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JP2016091701A - コンタクト部材 - Google Patents

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JP2016091701A
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Abstract

【課題】 接触状態の悪化を抑制できるコンタクト部材を提供する。【解決手段】 コンタクト部材1の薄板部材3は、接合部11と、接触部21と、連接部31と、を有する。連接部31は、一端が接合部11と連接しており、他端が接触部21と連接している。また、接合面11aと交差する方向(高さ方向)に長さを有している。連接部31には、周囲よりも幅方向の寸法が小さい第1幅狭部32及び第2幅狭部33が形成されている。連接部31には、周囲よりも弾性変形しやすい領域(第1幅狭部32及び第2幅狭部33)が形成されているため、接触部21に接合面11aの法線方向と交差する方向に荷重が加えられたときに弾性変形する。【選択図】図1

Description

本発明は、2つの部材との間に配置されて、それらの部材を電気的に接続するコンタクト部材に関する。
従来、2つの導電性の部材と接触し、それらを電気的に接続するコンタクト部材が用いられている。例えば特許文献1に記載されるように、第1の部材に対しては平板部分で接触し、第2の部材に対しては、第1の部材から離れるように平板部分から折れ曲がって延び出した延出部分にて接触するものが利用されている。
このようなコンタクト部材は、延出部分が弾性変形するため、接触圧力を適度に高めることができると共に、両部材の間隔に製造上の誤差が生じていてもその影響を小さくすることができ、両部材の良好な接触を実現できる。
実開平4−2464号公報
上述した特許文献1に記載されるコンタクト部材は、延出部分が弾性変形するとき、特許文献1の図3に示されるように、全体的に撓みながら平板部分との連結部分を中心として回転するように変位する。そのため、第2の部材と接触する領域は、上方から見て連結部分から離れる方向に移動する。このような構造上の特性が、接触状態を悪化させる原因となることがある。
例えば、第2の部材におけるコンタクト部材との接触位置が移動することで適切な位置で接触しなくなる恐れがある。また、摩擦力が大きいなどの理由で第2の部材との接触位置が移動しないまま変形するとコンタクト部材の内部に大きな応力が生じ、コンタクト部材が破損したり、第1の部材との接合が外れたりしてしまい、それにより接触状態が悪化してしまう恐れがある。
本発明の目的は、接触状態の悪化を抑制できるコンタクト部材を提供することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、ばね性及び導電性を有する薄板部材を含み、第1の部材と第2の部材との間に配置されて、前記薄板部材を介して前記第1の部材と前記第2の部材とを電気的に接続するコンタクト部材である。
このコンタクト部材において、前記薄板部材は、前記第1の部材に接合される接合面を有する接合部と、前記第2の部材と接触する接触部と、前記接合面と交差する方向に長さを有し、一端が前記接合部と連接しており、他端が前記接触部と連接する連接部と、を備え、前記連接部には、周囲よりも幅方向の寸法が小さい幅狭部が形成されていることを特徴とする。
このように構成されたコンタクト部材は、荷重が加えられたときに幅狭部において弾性変形し易くなる。弾性変形し易い箇所が増すことで全体としての柔軟性を高めることができ、一箇所に応力が集中してしまうことを抑制性できる。それにより、コンタクト部材が破損してしまったり、接合部や接触部がずれてしまったりする危険を低減でき、第1の部材と第2の部材との接触状態の悪化を抑制できる。
なお上述したコンタクト部材は、更に、前記接触部における前記第2の部材と接触する領域の裏側に配置されるエラストマー部を備え、前記エラストマー部が、前記接触部が前記第1の部材側へ近づく方向へ変位したときに、前記接触部と、前記接合部又は前記第1の部材と、の間に挟まれて弾性変形するように構成されていてもよい。
このように構成されたコンタクト部材は、エラストマー部により接触部の接触圧を高めることができる。なおエラストマー部が接合部や第1の部材と接触することで、接合面と平行である方向への接触部の移動をエラストマー部が抑制する可能性がある。その場合には上述した応力集中の問題が生じやすくなるが、本発明のコンタクト部材であれば、それに基づく破損を抑制できるため都合がよい。
