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JPH08195399A - 埋込み層を必要としない絶縁された垂直pnpトランジスタ - Google Patents

埋込み層を必要としない絶縁された垂直pnpトランジスタ

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JPH08195399A
JPH08195399A JP7241682A JP24168295A JPH08195399A JP H08195399 A JPH08195399 A JP H08195399A JP 7241682 A JP7241682 A JP 7241682A JP 24168295 A JP24168295 A JP 24168295A JP H08195399 A JPH08195399 A JP H08195399A
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JP
Japan
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region
collector
base
pnp transistor
type conductive
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Pending
Application number
JP7241682A
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English (en)
Inventor
F Latham Lawrence
エフ レイサム ローレンス
M Keller Theresa
エム ケラー テレサ
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Texas Instruments Inc filed Critical Texas Instruments Inc
Publication of JPH08195399A publication Critical patent/JPH08195399A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D10/00Bipolar junction transistors [BJT]
    • H10D10/01Manufacture or treatment
    • H10D10/051Manufacture or treatment of vertical BJTs
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D10/00Bipolar junction transistors [BJT]
    • H10D10/40Vertical BJTs
    • H10D10/421Vertical BJTs having both emitter-base and base-collector junctions ending at the same surface of the body

Landscapes

  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高導電率埋込み層を必要としない改良された
PNPトランジスタを提供する。 【構成】 P+型導電性のサブストレートの表面のP−
型導電性のエピタキシャル層であることができる表面層
内にトランジスタを形成する。P−表面層内のN−型導
電性の絶縁領域はP−型導電性のコレクタ領域を含む。
N型導電性のベース領域はコレクタ領域内に含まれ、P
+型導電性のエミッタ領域はベース領域内に含まれる。
ベース領域にはコレクタ領域のP型不純物濃度より高い
N型不純物濃度を与えることができる。少なくともコレ
クタ領域及びベース領域は自己整列させることができ
る。トランジスタは垂直に構成されるが、表面層の、サ
ブストレートとは反対の側の表面にベース及びコレクタ
