JP2004056258A - 遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク経由で電源のON/OFF制御、スリープ制御、あるいは不正使用や機密漏洩の管理など、画像処理装置の遠隔制御および遠隔制御を集中的に行うことができる遠隔制御システムを提供する。
【解決手段】PC112に表示された電源管理用のウインドウ画面上において、停止中であるID番号「#03」のMFPの電源をOFFにしたい場合、停止中である電源設定304のOFFボタン304aを選択し、実行ボタン305を押下する。これにより、ネットワーク経由で電源OFFの指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示にしたがって、電源をOFFにする。
【選択図】 図5
【解決手段】PC112に表示された電源管理用のウインドウ画面上において、停止中であるID番号「#03」のMFPの電源をOFFにしたい場合、停止中である電源設定304のOFFボタン304aを選択し、実行ボタン305を押下する。これにより、ネットワーク経由で電源OFFの指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示にしたがって、電源をOFFにする。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された複数の画像処理装置を制御する遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像の入出力を行う画像処理装置として、いわゆるマルチファンクションデジタル複写機が知られている(図2参照)。このマルチファンクションデジタル複写機は、紙などに記録されている原稿画像を読み取るスキャナ、読み取った画像、あるいはホストコンピュータから送られてくる画像を紙などのメディアに出力するプリンタ、これらスキャナおよびプリンタの動作を制御したり、あるいは種々の画像処理を行うデバイスコントローラ、機器の操作を使用者に提供する操作部、画像データや処理プログラムを一時的あるいは恒久的に記憶するメモリおよびハードディスク等から構成される。
【0003】
上記構成を有するマルチファンクションデジタル複写機では、単に原稿画像を複写するだけでなく、原稿画像に種々の画像処理を施して複写することも可能である。例えば、原稿の白黒を反転させるネガポジ反転処理、原稿の一部のみを複写するトリミング処理、複数の原稿を縮小して1枚の出力用紙上に合成する縮小レイアウト処理などの多様な処理を行うことができる。
【0004】
また、原稿の複写以外にスキャナで読み込んだ画像データをLAN(ネットワーク)経由でホストコンピュータに転送したり、逆にホストコンピュータ上でワープロなどで作成した文書をプリンタでプリント出力させることも可能である。また、原稿画像を遠隔地のファクシミリ装置に送信するファクシミリ送信機能を有していることが一般的である。
【0005】
このような装置では、電源のON/OFF管理は、ハードスイッチやソフトスイッチによる人為的なON/OFF制御、あるいはタイマ設定によるカウントダウン方式のオートシャットダウン制御などによって、一般的に行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、LAN経由でプリントジョブの管理を行っているものの、LAN経由で装置自体の制御や管理を行っていなかった。すなわちLAN上に存在するにもかかわらず、タイマ設定で時限的に電源をOFF/ONしたり、課金カード等により管理・制御する程度であった。また、LAN経由によるマルチファンクションデジタル複写機の電源のON/OFF制御、スリープ制御、あるいは不正使用や機密漏洩の管理等を行っていなかった。さらに、このような装置が複数台接続されている場合、それらを1ヶ所で集中管理して制御することは行われていなかった。
【0007】
そこで、本発明は、ネットワーク経由で電源のON/OFF制御、スリープ制御、あるいは不正使用や機密漏洩の管理など、画像処理装置の遠隔制御を集中的に行うことができる遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遠隔制御システムは、ネットワークに接続された複数の画像処理装置を管理する遠隔制御システムにおいて、前記ネットワークに接続された機器のいずれかを端末とし、該端末の表示画面上に、前記複数の画像処理装置を管理するための管理画面を表示する画面表示手段と、該表示された管理画面上で、前記画像処理装置に関する設定を行う画面設定手段と、前記管理画面上の設定にしたがって、前記ネットワーク経由で、指定された前記画像処理装置の設定を変更する装置変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の遠隔制御方法は、ネットワークに接続された複数の画像処理装置を管理する遠隔制御方法において、前記ネットワークに接続された機器のいずれかを端末とし、該端末の表示画面上に、前記複数の画像処理装置を管理するための管理画面を表示するステップと、該表示された管理画面上で、前記画像処理装置に関する設定を行うステップと、前記管理画面上の設定にしたがって、前記ネットワーク経由で、指定された前記画像処理装置の設定を変更するステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態におけるネットワークを用いた遠隔制御システムの構成を示す図である。図において、101はインターネット等の通信網である。102はハードウェアやソフトウェアのサポートセンタである。103はハードウェアやソフトウェアの販売会社である。104はウェブサーバであり、インターネットに接続され、インターネットユーザに特定のサービスを提供する。105は金融機関106と消費者であるクライアントとの間の決済処理等を行う電子マネーサーバである。107は個人ユーザの端末とインターネット101との接続処理を行うサービスプロバイダである。
【0012】
108はファイアウォールであり、外部通信網であるインターネット101とLAN内部とを接続し、セキュリティ管理などを行う。109はLAN(ネットワーク)に接続されたファイルサーバ110、メールサーバ111、パソコン(PC)112、プリンタ113等の各機器の管理、ユーザ管理、課金情報等のデータ管理などを行う機器管理サーバである。110はデータ管理などを行うファイルサーバであり、必要に応じてマルチファンクションデジタル複写機200やプリンタ113にデータを出力する。
