JP2011086050A - 情報処理端末及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】大きな画像の全体の閲覧と、細部の閲覧とを効率よく、かつ快適に行なうことができる情報処理端末を提供する。
【解決手段】 情報処理端末は、第1及び第2の表示領域56及び58を有する表示装置と、ページの画像を記憶する記憶部とを含む。ページ画像は、所定のレイアウトで配置された1又は複数の記事102を含む。情報処理端末はさらに、ページ画像を第1の表示領域56に表示する第1の表示部と、記事の任意の1つを利用者に選択させる操作部と、記事の1つが利用者により選択されたことに応答して、当該部分領域を拡大した画像を、第2の表示領域58に表示する第2の表示部とを含む。
【選択図】 図4
【解決手段】 情報処理端末は、第1及び第2の表示領域56及び58を有する表示装置と、ページの画像を記憶する記憶部とを含む。ページ画像は、所定のレイアウトで配置された1又は複数の記事102を含む。情報処理端末はさらに、ページ画像を第1の表示領域56に表示する第1の表示部と、記事の任意の1つを利用者に選択させる操作部と、記事の1つが利用者により選択されたことに応答して、当該部分領域を拡大した画像を、第2の表示領域58に表示する第2の表示部とを含む。
【選択図】 図4
Description
本発明は、電子新聞のような電子出版物を閲覧する機能を持つ情報処理端末に関し、特に、電子出版物のページ画像の全体のサイズと比較してきわめて小さなサイズの表示装置しか持たないにもかかわらず、快適に電子出版物を閲覧できる情報処理端末に関する。
PDA(Personal Digital Assistants)、及び携帯電話に代表される、表示装置を備えた携帯型の情報処理端末は広く普及し、大部分の人がそうした端末を一台は保有する程度までになっている。表示装置の機能も大きく向上し、高解像度で小さな画面に大容量の画像を表示することができる。そのような技術の発展により、電子書籍又は電子新聞等の電子出版物を携帯型の情報処理端末で閲覧することが一般的になりつつある。
電子書籍及び電子新聞などでは、記事及び写真、さらに記事の内容を端的かつ的確に表す「見出し」が、その注目度に応じて効果的にレイアウトされている。このレイアウト画面が電子書籍及び電子新聞における一番の特徴である。レイアウト画面によって、読者は、記事の重要度を簡単に理解できる。
このような機能が普及するとともに、表示装置が小さい携帯型の情報処理端末では、表示される多くの記事及び写真から所望する情報をいかに簡単に閲覧できるようにするかが問題となってきている。
特許文献1には、電子新聞に含まれる見出し情報を集めて一覧表示し、見出し一覧から利用者が任意の記事を選択し、その見出しに対応した記事を表示する技術が開示されている。特許文献1の技術によって、利用者は見出しから記事の内容を即座に知ることができ、所望する記事を簡単に選択することができる。
特許文献2には、電子新聞の画像データを縮小して表示装置に表示し、画像データを記事毎に枠で区切って表示する技術が開示されている。特許文献3には、電子新聞の画像データを縮小して表示し、画像データに含まれる大きい見出しのみを表示する技術が開示されている。特許文献2及び特許文献3のいずれの場合も、レイアウト表示された表示画面から所望する記事を選択し、選択部分を拡大表示させることができる。
上記したように電子書籍及び電子新聞の最大の特徴は記事のレイアウトである。見栄え及び読みやすさを考慮した記事のレイアウトは、読者の獲得を左右する重要な要素となり得る。そのため、記事のレイアウトを保持して情報を表示することが、電子書籍及び電子新聞を発行する会社から求められている。一方で、携帯型の情報処理端末の場合には、画面が小さく、紙面全体を確認できるように表示するのは困難である。したがって、所望の記事を簡単に探してその内容を確認できるように表示することは難しい。そのため、記事のレイアウトを保持しながら、利用者が所望する情報を簡単に、かつ確実に閲覧できるような装置が必要とされている。
特許文献1の技術は、電子新聞データから見出し情報を抽出し、一覧表示する。そのため記事のレイアウト情報が失われてしまうという問題がある。また、ある記事を閲覧した後に別の記事を閲覧しようとしたときには、再度見出し情報の一覧画面に戻らなければならず、操作に手間がかかるという問題がある。
特許文献2の技術は、縮小された紙面の全体表示から記事を選択し、拡大表示する。そのため、拡大された記事を閲覧している間、その記事が紙面全体でどのような位置にあるかについては確認することができず、他の記事を探すための操作も煩雑である。
特許文献3の技術では、予め設定された見出しのみが画像データ作成時に拡大表示される。拡大表示設定がされなかった見出しは、小さい表示のまま全体紙面に表示されることとなる。記事の重要性は利用者により異なるため、大事な記事が利用者により見過ごされる危険性がある。
したがって、電子出版物のような大きな領域の画像について、その部分領域とその位置とを容易に確認しながら、快適に画像を閲覧できる装置が望まれている。
上記の問題点に鑑みて、本発明の目的は、大きな画像の全体の閲覧と、細部の閲覧とを効率よく、かつ快適に行なうことができる情報処理端末及びそのためのコンピュータプログラムを提供することである。
本発明の第1の局面に係る情報処理端末は、第1及び第2の表示領域を有する表示装置と、表示装置に表示されるべき画像データを記憶するための画像データ記憶手段とを含む情報処理端末である。画像データは、所定のレイアウトで配置された1又は複数の部分領域を含む。情報処理端末はさらに、画像データ記憶手段に記憶された画像データの、1又は複数の部分領域よりも大きな領域の画像を第1の表示領域に表示するための第1の表示手段と、1又は複数の部分領域の任意の1つを利用者に選択させるための領域選択手段と、領域選択手段により1又は複数の部分領域の1つが利用者により選択されたことに応答して、当該部分領域を拡大した画像を、第2の表示領域に表示するための第2の表示手段とを含む。
第1の表示手段は、画像データ記憶手段に記憶された画像データの、1又は複数の部分領域よりも大きな領域の画像を第1の表示領域に表示する。利用者が領域選択手段により、第1の表示領域に表示された画像内の部分領域のいずれかを選択すると、第2の表示手段が、その部分領域を拡大した画像を第2の表示領域に表示する。
