データと AI アセットを安全かつ簡単に共有できます。組織内外でデータアセットを効率的かつ安全に共有することで、データの信頼性と費用の課題に対処します。
データ、ML モデル、その他の分析アセットを交換することで、データ イニシアチブの ROI を高める
Google、商用データ プロバイダ、またはパートナー独自のデータセットを使ってイノベーションを促進する
安全かつプライバシーが保護された環境で、共有データセットの公開またはサブスクライブにかかる時間を短縮する
利点
BigQuery のスケーラビリティと柔軟性を活用して、データ エクスチェンジの公開、検出、サブスクライブ、分析への組み込みを合理化します。データを移動する必要はありません。
BigQuery は、データや分析アセットへのアクセスを効率化します。内部データセットに加えて、Looker Blocks や Google トレンドのデータなどの一般公開、業界、Google のデータセットにアクセスできます。
BigQuery 内で共有されるデータには、Cloud KMS、Cloud IAM、VPC セキュリティ管理などの詳細なガバナンス、暗号化、セキュリティが自動的に適用されます。
主な機能
BigQuery では、以前 Analytics Hub で利用可能だった機能を完全に統合するなど、データと AI アセットの共有を組み込みで提供できるようになりました。BigQuery の共有機能を使用すると、データ エクスチェンジを作成して、組織内の他のチームや他の組織とデータアセットを共有できます。BigQuery のテクノロジーを活用して、Google トレンドのような独自のデータセットを含む内部および外部アセットのライブラリをキュレートできます。
共有データセットは、データ パブリッシャーが定義した BigQuery 内のテーブルとビューのコレクションであり、プロジェクト間 / 組織間の共有の単位を構成します。データ サブスクライバーは、不透明で読み取り専用のリンク済みデータセットをプロジェクトと VPC 境界の内部で取得します。これを独自のデータセットと組み合わせたり、Google Cloud または Google パートナーのソリューションに接続したりできます。 たとえば小売業者は、過去の売上データと気象、ウェブ クリックストリーム、Google トレンドのデータを自社の BigQuery プロジェクトで結合してから、単一のエクスチェンジを作成してサプライ チェーンの数千社のベンダーと BigQuery 内でリアルタイムの出力として需要予測を共有できます。パブリッシャーは、メタデータの追加、サブスクライバーの追跡、集計された使用状況の指標の確認が可能です。
エクスチェンジは、共有を目的として設計されたデータアセットと分析アセットのコレクションです。 管理者は、エクスチェンジ内のデータセットのリスティングを管理することで、エクスチェンジを簡単にキュレートできます。 メタデータが豊富であれば、サブスクライバーが探しているデータを見つけたり、そのデータに関連付けられた分析アセットを活用したりするのに役立ちます。 BigQuery 内のエクスチェンジはデフォルトでは非公開ですが、きめ細かいロールと権限を簡単に設定して、適切なオーディエンスに大規模にデータを配信することができます。データ パブリッシャーは、すべての共有データセットのサブスクリプションを簡単に表示して管理できるようになりました。管理者は、監査ログと情報スキーマを使用して BigQuery Sharing の使用状況をモニタリングできるようになっただけでなく、VPC Service Controls を適用してデータを安全に共有できるようになりました。
基盤となるデータを BigQuery 内でコピーまたは移動することなく、お客様とパートナーが共同作業するための低信頼環境を構築します。これにより、BigQuery SQL インターフェースでプライバシーを強化する変換を実行し、使用状況をモニタリングすることで、共有データに対するプライバシーの脅威を検出できます。インフラストラクチャや組み込みの BI および AI / ML を管理することなく、BigQuery のスケーリングのメリットを享受できます。 データ クリーンルームのユースケースをご確認ください。
効率のよい検索エクスペリエンスで、関連するデータセットを参照し、素早く探すことができます。BigQuery で組織の内部データセットを簡単に検索できるだけでなく、Google トレンドや Earth Engine などの Google データセット、Crux などのパートナーによる商用データセット、Google Cloud Marketplace で入手できる一般公開データセットも使用できます。
Google とのパートナーシップを通じて Analytics Hub と BigQuery を活用し、400 名以上の統計学者やデータモデル設計者にデータを提供するとともに、パートナーである金融機関と安全にデータを共有できることを嬉しく思います。
Equifax データ ファブリックおよびデシジョン サイエンス担当シニア バイス プレジデント、Kumar Menon 氏
ドキュメント
リスティングは、パブリッシャーがデータ エクスチェンジに掲載する共有データセットへの参照です。BigQuery データ共有のパブリッシャーとして掲載情報を管理する方法を学習します。
料金
BigQuery Sharing の料金設定は BigQuery の基本的な価格体系に基づいており、データ パブリッシャーとデータ サブスクライバーには次のような違いがあります。
エクスチェンジにデータを公開している組織は、BigQuery のストレージ料金に従って、そのデータのストレージの料金を支払います。
エクスチェンジからデータをサブスクライブしている組織は、その組織内のクエリ処理に対してのみ、BigQuery 料金プラン(定額またはオンデマンド)に基づいて支払います。
詳しい料金情報については、BigQuery の料金設定ガイドをご覧ください。
パートナー
データ プロバイダとしての参加にご興味をお持ちの場合は、Google Cloud セールスチームにお問い合わせください。