【0013】
図2はマルチファンクションデジタル複写機200の構成を示すブロック図である。このマルチファンクションデジタル複写機(単に、MFPという)200は、紙などに記録されている原稿画像を読み取るスキャナ202、読み取った画像、あるいはLAN121を介して送られてくる画像を紙などのメディアに出力するプリンタ203、これらスキャナ、プリンタの動作を制御したり、あるいは種々の画像処理を行うデバイスコントローラ204、機器の操作を使用者に提供する操作部201、画像データや処理プログラムを一時的あるいは恒久的に記憶するメモリ205およびハードディスク206等から構成される。MFP200は、インターネットが普及した現在、特定のネットワーク(LAN)内に留まらず、ファイアウォール108を介して広く世界中と繋がっている。つまり、MFP200は特定のネットワーク内に留まらず、世界中から管理・制御することが可能である。
【0014】
上記構成を有するMFP200では、ユーザは操作部201から操作し、スキャナ202は操作部201やパソコン112からの指示に従って、画像を入力する。プリンタ113はパソコン112やファイルサーバ110からのデータを印刷する。
【0015】
デバイスコントローラ204は、操作部201やパソコン112からの指示に従って、スキャナ202、プリンタ203、メモリ205、ハードディスク206、あるいはパソコン112との間で画像データの入出力制御を行う。例えば、スキャナ202から取り込んだ画像データをメモリ205やハードディスク206に必要に応じて蓄積したり、パソコン112に出力したり、あるいはプリンタ203で印刷する等の制御を行う。
【0016】
プリンタ113は、パソコン112やファイルサーバ110からの画像データを記録用紙に印刷する。パソコン112は端末装置としてLAN121に接続され、インターネット101を介してウェブサーバ104から提供された情報を閲覧したり、画像データをMFP200やプリンタ113に出力する。尚、ファイアウォール108の内側にLAN121が接続されている上記構成に限らず、サービスプロバイダ107を介してインターネット101に繋がる個人ユーザのPCがファイアウォールの内側に接続される構成であってもよい。
【0017】
このような環境の下、ネットワークを介してMFP200を遠隔制御する場合、その遠隔制御方法として、専用線や電話回線を用いる方法が挙げられるが、本実施形態では、インターネットを用いる場合を示す。前述したように、MFP200は、LAN121上に存在しており、IP(Internet Protocol)アドレスを有する。MFP200をWebサーバと見立て、MFP200がスクリプト言語などを実行することで、機器管理サーバ109やパソコン112はWeb閲覧ツールを用いてアクセスすることが可能である。ここで、スクリプト言語としては、Sun Microsystems社のJava(登録商標)Script(登録商標)が挙げられる。また、Web閲覧ツールとして、Microsoft社のInternet Explorer(登録商標)やNetscape社のNetscape Navigatorなどが挙げられる。
【0018】
このようなWeb閲覧ツールを用いることで、ブラットフォームに依存せず、機器の遠隔制御が可能となる。例えば、Microsoft社のWindows(登録商標)、Apple社のMacOS(登録商標)、Unix(登録商標)などから操作可能である。すなわち、プラットフォームを依存させないことにより、特定の機器管理サーバ109からだけでなく、LAN121上の全てのコンピュータ(端末)から、後述する閲覧画面上でMFP20の設定・解除等の制御を行うことが可能である。
【0019】
図3はWebサーバとしてのMFP200における遠隔制御処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはMFP200内のハードディスク206に格納されており、デバイスコントローラ204によって読み出されて実行される。まず、LAN121に接続されたPC112などの端末から、ウインドウ画面の閲覧要求があるのを待ち(ステップS1)、閲覧要求があると、要求した端末にウインドウ画面ファイルを送信する(ステップS2)。そして、端末からウインドウ画面上の変更要求(例えば、図4における電源設定のON/OFF)があるか否かを判別する(ステップS3)。変更要求がない場合、ステップS1の処理に戻る。
【0020】
一方、変更要求がある場合、変更要求に応じた処理を実行する(ステップS4)。例えば、図4で指定されたMFPに対する電源のON/OFFを行う。そして、ウインドウ画面ファイルを変更し、変更後のウインドウ画面ファイルを端末に送信する(ステップS5)。この後、ステップS1の処理に戻る。
【0021】
図4は電源管理用のウインドウ画面を示す図である。この電源管理用のウインドウ画面はHTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されている。この画面から、LAN121に接続されている複数台のMFPを管理することが可能である。各MFPはID番号301と設置場所302により管理される。また、ID番号301と設置場所302の他に、ウインドウ画面では、機器毎の稼働状況303および電源設定304が管理されている。
【0022】
具体的に、ウインドウ画面は次のように表示されている。すなわち、ID番号「#01」のMFPは、A棟2Fに設置されており、使用中である。ID番号「#02」のMFPは、A棟3Fに設置されており、使用中である。ID番号「#03」のMFPは、B棟2Fに設置されており、電源は入っているが停止中である。ID番号「#04」のMFPは、C棟1Fに設置されており、電源OFFである。実際の機器管理の変更は、電源設定304でON/OFFを設定し、実行ボタン305を押下することにより実行される。尚、ID番号「ALL」の電源設定をON/OFFすることにより、全て(#01〜#04)のMFPの機器管理を同一に揃えることができる。
【0023】
