JP2024128732A - データラッチ回路及び半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができるデータラッチ回路を提供する。
【解決手段】本実施形態のデータラッチ回路は、第1データラッチ部と、第2データラッチ部と、を有する。第1データラッチ部は、第1導電型トランジスタと第2導電型トランジスタとを備え、第1論理値を保持する。第2データラッチ部は、第3導電型トランジスタと第4導電型トランジスタとを備え、第1論理値が反転した第2論理値を保持する。データラッチ回路は、第1の電源と、第1の電源とは電圧が異なる第2の電源とのいずれか一方が第1導電型トランジスタ及び第3導電型トランジスタのバックゲート又は第1端子に供給される。
【選択図】図7
【解決手段】本実施形態のデータラッチ回路は、第1データラッチ部と、第2データラッチ部と、を有する。第1データラッチ部は、第1導電型トランジスタと第2導電型トランジスタとを備え、第1論理値を保持する。第2データラッチ部は、第3導電型トランジスタと第4導電型トランジスタとを備え、第1論理値が反転した第2論理値を保持する。データラッチ回路は、第1の電源と、第1の電源とは電圧が異なる第2の電源とのいずれか一方が第1導電型トランジスタ及び第3導電型トランジスタのバックゲート又は第1端子に供給される。
【選択図】図7
Description
本実施形態は、データラッチ回路及び半導体装置に関する。
半導体記憶装置の一種として、NAND型メモリが知られている。
本実施形態は、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができるデータラッチ回路及び半導体装置を提供することを目的とする。
本実施形態のデータラッチ回路は、第1データラッチ部と、第2データラッチ部と、を有する。第1データラッチ部は、第1導電型トランジスタと第2導電型トランジスタとを備え、第1論理値を保持する。第2データラッチ部は、第3導電型トランジスタと第4導電型トランジスタとを備え、第1論理値が反転した第2論理値を保持する。データラッチ回路は、第1の電源と、第1の電源とは電圧が異なる第2の電源とのいずれか一方が第1導電型トランジスタ及び第3導電型トランジスタのバックゲート又は第1端子に供給される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
(メモリシステムの構成)
図1は、メモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のメモリシステム1は、メモリコントローラ3と不揮発性メモリ2とを備える。なお、不揮発性メモリ2は、複数のメモリチップを含む場合がある。メモリシステム1は、ホスト装置4と接続可能である。ホスト装置4は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末などの電子機器である。
(第1の実施形態)
(メモリシステムの構成)
図1は、メモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のメモリシステム1は、メモリコントローラ3と不揮発性メモリ2とを備える。なお、不揮発性メモリ2は、複数のメモリチップを含む場合がある。メモリシステム1は、ホスト装置4と接続可能である。ホスト装置4は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末などの電子機器である。
メモリシステム1は、ホスト装置4が搭載されたマザーボード上に、メモリシステム1を構成する複数のチップを実装して構成してもよいし、メモリシステム1を1つのモジュールで実現するシステムLSI(Large-Scale Integrated Circuit)またはSoC(System-on-a-Chip)として構成してもよい。メモリシステム1の例としては、SDカードのようなメモリカード、SSD(Solid-State-Drive)、およびeMMC(embedded-Multi-Media-Card)などが挙げられる。
不揮発性メモリ2は、複数のメモリセルを備えたNAND型メモリであり、データを不揮発に記憶する。不揮発性メモリ2は、半導体装置の一例である。不揮発性メモリ2の具体的な構成については後述する。
メモリコントローラ3は、例えばホスト装置4からの命令に応答して、不揮発性メモリ2に対して書き込み(プログラムともいう)、読み出し、および消去などを命令する。また、メモリコントローラ3は、不揮発性メモリ2のメモリ空間を管理する。メモリコントローラ3は、ホストインターフェース(ホストI/F)回路10、プロセッサ11、RAM(Random Access Memory)12、バッファメモリ13、メモリインターフェース回路(メモリI/F)回路14、およびECC(Error Checking and Correcting)回路15などを備える。
ホストI/F回路10は、ホストバスを介してホスト装置4に接続され、ホスト装置4との間でインターフェース処理を行う。また、ホストI/F回路10は、ホスト装置4との間で、命令、アドレス、およびデータの送受信を行う。
プロセッサ11は、例えばCPU(中央処理装置)から構成される。プロセッサ11は、メモリコントローラ3全体の動作を制御する。例えば、プロセッサ11は、ホスト装置4から書き込み命令を受けた場合に、メモリI/F回路14を介して、ホスト装置4からの書き込み命令に応じた書き込み命令を不揮発性メモリ2に発行する。読み出しおよび消去の場合も同様である。また、プロセッサ11は、ウェアレベリングなど、不揮発性メモリ2を管理するための様々な処理を実行する。
RAM12は、プロセッサ11の作業領域として使用され、不揮発性メモリ2からロードされたファームウェアデータ、およびプロセッサ11が作成した各種テーブルなどを格納する。RAM12は、例えばDRAMまたはSRAMから構成される。
バッファメモリ13は、ホスト装置4から送信されたデータを一時的に保持するとともに、不揮発性メモリ2から送信されたデータを一時的に保持する。
メモリI/F回路14は、バスを介して不揮発性メモリ2に接続され、不揮発性メモリ2との間でインターフェース処理を行う。また、メモリI/F回路14は、不揮発性メモリ2との間で命令、アドレス、およびデータの送受信を行う。
ECC回路15は、データの書き込み時には、書き込みデータに対してエラー訂正符号を生成し、このエラー訂正符号を書き込みデータに付加してメモリI/F回路14に送る。また、ECC回路15は、データの読み出し時には、読み出しデータに対して、読み出しデータに含まれるエラー訂正符号を用いてエラー検出および/またはエラー訂正を行う。なお、ECC回路15は、メモリI/F回路14内に設けるようにしてもよい。
(不揮発性メモリの構成)
図2は、図1中の不揮発性メモリ2の一例を示すブロック図である。不揮発性メモリ2は、メモリセルアレイ20、入出力回路21、ロジック制御回路22、レジスタ23、制御回路24、電圧生成回路25、ロウデコーダ26、カラムデコーダ27、センスアンプユニット群28、およびデータレジスタ(データキャッシュ)29を備える。
図2は、図1中の不揮発性メモリ2の一例を示すブロック図である。不揮発性メモリ2は、メモリセルアレイ20、入出力回路21、ロジック制御回路22、レジスタ23、制御回路24、電圧生成回路25、ロウデコーダ26、カラムデコーダ27、センスアンプユニット群28、およびデータレジスタ(データキャッシュ)29を備える。
メモリセルアレイ20は、j個のブロックBLK0~BLK(j-1)およびブロックBLKXを備える。jは、1以上の整数である。複数のブロックBLKの各々は、複数のメモリセルトランジスタを備える。メモリセルトランジスタは、電気的に書き換え可能なメモリセルを構成する。メモリセルアレイ20には、メモリセルトランジスタに印加する電圧を制御するために、複数のビット線BL、複数のワード線WL、およびソース線CELSRCなどが配設される。ブロックBLKの具体的な構成については後述する。
