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JPH06289482A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH06289482A
JPH06289482A JP7825793A JP7825793A JPH06289482A JP H06289482 A JPH06289482 A JP H06289482A JP 7825793 A JP7825793 A JP 7825793A JP 7825793 A JP7825793 A JP 7825793A JP H06289482 A JPH06289482 A JP H06289482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographing
finder
mode
information
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP7825793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Nagao
正樹 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7825793A priority Critical patent/JPH06289482A/ja
Publication of JPH06289482A publication Critical patent/JPH06289482A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、トリミング撮影モードを選択しても
適正倍率で被写体像及び撮影情報が確認容易なSLRフ
ァインダを有するカメラを提供することを目的とする。 【構成】本発明は、通常撮影モードと、該通常撮影モー
ドでプリントされる領域よりも狭い領域を撮影範囲とし
て指定できるトリミング撮影モードとを切換える選択ス
イッチ41と、撮影モード切換えに応じて、ファインダ
視野マスク大きさを変更するLCDパネルからなるファ
インダ視野枠7と、選択された疑似望遠モードやパノラ
マ撮影モード等の各撮影モードに伴うファインダ倍率上
昇によって移動する撮影情報の表示を、撮影モードに関
係なく、形成された視野マスクの境界から略一定の所定
距離となる位置に撮影情報を表示する撮影情報表示部5
6とで構成されたカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常撮影モードの撮影
による画面範囲の一部を取り出してプリントするための
撮影範囲を指定できるトリミング撮影モードを備えたカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通常撮影モードで撮影を行った
フィルムの画面の一部を取り出してプリントするトリミ
ング技術がある。
【0003】近年は、撮影の際に、フィルムの通常のプ
リントされる領域よりも狭い領域を撮影範囲として指定
できるトリミング撮影モードが搭載されるカメラがあ
り、例えばパノラマ写真等で知られている。
【0004】このトリミング撮影モードを有するカメラ
として、例えば、特開昭61−223831号公報、特
開平1−107240号公報、特開平2−120834
号公報や特開昭61−285432号公報に記載される
ようなトリミング撮影モードを搭載し、ファインダが改
善されたカメラが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した公報
において、特開昭61−223831号公報に記載され
カメラでは、トリミング率が大きくなると視野枠が狭く
なり、ファインダ像の確認やフレーミングしにくくな
る。また、この方式で、撮影情報の表示部が視野枠の外
側にある一般的な情報表示を用いるとトリミングに応じ
て視野枠が画面中央寄りの狭い範囲に移動してしまうた
め、撮影情報の表示と撮影画面とが離れてしまい情報の
確認がしにくいという問題点を生じる。
【0006】また、特開平1−107240号公報にお
いては、トリミング時に視野枠が狭く小さくなるという
前記問題点を解決しようとしているが、撮影情報の表示
には配慮がなされておらず、このままの方法ではファイ
ンダの接眼部を変化させてファインダ倍率を上げるとフ
ァインダ視野周辺がケラレ、撮影情報が見にくくなると
いう欠点が生じるさらに特開平2−120834号公報
及び、特開昭61−285432号公報においては、フ