停止中であるID番号「#03」のMFPの電源をOFFにしたい場合、停止中である電源設定304のOFFボタン304aを選択し、実行ボタン305を押下する。これにより、ネットワーク経由で電源OFFの指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示にしたがって、電源をOFFにする。図5は停止中に電源設定304のOFFボタン304aが選択された場合の電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【0024】
また、電源OFFであるID番号「#04」のMFPの電源をONにしたい場合、電源設定304のONボタン304bを選択し、実行ボタン305を押下する。ネットワーク経由で電源ONの指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示により、電源をONにする。図6は電源OFF時に電源設定304のONボタン304bが選択された場合の電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【0025】
このように、第1の実施形態では、ネットワーク経由、特にWeb上で電源のON/OFFを制御することで、管理者が遠隔地にいても、不要に起動している画像処理装置の電源をOFFにすることができ、この結果、余分に消費させる電力量を抑制できる。また、ネットワークを介在させることで、遠隔操作を行うことができる上、1ヶ所で集中管理でき、省人、省力にも寄与できる。
【0026】
尚、本実施形態では、デジタル処理を行うMFPについて示したが、アナログ処理を行う機器であっても、ネットワークワークインターフェース(NIC)を備えるデバイスコントローラを搭載している限り、同様に適用可能である。
【0027】
[第2の実施形態]
前記第1の実施形態では、電源のOFF/ON制御の場合を示したが、第2の実施形態では、電源を完全にOFF/ONするのではなく、通常の電源ONの待機状態よりも消費電力量を抑えた状態であるスリープ状態に設定・解除することも可能である。尚、遠隔制御システムの構成については、前記第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0028】
図7は第2の実施形態におけるスリープ管理用のウインドウ画面を示す図である。電源ONの状態で使用されていない停止中のID番号「#03」の場合、スリープ設定601の設定ボタン601aを選択し、実行ボタン603を押下することによりスリープ設定が実行される。そして、ネットワーク経由でスリープ設定の指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示によりスリープ状態に移行する。
【0029】
逆に、スリープ状態のMFPを強制的に起動状態にする場合、例えば、スリープ状態のID番号「#01」の場合、スリープ設定601の解除ボタン601bを選択し、実行ボタン603を押下することによりスリープ解除が実行される。図8はスリープ設定601の解除ボタン601bが選択された場合のスリープ管理用のウインドウ画面を示す図である。そして、ネットワーク経由でスリープ解除の指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示によりスリープ状態を解除する。
【0030】
電源のOFF/ON制御では、一旦、電源OFFの状態になると、MFP200がカラー機あるいは高速機である場合、再起動までに時間を要するので、本実施形態のスリープ設定・解除の制御は有効である。
【0031】
このように、ネットワーク経由、特に、WEB上でスリープ設定を制御することで、管理者が遠隔地にいても、不要に起動している画像処理装置をスリープモードに移行させることでき、その結果、余分に消費する電力量を抑制できる。また、ネットワークを介在させることで、遠隔操作ができる上、1ヶ所で集中管理でき、省人、省力にも寄与する。
【0032】
尚、第2の実施形態では、前記第1の実施形態と同様、デジタル処理を行うMFPについて示したが、アナログ処理を行う機器であっても、ネットワークワークインターフェース(NIC)を備えるデバイスコントローラを搭載している限り、同様に適用可能である。
【0033】
[第3の実施形態]
前記第1、第2の実施形態では、電源OFF/ON設定、スリープ設定を強制的に実行する場合を示したが、これらを時限的に管理することも可能である。図9は第3の実施形態におけるタイマ設定用のウインドウ画面を示す図である。例えば、ID番号「#01」の場合、時間帯801に電源ON状態にする時間帯「08−18」を指定し、タイマ設定802で、ONボタン802aを選択し、実行ボタン808を押下することにより設定する。ここで、全ての機器を同一時間帯で管理する場合、ID番号「ALL」のタイマ設定ボタン802eを選択して実行すればよい。また、タイマ設定802を特定の機器のみ解除する場合、例えばID番号「#01」の場合、タイマ設定802のOFFボタン802fを選択し、実行すればよい。図10はタイマ設定802のOFFボタン802fを選択する場合のウインドウ画面を示す図である。
【0034】
このように、ネットワーク経由、特に、Web上でタイマ設定を制御することで、管理者が遠隔地にいても、不要に起動している画像処理装置の電源OFF/ONやスリープモードへの移行を時限的に設定することができ、その結果、余分に消費する電力量を抑制できる。また、ネットワークを介在させることで、遠隔操作ができる上、1ヶ所で集中管理ができ、省人、省力にも寄与する。
【0035】
尚、第3の実施形態では、前記第1、第2の実施形態と同様、デジタル処理を行うMFPについて示したが、アナログ処理を行う機器であっても、ネットワークワークインターフェース(NIC)を備えるデバイスコントローラを搭載している限り、同様に適用可能である。
【0036】
[第4の実施形態]
前記第1、第2、第3の実施形態では、タイマ設定を含め、電源OFF/ON設定およびスリープ設定を行う場合を示したが、消費電力量の制御の代わりに、あるいはそれと共に、MFPのハードディスク206にあるデータの機密漏洩管理を行うことも可能である。
【0037】