また上述したコンタクト部材において、前記連接部には、少なくとも2つの幅狭部が形成されており、該2つの幅狭部のうちの1つの前記幅狭部における幅方向と、他の前記幅狭部における幅方向と、が異なる方向であるように構成されていてもよい。
このように構成されたコンタクト部材は、少なくとも2つの幅狭部における弾性変形しやすい方向が異なるため、連接部全体として複雑な弾性変形が可能となり、より高度に破損等の発生を抑制できる。
また上述したコンタクト部材において、前記連接部は2箇所に設けられており、該2箇所の連接部は前記接触部を中心として対称形であるように構成されていてもよい。
このように構成されたコンタクト部材では、接触部が変位するときに2つの連接部が同じように形状を変化させるため、接触部を良好に第2の部材に接触させることができる。
また上述したコンタクト部材において、前記接合部は、前記接合面を有する領域に貫通孔が形成されていてもよい。このように構成されたコンタクト部材では、半田により接合部を第1の部材に接合させる場合に、貫通孔に半田が流れ込むことによって、接合強度の向上やコンタクト部材が傾いてしまうことの抑制などを図ることができる。
第1実施形態のコンタクト部材を説明する図であって、(A)が正面図であり、(B)が左側面図であり、(C)が右側面図であり、(D)が平面図であり、(E)が底面図であり、(F)が左上斜視図であり、(G)が右上斜視図であり、(H)が左下斜視図であり、(I)が右下斜視図である。 第1実施形態のコンタクト部材の使用態様を説明する正面図であって、(A)が電子基板に取り付けられた状態を示す図であり、(B)が筐体に電子基板が取り付けられることによって圧縮された状態を示す図である。 第1実施形態のコンタクト部材が圧縮されて変形した状態を示す平面図である。 第2実施形態のコンタクト部材を説明する図であって、(A)が平面図であり、(B)が左上斜視図であり、(C)が右下斜視図である。 第2実施形態のコンタクト部材が圧縮されて変形した状態を示す平面図である。 第3実施形態のコンタクト部材を説明する図であって、(A)が平面図であり、(B)が左上斜視図であり、(C)が右下斜視図である。 第3実施形態のコンタクト部材が圧縮されて変形した状態を示す平面図である。 第4実施形態のコンタクト部材を説明する図であって、(A)が平面図であり、(B)が左上斜視図であり、(C)が右下斜視図である。 第4実施形態のコンタクト部材が圧縮されて変形した状態を示す平面図である。 コンタクト部材の変形例を説明する図である。 コンタクト部材の使用例を説明する図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
(1)全体構成
本実施形態のコンタクト部材1は、自動実装機によって電子基板に表面実装され、その電子基板を筐体に組み付けたときに、筐体と接触して電子基板と筐体とを電気的に接続させるものである。
コンタクト部材1は、ばね性及び導電性を有する薄板部材3と、薄板部材3に接着されるシリコーン樹脂5と、を備えている。
ばね性及び導電性を有する薄板部材3の例としては、ばね弾性に優れたリン青銅、黄銅、洋白、ベリリウム銅、ニッケル合金などの銅合金、ステンレス鋼、ばね鋼などを用いることが考えられるが、銅、ニッケルなども用いることができる。
薄板部材3は、接合部11と、接触部21と、連接部31と、を有する。これらは、一枚の板金又は金属箔を、抜き、曲げなどのプレス加工を施すことにより成形されたものである。
接合部11は、一方の面が電子基板にはんだ付け(以下、はんだは漢字で半田と記載する。)により接合される接合面11aとなっている。一方の端部には切欠12が形成されており、反対側の端部には舌片状に延び出す延出部13が形成されている。
なお以下の説明において、裏側とは接合面11aの側を意味し、表側とは接合面11aの反対側を意味するものとする。また、高さとは接合面11aの法線方向の距離を表すものであって、接合面11aから表側に距離を有するほど高さがあるものとする。また、単に法線方向と記載したときは、接合面11aの法線方向を意味する。
また、以下の説明において、上下方向とは法線方向と同一の方向であって表側方向を上として説明するが、これらの方向は説明の便宜上用いるだけであって、実際の使用態様はその方向に何ら限定されることはない。
接触部21は、筐体と接触する部分であって、接合面11aと平行に、かつ、上側に間隔を空けて配置されている。
接触部21の裏側面には、シリコーン樹脂5が配置される。シリコーン樹脂5は略半球形状であって、球の断面部分が接触部21に接着しており、突出した先端は接合面11aとほぼ同じ高さとなっている。
