売上金額の減算履歴と、取引用端
末装置3によって売上金額が減算された後のICカード
1内のプリペイド残高とから不正の有無をチェックする
ことができる。即ち、ICカード1からの売上金額の減
算履歴から、ある時点における減算額の総額Aを算出
し、ICカード1への入金履歴から、前記時点までにI
Cカード1に書き込まれた金額データの総額Bを算出す
る。そして、BとAの差を算出し、これを前記時点にお
けるICカード1内のプリペイド残高Cと比較する。I
Cカード1が正しく使用されていればB−A=Cとなる
が、入金用端末装置2以外の機器によってプリペイド残
高が加算された場合にはB−A<Cとなる。したがっ
て、不正の有無をチェックすることができる。
【0033】そして、不正が判明した場合には、その旨
が取引用端末装置3に送信され、以後、そのカードは使
用できなくなる。したがって、カードの不正使用を速や
かに発見することができ、被害を少なくすることができ
るものである。
が取引用端末装置3に送信され、以後、そのカードは使
用できなくなる。したがって、カードの不正使用を速や
かに発見することができ、被害を少なくすることができ
るものである。
【0034】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更が可能である。例えば、本発明は、社員食堂にお
ける食券購入以外の場合についても適用することができ
る。また、ICカードのデータ記憶領域を半導体素子内
部に設け、ICリーダライタがデータ記憶領域のデータ
を読み取る読取手段を兼ねるようにしてもよい。また、
安全性を向上するために、入金用端末装置2、取引用端
末装置3、銀行ホストシステム4、プリペイド管理用端
末装置5を専用の通信回線で接続するようにしてもよ
い。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更が可能である。例えば、本発明は、社員食堂にお
ける食券購入以外の場合についても適用することができ
る。また、ICカードのデータ記憶領域を半導体素子内
部に設け、ICリーダライタがデータ記憶領域のデータ
を読み取る読取手段を兼ねるようにしてもよい。また、
安全性を向上するために、入金用端末装置2、取引用端
末装置3、銀行ホストシステム4、プリペイド管理用端
末装置5を専用の通信回線で接続するようにしてもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリペイド管理用端末装置によってICカードの不正使
用を発見することができるので、安全性が高い。また、
本発明は、既存の通信ターミナル機器やパーソナルコン
ピュータ等を利用して安価に構成することができる。
プリペイド管理用端末装置によってICカードの不正使
用を発見することができるので、安全性が高い。また、
本発明は、既存の通信ターミナル機器やパーソナルコン
ピュータ等を利用して安価に構成することができる。
【図1】 本発明の一実施形態であるプリペイドカード
システムの構成図。
システムの構成図。
【図2】 ICカードの概略構成を示すブロック図。
【図3】 入金用端末装置の概略構成を示すブロック
図。
図。
【図4】 取引用端末装置の概略構成を示すブロック
図。
図。
【図5】 銀行ホストシステムの概略構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図6】 プリペイド管理用端末装置の概略構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図7】 ICカードに入金処理を行う手順を示すフロ
ーチャート図。
ーチャート図。
【図8】 ICカードに入金処理を行う手順を示すフロ
ーチャート図。
ーチャート図。
【図9】 食券を購入する手順を示すフローチャート
図。
図。
【図10】 食券を購入する手順を示すフローチャート
図。
図。
1 ICカード 2 入金用端末装置 3 取引用端末装置 4 銀行ホストシステム 5 プリペイド管理用端末装置 6 半導体素子 7 磁気ストライプ(データ記憶領域) 11、19 ICリーダライタ 12、20 磁気リーダ(読取手段) 28 個人預金口座データファイル 29 店舗預金口座データファイル 30 仮設口座データファイル PL1、PL2、PL3、PL4 公衆回線(通信回
線)
線)
Claims (3)
- 【請求項1】 金額データを記憶する半導体素子と、少
なくとも個人識別データが記憶されているデータ記憶領
域とを有するICカードと、 前記ICカードの半導体素子に記憶されているデータを
読み取りかつ前記半導体素子にデータを書き込むICリ
ーダライタと、前記ICカードのデータ記憶領域に記憶
されているデータを読み取る読取手段とを有し、前記I
Cカードに金額データを書き込む入金用端末装置と、 前記ICカードの半導体素子に記憶されているデータを
読み取りかつ前記半導体素子にデータを書き込むICリ
ーダライタと、前記ICカードのデータ記憶領域に記憶
されているデータを読み取る読取手段とを有し、前記I
Cカードに記憶されている金額データの残高から売上金
額を減算する取引用端末装置と、 前記入金用端末装置に通信回線を介して接続され、個人
預金口座の預金残高、入出金履歴等の預金データを格納
する個人預金口座データファイルと、店舗の預金口座の
預金残高、入出金履歴等の預金データを格納する店舗預
金口座データファイルと、仮設口座の預金残高、入出金
履歴等の預金データを格納する仮設口座データファイル
とを有し、前記入金用端末装置によって前記ICカード
に書き込まれた金額を該ICカードの所有者の個人預金
口座から前記仮設口座に振り替え、前記取引用端末装置
によって前記ICカードから減算された売上金額を前記
仮設口座から前記取引用端末装置を有する店舗の預金口
座に振り替える銀行ホストシステムと、 前記入金用端末装置、取引用端末装置、及び銀行ホスト
システムに通信回線を介して接続され、前記入金用端末
装置による前記ICカードへの入金履歴と、該ICカー
ドの所有者の個人預金口座から前記仮設口座への振替履
歴とから前記ICカードの不正使用をチェックするプリ
ペイド管理用端末装置と、を備えたことを特徴とするI
Cカードを用いたプリペイドカードシステム。 - 【請求項2】 金額データを記憶する半導体素子と、少
なくとも個人識別データが記憶されているデータ記憶領
域とを有するICカードと、 前記ICカードの半導体素子に記憶されているデータを
読み取りかつ前記半導体素子にデータを書き込むICリ
ーダライタと、前記ICカードのデータ記憶領域に記憶
されているデータを読み取る読取手段とを有し、前記I