ァインダ対物レンズによる変倍を行なおうとしており、
伝統的な一眼レフのファインダに直に適用できない。ま
た対物光学系は、光学系のサイズも大きく、スペースを
必要とするほかコスト高にもつながる。
【0007】例えば、図9に示すファインダの表示部よ
うに、従来提案されているトリミングに対応して、視野
枠をせばめて撮影範囲103を示そうとすると、通常撮
影モードの視野枠101の外側に配置された撮影情報表
示部102とトリミング時の視野枠100が離れてしま
い情報が見にくかったり見すごしたりしてしまう。
【0008】つまり、ファインダ倍率を上げないと、ト
リミング時にはファインダ視野範囲が小さくなってしま
いフレーミングがし難い。一方、ファインダ倍率を上げ
ると視野周辺にはケラレが生じ、例えば、画面範囲の外
側に撮影情報の表示部を設けてあると、表示が“ケラ
レ”て確認できない、若しくは、見づらいという欠点を
生じる。
【0009】そこで本発明は、トリミング撮影モードを
選択しても適正倍率で被写体像及び撮影情報が確認容易
なSLRファインダを有するカメラを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、通常撮影モードと、該通常撮影モードでプ
リントされる領域よりも狭い領域を撮影範囲として指定
できるトリミング撮影モードと、前記撮影モードを切換
える撮影モード切換え選択手段と、前記撮影モード切換
え手段の出力に応じて、ファインダ視野マスクの大きさ
を変更するファインダ視野マスク形成手段と、形成され
た前記ファインダ視野マスク近傍に、該形成された視野
マスク境界部からの距離が撮影モードに関係なく略一定
となるように撮影情報を表示する撮影情報表示手段とで
構成されたカメラを提供する。
【0011】
【作用】以上のような構成のカメラにおいて、ファイン
ダ視野マスク形成手段によりファインダ内のレンズ間隔
を変えることにより、画面サイズの切換選択に応じてフ
ァインダ視野枠を形成するように作動し、ファインダ視
野マスク形成手段によりファインダ視野マスクの大きさ
が変更され、撮影情報表示手段により、視野枠の近傍で
該視野枠から一定の距離に撮影情報が表示される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1乃至図4には、本発明のトリミング撮
影モード機能を搭載するカメラの構成を示し説明する。
【0014】図1において、カメラ本体は、撮影レンズ
を保持する鏡筒2と、メインミラー4、サブミラー5を
含み撮影レンズに入射した光束をファインダ光学系へ向
う光束と自動焦点検出装置19へ向う光束とに分ける機
能を持ち撮影時には該ミラーが退避してシャッタ14の
開口によって光束がフィルム15に到達するように作動
するミラーボックス部と、焦点板6、画面サイズの切換
選択に応じてファインダ視野枠を形成するように作動す
るファインダ視野枠(LCDパネル)7、ペンタプリズ
ム8、移動可能な光学レンズ9′を含む変倍式のファイ
ンダルーペ9、測光素子18とから成るファインダ部
と、フィルム保持用圧板17、フィルムに種々の情報を
記録するための情報記録装置16、後蓋1とから成る後
蓋部とにより、主として構成されている。前記情報記録
装置16は、光学的若しくは電気的(磁気記録)にフィ
ルムに撮影情報等を記録するものである。磁気記録する
場合には、フィルムに磁気記録媒体が設けられているフ
ィルムを利用する。
【0015】そして、第1のレンズ群3は枠12によ
り、第2のレンズ群10は枠13により、各々保持され
る。各レンズ群3,10はズーム枠11に設けられたカ
ム溝37,38に突起30,31がそれぞれガイドさ
れ、ズーム枠の回転に応じて光軸方向に移動するように
構成される。
【0016】前記枠12と一体で形成された軸32は、
本体部の突起33に設けられたガイド孔と篏合し、枠1
3に設けられたガイド孔とも同時に篏合することによっ
て枠13の光軸中心まわりの回転を制限している。
【0017】前記ズーム枠11の周上には、ズーム枠の
回転方向の位置を検出するためのエンコーダ35が取り
つけられており、エンコーダ35上のパターン36には
位置固定して配置された電気接点34が圧着されてい
る。
【0018】撮影者が被写体を拡大・縮小するためにズ
ーム枠11を回転させるとこの回転角度を電気的信号に
置きかえて検出することができる。前記ズーム枠11に
設けられたカム溝37,38には、ズーム枠11の回転
にしたがってカム溝の位置が光軸方向に変化する第1の
領域と、カム溝が光軸に対して垂直な方向にきられてい
る第2の領域とがある。