図11は第4の実施形態におけるアクセス管理用のウインドウ画面を示す図である。例えば、ID番号「#01」の場合、稼動状況1001が使用中であるので、アクセス権禁止設定1002で解除ボタン1003を選択し、アクセス可能にする。また、ID番号「#03」の場合、稼動状況1001が停止中であるので、アクセス権禁止設定1002で設定ボタン1004を選択し、アクセス不可能にする。
【0038】
さらに、アクセス禁止設定を時限的に管理することも可能である。図12はアクセス禁止設定を時限的に管理するアクセス管理用のウインドウ画面を示す図である。例えば、ID番号「#01」の場合、時間帯1101を設定し、アクセス禁止設定1002で設定ボタン1103を選択し、設定時間帯においてはアクセス権を禁止する。一方、アクセス禁止を解除する場合、解除ボタン1104を選択して設定する。
【0039】
尚、MFP本体からでも、アクセス権の設定が可能であるが、アクセス禁止設定を解除してアクセス可能にするためには、アクセス禁止設定1102で解除に設定しておくことで、本体の設定が有効になる。
【0040】
このように、ネットワーク経由、特に、Web上でアクセス権の設定を制御することで、管理者が遠隔地にいても、不正使用や機密漏洩の管理が行える。
【0041】
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
【0042】
例えば、上記実施形態では、MFP200をWebサーバと見立てていたが、Webサーバとしては、LAN121に接続された機器管理サーバ109、パソコン112であってもよい。また、管理されるMFPの台数は特に制限されない。
【0043】
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0044】
上記実施形態では、図3のフローチャートに示すプログラムコードは記憶媒体であるハードディスクに格納されている。プログラムコードを供給する記憶媒体としては、これに限らず、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、CD−R、DVDなどを用いることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、ネットワーク経由で電源のON/OFF制御、スリープ制御、あるいは不正使用や機密漏洩の管理など、画像処理装置の遠隔制御を集中的に行うことができる。また、不要に起動している画像処理装置の電源をOFFにすることで、消費電力量を抑え、不正使用による機密漏洩を抑制できる。また、ネットワークを介在させることで、遠隔操作でき、しかも1ヶ所で集中管理できるので、省人、省力のシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるネットワークを用いた遠隔制御システムの構成を示す図である。
【図2】マルチファンクションデジタル複写機200の構成を示すブロック図である。
【図3】WebサーバとしてのMFP200における遠隔制御処理手順を示すフローチャートである。
【図4】電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図5】停止中に電源設定304のOFFボタン304aが選択された場合の電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図6】電源OFF時に電源設定304のONボタン304bが選択された場合の電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図7】第2の実施形態におけるスリープ管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図8】スリープ設定601の解除ボタン601bが選択された場合のスリープ管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図9】第3の実施形態におけるタイマ設定用のウインドウ画面を示す図である。
【図10】タイマ設定802のOFFボタン802fを選択する場合のウインドウ画面を示す図である。
【図11】第4の実施形態におけるアクセス管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図12】アクセス禁止設定を時限的に管理するアクセス管理用のウインドウ画面を示す図である。
【符号の説明】
112 パソコン
200 MFP
201 操作部
204 デバイスコントローラ
206 ハードディスク
301 ID番号
304 電源設定
601 スリープ設定
802 タイマ設定
1002 アクセス禁止設定
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された複数の画像処理装置を制御する遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像の入出力を行う画像処理装置として、いわゆるマルチファンクションデジタル複写機が知られている(図2参照)。このマルチファンクションデジタル複写機は、紙などに記録されている原稿画像を読み取るスキャナ、読み取った画像、あるいはホストコンピュータから送られてくる画像を紙などのメディアに出力するプリンタ、これらスキャナおよびプリンタの動作を制御したり、あるいは種々の画像処理を行うデバイスコントローラ、機器の操作を使用者に提供する操作部、画像データや処理プログラムを一時的あるいは恒久的に記憶するメモリおよびハードディスク等から構成される。
【0003】
上記構成を有するマルチファンクションデジタル複写機では、単に原稿画像を複写するだけでなく、原稿画像に種々の画像処理を施して複写することも可能である。例えば、原稿の白黒を反転させるネガポジ反転処理、原稿の一部のみを複写するトリミング処理、複数の原稿を縮小して1枚の出力用紙上に合成する縮小レイアウト処理などの多様な処理を行うことができる。
【0004】
また、原稿の複写以外にスキャナで読み込んだ画像データをLAN(ネットワーク)経由でホストコンピュータに転送したり、逆にホストコンピュータ上でワープロなどで作成した文書をプリンタでプリント出力させることも可能である。また、原稿画像を遠隔地のファクシミリ装置に送信するファクシミリ送信機能を有していることが一般的である。
【0005】