好ましくは、情報処理端末は、領域選択手段により部分領域の1つが利用者により選択されたことに応答して、第1の表示手段により表示される領域の画像中で、領域選択手段により選択された部分領域を強調表示するための強調手段をさらに含む。
部分領域選択手段により選択された部分領域が強調手段により強調して表示されるので、利用者は、現在、第2の表示領域に表示されている部分領域が第1の表示手段に表示されている画像のどの部分かを容易に確認できる。
さらに好ましくは、表示装置は、第1の表示領域を持つ第1の表示部と、第2の表示領域を持つ、第1の表示部と独立に制御される第2の表示部とを含む。
表示装置は、単一の表示面を有する表示部と、単一の表示面を第1の表示領域及び第2の表示領域として仮想的に分割し、それぞれ第1の表示手段及び第2の表示手段からの画像を表示するように表示部を制御するための手段とを含んでもよい。
好ましくは、1又は複数の部分領域の各々は、第1のサイズの文字が配置された第1の部分と、第1のサイズより大きな第2のサイズの文字が配置された第2の部分とを含み、第1の表示手段は、各部分領域の第2の部分の文字の、第1の表示領域上に表示されたときの大きさが、所定のしきい値以上となるように、当該第2の部分を拡大して表示する。
第1の表示領域に表示された画像のうち、第1のサイズの文字についてはその内容を確認できないが、第2のサイズの文字については確認できる。第1の表示領域に表示された画像のうち、どの部分にどのような情報があるかについて利用者はこの第2の部分の画像から判断することができ、どの部分領域を次に選択することが容易になる。
より好ましくは、第2の表示手段に表示される画像は、領域選択手段により選択された部分領域のさらに一部である。
さらに好ましくは、第2の表示手段は、一部の画像のサイズを、第2の表示領域のサイズと一致するように調整し、表示する。
第1の表示手段により表示される領域は、画像データにより定義される画像の全体であってもよい。
本発明の第2の局面に係るコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されると、当該コンピュータを、第1及び第2の表示領域を有する表示装置と、表示装置に表示されるべき画像データを記憶するための画像データ記憶手段として機能させる。画像データは、所定のレイアウトで配置された1又は複数の部分領域を含む。このコンピュータプログラムはさらに、上記コンピュータを、画像データ記憶手段に記憶された画像データの、1又は複数の部分領域よりも大きな領域の画像を第1の表示領域に表示するための第1の表示手段と、1又は複数の部分領域の任意の1つを利用者に選択させるための領域選択手段と、領域選択手段により1又は複数の部分領域の1つが利用者により選択されたことに応答して、当該部分領域を拡大した画像を、第2の表示領域に表示するための第2の表示手段として機能させる。
以上のように本発明によれば、第1の領域には、大きな領域の画像が表示される。その画像の中で選択された部分領域が拡大されて第2の表示領域に表示される。拡大された部分領域の画像の内容を確認することと、拡大された部分領域がより大きな領域の中のどの部分であるかについての確認とを同時に行なうことができる。その結果、大きな画像の全体の閲覧と、細部の閲覧とを効率よく、かつ快適に行なうことができる情報処理端末を提供できる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について説明する。以下の説明及び図面においては、同一部品には同じ参照符号および名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
―構成―
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る情報配信システム30は、LAN(Local Area Network)42に接続された携帯型の情報処理端末40と、インターネット44及びゲートウェイ(図示せず)を介してLAN42に接続される配信サーバ46とを含む。
―構成―
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る情報配信システム30は、LAN(Local Area Network)42に接続された携帯型の情報処理端末40と、インターネット44及びゲートウェイ(図示せず)を介してLAN42に接続される配信サーバ46とを含む。
携帯型の情報処理端末40は、LAN42及びインターネット44を介して、配信サーバ46から電子新聞データを受信する。
図2を参照して、第1の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末40は、所定のプログラムを実行することにより携帯型の情報処理端末40の全体の制御を行なうためのCPU(Central Processing Unit)50と、CPU50に接続されたバス70と、いずれもバス70に接続され、CPU50で実行されるプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)52と、CPU50の一時記憶メモリとして動作するRAM(Random Access Memory)54と、プログラムによる処理結果を表示するための、互いに独立に表示制御可能な第1の表示部56及び第2の表示部58と、スピーカ64と、利用者からの入力操作を受けるための操作部60と、外部の記録媒体から情報を読取るための外部媒体読取部68と、LANへの接続を提供するためのLANインターフェイス66と、LANインターフェイス66を経由して受信したデータ、外部媒体読取部68を介して読取ったデータ、及び各種設定情報を記憶するための記憶部62とを含む。
記憶部62には、第1の表示部56及び第2の表示部58に表示する表示画像の設定情報が記憶されている。表示画像の設定情報は、利用者によって予め設定される。
電子新聞データは、あらかじめ配信サーバ46から受信され記憶部62に記憶される。ただし本発明はそのような実施の形態には限定されず、電子新聞を閲覧する際に、配信サーバ46から電子新聞データを動的に受信して記憶するようにしても良い。