接点を設けることができる。その表面に絶縁領域のため
の接点も設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路デバイスの
改良及びその製造方法に関し、より詳しくはバイポーラ
トランジスタデバイスの改良及びその製造方法に関し、
更に詳しくは埋込まれた高導電率層を必要とせずに形成
することができる垂直PNPトランジスタの改良及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路(IC)構造内にPNPトラン
ジスタを組み入れることは、長い間問題を含んでいた。
典型的にPNP構造はNPN構造よりも利得が遙かに低
く、デバイスの性能を低下乃至は損なう寄生効果を回避
するために絶縁が必要である。例えば水平PNPトラン
ジスタの構造においては、一般に、サブストレートと一
緒になって形成される寄生トランジスタの利得が水平ト
ランジスタに有害過ぎることがないように高導電率埋込
み層を設けている。これらの埋込み層はデバイスに製造
費用を追加するだけではなく、可能な集積レベルの制
約、及びデバイス間の間隔の増加をもたらす高温処理を
必要とする。更に、水平トランジスタは一般に、エミッ
タ・コレクタ間の電流を輸送するエミッタ領域が制限さ
れるという欠点を有している。これは、部分的に、通常
はコレクタがエミッタから横方向に変位しており、ベー
スが両構造を取り囲んでいることが原因である。従っ
て、電流は典型的に、エミッタの横側だけからベース材
料を通ってコレクタへ流れる。一方、典型的な垂直(も
しくはサブストレート)PNPトランジスタの構造で
は、一般にサブストレート自体をトランジスタのコレク
タとして使用する。そのため垂直トランジスタ構造は、
通常は共通コレクタ(もしくはエミッタフォロア)回路
応用での使用に制限される。また、垂直トランジスタデ
バイスにおいては上述した水平トランジスタのエミッタ
領域の問題は生じないが、ベースとサブストレート(コ
レクタ)の不純物ドーピングの相対的なレベルのため
に、狭いベース幅を有するデバイスの構造を得ることが
困難である。このためベース領域を横切って走行する正
孔のエミッタ・コレクタ通過時間が比較的長くなり、そ
れにより電流利得の値が低くなり、そして高周波応答が
不十分になる。
【0003】これらの諸問題の若干を解決するために、
垂直PNPトランジスタをP−型サブストレート上のN
型エピタキシャル層内に形成する、いわゆる二重拡散P
NPトランジスタが提唱されている。複数の層に成長さ
せることができるN型エピタキシャル層は、複数の拡散
段階によってエピタキシャル層内に拡散されるデバイス
の残りの要素に対する絶縁タンクとして働く。これらの
構造は、構造の表面からエピタキシャル層を通って下方
のサブストレートまで連続的に伸びる拡散されたPシン
カもしくは拡散領域によって水平方向に絶縁することが
できる。従ってサブストレート、シンカ、及びN型エピ
タキシャル層はある接合をなし、この接合は、含まれて
いるPNPデバイスの残余を絶縁するように逆バイアス
することができる。しかしながら、これらのデバイスは
製造が比較的複雑であり、複数のエピタキシャル成長段
階、複雑な拡散マスキング、及び拡散ドライブイン段階
を必要とする。電力もしくは高電圧能力を与えるバイポ
ーラトランジスタと、デジタルもしくは論理能力を与え
るCMOSデバイスの両方を有するBiCMOS構造が
益々一般的になりつつある。CMOS論理構造には、高
度にドープされたサブストレート上のタンクとして形成
された軽くドープされたエピタキシャル層を設けること
が多い。サブストレート及びエピタキシャル層はP型導
電性であることが多い。もしこのような開始サブストレ
ート構造を使用してPNPデバイスを形成しようとすれ
ば、水平デバイスを絶縁するには高導電率層が必要とな
り、また上述したベース幅問題が垂直デバイスの利得及
び周波数応答を制約することになる。
【0004】
【発明の実施の形態】以上に鑑みて、本発明の目的は、
改良されたPNPトランジスタとその製造方法を提供す
ることにある。本発明の別の目的は、高導電率埋込み層