Cカードに金額データを書き込む入金用端末装置と、 前記ICカードの半導体素子に記憶されているデータを
読み取りかつ前記半導体素子にデータを書き込むICリ
ーダライタと、前記ICカードのデータ記憶領域に記憶
されているデータを読み取る読取手段とを有し、前記I
Cカードに記憶されている金額データの残高から売上金
額を減算する取引用端末装置と、 前記入金用端末装置に通信回線を介して接続され、個人
預金口座の預金残高、入出金履歴等の預金データを格納
する個人預金口座データファイルと、店舗の預金口座の
預金残高、入出金履歴等の預金データを格納する店舗預
金口座データファイルと、仮設口座の預金残高、入出金
履歴等の預金データを格納する仮設口座データファイル
とを有し、前記入金用端末装置によって前記ICカード
に書き込まれた金額を該ICカードの所有者の個人預金
口座から前記仮設口座に振り替え、前記取引用端末装置
によって前記ICカードから減算された売上金額を前記
仮設口座から前記取引用端末装置を有する店舗の預金口
座に振り替える銀行ホストシステムと、 前記入金用端末装置、取引用端末装置、及び銀行ホスト
システムに通信回線を介して接続され、前記入金用端末
装置による前記ICカードへの入金履歴と、前記取引用
端末装置による前記ICカードからの売上金額の減算履
歴と、前記取引用端末装置によって売上金額が減算され
た後の前記ICカード内の金額データの残高とから前記
ICカードの不正使用をチェックするプリペイド管理用
端末装置と、を備えたことを特徴とするICカードを用
いたプリペイドカードシステム。 - 【請求項3】 前記ICカードのデータ記憶領域が前記
半導体素子内部に設けられ、前記ICリーダライタが前
記データ記憶領域に記憶されているデータを読み取る読
取手段を兼ねるようにしたことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載のICカードを用いたプリペイドカ
ードシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34587396A JPH10188091A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | Icカードを用いたプリペイドカードシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34587396A JPH10188091A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | Icカードを用いたプリペイドカードシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10188091A true JPH10188091A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18379577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34587396A Pending JPH10188091A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | Icカードを用いたプリペイドカードシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10188091A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001022342A1 (fr) * | 1999-09-22 | 2001-03-29 | Keiichi Nakajima | Systeme de reglement electronique, dispositif de reglement et terminal |
| JP2003103023A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Sankyo Kk | 遊技用システム |
| US7341180B2 (en) | 2004-01-29 | 2008-03-11 | Alpha Network Co., Ltd. | Card settlement system |
| JP2014194646A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Japan Post Bank Co Ltd | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
| CN111062711A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 广东伟邦科技股份有限公司 | 区域内公摊用电的智能化管理系统 |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34587396A patent/JPH10188091A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001022342A1 (fr) * | 1999-09-22 | 2001-03-29 | Keiichi Nakajima | Systeme de reglement electronique, dispositif de reglement et terminal |
| JP2003103023A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Sankyo Kk | 遊技用システム |
| US7341180B2 (en) | 2004-01-29 | 2008-03-11 | Alpha Network Co., Ltd. | Card settlement system |
| JP2014194646A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Japan Post Bank Co Ltd | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
| CN111062711A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-24 | 广东伟邦科技股份有限公司 | 区域内公摊用电的智能化管理系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060810 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |