+

JP2005192371A - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005192371A
JP2005192371A JP2003434255A JP2003434255A JP2005192371A JP 2005192371 A JP2005192371 A JP 2005192371A JP 2003434255 A JP2003434255 A JP 2003434255A JP 2003434255 A JP2003434255 A JP 2003434255A JP 2005192371 A JP2005192371 A JP 2005192371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
battery pack
voltage
battery
fet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003434255A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikitaka Tamai
幹隆 玉井
Hiroyoshi Yamamoto
洋由 山本
Masao Yamaguchi
昌男 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2003434255A priority Critical patent/JP2005192371A/ja
Priority to CNB2004100817201A priority patent/CN100435406C/zh
Priority to GB0428116A priority patent/GB2409591B/en
Priority to US11/020,032 priority patent/US7528578B2/en
Publication of JP2005192371A publication Critical patent/JP2005192371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0013Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
    • H02J7/0014Circuits for equalisation of charge between batteries
    • H02J7/0019Circuits for equalisation of charge between batteries using switched or multiplexed charge circuits
    • H02J7/045

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】 異常電池を含むパック電池を安全に充電しながら、寄生ダイオードの発熱によるFETの故障を有効に防止する。
【解決手段】電源装置は、直列に接続された複数の二次電池3を内蔵するパック電池1と、このパック電池1を充電する充電回路9とを備える。パック電池1は、放電電流を遮断する放電電流遮断FET4と、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなると放電電流遮断FET4をオンからオフに切り換える最低電圧検出部6とを備える。充電回路9は、パック電池1の出力電圧を検出して、出力電圧が設定電圧よりも高いときに主充電し、設定電圧よりも低いときに主充電よりも小さい電流で予備充電するように充電電流を切り換える充電電流切換部10を備える。充電電流切換部10は、放電電流遮断FET4のオフ状態を示すオフ信号が入力される状態においては、パック電池1の出力電圧が設定電圧よりも高い状態においても予備充電する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の二次電池を直列に接続しているパック電池と、このパック電池を充電する充電回路とを備える電源装置に関する。
図1は、直列接続している複数の電池23を内蔵するパック電池21の回路図を示す。このパック電池21は、各々の電池23の過放電を防止する過放電保護回路26を内蔵する。過放電保護回路26は、各々の電池23の電圧を検出し、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなると、放電電流遮断FET24をオフに切り換える。オフに切り換えられた放電電流遮断FET24は、放電電流を遮断するので、放電が停止される。このパック電池21は、充電器22に接続して充電される。充電電流は、放電電流遮断FET24の寄生ダイオード25を通過して電池23に流れる。放電電流遮断FET24は、逆方向に寄生ダイオード25を並列に接続する等価回路となるので、順方向の電流を遮断できても、逆方向の電流を遮断できない。したがって、放電電流遮断FET24は、オフ状態で放電を禁止する状態においても、充電電流を通過できる状態となり、パック電池21を充電できる状態とする。
ただ、寄生ダイオードは、オン状態のFETに順方向に電流を流す状態に比較して、電力損失が相当に大きい欠点がある。寄生ダイオードは、順方向に電流を流す状態で、比較的大きな電圧降下が発生する。寄生ダイオードの電力損失は、電圧降下と電流の積に比例して大きくなるが、寄生ダイオードの電圧降下は、オン状態の放電電流遮断FETに比較して大きく、寄生ダイオードの電力損失が大きくなる。したがって、オフ状態にあるFETに寄生ダイオードを介して充電電流を流してパック電池を充電すると、FETの発熱量が著しく多くなる。このため、パック電池を充電するときの充電電流で放電電流遮断FETが熱破壊され、あるいは劣化する等の弊害が発生する。
