開発者の皆さんは、生成 AI というテクノロジーの力を活用し、よりアクセスしやすく、持続可能で、楽しい世界を創造し、その未来を形作るパワーがあります。
そこで Google は、Gemini API デベロッパー コンペティション を通じて、経験豊富な開発者の方々だけでなく、開発を始めたばかりの方々や、モバイル、ウェブだけでなく、さまざまな開発をしている方々を支援するために、皆さんの作品を世界中のユーザーと共有できる機会を作ります。
このコンペティションは、AI の新時代に何が可能かを再定義するだけでなく、より良い未来に貢献する画期的なアプリケーションの開発をサポートしたいと考えています。新規、既存のアプリに関わらず Gemini API を統合するだけで、素晴らしい賞品を獲得するチャンスをご用意しました。
ウェブの黎明期には、創造性が溢れ出し、つながり、遊び、学ぶためのまったく新しい方法が誕生しましたが、AI も今、同様の変曲点にいます。このコンペティションを通して、皆さんが Gemini API をどのようにアプリに組み込んでいくかを楽しみにしています。
Gemini API を活用して、現実世界の課題に取り組んでください。例えば、リアルタイムでデータを分析する AI 主体の災害対応システム、ユーザーに沿ってカスタマイズされる教育ゲーム、あるいは、期待以上のカスタマー サービスを提供するチャットボットなど、幅広いアプリの開発に取り組んでみてください。
Google AI Studio の Gemini API は、Google の強力な Gemini モデルにより、プロトタイプの作成とビルドを容易にし、チューニング、システム命令、JSON モードなどの機能へのアクセスを提供します。プロンプト ギャラリー からアイデアを得たり、Gemini API cookbook でコード例などをご覧ください。
このコンペティションは、開発者の皆さんの創意工夫を披露する機会を提供するだけでなく、最優秀賞の受賞者には、1981 年型デロリアンをカスタマイズした電動自転車が送られます。
* 日本での公道使用要件や車検などの規約は、ご自身でご確認ください。
* 各賞品授与に際するルールは公式サイトをご確認ください。
コンペティションに対象アプリを応募することで、最優秀賞だけでなく、さまざまな分野の賞を受賞するチャンスがあります。プラットフォームやツール(Android、ARCore、Chrome、Firebase、Flutter)ごとにトップアプリをテクノロジー賞で表彰したり、デベロッパー コミュニティの投票によるピープルズ チョイス賞も設けています。賞の全リスト(賞金総額 100 万 US ドルを含む)とカテゴリを見るには、ai.google.dev/competition にアクセスしてください。
賞品、カテゴリ、リソース、公式ルールの詳細については、ai.google.dev/competition にアクセスしてください。コンテストの応募期間は 2024 年 5 月 15 日から 2024 年 8 月 12 日まで開催されます。応募終了後は、ピープルズ チョイス賞の投票がスタートします。お気に入りのアプリに投票してください!
#buildwithgemini
Posted by Tamao Imura - Google Developer Marketing Manager
この記事は Diego Zavala, Christiaan Brand, Ali Naddaf, Ken Buchanan による Android Developers Blog/Android Developers - Medium の記事 " Bringing passkeys to Android & Chrome " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
2022 年 10 月 12日より、Google は Android と Chrome の両方でパスキーのサポートを開始しました。
パスキーはフィッシングによって侵害される可能性があるパスワードなどの認証要素に代わるもので、安全性が大幅に向上します。パスキーは再利用できず、サーバーの侵害によって漏洩することもないため、ユーザーはフィッシング攻撃から保護されます。また、業界標準 (英語) に基づいて作られており、オペレーティング システムやブラウザのエコシステムに依存せずに動作し、ウェブサイトでもアプリでも利用できます。
パスキーはパスワードの自動入力という既存の仕組みに基づいているので、おなじみの UX パターンに従います。エンドユーザーは、保存してあるパスワードを使うときと同じ操作でパスキーを利用できます。つまり、指紋などの既存のデバイスの画面ロック解除キーを提示するだけです。ユーザーのスマートフォンやコンピュータに保存されたパスキーは、クラウドを通してバックアップと同期されるので、デバイスを紛失してもロックアウトされることはありません。さらに、スマートフォンに保存されているパスキーを使って、そばにある別のデバイスからアプリやウェブサイトにログインすることもできます。
10 月 12 日のサポート開始により、パスキーに関する作業が大きな節目を迎え、次の 2 つの主な機能が実現できるようになったことをお知らせします。
さっそく試してみたいデベロッパーの皆さんは、Google Play 開発者サービスのベータ版 (英語) に登録し、Chrome Beta を使ってみてください。どちらの機能も、今年中に安定版チャンネルで一般公開版として利用できるようになる予定です。
2022 年の次のマイルストーンとして、ネイティブ Android アプリ向けの API を提供する予定です。ウェブ API を使って作成したパスキーは、同じドメインを使うアプリでシームレスに利用できます。その逆も同様です。ネイティブ API を使うと、パスキーと保存したパスワードのどちらかを選ぶ仕組みを統一的に扱うアプリを作ることができます。パスワードとパスキーの両方でおなじみのシームレスな UX を使えるので、ユーザーやデベロッパーは徐々にパスキーに移行しやすくなります。
エンドユーザーは、わずか 2 ステップでパスキーを作成できます。(1)パスキーのアカウント情報を確認し、(2)プロンプトに従って指紋や顔などの画面ロック解除キーを提示します。
ログイン操作も同じように簡単です。(1)ログインに使うアカウントを選択し、(2)プロンプトに従って指紋や顔などの画面ロック解除キーを提示します。
スマートフォンに保存したパスキーは、そばにあるデバイスからログインする際に使うこともできます。たとえば、Android ユーザーは Mac の Safari からパスキー対応のウェブサイトにログインできます。同じように、パスキーは Chrome でもサポートされているので、たとえば Windows の Chrome ユーザーが iOS デバイスに保存されているパスキーを使ってログインすることもできます。
パスキーは業界標準に基づいて作られているので、Windows、macOS、iOS、ChromeOS など、プラットフォームやブラウザが違っても、同じユーザー エクスペリエンスを提供できます。
私たちは、Apple や Microsoft などの同じ業界の企業、FIDO Alliance (英語) のメンバー、W3C (英語) と協力し、何年もかけて (英語) 安全な認証標準の検討を進めています。W3C WebAuthn (英語) や FIDO 標準は、制定時よりサポートしています。
今回重要な節目ではありますが、これでこの取り組みが終わるわけではありません。Google は、パスワードや新たに導入されたパスキーを保存する場所をユーザーが自由に選べる世界に向けて、これからも注力し続けます。来年には、Android に変更を加え、サードパーティのパスワードマネージャーがパスキーをサポートできるようにする予定なので、今後の最新情報にご注目ください。