【0019】前記第1の領域では、枠12,13上の突
起30,31がカム溝37,38と篏合している場合に
は、ズーム枠の回転に沿って枠12,13は光軸方向に
変位する。一方、第2の領域で篏合している場合には、
枠12,13が光軸方向に変位することがない。
【0020】前述した第1,第2のレンズ群3,10
は、互いの間の距離及びフィルム面からの距離などを変
化させることにより、変倍効果を持たせる光学系であ
り、カム溝の第1の領域に突起30,31がある場合
に、ズーム枠の回転による画像の光学的な変倍が発生す
る。この領域に突起がある場合、カメラは光学ズームモ
ードに設定されているものとする。
【0021】次に、カム溝の第2の領域に突起30,3
1がある場合に、ズーム枠の回転によってはフィルム上
の画像の光学的な変倍が発生しない。一方、ズームエン
コーダ35によりズーム枠11の回転、すなわち、撮影
者の所望する変倍量が電気的に検出される。このズーム
エンコーダ35の信号はCPU42に伝達される。
【0022】この場合に、図2に示すように、CPU4
2は公知のLCDを用いたファインダ視野枠7に対し
て、ズーム枠11の回転に応じた視野枠設定信号を送
る。これにより、図3に示すように、通常画面よりも狭
い範囲のファインダ視野枠がファインダ画面内に表示さ
れ、プリントされる領域が観察できる。この視野枠の外
側はLCDがマスクされ非透過となり、内側のみがファ
インダ視野として観察される。例えば、“2×”と記し
た状態では、ファインダ画面の中央に通常画面46の1
/4程度の面積を囲む視野枠45の内側だけがLCDが
透過となり観察できるようになる。これはこの範囲がプ
リント用紙大に拡大されてプリントされることを意味す
る。
【0023】更にCPU42は、プリントの際に利用さ
れるべき画面範囲がどの範囲であるのかをフィルム上の
磁気記録部に記録するために、後述するように、磁気情
報記録部43にプリント画面範囲に関する情報が伝され
る。この情報は、図3に示したような倍率表示でもよ
く、画面範囲の識別符号でもよい。
【0024】そして、現像・引伸し処理をするラボで
は、フィルム上の情報に基いてプリントを行なうため、
例えば、図3に示す“2×”の視野枠が表示されている
状態までズーム枠を回転させて撮影を行なうと、ファイ
ンダ視野枠45に相当する画面中央だけを拡大して焼付
けることになるため、“2×”のズーミングを行なった
と同等の効果が得られる。この状態にあるときカメラ
は、疑似望遠モードにあるものとする。
【0025】また、図2のパノラマ撮影モードは、選択
スイッチ41を切換えると、通常画面より横長のプリン
トを得るためのパノラマ撮影モードが選択可能となる。
なお、本実施例において、パノラマ撮影モードは、フィ
ルムの1コマに露光される画像に制限を加えて、通常写
真の一部を取り出してプリントすることから、トリミン
グの一部に含まれるものと見なしている。、また、図2
に示す磁気情報記録部43は、磁気記録媒体(磁気テー
プ)がフィルムの裏面側やパーフォレーションに沿って
設けられたフィルムを利用して、図7に示す磁気記録・
再生回路で前述した撮影情報を記録・再生する。
【0026】次に図7,図8を参照して、本実施例に用
いる磁気記録・再生方式について説明する。
【0027】この方式では、磁気記録媒体をN方向の磁
化状態、S方向の磁化状態、中性の3状態に設定するこ
とができる。例えば、N方向の磁化状態を“1”、S方
向の磁化状態を“0”と仮定して、“1”を磁気記録媒
体に記録する場合を考える。まず、CPU112のOU
T1ポートに“H”レベル信号を出力すると、バッファ
121を介して記録ヘッド8のコイルには電流I1 が流
れる。この時、磁気記録媒体は、N方向に磁化される。
逆に“0”を記録する場合には、CPU112のOUT
0ポートにHレベル信号を出力すれば、コイルには電流
0 が流れ、S方向に磁化される。
【0028】この方式の利点は、ビット間に中性領域を
設けられるため、ビットデータの境界が明確になり、同
期クロークが不要になることである。
【0029】次に、磁気記録媒体から情報を再生の場合
には、磁気記録媒体の磁化された部分がヘッドの前を移
動すると、ヘッドを通る磁界が変化するため、電圧が発
生する。その電圧をヘッドアンプ125で増幅(e)
し、微分回路126で微分(f)し、コンパレータ12
7,128に入力する。例えば、記録されているデータ
が“1”の場合に、微分出力(f)は、負のピークとな
るのが、コンパレータ127の出力が反転して、CPU
112のポートIN1に“H”信号が入る。逆に記録さ
れているデータが“0”の場合、微分出力(f)は正の