を必要としない改良されたPNPトランジスタを提供す
ることである。本発明の更に別の目的は、現存するCM
OSプロセスと共に、特にP−エピタキシャル層を有す
るP+サブストレート上に形成することができる改良さ
れたPNPトランジスタを提供することである。本発明
の別の目的は、水平トランジスタとして種々の形態で使
用することができ、しかも垂直トランジスタとしてのエ
ミッタ領域及び他の利点を備えている改良されたPNP
トランジスタを提供することである。本発明のこれら
の、及び他の目的、特色及び長所は、添付図面及び特許
請求の範囲を参照しての以下の本発明の詳細な説明から
明白になるであろう。本発明の広い面によれば、PNP
トランジスタが提供される。このPNPトランジスタ
は、P+型導電性のサブストレートの表面のエピタキシ
ャル層であることができるP−型導電性の表面層内に作
られる。P−表面層内のN−型導電性の絶縁領域は、P
−型導電性のコレクタ領域を含む。N型導電性のベース
領域はこのコレクタ領域内に含まれ、P+型導電性のエ
ミッタ領域はこのベース領域内に含まれている。ベース
領域のN型不純物濃度は、コレクタ領域のP型不純物濃
度よりも高くすることができる。少なくともコレクタ領
域及びベース領域は自己整列されている。コレクタの厚
みは約 2.2μmであり、ベースの厚みは約 0.1μmであ
り、そしてエミッタの厚みは約 0.4μmである。このト
ランジスタは垂直に構成されているが、ベース及びコレ
クタ接点を、表面層の、サブストレートとは反対側の表
面に設けることができる。絶縁層のための接点もこの表
面に設けることができる。
【0005】本発明の別の広い面によれば、P+型導電
性のサブストレート上のP−型導電性の表面層内にPN
Pトランジスタを形成することができる。このPNPト
ランジスタは、表面層内に拡散されたN型導電性の絶縁
領域を含む。P型導電性のコレクタ領域は、この絶縁領
域内に拡散される。N型導電性のベース領域は、このコ
レクタ領域内に拡散される。P型導電性のエミッタ領域
は、このベース領域内に拡散される。少なくともコレク
タ領域及びベース領域は自己整列される。本発明の更に
別の広い面によれば、PNPトランジスタを形成する方
法が提供される。本方法によれば、P−型導電性の表面
層がP+型のサブストレート上の表面に形成される。N
−型導電性の絶縁領域がこの表面層内に形成される。P
−型導電性のコレクタ領域がこの絶縁領域内に形成され
る。N型導電性のベース領域がこのコレクタ領域内に形
成され、P+型導電性のエミッタ領域がこのベース領域
内に形成される。一実施例におけるコレクタ領域を形成
する段階は、絶縁領域内にアクセプタ不純物を拡散する
ことからなり、ベース領域を形成する段階はコレクタ領
域内にドナー不純物を拡散することからなる。表面層内
にドナー不純物を拡散することによって、表面層内に絶
縁領域を形成することもできる。コレクタ領域を形成す
る段階及びベース領域を形成する段階は、ベース及びコ
レクタが絶縁領域内において自己整列されるように共通
のフォトマスク窓を通して絶縁領域内にコレクタ領域及
びベース領域を連続的に導入することによって遂行する
ことができる。
【0006】以下に添付図面を参照して実施例を説明す
る。これらの図面において同一もしくは類似部品に対し
ては同一の番号を付してある。また、これらの図面は必
ずしも同一の縮尺で示されてはいない。
【0007】
【実施例】以下に説明するプロセスの諸段階及び構造
は、必ずしも集積回路を製造するための完全なプロセス
を形成してはいないことに注目されたい。本発明は現在
使用されている集積回路製造技術で実施することが可能
であり、一般的に遂行されるプロセスの諸段階の中の本
発明を理解する上で必要な部分だけを含んでいることを
理解されたい。本発明の好ましい実施例によれば、PN
Pトランジスタは図1に示すように、エピタキシャル成
長させた層12のようなP−型導電性の層を有するP+
型導電性のサブストレート11上に形成される。エピタ
キシャル層12は、例えば始めは約 21 μm厚であって
よく、関連するCMOS論理回路(図示してない)等の
ためのPタンクとして役立つ。種々の拡散及び不純物ド
