JP2018077585A - 情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラム - Google Patents
情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】安全運転の支援を適切に実施する情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラムを提供する。【解決手段】情報提示装置12は、視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定する視覚負荷推定部30と、聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定する聴覚負荷推定部32と、表示により情報を提示した場合の視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の聴覚負荷に対応する指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択する選択部34と、選択された提示方法に従って、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する提示部36と、を備える。【選択図】図5
Description
開示の技術は、情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラムに関する。
従来、自車両及び自車両の周囲の情報と過去の運転者の視線分布とから運転者の理想視線確率分布を算出する技術が知られている。この技術では、現在の運転者の視線分布と算出した理想視線確率分布との間に一定以上の差が生じた場合に危険であると判定している。
また、車両の運転者に対して提示した情報に対する運転者の身体反応の検出結果に基づいて、情報の提示の態様を評価する技術が知られている。
ところで、車両の安全運転の支援のために、車両の運転者の視覚に対し、表示による情報の提示を行い、運転者の聴覚に対し、音声による情報の提示を行うことが考えられる。
一方、運転者は、走行中の道路が急カーブの道路である、及び交通量が多い道路である等の車両の周囲に視線を向ける必要性が高い視覚負荷の高い環境では、視覚に対する情報の提示を煩わしく感じることがある。また、運転者は、音楽Compact Disc(CD)、及びラジオの聴取中等の聴覚負荷の高い環境では、聴覚に対する情報の提示を煩わしく感じることがある。
運転者の視覚負荷及び聴覚負荷を考慮せずに、運転者の視覚又は聴覚に対して情報の提示を行った場合、運転者が情報の提示を煩わしく感じ、提示された情報に従わない場合があった。従って、この場合、運転者に対して、安全運転の支援が適切に実施できていないことになる。
開示の技術は、一つの側面として、安全運転の支援を適切に実施することを目的とする。
開示の技術は、一つの側面として、視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定する。また、表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出する。また、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する。
一つの側面として、安全運転の支援を適切に実施することができる、という効果を有する。
以下、図面を参照して、開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。
まず、実施形態の詳細を説明する前に、図1〜図3を参照して、車両の運転者の視覚負荷及び聴覚負荷と、表示により情報を提示した場合及び音声により情報を提示した場合における車速の減速の度合いとの関係について説明する。
なお、図1は、同じ車速において、運転者に対して表示による情報の提示が行われた場合の情報の提示後の車速と、提示された情報に対して運転者が感じた煩わしさの度合いとの関係の実験結果の一例を示している。また、ここで運転者に対して提示される情報とは、例えば、「この先にカーブがあります。」及び「この先、一時停止です。」等の運転者に対して減速を促す情報である。また、図1に示す煩わしさは、例えば、「全く煩わしくない」を表す「0」から「非常に煩わしい」を表す「4」までの5段階での評価値を示し、数値が大きいほど運転者が煩わしく感じたことを示す。
また、図2は、運転者の視覚負荷と、表示による情報の提示が行われた場合の運転者が感じた煩わしさの度合いとの関係の一例を示している。また、図3は、運転者の聴覚負荷と、音声による情報の提示が行われた場合の運転者が感じた煩わしさの度合いとの関係の一例を示している。
図1に示すように、減速を促す情報が提示された場合、運転者が提示された情報に対して感じる煩わしさの度合いが高くなるほど、車速が速い、すなわち、減速の度合いが小さくなることが分かる。なお、図1では、運転者に対して表示による情報の提示が行われた場合について示しているが、音声による情報の提示が行われた場合の情報の提示後の車速と、提示された情報に対して運転者が感じた煩わしさの度合いとの関係も同様の傾向にある。
一方、図2に示すように、運転者は、視覚負荷が高いほど、表示により提示された情報に対して、より煩わしいと感じる傾向がある。また、図3に示すように、運転者は、聴覚負荷が高いほど、音声により提示された情報に対して、より煩わしいと感じる傾向がある。
そこで、本実施形態では、運転者の視覚負荷及び聴覚負荷に基づいて、運転者が感じる煩わしさの度合いが低い方の提示方法を選択して情報を提示することで、運転者に対する運転の支援を行う。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る車両10の構成を説明する。図4に示すように、車両10は、情報提示装置12、Global Positioning System(GPS)受信部14、音量測定部16、車速センサ18、表示部20、及びスピーカー22を含む。情報提示装置12の一例としては、Electronic Control Unit(ECU)が挙げられる。GPS受信部14、音量測定部16、車速センサ18、表示部20、及びスピーカー22は、各々情報提示装置12に接続され、情報提示装置12との間で互いに情報の送受信が可能とされる。