ピークになるため、コンパレータ128が反転して、C
PU12のポートIN0に“H”信号が入る。 この方
式を用いれば、CPUの指示に基いてフィルム上に疑似
望遠やパノラマモード選択に関する情報をはじめ、種々
の情報を記録することができる。
【0030】以上述べてきた方式に従って、疑似望遠モ
ードもしくはパノラマモードを選択すると通常のファイ
ンダ画面の外周部分がマスクされ、中央の狭い領域のみ
を撮影範囲として観察することになる。これだと通常に
比べてファインダ視野領域が狭すぎて観察しにくくなる
ため、これを改善するためにファインダ倍率を上げ拡大
して見るようにする方式を図4を参照して説明する。
【0031】前述したように従来、ファインダ視野領域
のファインダ倍率を上げ拡大して見ると、ファインダ画
面の近傍に設けられた撮影情報等も、視野領域の拡大に
伴ない、認識できる視野から外れ(けられ)、確認が困
難になったり、マスクの幅だけ撮影情報が遠退くため、
見づらいものとなっていた。
【0032】図4では、ペンタプリズム8を通過してき
たファインダ光束は、第1,第2のレンズ61,62を
通して観察される。前記レンズ61は凸レンズでアーム
63と一体的にプラスチック樹脂で成形されている。こ
のアーム63は、ネジ部をもつ回転軸64とネジ篏合し
ており、回転軸64は、ギヤ65と一体的に形成される
とともに空間に対して固定された軸受71,72により
回転のみ可能なように支持されている。ギヤ65は減速
ギヤ列66を介してモーター67に連結されている。
【0033】そして、パノラマモード選択スイッチの出
力によって、パノラマ撮影モードが選択されていると判
定されるか、疑似望遠モード設定手段の出力、例えば、
図1に示す実施例では、ズームエンコーダ35の出力に
よって、疑似望遠による変倍量情報がCPU42に伝達
されるかすると、CPU42はファインダ視野が小さく
なって見にくくなる分を補正するような変倍をファイン
ダルーペで行なうために、第1のレンズ61を移動させ
て、第1,第2のレンズ間隔を変更し、ファインダルー
ペの合成焦点距離を変化させるように、モータ67を制
御駆動する。
【0034】このようにすれば、疑似望遠倍率が大きく
ファインダ視野が小さくなるに従ってファインダルーペ
の第1,第2のレンズの合成焦点距離を短くして、ファ
インダ倍率を上げていくことで見やすいファインダを実
現できる。
【0035】次に図5を参照して、前述した実施例のカ
メラにおける具体的なファインダ情報の表示方式を説明
する。
【0036】図5(a)は、通常撮影モードが選択され
ているときのファインダ視野である。ファインダ視野
は、トリミングのかかっていない全範囲57が観察で
き、画面の外の部分50にはシャッタ速度、絞り、フラ
ッシュ情報、合焦情報、デート情報等の撮影に関する情
報が液晶表示装等を用いて、数字やマークで表示されて
いる。このとき、図4にて説明したファインダルーペ
は、視野枠外の撮影情報表示も含めて観察できる程度の
倍率に調整されている。
【0037】図5(b)は、一例として“1.4×”の
疑似望遠モードが選択されているときのファインダ視野
である。視野枠52の外側53は、LCDが非透過の状
態となり、視野枠52の内側のみがファインダ視野とし
て被写体像の観察に利用できる。これと同時に、ファイ
ンダルーペは、CPUによりファインダ視野範囲が小さ
くなった分を補償すべくファインダが高倍率になるよう
に駆動される。このようにファインダ倍率をルーペの焦
点距離変化によって上げると、当然のことながら、図5
(a)のファインダ視野で周辺に見えていた部分、即
ち、撮影情報表示部50は、眼に至る光束にケラレを生
じ観察できないか非常に見にくくなってしまう。
【0038】このような欠点を解決する方式として、図
5(b)には、通常撮影モード時に撮影画面外に配置さ
れていた撮影情報表示部50の表示内容のうち、撮影に
必要な情報をより画面中央に近い領域、即ち、通常撮影
モード時の視野枠57と疑似望遠モード時の視野枠52
との間の領域に移動させ、撮影情報表示部51のように
表示する方式を示している。また図5(c)には、パノ
ラマ撮影モードが選択されている場合に、パノラマ撮影
時の視野枠54と、通常撮影モード時の視野枠57との
間の領域に撮影情報表示部56のように移動させて表示
する方式を示している。これらの方式を用いると疑似望
遠モードやパノラマ撮影モードの選択に伴うファインダ
倍率上昇によって生じる表示のケラレ、見にくさを防止
することができる。
【0039】一方、この実現方式は極めて容易である。