ライブイン段階が完了すると、より低いドーピング濃度
を有するP−エピタキシャル領域内へのサブストレート
不純物ドーパントの上方拡散により、エピタキシャル層
の最終的な厚みは約9μmになる。垂直PNPトランジ
スタの構造においては、先ずN型導電性の絶縁領域14
がエピタキシャル層12内に形成される。絶縁領域14
は、例えばフォトマスク16に開口即ち窓15を設け、
エピタキシャル層12内にアンチモン、好ましくは燐の
ようなドナー型不純物を導入することによって形成する
ことができる。(フォトマスク16、及び以下に説明す
る他のフォトマスクは、公知のように緩衝酸化物層上に
形成させることができる。)N型ドーパントによって究
極的にエピタキシャル層12内に設けられる絶縁領域1
4は、エピタキシャル層12とサブストレート11との
界面、もしくはその付近への拡散ドライブインプロセス
によって拡散されるので、図1に示すプロセス段階にお
けるN型ドーパントの相対的な初期注入ドーピング線量
を比較的高くする、例えば約 80 KeVで約4× 1012
cm-2とすることができる。フォトマスク16を除去し
た後に、初期不純物を約1000 °C乃至 1350 °C、好
ましくは約 1200 °Cの温度においてある時間、好まし
くは約 700分にわたってドライブインすることができ
る。上述したようにドーパントに曝されるドライブイン
プロセスの後に、N型ドーパントによって得られる最終
N−絶縁領域は、N型不純物を用いて例えば8× 1015
cm-3のレベルで軽くドープされる。この軽くドープさ
れた絶縁領域は、究極的に垂直トランジスタの全ての要
素を取り囲む、もしくは包含することになる。
【0008】次に図2及び図3に示すように別のフォト
マスク20を使用し、その窓21を通してトランジスタ
のコレクタ及びベースを導入する。窓21は絶縁領域1
4を拡散させた窓15よりも小寸法であり、従ってコレ
クタ及びベース構造は完全に絶縁領域14内に含まれる
ようになる。コレクタ領域25は、部分的に、約 100±
10 KeVのエネルギで約 6.75 × 1013 cm-2の線量
のホウ素26のようなアクセプタ不純物を窓21を通し
て絶縁領域14内へ注入することによって形成される。
次に、図3に示すようにフォトマスク20内の同一の窓
21を使用して、ベース領域30を部分的に形成する。
ベース領域30は、コレクタ領域25の形成に使用した
ものと同一のマスク窓21を通して注入することによっ
て形成させるから、ベース領域30とコレクタ領域25
とは互いに他に対して自己整列する。ベース領域30
は、約 150± 10 KeVのエネルギで約1× 1014 cm
-2の線量の燐、もしくは好ましくは砒素31のようなド
ナー不純物を、先行段階において形成されたコレクタ領
域25内に注入することによって形成させる。マスク2
0を除去した後に、約 1000 °C乃至 1100 °C、好ま
しくは約 1200 °Cの温度において、好ましくは約 500
分にわたって、ベース及びコレクタの拡散が同時に遂行
される。拡散の遂行中に、コレクタ領域25及びベース
領域30が共拡散( codiffuse ) されて二重拡散領域が
形成される。ホウ素と砒素との拡散係数の差のために、
ホウ素コレクタ25は砒素ベース領域30をアウトディ
フューズ( outdiffuse )する。その間にも、絶縁領域1
4は窓21から横方向外向きに、及びエピタキシャル層
12とサブストレート11との界面に向かって下方に、
更に拡散し続ける。
【0009】次に図4に示すように、ベース接点領域6
0及び絶縁接点領域62が形成される。これらの接点領
域60及び62は、エピタキシャル層12の表面上に別
のフォトマスク70を設け、接点60及び62を形成さ
せるべきベース及び絶縁領域上にそれぞれ窓71及び7
2を形成して形成させる。燐、もしくは好ましくは砒素
74のようなドナー不純物を、約 100KeV乃至 150K
eV、好ましくは約 120KeVのエネルギで、約1× 1
015 cm-2乃至 5.5× 1015 cm-2、好ましくは約5×
1015 cm-2の線量で注入する。フォトマスク70を除