図3を参照して、携帯型の情報処理端末40は、折りたたみ可能な2つの筐体を持つ。第1の表示部56は上部筐体に配置され、第2の表示部58は下部筐体の中央部に配置されている。下部筐体の、第2の表示部58と重ならない位置にはスピーカ64が配置される。携帯型の情報処理端末40の下部筐体の上面にはさらに、第1の表示部56に表示される画面中での記事の選択操作を行なうための操作ボタン82と、第2の表示部58に表示される画面中の画像を移動させるための操作ボタン86と、表示機能の切替操作を行なうための操作ボタン84とを含む。これら操作ボタン82,84,86は、図2に示す操作部60を構成する。
図4は、第1の表示部56及び第2の表示部58にそれぞれ表示される、全体表示画面100及び詳細表示画面120を表す図である。図4を参照して、全体表示画面100には、紙面の全体が表示される。この紙面はいくつかの領域に予め分割されており、個別に利用者による選択が可能である。ある領域(たとえば領域102)が選択されると、詳細表示画面120に、選択された領域102の一部である本文領域が拡大されて表示される。場合によっては一部の見出しも本文とともに表示される。
本実施の形態では、全体表示画面100上において選択された領域の周囲には図4の領域102の周囲のように点線の枠線が表示される。この枠線を「選択枠」と呼ぶ。領域102中で、詳細表示画面120に表示された領域の周囲には、図4の領域104の周囲のように太い実線の枠線が表示される。この枠線を「表示枠」と呼ぶ。枠線が表示される領域、すなわち個別に選択可能な領域と、その中で拡大して表示される領域とは、電子新聞データ内に予め定義されている。なお、本実施の形態では、枠線を表示するか否かは、利用者によって設定できる。
詳細表示画面120に表示される詳細表示画像の作成方法には2通りがある。一方は、電子新聞の全体表示画像のうち、指定された記事の座標データに基づいてその記事部分の画像を拡大表示する方法である。他方は、電子新聞データに含まれる詳細表示用のデータを用いる方法である。本実施の形態では、この2つの方法のいずれを用いるかを利用者が設定できる。全体表示画像及び詳細表示画像の生成及び表示を実現する構成の詳細については後述する。
本実施の形態における電子新聞のためのデータの構成について説明する。電子新聞は1以上のページで構成される。各ページの構成はコンテンツデータと呼ばれるデータにより定義される。
図5を参照して、電子新聞のコンテンツデータ200は、電子新聞のコンテンツ情報を管理するための情報であるコンテンツ管理データ210と、各々が1ページ毎の内容を管理するための情報である、1又は複数のページデータ情報220、230、…、240とを含む。
コンテンツ管理データ210は、電子新聞データの識別子、ページデータ情報の個数、及び、コンテンツデータ200の先頭からの各ページデータ情報の格納位置などに関する情報を含む。
ページデータ情報220、230、…、240等はいずれも同じ構成を有している。たとえばページデータ情報220は、そのページの全体の画像データである全体画像情報222と、このページに含まれる記事に関する情報である記事情報224と、このページ内の記事本文のテキストデータである記事本文情報226と、当該ページに関連した音声情報228とを含む。音声情報228はページによっては存在しない場合もあり得る。
図5に示す全体画像情報222は、本実施の形態では、BMP(Bitmap)及びJPEG(Joint Photographic Experts Group)のような一般的な画像ファイルフォーマットで記憶される。もちろん、この電子新聞データに特化したフォーマットを用いてもよい。全体画像のサイズが第1の表示部56のサイズと同じである必要はない。両者のサイズが異なる場合、全体画像は第1の表示部56の大きさに合うように拡大又は縮小して表示される。
図6を参照して、記事情報224は、ページデータ情報で表される1ページ中の記事に関するデータの管理を行なための記事管理データ310と、各々、このページ中に含まれる記事とその見出しなどに関する情報である記事情報管理データ320、350、…、380とを含む。記事管理データ310は、この記事情報224の中に存在する記事情報管理データ320,350、…、380の個数、及びそれらの記事情報224の先頭からの相対位置を含む。
記事情報管理データ320、350、…、380は、いずれも同じ構成を持つ。たとえば1番目の記事情報管理データ320は、このページ上における1番目の記事の領域の座標、及びこの記事に含まれる見出しの数を含む記事データ322と、この記事に含まれる1又は複数の見出しを管理するための1または複数の見出し管理データ330、…、340とを含む。見出し管理データ330、…、340はいずれも同じ構成を持つ。
図7を参照して、たとえば1番目の見出し管理データ330は、紙面の画像上でこの見出しが配置される位置の座標を示す見出し位置332と、この見出しのサイズである見出しサイズ334と、この見出しのテキストデータである見出し文字336とを含む。
図8を参照して、記事本文情報226は、図5のページデータ情報220により定義されるページ中に存在する記事が記事本文情報226中のどこに記憶されているかを示す記事本文管理データ410と、このページ中に含まれる1又は複数の記事の詳細に関する記事本文表示情報420,422、…、424とを含む。記事本文表示情報420,422、…、424はいずれも同じ構成を持つ。
図9を参照して、たとえば記事本文表示情報420は、このページ上の記事の領域の座標を示す位置情報432と、この記事の大きさを示すサイズ情報434と、この記事の本文を画像でなく文字で表示するときに使用するテキストデータである文字情報436と、この記事の表示が指示されたときに表示される拡大画像438とを含む。全ての本文情報は、位置情報432及びサイズ情報434を含む。文字情報436及び拡大画像438は、本文情報430に含まれない時がある。これらを記事本文表示情報に入れるか否かはコンテンツ作成者が決める。
図10は、携帯型の情報処理端末40において、利用者により紙面データの表示指示を受けた時に実行される、コンテンツデータの表示動作を実現するためのプログラムの制御構造を表すフローチャートである。図10を参照して、このプログラムは、指定されたコンテンツデータ200を記憶部62から読出すステップ500と、ステップ500に続いて実行され、読み出されたコンテンツデータ200に基づいてページの全体表示画像を生成し、第1の表示部56に表示するステップ502と、ステップ502に続いて実行され、詳細画像を生成し、第2の表示部58に表示するステップ504とを含む。ここでどの記事の詳細画像を表示するかは利用者による設定、又はコンテンツ作成者による設定に依存する。本実施の形態では、このステップでは必ず1番目の記事の詳細を表示するものとする。