ところで、充電器として、充電する前にパック電池の出力電圧を検出し、出力電圧の高低で充電電流をコントロールするものが開発されている。この充電器は、出力電圧が設定電圧よりも低いパック電池を、急速充電しないで小さい電流で予備充電し、予備充電して出力電圧が設定電圧よりも高くなると、急速充電に切り換えて大電流で充電する。この充電器は、出力電圧が低くて故障した可能性のあるパック電池を大電流で急速充電しないので、安全にパック電池を充電できる特徴がある。
しかしながら、この充電器でもって、図1に示すように、各々の電池電圧で放電電流遮断FET24をオンオフに切り換えるパック電池21を充電すると、放電電流遮断FET24がオフの状態で急速充電を開始することがある。通常は、十分にFETがオンしてから急速充電に移行できるように電圧を設定している。しかし、セルバランスが崩れてくると問題が生じてくる。たとえば、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなって放電電流遮断FETがオフ状態にあるが、出力電圧は急速充電を開始する設定電圧よりも高くなるパック電池は、最初から急速充電されることになる。いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなったパック電池は、出力電圧が設定電圧よりも低くなる可能性は高くなる。ただ、パック電池は、直列に接続している二次電池の個数が多くなるにしたがって、ひとつの電池の電圧が出力電圧に与える影響は少なくなる。このため、いずれかひとつの電池電圧が最低電圧よりも低くなっても、パック電池全体の出力電圧は、急速充電を開始する設定電圧よりも高くなることがある。この状態にあるパック電池が急速充電されると、オフ状態にある放電電流遮断FETは、寄生ダイオードを充電電流が流れることになる。寄生ダイオードに急速充電する大電流が流れると、前述したように放電電流遮断FETの発熱が大きくなって熱暴走して故障の原因となる。
放電電流遮断FETの寄生ダイオードに大電流が流れて発熱する弊害を解消するために、オフ状態の放電電流遮断FETをオンに切り換えて急速充電する装置が開発されている。(特許文献1参照)
特開2001−57743号公報
この公報に記載される装置は、放電電流遮断FETをオフ状態とするパック電池を充電するときに、放電電流遮断FETをオフからオンに切り換えて急速充電する。この状態で急速充電されるパック電池は、寄生ダイオードでなくて、オン状態の放電電流遮断FETを介して通電されるので、寄生ダイオードによる発熱を解消できる。寄生ダイオードと並列に接続されるオン状態の放電電流遮断FETは、寄生ダイオードに比較して電圧降下が相当に小さいので、電力消費が少なくなるからである。
しかしながら、この装置は、オフ状態にある放電電流遮断FETを強制的にオンに切り換えて大電流で急速充電するので、FETの発熱は防止できても、全てのパック電池を安全には充電できない。それは、いずれかの電池の電圧が最低電圧よりも低く下がっているパック電池を大電流で急速充電するからである。電池電圧が最低電圧よりも低くなっている電池は、異常電池であるか、あるいは深く放電された電池かのいずれかである。異常電池でなくて、単に深く放電された電池は、小さい電流で予備充電すると電池電圧が最低電圧よりも高くなる。電池自体に異常のある電池は予備充電しても電池電圧が最低電圧から高くならない。したがって、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなった電池は、最初に小さい電流で予備充電し、全ての電池電圧が最低電圧よりも高くなったことを確認した後、いいかえると異常電池でないことを確認した後に急速充電するのがよい。ところが、充電するときに放電電流遮断FETをオフからオンに強制的に切り換えて急速充電する装置は、異常電池を含むパック電池をも急速充電するので安全に充電できない欠点がある。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、異常電池あるいは他電池と比べて電池電圧が低い電池を含むパック電池を安全に充電しながら、寄生ダイオードの発熱によるFETの故障を有効に防止できるパック電池と充電回路からなる電源装置を提供することにある。
本発明の電源装置は、直列に接続された複数の二次電池3を内蔵するパック電池1と、このパック電池1を充電する充電回路9とを備える。パック電池1は、二次電池3と直列に接続されて放電電流を遮断する放電電流遮断FET4と、各々の電池電圧を最低電圧に比較して、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなると放電電流遮断FET4をオンからオフに切り換えて放電電流を遮断する最低電圧検出部6とを備える。充電回路9は、パック電池1の出力電圧を検出して、出力電圧が設定電圧よりも高いときに主充電し、設定電圧よりも低いときに主充電よりも小さい電流で予備充電するように充電電流を切り換える充電電流切換部10を備える。さらに、パック電池1と充電回路9は、放電電流遮断FET4のオフ状態を示すオフ信号を充電電流切換部10に伝送する信号線11で接続されると共に、充電電流切換部10は、信号線11からオフ信号が入力される状態においては、パック電池1の出力電圧が設定電圧よりも高い状態においても予備充電する。