去した後に、約800°C乃至 1000 °C、好ましくは約
900°Cの温度において約2乃至 1000分、好ましくは約
100分にわたってベース領域30及び絶縁領域14の接
点領域60及び62内への拡散を遂行することができ
る。最後に、図5に示すように、エミッタ40とコレク
タ接点42とを形成する。エピタキシャル層12の表面
にフォトマスク45を形成し、エミッタ拡散、及びコレ
クタ接点42及び43を形成する拡散のための窓46、
47及び48をそれぞれ形成する。エミッタは、約 25
KeV±5KeVのエネルギで約2× 1015cm-2の線
量のホウ素49のようなアクセプタ不純物をベース領域
30内に注入することによって形成される。フォトマス
ク45を除去した後に約 800°C乃至1000 °C、好ま
しくは約 900°Cの温度において約2乃至 1500 分、好
ましくは約 65 分にわたってホウ素をベース領域30及
びコレクタ25の露出された領域内へ拡散させ、エミッ
タ領域40及びコレクタ接点領域42、43を形成させ
る。
【0010】上述した種々の不純物拡散の拡散時間及び
温度を制御することによって絶縁領域は、エピタキシャ
ル層12の最終的な厚みとほぼ同一の、即ち約9μmの
最終的な厚みを有する寸法にすることができる。コレク
タ領域25は構造の表面からの深さが約 2.7μmを有
し、ベース及びエピタキシャルはそれぞれ表面から約
0.5μm、及び 0.4μmの厚みを有する寸法にすること
ができる。勿論、拡散された領域の厚みは、それぞれの
領域と次に接する領域との接合(不純物は連続したプロ
ファイルを有しているのであるが、それぞれの隣接層も
しくは領域の不純物の数が等しい位置を接合とする)ま
でを測定している。また、ホウ素と砒素の拡散定数は良
好に確定されているから、ベースの厚みは所望の、制御
可能な幅のベース領域を作るように制御することができ
る。例えば、上述したように構成された構造では、コレ
クタ領域25は約 2.2μmの厚みを有し、ベースは約
0.1μmの厚みを有し、そしてエピタキシャルは約 0.4
μmの厚みを有する。これにより上述した種々のトラン
ジスタ領域の接点領域への相互接続を形成させたデバイ
スを組み入れた集積回路の構造を完成させることができ
る。垂直PNPトランジスタは、典型的に、トランジス
タが共通コレクタ(即ちエミッタフォロア)形態に接続
されているような応用に制約されていたが、本発明のト
ランジスタのコレクタ領域25は、取り囲んでいる絶縁
領域14によってサブストレート11から絶縁されてい
るから、本発明のトランジスタはこのような共通コレク
タの制約を受けることなく水平PNPトランジスタと同
一の構成で使用することができる。
【0011】また、図示したように、ベース30はコレ
クタ25よりも重くドープすることができるから、たと
えコレクタ電圧が比較的高い場合でも、ベース・コレク
タ接合のデプレッション領域の幅を極めて小さくするこ
とができる。従って、このトランジスタ構造は、P+サ
ブストレート上のP−エピタキシャル層内に作ることが
できる高密度論理回路のようなサブミクロンの、高密度
IC回路と両立可能である。以上に本発明を、若干の導
電型を有し、若干の材料製の半導体構造に関連して説明
したが、開示した特定の材料及び導電率レベルは単なる
例示に過ぎず、当業者ならば他の型の材料を同じように
有利に使用できることが理解されよう。例えば、本発明
はシリコン以外の半導体で遂行することも可能であり、
他の種々のドナーもしくはアクセプタドーパントを有す
ることが可能であり、もしくは特定的に開示したレベル
以外の他の種々のドーピングレベルを有することも可能
である。また、PNPトランジスタを製造する本発明の
プロセスを、種々の層もしくはトランジスタ領域を形成
するための複数の不純物拡散に関連して説明したが、他
のイオン導入技術を使用することもできる。例えば種々
の層は、ピーク濃度深さを制御するイオン注入技術によ
って形成することも、もしくは構造の接合を位置決めす
るためのイオン注入の組合わせに続くドライブイン拡散
技術を使用して形成することもできる。以上に、本発明