このような装置では、電源のON/OFF管理は、ハードスイッチやソフトスイッチによる人為的なON/OFF制御、あるいはタイマ設定によるカウントダウン方式のオートシャットダウン制御などによって、一般的に行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、LAN経由でプリントジョブの管理を行っているものの、LAN経由で装置自体の制御や管理を行っていなかった。すなわちLAN上に存在するにもかかわらず、タイマ設定で時限的に電源をOFF/ONしたり、課金カード等により管理・制御する程度であった。また、LAN経由によるマルチファンクションデジタル複写機の電源のON/OFF制御、スリープ制御、あるいは不正使用や機密漏洩の管理等を行っていなかった。さらに、このような装置が複数台接続されている場合、それらを1ヶ所で集中管理して制御することは行われていなかった。
【0007】
そこで、本発明は、ネットワーク経由で電源のON/OFF制御、スリープ制御、あるいは不正使用や機密漏洩の管理など、画像処理装置の遠隔制御を集中的に行うことができる遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遠隔制御システムは、ネットワークに接続された複数の画像処理装置を管理する遠隔制御システムにおいて、前記ネットワークに接続された機器のいずれかを端末とし、該端末の表示画面上に、前記複数の画像処理装置を管理するための管理画面を表示する画面表示手段と、該表示された管理画面上で、前記画像処理装置に関する設定を行う画面設定手段と、前記管理画面上の設定にしたがって、前記ネットワーク経由で、指定された前記画像処理装置の設定を変更する装置変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の遠隔制御方法は、ネットワークに接続された複数の画像処理装置を管理する遠隔制御方法において、前記ネットワークに接続された機器のいずれかを端末とし、該端末の表示画面上に、前記複数の画像処理装置を管理するための管理画面を表示するステップと、該表示された管理画面上で、前記画像処理装置に関する設定を行うステップと、前記管理画面上の設定にしたがって、前記ネットワーク経由で、指定された前記画像処理装置の設定を変更するステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態におけるネットワークを用いた遠隔制御システムの構成を示す図である。図において、101はインターネット等の通信網である。102はハードウェアやソフトウェアのサポートセンタである。103はハードウェアやソフトウェアの販売会社である。104はウェブサーバであり、インターネットに接続され、インターネットユーザに特定のサービスを提供する。105は金融機関106と消費者であるクライアントとの間の決済処理等を行う電子マネーサーバである。107は個人ユーザの端末とインターネット101との接続処理を行うサービスプロバイダである。
【0012】
108はファイアウォールであり、外部通信網であるインターネット101とLAN内部とを接続し、セキュリティ管理などを行う。109はLAN(ネットワーク)に接続されたファイルサーバ110、メールサーバ111、パソコン(PC)112、プリンタ113等の各機器の管理、ユーザ管理、課金情報等のデータ管理などを行う機器管理サーバである。110はデータ管理などを行うファイルサーバであり、必要に応じてマルチファンクションデジタル複写機200やプリンタ113にデータを出力する。
【0013】
図2はマルチファンクションデジタル複写機200の構成を示すブロック図である。このマルチファンクションデジタル複写機(単に、MFPという)200は、紙などに記録されている原稿画像を読み取るスキャナ202、読み取った画像、あるいはLAN121を介して送られてくる画像を紙などのメディアに出力するプリンタ203、これらスキャナ、プリンタの動作を制御したり、あるいは種々の画像処理を行うデバイスコントローラ204、機器の操作を使用者に提供する操作部201、画像データや処理プログラムを一時的あるいは恒久的に記憶するメモリ205およびハードディスク206等から構成される。MFP200は、インターネットが普及した現在、特定のネットワーク(LAN)内に留まらず、ファイアウォール108を介して広く世界中と繋がっている。つまり、MFP200は特定のネットワーク内に留まらず、世界中から管理・制御することが可能である。
【0014】
上記構成を有するMFP200では、ユーザは操作部201から操作し、スキャナ202は操作部201やパソコン112からの指示に従って、画像を入力する。プリンタ113はパソコン112やファイルサーバ110からのデータを印刷する。
【0015】
デバイスコントローラ204は、操作部201やパソコン112からの指示に従って、スキャナ202、プリンタ203、メモリ205、ハードディスク206、あるいはパソコン112との間で画像データの入出力制御を行う。例えば、スキャナ202から取り込んだ画像データをメモリ205やハードディスク206に必要に応じて蓄積したり、パソコン112に出力したり、あるいはプリンタ203で印刷する等の制御を行う。
【0016】
プリンタ113は、パソコン112やファイルサーバ110からの画像データを記録用紙に印刷する。パソコン112は端末装置としてLAN121に接続され、インターネット101を介してウェブサーバ104から提供された情報を閲覧したり、画像データをMFP200やプリンタ113に出力する。尚、ファイアウォール108の内側にLAN121が接続されている上記構成に限らず、サービスプロバイダ107を介してインターネット101に繋がる個人ユーザのPCがファイアウォールの内側に接続される構成であってもよい。
【0017】
このような環境の下、ネットワークを介してMFP200を遠隔制御する場合、その遠隔制御方法として、専用線や電話回線を用いる方法が挙げられるが、本実施形態では、インターネットを用いる場合を示す。前述したように、MFP200は、LAN121上に存在しており、IP(Internet Protocol)アドレスを有する。MFP200をWebサーバと見立て、MFP200がスクリプト言語などを実行することで、機器管理サーバ109やパソコン112はWeb閲覧ツールを用いてアクセスすることが可能である。ここで、スクリプト言語としては、Sun Microsystems社のJava(登録商標)Script(登録商標)が挙げられる。また、Web閲覧ツールとして、Microsoft社のInternet Explorer(登録商標)やNetscape社のNetscape Navigatorなどが挙げられる。