充電電流切換部10は、パック電池1の出力電圧が設定電圧よりも高い状態であって、しかも信号線11からオフ信号が入力されない状態で、パック電池1の充電状態を主充電とすることができる。
充電回路2は、主充電における充電電流を0.5C〜4Cとして、予備充電の充電電流を主充電の充電電流未満とすることができる。
パック電池1は、互いに直列に接続されてなるリチウムイオン電池を備えることができる。さらに、パック電池1は、自転車のモーターの駆動用、あるいは電動工具用とすることができる。
本発明の電源装置は、異常電池あるいは他電池と比べて電池電圧が低い電池を含むパック電池を安全に充電しながら、寄生ダイオードの発熱によるFETの故障を有効に防止できる特長がある。それは、本発明の電源装置が、パック電池の出力電圧を検出して、出力電圧が設定電圧よりも高いときには主充電し、設定電圧よりも低いときには主充電よりも小さい電流で予備充電するように充電回路の充電電流切換部で充電電流を切り換えており、この充電電流切換部は、パック電池のいずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなる状態では、パック電池の出力電圧が設定電圧よりも高い状態であっても予備充電するからである。この構造の電源装置は、パック電池の出力電圧が設定電圧よりも高い状態であっても、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなる状態、すなわち放電電流遮断FETがオフの状態では主充電することなく主充電よりも小さい電流で予備充電する。このため、オフ状態の放電電流遮断FETに大きな充電電流が流れるのを防止して、主充電における放電電流遮断FETの熱破壊を有効に防止できる。
さらに、本発明の電源装置は、放電電流遮断FETがオフの状態では、従来のパック電池のように放電電流遮断FETをオフからオンに切り換えて大きな充電電流で主充電するのではなく、主充電よりも小さい電流で予備充電する。したがって、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなった電池を最初に小さい電流で予備充電し、全ての電池電圧が最低電圧よりも高くなったことを確認した後、いいかえると異常電池でないことを確認した後に充電できる。このため、本発明の電源装置は、異常電池を含むパック電池を最初から大きな充電電流で充電することなく、安全に充電できる特長がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2に示す電源装置は、パック電池1と、このパック電池1を充電する充電器2とを備える。パック電池1は、二次電池3と直列に接続されて放電電流を遮断する放電電流遮断FET4と、各々の電池電圧を最低電圧に比較して、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなると放電電流遮断FET4をオンからオフに切り換えて放電電流を遮断する過放電検出部である最低電圧検出部6とを備えている。パック電池1は、充電器2から外されて、別途用意される電気機器(図示せず)の電源として使用される。
二次電池3は、互いに直列に接続しているリチウムイオン電池である。図のパック電池1は4個のリチウムイオン電池を直列に接続している。パック電池1は、直列に接続する二次電池3の個数が多くなると出力電圧が高くなる。このため、出力電圧に対するひとつの電池電圧が小さくなる。たとえば2個の電池を直列に接続するパック電池は、ひとつの電池電圧が出力電圧の50%をしめるが、4個の電池を直列に接続しているパック電池は、ひとつの電池電圧が出力電圧の25%となる。したがって、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低いにもかかわらず、パック電池の出力電圧が設定電圧よりも高くなる確率は、電池の直列接続個数が多くなるにしたがって多くなる。本発明は、この状態で寄生ダイオード5の異常発熱を防止するものであるから、電池の直列接続個数が多いパック電池において特に有効である。したがって、本発明は、たとえば3個以上、好ましくは4個以上、さらに好ましくは5個以上の電池を直列に接続しているものである。
電池をリチウムイオン電池とするパック電池は、各々の電池電圧を検出して過充放電を制御する保護回路を内蔵している。したがって、本発明は、電池をリチウムイオン電池とするパック電池にとくに有効である。ただし、電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池とすることもできるのは言うまでもない。
放電電流遮断FET4は、オフ状態では放電電流を遮断して、オン状態では放電可能な状態とするFETである。放電電流遮断FET4は、放電電流を遮断できるが、充電電流を遮断できない。逆方向に寄生ダイオード5を並列接続する等価回路となっているからである。放電電流遮断FET4は、逆向きに寄生ダイオード5が並列に接続されているFET、たとえばMOSFETである。図のパック電池1は、放電電流を遮断する放電電流遮断FET4のみを二次電池3と直列に接続しているが、充電電流を遮断する充電電流遮断FETを二次電池と直列に接続することもできる。充電電流遮断FETは、いずれかの電池が充電禁止電圧まで上昇し、あるいはパック電池の出力電圧が充電禁止電圧まで上昇すると、オフ状態に切り換えられてパック電池の充電電流を遮断する。充電電流遮断FETも寄生ダイオードを並列に接続してなるMOSFETである。したがって、充電電流遮断FETがオフ状態となって、充電電流が遮断される状態で、寄生ダイオードを介して放電できる状態となる。