入出力回路21およびロジック制御回路22は、バスを介して、メモリコントローラ3に接続される。入出力回路21は、メモリコントローラ3との間でバスを介して、信号DQ(例えばDQ0~DQ7)を送受信する。
ロジック制御回路22は、メモリコントローラ3からバスを介して、外部制御信号(例えば、チップイネーブル信号CEn、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、書き込みイネーブル信号WEn、読み出しイネーブル信号REn、およびライトプロテクト信号WPn)を受信する。信号名に付記されたnは、アクティブ・ローを示す。また、ロジック制御回路22は、バスを介して、メモリコントローラ3にレディー/ビジー信号R/Bnを送信する。
信号CEnは、不揮発性メモリ2が複数使用されるシステム構成において、特定の不揮発性メモリ2を選択し、イネーブルにするための信号である。信号CLEは、信号DQとして送信されるコマンドをレジスタ23にラッチすることを可能にする。信号ALEは、信号DQとして送信されるアドレスをレジスタ23にラッチすることを可能にする。信号WEnは、書き込みを可能にする。信号REnは、読み出しを可能にする。信号WPnは、書き込みおよび消去を禁止する。信号R/Bnは、基本動作コマンドを使用しているときは、不揮発性メモリ2が書き込み、読み出し、および消去動作をしていないレディー状態(外部からの命令を受け付けることが可能である状態)であるか、ビジー状態(外部からの命令を受け付けることができない状態)であるかを示す。
レジスタ23は、コマンドレジスタ、アドレスレジスタ、およびステータスレジスタなどを備える。コマンドレジスタは、コマンドを一時的に保持する。アドレスレジスタは、アドレスを一時的に保持する。ステータスレジスタは、不揮発性メモリ2の動作に必要なデータを一時的に保持する。レジスタ23は、例えばSRAMから構成される。
制御回路24は、レジスタ23からコマンドを受け、このコマンドに基づくシーケンスに従って不揮発性メモリ2を統括的に制御する。
電圧生成回路25は、不揮発性メモリ2の外部から電源電圧を受け、この電源電圧を用いて、書き込み動作、読み出し動作、および消去動作に必要な複数の電圧を生成する。電圧生成回路25は、生成した複数の電圧を、メモリセルアレイ20、ロウデコーダ26、およびセンスアンプユニット群28などに供給する。
ロウデコーダ26は、レジスタ23からロウアドレスを受け、このロウアドレスをデコードする。ロウデコーダ26は、デコードされたロウアドレスに基づいて、ワード線の選択動作を行う。なお、書き込みおよび読み出しの対象となるメモリセルトランジスタMTが接続されるワード線を選択ワード線と呼ぶ。そして、ロウデコーダ26は、選択されたブロックBLKに、書き込み動作、読み出し動作、および消去動作に必要な複数の電圧を転送する。
カラムデコーダ27は、レジスタ23からカラムアドレスを受け、このカラムアドレスをデコードする。カラムデコーダ27は、デコードされたカラムアドレスに基づいて、各ビット線BLに所定の電圧を供給する。
センスアンプユニット群28は、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタからビット線に読み出されたデータを検知および増幅する。また、センスアンプユニット群28は、データの書き込み時には、書き込みデータをビット線BLに供給する。
データレジスタ29は、データの読み出し時には、センスアンプユニット群28から転送されたデータを一時的に保持し、これをシリアルに入出力回路21へ転送する。また、データレジスタ29は、データの書き込み時には、入出力回路21からシリアルに転送されたデータを一時的に保持し、これをセンスアンプユニット群28へ転送する。データレジスタ29は、SRAMなどで構成される。
(メモリセルアレイのブロック構成)
図3は、3次元構造のメモリセルアレイ20のブロックの構成の一例を示す図である。図3はメモリセルアレイ20を構成する複数のブロックのうちの1つのブロックBLKを示している。メモリセルアレイの他のブロックも図3と同様の構成を有する。
図3は、3次元構造のメモリセルアレイ20のブロックの構成の一例を示す図である。図3はメモリセルアレイ20を構成する複数のブロックのうちの1つのブロックBLKを示している。メモリセルアレイの他のブロックも図3と同様の構成を有する。
図示するように、ブロックBLKは、例えば4つのストリングユニットSU0~SU3(以下、これらを代表してストリングユニットSUという)を含む。また各々のストリングユニットSUは、複数のメモリセルトランジスタMT(MT0~MT7)と、選択ゲートトランジスタST1,ST2とを含むNANDストリングNSを有する。なお、NANDストリングNSに含まれるメモリセルトランジスタMTの個数は、図3では8個とするが、更に多数個であってもよい。選択ゲートトランジスタST1,ST2は、電気回路上は1つのトランジスタとして示しているが、構造上はメモリセルトランジスタと同じでもよい。また、選択ゲートトランジスタST1,ST2として、それぞれ複数の選択ゲートトランジスタを用いてもよい。さらに、メモリセルトランジスタMTと選択ゲートトランジスタST1,ST2との間には、ダミーセルトランジスタが設けられていてもよい。
メモリセルトランジスタMTは、選択ゲートトランジスタST1,ST2間において、直列接続されるようにして配置されている。一端側(ビット線側)のメモリセルトランジスタMT7が、選択ゲートトランジスタST1に接続され、他端側(ソース線側)のメモリセルトランジスタMT0が、選択ゲートトランジスタST2に接続されている。
ストリングユニットSU0~SU3の各々の選択ゲートトランジスタST1のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGD0~SGD3(以下、これらを代表して選択ゲート線SGDという)に接続される。また、ストリングユニットSU0~SU3の各々の選択ゲートトランジスタST2のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGS0~SGS3(以下、これらを代表して選択ゲート線SGSという)に接続される。なお、各ブロックBLK内にある複数の選択ゲートトランジスタST2のゲートは、共通の選択ゲート線SGSに接続されていてもよい。
同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMT0~MT7のゲートは、それぞれワード線WL0~WL7に共通接続される。すなわち、ワード線WL0~WL7は、同一ブロックBLK内の複数のストリングユニットSU0~SU3間で共通に接続されているのに対し、選択ゲート線SGDは、同一ブロックBLK内であってもストリングユニットSU0~SU3毎に独立している。ブロックBLK内において同一行にあるメモリセルトランジスタMTiのゲートは、同一のワード線WLiに接続される。
各NANDストリングNSは、対応するビット線に接続されている。従って、各メモリセルトランジスタMTは、NANDストリングNSに含まれる選択ゲートトランジスタST1,ST2や他のメモリセルトランジスタMTを介して、ビット線に接続されている。一般に、同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMTのデータは、一括して消去される。一方、データの読み出しおよび書き込みは、典型的には、1つのストリングユニットSUに配設された1本のワード線WLに共通接続された複数のメモリセルトランジスタMTに対して、一括して行われる。このような、1つのストリングユニットSU内でワード線WLを共有するメモリセルトランジスタMTの組を、セルユニットCUと呼ぶ。
セルユニットCUに対する書き込み動作は、ページを単位として実行される。例えば、各セルが、3ビット(8値)のデータを保持可能なTLC(Triple Level Cell)である場合、1つのセルユニットCUが、3ページ分のデータを保持することができる。各メモリセルトランジスタMTが保持することができる3ビットは、それぞれこの3ページに対応する。