即ち、既に図1,図2を用いて説明したように疑似望遠
モードあるいはパノラマモードのときのファインダ視野
枠は公知の液晶表示装置によって焦点板6の近傍に形成
表示されている。したがって液晶表示板に設けられた光
線非透過による遮光マスク形成用の透明電極の配置を一
部分変更し、その部分に、図5(b),(c)に示した
ような撮影情報表示部51,56を特にコストアップを
伴わずに実現することができる。
【0040】更に、図6には夜間などファインダの視野
が暗いときに、これまで述べてきたファインダ表示装置
を照明する方式を示した。
【0041】図6(a)に示すファインダ表示装置にお
いては、ペンタプリズム8と、該ペンタプリズム8の下
面に設けられたLCDによるファインダ視野枠7と、さ
らに下部には焦点板6が設けられている。
【0042】このペンタプリズム8におけて、前方、ダ
ハ面と第3反射面89とで囲まれた三角形状の領域90
には、ライトガイド88が接合されている。基板80に
接続されたLED等の発光素子81から発した光は、集
光レンズ84と絞り85を介して、ペンタプリズム8に
入射し、ペンタプリズムを通過したあと、LCDによる
ファインダ視野枠7を照明する。発光素子81を制御す
るCPU42にはファインダ視野の明るさを検出する公
知の受光素子により検出された明るさに関する情報と、
パノラマ撮影モード、疑似望遠モードが設定されている
ことを示す信号が入力し、これらを用いてファインダ視
野照明が必要と判断されたときにはLEDを発光させ自
動的に照明が行なわれる。
【0043】図6(b)は、ガラスやプラスチックなど
による中実のペンタプリズム8の代りにダハ面にルーフ
ミラーと称せられる反射鏡86を用いて、第3反射面に
も平面鏡87を用いた場合の照明方式を示す。
【0044】前述した基板80,発光素子81,集光レ
ンズ84及び絞り85からなる照明装置はルーフミラー
86と第3反射面を形成する平面鏡87とのすき間を通
してファインダ視野照明を行なう。この方法によるとラ
イトガイドの接合やライトガイド自体が不要になるとい
うメリットがある。
【0045】図6(c)は前述した基板80,発光素子
81,集光レンズ84及び絞り85からなる照明装置を
用い、LCDによるファインダ視野枠7の下方より照明
を行なった実施例である。
【0046】この方式では、焦点板6の下方より照明し
て、焦点板6を介して間接的にファインダ視野枠を照明
することも可能である。なお、図6(b),(c)に示
した照明装置についての制御は、図6(a)の場合と同
様である。
【0047】以上説明したように本実施例のファインダ
情報の表示方式により、ファインダ視野枠、撮影情報表
示部の照明を容易に行なうことが可能となり、暗い場面
での撮影時に有効である。
【0048】また本発明は、前述した実施例に限定され
るものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ト
リミング撮影モードを選択しても適正倍率で被写体像及
び撮影情報が確認容易なSLRファインダを有するカメ
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトリミング撮影モード機能を搭載する
カメラの構成を示す図である。
【図2】本実施例のパノラマ撮影モードのファインダの
構成を示す図である。
【図3】ファインダのファインダ視野枠を示す図であ
る。
【図4】本実施例のカメラのファインダ内の具体的な構
造(ファインダルーペ)を示す図である。
【図5】本実施例の具体的なファインダ情報の表示例を
示す図である。
【図6】本実施例のファインダ表示装置を照明する構成
例を示す図である。
【図7】撮影情報をフィルムの磁気記録媒体に記録・再
生するための磁気記録・再生回路の構成を示す図であ
る。
【図8】図7に示した磁気記録・再生回路の各信号を示
す図である。
【図9】従来のトリミングによる視野枠の撮影範囲を示
す図である。
【符号の説明】
1…後蓋、2…鏡筒、3…第1のレンズ群、4…メイン
ミラー、5…サブミラー、6…焦点板、7…ファインダ
視野枠、8…ペンタプリズム、9…ファインダルーペ、
9´…光学レンズ、10…第2のレンズ群、11…ズー
ム枠、12,13…枠、13…、14…シャッタ、15
…フィルム、16…情報記録装置、17…フィルム保持
用圧板、18…測光素子、19…自動焦点検出装置、3
0,31,33…突起、32…軸、34…電気接点、3
5…ズームエンコーダ、36…パターン、37,38…
カム溝、42…CPU、43…磁気情報記録部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】このような欠点を解決する方式として、図