を特定例に関して説明し、図示したが、この説明は単な
る例示に過ぎず、当業者ならば本発明の思想及び範囲か
ら逸脱することなく種々の部品の組合わせ及び配列に多
くの変化を考案することが可能であることを理解された
い。
【0012】以上の記載に関連して、以下の各項を開示
する。 (1) P+型導電性のサブストレートと、上記サブスト
レートの表面のP−型導電性の表面層と、上記P−型表
面層内のN−型導電性の絶縁領域と、上記N−領域内に
含まれるP−型導電性のコレクタ領域と、上記コレクタ
領域内のN型導電性のベース領域と、上記ベース領域内
のP+型導電性のエミッタ領域とを備え、少なくとも上
記コレクタ領域及び上記ベース領域が自己整列している
ことを特徴とするPNPトランジスタ。 (2) 上記表面層は、上記サブストレート上のエピタキ
シャル層である上記(1)項に記載のPNPトランジス
タ。 (3) 上記コレクタ及びエミッタ領域はホウ素でドープ
されており、上記ベース領域は砒素でドープされている
上記(1) 項に記載のPNPトランジスタ。 (4) 上記ベース領域は、上記コレクタ領域のP型不純
物濃度よりも高いN型不純物濃度を有している上記(1)
項に記載のPNPトランジスタ。 (5) 上記コレクタ領域は約 2.2μmの厚みであり、上
記ベース領域は約 0.1μmの厚みであり、そして上記エ
ミッタ領域は約 0.4μmの厚みである上記(1) 項に記載
のPNPトランジスタ。 (6) 上記コレクタ領域は上記絶縁領域内に完全に包含
されており、上記エミッタ領域は上記ベース領域内に完
全に包含されている上記(1) 項に記載のPNPトランジ
スタ。 (7) 上記サブストレートとは反対側の上記トランジス
タの表面にベース及びコレクタ接点をも備えている上記
(1) 項に記載のPNPトランジスタ。 (8) 上記表面に少なくとも1つの絶縁領域接点をも備
えている上記(7) 項に記載のPNPトランジスタ。 (9) P+型導電性のサブストレート上のP−型導電性
の表面層内のPNPトランジスタにおいて、上記表面層
内に拡散されたN型導電性の絶縁領域と、上記絶縁領域
内に拡散されたP型導電性のコレクタ領域と、上記コレ
クタ領域内に拡散されたN型導電性のベース領域と、上
記ベース領域内に拡散されたP型導電性のエミッタ領域
と、を備え、少なくとも上記コレクタ領域及び上記ベー
ス領域が自己整列していることを特徴とするPNPトラ
ンジスタ。 (10) 上記サブストレートとは反対側の上記トランジス
タの表面にベース及びコレクタ接点をも備えている上記
(9) 項に記載のPNPトランジスタ。 (11) 上記表面に少なくとも1つの絶縁領域接点をも備
えている上記(7) 項に記載のPNPトランジスタ。 (12) 上記表面層は、上記サブストレート上のエピタキ
シャル層である上記(9)項に記載のPNPトランジス
タ。 (13) 上記コレクタ及びエミッタ領域はホウ素でドープ
されており、上記ベース領域は砒素でドープされている
上記(9) 項に記載のPNPトランジスタ。 (14) 上記ベース領域は、上記コレクタ領域のP型不純
物濃度よりも高いN型不純物濃度を有している上記(9)
項に記載のPNPトランジスタ。 (15) 上記絶縁領域は、上記サブストレートのP型不純
物濃度よりも低いN型不純物濃度を有している上記(9)
項に記載のPNPトランジスタ。 (16) 上記コレクタ領域は約 2.2μmの厚みであり、上
記ベース領域は約 0.1μmの厚みであり、そして上記エ
ミッタ領域は約 0.4μmの厚みである上記(9) 項に記載
のPNPトランジスタ。 (17) 上記コレクタ領域は上記絶縁領域内に完全に包含
されており、上記エミッタ領域は上記ベース領域内に完
全に包含されている上記(9) 項に記載のPNPトランジ
スタ。 (18) PNPトランジスタを形成する方法において、P
+型サブストレートの表面にP−型導電性の表面層を形
成する段階と、上記表面層内にN−型導電性の絶縁領域
を形成する段階と、上記絶縁領域内にP−型導電性のコ
レクタ領域を形成する段階と、上記コレクタ領域内にN
型導電性のベース領域を形成する段階と、上記ベース領
域内にP+型導電性のエミッタ領域を形成する段階とを