(センスアンプユニットおよびデータレジスタの構成)
図4は、図2中のセンスアンプユニット群28およびデータレジスタ29の一例を示すブロック図である。
図4は、図2中のセンスアンプユニット群28およびデータレジスタ29の一例を示すブロック図である。
センスアンプユニット群28は、ビット線BL0~BL(m-1)に対応したセンスアンプユニットSAU0~SAU(m-1)(以下、これらを代表してセンスアンプユニットSAUという)を備える。各センスアンプユニットSAUは、センスアンプSA、およびデータラッチ回路SDL、ADL、BDL、CDLを備える。センスアンプSA、およびデータラッチ回路SDL、ADL、BDL、CDLは、互いにデータを転送可能なように接続される。
データラッチ回路SDL、ADL、BDL、CDLは、データを一時的に保持する。書き込み動作時には、センスアンプSAは、データラッチ回路SDLが保持するデータに応じて、ビット線BLの電圧を制御する。データラッチ回路ADL、BDL、CDLは、メモリセルトランジスタMTが2ビット以上のデータを保持する多値動作用に使用される。すなわち、データラッチ回路ADLは、Lowerページの書き込みデータを保持するために使用される。データラッチ回路BDLは、Middleページの書き込みデータを保持するために使用される。データラッチ回路CDLは、Upperページの書き込みデータを保持するために使用される。センスアンプユニットSAUが備えるデータラッチ回路の数は、1つのメモリセルトランジスタMTが保持するビット数に応じて決定される。
センスアンプSAは、読み出し動作時には、対応するビット線BLに読み出されたデータを検知し、データが0データであるか1データであるかを判定する。また、センスアンプSAは、書き込み動作時には、書き込みデータに基づいてビット線BLに電圧を印加する。
データレジスタ29は、センスアンプユニットSAU0~SAU(m-1)に対応した数のデータラッチ回路XDLを備える。データラッチ回路XDLは、入出力回路21に接続される。データラッチ回路XDLは、入出力回路21から送られた書き込みデータを一時的に保持し、また、センスアンプユニットSAUから送られた読み出しデータを一時的に保持する。より具体的には、入出力回路21とセンスアンプユニット群28との間のデータ転送は、1ページ分のデータラッチ回路XDLを介して行われる。入出力回路21が受信した書き込みデータは、データラッチ回路XDLを介して、データラッチ回路ADL、BDL、CDLのいずれかに転送される。センスアンプSAによって読み出された読み出しデータは、データラッチ回路XDLを介して、入出力回路21に転送される。
(データラッチ回路の具体的な構成)
本実施形態のデータラッチ回路の構成を説明する前に、比較例のデータラッチ回路の構成について説明する。
本実施形態のデータラッチ回路の構成を説明する前に、比較例のデータラッチ回路の構成について説明する。
図5は、比較例に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す回路図である。
データラッチ回路ADLxは、NMOSトランジスタ51a~54aと、PMOSトランジスタ55a~58aとを備える。NMOSトランジスタ51a及び52aは、第1及び第2の駆動用トランジスタを構成する。また、NMOSトランジスタ53a及び54aは、第1及び第2の転送用トランジスタを構成する。また、PMOSトランジスタ55a及び56aは、第1及び第2のロード用トランジスタを構成する。
データラッチ回路ADLxは、NMOSトランジスタ51a~54aと、PMOSトランジスタ55a~58aとを備える。NMOSトランジスタ51a及び52aは、第1及び第2の駆動用トランジスタを構成する。また、NMOSトランジスタ53a及び54aは、第1及び第2の転送用トランジスタを構成する。また、PMOSトランジスタ55a及び56aは、第1及び第2のロード用トランジスタを構成する。
NMOSトランジスタ51aとPMOSトランジスタ55aとによりインバータIN1aが構成され、NMOSトランジスタ52aとPMOSトランジスタ55aとによりインバータIN2aが構成される。
インバータIN1a、IN2a、NMOSトランジスタ53a及び54aは、SRAMと同じ回路構成である。すなわち、データラッチ回路ADLxは、SRAMと同じ回路構成にPMOSトランジスタ57a及び58aが追加された構成である。PMOSトランジスタ57a及び58aは、後述するように、転送マージンと転送速度を上げるための第1及び第2の制御用トランジスタを構成する。
インバータIN1aの入力端子は、インバータIN2aの出力端子に接続される。また、インバータIN2aの入力端子は、インバータIN1aの出力端子に接続される。
NMOSトランジスタ53a及び54aは、それぞれインバータIN1a及びIN2aの出力端子に接続される。NMOSトランジスタ53a及び54aのゲートには、それぞれ制御信号TI1及びTL1が入力される。NMOSトランジスタ53a及び54aは、それぞれ制御信号TI1及びTL1によりオン/オフが制御される。
PMOSトランジスタ55a及び56aと電源VDDとの間には、それぞれPMOSトランジスタ57a及び58aが接続される。PMOSトランジスタ57a及び58aのそれぞれのソース及びバックゲートには電源VDDが供給される。
PMOSトランジスタ57a及び58aのゲートには、それぞれ制御信号LI1及びLL1が入力される。PMOSトランジスタ57a及び58aは、それぞれ制御信号LI1及びLL1によりオン/オフが制御される。
データラッチ回路BDLxは、NMOSトランジスタ51b~54b、及び、PMOSトランジスタ55b~58bを備える。NMOSトランジスタ51bとPMOSトランジスタ55bとによりインバータIN1bが構成され、NMOSトランジスタ52bとPMOSトランジスタ55bとによりインバータIN2bが構成される。
NMOSトランジスタ53b及び54bのゲートには、それぞれ制御信号TI2及びTL2が入力される。NMOSトランジスタ53b及び54bは、それぞれ制御信号TI2及びTL2によりオン/オフが制御される。
PMOSトランジスタ57b及び58bのゲートには、それぞれ制御信号LI2及びLL2が入力される。PMOSトランジスタ57b及び58bは、それぞれ制御信号LI2及びLL2によりオン/オフが制御される。その他の回路構成は、データラッチ回路ADLxと同様のため説明を省略する。
図6は、比較例に係るデータ転送時の信号変化の一例を示す波形図である。
図6に示す波形図は、データラッチ回路ADLxからデータラッチ回路BDLxにデータを転送する際の波形図である。図6では、時刻T11からT12に間でデータが転送される。
図6に示す波形図は、データラッチ回路ADLxからデータラッチ回路BDLxにデータを転送する際の波形図である。図6では、時刻T11からT12に間でデータが転送される。
データラッチ回路ADLxからデータラッチ回路BDLxにデータを転送する際、時刻T11において、制御信号TL1及びTL2をロウレベルからハイレベルに立ち上げる。これにより、データラッチ回路ADLxのNMOSトランジスタ54a、及び、データラッチ回路BDLxのNMOSトランジスタ54bがオンし、データラッチ回路ADLxのインバータIN2aの出力がデータラッチ回路BDLxのインバータIN1bに入力される。
また、時刻T11において、データが転送されるデータラッチ回路BDLxのPMOSトランジスタ58bのゲートに入力される制御信号LL2をロウレベルからハイレベルに立ち上げる。これにより、データラッチ回路BDLxのPMOSトランジスタ58bをオフしてPMOSトランジスタ56bの能力を抑えることで、データラッチ回路ADLxからデータラッチ回路BDLxにデータを転送する際の転送マージン及び転送速度を上げている。
しかしながら、比較例のデータラッチ回路ADLx及びBDLx(他のデータラッチ回路も同様)は、SRAMと同じ回路構成に、転送マージンと転送速度を上げるための制御用トランジスタであるPMOSトランジスタ57a、58a、57b及び58bが追加されているため、回路面積が増大していた。