シリコーン樹脂5は上方から見て接触部21に隠れるように配置されている。つまり、シリコーン樹脂5は接触部21の幅よりも小さい幅であり、接触部21はシリコーン樹脂5の断面を含み得る広さを有しているといえる。シリコーン樹脂5は接触部21上に成型され、それ自身の接着力によって接触部21に接着している。
連接部31は、上方から見てL字の腕状に形成される部分であって、一端が接合部11と連接しており、他端が接触部21と連接している。また、図1(A)に明りょうに表されるように、接合面11aと交差する方向(高さ方向)に長さを有している。
また連接部31は延出部13の両側から延び出すように2箇所に設けられており、これらは接触部21を中心として対称形となっている。
連接部31には、周囲よりも幅方向の寸法が小さい第1幅狭部32及び第2幅狭部33が形成されている。ここでいう幅方向とは、連接部31の長さ方向と交差する方向を意味している。つまり、本実施形態のように連接部31がL字状である場合、L字の折れ曲がる部分の前後で幅方向は異なることとなる。
第1幅狭部32は、第2幅狭部33よりも接合部11寄りに形成されている。第1幅狭部32は外側が、換言するとコンタクト部材1の外縁側が半円形の切欠状に形成されており、それにより周囲よりも幅方向の寸法が小さくなっている。
第2幅狭部33は、連接部31のL字の折れ曲がる部分に設けられている。その折れ曲がる部分の内側には円形の切欠が形成されており、それにより周囲よりも幅方向の寸法が小さくなっている。
(2)コンタクト部材の使用態様及び変形
コンタクト部材1は、接合面11aを電子基板101に半田付け(半田は図示していない)することにより接合することにより、図2(A)に示すように電子基板101に取り付けられる。接触部21は固定されておらず、電子基板101に対する距離が変化するように、電子基板101近接する位置と離れた位置との間で変位する。
接触部21に電子基板101方向への荷重のみが加わると仮定すると、図2(A)において破線で示すように、接触部21は薄板部材3の変形に伴って接合面11aの法線と直交する方向に移動する。図2(A)においては、矢印Aの長さ分、法線と直交する方向へ移動している。
図2(B)は、電子基板101を筐体103に取り付けた状態である。接触部21は筐体103に押されて電子基板101側に変位し、シリコーン樹脂5は厚さが薄くなるように弾性変形する。
このとき接触部21は、図2(A)の破線で示す状態とは異なり、矢印A分の移動を行わず、図2(A)の実線の位置から法線方向に沿って下に移動している。なぜならば、上記の仮定とは異なり、接触部21と筐体103との間の摩擦力と、シリコーン樹脂5によるタック機能(粘着性による滑り止め機能)と、が働くことで、接触部21は法線方向とは異なる方向への移動を抑制されることとなるためである。
連接部31には、周囲よりも弾性変形しやすい領域(第1幅狭部32及び第2幅狭部33)が形成されている。よって、法線方向と交差する方向に荷重が加えられたときに弾性変形する。
図2(B)に示す状態のときの薄板部材3の平面図を図3に示す。図3において、実線が変化後の形状を示す図であり、破線が変化前の形状を示す図である。接触部21が法線方向に沿って移動すると、連接部31には図3における左右方向に圧縮される方向に荷重が加わる。このとき、第1幅狭部32は、切り欠かれた側、つまり切欠の開口側が狭くなるように変形する。一方、第2幅狭部33は切欠の開口側が広くなるように変形する。
なお、コンタクト部材1に荷重が加えられたときに生じる変形の態様は、その薄板部材3の材質や厚さ、切欠の深さなどの様々な要因が絡んで定まるものである。よって、一見はコンタクト部材1と同様の形状に見えるコンタクト部材が、必ずしも同一の変形をするとは限らない。このことは、以下の実施形態においても同様である。
(3)効果
このように構成されたコンタクト部材1では、第1幅狭部32と第2幅狭部33が弾性変形しやすくなっていることによって連接部31全体としての柔軟性が向上している。
接触部21が接合面11aの法線方向に移動して電子基板101に接近すると、接合部11と接触部21との距離が近づくため連接部31に大きな応力が生じる。しかしながら連接部31が高い柔軟性を有することで、コンタクト部材1が塑性変形してしまったり、接合部11の半田付けした部分が外れたりしてしまうことを抑制でき、電子基板101と筐体103との接触状態が悪くなってしまう危険を低減できる。
またコンタクト部材1は、接触部21の裏面にシリコーン樹脂5を備えている。電子基板101を筐体103に取り付けたときにはシリコーン樹脂5が圧縮されてその弾性反力が連接部31の弾性力を補助して接触圧を高めるため、電子基板101と筐体103との接触状態を良好に保つことができる。