5()には、通常撮影モード時に撮影画面外に配置さ
れていた撮影情報表示部50の表示内容のうち、撮影に
必要な情報をより画面中央に近い領域、即ち、通常撮影
モード時の視野枠57と疑似望遠モード時の視野枠52
との間の領域に移動させ、撮影情報表示部51のように
表示する方式を示している。また図5()には、パノ
ラマ撮影モードが選択されている場合に、パノラマ撮影
時の視野枠54と、通常撮影モード時の視野枠57との
間の領域に撮影情報表示部56のように移動させて表示
する方式を示している。これらの方式を用いると疑似望
遠モードやパノラマ撮影モードの選択に伴うファインダ
倍率上昇によって生じる表示のケラレ、見にくさを防止
することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】また本発明は、前述した実施例に限定され
るものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形や応用が可能であることは勿論である。例え
ば、図6に示す実施例では、焦点板6のカメラ光軸前方
を照明する例を示しているが、照明は焦点板6のどの部
分に対して行ってもよく、従って、撮影情報部がファイ
ンダ視野枠の上下左右のいずれであっても同様の方法が
適用できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】以上詳述したように本発明によれば、トリ
ミング撮影モードを選択しても適正倍率で被写体像及び
撮影情報が確認容易なファインダを有するカメラを提供
することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常撮影モードと、該通常撮影モードで
    プリントされる領域よりも狭い領域を撮影範囲として指
    定できるトリミング撮影モードと、 前記撮影モードを切換える撮影モード切換え選択手段
    と、 前記撮影モード切換え手段の出力に応じて、ファインダ
    視野マスクの大きさを変更するファインダ視野マスク形
    成手段と、 形成された前記ファインダ視野マスク近傍に、該形成さ
    れた視野マスク境界部からの距離が撮影モードに関係な
    く略一定となるように撮影情報を表示する撮影情報表示
    手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
JP7825793A 1993-04-05 1993-04-05 カメラ Pending JPH06289482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7825793A JPH06289482A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7825793A JPH06289482A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06289482A true JPH06289482A (ja) 1994-10-18

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ID=13656944

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JP7825793A Pending JPH06289482A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 カメラ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2736447A1 (fr) * 1995-07-05 1997-01-10 Samsung Aerospace Ind Appareil de prise de vues et procede pour afficher des guides de points de composition d'image
US7424219B2 (en) 2005-10-06 2008-09-09 Dalsa Corporation Viewfinder system for a digital camera and digital camera provided with such a system

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