これに対して、本実施形態のデータラッチ回路ADL及びBDL(他のデータラッチ回路も同様)は、転送マージンと転送速度を上げつつ、比較例のデータラッチ回路ADLx及びBDLxよりも回路面積を削減している。
次に、本実施形態のデータラッチ回路の構成を説明する。図7は、第1の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す回路図である。
データラッチ回路ADLは、NMOSトランジスタ61a~64aと、PMOSトランジスタ65a及び66aとを備える。NMOSトランジスタ61a及び62aは、第1及び第2の駆動用トランジスタを構成する。また、NMOSトランジスタ63a及び64aは、第1及び第2の転送用トランジスタを構成する。また、PMOSトランジスタ65a及び66aは、第1及び第2のロード用トランジスタを構成する。
NMOSトランジスタ61aとPMOSトランジスタ65aとによりインバータIN11aが構成され、NMOSトランジスタ62aとPMOSトランジスタ66aとによりインバータIN12aが構成される。
PMOSトランジスタ65a及び66aのソースには電源VDDが供給される。また、PMOSトランジスタ65a及び66aのバックゲートには電源VDDoptが供給される。
このように、データラッチ回路ADLは、比較例のデータラッチ回路ADLxから制御用のPMOSトランジスタ57a及び58aが削除された構成である。また、PMOSトランジスタ65a及び66aのソースとバックゲートには、異なる電源が供給される。
インバータIN11aは、第1導電型トランジスタであるPMOSトランジスタ65aと、第2導電型トランジスタであるNMOSトランジスタ61aとを有し、第1の論理値を保持する第1データラッチ部を構成する。
インバータIN12aは、第3導電型トランジスタであるPMOSトランジスタ66aと、第4導電型トランジスタであるNMOSトランジスタ62aとを有し、第1の論理値が反転した第2論理値を保持する第2データラッチ部を構成する。
そして、第1の電源である電源VDDと、第1の電源とは電圧が異なる第2電源である電源VDDoptとのいずれか一方がPMOSトランジスタ65a及びPMOSトランジスタ66aのバックゲートに供給される。
データラッチ回路BDLは、データラッチ回路ADLと同様の構成であり、NMOSトランジスタ61b~64bと、PMOSトランジスタ65b及び66bとを備える。NMOSトランジスタ61bとPMOSトランジスタ65bとによりインバータIN11bが構成され、NMOSトランジスタ62bとPMOSトランジスタ66bとによりインバータIN12bが構成される。
電源VDDoptを生成する電源供給回路70は、電源VDDと、電源VDDより高い電圧の電源VDDaとをデプレッション型のNMOSトランジスタ71及び72により接続している。電源VDDは、例えば1.5Vであり、電源VDDaは、例えば2.0V~2.2Vである。
なお、電源供給回路70は、デプレッション型のNMOSトランジスタ71及び72に限定されるものではなく、エンハンス型のNMOSトランジスタを用いて構成してもよい。また、電源供給回路70は、電圧生成回路25内に設けられていてもよいし、センスアンプユニット群28内に設けられていてもよい。
NMOSトランジスタ71のゲートには制御信号SELが供給され、NMOSトランジスタ72のゲートには制御信号/SELが供給される。制御信号/SELは、制御信号SELが反転された信号である。これにより、NMOSトランジスタ71及び72は、いずれか一方がオンし、他方がオフする。
制御信号SELがハイレベルの場合、NMOSトランジスタ71がオンし、NMOSトランジスタ72がオフする。これにより、電源VDDoptとして電源VDDaがPMOSトランジスタ65a、66a、65b及び66bのバックゲートに供給される。
一方、制御信号がロウレベルの場合、NMOSトランジスタ72がオンし、NMOSトランジスタ71がオフする。これにより、電源VDDoptとして電源VDDがPMOSトランジスタ65a、66a、65b及び66bのバックゲートに供給される。
図8は、第1の実施形態に係るデータ転送時の信号変化の一例を示す波形図である。
図8に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図8では、時刻T21からT22に間でデータが転送される。
図8に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図8では、時刻T21からT22に間でデータが転送される。
データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、時刻T21において、制御信号TL1及びTL2をロウレベルからハイレベルに立ち上げる。これにより、データラッチ回路ADLのNMOSトランジスタ64a、及び、データラッチ回路BDLのNMOSトランジスタ64bがオンし、データラッチ回路ADLのインバータIN12aの出力がデータラッチ回路BDLのインバータIN11bに入力される。
また、データの非転送時には、ロウレベルの制御信号SELが電源供給回路70に入力される。これにより、NMOSトランジスタ72がオン、NMOSトランジスタ71がオフし、電源VDDがPMOSトランジスタ65a、66a、65b及び66bのバックゲートに入力される。
一方、データの転送時には、ハイレベルの制御信号SELが電源供給回路70に入力される。これにより、NMOSトランジスタ71がオン、NMOSトランジスタ72がオフし、電源VDDaがPMOSトランジスタ65a、66a、65b及び66bのバックゲートに入力される。
すなわち、データの転送時のみ、電源VDDよりも高い電圧の電源VDDaがPMOSトランジスタ65a、66a、65b及び66bのバックゲートに入力される。これにより、データラッチ回路ADL及びBDL間でデータを転送する際に、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ66bのウェル電位を上げる。この結果、データラッチ回路BDLは、PMOSトランジスタ66bの能力が抑えられ、転送マージンと転送速度とを上げることができる。
また、PMOSトランジスタ66b以外のPMOSトランジスタ65a、66a及び65bのウェル電位を上げることで、データラッチ回路ADL及びBDLのスタンバイ電流を削減することができる。
また、データラッチ回路ADL(他のデータラッチ回路も同様)は、比較例のデータラッチ回路ADLxからPMOSトランジスタ57a及び58aを削除することで、面積を削減している。
上述したように、多値化や高集積化が進むに従って、不揮発性メモリ2内に配置されるデータラッチ回路の個数が増大する。本実施形態では、多数配置されたデータラッチ回路ADL、BDL、・・・、のそれぞれからPMOSトランジスタを2個削減することができるため、不揮発性メモリ2の回路面積も大きく削減することができる。
以上のように、本実施形態のデータラッチ回路は、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図9は、第2の実施形態に係るデータラッチ回路と電源供給回路の接続一例を示す図である。
次に、第2の実施形態について説明する。
図9は、第2の実施形態に係るデータラッチ回路と電源供給回路の接続一例を示す図である。
センスアンプSA及びデータラッチ回路ADL及びBDLは、制御信号毎にTierと呼ばれる単位で配置される。第1の実施形態では、全てのデータラッチ回路ADL及びBDLに同じ電源VDDoptが供給される。そのため、第1の実施形態では、動作していないデータラッチ回路のPMOSトランジスタのバックゲートのノードも充電されてしまい、消費電流が増加する。
第2の実施形態では、Tier毎に電源を分けることで、使用していないデータラッチ回路に電源が供給されないようにし、消費電流の増加を抑える。すなわち、第2の実施形態では、複数のデータラッチ回路を複数の群に分け、複数のデータラッチ回路の群毎に電源供給回路を設けている。