【0018】
このようなWeb閲覧ツールを用いることで、ブラットフォームに依存せず、機器の遠隔制御が可能となる。例えば、Microsoft社のWindows(登録商標)、Apple社のMacOS(登録商標)、Unix(登録商標)などから操作可能である。すなわち、プラットフォームを依存させないことにより、特定の機器管理サーバ109からだけでなく、LAN121上の全てのコンピュータ(端末)から、後述する閲覧画面上でMFP20の設定・解除等の制御を行うことが可能である。
【0019】
図3はWebサーバとしてのMFP200における遠隔制御処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはMFP200内のハードディスク206に格納されており、デバイスコントローラ204によって読み出されて実行される。まず、LAN121に接続されたPC112などの端末から、ウインドウ画面の閲覧要求があるのを待ち(ステップS1)、閲覧要求があると、要求した端末にウインドウ画面ファイルを送信する(ステップS2)。そして、端末からウインドウ画面上の変更要求(例えば、図4における電源設定のON/OFF)があるか否かを判別する(ステップS3)。変更要求がない場合、ステップS1の処理に戻る。
【0020】
一方、変更要求がある場合、変更要求に応じた処理を実行する(ステップS4)。例えば、図4で指定されたMFPに対する電源のON/OFFを行う。そして、ウインドウ画面ファイルを変更し、変更後のウインドウ画面ファイルを端末に送信する(ステップS5)。この後、ステップS1の処理に戻る。
【0021】
図4は電源管理用のウインドウ画面を示す図である。この電源管理用のウインドウ画面はHTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されている。この画面から、LAN121に接続されている複数台のMFPを管理することが可能である。各MFPはID番号301と設置場所302により管理される。また、ID番号301と設置場所302の他に、ウインドウ画面では、機器毎の稼働状況303および電源設定304が管理されている。
【0022】
具体的に、ウインドウ画面は次のように表示されている。すなわち、ID番号「#01」のMFPは、A棟2Fに設置されており、使用中である。ID番号「#02」のMFPは、A棟3Fに設置されており、使用中である。ID番号「#03」のMFPは、B棟2Fに設置されており、電源は入っているが停止中である。ID番号「#04」のMFPは、C棟1Fに設置されており、電源OFFである。実際の機器管理の変更は、電源設定304でON/OFFを設定し、実行ボタン305を押下することにより実行される。尚、ID番号「ALL」の電源設定をON/OFFすることにより、全て(#01〜#04)のMFPの機器管理を同一に揃えることができる。
【0023】
停止中であるID番号「#03」のMFPの電源をOFFにしたい場合、停止中である電源設定304のOFFボタン304aを選択し、実行ボタン305を押下する。これにより、ネットワーク経由で電源OFFの指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示にしたがって、電源をOFFにする。図5は停止中に電源設定304のOFFボタン304aが選択された場合の電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【0024】
また、電源OFFであるID番号「#04」のMFPの電源をONにしたい場合、電源設定304のONボタン304bを選択し、実行ボタン305を押下する。ネットワーク経由で電源ONの指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示により、電源をONにする。図6は電源OFF時に電源設定304のONボタン304bが選択された場合の電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【0025】
このように、第1の実施形態では、ネットワーク経由、特にWeb上で電源のON/OFFを制御することで、管理者が遠隔地にいても、不要に起動している画像処理装置の電源をOFFにすることができ、この結果、余分に消費させる電力量を抑制できる。また、ネットワークを介在させることで、遠隔操作を行うことができる上、1ヶ所で集中管理でき、省人、省力にも寄与できる。
【0026】
尚、本実施形態では、デジタル処理を行うMFPについて示したが、アナログ処理を行う機器であっても、ネットワークワークインターフェース(NIC)を備えるデバイスコントローラを搭載している限り、同様に適用可能である。
【0027】
[第2の実施形態]
前記第1の実施形態では、電源のOFF/ON制御の場合を示したが、第2の実施形態では、電源を完全にOFF/ONするのではなく、通常の電源ONの待機状態よりも消費電力量を抑えた状態であるスリープ状態に設定・解除することも可能である。尚、遠隔制御システムの構成については、前記第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0028】
図7は第2の実施形態におけるスリープ管理用のウインドウ画面を示す図である。電源ONの状態で使用されていない停止中のID番号「#03」の場合、スリープ設定601の設定ボタン601aを選択し、実行ボタン603を押下することによりスリープ設定が実行される。そして、ネットワーク経由でスリープ設定の指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示によりスリープ状態に移行する。
【0029】