備えていることを特徴とするPNPトランジスタを形成
する方法。 (19) 上記コレクタ領域を形成する段階は上記絶縁領域
内へアクセプタ不純物を拡散することからなり、上記ベ
ース領域を形成する段階は上記コレクタ領域内はドナー
不純物を拡散することからなる上記(18)項に記載の方
法。 (20) 上記表面層内に上記絶縁領域を形成する段階は、
上記表面層内へドナー不純物を拡散することからなる上
記(19)項に記載の方法。 (21) 上記コレクタ領域を形成する段階及び上記ベース
領域を形成する段階は、フォトマスクの共通窓を通して
上記コレクタ領域及び上記ベース領域を上記絶縁領域内
へ連続して導入することからなり、上記ベース領域及び
コレクタ領域は上記絶縁領域内で自己整列する上記(18)
項に記載の方法。 (22) P+型サブストレートの表面にP−型導電性の層
を形成する上記段階は、上記サブストレート上にP−型
層をエピタキシャル沈積させることからなる上記(18)項
に記載の方法。 (23) 垂直PNPトランジスタ及びその製造方法は、P
+型導電性のサブストレート(11)の表面のP−型導
電性のエピタキシャル層であることができる表面層(1
2)内のトランジスタを提供する。P−表面層(12)
内のN−型導電性の絶縁領域(14)はP−型導電性の
コレクタ領域(25)を含む。N型導電性のベース領域
(30)はコレクタ領域(25)内に含まれ、P+型導
電性のエミッタ領域(40)はベース領域(30)内に
含まれている。ベース領域(30)にはコレクタ領域
(25)のP型不純物濃度より高いN型不純物濃度を与
えることができる。少なくともコレクタ領域(25)及
びベース領域(30)は自己整列させることができる。
コレクタ領域(25)は約 2.2μmの厚みであり、ベー
ス領域は約 0.1μmの厚みであり、そしてエミッタ領域
は約 0.4μmの厚みであることができる。トランジスタ
は垂直に構成されているが、表面層(12)の、サブス
トレート(11)とは反対の側の表面にベース及びコレ
クタ接点(60及び42−43)を設けることができ
る。その表面に絶縁領域(14)のための接点(62)
も設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集積回路の一部の断面図であって、本発明の好
ましい実施例による垂直PNPトランジスタを製造する
最初の段階を示す。
【図2】図1の段階に続く段階を示す断面図である。
【図3】図2の段階に続く段階を示す断面図である。
【図4】図3の段階に続く段階を示す断面図である。
【図5】図4の段階に続く段階を示し、最終トランジス
タ構造を示す断面図である。
【符号の説明】 11 P+サブストレート 12 P−エピタキシャル層 14 N絶縁領域 15 フォトマスク 16 フォトマスク15の窓 17 燐 20 フォトマスク 21 フォトマスク20の窓 25 コレクタ領域 26 ホウ素 30 ベース領域 31 砒素 40 エミッタ領域 42、43 コレクタ接点領域 45 フォトマスク 46 フォトマスク45の窓 49 ホウ素 60 ベース接点領域 62 絶縁接点領域 70 フォトマスク 71、72 フォトマスク70の窓 74 砒素

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P+型導電性のサブストレートと、 上記サブストレートの表面のP−型導電性の表面層と、 上記P−型表面層内のN−型導電性の絶縁領域と、 上記N−領域内に含まれるP−型導電性のコレクタ領域
    と、 上記コレクタ領域内のN型導電性のベース領域と、 上記ベース領域内のP+型導電性のエミッタ領域とを備
    え、少なくとも上記コレクタ領域及び上記ベース領域が
    自己整列していることを特徴とするPNPトランジス
    タ。
JP7241682A 1994-09-22 1995-09-20 埋込み層を必要としない絶縁された垂直pnpトランジスタ Pending JPH08195399A (ja)

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