図9に示すように、Tier1のデータラッチ回路ADL、BDL、・・・、には、電源供給回路70aが電源VDDopt1を供給し、Tier2のデータラッチ回路ADL、BDL、・・・、には、電源供給回路70bが電源VDDopt2を供給する。電源供給回路70aには、制御信号SELa、及び、反転された制御信号/SELaが入力される。
また、電源供給回路70bには、制御信号SELb、及び、反転された制御信号/SELbが入力される。その他の構成は、図7に示す第1の実施形態の電源供給回路70と同じである。また、各Tierのデータラッチ回路ADL及びBDLの構成は、第1の実施形態のデータラッチ回路ADL及びBDLの構成と同じである。
例えば、Tier1のデータラッチ回路ADL及びBDL間でデータを転送する場合、電源供給回路70aの制御信号SELaをハイレベルとすることで、Tier1のデータラッチ回路ADL及びBDLのみに電源VDDよりも高い電圧の電源VDDaが供給される。
この結果、データの転送を行っていないTier2のデータラッチ回路ADL及びBDLには、電源VDDよりも高い電圧の電源VDDaが供給されることなく、消費電流の増加を抑えることができる。
以上のような構成によれば、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態のデータラッチ回路と同様に、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができる。さらに、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態のデータラッチ回路よりも消費電流の増加を抑えることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図10は、第3の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す回路図である。
次に、第3の実施形態について説明する。
図10は、第3の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す回路図である。
第3の実施系形態は、電源供給回路をデータラッチ回路毎に設ける構成である。
図10に示すように、第3の実施形態は、データラッチ回路ADLに対して電源供給回路70cを設け、データラッチ回路BDLに対して電源供給回路70dを設けている。
図10に示すように、第3の実施形態は、データラッチ回路ADLに対して電源供給回路70cを設け、データラッチ回路BDLに対して電源供給回路70dを設けている。
電源供給回路70cは、データラッチ回路ADLのPMOSトランジスタ65a及び66aのバックゲートに電源VDDopt3を供給する。また、電源供給回路70dは、データラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ65b及び66bのバックゲートに電源VDDopt4を供給する。
電源供給回路70cには、制御信号SELc、及び、反転された制御信号/SELcが入力される。また、電源供給回路70dには、制御信号SELd、及び、反転された制御信号/SELdが入力される。その他の構成は、図7に示す第1の実施形態の電源供給回路70と同じである。
図11は、第3の実施形態に係るデータ転送時の信号変化の一例を示す波形図である。
図11に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図11では、時刻T31からT32に間でデータが転送される。
図11に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図11では、時刻T31からT32に間でデータが転送される。
データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、時刻T31において、制御信号TL1及びTL2をロウレベルからハイレベルに立ち上げる。これにより、データラッチ回路ADLのNMOSトランジスタ64a、及び、データラッチ回路BDLのNMOSトランジスタ64bがオンし、データラッチ回路ADLのインバータIN12aの出力がデータラッチ回路BDLのインバータIN11bに入力される。
電源供給回路70cには、データの転送時及び非転送時にロウレベルの制御信号SELcが入力される。これにより、電源供給回路70cのNMOSトランジスタ72がオン、NMOSトランジスタ71がオフし、電源VDDがデータラッチ回路ADLのPMOSトランジスタ65a及び66aのバックゲートに入力される。
電源供給回路70dには、データの非転送時にロウレベルの制御信号SELdが入力される。これにより、電源供給回路70dのNMOSトランジスタ72がオン、NMOSトランジスタ71がオフし、電源VDDがデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ65b及び66bのバックゲートに入力される。
一方、電源供給回路70dには、データの転送時にハイレベルの制御信号SELdが入力される。これにより、電源供給回路70dのNMOSトランジスタ71がオン、NMOSトランジスタ72がオフし、電源VDDaがデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ65b及び66bのバックゲートに入力される。
すなわち、データの転送時のみ、電源VDDよりも高い電圧の電源VDDaが、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ65b及び66bのバックゲートに入力される。
このように、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ65b及び66bのウェル電位を上げる。一方、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、データを転送するデータラッチ回路のPMOSトランジスタ65a及び66aのウェル電位は上げないようにし、消費電流の増加を抑える。
以上のような構成によれば、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態のデータラッチ回路と同様に、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができる。さらに、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態のデータラッチ回路よりも消費電流の増加を抑えることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
図12は、第4の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す回路図である。
次に、第4の実施形態について説明する。
図12は、第4の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す回路図である。
第4の実施形態は、電源供給回路をデータラッチ回路のPMOSトランジスタ毎に設ける構成である。
図12に示すように、第4の実施形態は、データラッチ回路ADL、BDLのPMOSトランジスタ65a及び65bに対して電源供給回路70eを設け、データラッチ回路ADL、BDLのPMOSトランジスタ66a及び66bに対して電源供給回路70fを設けている。
電源供給回路70eは、データラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ65a及び65bのバックゲートに電源VDDopt5を供給する。電源供給回路70fは、データラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ66a及び66bのバックゲートに電源VDDopt6を供給する。