またコンタクト部材1は、第1幅狭部32と第2幅狭部33を形成する切欠が略円形である。そして、連接部31の主たる面に関して、第1幅狭部32と第2幅狭部33とを形成する切欠の縁部分は滑らかな円弧状となっている。
そのため、第1幅狭部32及び第2幅狭部33が変形するときに応力が一点に集中しにくく、広い範囲を変形させることができ、破損の発生を抑制できる。なお、仮に切欠の奥部が鋭角状に形成されていれば、その点に負荷が集中する結果、その部分が降伏点を超えて折れ曲がってしまい易くなってしまうが、コンタクト部材1ではそのようなリスクが小さい。
またコンタクト部材1において、第1幅狭部32及び第2幅狭部33は、それぞれ最も寸法の小さい幅方向が異なる。換言すると、第1幅狭部32における、板の一方の側面から他方の側面までの寸法が最も小さくなる2点を結ぶ直線の方向(図3においては、前後方向)は、第2幅狭部33における、板の一方の側面から他方の側面までの寸法が最も小さくなる2点を結ぶ直線の方向(図3においては、左右方向)と異なる。
薄板部材3に荷重が加えられたときには、最も幅方向の寸法が小さくなる部分を中心に変形しやすい。即ち、第1幅狭部32と第2幅狭部33とにおける弾性変形しやすい方向が異なるため、連接部31全体として複雑な弾性変形が可能となり、より高度に破損等の発生を抑制できる。
またコンタクト部材1は、連接部31の長さ方向と交差する両側の端部に切欠が形成されているため、それによっても連接部31が複雑な弾性変形が可能となる。
またコンタクト部材1においては、2つの連接部31が接触部21を中心として対称形であるため、接触部21が変位するときに2つの連接部31が同じように形状を変化させることとなり、接触部21が歪むことが抑制され接触部21を良好に筐体103に接触させることができる。
(4)対応関係
コンタクト部材1において、シリコーン樹脂5が本発明におけるエラストマー部の一例である。また、電子基板101が第1の部材の一例であり、筐体103が第2の部材の一例である。
[第2実施形態]
(1)全体構成
第2実施形態のコンタクト部材1aを図4(A)〜(C)に示す。なおコンタクト部材1aにおいて、連接部51の構成以外は第1実施形態のコンタクト部材1と共通する構成であるため、その点のみを説明し、共通する構成については同一の符号を付して詳細な説明を割愛する。
連接部51には、第1幅狭部52、第2幅狭部53、及び第3幅狭部54が形成されている。
第1幅狭部52及び第2幅狭部53は、連接部51の長さ方向に並べて設けられており、2つの連接部51の対向する側、即ち内側に形成されたスリット状の切欠によって幅方向の寸法が周囲より小さくなっている。スリットの奥部は円弧状に形成されている。
第3幅狭部54は、連接部51のL字の折れ曲がる部分に設けられている。折れ曲がる部分の内側には円形の切欠が形成されており、それにより幅方向の寸法が小さくなっている。
(2)効果
本実施形態のコンタクト部材1aも、コンタクト部材1と同様に使用することができ、コンタクト部材1と同様の効果を奏する。
連接部51の形状の変化を具体的に説明する。接触部21が法線方向に沿って下に移動すると、図5に示すように、第1幅狭部52及び第2幅狭部53は、切欠の開口側が広くなるように変形する一方、第3幅狭部54は切欠の開口側が狭くなるように変形する。
[第3実施形態]
(1)全体構成
第3実施形態のコンタクト部材1bを図6(A)〜(C)に示す。なおコンタクト部材1bにおいて、連接部71の構成以外は第1実施形態のコンタクト部材1と共通する構成であるため、その点のみを説明し、共通する構成については同一の符号を付して詳細な説明を割愛する。
連接部71には、第1幅狭部72、第2幅狭部73、及び第3幅狭部74が形成されている。
第1幅狭部72及び第2幅狭部73は、連接部71の長さ方向に並べて設けられており、外側に形成されたスリット状の切欠によって幅方向の寸法が周囲より小さくなっている。スリットの奥部は円弧状に形成されている。
第3幅狭部74は、連接部71のL字の折れ曲がる部分に設けられている。折れ曲がる部分の内側には円形の切欠が形成されており、それにより幅方向の寸法が小さくなっている。
(2)効果
本実施形態のコンタクト部材1bも、コンタクト部材1と同様に使用することができ、コンタクト部材1と同様の効果を奏する。
連接部71の形状の変化を具体的に説明する。接触部21が法線方向に沿って下に移動すると、図7に示すように、第1幅狭部72及び第2幅狭部73は、切欠の開口側が狭くなるように変形し、第3幅狭部54も切欠の開口側が狭くなるように変形する。
[第4実施形態]