GPS受信部14は、3個以上のGPS衛星から信号を受信することにより、車両10の現在位置の位置情報(例えば、車両10の現在位置の緯度及び経度)を測位し、測位した位置情報を情報提示装置12に出力する。なお、GPS受信部14に代えて、車両10の位置情報が特定可能な他の装置を用いてもよい。
音量測定部16は、車両10の車内の音量を測定し、測定した車内の音量を情報提示装置12に出力する。音量測定部16の一例としては、マイクが挙げられる。車速センサ18は、車両10の車速を検出し、検出した車速を情報提示装置12に出力する。表示部20は、情報提示装置12から入力された情報を表示する。表示部20の一例としては、カーナビゲーションシステムのディスプレイが挙げられる。スピーカー22は、情報提示装置12から入力された情報を音声として出力する。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る情報提示装置12の機能的な構成を説明する。図5に示すように、情報提示装置12は、視覚負荷推定部30、聴覚負荷推定部32、選択部34、提示部36、及び更新部38を含む。また、情報提示装置12の所定の記憶領域には、地図情報40、視覚負荷テーブル42、及び聴覚負荷テーブル44が記憶される。
地図情報40には、緯度及び経度により示される位置に応じた道路に関する情報等が記憶される。
視覚負荷テーブル42は、視覚負荷推定部30による運転者の視覚負荷の推定に用いられるテーブルである。図6に、視覚負荷テーブル42の一例を示す。図6に示すように、視覚負荷テーブル42には、視覚負荷レベル及び道路幅[m]が記憶される。視覚負荷レベルは、視覚負荷の度合いを表し、視覚負荷レベルの値が大きいほど、視覚負荷が高いことを表している。道路幅列には、道路幅の範囲が重複無く記憶される。また、視覚負荷レベルには、道路幅が狭いほど大きい値が記憶される。すなわち、道路幅が狭いほど運転者の視覚負荷が高いことを表す。なお、視覚負荷レベルの段階数、及び各視覚負荷レベルに応じた道路幅の範囲は図6に示す例に限定されないことは言うまでもない。
聴覚負荷テーブル44は、聴覚負荷推定部32による運転者の聴覚負荷の推定に用いられるテーブルである。図7に、聴覚負荷テーブル44の一例を示す。図7に示すように、聴覚負荷テーブル44には、聴覚負荷レベル及び音量[dbA]が記憶される。聴覚負荷レベルは、聴覚負荷の度合いを表し、聴覚負荷レベルの値が大きいほど、聴覚負荷が高いことを表している。音量列には、音量の範囲が重複無く記憶される。また、聴覚負荷レベルには、音量が大きいほど大きい値が記憶される。すなわち、音量が大きいほど運転者の聴覚負荷が高いことを表す。なお、聴覚負荷レベルの段階数、及び各聴覚負荷レベルに応じた音量の範囲は図7に示す例に限定されないことは言うまでもない。
視覚負荷推定部30は、視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定する。本実施形態では、視覚負荷推定部30は、GPS受信部14から車両10の位置情報を取得する。また、視覚負荷推定部30は、地図情報40を用いて、取得した位置情報に対応する道路幅を取得する。そして、視覚負荷推定部30は、視覚負荷テーブル42を参照し、取得した道路幅に対応する視覚負荷レベルを特定することによって、運転者の視覚負荷を推定する。
聴覚負荷推定部32は、聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定する。本実施形態では、聴覚負荷推定部32は、音量測定部16から車両10の車内の音量を取得する。そして、聴覚負荷推定部32は、聴覚負荷テーブル44を参照し、取得した車内の音量に対応する聴覚負荷レベルを特定することによって、運転者の聴覚負荷を推定する。
選択部34は、運転者に対して表示により情報を提示した場合の視覚負荷推定部30により推定された視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値を算出する。本実施形態では、選択部34は、以下に示す(1)式に従って、運転者に対して表示により情報を提示した場合の視覚負荷推定部30により推定された視覚負荷に対応する車速の予測値を、車速の減速の度合いを表す指標値として算出する。
vs(x)=ax+b・・・(1)
ここで、(1)式におけるvs(x)は車速の予測値であり、xは視覚負荷推定部30により推定された視覚負荷であり、a及びbは係数である。
vs(x)=ax+b・・・(1)
ここで、(1)式におけるvs(x)は車速の予測値であり、xは視覚負荷推定部30により推定された視覚負荷であり、a及びbは係数である。
なお、本実施形態に係る情報提示装置12は、係数のa及びbの初期値は、以下に示すように予め定めておく。例えば、情報提示装置12は、車両10の実機を用いた実験により、所定数の運転者に対して、各々表示により情報の提示を行った際の視覚負荷レベルと、情報の提示後の車速の実測値とを取得する。そして、情報提示装置12は、取得した視覚負荷レベルと車速の実測値とを、最小二乗法等により一次式に近似し、係数のa及びbを求める。
また、選択部34は、運転者に対して音声により情報を提示した場合の聴覚負荷推定部32により推定された聴覚負荷に対応する上記指標値を算出する。本実施形態では、選択部34は、以下に示す(2)式に従って、運転者に対して音声により情報を提示した場合の聴覚負荷推定部32により推定された聴覚負荷に対応する車速の予測値を、車速の減速の度合いを表す指標値として算出する。
va(y)=cy+d・・・(2)
ここで、(2)式におけるva(y)は車速の予測値であり、yは聴覚負荷推定部32により推定された聴覚負荷であり、c及びdは係数である。
va(y)=cy+d・・・(2)
ここで、(2)式におけるva(y)は車速の予測値であり、yは聴覚負荷推定部32により推定された聴覚負荷であり、c及びdは係数である。