電源供給回路70eには、制御信号SELe、及び、反転された制御信号/SELeが入力される。電源供給回路70fには、制御信号SELf、及び、反転された制御信号/SELfが入力される。その他の構成は、図7に示す第1の実施形態の電源供給回路70と同じである。
図13は、第4の実施形態に係るデータ転送時の信号変化の一例を示す波形図である。
図13に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図13では、時刻T41からT42に間でデータが転送される。
図13に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図13では、時刻T41からT42に間でデータが転送される。
データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、時刻T41において、制御信号TL1及びTL2をロウレベルからハイレベルに立ち上げる。これにより、データラッチ回路ADLのNMOSトランジスタ64a、及び、データラッチ回路BDLのNMOSトランジスタ64bがオンし、データラッチ回路ADLのインバータIN12aの出力がデータラッチ回路BDLのインバータIN11bに入力される。
電源供給回路70eには、データの転送時及び非転送時にロウレベルの制御信号SELeが入力される。これにより、電源供給回路70eのNMOSトランジスタ72がオン、NMOSトランジスタ71がオフし、電源VDDがデータラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ65a及び65bのバックゲートに入力される。
電源供給回路70fには、データの非転送時にロウレベルの制御信号SELfが入力される。これにより、電源供給回路70fのNMOSトランジスタ72がオン、NMOSトランジスタ71がオフし、電源VDDがデータラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ66a及び66bのバックゲートに入力される。
一方、電源供給回路70fには、データの転送時にハイレベルの制御信号SELfが入力される。これにより、電源供給回路70fのNMOSトランジスタ71がオン、NMOSトランジスタ72がオフし、電源VDDaがデータラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ66a及び66bのバックゲートに入力される。
すなわち、データの転送時のみ、電源VDDよりも高い電圧の電源VDDaが、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ66bのバックゲートに入力される。
このように、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ66bのウェル電位を上げる。一方、データラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ65bのウェル電位は上げないようにし、消費電流の増加を抑える。
以上のような構成によれば、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態のデータラッチ回路と同様に、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができる。さらに、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態のデータラッチ回路よりも消費電流の増加を抑えることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。
図14は、第5の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す図である。
次に、第5の実施形態について説明する。
図14は、第5の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す図である。
図14に示すように、データラッチ回路ADLは、図7のPMOSトランジスタ65a、66aに代わり、PMOSトランジスタ67a及び68aを備える。また、データラッチ回路BDLは、図7のPMOSトランジスタ65b及び66bに代わり、PMOSトランジスタ67b及び68bを備える。
PMOSトランジスタ67a及び68aは、バックゲートに電源VDDが供給され、ソースに電源VDDopt7が供給される。同様に、PMOSトランジスタ67b及び68bは、バックゲートに電源VDDが供給され、ソースに電源VDDopt7が供給される。
電源VDDopt7を生成する電源供給回路80は、電源VDDと、電源VDDより低い電圧の電源VDDbとをデプレッション型のNMOSトランジスタ81及び82により接続している。電源VDDは、例えば1.5Vであり、電源VDDbは、例えば1.0V~1.2Vである。なお、電源供給回路80は、デプレッション型のNMOSトランジスタ81及び82に限定されるものではなく、エンハンス型のNMOSトランジスタを用いて構成してもよい。また、電源供給回路80は、電圧生成回路25内に設けられていてもよいし、センスアンプユニット群28内に設けられていてもよい。
NMOSトランジスタ81のゲートには制御信号SELが供給され、NMOSトランジスタ82のゲートには制御信号/SELが供給される。制御信号/SELは、制御信号SELが反転された信号である。これにより、NMOSトランジスタ81及び82は、いずれか一方がオンし、他方がオフする。
制御信号SELがハイレベルの場合、NMOSトランジスタ81がオン、NMOSトランジスタ82がオフし、電源VDDbがPMOSトランジスタ67a、68a、67b及び68bのソースに供給される。
一方、制御信号がロウレベルの場合、NMOSトランジスタ82がオンし、NMOSトランジスタ81がオフし、電源VDDがPMOSトランジスタ67a、68a、67b及び68bのソースに供給される。
本実施形態では、データラッチ回路ADL及びBDL間でデータを転送する際に、PMOSトランジスタ67a、68a、67b及び68bのソース電位を下げる。これにより、 第1の実施形態と同様に、バックゲートに供給される電源をソースに供給される電源よりも相対的に高くし、PMOSトランジスタ67a、68a、67b及び68bの能力を抑えることで、転送マージンと転送速度を保持する。
図15は、第5の実施形態に係るデータ転送時の信号変化の一例を示す波形図である。
図15に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図15では、時刻T51からT52に間でデータが転送される。
図15に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図15では、時刻T51からT52に間でデータが転送される。
データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、時刻T51において、制御信号TL1及びTL2をロウレベルからハイレベルに立ち上げる。これにより、データラッチ回路ADLのNMOSトランジスタ64a、及び、データラッチ回路BDLのNMOSトランジスタ64bがオンし、データラッチ回路ADLのインバータIN12aの出力がデータラッチ回路BDLのインバータIN11bに入力される。
また、データの非転送時には、ロウレベルの制御信号SELが電源供給回路80に入力される。これにより、NMOSトランジスタ82がオン、NMOSトランジスタ81がオフし、電源VDDがPMOSトランジスタ67a、68a、67b及び68bのソースに入力される。
一方、データの転送時には、ハイレベルの制御信号SELが電源供給回路80に入力される。これにより、NMOSトランジスタ81がオン、NMOSトランジスタ82がオフし、電源VDDbがPMOSトランジスタ67a、68a、67b及び68bのソースに入力される。