逆に、スリープ状態のMFPを強制的に起動状態にする場合、例えば、スリープ状態のID番号「#01」の場合、スリープ設定601の解除ボタン601bを選択し、実行ボタン603を押下することによりスリープ解除が実行される。図8はスリープ設定601の解除ボタン601bが選択された場合のスリープ管理用のウインドウ画面を示す図である。そして、ネットワーク経由でスリープ解除の指示を受けたMFPは、デバイスコントローラ204の指示によりスリープ状態を解除する。
【0030】
電源のOFF/ON制御では、一旦、電源OFFの状態になると、MFP200がカラー機あるいは高速機である場合、再起動までに時間を要するので、本実施形態のスリープ設定・解除の制御は有効である。
【0031】
このように、ネットワーク経由、特に、WEB上でスリープ設定を制御することで、管理者が遠隔地にいても、不要に起動している画像処理装置をスリープモードに移行させることでき、その結果、余分に消費する電力量を抑制できる。また、ネットワークを介在させることで、遠隔操作ができる上、1ヶ所で集中管理でき、省人、省力にも寄与する。
【0032】
尚、第2の実施形態では、前記第1の実施形態と同様、デジタル処理を行うMFPについて示したが、アナログ処理を行う機器であっても、ネットワークワークインターフェース(NIC)を備えるデバイスコントローラを搭載している限り、同様に適用可能である。
【0033】
[第3の実施形態]
前記第1、第2の実施形態では、電源OFF/ON設定、スリープ設定を強制的に実行する場合を示したが、これらを時限的に管理することも可能である。図9は第3の実施形態におけるタイマ設定用のウインドウ画面を示す図である。例えば、ID番号「#01」の場合、時間帯801に電源ON状態にする時間帯「08−18」を指定し、タイマ設定802で、ONボタン802aを選択し、実行ボタン808を押下することにより設定する。ここで、全ての機器を同一時間帯で管理する場合、ID番号「ALL」のタイマ設定ボタン802eを選択して実行すればよい。また、タイマ設定802を特定の機器のみ解除する場合、例えばID番号「#01」の場合、タイマ設定802のOFFボタン802fを選択し、実行すればよい。図10はタイマ設定802のOFFボタン802fを選択する場合のウインドウ画面を示す図である。
【0034】
このように、ネットワーク経由、特に、Web上でタイマ設定を制御することで、管理者が遠隔地にいても、不要に起動している画像処理装置の電源OFF/ONやスリープモードへの移行を時限的に設定することができ、その結果、余分に消費する電力量を抑制できる。また、ネットワークを介在させることで、遠隔操作ができる上、1ヶ所で集中管理ができ、省人、省力にも寄与する。
【0035】
尚、第3の実施形態では、前記第1、第2の実施形態と同様、デジタル処理を行うMFPについて示したが、アナログ処理を行う機器であっても、ネットワークワークインターフェース(NIC)を備えるデバイスコントローラを搭載している限り、同様に適用可能である。
【0036】
[第4の実施形態]
前記第1、第2、第3の実施形態では、タイマ設定を含め、電源OFF/ON設定およびスリープ設定を行う場合を示したが、消費電力量の制御の代わりに、あるいはそれと共に、MFPのハードディスク206にあるデータの機密漏洩管理を行うことも可能である。
【0037】
図11は第4の実施形態におけるアクセス管理用のウインドウ画面を示す図である。例えば、ID番号「#01」の場合、稼動状況1001が使用中であるので、アクセス権禁止設定1002で解除ボタン1003を選択し、アクセス可能にする。また、ID番号「#03」の場合、稼動状況1001が停止中であるので、アクセス権禁止設定1002で設定ボタン1004を選択し、アクセス不可能にする。
【0038】
さらに、アクセス禁止設定を時限的に管理することも可能である。図12はアクセス禁止設定を時限的に管理するアクセス管理用のウインドウ画面を示す図である。例えば、ID番号「#01」の場合、時間帯1101を設定し、アクセス禁止設定1002で設定ボタン1103を選択し、設定時間帯においてはアクセス権を禁止する。一方、アクセス禁止を解除する場合、解除ボタン1104を選択して設定する。
【0039】
尚、MFP本体からでも、アクセス権の設定が可能であるが、アクセス禁止設定を解除してアクセス可能にするためには、アクセス禁止設定1102で解除に設定しておくことで、本体の設定が有効になる。
【0040】
このように、ネットワーク経由、特に、Web上でアクセス権の設定を制御することで、管理者が遠隔地にいても、不正使用や機密漏洩の管理が行える。
【0041】
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
【0042】
例えば、上記実施形態では、MFP200をWebサーバと見立てていたが、Webサーバとしては、LAN121に接続された機器管理サーバ109、パソコン112であってもよい。また、管理されるMFPの台数は特に制限されない。
【0043】
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0044】
上記実施形態では、図3のフローチャートに示すプログラムコードは記憶媒体であるハードディスクに格納されている。プログラムコードを供給する記憶媒体としては、これに限らず、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、CD−R、DVDなどを用いることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、ネットワーク経由で電源のON/OFF制御、スリープ制御、あるいは不正使用や機密漏洩の管理など、画像処理装置の遠隔制御を集中的に行うことができる。また、不要に起動している画像処理装置の電源をOFFにすることで、消費電力量を抑え、不正使用による機密漏洩を抑制できる。また、ネットワークを介在させることで、遠隔操作でき、しかも1ヶ所で集中管理できるので、省人、省力のシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるネットワークを用いた遠隔制御システムの構成を示す図である。
【図2】マルチファンクションデジタル複写機200の構成を示すブロック図である。
【図3】WebサーバとしてのMFP200における遠隔制御処理手順を示すフローチャートである。