なお、本実施形態に係る情報提示装置12は、係数のc及びdの初期値は、係数のa及びbと同様に、以下に示すように予め定めておく。例えば、情報提示装置12は、車両10の実機を用いた実験により、所定数の運転者に対して、各々音声により情報の提示を行った際の聴覚負荷レベルと、情報の提示後の車速の実測値とを取得する。そして、情報提示装置12は、取得した聴覚負荷レベルと車速の実測値とを、一例として図8に示すように、最小二乗法等により一次式に近似し、係数のc及びdを求める。なお、図8では、車速と聴覚負荷レベルとの対応関係について示しているが、車速と視覚負荷レベルとの対応関係についても同様である。
なお、視覚負荷と車速との対応関係は、上記(1)式に示した一次式に限定されず、例えば、二次式等の他の演算式でもよいし、ルックアップテーブル等の他の対応関係を表す形式としてもよい。また、聴覚負荷と車速との対応関係は、上記(2)式に示した一次式に限定されず、例えば、二次式等の他の演算式でもよいし、ルックアップテーブル等の他の対応関係を表す形式としてもよい。
そして、選択部34は、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した車速の予測値が遅い方、すなわち、減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択する。なお、本実施形態では、選択部34は、視覚負荷及び聴覚負荷の各々について算出した車速の予測値が同じ値である場合は、表示による提示を選択する場合について説明するが、これに限定されない。この場合、選択部34は、音声による提示を選択してもよい。
提示部36は、選択部34により選択された提示方法に従って、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する。本実施形態では、選択部34により表示による提示が選択された場合、提示部36は、提示情報を表示部20に出力する。これにより、表示部20に提示情報に応じた画面が表示される。一方、選択部34により音声による提示が選択された場合、提示部36は、提示情報をスピーカー22に出力する。これにより、スピーカー22から提示情報に応じた音声が発せられる。
なお、上記予め定めた提示情報とは、例えば、車両10の現在位置とカーブとの距離が所定値以下である場合の「この先にカーブがあります。」等の車両10の状況に応じて予め定めた、運転者に対して減速を促す情報である。また、提示情報の例としては、車両10の現在位置と一時停止が必要な道路上の位置との距離が所定値以下である場合の「この先、一時停止です。」等の情報も挙げられる。
また、図2及び図3に示すように、視覚負荷が高くなるにつれて煩わしさが増す度合い、及び聴覚負荷が高くになるにつれて煩わしさが増す度合いは運転者によって異なる。
そこで、更新部38は、選択部34により表示による提示が選択された場合、視覚負荷推定部30により推定された視覚負荷と、提示情報を運転者に対して提示した後の上記指標値の実測値とを用いて、視覚負荷と指標値との対応関係を更新する。また、更新部38は、選択部34により音声による提示が選択された場合、聴覚負荷推定部32により推定された聴覚負荷と、提示情報を運転者に対して提示した後の上記指標値の実測値とを用いて、聴覚負荷と指標値との対応関係を更新する。
本実施形態では、提示部36が表示により提示情報を運転者に対して提示した場合、更新部38は、提示情報を運転者に提示した後の車速を、車速センサ18から取得する。そして、この場合、更新部38は、選択部34が表示による提示を選択した際の視覚負荷と、取得した車速とを用いて、上記(1)式の係数のa及びbを更新する。具体的には、更新部38は、現時点までに取得された視覚負荷及び車速のデータに、選択部34が表示による提示を選択した際の視覚負荷と、取得した車速とを追加する。そして、更新部38は、データが追加された視覚負荷と車速とを、最小二乗法等により一次式に近似し直すことによって、係数のa及びbを更新する。
一方、提示部36が音声により提示情報を運転者に対して提示した場合、更新部38は、提示情報を運転者に提示した後の車速を、車速センサ18から取得する。そして、この場合、更新部38は、選択部34が音声による提示を選択した際の聴覚負荷と、取得した車速とを用いて、上記(2)式の係数のc及びdを更新する。具体的には、一例として図9に示すように、更新部38は、現時点までに取得された聴覚負荷及び車速のデータに、選択部34が音声による提示を選択した際の聴覚負荷と、取得した車速とを追加する。そして、更新部38は、データが追加された聴覚負荷と車速とを、最小二乗法等により一次式に近似し直すことによって、係数のc及びdを更新する。なお、図9では、車速と聴覚負荷との対応関係の更新について示しているが、車速と視覚負荷との対応関係の更新についても同様である。
情報提示装置12は、例えば図10に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60は、Central Processing Unit(CPU)61、一時記憶領域としてのメモリ62、及び不揮発性の記憶部63を備える。また、コンピュータ60は、GPS受信部14、音量測定部16、車速センサ18、表示部20、及びスピーカー22等が接続される入出力I/F64を備える。また、コンピュータ60は、記録媒体68に対するデータの読み込みと書き込みとを制御するRead/Write(R/W)部65、及びネットワークに接続されるネットワークI/F66を備える。CPU61、メモリ62、記憶部63、入出力I/F64、R/W部65、及びネットワークI/F66は、バス67を介して互いに接続される。
記憶部63は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現することができる。記憶媒体としての記憶部63には、コンピュータ60を情報提示装置12として機能させるための情報提示プログラム70が記憶される。情報提示プログラム70は、視覚負荷推定プロセス71、聴覚負荷推定プロセス72、選択プロセス73、提示プロセス74、及び更新プロセス75を有する。また、記憶部63は、地図情報40、視覚負荷テーブル42、及び聴覚負荷テーブル44が記憶される情報記憶領域76を有する。