すなわち、データの転送時のみ、電源VDDよりも低い電圧の電源VDDbがPMOSトランジスタ67a、68a、67b及び68bのソース(第1端子)に入力される。これにより、データラッチ回路ADL及びBDL間でデータを転送する際に、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ68bのソース電位を下げる。この結果、データラッチ回路BDLは、PMOSトランジスタ68bの能力が抑えられ、転送マージンと転送速度とを上げることができる。
また、データラッチ回路ADL(他のデータラッチ回路も同様)は、比較例のデータラッチ回路ADLxからPMOSトランジスタ57a及び58aを削除することで、面積を削減している。
以上のように、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態と同様に、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができる。
(第6の実施形態)
図16は、第6の実施形態に係るデータラッチ回路と電源供給回路の接続一例を示す図である。
第6の実施形態は、Tier毎に電源を分ける構成である。具体的には、Tier1のデータラッチ回路ADL、BDL、・・・、には、電源供給回路80aが電源VDDopt8を供給する。一方、Tier2のデータラッチ回路ADL、BDL、・・・、には、電源供給回路80bが電源VDDopt9を供給する。
図16は、第6の実施形態に係るデータラッチ回路と電源供給回路の接続一例を示す図である。
第6の実施形態は、Tier毎に電源を分ける構成である。具体的には、Tier1のデータラッチ回路ADL、BDL、・・・、には、電源供給回路80aが電源VDDopt8を供給する。一方、Tier2のデータラッチ回路ADL、BDL、・・・、には、電源供給回路80bが電源VDDopt9を供給する。
電源供給回路80aには、制御信号SELa、及び、反転された制御信号/SELaが入力される。また、電源供給回路80bには、制御信号SELb、及び、反転された制御信号/SELbが入力される。その他の構成は、図15に示す第5の実施形態の電源供給回路80と同じである。また、各Tierのデータラッチ回路ADL及びBDLの構成は、第1の実施形態のデータラッチ回路ADL及びBDLの構成と同じである。
例えば、Tier1のデータラッチ回路ADL及びBDL間でデータを転送する場合、電源供給回路70aの制御信号SELaをハイレベルとすることで、Tier1のデータラッチ回路ADL及びBDLのみに電源VDDよりも低い電圧の電源VDDbが供給される。
これにより、データラッチ回路ADL及びBDL間でデータを転送する際に、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ68bのソース電位を下げる。この結果、データラッチ回路BDLは、PMOSトランジスタ68bの能力が抑えられ、転送マージンと転送速度とを上げることができる。
以上のように、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態と同様に、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができる。
(第7の実施形態)
図17は、第7の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す図である。
第7の実施系形態では、電源供給回路をデータラッチ回路毎に設ける構成である。
図17は、第7の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す図である。
第7の実施系形態では、電源供給回路をデータラッチ回路毎に設ける構成である。
図17に示すように、データラッチ回路ADLに対して電源供給回路80cを設け、データラッチ回路BDLに対して電源供給回路80dを設ける。
電源供給回路80cは、データラッチ回路ADLのPMOSトランジスタ67a及び68aのソースに電源VDDopt10を供給する。電源供給回路80dは、データラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ67b及び68bのソースに電源VDDopt11を供給する。
電源供給回路80cには、制御信号SELc、及び、反転された制御信号/SELcが入力される。電源供給回路80dには、制御信号SELd、及び、反転された制御信号/SELdが入力される。その他の構成は、図14に示す第5の実施形態の電源供給回路80と同じである。
図18は、第7の実施形態に係るデータ転送時の信号変化の一例を示す波形図である。
図18に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図18では、時刻T61からT62に間でデータが転送される。
図18に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図18では、時刻T61からT62に間でデータが転送される。
データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、時刻T61において、制御信号TL1及びTL2をロウレベルからハイレベルに立ち上げる。これにより、データラッチ回路ADLのNMOSトランジスタ64a、及び、データラッチ回路BDLのNMOSトランジスタ64bがオンし、データラッチ回路ADLのインバータIN12aの出力がデータラッチ回路BDLのインバータIN11bに入力される。
電源供給回路80cには、データの転送時及び非転送時にロウレベルの制御信号SELcが入力される。これにより、電源供給回路80cのNMOSトランジスタ82がオン、NMOSトランジスタ81がオフし、電源VDDがデータラッチ回路ADLのPMOSトランジスタ67a及び68aのソースに入力される。
電源供給回路80dには、データの非転送時にロウレベルの制御信号SELdが入力される。これにより、電源供給回路80dのNMOSトランジスタ82がオン、NMOSトランジスタ81がオフし、電源VDDがデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ67b及び68bのソースに入力される。
一方、電源供給回路80dには、データの転送時にハイレベルの制御信号SELdが入力される。これにより、電源供給回路80dのNMOSトランジスタ81がオン、NMOSトランジスタ82がオフし、電源VDDbがデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ67b及び68bのソースに入力される。
すなわち、データの転送時のみ、電源VDDよりも低い電圧の電源VDDbが、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ67b及び68bのソースに入力される。
これにより、データラッチ回路ADL及びBDL間でデータを転送する際に、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ68bのソース電位を下げる。この結果、データラッチ回路BDLは、PMOSトランジスタ68bの能力が抑えられ、転送マージンと転送速度とを上げることができる。
以上のように、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態と同様に、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができる。
(第8の実施形態)
図19は、第8の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す図である。
第8の実施形態では、電源供給回路をデータラッチ回路のPMOSトランジスタ毎に設ける構成である。
図19は、第8の実施形態に係るデータラッチ回路の構成の一例を示す図である。
第8の実施形態では、電源供給回路をデータラッチ回路のPMOSトランジスタ毎に設ける構成である。
図19に示すように、データラッチ回路ADL、BDLのPMOSトランジスタ67a及び67bに対して電源供給回路80eを設け、データラッチ回路ADL、BDLのPMOSトランジスタ68a及び68bに対して電源供給回路80fを設ける。