このプログラムはさらに、ステップ504に続いて実行され、利用者から操作部60の操作を受けるまで待機するステップ506と、何らかの操作があったときに、その操作が操作ボタン82による選択記事の変更指示か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ508と、ステップ508でNOと判定されたときに実行され、表示動作の終了が指示されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ514と、ステップ514でNOと判定されたときに実行され、利用者からの入力操作に応じた処理を行なって制御をステップ506に戻すステップ516とを含む。ステップ514でYESと判定されるとこのプログラムの実行は終了される。
このプログラムはさらに、ステップ508でYESと判定されたときに、利用者からの変更指示に従い選択記事の変更処理を行なうステップ510と、ステップ510に続き、ステップ510で選択記事が変更されたことに伴い、第2の表示部58に表示する記事詳細画像を更新した後、制御をステップ506に戻すステップ512とを含む。
ステップ516で行なわれる処理の代表的なものは、各種設定項目の設定値の変更である。設定可能な項目として、例えば、枠線の表示の有無、詳細画像の表示における表示様態の設定などがある。これらの設定項目の値は記憶部62に記憶される。
図11は、図10のステップ502で実行される、全体ページ画像の表示処理を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図11を参照して、このプログラムは、コンテンツデータを解析し、全体画像情報222に記憶されたページ画像のサイズ情報を取得するステップ540と、ステップ540に続き、第1の表示部56の表示領域のサイズとページ画像のサイズとを比較し、全体ページ画像を拡大又は縮小することが必要か否かを判定するステップ542と、ページ画像の拡大又は縮小が必要なときに判定結果にしたがい、表示領域のサイズと合致するようにページ画像を拡大又は縮小するステップ544と、記憶部62を参照し、選択された記事に枠線を表示するよう設定されているか否かを判定するステップ546と、枠線を表示する設定されているときに実行され、選択された記事の記事データを取得するステップ548と、ステップ548に続き、この記事の枠線の描画位置を図9に示す本文情報により決定するステップ550とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ546で枠線を表示するように設定されていないと判定されたとき、又はステップ550に続いて実行され、第1の表示部56に表示すべきページ画像を生成するステップ552と、ステップ552で生成されたページ画像を第1の表示部56に表示し、この処理から抜けるステップ554とを含む。ステップ552では、ステップ550において枠線の表示設定があった場合、ステップ550で決定された位置に枠線が描かれたページ画像を生成する。
図12は、図10のステップ504で実行される、記事の詳細画像の表示処理を実現するためのプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す。図12を参照して、このプログラムは、コンテンツデータを解析し、選択された記事に関する情報を取得するステップ580と、ステップ580に続いて実行され、第2の表示部58の全体にこの記事を表示するための拡大・縮小率を算出するステップ582とを含む。この後、この記事に含まれる見出し及び記事を全て抽出し、記事本文とともにこの拡大・縮小率で描画する処理が実行される。
すなわち、このプログラムはさらに、ステップ582に続き、選択された記事に含まれる見出しを全て抽出したか否かを判定して判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ584と、ステップ584でNOと判定された場合に実行され、記事中に含まれる見出しでまだ抽出されていないものを選択し、選択された見出しのサイズ情報を記事情報224から取得するステップ586と、ステップ586に続き、ステップ582で算出されたこの記事の拡大縮小率と、当該見出しのサイズ情報とから、「サイズ情報*拡大縮小率」の値を算出し、この値が予め定められたしきい値より大きいか否かを判定して判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ588と、ステップ588でNO(算出値はしきい値より小さい)と判定された場合に、見出しの拡大表示処理を行ない、制御をステップ584に進めるステップ590とを含む。ステップ588においてYESと判定された場合、制御はステップ584に進む。
このプログラムはさらに、ステップ584でYESと判定された場合に実行され、記事本文をステップ582で算出された拡大・縮小率で表示する拡大表示処理を行なうステップ592を含む。ステップ592実行後、制御は図10のステップ506に進む。
ステップ588において、「サイズ情報*拡大縮小率」の値がしきい値より小さい(NO)と判定された場合、その大きさでは、利用者にはその見出しを読取ることができないと考えられる。したがって、ステップ590で見出しを拡大する。「サイズ情報*拡大縮小率」の値がしきい値以上であれば利用者にはその見出しを読取ることができると考えられるので、そのままの大きさで表示する。