CPU61は、情報提示プログラム70を記憶部63から読み出してメモリ62に展開し、情報提示プログラム70が有するプロセスを実行する。CPU61は、視覚負荷推定プロセス71を実行することで、図5に示す視覚負荷推定部30として動作する。CPU61は、聴覚負荷推定プロセス72を実行することで、図5に示す聴覚負荷推定部32として動作する。CPU61は、選択プロセス73を実行することで、図5に示す選択部34として動作する。CPU61は、提示プロセス74を実行することで、図5に示す提示部36として動作する。CPU61は、更新プロセス75を実行することで、図5に示す更新部38として動作する。これにより、情報提示プログラム70を実行したコンピュータ60が、情報提示装置12として機能することになる。なお、情報提示プログラム70が有するプロセスを実行するCPU61は、ハードウェアである。
また、情報提示プログラム70により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る情報提示装置12の作用を説明する。情報提示装置12が情報提示プログラム70を実行することで、図11に示す情報提示処理を実行する。図11に示す情報提示処理は、例えば車両10の現在位置とカーブとの距離が所定値以下となった場合等の運転者に対して減速を促す情報を提示するタイミングにCPU61により実行される。
図11に示す情報提示処理のステップS10で、視覚負荷推定部30は、GPS受信部14から車両10の位置情報を取得する。次のステップS12で、視覚負荷推定部30は、地図情報40を用いて、ステップS10で取得された位置情報に対応する道路幅を取得する。次のステップS14で、視覚負荷推定部30は、視覚負荷テーブル42を参照し、ステップS12で取得された道路幅に対応する視覚負荷レベルを特定することによって、運転者の視覚負荷を推定する。次のステップS16で、選択部34は、上記(1)式に従って、ステップS14で推定された視覚負荷に対応する車速の予測値を算出する。
次のステップS18で、聴覚負荷推定部32は、音量測定部16から車両10の車内の音量を取得する。次のステップS20で、聴覚負荷推定部32は、聴覚負荷テーブル44を参照し、ステップS18で取得された車内の音量に対応する聴覚負荷レベルを特定することによって、運転者の聴覚負荷を推定する。次のステップS22で、選択部34は、上記(2)式に従って、ステップS20で推定された聴覚負荷に対応する車速の予測値を算出する。
なお、例えば、CPU61がマルチコアのプロセッサ、又はマルチプロセッサである等の並列処理が可能なプロセッサである場合は、ステップS10からステップS16までの処理とステップS18からステップS22までの処理とを並列に実行してもよい。
次のステップS24で、選択部34は、ステップS16で算出された視覚負荷に対応する車速の予測値が、ステップS22で算出された聴覚負荷に対応する車速の予測値以下であるか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS26に移行し、否定判定となった場合は、処理はステップS32に移行する。
ステップS26で、提示部36は、前述したように、予め定めた提示情報を表示部20に出力する。次のステップS28で、更新部38は、車速センサ18から車速を取得する。次のステップS30で、更新部38は、前述したように、ステップS14で推定された視覚負荷及びステップS28で取得された車速を用いて、視覚負荷に対応する車速の予測値の算出に用いられる算出式(上記(1)式)の係数のa及びbを更新する。ステップS30の処理が終了すると、情報提示処理が終了する。
一方、ステップS32で、提示部36は、前述したように、予め定めた提示情報をスピーカー22に出力する。次のステップS34で、更新部38は、車速センサ18から車速を取得する。次のステップS36で、更新部38は、前述したように、ステップS20で推定された聴覚負荷及びステップS34で取得された車速を用いて、聴覚負荷に対応する車速の予測値の算出に用いられる算出式(上記(2)式)の係数のc及びdを更新する。ステップS36の処理が終了すると、情報提示処理が終了する。
表1に、複数の運転者に対し、複数回全て表示による情報の提示を行った場合、全て音声による情報の提示を行った場合、及び本実施形態による表示又は音声の提示を選択的に行った場合における情報の提示後の車速の平均値を示す。表2に、複数の運転者に対し、複数回全て表示による情報の提示を行った場合、全て音声による情報の提示を行った場合、及び本実施形態による表示又は音声の提示を選択的に行った場合における情報の提示後に運転者が感じた煩わしさの度合いの平均値を示す。なお、表2の煩わしさの度合いの数値は、図1に示した5段階の評価値と同じ数値である。
表1に示すように、本実施形態によれば、全て表示による情報の提示を行った場合、及び全て音声による情報の提示を行った場合に比較して、情報の提示後の車速が遅くなる、すなわち、減速の度合いが大きくなる。また、表2に示すように、本実施形態によれば、全て表示による情報の提示を行った場合、及び全て音声による情報の提示を行った場合に比較して、情報の提示後に運転者が感じる煩わしさの度合いが低くなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した上記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択する。そして、選択された提示方法に従って、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する。すなわち、運転者が感じる煩わしさの度合いが低い方の提示方法で提示情報を運転者に対して提示する。従って、運転者は提示情報に従う可能性が高くなるため、安全運転の支援を適切に実施することができる。
また、本実施形態によれば、選択された提示方法により提示情報を運転者に対して提示した後の車速等を用いて、選択された提示方法に対応する視覚負荷及び聴覚負荷の何れかと上記指標値との対応関係を更新する。従って、運転者に合わせて、安全運転の支援を適切に実施することができる。
なお、上記実施形態では、視覚的な運転環境として、車両10が走行中の道路の道路幅を適用した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、視覚的な運転環境として、車両10が走行中の道路の混雑度を適用する形態としてもよい。この形態例における視覚負荷テーブル42の一例を図12に示す。この形態例では、図12に示すように、混雑度列に混雑度の範囲が重複無く記憶される。