電源供給回路80eは、データラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ65a及び65bのソースに電源VDDopt12を供給する。電源供給回路80fは、データラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ68a及び68bのソースに電源VDDopt13を供給する。
電源供給回路80eには、制御信号SELe、及び、反転された制御信号/SELeが入力される。電源供給回路80fには、制御信号SELf、及び、反転された制御信号/SELfが入力される。その他の構成は、図14に示す第5の実施形態の電源供給回路80と同じである。
図20は、第8の実施形態に係るデータ転送時の信号変化の一例を示す波形図である。
図20に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図20では、時刻T71からT72に間でデータが転送される。
図20に示す波形図は、データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際の波形図である。図20では、時刻T71からT72に間でデータが転送される。
データラッチ回路ADLからデータラッチ回路BDLにデータを転送する際、時刻T71において、制御信号TL1及びTL2をロウレベルからハイレベルに立ち上げる。これにより、データラッチ回路ADLのNMOSトランジスタ64a、及び、データラッチ回路BDLのNMOSトランジスタ64bがオンし、データラッチ回路ADLのインバータIN12aの出力がデータラッチ回路BDLのインバータIN11bに入力される。
電源供給回路80eには、データの転送時及び非転送時にロウレベルの制御信号SELeが入力される。これにより、電源供給回路80eのNMOSトランジスタ82がオン、NMOSトランジスタ81がオフし、電源VDDがデータラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ67a及び67bのソースに入力される。
電源供給回路80fには、データの非転送時にロウレベルの制御信号SELfが入力される。これにより、電源供給回路80fのNMOSトランジスタ82がオン、NMOSトランジスタ81がオフし、電源VDDがデータラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ68a及び68bのソースに入力される。
一方、電源供給回路80fには、データの転送時にハイレベルの制御信号SELfが入力される。これにより、電源供給回路80fのNMOSトランジスタ81がオン、NMOSトランジスタ82がオフし、電源VDDbがデータラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ68a及び68bのソースに入力される。
すなわち、データの転送時のみ、電源VDDよりも低い電圧の電源VDDbが、データが転送されるデータラッチ回路ADL及びBDLのPMOSトランジスタ68a及び68bのソースに入力される。
これにより、データラッチ回路ADL及びBDL間でデータを転送する際に、データが転送されるデータラッチ回路BDLのPMOSトランジスタ68bのソース電位を下げる。この結果、データラッチ回路BDLは、PMOSトランジスタ68bの能力が抑えられ、転送マージンと転送速度とを上げることができる。
以上のように、本実施形態のデータラッチ回路は、第1の実施形態と同様に、転送マージン及び転送速度を上げつつ、回路面積を削減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、一例として示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…メモリシステム、2,2A…不揮発性メモリ、3…メモリコントローラ、4…ホスト装置、10…ホストI/F回路、11…プロセッサ、12…RAM、13…バッファメモリ、14…メモリI/F回路、15…ECC回路、20…メモリセルアレイ、21…入出力回路、22…ロジック制御回路、23…レジスタ、24…制御回路、25…電圧生成回路、26…ロウデコーダ、27…カラムデコーダ、28…センスアンプユニット群、29…データレジスタ、51a~54a,51b~54b…NMOSトランジスタ、55a~58a,55b~58b…PMOSトランジスタ、61a~64a,61b~64b…NMOSトランジスタ、65a~68a,65b~68b…PMOSトランジスタ、70,70a~70f,80,80a~80f…電源供給回路、ADL,BDL,CDL,SDL…データラッチ回路。
Claims (9)
- 第1導電型トランジスタと第2導電型トランジスタとを備え、第1論理値を保持する第1データラッチ部と、
第3導電型トランジスタと第4導電型トランジスタとを備え、前記第1論理値が反転した第2論理値を保持する第2データラッチ部と、
を有し、
第1の電源と、前記第1の電源とは電圧が異なる第2の電源とのいずれか一方が前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタのバックゲート又は第1端子に供給されるデータラッチ回路。 - データの非転送時に第1電圧の前記第1の電源が前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記バックゲートに供給され、
データの転送時に前記第1電圧より高い第2電圧の前記第2の電源が前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記バックゲートに供給される請求項1に記載のデータラッチ回路。 - データの非転送時に第1電圧の前記第1の電源が前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記第1端子に供給され、
データの転送時に前記第1電圧より低い第2電圧の前記第2の電源が前記第3導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記第1端子に供給される請求項1に記載のデータラッチ回路。 - 請求項1に記載のデータラッチ回路と、
前記データラッチ回路の前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記バックゲート又は前記第1端子に、前記第1の電源又は前記第2の電源を供給する電源供給回路と、を有する半導体装置。 - 前記電源供給回路は、データの非転送時に第1電圧の前記第1の電源を前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記バックゲートに供給し、
データの転送時に前記第1電圧より高い第2電圧の前記第2の電源を前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記バックゲートに供給する請求項4に記載の半導体装置。 - 前記電源供給回路は、データの非転送時に第1電圧の前記第1の電源を前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記第1端子に供給し、
データの転送時に前記第1電圧より低い第2電圧の前記第2の電源を前記第1導電型トランジスタ及び前記第3導電型トランジスタの前記第1端子に供給する請求項4に記載の半導体装置。 - 前記データラッチ回路を複数有し、
複数の前記データラッチ回路の複数の群毎に前記電源供給回路を備える請求項4に記載の半導体装置。 - 前記データラッチ回路を複数有し、
複数の前記データラッチ回路毎に前記電源供給回路を備える請求項4に記載の半導体装置。 - 前記データラッチ回路を複数有し、
複数の前記データラッチ回路の前記第1導電型トランジスタ、及び、前記第3導電型トランジスタ毎に前記電源供給回路を備える請求項4に記載の半導体装置。
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