最低電圧検出部6は、各々の電池電圧を検出して、最低電圧に比較する比較器7と、いずれかの比較器7からオフ信号が出力されるとオフ信号を出力するAND回路8とを備える。
比較器7はコンパレータで、マイナス側の入力端子に最低電圧に等しい電圧値の基準電圧を入力して、プラス側の入力端子に電池電圧を入力している。各々の二次電池3は、マイナス側を基準電圧のマイナス側に、プラス側を比較器7の入力端子に接続している。この比較器7は、電池電圧が基準電圧よりも高いときに、”High”をオン信号として出力し、電池電圧が基準電圧よりも低くなると、”Low”をオフ信号として出力する。
AND回路8は、いずれかの比較器7からオフ信号である”Low”が出力されると出力端子に、放電電流遮断FET4をオフにするオフ信号を出力する。したがって、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなって、比較器7がオフ信号を出力すると、AND回路8がオフ信号を出力して放電電流遮断FET4をオフに切り換える。この状態で、放電電流遮断FET4は放電電流を遮断して、パック電池1を放電できなくする。AND回路8は、全ての入力端子にオン信号である”High”が入力されるときにかぎって、放電電流遮断FET4をオンにするオン信号を出力する。したがって、すべての電池電圧が最低電圧よりも高く、全比較器7がオン信号を出力する状態で、AND回路8はオン信号を出力して、放電電流遮断FET4をオン状態とし、パック電池1を放電できる状態とする。
充電回路9は、パック電池1の出力電圧で充電電流をコントロールする充電電流切換部10を備える。パック電池1が、充電器2に取り付けられたとき、充電電流切換部10は、パック電池1の出力電圧を検出し、出力電圧が設定電圧よりも高いときに大電流で主充電して急速充電し、設定電圧よりも低いときは、主充電よりも小さい電流で予備充電するように充電電流を切り換える。充電器2は、主充電でパック電池1を急速充電する。したがって、主充電におけるパック電池1の充電電流は、たとえば0.5C〜4C、好ましくは0.5C〜2Cとする。主充電の充電電流は、完全に放電された電池を満充電するのに要する時間から特定される。主充電の充電電流を1Cとすれば、完全放電から満充電までの時間は1時間となる。したがって、主充電の充電電流を前述の範囲として、完全に放電されたパック電池1を、2時間〜15分または30分で満充電できる。予備充電の充電電流は、異常電池を充電することを考慮して、主充電の充電電流未満とし、たとえば0.1〜0.5Cとする。
パック電池1と充電回路9は、放電電流遮断FET4のオフ状態を示すオフ信号をパック電池1から充電器2に伝送する信号線11で接続している。信号線11は、パック電池1の最低電圧検出部6から充電器2の充電電流切換部10にオフ信号を伝送する。信号線11は、放電電流遮断FET4がオフ状態にあることを示すオフ信号をパック電池1の充電電流切換部10に伝送するものであるから、放電電流遮断FET4のオフ信号を充電電流切換部10に伝送できる全ての接続状態と、たとえば、放電電流遮断FETの入力側のオフ信号が充電器の充電電流切換部に入力される接続状態とすることもできる。図2の電源装置は、最低電圧検出部6を放電電流遮断FET4の入力側に接続しているので、最低電圧検出部6と放電電流遮断FET4の両方を充電器2の充電電流切換部10に接続している。
信号線11は、図2に示すように、最低電圧検出部6の出力側を充電電流切換部10にリード線で接続して、オフ信号を充電電流切換部10に伝送し、あるいは図示しないが、リード線の途中にフォトカップラー等を設けて光を介してオフ信号を充電電流切換部に伝送することもできる。信号線11によって、パック電池1の放電電流遮断FET4がオフ状態にあることが、充電器2の充電電流切換部10に伝送されると、充電器2の充電電流切換部10は、パック電池1の出力電圧が設定電圧よりも高い状態にあっても、主充電することなく予備充電する。すなわち、充電電流切換部10は、以下のふたつの条件(1)と(2)を満足するときにかぎって、パック電池1を主充電する。
(1) パック電池1の出力電圧が設定電圧よりも高いこと。
(2) 放電電流遮断FET4がオフ状態でないこと、いいかえると放電電流遮断FET4がオン状態であること。
充電器2の充電電流切換部10は、パック電池1の出力電圧が設定電圧よりも高くても、信号線11を介して放電電流遮断FET4のオフ信号が入力されるときには、主充電することなく予備充電する。パック電池1が予備充電されて、全ての電池電圧が最低電圧検出部6よりも高くなると、放電電流遮断FET4はオフからオンに切り換えられる。したがって、信号線11は、パック電池1から充電器2にオフ信号を伝送しなくなる。この状態になると、充電電流切換部10は、パック電池1の出力電圧が設定電圧よりも高く、かつ放電電流遮断FET4がオフ状態でなくてオン状態にあることを確認し、予備充電を主充電に切り換えて、パック電池1を大電流で急速充電する。
この状態で主充電して急速充電されるパック電池1は、放電電流遮断FET4の発熱が少なくなる。オン状態にある放電電流遮断FET4の実質的な内部抵抗が、寄生ダイオード5の内部抵抗に比較して相当に小さくなるからである。このため、パック電池1を急速充電する大電流は、ほとんどが低抵抗な放電電流遮断FET4を通過し、放電電流遮断FET4の発熱量は少なくなる。放電電流遮断FET4の発熱量は、放電電流遮断FET4の両端に発生する電圧降下と電流の積に比例する。電圧降下は内部抵抗と電流の積に比例する。内部抵抗が小さい放電電流遮断FET4は電圧降下が少なくなる。したがって、この状態における放電電流遮断FET4の発熱は少なく、大きな充電電流の主充電における熱破壊は有効に防止される。
