9日開かれる豊かな海づくり大会に参列するため、天皇皇后両陛下が三重県を訪問されました。最初に向かわれたのは、絶滅危惧種のラッコやジュゴンを日本で唯一飼育する鳥羽水族館です。飼育員がラッコの視力や体力を確認するため、ガラス面に餌を投げつけるとラッコは勢いよくジャンプしていました。陛下が「ラッコは目がいいんですか?」と尋ね皇后さまは「どうやってジャンプをしているのですか」などと質問し、かわいらしいラッコのしぐさにさかんに手を振られていました。水族館では、9日の海づくり大会で放流予定の三重県の名産・伊勢エビの稚エビなどが展示されていました。地元の魚の説明をする水産高校の生徒が、将来サーモンの養殖をやりたいと話すと皇后さまは、「夢をかなえて」と励まされていました。