【図4】電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図5】停止中に電源設定304のOFFボタン304aが選択された場合の電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図6】電源OFF時に電源設定304のONボタン304bが選択された場合の電源管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図7】第2の実施形態におけるスリープ管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図8】スリープ設定601の解除ボタン601bが選択された場合のスリープ管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図9】第3の実施形態におけるタイマ設定用のウインドウ画面を示す図である。
【図10】タイマ設定802のOFFボタン802fを選択する場合のウインドウ画面を示す図である。
【図11】第4の実施形態におけるアクセス管理用のウインドウ画面を示す図である。
【図12】アクセス禁止設定を時限的に管理するアクセス管理用のウインドウ画面を示す図である。
【符号の説明】
112 パソコン
200 MFP
201 操作部
204 デバイスコントローラ
206 ハードディスク
301 ID番号
304 電源設定
601 スリープ設定
802 タイマ設定
1002 アクセス禁止設定
Claims (11)
- ネットワークに接続された複数の画像処理装置を管理する遠隔制御システムにおいて、
前記ネットワークに接続された機器のいずれかを端末とし、該端末の表示画面上に、前記複数の画像処理装置を管理するための管理画面を表示する画面表示手段と、
該表示された管理画面上で、前記画像処理装置に関する設定を行う画面設定手段と、
前記管理画面上の設定にしたがって、前記ネットワーク経由で、指定された前記画像処理装置の設定を変更する装置変更手段とを備えたことを特徴とする遠隔制御システム。 - 前記画像処理装置を含む前記ネットワークに接続された機器のいずれかをサーバとし、前記画面表示手段は、前記サーバから送られたファイルを基に、前記端末上の表示画面に前記管理画面を表示することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
- 前記画像処理装置の設定が変更された後、前記画面表示手段は、前記サーバから送られた変更後のファイルを基に、前記管理画面を更新することを特徴とする請求項2記載の遠隔制御システム。
- 前記管理画面には、各画像処理装置の電源設定が表示されており、前記画面設定手段は、前記各画像処理装置の電源設定をオンまたはオフに設定することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
- 前記管理画面には、各画像処理装置のスリープ設定が表示されており、前記画面設定手段は、前記各画像処理装置のスリープ設定をオンまたはオフに設定することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
- 前記管理画面には、各画像処理装置のアクセス禁止設定が表示されており、前記画面設定手段は、前記各画像処理装置のアクセス権を設定または禁止に設定することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
- 前記管理画面には、各画像処理装置のタイマ設定および時間帯が表示されており、前記画面設定手段は、前記タイマ設定をオンまたはオフに設定し、該タイマ設定がオンに設定された場合、指定された時間帯で、前記画像処理装置の設定を有効にすることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の遠隔制御システム。
- 他の画像処理装置とともにネットワークに接続され、該ネットワークに接続された機器のいずれかを端末とし、該端末の表示画面上に表示された管理画面で設定・管理される画像処理装置であって、
前記ネットワーク経由で前記管理画面上の設定を受信する受信手段と、
該受信した管理画面上の設定にしたがって、装置本体の設定を変更する装置変更手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。 - ネットワークに接続された複数の画像処理装置を管理する遠隔制御方法において、
前記ネットワークに接続された機器のいずれかを端末とし、該端末の表示画面上に、前記複数の画像処理装置を管理するための管理画面を表示するステップと、
該表示された管理画面上で、前記画像処理装置に関する設定を行うステップと、
前記管理画面上の設定にしたがって、前記ネットワーク経由で、指定された前記画像処理装置の設定を変更するステップとを有することを特徴とする遠隔制御方法。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の遠隔制御システムを実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを保持する記憶媒体。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の遠隔制御システムを実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有するプログラム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002208086A JP2004056258A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2002208086A Pending JP2004056258A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 遠隔制御システム、画像処理装置、遠隔制御方法、プログラムおよび記憶媒体 |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208086A patent/JP2004056258A/ja active Pending
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