図13は、図12のステップ590で実行される、見出しの拡大表示処理を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図13を参照して、このプログラムは、コンテンツデータ200を解析し、選択された見出しに関する見出し管理データを取得するステップ620と、ステップ620に続いて実行され、記憶部62に記憶された設定を参照し、文字情報を用いるべきか否かを判定して判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ622と、ステップ622でYESと判定された場合に、選択された見出しの文字336(図7)を取得するステップ632と、ステップ632に続き、選択された見出しのサイズ334(図7)を取得し、取得されたサイズ情報と、ステップ632で取得された文字情報とを用いて、見出し画像データを生成するステップ634と、ステップ634で生成された見出し画像データを、第2の表示部58に表示する描画データ上に配置して、描画データを更新した後、このルーチンを抜けるステップ636とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ622においてNOと判定された場合に、選択された見出しの見出し位置332(図7)及び見出しサイズ334(図7)を取得するステップ624と、ステップ624に続き、第2の表示部58の表示領域のサイズを取得するステップ626と、ステップ626に続き、ステップ624で取得した見出し位置332及び見出しサイズ334に基づいて紙面の全体画像からこの見出しの画像を取得するステップ628と、ステップ628で取得された見出しの画像を拡大又は縮小して第2の表示部58のサイズに合わせた見出し画像データを生成し、制御をステップ636に進めるステップ630とを含む。
図14は、図12のステップ592で実行される、記事本文の拡大表示処理を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図14を参照して、このプログラムは、コンテンツデータ200を解析し、選択された記事に関する情報を取得するステップ650と、ステップ650に続き、記憶部62に記憶されている表示に関する設定を参照し、記事本文の詳細画像を画像データを用いて表示すべきか否かを判定して判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ652と、ステップ652でNOと判定された場合(すなわち、詳細画像をテキストデータを用いて表示する場合)に実行され、選択された記事本文表示情報420(図8及び図9)に文字情報436(図9)が含まれているか否かを判定して判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ654と、ステップ654でYES(記事本文情報に文字情報がある)と判定された場合に実行され、選択された記事の本文情報から文字情報436(図9)を取得するステップ656と、ステップ656に続き、取得された文字情報436又は取得した画像データを用いて、選択された記事に関する詳細画像としての記事描画データを作成するステップ658と、ステップ658に続いて実行され、記事描画データと見出しの描画データとを用いて、第2の表示部58に表示するための描画データを生成するステップ660と、生成された描画データを第2の表示部58に表示してこのルーチンを抜けるステップ678とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ652でYESと判定された(詳細画像は画像データを用いて表示する)場合、又はステップ654でNOと判定された場合に実行され、取得した記事に関する情報において、選択された記事の本文情報に拡大画像が含まれているかを判定して判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ662と、ステップ662でYES(拡大画像が存在する)と判定された場合に実行され、当該記事の拡大画像を取得するステップ664と、ステップ662でNO(拡大画像が存在しない)と判定された場合に実行され、取得した記事に関する情報から当該記事本文の位置を表す位置情報と、記事本文のサイズを表すサイズ情報とを取得するステップ666と、ステップ666に続いて実行され、第2の表示部58の画面サイズ情報を取得するステップ668と、ステップ668に続いて実行され、ステップ666で取得した記事本文の位置情報及びサイズ情報を参照して、紙面の全体画像から当該記事の画像を取得するステップ670とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ664又はステップ670に続いて実行され、ステップ664又はステップ670で取得された画像を第2の表示部58に表示する際に、画像の拡大・縮小が必要か否かを判定して必要であれば画像を拡大又は縮小させるステップ672及び674と、この画像から第2の表示部58に表示する描画データを生成して制御をステップ678に進めるステップ676とを含む。
図15は、図10のステップ510で実行される、記事変更処理を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このプログラムは、利用者による操作ボタン82の操作に応答して実行される。図15を参照して、このプログラムは、操作ボタン82のから入力されたコードから、選択枠(図4における領域102の選択枠を参照)の移動方向に関する情報を判定するステップ700と、ステップ700に続き、全体表示画面100において、選択枠の移動方向に記事が存在するか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ702と、ステップ702でYESと判定された場合に、選択枠の移動方向に配置されている記事に関する情報をコンテンツデータ200から取得するステップ704と、ステップ704に続き、枠線を表示するように設定されている否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ706とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ706でYESと判定された場合に、移動先に配置されている記事の記事データを取得するステップ708と、ステップ708に続き、取得された記事データから枠線の描画位置を決定するステップ710と、ステップ710に続いて、又はステップ706でNOと判定されたときに実行され、第1の表示部56の表示領域に表示するページ画像データを生成するステップ712と、ステップ712に続き実行され、ステップ712で生成されたページ画像を第1の表示部56に表示してこの処理を抜けるステップ714とを含む。