さらに、充電器2は、図示しないが、パック電池の充電を制御する制御回路を内蔵している。制御回路は図3に示す以下のステップでパック電池を充電する。
[n=1のステップ]
充電器2の制御回路は、パック電池1が接続されたかどうかを判定し、パック電池1が接続されると次のステップに進み、パック電池1が接続さないと、充電をオフの状態としてn=1と2のステップをループする。
[n=3〜5のステップ]
パック電池1が接続されると、信号線11からオフ状態が入力されるかどうかで、放電電流遮断FET4がオフ状態にあるか、オン状態にあるか判定する。放電電流遮断FET4がオフ状態にあると、n=4のステップで予備充電する。放電電流遮断FET4がオン状態にあると、次のn=5のステップで、パック電池1の出力電圧が設定電圧よりも高いかどうかを判定し、出力電圧が設定電圧よりも高いと主充電して急速充電し、出力電圧が設定電圧よりも低いと予備充電する。その後、n=1〜6のステップをループして、パック電池1を満充電する。また、本実施例においては、パック電池は着脱式であるが、パック電池と充電器を一体化してもよい。この場合、放電時には、パック電池と充電器とを電気的に切り離して、放電出力を取り出す。
従来の複数の電池を内蔵するパック電池の回路図である。 本発明の一実施例にかかる電源装置の回路図である。 本発明の一実施例にかかる電源装置がパック電池を充電するフローチャートである。
符号の説明
1…パック電池
2…充電器
3…二次電池
4…放電電流遮断FET
5…寄生ダイオード
6…最低電圧検出部
7…比較器
8…AND回路
9…充電回路
10…充電電流切換部
11…信号線
21…パック電池
22…充電器
23…電池
24…放電電流遮断FET
25…寄生ダイオード
26…過放電保護回路

Claims (5)

  1. 直列に接続された複数の二次電池(3)を内蔵するパック電池(1)と、このパック電池(1)を充電する充電回路(9)とを備える電源装置であって、
    パック電池(1)は、二次電池(3)と直列に接続されて放電電流を遮断する放電電流遮断FET(4)と、各々の電池電圧を最低電圧に比較して、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなると放電電流遮断FET(4)をオンからオフに切り換えて放電電流を遮断する最低電圧検出部(6)とを備えており、
    充電回路(9)は、パック電池(1)の出力電圧を検出して、出力電圧が設定電圧よりも高いときに主充電し、設定電圧よりも低いときに主充電よりも小さい電流で予備充電するように充電電流を切り換える充電電流切換部(10)を備えており、
    さらに、パック電池(1)と充電回路(9)は、放電電流遮断FET(4)のオフ状態を示すオフ信号を充電電流切換部(10)に伝送する信号線(11)で接続されると共に、充電電流切換部(10)は、信号線(11)からオフ信号が入力される状態においては、パック電池(1)の出力電圧が設定電圧よりも高い状態においても、予備充電するようにしてなる電源装置。
  2. 充電電流切換部(10)は、パック電池(1)の出力電圧が設定電圧よりも高い状態であって、しかも信号線(11)からオフ信号が入力されない状態で、パック電池(1)の充電状態を主充電する請求項1に記載される電源装置。
  3. 主充電の充電電流が0.5C〜4Cで、予備充電の充電電流が主充電の充電電流未満である請求項1に記載される電源装置。
  4. パック電池(1)が、互いに直列に接続されてなるリチウムイオン電池を備える請求項1に記載される電源装置。
  5. パック電池(1)が、自転車のモーターの駆動用、あるいは電動工具用である請求項1に記載される電源装置。
JP2003434255A 2003-12-26 2003-12-26 電源装置 Pending JP2005192371A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003434255A JP2005192371A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 電源装置
CNB2004100817201A CN100435406C (zh) 2003-12-26 2004-12-21 电源装置
GB0428116A GB2409591B (en) 2003-12-26 2004-12-22 Power supply apparatus
US11/020,032 US7528578B2 (en) 2003-12-26 2004-12-23 Power supply apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003434255A JP2005192371A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005192371A true JP2005192371A (ja) 2005-07-14

Family

ID=34114170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003434255A Pending JP2005192371A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 電源装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7528578B2 (ja)