(1)全体構成
第4実施形態のコンタクト部材1cを図8(A)〜(C)に示す。なおコンタクト部材1cにおいて、連接部91の構成以外は第1実施形態のコンタクト部材1と共通する構成であるため、その点のみを説明し、共通する構成については同一の符号を付して詳細な説明を割愛する。
連接部91には、第1幅狭部92、第2幅狭部93、及び第3幅狭部94が形成されている。
第1幅狭部92及び第2幅狭部93は、連接部91の長さ方向に並べて設けられている。第1幅狭部92は内側に形成されたスリット状の切欠によって幅方向の寸法が周囲より小さくなっている。また、第2幅狭部93は外側に形成されたスリット状の切欠によって幅方向の寸法が周囲より小さくなっている。スリットの奥部は円弧状に形成されている。
第3幅狭部94は、連接部71のL字の折れ曲がる部分に設けられている。折れ曲がる部分の内側にはスリット状の切欠が形成されており、それにより幅方向の寸法が小さくなっている。
(2)効果
本実施形態のコンタクト部材1cも、コンタクト部材1と同様に使用することができ、コンタクト部材1と同様の効果を奏する。
連接部91の形状の変化を具体的に説明する。接触部21が法線方向に沿って下に移動すると、図9に示すように、第1幅狭部92、第2幅狭部93、及び第3幅狭部94はいずれも、切欠の開口側が狭くなるように変形する。
また、本実施形態の連接部91は、第1幅狭部92及び第2幅狭部93が直線状の部分の反対側に形成されているため、それぞれの幅狭部で変形する方向が逆になる結果、第3幅狭部94の変形量を小さくできる。即ち、連接部91に第1幅狭部92及び第2幅狭部93を上述したように構成することによって一部の幅狭部が大きく変形しなければならない状態を回避できる。
[その他の実施形態]
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。なお以下では第1実施形態のコンタクト部材1の各部の符号を用いて説明を行うが、他の実施形態においても採用できる。
(a)コンタクト部材1における接合部11、接触部21、及び連接部31の形状は上記各実施形態に記載したものに限定されず、様々な形状とすることができる。例えば、上記実施形態においては連接部31と接合部11のなす角度は正面から見て鈍角である構成を例示したが、その角度は鋭角であってもよい。具体的には接触部21が接合部11の上方に位置するように連接部31を折り返した形状とすることができる。
なお、本発明における接合部とは接合面を有している部分を意味しており、本発明における接触部とは、主として第2の部材(筐体103)と接触する機能を有している部分を意味している。また本発明における連接部とは、接合部と接触部とを連接することを主な機能とする部分を意味している。
つまり、本発明のコンタクト部材は、少なくとも各部それぞれの機能を果たす部分を有していればよい。そのため、例えば連接部の一部が第2の部材と接触していても、別途設けられている接触部と接合部とを連接する機能を有していれば、本発明における連接部としての要件を満たすものといえる。
(b)上記実施形態においては、シリコーン樹脂5を用いて接触圧を増加させる構成を例示したが、シリコーン樹脂以外の材料を用いてもよく、弾性力を有する様々なエラストマーを用いることができる。また、フィラーを混入するなどして導電性を付与したエラストマーを用いてもよい。
また、上記実施形態においてはシリコーン樹脂5が接触部21と電子基板101とに挟まれて弾性変形する構成を例示したが、電子基板101でなく接合部11と接触部21との間に挟まれて弾性変形するように構成されていてもよい。
(c)上記実施形態においては、連接部31が2つ備えられているコンタクト部材1を例示したが、連接部31が1つ備えられている構成であってもよい。
(d)接合部11における接合面11aを構成する領域には、図10に示すように、貫通孔11bが設けられていてもよい。この貫通孔11bには、接合部11と電子基板101とを接合する半田が流れ込むことができる。
電子基板101にクリーム半田を塗り、その上にコンタクト部材1を配置してリフロー炉にて半田を融かして半田付けを行う場合、コンタクト部材1を配置する工程と、リフロー炉にて半田を融かす工程と、にて半田の流れ込みが実現可能である。
コンタクト部材1を配置する工程では、自動実装機のノズルでコンタクト部材1を吸着したまま、そのノズルでクリーム半田が印刷された部分にコンタクト部材1を押し込むことで、貫通孔11bから過剰分の半田が逃げられる。
またリフロー炉で半田を融かす工程では、上記ノズルによる押圧を行ったか否かに関らず、融けた半田が貫通孔11bから流れ込む。