ステップ710において、枠線の描画位置は、コンテンツデータ200の記事情報224に含まれるその記事の記事データ322等を参照して決定される。ステップ712では、ステップ710において決定された位置に枠線が重畳されてページ画像が生成される。枠線の表示が指定されていないときには、ステップ712では枠線の画像は生成されない。
図15を参照して、図10に示すステップ512の記事詳細画像の更新処理は、以下のような制御構造を有する。まず、ステップ510の記事移動処理によって選択された記事に対して、ステップ504と同様の処理(図12〜図14に示したプログラムと同じプログラム)が実行される。ステップ512が実行されると、第2の表示部58には、ステップ510によって選択された記事に対応する詳細画像が表示される。
―動作―
本発明の第1の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末40は、以下のように動作する。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末40は、以下のように動作する。
<ページ画像の表示>
携帯型の情報処理端末40は、配信サーバ46から電子新聞のコンテンツデータ200を受信する。携帯型の情報処理端末40は、コンテンツデータ200の表示指示を利用者から受けると、コンテンツデータ200に基づき、1ページ目の紙面の全体ページ画像を第1の表示部56に表示する(図10のステップ500及び502)。さらに携帯型の情報処理端末40は、表示される紙面中で最初に配置されている記事を選択記事とし、この記事の詳細画像を第2の表示部58に表示する(図10のステップ504)。
携帯型の情報処理端末40は、配信サーバ46から電子新聞のコンテンツデータ200を受信する。携帯型の情報処理端末40は、コンテンツデータ200の表示指示を利用者から受けると、コンテンツデータ200に基づき、1ページ目の紙面の全体ページ画像を第1の表示部56に表示する(図10のステップ500及び502)。さらに携帯型の情報処理端末40は、表示される紙面中で最初に配置されている記事を選択記事とし、この記事の詳細画像を第2の表示部58に表示する(図10のステップ504)。
この表示処理では、携帯型の情報処理端末40は、コンテンツデータ200のページデータ情報の全体画像情報222(図5)からページ画像のサイズを求める(図11のステップ540)。携帯型の情報処理端末40はさらに、第1の表示部56の表示領域の大きさと、ページ画像のサイズとを比較して、ページ画像の拡大又は縮小処理が必要か否かを判定し必要な場合は、第1の表示部56の大きさに合うようにページ画像の大きさを調整する(ステップ544)。続いて、記憶部62に記憶された表示設定にしたがい、枠線の表示が指定されていれば選択記事の周りに枠線を表示する(ステップ546〜550)。こうして、選択された記事の周囲に、設定にしたがって選択枠が表示され/又は選択枠が表示されずに、全体のページ画像が生成され第1の表示部56に表示される。
選択記事の詳細画像の表示時(図10のステップ504)の処理では、コンテンツデータ200から、選択された記事の記事情報を取得し(ステップ580)、詳細画像を第2の表示部58に表示するための画像の拡大・縮小率を算出する(ステップ582)。この拡大・縮小率で記事の画像を拡大・縮小して第2の表示部58に表示したときの見出しの文字の大きさを計算する。見出しの文字が利用者に読取可能な程度の大きさならば何もせず(ステップ588でYES)、読取可能でない大きさならば(ステップ588でNO)その見出しを拡大表示する(図12のステップ590及び図13)。この処理を、選択された記事に含まれる全ての見出しに対して行なう。その結果、第2の表示部58に表示される見出しは、いずれも利用者に読取れる大きさで表示される。
ステップ590の見出しの拡大表示処理では、見出しの画像を見出しの文字情報から作成するか画像から作成するかが判定される(ステップ622)。文字情報から作成するのであれば見出し管理データ330(図7)から見出し文字を取得し、その文字を使用して見出しと同じサイズの画像を生成する(ステップ632,634)。画像を使用するのであれば、全体画像情報のうちの見出し部分の大きさを第2の表示部58の表示部の大きさと比較して(ステップ624及び626)、この見出しの画像のサイズを第2の表示部58に合うように調整し、見出し画像データを生成する(ステップ630)。生成された見出し画像データは、第2の表示部58のための描画データに重畳される(ステップ636)。
選択記事に含まれる全ての見出しに関して、見出しの大きさの判定処理が行なわれたら(ステップ584でYES)、当該記事の記事本文の拡大表示処理を行なう(ステップ592)。
図12のステップ592に示す記事本文の拡大表示処理では、図14を参照して、選択された記事に関する情報をコンテンツデータ200から取得し(ステップ650)、表示に関する設定にしたがって、拡大表示すべき記事本文部分の描画データを、全体画像の一部を用いて(ステップ662、664)、又は専用画像を用いて(ステップ662,666,668,670)、又は文字情報を用いて(ステップ656,660)生成する。画像を用いる場合には、本文画像を第2の表示部58に表示する際に拡大縮小処理が必要か否かを判定し、必要でない場合はそのままの大きさで(ステップ672でNO)、必要な場合は、画像を第2の表示部58の表示サイズに合うように調整して(ステップ672でYES,ステップ674)、記事描画データが生成される(ステップ676)。生成された記事描画データは、先に生成された見出しの描画データに重畳され、第2の表示部58に表示するための描画データが第2の表示部58に表示される(ステップ678)。文字情報を用いる場合には(ステップ652及び654でYES)、その文字情報から本文の文字画像が生成され、見出しのデータと重畳され、描画データが得られる(ステップ660)。その後、ステップ678でその描画データが第2の表示部58に表示される(ステップ678)。
<画像の変更処理>
上に述べたように、最初のページ画像が第1の表示部56に、詳細記事画像が第2の表示部58に、それぞれ表示された後、利用者が別の記事を選択する(例えば選択記事の位置を移動させる)操作を行なうと、以下のような記事変更処理(図10のステップ510)が行なわれる。