この形態例では、視覚負荷推定部30は、GPS受信部14から車両10の位置情報を取得する。また、視覚負荷推定部30は、地図情報40を用いて、取得した位置情報に対応する道路の交通容量を取得する。また、視覚負荷推定部30は、道路交通情報通信システム等の外部システムから、取得した位置情報に対応する道路の交通量を取得する。そして、視覚負荷推定部30は、視覚負荷テーブル42を参照し、取得した交通量を交通容量で除算して得られる混雑度に対応する視覚負荷レベルを特定することによって、運転者の視覚負荷を推定する。
また、例えば、視覚的な運転環境として、車両10が走行中の地域の天候を適用する形態としてもよい。この形態例における視覚負荷テーブル42の一例を図13に示す。この形態例では、図13に示すように、天候の一例としての降水量列に1時間当たりの降水量の範囲が重複無く記憶される。
この形態例では、視覚負荷推定部30は、GPS受信部14から車両10の位置情報を取得する。また、視覚負荷推定部30は、外部システムから、取得した位置情報に対応する地域の1時間当たりの降水量を取得する。そして、視覚負荷推定部30は、視覚負荷テーブル42を参照し、取得した降水量に対応する視覚負荷レベルを特定することによって、運転者の視覚負荷を推定する。なお、この形態例において、降水量に代えて降雪量を用いてもよい。
また、例えば、視覚的な運転環境として、現在時刻を適用する形態としてもよい。この形態例における視覚負荷テーブル42の一例を図14に示す。この形態例では、図14に示すように、1日のうちの時間帯の範囲が重複無く記憶される。
この形態例では、視覚負荷推定部30は、標準電波を受信することによって現在時刻を取得する。そして、視覚負荷推定部30は、視覚負荷テーブル42を参照し、取得した現在時刻に対応する視覚負荷レベルを特定することによって、運転者の視覚負荷を推定する。
また、例えば、視覚的な運転環境として、車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合を適用する形態としてもよい。この形態例における視覚負荷テーブル42の一例を図15に示す。この形態例では、図15に示すように、道路のカーブの曲がり具合を示すカーブ半径の範囲が重複無く記憶される。
この形態例では、視覚負荷推定部30は、GPS受信部14から車両10の位置情報を取得する。また、視覚負荷推定部30は、地図情報40を用いて、取得した位置情報に対応する道路のカーブ半径を算出する。そして、視覚負荷推定部30は、視覚負荷テーブル42を参照し、算出したカーブ半径に対応する視覚負荷レベルを特定することによって、運転者の視覚負荷を推定する。
また、例えば、視覚的な運転環境として、車両10と、車両10の前方を走行中の車両との車間距離を適用する形態としてもよい。この場合、視覚負荷推定部30は、例えば、ミリ波レーダ、及びLaser Imaging Detection and Ranging(LIDER)等の出力から車間距離を算出する。そして、視覚負荷推定部30は、算出した車間距離が短いほど視覚負荷が高いと推定する。
また、例えば、視覚的な運転環境として、車両10が走行中の道路の道路幅、車両10が走行中の道路の混雑度、車両10が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、車両10が走行中の道路のカーブの曲がり具合の2つ以上を適用する形態としてもよい。この場合、視覚負荷推定部30は、視覚的な運転環境の各々について運転者の視覚負荷を推定する。そして、選択部34は、視覚負荷推定部30により推定された視覚負荷の各々のうち、最も高い視覚負荷に対応する車速の予測値を算出する形態が例示される。
また、上記実施形態では、聴覚的な運転環境として、車両10の車内の音量を適用した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、聴覚的な運転環境として、車両10の車外の音量を適用する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、マイクを用いて車両10の車内の音量を測定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ラジオ及びCD再生装置等の音量の設定値から車内の音量を推定する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、減速の度合いを表す指標値として、運転者に対して情報を提示した後の車速を適用した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、減速の度合いを表す指標値として、運転者に対して情報を提示する前の車速に対する情報を提示した後の減速量の比等で表される減速率を適用する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、地図情報40を用いて道路幅を取得する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、カメラ等の撮像装置により車両10の前方又は後方を撮影し、撮影により得られた画像から白線を検出する。そして、検出結果を用いて、道路幅を算出する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、情報提示プログラム70が記憶部63に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報提示プログラム70は、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、メモリカード等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定する視覚負荷推定部と、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定する聴覚負荷推定部と、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択する選択部と、