JP (1) JP2005192371A (ja)
CN (1) CN100435406C (ja)
GB (1) GB2409591B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007288889A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 充電方法ならびに電池パックおよびその充電器
CN105811549A (zh) * 2016-04-12 2016-07-27 中国船舶重工集团公司第七〇二研究所 一种蓄电池充放电电路
WO2017002845A1 (ja) * 2015-06-30 2017-01-05 ダイハツ工業株式会社 プラズマリアクタ用電源装置
JP7668829B2 (ja) 2023-01-31 2025-04-25 本田技研工業株式会社 給電制御システムおよび利用対象機器

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200983A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Denso Corp 半導体集積回路装置およびその試験方法
JP2008541687A (ja) * 2005-05-13 2008-11-20 エヌエックスピー ビー ヴィ 過放電状態における電池電力管理
US7605568B2 (en) * 2006-03-10 2009-10-20 Atmel Corporation Deep under voltage recovery in a battery pack
CN100488001C (zh) * 2006-03-15 2009-05-13 大唐移动通信设备有限公司 移动终端对过放电锂电池充电的方法及电路
DE102008000704A1 (de) * 2007-04-24 2008-10-30 Robert Bosch Gmbh Elektrowerkzeug und Geräteschalter für ein Elektrowerkzeug
DE102007031568A1 (de) * 2007-07-06 2009-01-08 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung, insbesondere Ladegerätvorrichtung, zum Laden eines Akkumulators
GB2462467B (en) 2008-08-08 2013-03-13 P G Drives Technology Ltd A cell management system
US8988912B2 (en) * 2008-10-23 2015-03-24 Leach International Corporation System and method for emulating an ideal diode in a power control device
US20100190052A1 (en) * 2009-01-27 2010-07-29 Umesh Rajani Battery pack with high and low current discharge terminals
KR101146378B1 (ko) * 2010-06-09 2012-05-17 삼성에스디아이 주식회사 배터리 팩 및 배터리팩의 충전 시스템
JP5736694B2 (ja) * 2010-09-03 2015-06-17 ソニー株式会社 制御装置及び方法、並びに電源装置
JP5722438B2 (ja) * 2011-05-18 2015-05-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 蓄電装置
US9748784B2 (en) * 2011-09-01 2017-08-29 Echostar Technologies L.L.C. Detecting batteries with non-uniform drain rates
WO2013085007A1 (ja) * 2011-12-09 2013-06-13 本田技研工業株式会社 電動車両の充電装置
US10944274B2 (en) 2018-01-19 2021-03-09 Microsoft Technology Licensing, Llc Ideal diode function implemented with existing battery protection FETs
JP2020137287A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 エイブリック株式会社 充放電制御回路、充放電制御装置及びバッテリ装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3231801B2 (ja) * 1991-02-08 2001-11-26 本田技研工業株式会社 バッテリの充電装置
FR2713019B1 (fr) * 1993-11-23 1995-12-22 Thomson Csf Procédé et dispositif de surveillance et d'équilibrage dynamique d'un pack de batteries d'accumulateurs.