上に述べたように、最初のページ画像が第1の表示部56に、詳細記事画像が第2の表示部58に、それぞれ表示された後、利用者が別の記事を選択する(例えば選択記事の位置を移動させる)操作を行なうと、以下のような記事変更処理(図10のステップ510)が行なわれる。
図15を参照して、どの方向の記事が選択されたかを示す情報を取得し、その方向に他の記事が存在する場合、その記事に関する情報を取得し(ステップ704)、表示設定にしたがって(ステップ706)、新たに選択される記事の周りに枠線を表示し(ステップ708及び710)、又は表示せず、第1の表示部56にページ画像を表示する(ステップ712及び714)。この記事の変更処理に伴う記事詳細画面の更新(ステップ512)は、新たに選択された記事データに対して詳細画像処理を行なうことで実現できる。
以上のように、第1の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末40を用いることによって、ページの全体画像が第1の表示部56に、その内で選択された記事の本文が拡大されて第2の表示部58に、それぞれ表示される。全体ページ画像に含まれる見出しが利用者に読取可能な程度の大きさでなければその見出しは拡大表示される。見出しは記事の内容を端的かつ的確に表すものであり、利用者が記事の内容を理解するのに役立つ。そのように見出しを読むことができる全体ページ画像と、選択された記事の本文部分の拡大画像とが同時に表示されるので、紙面の全体における各記事の位置及びレイアウトを確認しながら、所望の記事を快適に閲覧できる携帯型の情報処理端末を提供できる。
見出しの拡大においては、ページ画像の一部を拡大したり、文字情報により画像を作成したりすることができ、柔軟にページ画像及び詳細画像を作成できる。記事の本文情報の拡大でも、ページ画像の一部を拡大したり、専用の画像を使用したり、文字情報から本文画像を作成したりすることができる。その結果、コンテンツ作成者の意図だけではなく、利用者の意図に沿った多彩な表現を実現することができる。
第1の実施の形態において、表示記事の選択はボタン82を用いて行なわれているが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第1の表示部56にタッチパネルを重畳し、タッチパネルに対する操作によって記事を選択するようにしても良い。その場合、タッチされた場所が、ページ内のいずれの記事領域に含まれるかは、記事情報224(図6)に含まれる記事データ322を参照することで判定できる。いずれの記事領域にも含まれない領域がタッチされた場合、様々な処理が可能である。例えば、表示記事の変更を行なわなくてもよいし、タッチされた位置から最も近い領域の記事が選択されたものとしてもよい。
[第2の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態で用いられる携帯型の情報処理端末750について、その構成について説明する。この携帯型の情報処理端末750は、図1に示す情報配信システム30において、携帯型の情報処理端末40の代わりに用いることができる。
以下、本発明の第2の実施の形態で用いられる携帯型の情報処理端末750について、その構成について説明する。この携帯型の情報処理端末750は、図1に示す情報配信システム30において、携帯型の情報処理端末40の代わりに用いることができる。
図16を参照して、第2の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末750は、第1の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末40と類似した構成であり、CPU50と、CPU50に接続されたバス768と、いずれもバス768に接続された、ROM52と、RAM54と、表示面を1つしか持たない表示部766と、スピーカ770と、利用者からの入力操作を受けるための操作部776と、外部の記録媒体から情報を読取るための外部媒体読取部772と、LANへの接続を提供するためのLANインターフェイス774と、LANインターフェイス774を経由して受信したデータ、外部媒体読取部772を介して読取ったデータ、及び各種設定情報を記憶するための記憶部62とを含む。
本実施の形態でも、携帯型の情報処理端末750で処理される電子新聞データは、あらかじめ携帯型の情報処理端末750により携帯型の情報処理端末40から受信され記憶部62に記憶される。
本実施の形態に係る携帯型の情報処理端末750の特徴は、表示部766の1つの表示面を仮想的に2つに分け、第1の実施の形態に係る第1の表示部56及び第2の表示部58として使用する点にある。
図17は、表示部766の表示画面800を表す図である。図17を参照して、表示画面800は、第1の表示領域810と、第2の表示領域816とを含む。第1の表示領域810は、第1の実施の形態における第1の表示部56に相当し、受信する電子新聞データによって作成される紙面の全体画像を表示する。第1の表示部56と同様、第1の表示領域810における全体ページ画像の表示では、表示の設定にしたがって、選択された記事の周囲に、枠線812及び814が表示されたり、表示されなかったりする。
第2の表示領域816には、第1の表示領域810において、枠線814で囲まれた部分が拡大表示される。
第2の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末750は、図10〜図15に示す、第1の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末40で実行されるプログラムと類似のプログラムを実行する。第1の実施の形態におけるフレームメモリの書込アドレスの算出方法を、単独の表示面のフレームメモリ内の2つの領域用に変更するだけでよい。
このように、表示面を1つしか持たない携帯型の情報処理端末においても、その表示面を仮想的に2つの領域に分割することで、第1の実施の形態に係る携帯型の情報処理端末40の様に2つの表示部をもつ携帯型の情報処理端末と同じような表示を実現することができる。