選択された前記提示方法に従って、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する提示部と、
を含む情報提示装置。
視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定する視覚負荷推定部と、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定する聴覚負荷推定部と、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択する選択部と、
選択された前記提示方法に従って、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する提示部と、
を含む情報提示装置。
(付記2)
前記提示方法として前記表示による提示が選択された場合、推定された前記視覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記視覚負荷と前記指標値との対応関係を更新し、前記提示方法として前記音声による提示が選択された場合、推定された前記聴覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記聴覚負荷と前記指標値との対応関係を更新する更新部、
をさらに含む付記1に記載の情報提示装置。
前記提示方法として前記表示による提示が選択された場合、推定された前記視覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記視覚負荷と前記指標値との対応関係を更新し、前記提示方法として前記音声による提示が選択された場合、推定された前記聴覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記聴覚負荷と前記指標値との対応関係を更新する更新部、
をさらに含む付記1に記載の情報提示装置。
(付記3)
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、又は車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合である、
付記1又は付記2に記載の情報提示装置。
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、又は車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合である、
付記1又は付記2に記載の情報提示装置。
(付記4)
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合の2つ以上であり、
前記視覚負荷推定部は、前記視覚的な運転環境の各々から前記視覚負荷を各々推定し、
前記選択部は、推定された前記視覚負荷の各々のうち、最も高い前記視覚負荷に対応する前記指標値を算出する、
付記1又は付記2に記載の情報提示装置。
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合の2つ以上であり、
前記視覚負荷推定部は、前記視覚的な運転環境の各々から前記視覚負荷を各々推定し、
前記選択部は、推定された前記視覚負荷の各々のうち、最も高い前記視覚負荷に対応する前記指標値を算出する、
付記1又は付記2に記載の情報提示装置。
(付記5)
前記聴覚的な運転環境は、車内の音量である、
付記1から付記4の何れか1項に記載の情報提示装置。
前記聴覚的な運転環境は、車内の音量である、
付記1から付記4の何れか1項に記載の情報提示装置。
(付記6)
視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定し、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、
選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する、
ことを含む処理をコンピュータが実行する情報提示方法。
視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定し、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、
選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する、
ことを含む処理をコンピュータが実行する情報提示方法。
(付記7)
前記提示方法として前記表示による提示を選択した場合、推定した前記視覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記視覚負荷と前記指標値との対応関係を更新し、前記提示方法として前記音声による提示を選択した場合、推定した前記聴覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記聴覚負荷と前記指標値との対応関係を更新する、
付記6に記載の情報提示方法。
前記提示方法として前記表示による提示を選択した場合、推定した前記視覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記視覚負荷と前記指標値との対応関係を更新し、前記提示方法として前記音声による提示を選択した場合、推定した前記聴覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記聴覚負荷と前記指標値との対応関係を更新する、
付記6に記載の情報提示方法。
(付記8)
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、又は車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合である、
付記6又は付記7に記載の情報提示方法。
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、又は車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合である、