FR2725849B1 (fr) * 1994-10-18 1996-12-20 Accumulateurs Fixes Procede de regulation de la charge d'un ensemble accumulateur electrique et agencement mettant en oeuvre ce procede
JP3981893B2 (ja) 1996-05-22 2007-09-26 ソニー株式会社 バッテリパック、充電器、および充電システム、並びに充電方法
US6025695A (en) * 1997-07-09 2000-02-15 Friel; Daniel D. Battery operating system
JPH11164488A (ja) 1997-11-26 1999-06-18 Yamaha Motor Co Ltd 電動車両のバッテリ充放電管理装置
TW393822B (en) * 1997-12-03 2000-06-11 Sony Corp An information processing device and method and a transmission medium
JP2001057743A (ja) 1999-08-18 2001-02-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池保護装置
WO2001059905A1 (fr) * 2000-02-07 2001-08-16 Fujitsu Limited Chargeur et bloc d'alimentation pour terminal portable
JP2001333542A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Fuji Electric Co Ltd 充電装置
JP2002017052A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 二次電池の充電回路およびその充電方法
US6866107B2 (en) * 2000-10-13 2005-03-15 Deka Products Limited Partnership Method and device for battery load sharing
JP2003111295A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Nec Tokin Tochigi Ltd 電池パック機能を利用した充電器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007288889A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 充電方法ならびに電池パックおよびその充電器
WO2017002845A1 (ja) * 2015-06-30 2017-01-05 ダイハツ工業株式会社 プラズマリアクタ用電源装置
JP2017017851A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 ダイハツ工業株式会社 プラズマリアクタ用電源装置
CN105811549A (zh) * 2016-04-12 2016-07-27 中国船舶重工集团公司第七〇二研究所 一种蓄电池充放电电路
JP7668829B2 (ja) 2023-01-31 2025-04-25 本田技研工業株式会社 給電制御システムおよび利用対象機器

Also Published As

Publication number Publication date
US20050140334A1 (en) 2005-06-30
CN1638184A (zh) 2005-07-13
GB2409591A (en) 2005-06-29
GB0428116D0 (en) 2005-01-26
CN100435406C (zh) 2008-11-19
GB2409591B (en) 2006-06-14
US7528578B2 (en) 2009-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005192371A (ja) 電源装置
JP5675045B2 (ja) バッテリシステム
US9130383B2 (en) Charging/discharging control device, battery pack, electrical equipment, and charging/discharging control method
JP4556929B2 (ja) 電動工具
KR102227320B1 (ko) 축전 소자 보호 장치, 축전 장치, 스타터 배터리 및 축전 소자 보호 방법
US8593111B2 (en) Assembled battery system
KR101975395B1 (ko) 배터리 팩 및 이의 제어 방법
JP5334612B2 (ja) バッテリシステム
US7898216B2 (en) Rechargeable battery device having a protection circuit for protecting from overcharge and overdischarge
EP2211441A2 (en) Secondary battery protection circuit
JP4785708B2 (ja) パック電池の制御方法
JP2010233358A (ja) 電池保護回路、電池保護方法、電源装置およびプログラム
JP2008043009A (ja) 電池パックおよび制御方法
KR20060078967A (ko) 직렬 연결된 2차 조합전지의 밸런스 충전 제어 방법
JP3426778B2 (ja) 電池の充放電制御方法
JP2010110156A (ja) パック電池
JP5064776B2 (ja) パック電池
JP2000102185A (ja) 二次電池パック
JP4171274B2 (ja) バッテリーパック
EP4300527A1 (en) Power supply equipped with battery unit
JP2001112182A (ja) 二次電池の保護回路
JP7503059B2 (ja) 電池パック及びその異常監視方法
JP2003111268A (ja) 過充電保護回路付き二次電池
JP2001057743A (ja) 電池保護装置
JP7461093B2 (ja) 放電制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070904

点击 这是indexloc提供的php浏览器服务,不要输入任何密码和下载