貫通孔11bから半田が流れ込むことで、電子基板101と接合部11との接合がより強固になる。半田が接合部11の表側に到達していれば、接合が更に強固になる。また貫通孔11bから半田が上に抜けるため、接合面11aと電子基板101との間に存在する半田によって接合部11が傾いてしまうことが抑制される。
特にコンタクト部材1が微小サイズである場合、傾きの影響が大きくなってしまうので、貫通孔11bの効果が大きくなる。
(e)コンタクト部材1は、図11(A)に示すように、長手方向に多数の収容凹部111が形成されたエンボスキャリアテープ113に収容して自動実装機に供給することができる。このとき、シリコーン樹脂5が収容凹部111の底に接触するようにコンタクト部材1を包装することができる。
このようにコンタクト部材1が包装されると、シリコーン樹脂5が収容凹部111の底に接触することによりコンタクト部材1の収容凹部111内での位置ずれが抑制され、自動実装機による実装不良を低減できる。
図11(B)は、位置ずれの一例として、コンタクト部材1の一部が収容凹部111の上に乗り上げた状態を示している。このようにコンタクト部材1の位置がずれると、自動実装機にてエンボスキャリアテープ113からコンタクト部材1を適切に取り出すことができず、実装不良を発生させてしまう。しかしながら、上記コンタクト部材1ではこのような位置ずれの発生を抑制できる。
なお、接触部21の裏面に配されるシリコーン樹脂又はその他のエラストマーが粘着性を有している場合には、より高度に位置ずれ抑制が実現できる。粘着性は、例えばカバーテープ115を外して収容凹部111の開口を下向きにしたときに、ちょうどコンタクト部材1が脱落する程度であればよい。
(f)上記実施形態においては、コンタクト部材1を電子基板101に接合し、筐体103に接触部21が接触する構成を例示したが、取り付ける対象及び接触する対象はこれらに限定されない。例えばコンタクト部材1が筐体103に接合されていてもよいし、接触部21は他の電子基板に接触するものであってもよい。コンタクト部材1は2つの部材を電気的に接続する様々な場面で用いることができる。
1…コンタクト部材、3…薄板部材、5…シリコーン樹脂、11…接合部、11a…接合面、11b…貫通孔、12…切欠、13…延出部、21…接触部、31…連接部、32…第1幅狭部、33…第2幅狭部、51…連接部、52…第1幅狭部、53…第2幅狭部、54…第3幅狭部、71…連接部、72…第1幅狭部、73…第2幅狭部、74…第3幅狭部、91…連接部、92…第1幅狭部、93…第2幅狭部、94…第3幅狭部、101…電子基板、103…筐体、111…収容凹部、113…エンボスキャリアテープ。

Claims (5)

  1. ばね性及び導電性を有する薄板部材を含み、第1の部材と第2の部材との間に配置されて、前記薄板部材を介して前記第1の部材と前記第2の部材とを電気的に接続するコンタクト部材であって、
    前記薄板部材は、
    前記第1の部材に接合される接合面を有する接合部と、
    前記第2の部材と接触する接触部と、
    前記接合面と交差する方向に長さを有し、一端が前記接合部と連接しており、他端が前記接触部と連接する連接部と、を備え、
    前記連接部には、周囲よりも幅方向の寸法が小さい幅狭部が形成されている
    ことを特徴とするコンタクト部材。
  2. 前記接触部における前記第2の部材と接触する領域の裏側に配置されるエラストマー部を備え、
    前記エラストマー部は、前記接触部が前記第1の部材側へ近づく方向へ変位したときに、前記接触部と、前記接合部又は前記第1の部材と、の間に挟まれて弾性変形する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンタクト部材。
  3. 前記連接部には、少なくとも2つの幅狭部が形成されており、該幅狭部のうちの1つの前記幅狭部における幅方向と、他の前記幅狭部における幅方向と、は異なる方向である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンタクト部材。
  4. 前記連接部は2箇所に設けられており、該2箇所の連接部は前記接触部を中心として対称形である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンタクト部材。
  5. 前記接合部は、前記接合面を有する領域に貫通孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコンタクト部材。
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