付記6又は付記7に記載の情報提示方法。
(付記9)
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合の2つ以上であり、
前記視覚的な運転環境の各々から前記視覚負荷を各々推定し、
推定した前記視覚負荷の各々のうち、最も高い前記視覚負荷に対応する前記指標値を算出する、
付記6又は付記7に記載の情報提示方法。
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合の2つ以上であり、
前記視覚的な運転環境の各々から前記視覚負荷を各々推定し、
推定した前記視覚負荷の各々のうち、最も高い前記視覚負荷に対応する前記指標値を算出する、
付記6又は付記7に記載の情報提示方法。
(付記10)
前記聴覚的な運転環境は、車内の音量である、
付記6から付記9の何れか1項に記載の情報提示方法。
前記聴覚的な運転環境は、車内の音量である、
付記6から付記9の何れか1項に記載の情報提示方法。
(付記11)
視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定し、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、
選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させる情報提示プログラム。
視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定し、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、
選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させる情報提示プログラム。
(付記12)
前記提示方法として前記表示による提示を選択した場合、推定した前記視覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記視覚負荷と前記指標値との対応関係を更新し、前記提示方法として前記音声による提示を選択した場合、推定した前記聴覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記聴覚負荷と前記指標値との対応関係を更新する、
付記11に記載の情報提示プログラム。
前記提示方法として前記表示による提示を選択した場合、推定した前記視覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記視覚負荷と前記指標値との対応関係を更新し、前記提示方法として前記音声による提示を選択した場合、推定した前記聴覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記聴覚負荷と前記指標値との対応関係を更新する、
付記11に記載の情報提示プログラム。
(付記13)
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、又は車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合である、
付記11又は付記12に記載の情報提示プログラム。
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、又は車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合である、
付記11又は付記12に記載の情報提示プログラム。
(付記14)
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合の2つ以上であり、
前記視覚的な運転環境の各々から前記視覚負荷を各々推定し、
推定した前記視覚負荷の各々のうち、最も高い前記視覚負荷に対応する前記指標値を算出する、
付記11又は付記12に記載の情報提示プログラム。
前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合の2つ以上であり、
前記視覚的な運転環境の各々から前記視覚負荷を各々推定し、
推定した前記視覚負荷の各々のうち、最も高い前記視覚負荷に対応する前記指標値を算出する、
付記11又は付記12に記載の情報提示プログラム。
(付記15)
前記聴覚的な運転環境は、車内の音量である、
付記11から付記14の何れか1項に記載の情報提示プログラム。
前記聴覚的な運転環境は、車内の音量である、
付記11から付記14の何れか1項に記載の情報提示プログラム。
(付記16)
視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定し、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、
選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させる情報提示プログラムを記憶した記憶媒体。
視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定し、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、
選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させる情報提示プログラムを記憶した記憶媒体。
10 車両
12 情報提示装置
14 GPS受信部
16 音量測定部
18 車速センサ
20 表示部
22 スピーカー
30 視覚負荷推定部
32 聴覚負荷推定部
34 選択部
36 提示部
38 更新部
40 地図情報
42 視覚負荷テーブル
44 聴覚負荷テーブル
61 CPU
62 メモリ
63 記憶部
68 記録媒体
70 情報提示プログラム
12 情報提示装置
14 GPS受信部
16 音量測定部
18 車速センサ
20 表示部
22 スピーカー
30 視覚負荷推定部
32 聴覚負荷推定部
34 選択部
36 提示部
38 更新部
40 地図情報
42 視覚負荷テーブル
44 聴覚負荷テーブル
61 CPU