表示部を1つしか持たない携帯型の情報処理端末においても、実行されるプログラムによって表示部内を2つの領域に分割し、一方には全体紙面画像を、他方にはその一部を拡大した見出しと本文とからなる詳細表示画面を同時に表示できる。その結果、表示部が1つのみの携帯型の情報処理端末においても、紙面の全体表示を行ないながら、紙面内の所望の情報を快適に閲覧することができる。選択された記事の周囲に選択枠を表示することにより、全体紙面のどの部分が選択され、その内部が拡大表示されているのかが容易に分かり、その記事の位置づけを容易に知ることができる。さらに、詳細な記事を読みながら、全体紙面で別の興味ある記事の見出しを簡単に確認することができるので、小さな画面しか持たない携帯型の情報処理端末であっても、多くの記事の中から利用者が所望の記事を簡単に探すことが可能になる。
携帯型の情報処理端末に備えられる表示部が1つの場合でも、2つの表示部が備えられた時と同様な表示を実現できる。そのため、携帯型の情報処理端末の製造費用を特に過大にすることなく、上記したような充実した閲覧機能を提供することができる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
40、750 携帯型の情報処理端末
50 CPU
56 第1の表示部
58 第2の表示部
60、776 操作部
62、 記憶部
200 コンテンツデータ
222 全体画像情報
224 記事情報
226 記事本文情報
766 表示部
810 第1の表示領域
816 第2の表示領域
50 CPU
56 第1の表示部
58 第2の表示部
60、776 操作部
62、 記憶部
200 コンテンツデータ
222 全体画像情報
224 記事情報
226 記事本文情報
766 表示部
810 第1の表示領域
816 第2の表示領域
Claims (9)
- 第1及び第2の表示領域を有する表示装置と、
前記表示装置に表示されるべき画像データを記憶するための画像データ記憶手段とを含む情報処理端末であって、
前記画像データは、所定のレイアウトで配置された1又は複数の部分領域を含み、
前記情報処理端末はさらに、
前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データの、前記1又は複数の部分領域よりも大きな領域の画像を前記第1の表示領域に表示するための第1の表示手段と、
前記1又は複数の部分領域の任意の1つを利用者に選択させるための領域選択手段と、
前記領域選択手段により前記1又は複数の部分領域の1つが利用者により選択されたことに応答して、当該部分領域を拡大した画像を、前記第2の表示領域に表示するための第2の表示手段とを含む、情報処理端末。 - 前記領域選択手段により前記部分領域の1つが利用者により選択されたことに応答して、前記第1の表示手段により表示される前記領域の画像中で、前記領域選択手段により選択された部分領域を強調表示するための強調手段をさらに含む、請求項2に記載の情報処理端末。
- 前記表示装置は、
前記第1の表示領域を持つ第1の表示部と、
前記第2の表示領域を持つ、前記第1の表示部と独立に制御される第2の表示部とを含む、請求項1又は請求項2に記載の情報処理端末。 - 前記表示装置は、
単一の表示面を有する表示部と、
前記単一の表示面を前記第1の表示領域及び前記第2の表示領域として仮想的に分割し、それぞれ前記第1の表示手段及び前記第2の表示手段からの画像を表示するように前記表示部を制御するための手段とを含む、請求項1又は請求項2に記載の情報処理端末。 - 前記1又は複数の部分領域の各々は、
第1のサイズの文字が配置された第1の部分と、
前記第1のサイズより大きな第2のサイズの文字が配置された第2の部分とを含み、
前記第1の表示手段は、各前記部分領域の前記第2の部分の文字の、前記第1の表示領域上に表示されたときの大きさが、所定のしきい値以上となるように、当該第2の部分を拡大して表示する、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報処理端末。 - 前記第2の表示手段に表示される画像は、前記領域選択手段により選択された部分領域のさらに一部である、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の情報処理端末。
- 前記第2の表示手段は、前記一部の画像のサイズを、前記第2の表示領域のサイズと一致するように調整し、表示する請求項6に記載の情報処理端末。
- 前記第1の表示手段により表示される前記領域は、前記画像データにより定義される画像の全体である、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の情報処理端末。
- コンピュータにより実行されると、当該コンピュータを、
第1及び第2の表示領域を有する表示装置と、
前記表示装置に表示されるべき画像データを記憶するための画像データ記憶手段とを含む情報処理端末であって、
前記画像データは、所定のレイアウトで配置された1又は複数の部分領域を含み、
前記情報処理端末はさらに、
前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データの、前記1又は複数の部分領域よりも大きな領域の画像を前記第1の表示領域に表示するための第1の表示手段と、
前記1又は複数の部分領域の任意の1つを利用者に選択させるための領域選択手段と、
前記領域選択手段により前記1又は複数の部分領域の1つが利用者により選択されたことに応答して、当該部分領域を拡大した画像を、前記第2の表示領域に表示するための第2の表示手段として機能させる、コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009237304A JP2011086050A (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 情報処理端末及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009237304A JP2011086050A (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 情報処理端末及びコンピュータプログラム |
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|---|---|
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|---|---|---|---|
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