62 メモリ
63 記憶部
68 記録媒体
70 情報提示プログラム
Claims (7)
- 視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定する視覚負荷推定部と、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定する聴覚負荷推定部と、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択する選択部と、
選択された前記提示方法に従って、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する提示部と、
を含む情報提示装置。 - 前記提示方法として前記表示による提示が選択された場合、推定された前記視覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記視覚負荷と前記指標値との対応関係を更新し、前記提示方法として前記音声による提示が選択された場合、推定された前記聴覚負荷と、前記提示情報を運転者に対して提示した後の前記指標値の実測値とを用いて、前記聴覚負荷と前記指標値との対応関係を更新する更新部、
をさらに含む請求項1に記載の情報提示装置。 - 前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、又は車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合である、
請求項1又は請求項2に記載の情報提示装置。 - 前記視覚的な運転環境は、車両が走行中の道路の道路幅、車両が走行中の道路の混雑度、車両が走行中の地域の天候、現在時刻の時間帯、車両が走行中の道路のカーブの曲がり具合の2つ以上であり、
前記視覚負荷推定部は、前記視覚的な運転環境の各々から前記視覚負荷を各々推定し、
前記選択部は、推定された前記視覚負荷の各々のうち、最も高い前記視覚負荷に対応する前記指標値を算出する、
請求項1又は請求項2に記載の情報提示装置。 - 前記聴覚的な運転環境は、車内の音量である、
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の情報提示装置。 - 視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定し、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、
選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する、
ことを含む処理をコンピュータが実行する情報提示方法。 - 視覚的な運転環境から運転者の視覚負荷を推定し、
聴覚的な運転環境から運転者の聴覚負荷を推定し、
表示により情報を提示した場合の前記視覚負荷に対応する車速の減速の度合いを表す指標値と、音声により情報を提示した場合の前記聴覚負荷に対応する前記指標値とを各々算出し、表示による提示及び音声による提示のうち、算出した前記指標値が表す減速の度合いが大きい方の提示を情報の提示方法として選択し、
選択した前記提示方法を用いて、予め定めた提示情報を運転者に対して提示する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させる情報提示プログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016217522A JP2018077585A (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | 情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016217522A JP2018077585A (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | 情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018077585A true JP2018077585A (ja) | 2018-05-17 |
Family
ID=62150736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016217522A Pending JP2018077585A (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | 情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示プログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018077585A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109087507A (zh) * | 2018-08-29 | 2018-12-25 | 公安部交通管理科学研究所 | 一种道路交通信号单点控制效益评价方法 |
| JP2020095421A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 学校法人早稲田大学 | 情報提示システム、情報提示処理装置及びそのプログラム |
-
2016
- 2016-11-07 JP JP2016217522A patent/JP2018077585A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109087507A (zh) * | 2018-08-29 | 2018-12-25 | 公安部交通管理科学研究所 | 一种道路交通信号单点控制效益评价方法 |
| JP2020095421A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 学校法人早稲田大学 | 情報提示システム、情報提示処理装置及びそのプログラム |
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